JP2006296915A - 撮影装置,被検体移動装置および走査ガントリ装置 - Google Patents

撮影装置,被検体移動装置および走査ガントリ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影を効率的に実施させる。
【解決手段】クレードル部101を停止状態から加速させて駆動する第1期間P1においては、一定な第1のトルク値T1でクレードル部101を駆動する。そして、その第1期間P1の経過後であってクレードル部101を加速させて駆動する第2期間P2においては、第1のトルク値T1より小さく一定な第2のトルク値T2でクレードル部101を駆動する。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮影装置,被検体移動装置および走査ガントリ装置に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置などの撮影装置は、撮影空間に収容された被検体をスキャンしてローデータを取得し、そのローデータに基づいて被検体の画像を生成する。
たとえば、X線CT装置においては、撮影空間を挟むようにX線管とX線検出器とが走査ガントリに配置され、被検体移動装置が、クレードル部に支持した被検体をその撮影空間へ移動する。そして、たとえば、ヘリカルスキャンを実施する場合には、被検体移動装置は、所定の加速度で加速させてクレードル部を始動後、一定速度でスライドするようにクレードル部を駆動し、その後、所定の減速度で減速させて停止する。そして、たとえば、クレードル部が撮影空間にて一定速度でスライドしている時に、クレードル部が支持する被検体の周囲をX線管とX線検出器とが回転し、被検体の周囲のビュー方向からX線を照射して、X線検出器がそれぞれのビュー方向ごとにローデータを取得する。そして、各ビュー方向からのローデータに基づいて、所望のスライス位置およびスライス厚における被検体の断層面の画像を再構成し生成する(特許文献1参照)。
その他に、X線CT装置においては、被検体を撮影空間へ収容するように、走査ガントリが、被検体を支持しているクレードル部へ移動する。そして、同様にして、被検体の周囲のビュー方向からX線を照射して、X線検出器がそれぞれのビュー方向ごとにローデータを取得し、被検体の断層面の画像を再構成し生成する。
特開2004−173756号公報 特開2003−153889号公報
上記のように、クレードル部または走査ガントリを駆動する際においては、たとえば、ステッピングモータを用いている。この場合においては、回転数に関わらずにトルクの絶対値が一定になるようにステッピングモータの駆動を制御している。
ところで、近年においては、スキャンスピードやスキャン範囲などを大きくして撮影の効率化を実現するために、クレードル部または走査ガントリの移動速度を高速化すると共に、加速または減速して駆動する場合においても、スキャンが実施される場合がある。
しかしながら、このような場合においては、クレードル部または走査ガントリを駆動させるステッピングモータが脱調するなどの不具合が発生して、クレードル部または走査ガントリを安定に駆動させることが困難な場合があり、スキャンスピードの向上やスキャン範囲の拡大などに対応できない場合があった。このため、従来においては、撮影を効率的に実施することが困難な場合があった。特に、クレードル部または走査ガントリを停止状態から加速させて駆動する際においては、前述の不具合が顕在化する場合があった。
したがって、本発明の目的は、撮影を効率的に実施することが可能な撮影装置,被検体移動装置および走査ガントリ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の撮影装置は、撮影空間において被検体を撮影する撮影装置であって、前記被検体を支持するクレードル部と、前記クレードル部を前記撮影空間へ駆動するクレードル駆動部とを有し、前記クレードル駆動部は、前記クレードル部を停止状態から加速させて駆動する第1期間においては、一定な第1のトルク値で前記クレードル部を駆動し、前記第1期間の経過後であって前記クレードル部を加速させて駆動する第2期間においては、前記第1のトルク値より小さく一定な第2のトルク値で前記クレードル部を駆動する。
上記目的を達成するため、本発明の被検体移動装置は、被検体を移動する被検体移動装置であって、前記被検体を支持するクレードル部と、前記クレードル部を駆動するクレードル駆動部とを有し、前記クレードル駆動部は、前記クレードル部を停止状態から加速させて駆動する第1期間においては、一定な第1のトルク値で前記クレードル部を駆動し、前記第1期間の経過後であって前記クレードル部を加速させて駆動する第2期間においては、前記第1のトルク値より小さく一定な第2のトルク値で前記クレードル部を駆動する。
上記目的を達成するため、本発明の撮影装置は、撮影空間において被検体を撮影する撮影装置であって、前記撮影空間において前記被検体を走査して前記被検体についてのローデータを取得する走査ガントリ部と、前記撮影空間に前記被検体を収容するように前記走査ガントリ部を駆動する走査ガントリ駆動部とを有し、前記走査ガントリ駆動部は、前記走査ガントリ部を停止状態から加速させて駆動する第1期間においては、一定な第1のトルク値で前記走査ガントリ部を駆動し、前記第1期間の経過後であって前記走査ガントリ部を加速させて駆動する第2期間においては、前記第1のトルク値より小さく一定な第2のトルク値で前記走査ガントリ部を駆動する。
上記目的を達成するため、本発明の走査ガントリ移動装置は、前記撮影空間において前記被検体を走査して前記被検体についてのローデータを取得する走査ガントリ部を移動する走査ガントリ移動装置であって、前記撮影空間に前記被検体を収容するように前記走査ガントリ部を駆動する走査ガントリ駆動部を有し、前記走査ガントリ駆動部は、前記走査ガントリ部を停止状態から加速させて駆動する第1期間においては、一定な第1のトルク値で前記走査ガントリ部を駆動し、前記第1期間の経過後であって前記走査ガントリ部を加速させて駆動する第2期間においては、前記第1のトルク値より小さく一定な第2のトルク値で前記走査ガントリ部を駆動する。
本発明によれば、撮影を効率的に実施することが可能な撮影装置,被検体移動装置および走査ガントリ装置を提供することができる。
本発明にかかる実施形態の一例について説明する。
<実施形態1>
以下より、本発明の実施形態1について説明する。
図1は、本発明にかかる実施形態1において、X線CT装置1の全体構成を示す構成図であり、図2は、X線CT装置1の要部を示す構成図である。
図1に示すように、X線CT装置1は、走査ガントリ2と操作コンソール3と被検体移動部4とを有する。各部について、順次、説明する。
走査ガントリ2は、X線管20と、X線管移動部21と、コリメータ22と、X線検出器23と、データ収集部24と、X線コントローラ25と、コリメータコントローラ26と、回転部27と、ガントリコントローラ28とを有する。走査ガントリ2は、被検体移動部4により撮影空間29に移動された被検体を走査して、その被検体の画像のローデータを得る。ここで、走査ガントリ2において、X線管20とX線検出器23とは、被検体が搬入される撮影空間29を挟んで対向している。
X線管20は、たとえば、回転陽極型であり、X線を照射する。X線管20は、図2に示すように、X線コントローラ25からの制御信号CTL251に基づいて、所定強度のX線を被検体の撮影領域にコリメータ22を介して照射する。また、X線管20は、被検体の周囲のビュー方向からX線を照射するために、回転部27によって被検体の体軸方向である列方向zを軸にして周囲を回転する。
X線管移動部21は、図2に示すように、X線コントローラ25からの制御信号CTL252に基づいて、X線管20の放射中心を、走査ガントリ2における撮影空間29内の被検体の体軸方向である列方向zに移動させる。
コリメータ22は、図2に示すように、X線管20とX線検出器23との間に配置されている。コリメータ22は、たとえば、X線を遮蔽する遮蔽板を複数有し、複数の遮蔽板がチャネル方向xと列方向zとにそれぞれ2枚ずつ設けられている。コリメータ22は、コリメータコントローラ26からの制御信号CTL261に基づいて、各方向に設けられた2枚の遮蔽板を独立して移動させ、X線管20から照射されたX線をそれぞれの方向において遮ってコーン状に成形し、X線の照射範囲を調整する。
X線検出器23は、X線管20から照射され被検体を透過するX線を、被検体移動部4のクレードル部101を介して検出し、被検体の投影データをローデータとして生成する。X線検出器23は、X線管20と共に、回転部27によって被検体の周囲を回転する。そして、被検体の周囲の複数のビュー方向において、被検体を透過したX線を検出して投影データを生成する。
図2に示すように、X線検出器23は、複数の検出素子23aを含み、たとえば、X線管20が撮影空間29の被検体の周囲を回転部27により回転する回転方向に沿ったチャネル方向iと、X線管20が回転部27によって回転する際に中心軸となる回転軸方向に沿った列方向jとに検出素子23aがアレイ状に2次元的に配列されている。たとえば、X線検出器23は、検出素子23aがチャネル方向iに1000個程度配列され、列方向jに32個程度配列されている。また、X線検出器23は、2次元的に配列された複数の検出素子23aによって、円筒な凹面状に湾曲した面を形成している。
X線検出器23を構成する検出素子23aは、たとえば、固体検出器として構成されており、X線を光に変換するシンチレータ(図示なし)と、シンチレータが変換した光を電荷に変換するフォトダイオード(図示なし)とを有する。なお、検出素子23aは、これに限定されるものではなく、たとえば、カドミウム・テルル(CdTe)等を利用した半導体検出素子、あるいはキセノン(Xe)ガスを利用した電離箱型の検出素子であって良い。
データ収集部24は、X線検出器23が検出したX線によるデータを収集するために設けられている。データ収集部24は、X線検出器23のそれぞれの検出素子23aが検出したX線による被検体の投影データを収集して、操作コンソール3に出力する。図2に示すように、データ収集部24は、選択・加算切換回路(MUX,ADD)241とアナログ−デジタル変換器(ADC)242とを有する。選択・加算切換回路241は、X線検出器23の検出素子23aによる投影データを、中央処理装置30からの制御信号CTL303に応じて選択し、あるいは組み合わせを変えて足し合わせ、その結果をアナログ−デジタル変換器242に出力する。アナログ−デジタル変換器242は、選択・加算切換回路241において選択あるいは任意の組み合わせで足し合わされた投影データをアナログ信号からデジタル信号に変換して中央処理装置30に出力する。
X線コントローラ25は、図2に示すように、中央処理装置30からの制御信号CTL301に応じて、X線管20に制御信号CTL251を出力し、X線の照射を制御する。X線コントローラ25は、たとえば、X線管20の管電流や照射時間などを制御する。また、X線コントローラ25は、中央処理装置30による制御信号CTL301に応じて、X線管移動部221に対し制御信号CTL252を出力し、X線管20の放射中心を列方向zに移動するように制御する。
コリメータコントローラ26は、図2に示すように、中央処理装置30からの制御信号CTL302に応じてコリメータ22に制御信号CTL261を出力してコリメータ22を制御し、X線管20から放射されたX線を成形する。
回転部27は、図1に示すように、円板形状であり、中心部分に撮影空間29が形成されている。回転部27は、ガントリコントローラ28からの制御信号CTL28に応じて、たとえば、モーター(図示なし)を駆動し、撮影空間29内における被検体の体軸方向zを中心にして回転する。回転部27には、X線管20とX線管移動部21とコリメータ22とX線検出器23とデータ収集部24とX線コントローラ25とコリメータコントローラ26とが搭載されている。回転部27は、スリップリング(図示なし)を介して、各部に電力を供給する。そして、回転部27は、各部を被検体の周囲に回転移動させ、撮影空間29に搬入される被検体と各部との位置関係を回転方向にて相対的に変化させる。回転部27が回転することによって、被検体の周囲から複数のビュー方向ごとにX線管20がX線を被検体に照射することが可能になり、被検体を透過したX線をX線検出器23がそれぞれのビュー方向ごとに検出することが可能になる。
ガントリコントローラ28は、図1および図2に示すように、操作コンソール3の中央処理装置30による制御信号CTL304に基づいて、回転部27に制御信号CTL28を出力し、回転部27が回転するように制御する。
操作コンソール3は、図1に示すように、中央処理装置30と、入力装置31と、表示装置32と、記憶装置33とを有する。
中央処理装置30は、たとえば、コンピュータによって構成されており、図1に示すように、制御部41と、画像生成部51とを有する。
中央処理装置30の制御部41は、被検体をスキャンするスキャン条件に基づいて、X線管20からX線を被検体に照射し、被検体を透過するX線をX線検出器23にて検出するように、各部を制御して走査を行う。具体的には、制御部41は、スキャン条件に基づいて制御信号CTL30aを各部に出力し、スキャンを実行させる。たとえば、制御部41は、被検体移動部4に制御信号CTL30bを出力し、被検体移動部4に被検体を撮影空間29の内部と外部との間で移動させる。また、制御部41は、ガントリコントローラ28に制御信号CTL304を出力して、走査ガントリ2の回転部27を回転させる。また、制御部41は、X線管20からX線の照射するように、制御信号CTL301をX線コントローラ25に出力する。そして、制御部41は、制御信号CTL302をコリメータコントローラ26に出力し、コリメータ22を制御してX線を成形する。また、制御部42は、制御信号CTL303をデータ収集部24に出力し、X線検出器23の検出素子23aが得る投影データを収集するように制御する。
中央処理装置30の画像生成部51は、走査ガントリ2が取得した投影データに基づいて、被検体の断層面の画像を再構成する。画像生成部51は、たとえば、ヘリカルスキャンによる複数のビュー方向からの投影データに対して、感度補正、ビームハードニング補正などの前処理を実施後、フィルタ処理逆投影法によって再構成を行い、被検体の断層面の画像を再構成して生成する。
操作コンソール3の入力装置31は、たとえば、キーボードやマウスなどの入力デバイスにより構成されている。入力装置31は、オペレータの入力操作に基づいて、スキャン条件や被検体の情報などの各種情報を中央処理装置30に入力する。
操作コンソール3の表示装置32は、中央処理装置30からの指令に基づき、画像生成部51が再構成した被検体の断層面の画像を表示する。
操作コンソール3の記憶装置33は、メモリにより構成されており、画像生成部51が再構成する被検体の断層面の画像などの各種のデータや、プログラムなどを記憶する。記憶装置33は、その記憶されたデータが必要に応じて中央処理装置30にアクセスされる。
被検体移動部4は、撮影空間29の内部と外部との間で被検体を移動するために設けられている。
図3は、被検体移動部4を示す側面図である。
図3に示すように、被検体移動部4は、クレードル部101と、クレードル支持部102と、クレードル駆動部103とを有する。
クレードル部101は、被検体が載置される載置面を備え、その載置面で被検体を支持する。クレードル部101は、図3に示すように、クレードル支持部102によって支持されている。クレードル部101は、クレードル駆動部103によって、載置面に対して略水平な水平方向Hと、載置面に対して略垂直な垂直方向Vと方向に可動し、走査ガントリ2における撮影空間29の内部側と外部側との間で移動する。具体的には、クレードル部101は、クレードル駆動部103によって垂直方向Vに沿って所定の高さになるまで駆動され、クレードル駆動部103によって水平方向Hに沿って駆動されてクレードル支持部102から突き出て、撮影空間29の内部に移動する。
クレードル支持部102は、クレードル部101が水平方向Hにスライドして撮影空間29に移動するように、クレードル部101を支持する。クレードル支持部102は、図3に示すように、キャリッジ部121と、ガイドレール部122とを有する。
キャリッジ部121は、図3に示すように、クレードル部101を支持し、クレードル部101を水平方向Hにスライドさせて撮影空間29へ移動させる台車であり、ガイドレール部122に支持される。キャリッジ部121は、クレードル部101において撮影空間29から遠い位置の端部側に固定される。そして、キャリッジ部121は、ガイドレール部122が延在する方向にスライドすることによって、クレードル部101を撮影空間29にスライド移動する。
ガイドレール部122は、クレードル部101がスライドする方向に延在するように形成されている。ガイドレール部122は、キャリッジ部121を支持し、キャリッジ部121に固定されたクレードル部101をスライド可能にしている。
クレードル駆動部103は、図3に示すように、水平駆動部131と、垂直駆動部132とを有し、撮影空間29へクレードル部101を駆動する。
水平駆動部131は、制御部41からの指令に基づいて、クレードル部101を水平方向Hにスライドするように駆動する。水平駆動部131は、クレードル支持部102から突き出るようにクレードル部101を水平方向Hへ移動させて撮影空間29に収容する。水平駆動部131は、ステッピングモータ131aと、ステッピングモータ131aによって回転し、クレードル101を水平方向Hへ駆動する駆動ローラー131bと、ステッピングモータ131aの回転を駆動ローラー131bに伝達し、駆動ローラー131bを回転させる駆動ベルト131cとを備えている。水平駆動部131は、ステッピングモータ131bが駆動ベルト131cを介して駆動ローラー131cを回転させて、クレードル部101に駆動力を伝達することにより、クレードル部101を水平方向Hにスライドさせて移動する。ここでは、たとえば、水平駆動部131は、停止状態から一定の加速度で加速させた後に一定の速度へ遷移するようにクレードル部101を水平方向Hに移動させ、その後、一定の減速度で減速させてクレードル部101を停止させる。
垂直駆動部132は、クレードル支持部102を支持し、制御部41からの指令に基づいて、クレードル支持部102に支持されたクレードル部101を垂直方向Vに駆動する。垂直駆動部132は、たとえば、平行リンク式駆動機構を備えている。垂直駆動部125は、たとえば、平行リンク(図示なし)をアクチュレータ(図示なし)で駆動することにより、クレードル部101を垂直方向Vに移動する。
以下より、上記の本実施形態のX線CT装置1において、被検体が載置されるクレードル部101をクレードル駆動部103が駆動し、被検体を撮影空間29へ移動する際の動作について説明する。
図4は、クレードル部101の駆動条件と、その駆動条件にてクレードル駆動部103の水平駆動部131がクレードル部101を駆動する際のトルク値との関係を示す図である。図4においては、図4(a)は、クレードル部101の駆動条件を示しており、横軸が時間t、縦軸がクレードル部101の移動速度vを示している。また、図4(b)は、図4(a)に示した駆動条件にてクレードル駆動部103の水平駆動部131がクレードル部101を駆動する際のトルク値Tを示しており、横軸が時間t、縦軸がトルクTを絶対値で示している。
人体である被検体を撮影空間29へ移動するに先立って、撮影空間29の外部に位置しているクレードル部101の載置面に、被検体を横たえるように載置して支持させる。
つぎに、スキャン条件の設定を行う。スキャン条件の設定を行う際においては、オペレータが入力装置31にスキャン条件の各パラメータ条件を入力する。たとえば、スキャン条件として、ヘリカルスキャン方式などのスキャン方式、撮像画像枚数に対応したスキャン回数、X線管20の管電流値および管電圧値、X線照射時間、スライス位置、スライス厚などのスキャンパラメータを設定する。
つぎに、被検体のスキャンを実施する。スキャンを実施する際においては、オペレータによりスキャンを開始する指示を中央処理装置30の制御部41が入力装置31を介して、受け、上記のように設定されたスキャン条件に基づいて、制御部41が走査ガントリ2と被検体移動部4とへ制御信号CTL30a,CTL30bを出力する。
これにより、被検体移動部4においては、クレードル部101が走査ガントリ2の撮影空間29の高さに対応するように、垂直駆動部132が垂直方向Hにクレードル部101を移動する。その後、図4に示すようなクレードル部101の駆動条件に基づいて、水平駆動部131がクレードル部101を水平方向Hにスライドして撮影空間29の内部へ駆動する。
まず、図4(a)に示すように、クレードル部101の移動を開始させる開始時点t0から所定時間が経過した後の第1の時点t1までのようにクレードル部101を停止状態から加速させて駆動する第1期間P1においては、図4(b)に示すように、水平駆動部131は、一定な第1のトルク値T1でクレードル部101を一定の加速度aになるように駆動する。つまり、第1期間P1においては、一定な第1のトルク値T1で速度vが0(mm/s)からv1(mm/s)へ一定の加速度aで増加するように、水平駆動部131がクレードル部101を水平方向Hへ駆動する。
この第1期間P1においては、水平駆動部131は、クレードル部101が撮影空間29へ駆動する際に生ずる最大摩擦力fmaxに基づいて算出されるトルク値を第1のトルク値T1としてクレードル部101を駆動する。
ここで、最大摩擦力fmaxは、クレードル支持部102からクレードル部101が突き出て撮影空間29へ進行することによって増加すると共に、クレードル部101のたわみ量によって変化することが判っている。このため、クレードル部101に載置する被検体の荷重W,クレードル部101が基準位置から移動した距離z,クレードル部101のたわみ量Δなどの因子を変化させた実験を実施し、その実験結果から静止摩擦力を最大摩擦力fmaxとして導く。そして、この実験により導かれた最大摩擦力fmax(N)と、ステッピングモータ131aの起動のための安全率εと、駆動ローラー131bの半径r(mm)と、最大荷重Wmax(kg)と、最大加速度a(mm/s)と、ステッピングモータ131aから駆動ローラー131bまでの減速比νと、ギア効率μとを用いて、以下の数式(1)から第1のトルク値T1(N・m)を算出して設定する。ここでは、たとえば、ステッピングモータ131aの起動のための安全率εをε=1.6、最大荷重Wmaxを許容最大被検体体重とクレードル部101の重量とキャリッジ部の重量とからWmax=250kg、最大加速度aをa=300mm/s,ギア効率μをμ=0.9として第1のトルク値T1を算出して設定する。具体的には、200Nを超える駆動力に対応するトルク値を、この第1のトルク値T1として設定する。
T1=ε・r・(Wmax・a+fmax)/ν/μ ・・・(1)
また、本実施形態においては、クレードル部101が停止状態から、第1のトルク値T1より小さい後述の第2のトルク値T2で駆動可能な摩擦力を生ずるまで期間を第1期間P1として設定し、この設定した第1期間P1において第1のトルク値T1でクレードル部101を水平駆動部131が駆動する。ここでは、第1のトルク値T1でクレードル部101を駆動する時間と、これに対応する摩擦力との関係を実験によって求めて、この第2のトルク値T2で駆動可能な摩擦力を生ずるまで時間を第1期間P1として設定する。つまり、静摩擦力から動摩擦力へ変化する過渡領域に対応するように、第1期間P1を設定する。具体的には、たとえば、0.5s未満の時間であって10mm以下の距離分だけクレードル部101を駆動するように第1期間P1を設定する。
そして、図4(a)に示すように、第1の時点t1から所定の時間が経過した第2の時点t2までのように第1期間P1の経過後であってクレードル部101を第1期間P1から連続的に加速させて駆動する第2期間P2においては、水平駆動部131は、図4(b)に示すように、第1のトルク値T1より小さく一定な第2のトルク値T2でクレードル部101を駆動する。つまり、第2期間P2においては、加速中に、第1のトルク値T1から、第1のトルク値T1より小さな第2のトルク値T2へ段階的に切替えて、速度vがv1(mm/s)からv2(mm/s)へ一定の加速度aで連続的に増加するように、水平駆動部131がクレードル部101を水平方向Hへ駆動する。具体的には、この第2期間P2においては、200N以下の駆動力に対応するトルク値を第2のトルク値T2として、クレードル部101を駆動する。たとえば、1.2N・mの一定な第2のトルク値T2で駆動する。なお、ここでは、第1期間P1での加速度aと同様に加速するようにクレードル部101を駆動する。
そして、図4(a)に示すように、第2の時点t2から所定の時間が経過した第3の時点t3までのように第2期間P2の経過後であってクレードル部101を一定の速度v2で駆動する第3期間P3においては、水平駆動部131は、図4(b)に示すように、第2のトルク値T2より小さく一定な第3のトルク値T3でクレードル部101を駆動する。つまり、第3期間P3においては、第2のトルク値T2から、第2のトルク値T2より小さな第3のトルク値T3へ段階的に切替えて、速度vが一定な速度v2(mm/s)になるように、水平駆動部131がクレードル部101を水平方向Hへ駆動する。たとえば、0.7N・mの一定な第3のトルク値T3で駆動する。
そして、図4(a)に示すように、第3の時点t3から所定の時間が経過した第4の時点t4までのように第3期間P3の経過後であってクレードル部101を減速させて駆動する第4期間P4においては、水平駆動部131は、図4(b)に示すように、第3のトルク値T3より大きく一定な第4のトルク値T4で減速するようにクレードル部101を駆動する。つまり、第4期間P4においては、第3のトルク値T3から、第3のトルク値T3より大きな第2のトルク値T2へ段階的に切替えて、速度vがv2(mm/s)から0(mm/s)へ一定の減速度で減少するように、水平駆動部131がクレードル部101を水平方向Hへ駆動する。
このようにして、被検体移動部4が、クレードル部101に載置した被検体を移動する。
そして、X線コントローラ25がX線管20に制御信号CTL252を出力し、X線管20からX線を照射する。そして、コリメータコントローラ26が制御信号CTL302をコリメータ22に出力し、X線管20からのX線を成形する。そして、これによって、ガントリコントローラ28が制御信号CTL28を走査ガントリ2に出力して、走査ガントリ2の回転部27を回転させる。また、また、制御部41が制御信号CTL303をデータ収集部24に出力し、X線検出器23の検出素子23aが得る投影データをローデータとして収集するように制御する。
具体的には、ヘリカルスキャンを実施する場合においては、被検体が載置されたクレードル部101を撮影空間29内で上記のようにしてスライドさせて移動させながら、その被検体にX線管20が複数のビュー方向からX線を照射し、被検体を透過するX線をX線検出器23がクレードル部101を介して各ビュー方向毎に検出してローデータを取得する。その後、各ビュー方向からのローデータに基づいて、所望のスライス位置およびスライス厚における被検体の断層面の画像を画像生成部51が再構成することにより生成する。ここでは、複数のビュー方向からの投影データに対して、感度補正、ビームハードニング補正などの前処理を画像生成部51が実施後、フィルタ処理逆投影法によって再構成を行い、被検体の断層面の画像を再構成して生成する。
以上のように、本実施形態のX線CT装置1は、クレードル部101を停止状態から加速させて駆動する第1期間P1においては、クレードル駆動部103の水平駆動部131がステッピングモータ131bを用いて、一定な第1のトルク値T1でクレードル部101を駆動する。そして、その第1期間P1の経過後であってクレードル部101を加速させて駆動する第2期間P2においては、水平駆動部131が、ステッピングモータ131bを用いて、その第1のトルク値T1より小さく一定な第2のトルク値T2でクレードル部101を駆動する。ここでは、水平駆動部131は、第1期間P1においては、クレードル部101が撮影空間29へ駆動する際に生ずる最大摩擦力fmaxに基づいて算出されるトルク値を、第1のトルク値T1としてクレードル部101を駆動する。また、水平駆動部131は、クレードル部101が停止状態から第2のトルク値T2で駆動可能な摩擦力を生ずるまでの第1期間P1において、第1のトルク値T1でクレードル部101を駆動する。具体的には、水平駆動部131は、第1期間P1においては、200Nを超える駆動力に対応するトルク値を第1のトルク値T1としてクレードル部101を10mm以下の移動量になるように駆動する。そして、第2期間P2においては、200N以下の駆動力に対応するトルク値を第2のトルク値T2としてクレードル部101を駆動する。このため、本実施形態は、ステッピングモータ131bが脱調するなどの不具合が発生することを防止可能であり、スキャンスピードの向上やスキャン範囲の拡大などに対応してクレードル部101を、より高い加速度で駆動することを実現することができる。また、本実施形態は、IEC規格による被検体の安全性を満足できる。したがって、本実施形態は、撮影を効率的に実施することと、被検体の安全性の確保との両立が容易に実現可能になる。
<実施形態2>
以下より、本発明の実施形態2について説明する。
図5は、本発明にかかる実施形態のX線CT装置1において、走査ガントリ2を示す側面図である。本実施形態の走査ガントリ2は、実施形態1と異なり、走査ガントリ支持部202と、走査ガントリ駆動部203とを有する。この点を除き、本実施形態は、実施形態1と同様である。このため、重複する個所については、説明を省略する。
走査ガントリ支持部202は、走査ガントリ2が水平方向Hにスライドして撮影空間29にクレードル部101が支持する被検体を収容するように、走査ガントリ2を支持する。走査ガントリ支持部202は、図5に示すように、キャリッジ部221と、ガイドレール部222とを有する。
走査ガントリ支持部202のキャリッジ部221は、図5に示すように、走査ガントリ2を支持し、走査ガントリ2を水平方向Hにスライドさせて移動させる台車であり、ガイドレール部222に支持される。キャリッジ部221は、ガイドレール部222が延在する方向にスライドすることによって、走査ガントリ2をスライド移動させて、クレードル部101に載置されている被検体を走査ガントリ2の撮影空間29に収容させる。
走査ガントリ支持部202のガイドレール部222は、走査ガントリ2がスライドする方向に延在するように形成されている。ガイドレール部222は、キャリッジ部221を支持し、キャリッジ部221に固定された走査ガントリ2をスライド可能にしている。
走査ガントリ駆動部203は、制御部41からの指令に基づいて、図5に示すように、走査ガントリ2を水平方向Hにスライドするように駆動する。走査ガントリ駆動部203は、ステッピングモータ231aと、ステッピングモータ231aによって回転し、走査ガントリ2を水平方向Hへ駆動する駆動ローラー231bと、ステッピングモータ231aの回転を駆動ローラー231bに伝達し、駆動ローラー231bを回転させる駆動ベルト231cとを備えている。走査ガントリ駆動部203は、ステッピングモータ231bが駆動ベルト231cを介して駆動ローラー231cを回転させて駆動力を伝達することにより、走査ガントリ2を水平方向Hにスライドさせて移動する。ここでは、たとえば、走査ガントリ駆動部203は、停止状態から一定の加速度で加速させた後に一定の速度へ遷移するように走査ガントリ2を水平方向Hに移動させ、その後、一定の減速度で減速させて走査ガントリ2を停止させる。
以下より、上記の本実施形態のX線CT装置1において、走査ガントリ2を走査ガントリ駆動部203が駆動して、被検体を撮影空間29に収容する際の動作について説明する。
図6は、走査ガントリ2の駆動条件と、その駆動条件にて走査ガントリ駆動部203が走査ガントリ2を駆動する際のトルク値との関係を示す図である。図6においては、図6(a)は、走査ガントリ2の駆動条件を示しており、横軸が時間t、縦軸が走査ガントリ2の移動速度vを示している。また、図6(b)は、図6(a)に示した駆動条件にて走査ガントリ駆動部203が走査ガントリ2を駆動する際のトルク値Tを示しており、横軸が時間t、縦軸がトルクTを絶対値で示している。
ここでは、図6に示すように、図4に示した実施形態1のクレードル駆動部103の場合と同様にして、走査ガントリ駆動部203が走査ガントリ2を駆動する。
まず、図6(a)に示すように、走査ガントリ2の移動を開始させる開始時点t0から所定時間が経過した後の第1の時点t1までのように走査ガントリ2を停止状態から加速させて駆動する第1期間P1においては、図6(b)に示すように、走査ガントリ駆動部203は、一定な第1のトルク値T1で走査ガントリ2を一定の加速度aになるように駆動する。つまり、第1期間P1においては、一定な第1のトルク値T1で速度vが0(mm/s)からv1(mm/s)へ一定の加速度aで増加するように、走査ガントリ駆動部203が走査ガントリ2を水平方向Hへ駆動する。
この第1期間P1においては、走査ガントリ駆動部203は、走査ガントリ2を駆動する際に生ずる最大摩擦力fmaxに基づいて算出されるトルク値を第1のトルク値T1として走査ガントリ2を駆動する。この最大摩擦力fmaxについては、実施形態1のクレードル部101の場合と同様にして、たとえば、実験によって測定して求める。その後、前述の数式(1)から第1のトルク値T1(N・m)を算出して設定する。具体的には、200Nを超える駆動力に対応するトルク値を、この第1のトルク値T1として設定する。
そして、本実施形態においては、走査ガントリ2が停止状態から、第1のトルク値T1より小さい後述の第2のトルク値T2で駆動可能な摩擦力を生ずるまで期間を第1期間P1として設定し、この設定した第1期間P1において第1のトルク値T1で走査ガントリ2を走査ガントリ駆動部203が駆動する。ここでは、第1のトルク値T1で走査ガントリ2を駆動する時間と、これに対応する摩擦力との関係を実験によって求めて、この第2のトルク値T2で駆動可能な摩擦力を生ずるまで時間を第1期間P1として設定する。
そして、図6(a)に示すように、第1の時点t1から所定の時間が経過した第2の時点t2までのように第1期間P1の経過後であって走査ガントリ2を第1期間P1から連続的に加速させて駆動する第2期間P2においては、走査ガントリ駆動部203は、図6(b)に示すように、第1のトルク値T1より小さく一定な第2のトルク値T2で走査ガントリ2を駆動する。つまり、第2期間P2においては、加速中に、第1のトルク値T1から、第1のトルク値T1より小さな第2のトルク値T2へ段階的に切替えて、速度vがv1(mm/s)からv2(mm/s)へ一定の加速度aで連続的に増加するように、走査ガントリ駆動部203が走査ガントリ2を水平方向Hへ駆動する。具体的には、この第2期間P2においては、200N以下の駆動力に対応するトルク値を第2のトルク値T2として、走査ガントリ2を駆動する。
そして、図6(a)に示すように、第2の時点t2から所定の時間が経過した第3の時点t3までのように第2期間P2の経過後であって走査ガントリ2を一定の速度v2で駆動する第3期間P3においては、走査ガントリ駆動部203は、図6(b)に示すように、第2のトルク値T2より小さく一定な第3のトルク値T3で走査ガントリ2を駆動する。つまり、第3期間P3においては、第2のトルク値T2から、第2のトルク値T2より小さな第3のトルク値T3へ段階的に切替えて、速度vが一定な速度v2(mm/s)になるように、走査ガントリ駆動部203が走査ガントリ2を水平方向Hへ駆動する。
そして、図6(a)に示すように、第3の時点t3から所定の時間が経過した第4の時点t4までのように第3期間P3の経過後であって走査ガントリ2を減速させて駆動する第4期間P4においては、走査ガントリ駆動部203は、図6(b)に示すように、第3のトルク値T3より大きく一定な第4のトルク値T4で減速するように走査ガントリ2を駆動する。つまり、第4期間P4においては、第3のトルク値T3から、第3のトルク値T3より大きな第2のトルク値T2へ段階的に切替えて、速度vがv2(mm/s)から0(mm/s)へ一定の減速度で減少するように、走査ガントリ駆動部203が走査ガントリ2を水平方向Hへ駆動する。
以上のように、本実施形態のX線CT装置1は、走査ガントリ2を停止状態から加速させて駆動する第1期間P1においては、走査ガントリ駆動部203がステッピングモータ231bを用いて、一定な第1のトルク値T1で走査ガントリ2を水平方向Hへ駆動する。そして、その第1期間P1の経過後であって走査ガントリ2を加速させて駆動する第2期間P2においては、走査ガントリ駆動部203が、ステッピングモータ231bを用いて、その第1のトルク値T1より小さく一定な第2のトルク値T2で走査ガントリ2を駆動する。ここでは、走査ガントリ駆動部203は、第1期間P1においては、走査ガントリ2が撮影空間29へ駆動する際に生ずる最大摩擦力fmaxに基づいて算出されるトルク値を、第1のトルク値T1として走査ガントリ2を駆動する。また、走査ガントリ駆動部203は、走査ガントリ2が停止状態から第2のトルク値T2で駆動可能な摩擦力を生ずるまでの第1期間P1において、第1のトルク値T1で走査ガントリ2を駆動する。具体的には、走査ガントリ駆動部203は、第1期間P1においては、200Nを超える駆動力に対応するトルク値を第1のトルク値T1として走査ガントリ2を10mm以下になるように駆動する。そして、第2期間P2においては、200N以下の駆動力に対応するトルク値を第2のトルク値T2として走査ガントリ2を駆動する。このため、本実施形態は、ステッピングモータ231bが脱調するなどの不具合が発生することを防止可能であり、スキャンスピードの向上やスキャン範囲の拡大などに対応して走査ガントリ2を、より高い加速度で駆動することを実現することができる。また、本実施形態は、IEC規格による被検体の安全性を満足できる。したがって、本実施形態は、撮影を効率的に実施することと、被検体の安全性の確保との両立が容易に実現可能になる。
なお、上記の実施形態においてX線CT装置1は、本発明の撮影装置に相当する。また、本実施形態の走査ガントリ2は、本発明の走査ガントリ部に相当する。また、本実施形態の被検体移動部4は、本発明の被検体移動装置に相当する。また、本実施形態のX線管20は、本発明の放射線照射部に相当する。また、本実施形態のX線検出器23は、本発明の放射線検出部に相当する。また、本実施形態のクレードル部101は、本発明のクレードル部に相当する。また、本実施形態の水平駆動部131は、本発明のクレードル駆動部に相当する。また、本実施形態のステッピングモータ131a,231aは、本発明のステッピングモータに相当する。また、本実施形態の走査ガントリ駆動部203は、本発明の走査ガントリ駆動部に相当する。
また、本発明の実施に際しては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
たとえば、上記の実施形態においては、放射線照射部が照射する放射線としてX線を用いている例について説明しているが、これに限定されない。たとえば、たとえば、ガンマ線等の放射線を用いても良い。
図1は、本発明にかかる実施形態1において、X線CT装置1の全体構成を示す構成図である。 図2は、本発明にかかる実施形態1において、X線CT装置1の要部を示す構成図である。 図3は、本発明にかかる実施形態1において、被検体移動部4を示す側面図である。 図4は、本発明にかかる実施形態1において、クレードル部101の駆動条件と、その駆動条件にてクレードル駆動部103の水平駆動部131がクレードル部101を駆動する際のトルク値との関係を示す図である。 図5は、本発明にかかる実施形態2において、走査ガントリ2を示す側面図である。 図6は、本発明にかかる実施形態2において、走査ガントリ2の駆動条件と、その駆動条件にて走査ガントリ駆動部203が走査ガントリ2を駆動する際のトルク値との関係を示す図である。
符号の説明
1…X線CT装置(撮影装置)、
2…走査ガントリ(走査ガントリ部)、
3…操作コンソール、
4…被検体移動部(被検体移動装置)、
20…X線管(放射線照射部)、
21…X線管移動部、
22…コリメータ、
23…X線検出器(放射線検出部)、
23a…検出素子、
24…データ収集部、
25…X線コントローラ、
26…コリメータコントローラ、
27…回転部、
28…ガントリコントローラ、
29…撮影空間、
241…選択・加算切換回路、
242…アナログ−デジタル変換器、
30…中央処理装置、
31…入力装置、
32…表示装置、
33…記憶装置
41…制御部、
51…画像生成部、
101…クレードル部(クレードル部)、
102…クレードル支持部、
103…クレードル駆動部(クレードル駆動部)、
121,221…キャリッジ部、
122,222…ガイドレール部、
131…水平駆動部、
132…垂直駆動部
131a,231a…ステッピングモータ(ステッピングモータ)
131b,231b…駆動ローラー、
131c,231c…駆動ベルト、
202…走査ガントリ支持部、
203…走査ガントリ駆動部(走査ガントリ駆動部)、

Claims (20)

  1. 撮影空間において被検体を撮影する撮影装置であって、
    前記被検体を支持するクレードル部と、
    前記クレードル部を前記撮影空間へ駆動するクレードル駆動部と
    を有し、
    前記クレードル駆動部は、前記クレードル部を停止状態から加速させて駆動する第1期間においては、一定な第1のトルク値で前記クレードル部を駆動し、前記第1期間の経過後であって前記クレードル部を加速させて駆動する第2期間においては、前記第1のトルク値より小さく一定な第2のトルク値で前記クレードル部を駆動する
    撮影装置。
  2. 前記クレードル駆動部は、前記クレードル部を駆動するステッピングモータを有する
    請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記クレードル駆動部は、前記第1期間においては、前記クレードル部が前記撮影空間へ駆動する際に生ずる最大摩擦力に基づいて算出されるトルク値を前記第1のトルク値として前記クレードル部を駆動する
    請求項1または2に記載の撮影装置。
  4. 前記クレードル駆動部は、前記クレードル部が停止状態から前記第2のトルク値で駆動可能な摩擦力を生ずるまでの前記第1期間において、前記第1のトルク値で前記クレードル部を駆動する
    請求項1から3のいずれかに記載の撮影装置。
  5. 前記クレードル駆動部は、前記第1期間においては、200Nを超える駆動力に対応するトルク値を前記第1のトルク値として前記クレードル部を10mm以下の移動量になるように駆動し、
    前記第2期間においては、200N以下の駆動力に対応するトルク値を前記第2のトルク値として前記クレードル部を駆動する
    請求項1から4のいずれに記載の撮影装置。
  6. 前記クレードル駆動部により前記撮影空間に駆動される前記クレードル部によって支持された前記被検体を走査して前記被検体についてのローデータを取得する走査ガントリ部
    を有し、
    前記走査ガントリ部は、
    前記撮影空間に移動される前記被検体に放射線を照射する放射線照射部と、
    前記放射線照射部から照射され前記被検体を透過した前記放射線を検出して前記ローデータを得る放射線検出部と
    を有する
    請求項1から5のいずれかに記載の撮影装置。
  7. 被検体を移動する被検体移動装置であって、
    前記被検体を支持するクレードル部と、
    前記クレードル部を駆動するクレードル駆動部と
    を有し、
    前記クレードル駆動部は、前記クレードル部を停止状態から加速させて駆動する第1期間においては、一定な第1のトルク値で前記クレードル部を駆動し、前記第1期間の経過後であって前記クレードル部を加速させて駆動する第2期間においては、前記第1のトルク値より小さく一定な第2のトルク値で前記クレードル部を駆動する
    被検体移動装置。
  8. 前記クレードル駆動部は、前記クレードル部を駆動するステッピングモータを有する
    請求項7に記載の被検体移動装置。
  9. 前記クレードル駆動部は、前記第1期間においては、前記クレードル部が前記撮影空間へ駆動する際に生ずる最大摩擦力に基づいて算出されるトルク値を前記第1のトルク値として前記クレードル部を駆動する
    請求項7または8に記載の被検体移動装置。
  10. 前記クレードル駆動部は、前記クレードル部が停止状態から前記第2のトルク値で駆動可能な摩擦力を生ずるまでの前記第1期間において、前記第1のトルク値で前記クレードル部を駆動する
    請求項7から9のいずれかに記載の被検体移動装置。
  11. 前記クレードル駆動部は、前記第1期間においては、200Nを超える駆動力に対応するトルク値を前記第1のトルク値として前記クレードル部を10mm以下の移動量になるように駆動し、
    前記第2期間においては、200N以下の駆動力に対応するトルク値を前記第2のトルク値として前記クレードル部を駆動する
    請求項7から10のいずれに記載の被検体移動装置。
  12. 撮影空間において被検体を撮影する撮影装置であって、
    前記撮影空間において前記被検体を走査して前記被検体についてのローデータを取得する走査ガントリ部と、
    前記撮影空間に前記被検体を収容するように前記走査ガントリ部を駆動する走査ガントリ駆動部と
    を有し、
    前記走査ガントリ駆動部は、前記走査ガントリ部を停止状態から加速させて駆動する第1期間においては、一定な第1のトルク値で前記走査ガントリ部を駆動し、前記第1期間の経過後であって前記走査ガントリ部を加速させて駆動する第2期間においては、前記第1のトルク値より小さく一定な第2のトルク値で前記走査ガントリ部を駆動する
    撮影装置。
  13. 前記走査ガントリ駆動部は、前記走査ガントリ部を駆動するステッピングモータを有する
    請求項12に記載の撮影装置。
  14. 前記走査ガントリ駆動部は、前記第1期間においては、前記走査ガントリ部が駆動する際に生ずる最大摩擦力に基づいて算出されるトルク値を前記第1のトルク値として前記走査ガントリ部を駆動する
    請求項12または13に記載の撮影装置。
  15. 前記走査ガントリ駆動部は、前記走査ガントリ部が停止状態から前記第2のトルク値で駆動可能な摩擦力を生ずるまでの前記第1期間において、前記第1のトルク値で前記走査ガントリ部を駆動する
    請求項12から14のいずれかに記載の撮影装置。
  16. 前記走査ガントリ部は、
    前記撮影空間において前記被検体に放射線を照射する放射線照射部と、
    前記放射線照射部から照射され前記被検体を透過した前記放射線を検出して前記ローデータを得る放射線検出部と
    を有する
    請求項12から15のいずれかに記載の撮影装置。
  17. 撮影空間において前記被検体を走査して前記被検体についてのローデータを取得する走査ガントリ部と、
    前記撮影空間に前記被検体を収容するように前記走査ガントリ部を駆動する走査ガントリ駆動部と
    を有し、
    前記走査ガントリ駆動部は、前記走査ガントリ部を停止状態から加速させて駆動する第1期間においては、一定な第1のトルク値で前記走査ガントリ部を駆動し、前記第1期間の経過後であって前記走査ガントリ部を加速させて駆動する第2期間においては、前記第1のトルク値より小さく一定な第2のトルク値で前記走査ガントリ部を駆動する
    走査ガントリ装置。
  18. 前記走査ガントリ駆動部は、前記走査ガントリ部を駆動するステッピングモータを有する
    請求項17に記載の走査ガントリ装置。
  19. 前記走査ガントリ駆動部は、前記第1期間においては、前記走査ガントリ部が駆動する際に生ずる最大摩擦力に基づいて算出されるトルク値を前記第1のトルク値として前記走査ガントリ部を駆動する
    請求項17または18に記載の走査ガントリ装置。
  20. 前記走査ガントリ駆動部は、前記走査ガントリ部が停止状態から前記第2のトルク値で駆動可能な摩擦力を生ずるまでの前記第1期間において、前記第1のトルク値で前記走査ガントリ部を駆動する
    請求項17から19のいずれかに記載の走査ガントリ装置。
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