JP2006298259A - 助手席用エアバッグ制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】助手席用エアバッグが不必要に展開してしまうことを回避するとともに、子供が着座した場合の安全性に配慮しつつも安価な着座センサを採用可能にする。
【解決手段】助手席乗員の着座を検出する着座センサ10と、イグニッションスイッチ50をオン操作した際に、着座センサ10により乗員着座が検出され、かつ、助手席用エアバッグが展開可能でない展開不可状態である場合に、前記展開不可状態である旨をドライバーに報知するインジケータ20と、ドライバーにより操作され、助手席用エアバッグが展開可能である展開可能状態と前記展開不可状態とを切替制御する操作スイッチ30とを備える。これにより、助手席用エアバッグのオン展開不可状態の切り替えはドライバーの判断に委ねられるので、着座した乗員が大人であるか子供であるかを確実に検出する必要性を無くすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】助手席乗員の着座を検出する着座センサ10と、イグニッションスイッチ50をオン操作した際に、着座センサ10により乗員着座が検出され、かつ、助手席用エアバッグが展開可能でない展開不可状態である場合に、前記展開不可状態である旨をドライバーに報知するインジケータ20と、ドライバーにより操作され、助手席用エアバッグが展開可能である展開可能状態と前記展開不可状態とを切替制御する操作スイッチ30とを備える。これにより、助手席用エアバッグのオン展開不可状態の切り替えはドライバーの判断に委ねられるので、着座した乗員が大人であるか子供であるかを確実に検出する必要性を無くすることができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、助手席用エアバッグを展開可能な展開可能状態または展開不可状態に切り替え制御する、助手席用エアバッグ制御システムに関するものである。
従来、特許文献1、2に記載されているように、車両の助手席への乗員着座を検出する着座センサを備え、この着座センサにて助手席への乗員着座が検出された場合に、助手席用エアバッグを展開可能な展開可能状態にすることを自動的に行う制御システムが知られている。この制御システムによれば、助手席乗員が不在であるにも拘わらず車両衝突にともなって助手席用エアバッグが展開してしまうことを回避できるため、助手席用エアバッグの再設置による修理コストの大幅アップを抑制できる。
このように、安全装置としてのエアバッグを自動的に制御する従来の制御システムでは、着座した乗員が大人であるか子供であるかをも確実に検出することが要求される。つまり、展開した助手席用エアバッグが助手席に着座している子供を過度に圧迫してしまうことを回避する必要があり、子供が着座している場合には助手席用エアバッグを展開可能状態にすることを禁止するように制御する必要が有る。
そこで、特許文献1、2に記載の制御システムでは、前述の着座センサを、助手席着座面の下方4角に配置された4つの歪ゲージにて構成している。そして、これら4つの歪ゲージの各々にて検出された荷重の総和が設定値を超えていなければ、誰も着座していない、或いは子供が着座していると判定し、助手席用エアバッグを展開可能状態にすることを禁止している。
特開平9−150662号公報
特開2004−314962号公報
しかしながら、このように助手席用エアバッグを自動的に制御する従来の制御システムでは、前述したように着座した乗員が大人であるか子供であるかを確実に検出する必要性が生じるため、歪ゲージを多数個(特許文献1、2では4個)必要とするとともに高精度の歪ゲージを採用しなければならず、着座センサの大幅なコストアップを招いてしまう。
本発明は、上記点に鑑み、子供が着座した場合の安全性に配慮しつつ助手席用エアバッグが不必要に展開してしまうことを回避できるようにすることを、安価な着座センサで実現できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
車両の助手席シートに設けられて乗員着座を検出する着座センサと、
車両の走行を許可する走行許可スイッチをオン操作した際に、前記着座センサにより乗員着座が検出され、かつ、助手席用エアバッグが展開可能でない展開不可状態である場合に、前記展開不可状態である旨をドライバーに報知する警告報知装置と、
ドライバーにより操作され、前記助手席用エアバッグが展開可能である展開可能状態と前記展開不可状態とを切替制御する操作スイッチとを備えることを要旨とする。
車両の助手席シートに設けられて乗員着座を検出する着座センサと、
車両の走行を許可する走行許可スイッチをオン操作した際に、前記着座センサにより乗員着座が検出され、かつ、助手席用エアバッグが展開可能でない展開不可状態である場合に、前記展開不可状態である旨をドライバーに報知する警告報知装置と、
ドライバーにより操作され、前記助手席用エアバッグが展開可能である展開可能状態と前記展開不可状態とを切替制御する操作スイッチとを備えることを要旨とする。
なお、特許請求の範囲に記載の「走行許可スイッチをオン操作」の具体例として、エンジン駆動の車両においてイグニッションスイッチをオン操作する場合や、電動モータ駆動の車両において走行を許可するスタートスイッチをオン操作する場合等が挙げられる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の乗降サポート付車両用シートにおいて、前記着座センサにより乗員着座が検出されていない場合には、強制的に前記展開可能な状態となるように前記助手席用エアバッグを制御することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の乗降サポート付車両用シートにおいて、前記着座センサにより乗員着座が検出されていない場合には、強制的に前記展開不可状態となるように前記助手席用エアバッグを制御することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の乗降サポート付車両用シートにおいて、前記操作スイッチによるオン操作およびオフ操作のいずれの操作もなされていない場合には、強制的に前記展開可能な状態となるように前記助手席用エアバッグを制御することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の乗降サポート付車両用シートにおいて、前記操作スイッチによるオン操作およびオフ操作のいずれの操作もなされていない場合には、強制的に前記展開不可状態となるように前記助手席用エアバッグを制御することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の乗降サポート付車両用シートにおいて、前記操作スイッチによるオン操作およびオフ操作のいずれの操作もなされていない状態が、前記走行許可スイッチをオン操作してから所定時間以上継続した場合には、前記展開不可状態から前記展開可能な状態に強制的に切り替える切替制御を実行することを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の乗降サポート付車両用シートにおいて、前記操作スイッチによるオン操作およびオフ操作のいずれの操作もなされていない状態が前記所定時間以上継続したことに加え、車速が所定値以上となった場合に前記切替制御を実行することを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、操作スイッチにより助手席用エアバッグの展開可能状態と展開不可状態とを切替制御することができるので、助手席用エアバッグが不必要に展開してしまうことを回避できる。そして、助手席用エアバッグの展開可能状態と展開不可状態との切り替えは、ドライバーの判断に委ねられるので、着座した乗員が大人であるか子供であるかを確実に検出する必要性を、無くすることができる。よって、子供が着座した場合の安全性に配慮しつつも安価な着座センサを採用することができる。
さらに請求項1に記載の発明によれば、走行を開始しようとするドライバーは、操作スイッチによる助手席用エアバッグのオンオフ操作を警告報知装置により促されるので、ドライバーが操作スイッチを操作し忘れてしまうことを抑制できることは勿論のこと、ドライバーは、走行を開始しようとする毎に助手席用エアバッグのオンオフ判断を促されるので、ドライバーの安全意識を高めさせることができる。
ここで、着座センサにより乗員着座が検出されていない場合に、予め設定された作動となるように助手席用エアバッグを制御して好適である。すなわち、請求項2に記載の如く強制的に展開可能状態となるように制御して好適であり、或いは、請求項3に記載の如く強制的に展開不可状態となるように制御しても好適である。
また、操作スイッチによるオン操作およびオフ操作のいずれの操作もなされない場合に、予め設定された作動となるように助手席用エアバッグを制御して好適である。すなわち、請求項4に記載の如く強制的に展開可能状態となるように制御して好適であり、或いは、請求項5に記載の如く強制的に展開不可状態となるように制御しても好適である。
請求項6に記載の発明によれば、操作スイッチにより展開可能状態となるように操作すべきであった場合において、ドライバーがその操作をし忘れていた場合であっても、走行許可スイッチをオン操作してから所定時間以上継続した場合には、展開不可状態から展開可能状態に強制的に切り替わるので、好適である。また、請求項7に記載の如く、所定時間以上継続したことに加え、車速が所定値以上となった場合に展開可能状態に強制的に切り替わるようにしても好適である。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態について図1〜図5に従って説明する。
以下、本発明を具体化した第1実施形態について図1〜図5に従って説明する。
本実施形態に係る助手席用エアバッグ制御システムは、エンジン駆動の乗用車に適用されたものであり、図1に示すように、着座センサ10、警告表示(報知)装置としてのインジケータ20、操作スイッチ30およびエアバッグECU40から構成されている。
図2は着座センサ10の正面図、図3は図2のA−A断面図であり、これらの図2、図3に示すように、着座センサ10は、上部フィルム11、スペーサ12、下部フィルム13、および取付用粘着シート14を順に積層して構成された、シート状のセンサである。そして、該着座センサ10は、乗用車の助手席シートの座面下に配置されている。
なお、上部フィルム11および下部フィルム13は、ポリエチレンテレフタレート(PET)又はポリエチレンナフタレート(PEN)等からなり、厚さが例えば75乃至125μmのフィルムであり、選択的に銀又はカーボン等の導電性ペーストが印刷されている。この導電性ペーストにより、上部フィルム11の下面には、複数個の上部接点11aとこれらの上部接点11aを樹枝状に接続する上部電極回路11bが形成され、下部フィルム13の上面には、上部接点11aと対向するように配置された下部接点13aとこれらの下部接点13aを樹枝状に接続する下部電極回路13bが形成されている。
スペーサ12は、PET又はPEN等からなる電気絶縁材にて構成されており、上部フィルム11と下部フィルム13との間に介装されている。このスペーサ12のうち、上部接点11aと下部接点13aとが対向する位置には、開口部12aが設けられている。そして、スペーサ12と上部フィルム11及び下部フィルム13とは、スペーサ12の両面に塗布された粘着剤により接着されている。
取付用粘着シート14は、下部フィルム13のうちスペーサ12と反対側(下側)の面に貼り付けられており、裏面粘着シート12の下側の面には、離型紙14aが貼り付けられている。着座センサ10を助手席シートに取付ける際には、離型紙14aを剥がし取付用粘着シート14を助手席シートの所定位置に貼り付ければよい。
更に、全ての上部接点11aを接続する上部電極回路11bの基幹部、及び全ての下部接点13aを接続する下部電極回路13bの基幹部には、防水構造のコネクタ15を介して接続されたハーネスから、夫々、電圧が印加されている。
このように構成された着座センサ10においては、上部接点11aと下部接点13aとが対向する位置に空隙部12bが形成されており、この空隙部12bの位置で、図3に示すようにスイッチが構成されている。従って、コネクタ15を介して上部電極回路11b及び下部電極回路13bに電圧が印加された状態で、着座センサ10の上下方向に荷重がかかると、上部接点11aと下部接点13aとが接触してスイッチが展開可能状態となり、荷重が印加されていない状態では、スイッチは展開不可状態である。これにより、着座センサ10が取付けられた座席に人が座っているか否かを検出することができる。
図4は、上部電極回路11b及び下部電極回路13bから構成される、着座センサ10の電気回路10aを示しており、この電気回路10aには、断線検知抵抗体16および短絡検知抵抗体17が備えられている。断線検知抵抗体16は、電気回路10aの基部端子10bに電気的に最も遠くに配置され、短絡検知抵抗体17は、前記基部端子10bに電気的に最も近くに配置されている。なお、これらの抵抗体16、17の厚さは例えば5乃至20μmであり、その抵抗値は例えば5乃至15kΩである。
従って、電気回路10a内にて断線および短絡が生じていなければ、いずれのスイッチもオフとなっている場合において、断線検知抵抗体16および短絡検知抵抗体17の抵抗値に応じた電流が基部端子10b間に流れることとなる。これに対し、電気回路10a内にて断線が生じていれば、基部端子10b間に電流が流れないこととなる。よって、いずれのスイッチもオフとなっている場合において基部端子10b間にて電流が流れているか否か(電圧が生じているか否か)を判定することで、電気回路10a内にて断線が生じているか否かを判定できる。
また、電気回路10a内にて短絡が生じていれば、断線検知抵抗体16の抵抗値とは無関係に、短絡検知抵抗体17の抵抗値のみに応じた電流が基部端子10b間に流れることとなる。よって、いずれのスイッチもオフとなっている場合において基部端子10b間の電流値または電圧値を測定することで、電気回路10a内にて短絡が生じているか否かを判定できる。
インジケータ20は、ドライバーが運転席に着座しながら(或いは運転しながら)視認可能な位置に配置されている。具体的には、インストルメントパネルに設置されたメーターの表示面にインジケータ20を配置したり、また、ヘッドアップディスプレイ表示装置によりフロントウインドシールドに投影表示される表示内容の一部としてインジケータの如く警告表示するようにしてもよい。操作スイッチ30は、ドライバーが運転席に着座しながら(或いは運転しながら)操作可能な位置に配置されている。具体的には、インストルメントパネル、ステアリング、またはドアトリム等に配置されている。
そして、図1に示すように、エアバッグECU40には、イグニッションスイッチ(走行許可スイッチ)のオンオフ信号、着座センサ10のオンオフ信号、および操作スイッチ30のオンオフ信号等が、入力信号として入力される。また、エアバッグECU40からは、インジケータ20を作動させる信号、および助手席用エアバッグの駆動制御を行うエアバッグコントローラ60を作動させる信号等が、出力信号として出力される。なお、エアバッグECU40は、CPU、ROMおよびRAM等からなるマイクロコンピュータと、入力処理回路と、出力処理回路と、電源回路等から構成されている。
図5は、エアバッグECU40のマイクロコンピュータによる制御を示すフローチャートであり、はじめに、ステップS10において、イグニッションスイッチがオンとなっているか否かを判定し、オフ判定であればステップS10の処理を繰り返し実行し、オン判定であればステップS20に進む。
ステップS20では、助手席に乗員が着座して着座センサ10からオン信号がエアバッグECU40に入力されているか否かを判定し、オフ判定であればステップS70に進み、助手席用エアバッグが展開可能でない状態(以降、展開不可状態と呼ぶ)となるように、エアバッグコントローラ60にオフ信号を出力する。これにより、助手席に乗員が不在である場合には、助手席用エアバッグは常時展開不可状態となる。
一方、オン判定であればステップS30に進み、インジケータ20を点灯または点滅させるように、オン信号をインジケータ20に向けて出力する。従って、走行許可スイッチとしてのイグニッションスイッチ50がオンであり、かつ、助手席乗員が着座したことを条件として、インジケータ20は作動する。
ステップS30にてインジケータ20を作動させた後ステップS40に進み、操作スイッチ30からの入力信号が、助手席用エアバッグが展開可能である状態(以降、展開可能状態と呼ぶ)にするオン信号であるか、展開不可状態にするオフ信号であるかを判定する。オフ信号判定の場合には前述のステップS70に進み助手席用エアバッグを展開不可状態に制御する。一方、オン信号判定の場合には、ステップS50に進み、助手席用エアバッグが展開可能状態となるように、エアバッグコントローラ60にオン信号を出力する。そして、ステップS50、S70の処理が実行されるとステップS60に進み、インジケータ20の作動を停止(消灯)させて、処理はリターンに抜ける。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)操作スイッチ30により助手席用エアバッグの展開可能状態と展開不可状態とを切替制御することができるので、助手席用エアバッグが不必要に展開してしまうことを回避できる。
(2)助手席用エアバッグの展開可能状態と展開不可状態との切り替えは、ドライバーの判断に委ねられるので、着座した乗員が大人であるか子供であるかを確実に検出する必要性を、無くすることができる。よって、子供が着座した場合の安全性に配慮しつつも安価な シート状の着座センサ10を採用することができる。
(3)イグニッションスイッチ50をオン操作して走行を開始しようとするドライバーは、操作スイッチ30による助手席用エアバッグのオンオフ操作をインジケータ20により促されるので、ドライバーが操作スイッチ30を操作し忘れてしまうことを抑制できることは勿論のこと、ドライバーは、走行を開始しようとする毎に助手席用エアバッグのオンオフ判断を促されるので、ドライバーの安全意識を高めさせることができる。
(4)安全装置としてのエアバッグを制御するシステムでは、着座センサ10の断線および短絡を確実に検出することが特に要求される。これに対し、本実施形態では、着座センサ10の電気回路10aに断線検知抵抗体16および短絡検知抵抗体17を備えることで断線および短絡を検出できるので、好適である。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、ステップS20に示す如く、助手席に乗員が不在である場合には、助手席用エアバッグは常時展開不可状態となるように制御しているが、本実施形態では、助手席に乗員が着座している場合には、助手席用エアバッグは常時展開可能状態となるように制御している。
上記第1実施形態では、ステップS20に示す如く、助手席に乗員が不在である場合には、助手席用エアバッグは常時展開不可状態となるように制御しているが、本実施形態では、助手席に乗員が着座している場合には、助手席用エアバッグは常時展開可能状態となるように制御している。
図6を用いてより具体的に説明すると、ステップS20において、助手席に乗員が着座しておらず着座センサ10からオフ信号がエアバッグECU40に入力されていると判定された場合には、ステップS70ではなくステップS50に進み、助手席用エアバッグが展開可能状態となるように、エアバッグコントローラ60にオン信号を出力する。
なお、ステップS20にてオフ判定である場合にステップS50に進む以外に関する本実施形態の制御およびハード構成は、第1実施形態の構成と同じであるため、図6にて第1実施形態と同様の符号を付し、それらの制御の説明を援用する。
(第3実施形態)
上記第1および第2実施形態では、ステップS40に示す如く、操作スイッチ30がオン操作されたかオフ操作されたかに応じて助手席用エアバッグの展開可能状態と展開不可状態とを切り替え制御しており、操作スイッチ30によるオン操作およびオフ操作のいずれの操作もなされなかった場合には、前回の操作がオン操作であったかオフ操作であったかに応じて展開可能状態と展開不可状態とが切り替え制御されることとなる。これに対し、本実施形態では、操作スイッチ30が何も操作されなかった場合には、助手席用エアバッグは常時展開不可状態となるように制御される。
上記第1および第2実施形態では、ステップS40に示す如く、操作スイッチ30がオン操作されたかオフ操作されたかに応じて助手席用エアバッグの展開可能状態と展開不可状態とを切り替え制御しており、操作スイッチ30によるオン操作およびオフ操作のいずれの操作もなされなかった場合には、前回の操作がオン操作であったかオフ操作であったかに応じて展開可能状態と展開不可状態とが切り替え制御されることとなる。これに対し、本実施形態では、操作スイッチ30が何も操作されなかった場合には、助手席用エアバッグは常時展開不可状態となるように制御される。
図7を用いてより具体的に説明すると、ステップS30に続くステップS41において、インジケータ20が作動した後に、操作スイッチ30が操作されたか否かを判定し、何も操作されなかったと判定された場合(S41:No)には、ステップS70に進み助手席用エアバッグが展開不可状態となるように制御する。一方、オン操作またはオフ操作がなされたと判定された場合(S41:Yes)には、ステップS51に進み、操作スイッチ30の操作内容に応じて、助手席用エアバッグの展開可能状態と展開不可状態とを切り替え制御する。
なお、第1実施形態に係るステップS40をステップS41に変更し、ステップS50をステップS51に変更した以外は、本実施形態の制御およびハード構成は第1実施形態の構成と同じであるため、図7にて第1実施形態と同様の符号を付し、それらの制御の説明を援用する。
(他の実施形態)
上記第3実施形態では、操作スイッチ30による操作がなされない場合に、助手席用エアバッグを強制的に展開不可状態となるように制御しているが、本発明の実施にあたり、操作スイッチ30による操作がなされない場合に、助手席用エアバッグを強制的に展開可能状態となるように制御してもよい。また、操作スイッチ30による操作がなされない状態が、走行許可スイッチ50をオン操作してから所定時間以上継続した場合に、助手席用エアバッグを強制的に展開可能状態または展開不可状態にするようにしてもよい。
上記第3実施形態では、操作スイッチ30による操作がなされない場合に、助手席用エアバッグを強制的に展開不可状態となるように制御しているが、本発明の実施にあたり、操作スイッチ30による操作がなされない場合に、助手席用エアバッグを強制的に展開可能状態となるように制御してもよい。また、操作スイッチ30による操作がなされない状態が、走行許可スイッチ50をオン操作してから所定時間以上継続した場合に、助手席用エアバッグを強制的に展開可能状態または展開不可状態にするようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態の変形形態として、助手席に乗員が不在であり、かつ、走行許可スイッチ50をオン操作してから所定時間以上継続した場合に、助手席用エアバッグを強制的に展開可能状態または展開不可状態にするようにしてもよい。また、これらの制御に係る「所定時間以上継続した場合」の条件に加え、車速が所定値以上となった場合に助手席用エアバッグを強制的に展開可能状態または展開不可状態にするようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、インジケータ20をエアバッグECU40が直接制御しているが、エアバッグECU40からの制御信号を、メータの作動を制御するメータECUに出力し、該メータECUがインジケータ20の作動を制御するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、エンジン駆動の車両においてイグニッションスイッチ50をオン操作することを条件としてステップS20に進むように制御しているが、エンジンおよび電動モータの両駆動源を備えたハイブリッド車両や、電動モータ駆動の燃料電池車両等において、走行を許可するスタートスイッチをオン操作することを条件としてステップS20に進むように制御してもよい。
上記各実施形態における助手席用エアバッグは、その設置場所を限定されるものではなく、例えば、インストルメントパネルの上面に設置されて助手席乗員の上半身に向けて正面から展開するエアバッグでもよいし、助手席シートの横側部分に配置されて助手席乗員の側方から展開するサイドエアバッグでもよいし、ドアトリムの上部に設置されて助手席乗員の側方から展開するカーテンエアバッグでもよいし、インストルメントパネルの下部に設置されて助手席乗員の上半身に向けて正面から展開するニーエアバッグでもよい。
10・・・着座センサ 20・・・インジケータ(警告報知装置) 30・・・操作スイッチ 40・・・エアバッグECU
Claims (7)
- 車両の助手席シートに設けられて乗員着座を検出する着座センサと、
車両の走行を許可する走行許可スイッチをオン操作した際に、前記着座センサにより乗員着座が検出され、かつ、助手席用エアバッグが展開可能でない展開不可状態である場合に、前記展開不可状態である旨をドライバーに報知する警告報知装置と、
ドライバーにより操作され、前記助手席用エアバッグが展開可能な状態と前記展開不可状態とを切替制御する操作スイッチとを備えることを特徴とする、助手席用エアバッグ制御システム。 - 前記着座センサにより乗員着座が検出されていない場合には、強制的に前記展開可能な状態となるように前記助手席用エアバッグを制御することを特徴とする、請求項1に記載の助手席用エアバッグ制御システム。
- 前記着座センサにより乗員着座が検出されていない場合には、強制的に前記展開不可状態となるように前記助手席用エアバッグを制御することを特徴とする、請求項1に記載の助手席用エアバッグ制御システム。
- 前記操作スイッチによるオン操作およびオフ操作のいずれの操作もなされていない場合には、強制的に前記展開可能な状態となるように前記助手席用エアバッグを制御することを特徴とする、請求項1に記載の助手席用エアバッグ制御システム。
- 前記操作スイッチによるオン操作およびオフ操作のいずれの操作もなされていない場合には、強制的に前記展開不可状態となるように前記助手席用エアバッグを制御することを特徴とする、請求項1に記載の助手席用エアバッグ制御システム。
- 請求項5に記載の助手席用エアバッグ制御システムにおいて、
前記操作スイッチによるオン操作およびオフ操作のいずれの操作もなされていない状態が、前記走行許可スイッチをオン操作してから所定時間以上継続した場合には、前記展開不可状態から前記展開可能な状態に強制的に切り替える切替制御を実行することを特徴とする、助手席用エアバッグ制御システム。 - 請求項6に記載の助手席用エアバッグ制御システムにおいて、
前記操作スイッチによるオン操作およびオフ操作のいずれの操作もなされていない状態が前記所定時間以上継続したことに加え、車速が所定値以上となった場合に前記切替制御を実行することを特徴とする、助手席用エアバッグ制御システム。
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JP2015150923A (ja) * | 2014-02-12 | 2015-08-24 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用エアバッグシステム |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080317 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090617 |