JP2006296401A - アルコール添加水による水中解凍機兼冷凍機。 - Google Patents

アルコール添加水による水中解凍機兼冷凍機。 Download PDF

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Abstract

【課題】冷凍食品の解凍に当たり、できるだけ食品本来の鮮度を保持した状態で解凍させる手段の提供。
【解決手段】冷凍食品の解凍時芯温を−2℃前後の氷温帯を確保するために、解凍水にエチルアルコールを添加して0℃以下での凍結を防止する。この解凍水槽に水中波動発信器を設置し、これを作動させることによって、急速解凍させる。調理時点での短時分解凍を可能とすることによって、前日からの予定量解凍による、解凍余剰品のロスを解消すると同時に、場合によっては余剰既解凍物の鮮度を維持する為に瞬間的急速冷凍も可能にする等により、生鮮冷凍食品解凍に伴う時間的、物質的無駄を排除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、生鮮食品を含む殆どの食品が冷凍加工の現状で、冷凍食品加工と調理業界での冷凍加工と密接な関係の解凍加工での両者加工処理分野、又飲食店、家庭における冷凍食品調理と残存物の冷凍保管、其の他医学、化学、物理研究の冷凍品の解凍と冷凍分野を1機種で処理可能にするものである。
食品の解凍においては、通常では、冷凍保管庫から出庫の上、常温による解凍の品質低下を避ける為に、冷蔵庫に転庫して何時間もの時間をかけて解凍する。
その間、空気中の酸素にさらされる時間が長い為に、解凍後の食品は品質、味の低下を余儀なくされ、冷凍食品使用の調理加工価値が大きく低下しているのが現状であり、同時に予定量の解凍で、注文、或は来客数との誤差での余剰解凍品の処遇では、殆どが多目的転用、或は廃棄処分も発生している。
又、電子レンジ等のマイクロ波等を発生する解凍室を持った種々機器も発売されたが、加温解凍で解凍時間が多少短縮されただけで、品質低下は著しく、余剰解凍食品の他への転用もおぼつかない。
食品店舗においては、翌日販売予定量の解凍を前日から行い、解凍量が不足すればやむを得ず電子レンジ解凍、或は食品種類によっては冷凍のまま調理の状況である。
予定量解凍食品の余剰が起きた場合には、長時間での再冷凍不能食品が多く、その場合には廃棄処分しかないが、瞬間的再冷凍は一般家庭、店舗等々では設備がなく、冷凍庫に挿入して数時間を掛けて冷凍するしかないが、これでは食品としての価値が全く無くなる。
食品加工業務に至っては、全量解凍に6時間以上費やして水道水の流しっ放しの中に解凍物を入れての解凍まであり、費用と時間の浪費を行っている。
これらの状況から、流通食品の膨大な種類と量が、冷凍食品であり、この解凍加工が条件であるにも係らず、業務用、家庭用を問わず、冷凍機、或は解凍機がそれぞれ単独で、同時に解凍機では鮮度低下は黙認するような解凍方式しかなく、冷凍時点の鮮度を瞬間的に再現する氷温瞬間解凍機も無く、既存の解凍方式では解凍食品の再冷凍は品質低下を来す為に出来ず、より良い解凍技術と余剰解凍食品の短分再冷凍機が一体の、解凍機兼冷凍機の開発が望まれている。
冷凍物質の解凍の理想は、冷凍開始時の鮮度品質を、如何に忠実再現するかにあるが、残念ながら従来の解凍技術は、下記の多くの課題を有している。
1、解凍に時間が掛かる為、空気中酸素による酸化現象を引き起こし、表面が酸化変色し、鮮度低下と味の低下を引き起こす。
2、冷蔵庫へ移動の自然解凍は解凍時の温度が7℃前後で解凍時間が長い為、鮮度低下と共に、食品においては極端な味の低下を引き起こす。
3、業務用冷凍食品に於ては、10時間前後の流水浸潤解凍もあり、又、前日から冷蔵温度の解凍室に移転して、その日1日中冷蔵保管する為、調理迄の時間経過毎に鮮度低下を生じる。
4、解凍後の使用残物の再冷凍品は、上記各項目の問題で、特に魚貝類は全く再冷凍に値せず、他の調理用途に使用するか、廃棄処分せざるを得ず経済的に大きな無駄となっている。
5、調理時に解凍済冷蔵保管物が不足した場合は、やむを得ず電子レンジでの急速加温解凍しかなく、調理味による店舗の信用に大きな犠牲を払っている。
6、冷凍物質の解凍工程で、冷凍時点の色彩が解凍時と大きく変わる欠点、特にボタン海老の赤色が従来方法の解凍後では全て黒色化し、牡丹海老本来の色彩は全く、又、魚の赤鰈の背鰭付近を含む赤色も無くなる。
家庭食卓も食品業務も、翌日、或は今夕の冷凍食品の予定量を想定して解凍するが、既予定解凍量とその日の使用量との誤差で解凍量で余剰が出た場合には、刺し身類の高級魚をやむを得ず煮物に使用したり、商品として使用価値の問題では翌日までの鮮度維持が困難なために廃棄処分するロスを生じる。
家庭、或は食品販売企業等においての冷凍加工食品は、冷凍冷蔵庫等の冷凍保存室に挿入して保管しているが、この冷凍室は、あくまでも既に冷凍加工された食品の保存室であって冷凍加工室ではない事は言うまでもなく、この冷凍室に魚類、肉類等の生ものを入れて冷凍加工する事は鮮度低下につながり、それを解凍しても味の保証は全く無い事は周知の事実である。
上記の課題を解決する為に次の手段で解決した。
冷凍物質芯温の解凍時点温度を−2℃前後での解凍で、解凍時間が経過しても氷温を保つ為には、解凍槽内の解凍水温度を0℃以下に保持する必要があり、この為には解凍水にエチルアルコールを添加して0℃以下での凍結を防止し、水中波動発振器による僅かな、解凍物氷結分子の共振によって急速解凍し、解凍物の解凍温度上昇を防止すると共に、エチルアルコール添加水によって冷凍目的物の表面付着各種菌類の滅菌作用の効果も発揮させる特徴がある。
解凍時間を、5分前後とし、必要に応じて2分或は3分以内の解凍時間も可能とする。
この理由は、一つの料理に必要な調理時間は、通常の食堂調理において、平均で10分前後である事から家庭の突然の来客、業務用の来客メニューオーダー受領後においても、その時点に冷凍室から本発明にいれても解凍後充分に調理が可能な時分とするものである。
この事によって、低温、短時分解凍により、食品冷凍加工時そのままの鮮度が再現され、冷凍加工時点の鮮度がある意味で瞬間に現れる事によって、冷凍食品の加工技術の優劣、加工時の鮮度が判読され、冷凍食品加工業者の隠れみのであった「解凍方法による鮮度劣化が味の低下」と言う言い訳が解消される。
つまり、従来のように、前日から解凍必要想定量を長時間掛けて解凍し、当日の解凍物の不足、或は過剰量解凍による残量解凍物の処分等の問題も解消する。
ファミリーレストランの様な電子レンジ専用加工食品の様な場合、2分乃至3分の短時分解凍で、それでも僅かな表面酸化も避けたい場合は、ラッピング、或はフイルム袋装填のまま、可能な限り水中酸素にさらさずに解凍をする事もできる。
解凍物を、2分乃至3分で、0℃前後で解凍する場合は、時間的にも殆ど表面酸化は起きないが、薄物の樹脂フイルム膜によって包装して解凍すれば、酸素による酸化劣化現象を超最低限にすることができる。
しかし、冷凍物の殆どは、氷温前後で5分乃至10分前後の解凍であれば鮮度には全く影響を及ぼさない事が判明したが、その時間範囲を越えて解凍時間を変更する解凍を望む場合は、装着されている水中波動発振器の、数のグループ分け毎の電気分割印加、或は水中波動発振器の種類分割電気印加によって、解凍時間を一定範囲内で変化させる事も可能である。
冷凍物の種類によっては、低温維持とラッピングによる酸素遮断による酸化防止、或は解凍物質表面洗浄滅菌は、水中波動とエチルアルコール滅菌作用の相乗効果もある。
解凍水の循環経路に、永久磁石又は電気磁石のマグネットを設置し、波動伝達水を磁化処理水にする事により、解凍食品調理時の美味変化向上もあったが、その理由は定かでない。
冷凍物質を、低温で、しかも短時分で解凍する事だけでも従来の解凍方式との差が大きいが、その解凍工程を利用して更に付加価値を付ける為には、解凍中に解凍物の表面の波動洗浄、又、解凍物質表面浄化に合った食品分解酵素の添加による水中波動発振器によって、肉類等の解凍時点で食品酵素類の肉質内への浸透で、解凍後の調理時点で肉質軟化をする事も可能となった。
予定量解凍後で不足量が発生した場合は、その都度不足分の解凍が可能で、また予定量解凍後で余剰解凍が出た場合にはその都度、鮮度劣化無しで、急速冷凍も可能である。
水中解凍でのアルコール添加水を解凍に使用する場合は−3℃から−5℃に、又冷凍加工に使用する場合は−40℃前後にアルコール添加水温を低下させるには冷却機を使用するが、目的によって両者に適当な水温にするため、アルコール添加水温度調節器により、自由に選択可能な様にした。
本発明により、下記の効果が著明となった。
1、解凍槽内解凍水温を、チーリングユニットで冷却する事により、被解凍物の解凍後の温度上昇防止効果、
2、解凍物芯温−2℃前後で鰯、鰈等々で2分から3分の短時間で解凍可能。
3、水中解凍により、被解凍物の酸化劣化が無い。
4、如何なる解凍技術でも不可能であった牡丹海老の新鮮赤色存在解凍が可能。
5、殻付き冷凍蟹でも、10分解凍が可能。
6、瞬間的氷温解凍の為、冷凍加工時点の鮮度が現れ、冷凍加工商品の品質判断が容易となった。
7、レストラン厨房等では、来客メニューオーダーを受けてから解凍開始で十分な料理時間が保て、従来方式の前日からの解凍量過不足によるダメージの有形無形のロスが解消。8、水中波動発振器による水中波動解凍による被解凍物の表面付着物質の洗浄効果。
9、冷凍物解凍水にエチルアルコール添加で被解凍物の表面付着物質の滅菌効果と解凍水の氷温以下、例えば−3℃での解凍による鮮度維持。
10、解凍水の水中紫外線殺菌灯による滅菌効果向上。
11、冷凍食品の余剰解凍が出た場合でも、アルコール添加水温度を冷凍加工温度に下げれば、瞬間的に冷凍加工が出来、全くロスが出ない。
処理槽本体の形状は、大型大容量機種では人間工学的最良高さで地上から槽の上部位までを通常の流し台の高さ前後にし、小型小容量機種では据置型の小型化とする。
水中波動発振器による素子は、処理槽水温冷却と空気冷却の2種のうち、適い選択する。
海水魚、淡水魚或は肉類その他加工食品の場合は、解凍槽兼冷凍槽内に充填するアルコール添加水は通常は清水を充填するが、海水魚解凍の場合は時には海水を充填する事も可能である。
本発明は、アルコール添加水を微細波動によって解凍するもので、従来のマグネトロン電磁波のような解凍水自体の急激な加熱水分子摩擦の高熱解凍でなく、固体の解凍物物性自体への微細振動による氷結水の解凍であり、解凍槽兼冷凍槽内に充填するアルコール添加水の水温は−4℃が最適状態で、通常の冷凍工程の−40℃前後から、窒素冷凍の−190℃前後での冷凍物の解凍も、解凍物芯温が−2℃前後で問題は全くない。
水道水に氷塊を投入すれば水温は4℃前後迄急速に下げる事も可能であるが、解凍が、これでは解凍物の外面温度が+4℃に上昇して鮮度低下にもつながると同時に、水中波動発振器の波動によって氷塊も水中振動で解けるために、連続解凍する場合は氷塊補充等での不経済性を避け、解凍槽内のアルコール添加水の水温を冷却装置で冷却する事が最も良い。
解凍槽内のアルコール添加水を冷却装置で冷却する場合は、解凍槽内で直接水中冷却管を装填する場合と、もう一つは、解凍槽本体とは別途に設置した冷却装置で循環冷却する方法がある。
「請求項1」は、解凍機兼冷凍機本体(1)内の解凍槽兼冷凍槽(2)には、アルコール添加水(3)が充填される理由は、マイナス温度に冷却する為の、アルコール添加水による氷結防止と殺菌の両者目的であるが、添加アルコール種は食品である場合にはエチルアルコールを目的冷却温度に相応させて添加した。
解凍槽兼冷凍槽(2)の槽底板(4)に装着の、単種又は複数種の水中波動発振器(5)が単数又は複数、或は単数種又は複数種を装着されるが、この事は、解凍物の大きさ、厚み、量、及び解凍所要時間等々によって、機能性の多様化を図ったものです。
解凍槽兼冷凍槽(2)内のアルコール添加水(3)は、氷温水中解凍と冷凍加工の両者兼用の為に、水温を0℃から−45℃前後の任意温度に制御可能にする為に、凍結しないアルコール添加水(3)の冷却装置(6)が装着され、循環ポンプ(7)で低温化されたアルコール添加水(3)の解凍槽兼冷凍槽(2)への循環達成と低温維持するものである。
氷温解凍の時はアルコール添加水(3)は−2℃から−4℃前後温度に、又冷凍加工の時は冷凍可能な温度に、その間の必要温度が選択可能なアルコール添加水(3)温度は、アルコール添加水温度調節器(8)によって調整される。
例えば、解凍物(9)の種類、大きさ、量、その他の条件下での急速冷凍に使用する時、或は少々時間がかかっても良い時、これらの時間差を調節するものである。
解凍槽兼冷凍槽(2)上部には、氷温解凍時に使用される解凍物(8)の水面浮上防止、解凍物過大量挿入防止、及び時には解凍時短目的で水中波動発振器(5)が装着された、落とし蓋付き槽カバー(10)が装着される。
例えば解凍物が、水没する種類或は浮上する種類によって水中での波動受け面積が変わる事から、浮上する解凍物(9)の場合の水中押し込みを兼ねて、解凍時間の短縮で、落とし蓋付き槽カバー(10)にも水中波動発振器(5)を装着する事も行った。
氷温解凍時に使用する場合、水中波動発振器(5)が複数種装着されている場合は種類毎に分割稼働可能な電気印加結線、或は、単数種で複数装着の場合で数別分割稼働が必要な場合には、数別分割電気印加結線で結続されて、セレクトスイッチ(11)の選択切り替えで、解凍物(9)の大きさ又は数量によって、水中波動発振器(5)の分割稼働が可能な様にして、一定時分の水中波動発振器(5)の装着数全量の稼働と、装着数の分割稼働の両者が可能とする。
この事は、水中波動発振器(5)も各種あり、高周波波動発振器、低周波波動発振器、超音波発振器等々もそれぞれ同様である事から、それぞれ解凍物(9)によって周波数が異なる水中波動発振器(5)をも装着実施して、解凍状況の確認も行った。
水中波動発振器(5)の稼働時間を制御する水中発振器稼働タイマー(12)が設置されて、自動的に水中波動発振器(5)の稼働が停止し、低温のアルコール添加水(3)によって、解凍後の鮮度が低下する事がない。
時には、新鮮な生きた鮮魚等の保存には、通常は空間冷凍で長時間掛けるために、アルコール添加水(3)の温度を−45℃前後に下げれば、瞬間的鮮度維持冷凍機にも使用出来る。
このアルコール添加水(3)の低温化には、併設した冷却装置(6)によって解凍槽兼冷凍槽(2)内のアルコール添加水(3)を低温化するが、この冷却装置(6)が、解凍機兼冷凍機(1)に隣接して別途装着された場合と、解凍槽兼冷凍槽(2)の下部の空間に装填する場合の2種を実施した。
冷却装置(6)は周知のチーリングユニットで冷媒による冷却装置を設置したが、将来における技術革新で斬新な冷却装置開発が行われれば、冷却装置(6)としてそれに移行する事も周知の事実である。
この冷却装置(6)の装着に当たって冷凍槽兼冷凍槽(2)下部空間に設置した場合は、既に設置された冷却装置(6)の冷凍加工機能の能力向上機種への変更を思考する場合は、よほどの余裕空間がない限り冷凍能力向上変更が困難な場合も想定されるが、主として解凍に使用する場合と冷凍加工でも急速冷凍でない限り変更する事もなく、コンパクトな機構となる。
しかし、解凍と同時に、冷凍加工も頻繁に使用する場合は、冷却能力に余裕が必要になり、冷却装置(6)を解凍機兼冷凍機(1)に併設ユニット一体型とした場合は、如何なる大きさの冷凍装置(6)でも併設が可能であり、使用過程での冷凍機能性向上変更も可能である。
この場合は冷凍槽兼冷凍槽(2)内のアルコール添加水(3)を併設の冷却装置(6)に落下導入し、冷却したアルコール添加水(3)は循環ポンプ(7)によって冷凍槽兼冷凍槽(2)内に送水し、これを繰り返して低温化とその維持を図った。
これらを電気的制御する電気制御盤(13)が付設され、解凍目的と冷凍加工目的の両者兼用の、アルコール添加水による水中解凍機兼冷凍機である。
「請求項2」は、水中波動発振器(5)に、水中波動高周波発振器を装着した物であり、−4℃前後のアルコール添加水(3)を共振させて、冷凍物(9)に高周波振動を与えてマイナス温度環境下での解凍であり、その他の機構は「請求項1」と同様である。
「請求項3」は、水中波動発振器(5)に、水中波動低周波発振器を装着した物であり、−4℃前後のアルコール添加水(3)を共振させて、冷凍物(9)に高周波振動を与えてマイナス温度環境下での解凍であり、その他の機構は「請求項1」と同様である。
「請求項4」は、水中波動発振器(5)に、水中波動超音波発振器を装着した物であり、−4℃前後のアルコール添加水(3)を共振させて、冷凍物(9)に高周波振動を与えてマイナス温度環境下での解凍であり、その他の機構は「請求項1」と同様である。
「請求項5」は、アルコール添加水(3)に、食品解凍の場合は目的に応じた食品分解酵素を添加した物で、その種類は、セルローズ分解酵素、澱粉分解酵素、蛋白分解酵素、油脂分解酵素、等々を単種又は複数種添加する事により、解凍食品味の向上、軟質化、或はアルコール添加水(3)に溶融残存する種々の物質の分解消滅洗浄にもつながった。
「請求項6」は、アルコール添加水(3)の低温移行に、食品解凍の場合は目的に応じた塊状食用氷を投入した物で、冷凍装置でのアルコール添加水(3)の冷却には冷凍装置稼働初期には低温化迄時間がかかる事から、微小な解凍量で急ぐ場合には、氷を投入する事で、瞬時に近い時間で+4℃になる事から、このアルコール添加水(3)の簡易冷却として十分に鮮度維持のまま解凍が可能であるが、連続解凍の場合には投入した氷の追加投入の必要があり経済的ではない。
「請求項7」は、アルコール添加水(3)中に、水中紫外線滅菌灯(15)を設置する事によって、アルコール滅菌効果と共に、紫外線殺菌作用を付加して、解凍物(9)付着の雑菌類の付着滅菌と解凍毎に薄まるアルコール効果提言を、紫外線殺菌灯によって補い、アルコール添加水(3)の衛生上の安全確保の向上を図った。
冷凍物は通常−35℃から−45℃の温度で冷凍するが、この冷凍氷結時間の差において解凍後の鮮度が決定される事は周知の事実であるが、仮に、生ものを長時間掛けて冷凍した場合、冷凍されるまでの鮮度低下が発生するが、冷凍後においては全く目視判断が不能である。
その上、如何に低温で解凍したとしても、解凍時間が長ければ長いほど、解凍中の酸化現象を初め、鮮度低下が発生する為、冷凍時の鮮度低下、解凍時の鮮度低下の両者が解凍品質に現れる為、俗に言う、冷凍食品のイメージを与えてしまうものである。
仮に、低温で一定時間掛けて解凍しても、その解凍食品が同時に大量に解凍されるものであり、調理されるまでの時間における鮮度低下も避けられない。
本発明の最大の目的は、冷凍時の鮮度をそのまま、再現しようとするものである為、冷凍時の鮮度が悪いものはそのまま冷凍時の悪い鮮度で再現され、鮮度の良いものを瞬間冷凍したものは、その鮮度の良いままで瞬間的な短時分でそのまま冷凍時の鮮度を再現するものである。
解凍槽兼冷凍槽(2)或は冷却装置(6)又は循環ポンプ(7)の外部に装着されたマグネット(16)は、アルコール添加水(3)の分子を電磁波処理するものであるが、アルコール添加水(3)の磁化解凍、或は磁化冷凍により、肉類、魚貝類等は理由は不明だが美味変化する事が実施例で判明したので、付設部品として装着した。
このアルコール添加水(3)は、解凍槽兼冷凍槽(2)に設置された水中波動発振器(5)からの波動を受け、アルコール添加水(3)全般にその波動を伝達し、波動伝達水中に挿入された解凍物の全周囲から波動を冷凍物質の芯に向かって伝達させ、細胞水の氷結を電子レンジのマグネトロンの様な大きな分子摩擦熱を発生することなく微弱振動で解凍する事によって細胞を熱破壊することもなく、低温化されたアルコール添加水(3)の波動によって、蛸足のように、物によっては、1分乃至2分以内の解凍も可能であった。
魚貝類の鮮魚の場合、1分乃至3分の解凍時間とすれば、解凍後の調理前には水洗をする為に、アルコール添加水(3)内での解凍は水洗にも匹敵する事で問題は無く、魚貝類こそアルコール添加水(3)中での解凍が望ましい。
何故ならば、解凍作用と同時に、うろこ等の中の不純物まで解凍中に0℃前後のアルコール添加水(3)によって直接水中波動洗浄しているものであり、衛生面、味の面からもこの上ない効果を洗わすものである。
実施例では、マグネット(16)を設置しない解凍機兼冷凍機本体(1)での解凍と、マグネット(16)装着の場合との調理後の味は、通常の水での解凍よりも、明かに美味であったが、その理由はさだかでない。
家庭用の様な小規模解凍の場合はアルコール添加水(3)の冷却の為、氷(14)を投入すれば、北海の流氷下の海水温度が4℃である事からも判る様に、アルコール添加水(3)の温度は急速に低下し、4℃の水中温度での解凍でも解凍物の芯温は周囲環境で4℃での5分前後の急速解凍で鮮度も十分で、冷却装置を稼働する必要がない場合もある。
解凍槽兼冷凍槽(2)に投入された解凍物(9)の量が多い場合には、解凍槽兼冷凍槽(2)の槽底板(4)に装着されている水中波動発振器(5)による受動部位が水中全般伝達とは言え、主たる波動が底板サイドからに集中する為、二重的に重なって投入される上層の解凍物(9)は間接的な水中波動の為に、解凍物(9)の下層部位と上層部位とでは解凍時間に多少の誤差が生じる事もある。
その様な解凍時間差を解消する必要がある場合には、解凍槽兼冷凍槽(2)の底に向かって落とし蓋付き槽カバー(10)の落とし蓋にも、解凍槽兼冷凍槽(2)設置した水中波動発振器(5)の効果も加わって、如何なるものでも、低温で短時分で解凍が出来る様に構成したものである
解凍機兼冷凍機本体(1)が、レストラン等の業務用で使用の場合は、顧客からのメニューオーダー後の解凍調理が可能な本発明の構成から、常時解凍可能な状態に維持する為には、解凍槽兼冷凍槽(2)内のアルコール添加水(3)を常時冷却する為に、常温から急速冷却するには氷(14)投入し、以後は冷却装置(6)を設置する事によりその目的を達した事は前述の通りである。
又、冷却されたアルコール添加水(3)の温度分布を均一にする為には、循環ポンプ(7)のポンプ水流により温度の均一化を図った。
これらの効果により、特に飲食店舗では、客のメニューオーダーを受けてから冷凍庫からの取り出しごの解凍で十分な調理時間があり、水産加工業の場合には大型解凍機により従来の数時間の解凍時間が数十分の一の時間で解凍が可能であり、家庭用にも小型化した事によって、魚介類の100%近い冷凍物の解凍機として、世界のマーケットを制覇する事は間違いない。
冷却装置が解凍機兼冷凍機本体に併設した上視図である。 冷却装置が解凍機兼冷凍機本体に併設した正面図である。 冷却装置が解凍機兼冷凍機本体の内部に装着した上視図である。 冷却装置が解凍機兼冷凍機本体の内部に装着した正面図である。
符号の説明
1 解凍機兼冷凍機本体
2 解凍槽兼冷凍槽
3 アルコール添加水
4、 槽底板
5 水中波動発振機
6 冷却装置
7 循環ポンプ
8 アルコール添加水温度調節器
9 解凍物
10 落とし蓋付き槽カバー
11 セレクトスイッチ
12 水中発振器稼働タイマー
13 電気制御盤
14 氷
15 水中紫外線殺菌灯
16 マグネット

Claims (8)

  1. 解凍機兼冷凍機本体(1)内の解凍槽兼冷凍槽(2)には、アルコール添加水(3)が充填される。
    解凍槽兼冷凍槽(2)の槽底板(4)には、単種又は複数種の水中波動発振器(5)が、単数又は複数装着される。
    解凍槽兼冷凍槽(2)内のアルコール添加水(3)は、氷温水中解凍と冷凍加工の両者兼用の為に、水温を0℃から−35℃から45℃前後の任意温度に制御可能にする為に、アルコール添加水(3)の冷却装置(6)が装着され、循環ポンプ(7)でアルコール添加水(3)の目的水温を達成維持する。
    氷温解凍の時はアルコール添加水(3)は−2℃から−4℃前後温度に、又冷凍加工の時は冷凍可能な温度に、その間の必要温度が選択可能なアルコール添加水(3)はアルコール添加水温度調節器(8)によって調整される。
    解凍槽兼冷凍槽(2)上部には、氷温解凍時に使用される解凍物(8)の水面浮上防止、解凍物過大量挿入防止、及び時には解凍時短目的で水中波動発振器(5)が装着された、落とし蓋付き槽カバー(10)が装着される。
    氷温解凍時に使用する場合、水中波動発振器(5)が複数種装着されている場合は種類毎に分割稼働可能な電気印加結線、或は、単数種で複数装着の場合で数別分割稼働が必要な場合には、数別分割電気印加結線で結続されて、セレクトスイッチ(11)の選択切り替えで、解凍物(9)の大きさ又は数量によって、水中波動発振器(5)の分割稼働が可能な様にして、一定時分の水中波動発振器(5)の装着数全量の稼働と、装着数の分割稼働の両者が可能とする。
    水中波動発振器(5)の稼働時間を制御する水中発振器稼働タイマー(12)が設置され、これらを電気的制御する電気制御盤(13)が付設され、解凍目的と冷凍加工目的の両者兼用の、アルコール添加水による水中解凍機兼冷凍機。
  2. 水中波動発振器(5)が水中高周波発振器の、請求項1記載のアルコール添加水による水中解凍機兼冷凍機。
  3. 水中波動発振器(5)が水中低周波発振器の、請求項1記載のアルコール添加水による水中解凍機兼冷凍機。
  4. 水中波動発振器(5)が超音波発振器の、請求項1記載のアルコール添加水による水中解凍機兼冷凍機。
  5. アルコール添加水(3)に、分解酵素を添加した、請求項1記載のアルコール添加水による水中解凍機兼冷凍機。
  6. アルコール添加水(3)に、氷(14)を投入した、請求項1記載のアルコール添加水による水中解凍機兼冷凍機。
  7. アルコール添加水(3)に、水中紫外線滅菌灯(15)を設置した、請求項1記載のアルコール添加水による水中解凍機兼冷凍機。
  8. アルコール添加水(3)に、マグネット(16)を設置した、請求項1記載のアルコール添加水による水中解凍機兼冷凍機。
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