JP2006296664A - 飲料機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料抽出装置22の清掃やメンテナンスを容易にできる給茶機11を提供する。
【解決手段】機体12内に本体ユニット31を設置する。本体ユニット31の装着部37に飲料抽出ユニット32を着脱可能とする。本体ユニット31の装着部37に装着した飲料抽出ユニット32に抽出原料および湯を供給し、飲料抽出ユニット32で飲料を抽出する。飲料抽出ユニット32で抽出した飲料をカップ置き台25の置いたカップに注出する。飲料抽出ユニット32から排出する抽出済み原料を回収ボックス24に回収する。飲料抽出ユニット32を取り外した状態で清掃やメンテナンスを容易にできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、抽出原料を用いて飲料を抽出する飲料抽出装置を備えた飲料機器に関する。
従来、例えば、カップ入り飲料を提供販売するカップ式飲料自動販売機では、コーヒー豆を挽いたコーヒー粉を用いてレギュラーコーヒーを抽出する飲料抽出装置を備えたものが知られている。
この飲料抽出装置では、コーヒー粉および湯をブルワに供給し、このブルワの下部に配置されたペーパーフィルタでコーヒー液を漉して抽出し、抽出したコーヒー液をカップに注出している(例えば、特許文献1、2参照。)。
このカップ式飲料自動販売機に設置されている飲料抽出装置の場合、ボルトなどで販売機本体側に固定されていて簡単には外せない構造が採られており、専門の知識と工具を有するルートセールスなどの作業員により清掃やメンテナンスをしている。
特開平7−249172号公報(第2頁、図5) 特開2000−315280号公報(第3−4頁、図2)
しかしながら、カップ式飲料自動販売機に設置されている飲料抽出装置の場合、ボルトなどで販売機本体側に固定されていて簡単には外せない構造が採られているので、この飲料抽出装置の清掃やメンテナンスには専門の知識と工具を必要としている。そのため、専門の知識と工具を有するルートセールスなど作業員でないと飲料抽出装置の清掃やメンテナンスができず、その作業員にとっても飲料抽出装置の清掃やメンテナンスは容易でない問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、飲料抽出装置の清掃やメンテナンスを容易にできる飲料機器を提供することを目的とする。
請求項1記載の飲料機器は、機体と、この機体内に設置された装着部を有する本体ユニット、およびこの本体ユニットの装着部に着脱可能に装着され抽出原料を用いて飲料を抽出する飲料抽出ユニットを備えた飲料抽出装置とを具備しているものである。
請求項2記載の飲料機器は、機体と、この機体内に設置された装着部を有する本体ユニット、この本体ユニットの装着部に着脱可能に装着され抽出原料および湯の供給を受けて飲料を抽出するとともに抽出済み原料を排出する飲料抽出ユニット、および前記本体ユニットの装着部に装着した飲料抽出ユニットに抽出原料を供給する抽出原料供給ユニットを備えた飲料抽出装置と、前記本体ユニットの装着部に装着した飲料抽出ユニットに湯を供給する給湯装置と、前記本体ユニットの装着部に装着した飲料抽出ユニットから排出される抽出済み原料を回収する回収部と、前記本体ユニットの装着部に装着した飲料抽出ユニットで抽出した飲料を注出する飲料注出部とを具備しているものである。
請求項3記載の飲料機器は、請求項2記載の飲料機器において、飲料抽出ユニットは、抽出原料供給ユニットから供給する抽出原料を受け入れる抽出原料受部、および給湯装置から供給する湯を受け入れる湯受部を備え、本体ユニットは、この本体ユニットの装着部に装着した前記飲料抽出ユニットの湯受部に接続して前記給湯装置からの湯を供給する湯供給部を備えているものである。
請求項4記載の飲料機器は、請求項1ないし3いずれか記載の飲料機器において、飲料抽出ユニットは、本体ユニット側から飲料抽出動作の駆動力の供給を受ける駆動受部を備え、本体ユニットは、この本体ユニットの装着部に装着した前記飲料抽出ユニットの駆動受部に接続して駆動力を伝達する駆動伝達部、およびこの駆動伝達部を駆動する駆動部を備えているものである。
請求項5記載の飲料機器は、請求項1ないし4いずれか記載の飲料機器において、飲料抽出ユニットは、本体ユニットの装着部に着脱可能に装着されるフレーム体、抽出原料に湯を通して飲料を抽出する抽出機構、この抽出機構への抽出原料の供給および抽出機構からの抽出済み原料の排出をする抽出原料供給排出機構を備えているものである。
請求項6記載の飲料機器は、請求項1ないし5いずれか記載の飲料機器において、機体は、開口部を有する機器本体およびこの機器本体の開口部を開閉する扉体を有し、飲料抽出装置が前記機器本体の開口部に臨んで配置され、この飲料抽出装置の飲料抽出ユニットが前記機器本体の開口部の方向から着脱可能とするものである。
請求項7記載の飲料機器は、請求項1ないし6いずれか記載の飲料機器において、飲料抽出装置は、本体ユニットの装着部に装着した飲料抽出ユニットを着脱可能に係止する係止手段を有しているものである。
請求項8記載の飲料機器は、請求項1ないし7いずれか記載の飲料機器において、飲料抽出ユニットは、この飲料抽出ユニットを本体ユニットの装着部に対して着脱操作する把手部を備えているものである。
請求項9記載の飲料機器は、請求項1ないし8いずれか記載の飲料機器において、飲料抽出ユニットは、コーヒーを抽出するブルワであるものである。
請求項1記載の飲料機器によれば、機体内に設置された本体ユニットの装着部に対して飲料抽出ユニットを着脱可能に構成したので、飲料抽出ユニットを取り外した状態で清掃やメンテナンスを容易にできる。
請求項2記載の飲料機器によれば、機体内に設置された本体ユニットの装着部に対して飲料抽出ユニットを着脱可能に構成したので、飲料抽出ユニットを取り外した状態で清掃やメンテナンスを容易にでき、また、飲料抽出ユニットを本体ユニットの装着部に装着することにより、この飲料抽出ユニットに対して抽出原料および湯を供給でき、かつこの飲料抽出ユニットで抽出した飲料を飲料注出部に注出できるとともに飲料抽出ユニットから排出する抽出済み原料を回収部に回収できるので、飲料抽出ユニットを装着した状態で飲料抽出動作を確実にできる。
請求項3記載の飲料機器によれば、請求項2記載の飲料機器の効果に加えて、飲料抽出ユニットを本体ユニットの装着部に装着することにより、飲料抽出ユニットの湯受部が本体ユニットの湯供給部に自動的に接続され、給湯装置からの湯を飲料抽出ユニットに供給できる。
請求項4記載の飲料機器によれば、請求項1ないし3いずれか記載の飲料機器の効果に加えて、飲料抽出ユニットを本体ユニットの装着部に装着することにより、飲料抽出ユニットの駆動受部が本体ユニットの駆動伝達部に自動的に接続され、本体ユニットの駆動部によって飲料抽出ユニットを駆動できるとともに、飲料抽出ユニットには駆動部が必要なく、飲料抽出ユニットの丸洗いが可能となり、清掃を容易にできる。
請求項5記載の飲料機器によれば、請求項1ないし4いずれか記載の飲料機器の効果に加えて、飲料抽出ユニットは、フレーム体、抽出機構および抽出原料供給排出機構を備えたので、着脱可能な構成にユニット化できる。
請求項6記載の飲料機器によれば、請求項1ないし5いずれか記載の飲料機器の効果に加えて、飲料抽出装置を機器本体の開口部に臨んで配置し、この飲料抽出装置の飲料抽出ユニットを機器本体の開口部の方向から着脱可能とするので、扉体を開けた機器本体の開口部から飲料抽出ユニットを容易に着脱できる。
請求項7記載の飲料機器によれば、請求項1ないし6いずれか記載の飲料機器の効果に加えて、係止手段により本体ユニットの装着部に装着した飲料抽出ユニットを着脱可能に係止でき、飲料抽出ユニットの位置ずれや脱落を防止し、確実に動作させることができる。
請求項8記載の飲料機器によれば、請求項1ないし7いずれか記載の飲料機器の効果に加えて、飲料抽出ユニットの把手部により飲料抽出ユニットを本体ユニットの装着部に対して容易に着脱操作できる。
請求項9記載の飲料機器によれば、請求項1ないし8いずれか記載の飲料機器の効果に加えて、飲料抽出ユニットがブルワであり、コーヒーを抽出できる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図3、図8および図9において、11は飲料機器としての給茶機で、この給茶機11は機体12を備えている。機体12は、前面に開口部13が形成された箱状の機器本体14と、この機器本体14の前面側に配置されて開口部13を開閉する扉体15とで構成されている。
機器本体14内には、開口部13に臨む前側空間17と後側空間18とを仕切る仕切板19が配設されている。この仕切板19は、機器本体14の奥行き方向の半分より開口部13側である前側に寄った位置に配設されている。仕切板19の前側の略中段の高さ位置には、飲料抽出装置配置部20および給茶装置配置部21が開口部13に平行な左右方向である幅方向に並んで設けられている。
前側空間17には、飲料抽出装置配置部20および給茶装置配置部21に取り付けられる飲料抽出装置22および給茶装置23が配置されている。これら飲料抽出装置22および給茶装置23は、機器本体14の開口部13に臨み、この開口部13に平行な左右方向である幅方向に並んで配置されているとともに、機器本体14の奥行き方向の半分より開口部13側である前側に寄った位置に配置されている。また、前側空間17の下部域であって飲料抽出装置22および給茶装置23の下方には、飲料抽出装置22から排出される抽出済み原料を回収する回収部としての回収ボックス24、およびカップが置かれてそのカップに飲料を注出する飲料注出部としてのカップ置き台25が着脱可能に配置されている。
後側空間18には、飲料抽出装置22、給茶装置23およびカップ置き台25に対して、湯を供給する給湯装置26、および冷水を供給する冷水供給装置27が幅方向に並んで配置されている。給湯装置26は、ヒータで所定温度に沸き上げた湯を貯湯する湯タンクを有し、この湯タンク内の湯を供給する。また、冷水供給装置27は、冷却ユニットを用いて冷却水を貯留する冷却タンクを有し、この冷却タンクの冷却水中に配置した給水パイプを通じて冷却した冷水を供給する。
次に、飲料抽出装置22について説明する。
飲料抽出装置22は、例えば、抽出原料としてコーヒー豆を挽いたコーヒー粉を用いてレギュラーコーヒーを抽出するブルワであり、機器本体14の飲料抽出装置配置部20に設置される本体ユニット31、この本体ユニット31に対して開口部13側から着脱可能に装着されるブルワとしての飲料抽出ユニット32、この飲料抽出ユニット32に抽出原料を供給する抽出原料供給ユニット33を備えている。
本体ユニット31は、一側である左側に配置されるユニット部35と他側である右側に配置されるユニット部36を有し、これら左右一対のユニット部35,36間に飲料注出ユニット32が開口部13側から着脱可能に装着される装着部37が形成されている。
図7に示すように、左側のユニット部35には、装着部37に臨む内面の下縁部に飲料抽出ユニット32の一側下部を支持する支持部38が前後方向に沿って形成されているとともに、装着部37に臨む内面の中間高さ位置に飲料抽出ユニット32が嵌合する嵌合溝部39が前後方向に沿って形成されている。
左側のユニット部35には、飲料抽出ユニット32が装着された状態で係止する係止手段40が設けられている。この係止手段40は、ユニット部35の前面に回動可能に配置された係止摘み41、嵌合溝部39の上下部から嵌合溝部39内へ出没可能とする上下一対の係止部42、ユニット部35内に配置されていて係止摘み41の回動操作に連動して係止部42を出没させる図示しない連動機構を有している。そして、係止摘み41を係止位置に回動操作することにより係止部42が装着部37に装着されている飲料抽出ユニット32に係合して係止し、係止摘み41を係止解除位置に回動操作することにより係止部42が飲料抽出ユニット32から外れて係止解除する。なお、図7には、係止摘み41を係止位置に回動させた状態を示す。
左側のユニット部35の嵌合溝部39に臨む内面には、複数の検知部43がユニット部35内に押し込み可能に配置され、これら各検知部35毎に押し込まれたことを検知する図示しないスイッチがユニット部35内に配置されている。検知部35およびスイッチなどによって、飲料抽出ユニット32の動作位置(カムの位置)を検知する検知手段44が構成されている。
左側のユニット部35の後部側には、飲料抽出ユニット32に駆動力を伝達する駆動伝達部としての駆動ギヤ45が装着部37に臨んで配置され、この駆動ギヤ45はユニット部35に取り付けられた駆動部としてのモータ46の駆動によって回転する。駆動ギヤ45の下方には、飲料抽出ユニット32に湯を供給する湯供給部としての接続継手47が配置され、この接続継手47には給湯装置26から所定圧力の湯が供給される。
また、図1、図4ないし図6に示すように、飲料抽出ユニット32は、一対のフレーム51,52およびこれらフレーム51,52を一体に連結する軸状の複数の連結部53を有するフレーム体54を有している。これら一対のフレーム51,52の内側間には抽出機構55および抽出原料供給排出機構56が配設され、各フレーム51,52には抽出機構55および抽出原料供給排出機構56を連動して動作させる機構部57が配設されている。
図5および図6、図10ないし図13に示すように、抽出機構55は、一対のフレーム51,52間に上下方向に移動可能に支持された円筒状のシリンダ61、このシリンダ61に対して上下方向に移動する上側ピストン62、シリンダ61内に位置する下側ピストン63などを有している。図10に示す初期状態では上下に離反した上側ピストン62とシリンダ61との間でかつ下降したシリンダ61の上面が下側ピストン63の上面に同一面となった状態での下側ピストン63の上面域に抽出原料受入排出部64が形成され、図12および図13に示す飲料抽出動作時にシリンダ61の上昇と上側ピストン62の下降とでシリンダ61内に抽出室である抽出部65が形成される。
シリンダ61の両側には、両側のフレーム51,52に対して上下方向に移動可能に係合するスライド部67、フレーム51,52内に貫通して機構部57に係合する軸部68、この軸部68に回転可能に取り付けられて両側のフレーム51,52に対して上下方向に移動可能に係合するローラ69が設けられている。そして、一対のフレーム51,52の対向する内面には、シリンダ61のスライド部67およびローラ69が上下方向に移動可能に係合するガイド枠70が突設され、このガイド枠70の内側に軸部68が貫通する開口部71が上下方向に沿って形成されている。
シリンダ61の上部にはガイド台部72が形成され、このガイド台部72の一端側である前側上面に抽出原料供給ユニット33から供給される抽出原料を受け止める抽出原料受面73が形成され、ガイド台部72の他端側である後側上面に抽出済み原料を下方へ導くように下降傾斜した排出シュート部74が形成されている。この排出シュート部74の先端側が、抽出後に排出する抽出済み原料が落下して出る抽出済み原料排出口75として構成されている。
上側ピストン62は、シリンダ61内に上方から進退可能とする上側ピストン部81、この上側ピストン部81を機構部57に着脱可能に支持する上側ピストン支持部82を有している。
上側ピストン部81の周囲にはシリンダ61の内周面に密接するOリング83が着脱可能に装着されている。上側ピストン部81の上面には筒状のロッド部84が突設され、これら上側ピストン部81およびロッド部84の内部には湯が流入する流入口85が形成されている。上側ピストン部81の下面には流入口85を通じて送られる湯が通過するフィルタ86が着脱可能に取り付けられている。ロッド部84の上部には流入口85に連通するホース継手87が取り付けられている。このホース継手87にはホース88の一端が取り付けられ、このホース88の他端が一方のフレーム51の後面に配置された湯受部としての接続継手89に接続されている。接続継手89は、飲料抽出ユニット32を本体ユニット31の装着部37に装着することにより、本体ユニット31の接続継手47に自動的に接続され、給湯装置26からの湯の供給が可能となる。
上側ピストン支持部82は、ロッド部84を上下方向にスライド可能に支持するもので、この上側ピストン支持部82と上側ピストン部81との間に介在されるスプリング90によって下方へ向けて付勢している。この上側ピストン支持部82には、両側のフレーム51,52に向けて突出する係合部91が設けられている。そして、これら両側の係合部91は、両側のフレーム51,52の内面に上下方向に沿って形成された開口部92から上下方向にスライド可能に突出された機構部57の上側ピストン取付部93に着脱可能に係合されるとともに、これら上側ピストン取付部93にねじ94で着脱可能に取り付けられている。
下側ピストン63は、シリンダ61内に配置される下側ピストン部101、この下側ピストン部101を両側のフレーム51,52に対して位置固定状態に着脱可能に取り付ける下側ピストン支持部102を有している。
下側ピストン部101の周囲にはシリンダ61の内周面に密接するOリング103が着脱可能に装着され、下側ピストン部101の上面には抽出液を濾すフィルタ104が着脱可能に取り付けられている。下側ピストン部101の下面には筒状のロッド部105が突設され、これら下側ピストン部101およびロッド部105の内部にはフィルタ104で濾した抽出液が下方へ流出する流出口106が形成され、この流出口106内に抽出液の流出量を調整する調整弁107が配設されている。
下側ピストン支持部102は、ロッド部105の下部に設けられ、ロッド部105の下部から両側のフレーム51,52に向けて突出する係合部108を有している。これら両側の係合部108が両側のフレーム51,52のガイド枠70の下部に係合して着脱可能に取り付けられている。
また、抽出原料供給排出機構56は、シリンダ61のガイド台部72に、このガイド台部72の前側の抽出原料受面73側と後側の排出シュート部74とを結ぶ方向に対応した水平方向にスライド可能に取り付けられたスライド部材111を有している。このスライド部材111の前側にはガイド台部72の上面にスライド可能に配置されるホルダ部112が形成され、このホルダ部112の両側位置には円弧状の一対のホルダ体113がガイド台部72上で互いに開閉可能に取り付けられている。これら一対のホルダ体113は図示しないばねなどの付勢手段によって互いに閉じる方向に付勢されている。
一対のホルダ体113が閉じた状態では、これら一対のホルダ体113とホルダ部112とで円筒状の抽出原料受部114が形成され、この抽出原料受部114の内径はシリンダ61の内径と略同一で上側ピストン62が挿通可能に形成されている。一対のホルダ体113の先端側外面には、抽出原料受入排出部64の抽出済み原料A2の周面を押して排出する排出ガイド部115が形成されている。
スライド部材111の後側には枠部116が形成され、この枠部116の両側内面からガイド台部72上に突出して一対のホルダ体113の排出ガイド部115とともに抽出原料受入排出部64の抽出済み原料A2を排出する排出ガイド部117が形成されている。
そして、ガイド台部72の抽出原料受面73上でかつホルダ部112および一対のホルダ体113の内側が、抽出原料A1を受け入れるとともにスライド部材111の移動によって抽出原料A1を抽出原料受入排出部64に供給する供給部118として構成され、また、一対のホルダ体113の排出ガイド部115が、抽出原料受入排出部64から抽出済み原料A2を排出シュート部74側に押して排出する排出部119として構成されている。
スライド部材111の前側両側面には上下方向に沿って長いガイド溝120が形成され、これら各ガイド溝120に一対の各レバー121の一端の図示しない係合軸が上下方向に移動可能に係合されている。各レバー121の他端は、両側のフレーム51,52の内面でガイド枠70の下側ピストン取付部109の近傍位置から突設された支軸122に嵌め込まれて回動可能に軸支されている。各レバー121の一端側近傍の外面には、両側のフレーム51,52の内面に支軸122を中心とする円弧状に形成された開口部123を貫通して機構部57にそれぞれ係合される作用軸124が回転可能に取り付けられている。
支軸122に嵌め込まれたレバー121は、支軸122を貫通して取り付けられるスナップピン125で抜け止め保持されている。この支軸122に取り付けられたスナップピン125の先端は近傍に位置する下側ピストン取付部109に配置された下側ピストン支持部102に係合して下側ピストン支持部102を下側ピストン取付部109に保持している。
また、上側ピストン62より前側位置でガイド台部72の抽出原料受面73の上方には、上下に伸縮可能な抽出原料シュート体127が配設されている。この抽出原料シュート体127の前側上部から上方にカバー部128が延設され、抽出原料シュート体127の上部が抽出原料供給ユニット33から飲料抽出動作毎に所定量の抽出原料が投入供給される抽出原料受部129として形成されている。
また、機構部57は、両側のフレーム51,52に内部に配置されるカムとしてのカムギヤ131を有し、これら両側のカムギヤ131にはフレーム51,52間に回転可能に架設された連動軸132の両端に取り付けられたギヤ133が噛合され、これら両側のカムギヤ131が一体に連動回転する。これら両側のカムギヤ131には、シリンダ61の軸部68、上側ピストン取付部93、レバー121の作用軸124がそれぞれ係合するカム溝が形成されている。そして、カムギヤ131の初期位置から1回転することにより、抽出機構55および抽出原料供給排出機構56による1回の一連の飲料抽出動作がなされる。
一方のフレーム51の後面側には駆動受部としてのギヤ133が臨み、飲料抽出ユニット32を本体ユニット31に装着することにより、本体ユニット31の駆動ギヤ45にギヤ133が自動的に噛合し、飲料抽出ユニット32の機構部57に駆動力が伝達される。
図4に示すように、一方のフレーム51の外面には、本体ユニット31の嵌合溝部39に嵌合する嵌合突部136が突出形成されている。この嵌合突部136の上下部には、飲料抽出ユニット32を本体ユニット31の装着部37に装着した状態で、本体ユニット31の係止手段40の上下一対の係止部42が着脱可能に係合して係止する係止溝137が形成されている。
嵌合突部136の外側面には、飲料抽出ユニット32の動作位置であってカムギヤ131の回転位置に応じて嵌合突部136の外側面から出没する複数の押動部材138が配置されている。これら各押動部材138は、飲料抽出ユニット32を本体ユニット31の装着部37に装着した状態で各検知部43に対向する位置に配置されるように構成されている。例えば、カムギヤ131の外面に飲料抽出ユニット32の動作位置に対応して凹部または凸部を形成しておくことにより、これら凹部または凸部によって各押動部材138が出没し、各検知部43を変位させて位置検知できる。なお、カムギヤ131が初期位置(待機位置)にあるとき、全ての各押動部材138が突出せず、飲料抽出ユニット32を本体ユニット31の装着部37に着脱可能とする。
また、図1、図4、図9に示すように、フレーム体54の下部には、抽出機構55で抽出して流出口106から下方へ流出する飲料を受け入れてカップ置き台25の所定の注出位置に注出するロート141が着脱可能に取り付けられている。このロート141の前側下部には受け入れた飲料を注出する飲料注出口142が形成されている。
また、フレーム体54の前側上部にフレーム51,52を連結する連結部53が位置し、この連結部53が飲料注出ユニット32を本体ユニット31に着脱する把手部146として構成されている。
また、抽出原料供給ユニット33は、抽出原料を収容する容器150を有している。この容器150は、容器本体151、この容器本体151の上面を開閉する容器蓋体152を有し、この容器蓋体152を開放して容器本体151内に抽出原料を補給可能としている。容器本体151の前面下部には、抽出原料を繰り出す繰出口153が形成され、容器本体151内の底部に抽出原料を繰出口153へ送って繰り出すスクリューなどの図示しない繰出部材が回転可能に配置されている。
機器本体14の飲料抽出装置配置部20には、抽出原料供給ユニット33を取り付ける取付台155が配設され、この取付台155上に容器本体151が位置決め載置されて図示しない取付ねじにより着脱可能に取り付けられている。なお、取付台155に容器本体151を載置した際に、容器本体151の後側から突出する繰出部材のカップリングと飲料抽出装置配置部20に配置されたカップリングとが連結され、飲料抽出装置配置部20に配置されたモータによってこれらカップリングを介して繰出部材を回転駆動し、抽出原料の繰出供給がなされる。
次に、給茶装置23について説明する。
図1ないし図3、図9に示すように、給茶装置23は、例えば給茶用原料として緑茶などの粉末原料を用いて飲料を提供する給茶用ユニット201、この給茶用ユニット201に給茶用原料を供給する給茶用原料供給ユニット202を有している。
給茶用ユニット201は、給茶用原料と湯または冷水とを攪拌混合する複数のミキシングボール204が一体に形成されたミキシングボール体205を備えている。
ミキシングボール体205の上部には各ミキシングボール204の上部に配置される複数の蓋部206が一体に形成された蓋体207が着脱可能に配置されている。この蓋体207の各蓋部206には、給茶用原料供給ユニット202から供給される給茶用原料を受け入れる原料受入口207a、給湯装置26から供給される湯または冷水供給装置27から供給される冷水を受け入れる湯水受入口207bが形成されている。さらに、蓋体207の各蓋部206には、各ミキシングボール204内で回転して給茶用原料と湯または冷水とを攪拌混合する攪拌羽根208が回転可能に取り付けられている。各攪拌羽根208の上部には、外部から回転駆動力を受けるための駆動用連結部209が配置されている。
ミキシングボール体205の下部には、各ミキシングボール204で攪拌混合されて排出される飲料を受け入れてカップ置き台25の所定の注出位置に注出する複数のロート210が一体に形成されたロート体211が着脱可能に配置されている。各ロート210の前側下部には受け入れた飲料を注出する注出口210aが形成されている。ロート体211の上縁部の両側に沿って取付部212が突出形成され、これら両側の取付部212の後部近傍に係止突部213が突設されている。
ミキシングボール体205とロート体211と間の後部には、各ミキシングボール204の後部上側に連通するダクト部214の空間が形成されている。ロート体211の下面にはダクト部214に連通する通路部215が下方へ突出形成されている。
給茶装置配置部21には、給茶用ユニット201および給茶用原料供給ユニット202が着脱可能に取り付けられる取付台217が配設されている。この取付台217の下部には給茶用ユニット201を機器本体14の開口部13側から着脱可能に取り付ける一対のガイドレール218が取り付けられている。これらガイドレール218の対向する内面には、ロート体211の両側の取付部212が前後方向にスライド可能に嵌合するレール部219が形成されている。これらレール部219には、給茶用ユニット201を所定の装着位置まで挿入したときに、ロート体211の取付部212の係止突部213に弾性的に係合して係止する図示しない爪部が形成されている。そして、給茶用ユニット201を引き出し操作することにより、ロート体211の係止突部213とガイドレール218の爪部との係合が外れ、給茶用ユニット201を外すことができる。
なお、取付台217の下部側には、給茶用ユニット201を所定の装着位置まで挿入したときに、各攪拌羽根208の駆動用連結部209が係合する図示しない伝達部材が配置され、この伝達部材を介して攪拌用モータによって攪拌羽根208を回転駆動可能とする。さらに、取付台217の下部側には、給茶用ユニット201を所定の装着位置まで挿入したときに、蓋体207の各湯水受入口207bの上方に位置する図示しないノズルが配置され、このノズルを通じて湯または冷水を各ミキシングボール204内に供給可能としている。
また、給茶用原料供給ユニット202は、給茶用原料を収容する容器222を有している。この容器222は、容器本体223、この容器本体223の上面を開閉する容器蓋体224を有し、この容器蓋体224を開放して容器本体223内に給茶用原料を補給可能としている。容器本体223の前面下部には、給茶用原料を繰り出す繰出口225が形成され、容器本体223内の底部に給茶用原料を繰出口225へ送って繰り出すスクリューなどの図示しない繰出部材が回転可能に配置されている。
取付台217上に容器本体223が位置決め載置されて着脱可能に取り付けられている。なお、取付台217に容器本体223を載置した際に、容器本体223の後側から突出する繰出部材のカップリングと給茶装置配置部21に配置されたカップリングとが連結され、給茶装置配置部21に配置されたモータによってこれらカップリングを介して繰出部材を回転駆動し、給茶用原料の繰出供給がなされる。
また、各容器222の繰出口225から繰り出す給茶用原料を各ミキシングボール204に導く複数のシュート228が一体に形成されたシュート体229を備えている。このシュート体229は、各シュート228の下部が蓋体207の原料受入口207aに着脱可能に嵌合されるとともに、シュート体229に設けられた爪部230を取付台217の前面部に対して引っ掛けて着脱可能に取り付けられる。シュート体229の取付状態では、各容器222の前部側に係合して保持する。
また、図9に示すように、各ミキシングボール204内に湯を供給した際に立ち込める湯気を排気するための排気ユニット233が配設されている。この排気ユニット233は、給茶用ユニット201のロート210から下方に突出する通路部215に連結され、このロート210の通路部215およびダクト部214を通じて各ミキシングボール204内を吸引する排気ファンや、排気とともに流れ込んだ給茶用原料を捕獲するフィルタを備えている。
次に、回収ボックス24およびカップ置き台25は、飲料抽出装置22および給茶装置23の下部にわたって横長に形成されている。
回収ボックス24は、上面を開口した容器で形成され、カップ置き台25より後側の位置であって、飲料抽出ユニット32の抽出済み原料排出口75の下方に配置され、飲料抽出ユニット32の抽出済み原料排出口75から排出する抽出済み原料A2を受け入れ可能としている。カップ置き台25は、回収ボックス24より前側の位置であって、飲料抽出ユニット32のロート141の飲料注出口142の下方、および給茶用ユニット201のロート210の注出口210aの下方に配置されている。
カップ置き台25は、前面が開口形成されているとともに、飲料抽出装置22や給茶装置23から飲料の注出を受ける上面の各箇所が開口形成されている。カップ置き台25の幅方向の3箇所が注出位置とされ、左側の注出位置に飲料抽出装置22で抽出された飲料が注出され、中央および右側の注出位置に給茶装置23で調合された飲料が注出される。また、中央の注出位置には、湯または冷水を直接注出可能とする。
次に、図8に示すように、扉体15の前面には、カップ置き台25が臨む開口部241が形成され、この開口部241の上方であって各注出位置に対応した上方に、温用および冷用の各選択ボタン242が配置されている。
次に、給茶機11の動作について説明する。
機器本体14には、その開口部13を通じて、飲料抽出装置22の抽出原料供給ユニット33が取付台155上に取り付けられるとともに飲料抽出ユニット32が本体ユニット31に装着され、さらに、給茶装置23の各容器222、給茶用ユニット201、シュート体229が順に装着される。また、機器本体14には、その開口部13を通じて、飲料抽出装置22および給茶装置23の下方に、回収ボックス24およびカップ置き台25が順に配置される。なお、飲料抽出ユニット32を装着する場合には、飲料抽出ユニット32の把手部146を持つことによって容易に装着することができる。
そして、飲料抽出装置22による飲料抽出動作について説明する。
飲料抽出装置22の飲料抽出ユニット32が本体ユニット31に装着された状態では、飲料抽出ユニット32の一方のギヤ133が本体ユニット31の駆動ギヤ45に噛合して駆動力の伝達が可能になり、飲料抽出ユニット32の接続継手89が本体ユニット31の接続継手47に接続されて湯の供給が可能になっている。また、容器本体151の後側から突出する繰出部材のカップリングと飲料抽出装置配置部20に配置されたカップリングとが連結され、飲料抽出装置配置部20に配置されたモータによってこれらカップリングを介して繰出部材を回転駆動可能になる。また、係止摘み41を係止位置に回動して、本体ユニット31に対して飲料抽出ユニット32を係止する。
図10に示すように、飲料抽出ユニット32の初期状態、すなわちカムギヤ131の回動位置が初期位置にある状態では、シリンダ61が下降し、シリンダ61の上面が下側ピストン63の上面と同一面に位置され、上側ピストン62が上昇し、上側ピストン62の下方の下側ピストン63上に抽出原料受入排出部64が形成されている。抽出原料供給排出機構56のスライド部材111がガイド台部72の前側方向に移動しており、ガイド台部72の抽出原料受面73上で一対のホルダ体113が閉じて円筒状の抽出原料受部114が形成されている。したがって、抽出原料受面73上でかつ抽出原料受部114の内側に形成される供給部118が抽出原料シュート体127の下方に配置され、一対のホルダ体113の外側面で構成される排出部119が抽出原料受入排出部64に対向されている。また、前回の飲料抽出動作時の抽出済み原料A2が抽出原料受入排出部64に配置されている。
そして、飲料抽出動作開始時には、まず、抽出原料供給ユニット33から抽出原料A1が、抽出原料シュート体127に繰り出され、この抽出原料シュート体127を通じて抽出原料受面73上でかつ抽出原料受部114の内側の供給部118内に収容される。
その後、本体ユニット31のモータ46からの駆動力が飲料抽出ユニット32のギヤ133を通じてカムギヤ131に伝達され、カムギヤ131の飲料抽出動作に伴う1回転が開始される。
カムギヤ113の回転初期では、図11に示すように、カムギヤ131に係合する作用軸124およびレバー121を介してスライド部材111がガイド台部72の後側方向へ移動し、排出部119で抽出原料受入排出部64に位置する抽出済み原料A2を押して排出シュート部74を通じて下方の回収ボックス24に排出するとともに、供給部118内の抽出原料A1を抽出原料受入排出部64に移動させる。スライド部材111は、抽出原料受部114の中心がシリンダ61の中心に一致するまで移動する。
続いて、カムギヤ131の回転中期では、図12に示すように、カムギヤ131に軸部68を介して係合するシリンダ61が上昇し、シリンダ61内に上側ピストン62が係合し、シリンダ61と上側ピストン62と下側ピストン63との間に抽出原料A1を収容した抽出部(抽出室)65が形成される。このシリンダ61の上昇時に、スライド部材111も一体に上昇し、このスライド部材111で抽出原料シュート体127を押し上げて収縮させる。
図13に示すように、カムギヤ131に係合する上側ピストン取付部93を介して上側ピストン62が下降し、下側ピストン63との間で抽出原料A1を圧縮する。
この抽出原料A1を圧縮する際のタイミングで、給湯装置26から所定圧力の湯が本体ユニット31の接続継手47、飲料抽出ユニット32の接続継手89、ホース88、ホース継手87、上側ピストン62の流入口85を通じて抽出部65に供給される。所定圧力の湯が圧縮されている抽出原料A1を通過する間に抽出された抽出液すなわち飲料が、下側ピストン63のフィルタ104で濾されて流出口106を通じて下方のロート141へ流出し、このロート141の飲料注出口142から予めカップ置き台25の左側の注出位置に置かれているカップに注がれる。このとき、調整弁107の径によって、抽出する時間や圧力を変化させ、飲料の味や香りを調節できる。
そして、スライド部材111がガイド台部72の前側方向へ向けて戻るように移動を開始し、一対のホルダ体113が上側ピストン62に当接するが、一対のホルダ体113がばねの付勢に抗して開くことにより、スライド部材111の移動が支障なく継続される。
続いて、カムギヤ131の回転後期では、シリンダ61が下降して初期位置に戻り、上側ピストン62が上昇して初期位置に戻り、図11に示す初期状態に復帰し、1回の抽出動作を完了する。
次に、給茶装置23による飲料提供動作について説明する。
給茶装置23を機器本体14の給茶装置配置部21に装着した状態では、各容器222の繰出部材のカップリングと給茶装置配置部21に配置されたカップリングとが連結され、給茶装置配置部21に配置されたモータによってこれらカップリングを介して繰出部材を回転駆動可能となる。また、給茶用ユニット201の各攪拌羽根208の駆動用連結部209が給茶装置配置部21側の伝達部材に連結されて攪拌用モータで回転駆動可能となり、蓋体207の各湯水受入口207bに図示しないノズルを通じて湯または冷水を各ミキシングボール204内に供給可能となる。
そして、給茶用の選択ボタン242が操作された場合、選択された容器222から給茶用原料をミキシングボール204に供給するとともに、給湯装置26からの湯または冷水供給装置27からの冷水をミキシングボール204に供給し、これら給茶用原料と湯または冷水とを回転する攪拌羽根208によって攪拌混合する。所定時間後に攪拌羽根208の回転を停止させることにより、ミキシングボール204から飲料がロート210に流出し、このロート210の注出口210aから予めカップ置き台25の注出位置に置かれているカップに注がれる。
また、給茶機11の清掃やメンテナンスのときには、機器本体14の開口部13を通じて、カップ置き台25および回収ボックス24を順に外し、飲料抽出装置22の飲料抽出ユニット32および抽出原料供給ユニット33を外し、給茶装置23のシュート体229、給茶用ユニット201および各容器222を外す。なお、飲料抽出ユニット32を外す場合には、係止摘み41を係止解除位置に回動させて、本体ユニット31に対する飲料抽出ユニット32の係止を解除し、また、飲料抽出ユニット32の把手部146を持つことによって容易に取り外すことができる。
取り外した飲料抽出ユニット32は、電気部品を備えていないため、丸洗いすることができる。また、給茶用ユニット201やシュート体229なども分解して洗浄することができる。
このように、給茶機11に適用した飲料抽出装置22では、給茶機11の機体12内に設置された本体ユニット31の装着部37に対して飲料抽出ユニット32を着脱可能に構成したので、飲料抽出ユニット32を取り外した状態で清掃やメンテナンスを容易にでき、また、飲料抽出ユニット32を本体ユニット31の装着部37に装着することにより、この飲料抽出ユニット32に対して抽出原料および湯を供給でき、かつこの飲料抽出ユニット32で抽出した飲料をカップ置き台25のカップに注出できるとともに飲料抽出ユニット32から排出する抽出済み原料A2を回収ボックス24に回収できるので、飲料抽出ユニット32を装着した状態で飲料抽出動作を確実にできる。
また、飲料抽出ユニット32は、フレーム体54、抽出機構55および抽出原料供給排出機構56を備えたので、本体ユニット31に対して着脱可能な構成にユニット化できる。
また、飲料抽出ユニット32を本体ユニット31の装着部37に装着することにより、飲料抽出ユニット32の接続継手89が本体ユニット31の接続継手47に自動的に接続され、給湯装置26からの湯を飲料抽出ユニット32に供給でき、同様に、飲料抽出ユニット32のギヤ133が本体ユニット31の駆動ギヤ45に自動的に噛合され、本体ユニット31のモータ46によって飲料抽出ユニット32を駆動できるとともに、飲料抽出ユニット32には駆動部が必要なく、飲料抽出ユニット32の丸洗いが可能となり、清掃を容易にできる。
また、飲料抽出装置22を機器本体14の開口部13に臨んで配置し、この飲料抽出装置22の飲料抽出ユニット32を機器本体14の開口部13の方向から着脱可能とするので、扉体15を開けた機器本体14の開口部13から飲料抽出ユニット32を容易に着脱できる。
また、係止手段40により本体ユニット31の装着部37に装着した飲料抽出ユニット32を着脱可能に係止でき、飲料抽出ユニット32の位置ずれや脱落を防止し、確実に動作させることができる。
また、飲料抽出ユニット32の把手部146により飲料抽出ユニット32を本体ユニット32の装着部37に対して容易に着脱操作できる。
なお、飲料抽出装置22を、給茶装置23と並設して給茶機11として構成したが、飲料抽出装置22のみを用いた専用の飲料機器として構成してもよい。
また、飲料機器としては、給茶機11に限らず、カップ式飲料自動販売機にも適用でき、同様の作用効果が得られる。
本発明の一実施の形態を示す飲料機器の飲料抽出ユニットを外した状態の斜視図である。 同上飲料機器の飲料抽出ユニットを装着した状態の斜視図である。 同上飲料機器の飲料抽出装置および給茶装置を外した分解状態の斜視図である。 同上飲料機器の飲料抽出ユニットの前面側から見た斜視図である。 同上飲料機器の飲料抽出ユニットの後面側から見た斜視図である。 同上飲料機器の飲料抽出ユニットの内部構造を示す斜視図である。 同上飲料機器の本体ユニットの斜視図である。 同上飲料機器の正面図である。 同上飲料機器の扉体を外した正面図である。 同上飲料機器の飲料抽出ユニットの初期状態の断面図である。 同上飲料機器の飲料抽出ユニットの図10の初期状態からの抽出動作を示す断面図である。 同上飲料機器の飲料抽出ユニットの図11に続く抽出動作を示す断面図である。 同上飲料機器の飲料抽出ユニットの図12に続く抽出動作を示す断面図である。
符号の説明
11 飲料機器としての給茶機
12 機体
13 開口部
14 機器本体
15 扉体
22 飲料抽出装置
24 回収部としての回収ボックス
25 飲料注出部としてのカップ置き台
26 給湯装置
31 本体ユニット
32 飲料抽出ユニット
33 抽出原料供給ユニット
37 装着部
40 係止手段
45 駆動伝達部としての駆動ギヤ
46 駆動部としてのモータ
47 湯供給部
54 フレーム体
55 抽出機構
56 抽出原料供給排出機構
89 湯受部
129 抽出原料受部
133 駆動受部としてのギヤ
146 把手部
A1 抽出原料
A2 抽出済み原料

Claims (9)

  1. 機体と、
    この機体内に設置された装着部を有する本体ユニット、およびこの本体ユニットの装着部に着脱可能に装着され抽出原料を用いて飲料を抽出する飲料抽出ユニットを備えた飲料抽出装置と
    を具備していることを特徴とする飲料機器。
  2. 機体と、
    この機体内に設置された装着部を有する本体ユニット、この本体ユニットの装着部に着脱可能に装着され抽出原料および湯の供給を受けて飲料を抽出するとともに抽出済み原料を排出する飲料抽出ユニット、および前記本体ユニットの装着部に装着した飲料抽出ユニットに抽出原料を供給する抽出原料供給ユニットを備えた飲料抽出装置と、
    前記本体ユニットの装着部に装着した飲料抽出ユニットに湯を供給する給湯装置と、
    前記本体ユニットの装着部に装着した飲料抽出ユニットから排出される抽出済み原料を回収する回収部と、
    前記本体ユニットの装着部に装着した飲料抽出ユニットで抽出した飲料を注出する飲料注出部と
    を具備していることを特徴とする飲料機器。
  3. 飲料抽出ユニットは、抽出原料供給ユニットから供給する抽出原料を受け入れる抽出原料受部、および給湯装置から供給する湯を受け入れる湯受部を備え、
    本体ユニットは、この本体ユニットの装着部に装着した前記飲料抽出ユニットの湯受部に接続して前記給湯装置からの湯を供給する湯供給部を備えている
    ことを特徴とする請求項2記載の飲料機器。
  4. 飲料抽出ユニットは、本体ユニット側から飲料抽出動作の駆動力の供給を受ける駆動受部を備え、
    本体ユニットは、この本体ユニットの装着部に装着した前記飲料抽出ユニットの駆動受部に接続して駆動力を伝達する駆動伝達部、およびこの駆動伝達部を駆動する駆動部を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の飲料機器。
  5. 飲料抽出ユニットは、本体ユニットの装着部に着脱可能に装着されるフレーム体、抽出原料に湯を通して飲料を抽出する抽出機構、この抽出機構への抽出原料の供給および抽出機構からの抽出済み原料の排出をする抽出原料供給排出機構を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の飲料機器。
  6. 機体は、開口部を有する機器本体およびこの機器本体の開口部を開閉する扉体を有し、
    飲料抽出装置が前記機器本体の開口部に臨んで配置され、この飲料抽出装置の飲料抽出ユニットが前記機器本体の開口部の方向から着脱可能とする
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載の飲料機器。
  7. 飲料抽出装置は、本体ユニットの装着部に装着した飲料抽出ユニットを着脱可能に係止する係止手段を有している
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の飲料機器。
  8. 飲料抽出ユニットは、この飲料抽出ユニットを本体ユニットの装着部に対して着脱操作する把手部を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載の飲料機器。
  9. 飲料抽出ユニットは、コーヒーを抽出するブルワである
    ことを特徴とする請求項1ないし8いずれか記載の飲料機器。
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