JP2006296601A - 昇降式収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 収納棚を前後方向に傾かせずに上昇させるようにした昇降式収納装置を提供する。
【解決手段】 昇降式収納装置は、収納棚2をキッチン用フロアキャビネット1のカウンター上に上昇させるとともにカウンター下に下降させる昇降機構6を備えている。前記昇降機構6は、前記収納棚2の左側位置と右側位置とに設けられたブラケット17の前後方向の略中央に連結されたそれぞれのベルト22A,22Bを収納棚2の下方で収納棚2の前後方向の略中央に対応する位置に配設されたドラム21A,21Bで巻き取り・巻き戻す構成となっている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、キッチン用フロアキャビネットに設けられる昇降式収納装置に関する。
一般に、キッチン用フロアキャビネットは、カウンター下に収納部を設けているから、収納物(皿、鍋、調味料等)を出し入れするには、調理作業等を一旦中断して屈んだ状態で収納部から収納物を出し入れする必要があった。
このため、フロアキャビネット上方の天袋に収納部を設けて、収納物を出し入れする際に、収納部を引き下ろせるようにしたものがある(特許文献1、2参照)。
しかしながら、特許文献1、2のような昇降式収納装置は、収納部を引き下ろした時でも、収納部の上段に収納物を出し入れしにくいという問題があった。
また、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンにおいては、設置すべき壁面が無いので、昇降式収納装置を設置しづらいという問題があった。
そこで、本出願人は、オープン型の対面キッチンに好適で、収納物を出し入れしやすくするために、キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚(水切り棚)と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置を提案した。
特開2000−316643号公報 特開2001−149297号公報
本出願人の提案に係る昇降式収納装置においては、昇降機構は、収納棚の左側位置と右側位置とに連結されたそれぞれのベルトを収納棚の下方に配設されるドラムで巻き取り・巻き戻すことにより収納棚をベルトで上昇・下降させるようになっている。
この構成では、収納棚を上昇させる際に、収納棚の自重とベルトの引き上げ力との偏荷重によって収納棚ががたつかないようにするために、収納棚を前後方向に傾かせずに上昇させるようにしたいという要望があった。
本発明は、前記要望に応えるためになされたもので、収納棚を前後方向に傾かせずに上昇させるようにした昇降式収納装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、前記昇降機構は、前記収納棚の左側位置または右側位置に連結されたベルトのそれぞれを収納棚の下方でドラムに巻き取ることにより収納棚をベルトで引き上げて上昇させるものであり、前記各ベルトは、収納棚の左側位置または右側位置の前後方向の略中央に連結されているとともに、前記ドラムは、収納棚の前後方向の略中央に対応する位置に配設されていることを特徴とするものである。
組立ての作業性を向上させるために、前記ドラムは、モータにより回転させられるようになっており、このモータとドラムとは、前記収納空間の下面に固定される共通のベースに取付けられていることが好ましい。
収納空間にコンパクトに収納するために、前記ドラムと前記モータとはそれぞれの回転軸が略平行となるように並列に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、各ベルトを収納棚の左側位置と右側位置の前後方向の略中央にそれぞれ連結するとともに、これらのベルトを巻き取るドラムを収納棚の前後方向の略中央に対応する位置に配設したから、収納棚を前後方向に傾かせることなく上昇させることができ、収納棚をがたつきなくスムーズに上昇させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2はキッチン用フロアキャビネット1であって、図1は収納棚(水切り棚)2が下降位置(不使用時)Dの斜視図、図2は収納棚2が上昇位置(使用時)Uの斜視図である。前記フロアキャビネット1は、キッチンとダイニング・リビングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンを想定しているが、オープン型の対面キッチンでなくても可能である。
前記フロアキャビネット1の上面はカウンター1aで構成されており、このカウンター1aの右側位置にシンク3が設けられ、シンク3の後方位置に収納棚2が配置されている。なお、シンク3の側方位置に収納棚2を配置することもできる。ここで、左右や前後の方向の表現は、キッチン側でシンク3の前に立ってダイニング・リビング側を向いた者が見た状態としている。
前記収納棚2は、フロアキャビネット1のカウンター1aに形成された昇降用開口5(図4参照)内に配置されて、この収納棚2は、後述する昇降機構6によって、カウンター下の収納空間14(図4参照)に下降させる下降位置Dと、カウンター上に上昇させる上昇位置Uとに昇降されるようになる。図2のように、前記昇降用開口5は、横長四角枠状のカバー枠8で覆われている。
前記収納棚2の内部には、上下2段で食器類の水切り部2a,2bが設けられているとともに、収納棚2の上面は天板カウンター4で構成されている。
前記天板カウンター4は、図1のように、下降位置Dでは、カバー枠8とともに昇降用開口5を覆ってフロアキャビネット1のカウンター1aの上面と僅かの隙間を隔てて対向し、カウンターの一部を構成することになるから、この天板カウンター4の上をカウンタースペース(作業スペース)として利用することができる。
この天板カウンター4の右側前面位置には、収納棚2を昇降操作するための操作パネル7が取付けられている。この操作パネル7には、図3に示すように、上昇スイッチ7a、停止スイッチ7b、下降スイッチ7c、ロックスイッチ7dが設けられるとともに、点灯または点滅することにより各種の状態を報知するLED7e,7fが設けられている。
図7(a)は、天板カウンター4を省略した収納棚2の斜視図である。前記収納棚2は、横長長方形状の上部フレーム2Aと下部フレーム2Bと、縦長長方形状の左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとで横長四角枠状に溶接等で一体的に組み立てられていて、下部フレーム2Bの下部に水受けトレー10(図5参照)を取付けている。
前記上部フレーム2Aと下部フレーム2Bと左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの裏面(ダイニング・リビング側)には化粧板11が取付けられて覆われるとともに、左側部フレーム2Cと右側部フレーム2D、および上部フレーム2Aには、化粧板12a〜12cがそれぞれ取付けられている。なお、化粧板11が透光性であると、ダイニング・リビング側の光で収納棚2内を明るくすることができる。
また、上部フレーム2Aに取付けられた化粧板12cには、換気ファン35が設けられている。この換気ファン35は、収納棚2が下降位置Dにあるときに、収納空間14内の空気を外部に排出するためのものであり、当該換気ファン35には、湿度を検出する湿度センサー(図示せず)が取付けられていて、湿度が所定値以上になったときに駆動するようになっている。
図4〜図6に示すように、前記昇降用開口5に対応するフロアキャビネット1の内部には、下降位置Dの収納棚2を収納する収納空間14が設けられ、この収納空間14は、左右の側板14A,14Bと底板14Cとで下方から略U字状に囲まれ、上方に開口している。そして、左右の側板14A,14Bと底板14Cとのシンク3側の面は背板14Dで閉じられているとともに、ダイニング側の面は点検用扉14Eで開閉可能に閉じられている。
前記収納空間14内には、収納棚2の昇降機構6が収納されている。この昇降機構6は、収納棚2の左側位置と右側位置とに連結されたそれぞれのベルト22A,22Bを収納棚2の下方でドラム21A,21Bに巻き取ることにより収納棚2をベルト22A,22Bで引き上げて上昇させるとともに、ベルト22A,22Bをドラム21A,21Bから巻き戻すことにより収納棚2を自重で下降させるものである。
具体的には、前記収納空間14の左右の側板14A,14Bの内面には、上下方向に延在して、前後方向に一対のガイドレール15がそれぞれ固定され、この一対のガイドレール15の間に位置する左右の側板14A,14Bの内面には、ガイドレール15の上端部と下端部とに対応して、上プーリ16Aと下プーリ16Bとがそれぞれ固定されている。
前記収納棚2の左側部フレーム2Cと右側部フレーム2Dとの下部には、図7(b)に示すように、H字状のブラケット17がそれぞれ固定され、各ブラケット17には、前記対応するガイドレール15に上下摺動可能に嵌り込む合成樹脂製のシュー18がそれぞれ取付けられている。そして、ブラケット17のシュー18がガイドレール15によって上下摺動するようにガイドされるようになっている。
前記収納空間14の底板14Cには、図6(a)に示すように、収納棚2の前後左右方向の略中央に対応する位置(図中の二点鎖線が交差する位置)に2個のドラム21A,21Bが前後方向に直列に並んで配置されている。そして、ドラム21A,21Bの右隣に、当該ドラム21A,21Bをチェーン21cを介して回転させる電動モータ20がドラム21A,21Bに並列に配置されている。これらのドラム21A,21Bと電動モータ20とは、詳しくは後述するが、共通のベース61に取付けられていて、このベース61が底板14Cに固定されるようになっている。
そして、図4および図5に示すように、後側(図4および図5では手前側)のドラム21Aには、左側のベルト22Aが上方から巻き付けられて内端部が係止されるとともに、前側(図4および図5では奥側)のドラム21Bには、右側のベルト22Bが下方から巻き付けられて内端部が係止されている。なお、図4および図5では、電動モータ20およびベース61を省略している。
前記左側のベルト22Aは、左の側板14Aの下プーリ16Bと上プーリ16Aとに順に掛け回されて、その外端部は、図6(b)に示すように、前記収納棚2の左側部フレーム2Cに固定されたブラケット17の前後方向の略中央に内側から連結金具17aを介して連結されている。
また、前記右側のベルト22Bも同様に、右の側板14Bの下プーリ16Bと上プーリ16Aとに順に掛け回されて、その外端部は、前記収納棚2の右側部フレーム2Dに固定されたブラケット17の前後方向の略中央に内側から連結金具17aを介して連結されている。
したがって、前記操作パネル7の上昇スイッチ7aを押圧操作することで、電動モータ20が正転すると、各ドラム21A,21Bが図5において矢印a回りに駆動されて、左右のベルト22A,22Bが各ドラム21A,21Bに巻き取られることで、収納棚2の左右のブラケット17が左右のベルト22A,22Bで引き上げられながらガイドレール15でガイドされて上昇することにより、収納棚2がカウンター上の上昇位置Uに上昇されるようになる。前記収納棚2が上昇位置Uまで上昇されると、電動モータ20が停止して、逆転しないようにブレーキが掛けられるとともに、上昇スイッチ7aをさらに押圧操作しても電動モータ20が正転されないように制御される。
前記操作パネル7の下降スイッチ7cを押圧操作することで、電動モータ20のブレーキが解除されて、収納棚2の左右のブラケット17がガイドレール15でガイドされて、収納棚2が自重で下降することにより、収納棚2がカウンター下の下降位置Dに下降されるようになる。なお、図5において、17´は、下降位置Dのブラケットを示している。
この場合、電動モータ20を逆転させながら左右のベルト22A,22Bを各ドラム21A,21Bから巻き戻すようになるが、この電動モータ20の逆転は、収納棚2が自重で急激に下降しないようにブレーキを掛けるように設定されている。なお、下降スイッチ7cを押圧操作すると、収納棚2がカウンター下の下降位置Dに自動下降されるが、下降位置Dの手前(例えば50mm程度)までは、自動下降するが、それ以上の下降は、下降スイッチ7cを押圧操作し続けなければ下降しないようにすれば(いわゆる2段押し)、安全性を高めることができる。
また、前記操作パネル7の停止スイッチ7bを押圧操作すると、電動モータ20が停止して、収納棚2を上昇途中位置または下降途中位置でストップさせることができる。
さらに、操作パネル7のロックスイッチ7dを設定した時間(例えば3秒間)押圧操作し続けると、上側のLED7eが点灯してロック状態となり、各スイッチ7a〜7cを押圧操作してもその操作は無効となる。逆に、LED7eが点灯した状態で、ロックスイッチ7dを設定時間押圧操作し続けると、LED7eが消灯してロック状態が解除される。
また、収納棚2の昇降操作の異常や過積載等は、上側のLED7eの点滅により報知されるとともに図略のブザーによって警報されるようになっている。
前記各スイッチ7a〜7d及びLED7e,7fは、前記収納空間14の底板14Cの上に取付けられた制御ボックス32(図4参照)の制御回路に接続されている。なお、前記電動モータ20も、前記制御ボックス32の制御回路に接続されている。
一方、図4および図5に示すように、前記収納棚2の水受けトレー10の底部は、中央部が下向きに窪むように形成されて、この底部の中央部には排水口10aが設けられている。この排水口10aにフレキシブルな排水パイプ25の一端25aが連結されるとともに、この排水パイプ25の他端25bは、前記収納空間14の背板14Dの内壁面に取付けた水受けマス26の上部位置に連結されている。
前記水受けマス26は、上部が開口した四角箱状であり、この水受けマス26の下部にはU字状の排水トラップ27の入口端が連結されるとともに、この排水トラップ27の出口端には排水管28が連結されている。この排水管28は、前記収納空間14の底板14Cの開口14aから下水配管等(図示せず。)に連結されている。
さらに、前記収納空間14の背板14Dの内壁面に取付けた水受けマス26とほぼ同じ高さ位置に、傾斜させた水受け樋30が背板14Dの内壁面に水密状態で取付けられて、この水受け樋30の傾斜下側は、水受けマス26の上部位置に連結されている。この水受け樋30は、前記昇降用開口5の前側のほぼ真下に位置させている。
なお、図示は省略するが、前記排水トラップ27には、水位センサーが設けられており、排水トラップ27内の水の有無は下側のLED7fの点灯及び消灯によって報知され、排水トラップ27内の異常は操作パネル7の下側のLED7fの点滅によって報知されるとともに図略のブザーによって警報されるようになっている。
前記昇降機構6のドラム21A,21Bと電動モータ20とが取付けられているベース61は、一枚の金属板が折り曲げ形成されたものであり、図8に示すように、左側前部のコーナー部が欠けた平面視で幅広L字状の底板61cと、底板61cの略全幅に亘って底板61cの後端部から直立に立上る横長長方形状の後壁61aと、底板61cの左側前部のコーナー部が欠けた部分から直立に立上って後壁61aの左側部分と対向する前壁61bとからなっている。そして、ベース61は、固定ネジ63によって収納空間14の底板14Cに固定されるようになっている。
前記後壁61aと前壁61bとには、当該後壁61aおよび前壁61bを貫通するように前後方向に延在する回動軸21dが軸心回りに回動可能に支持されていて、この回動軸21dの前側位置に前記ドラム21A,21Bが固定されている。すなわちドラム21A,21Bは、回動軸21dを介してベース61に取付けられている。
一方、底板61cの右側位置には、受け台62が載置された状態で固定され、この受け台62の上面に減速機21aが取付けられている。そして、減速機21aの前面に電動モータ20が軸心方向が前後方向を向く姿勢で取付けられている。すなわち、電動モータ20は、減速機21aおよび受け台62を介してベース61に取付けられており、電動モータ20の軸心方向とドラム21A,21Bが固定されている回動軸21dの軸心方向とは略平行となっている。
前記受け台62は、減速機21aの取付けレベルを所定の高さまで嵩上げするものであり、矩形状の天板62aと、この天板62aの左右両端部の前後位置から垂れ下がって外側に広がる正面視でL字状の4つの脚部62bとを有している。この受け台62も、前記ベース61と同様に、一枚の金属板が折り曲げ形成されて構成されている。
そして、前後の脚部62bの間から天板62aの下方を通って右側のベルト22Bが前側のドラム21Bと右の側板14Bの下プーリ16Bとに掛け渡されている。
また、前記減速機21aは、後方に延在する出力軸を有しており、この出力軸にスプロケット21bが取付けられている一方、前記回動軸21dの後側位置にもスプロケット21bが取付けられていて、これらのスプロケット21bにチェーン21cが掛け渡されている。これにより、電動モータ20の出力が、減速機21a、チェーン21cを介して回動軸21dに伝達され、回動軸21dと共にドラム21A,21Bが回転するようになっている。
前記のようなフロアキャビネット1であれば、フロアキャビネット1のカウンター1aに形成した昇降用開口5内に設置した収納棚2を、不使用時にはカウンター下の収納空間14に下降させるとともに、使用時にはカウンター上に上昇させるようにしたから、キッチンとダイニングとの間に壁面が無いオープン型の対面キッチンに好適であって、収納棚2をカウンター上に上昇させれば、屈まずに収納棚2から収納物を出し入れできるようになる。
また、収納棚2は、カウンター上に上昇させるだけであるから、収納棚2のいずれの段にある食器等の収納物でも出し入れしやすくなるとともに、収納棚2をカウンター下の収納空間14に下降させれば、カウンター上面を広く使えるようになるとともに、カウンター上での別の作業の邪魔にならなくなる。
一方、各ベルト22A,22Bを収納棚2のブラケット17の前後方向の略中央に連結するとともに、これらのベルト22A,22Bを巻き取るドラム21A,21Bを収納棚2の前後方向の略中央に対応する位置に配設したから、収納棚2を前後方向に傾かせることなく上昇させることができ、収納棚2をがたつきなくスムーズに上昇させることができる。
また、ドラム21A,21Bとこのドラム21A,21Bを回転させる電動モータ20とを共通のベース61に取付けたから、底板14Cにベース61を取付ける前にチェーン21cの張り具合等を調整することができ、組立ての作業性を向上させることができるとともに、メンテナンス時には駆動部を一体として取り出してメンテナンスを行うことができる。
なお、前記実施形態では、ドラム21A,21Bと電動モータ20とを並列に配置しているが、ドラム21A,21Bが固定されている回動軸21dと減速機21aの出力軸とをカップリング等により連結すれば、ドラム21A,21Bと電動モータ20と直列に配置することができる。ただし、このようにするには、電動モータ20の収納スペースを確保するために収納空間14の前後方向の寸法を大きくするか、あるいはベルト22A,22Bとブラケット17との連結位置およびドラム21A,21Bの配置位置を前後方向のどちらかに変更する必要がある。これに対し、前記実施形態のように、ドラム21A,21Bと電動モータ20とを並列に配置すれば、各ベルト22A,22Bをブラケット17の前後方向の略中央に連結するとともにドラム21A,21Bを収納棚2の前後方向の略中央に対応する位置に配設しながらも、ドラム21A,21Bと電動モータ20とを収納空間14にコンパクトに収容して、収納空間14の大きさを小さく抑えることができる。
また、前記実施形態では、受け台62の下方に右側のベルト22Bを通しているが、ドラム21A,21Bの配置位置をさらに上方に変更するとともに、減速機21aをベース61に固定するようにして、ベルト22Bを電動モータ20の上方を通すようにしてもよい。
さらに、前記実施形態では、フロアキャビネット1の昇降式収納装置として、収納棚2の1つである水切り棚を例にとったが、これに限られるものではなく、食器乾燥器または食器洗い乾燥器であってもよい。
本発明の実施形態を示すキッチン用フロアキャビネットであり、収納棚が下降位置の斜視図である。 本発明の実施形態を示すキッチン用フロアキャビネットであり、収納棚が上昇位置の斜視図である。 操作パネルの正面図である。 昇降式収納装置をダイニング・リビング側から見た斜視図である。 昇降式収納装置をダイニング・リビング側から見た正面図である。 (a)は収納棚を省略した昇降式収納装置の平面図、(b)は昇降式収納装置の要部断面側面図である。 (a)は天板カウンターを省略した収納棚の斜視図、(b)はガイドレールとブラケットの斜視図である。 昇降機構の主要部をキッチン側から見た斜視図である。
符号の説明
1 キッチン用フロアキャビネット
1a カウンター
14 収納空間
2 収納棚
20 電動モータ
21a 減速機
21b スプロケット
21c チェーン
21d 回動軸
22A,22B ベルト
4 天板カウンター
5 昇降用開口
6 昇降機構
61 ベース
62 受け台
7 操作パネル

Claims (3)

  1. キッチン用フロアキャビネットのカウンターの一部に形成した昇降用開口内に配置される収納棚と、この収納棚をカウンター下の収納空間に下降させるとともに、カウンター上に上昇させる昇降機構とを備えた昇降式収納装置において、
    前記昇降機構は、前記収納棚の左側位置と右側位置とに連結されたそれぞれのベルトを収納棚の下方に配設されるドラムで巻き取り・巻き戻すことにより収納棚をベルトで上昇・下降させるものであり、
    前記各ベルトは、収納棚の左側位置と右側位置の前後方向の略中央にそれぞれ連結されているとともに、前記ドラムは、収納棚の前後方向の略中央に対応する位置に配設されていることを特徴とする昇降式収納装置。
  2. 前記ドラムは、モータにより回転させられるようになっており、このモータとドラムとは、前記収納空間の下面に固定される共通のベースに取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の昇降式収納装置。
  3. 前記ドラムと前記モータとはそれぞれの回転軸が略平行となるように並列に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の昇降式収納装置。
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