JP2009065962A - 解凍処理水循環噴射水流の解凍機。 - Google Patents

解凍処理水循環噴射水流の解凍機。 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の冷凍物の解凍技術は、気中温度差自然解凍、又は貯留水浸潤温度差解凍、水道水放流温度差解凍しかなく、特に昨今のグロ−バルなれ生鮮食材の流通における積層ブロック冷凍の被解凍物では、前日からの自然温度差長時間解凍でも、外郭一部しか解凍出来ず、中央内部は氷塊状態が継続し、やむを得ず、温水浸潤解凍迄行い、鮮度劣化促進解凍で処理している現状は、改善すべきである。
【解決手段】常温から冷温の導伝性の解凍処理水中、或は解凍処理水面上で、解凍処理水の循環噴射水流による、高速回転のエア−ポンプ等水流造成機のインペラによるキャビテ−ション発生を、又外部圧縮気体を解凍処理槽内に直接導入して処理水循環噴射管から、噴射水流を積層ブロック冷凍等被解凍物に、水中で、或は水面で、噴射吹きつけにより、積層ブロック冷凍等被解凍物、その他の大型冷凍加工物も、分単位の短時分解凍を実現した、圧力気体噴射水流による解凍機。
【選択図】図1

Description

本発明は、国際的或は国内でも、冷凍加工商品増大流通時代の、食品から医学臨床生態組織に至る迄、あらゆる分野の冷凍加工物を、マイクロバブル散気の水中でバブル水中破壊時発生の超音波波動をも手伝って、冷温或は常温の解凍処理水の水中で、外郭部及び芯部を可能な限り速やかに解凍するものであるが、従来の、前日からの自然解凍では解凍不能とされていた、小魚、烏賊、海老、その他の積層ブロック冷凍食品の解凍も可能とし、、2℃前後の冷温水中で分単位で、瞬間的とも言える15分前後で、解凍処理水の水中散気或は気中空間で、加圧気体気泡と噴射水流による破裂超音波水流噴射解凍で、加工凍結完了時点の鮮度を、そのまま再現可能な解凍処理をする技術機構の分野である。
現在の冷凍加工技術は、熱媒体が液体又は気体で、単に周囲環境を低温化して凍結すれば商品化が可能な業界であり、新鮮素材を−196℃の液化窒素ガス超低温瞬間冷凍加工技術もあれば、劣悪冷凍加工技術商品、一例では、赤道直下で水揚げされた新鮮漁獲物を、40℃前後の気温の中で何時間もさらして陸揚した鮮度劣化素材を、陸揚後再度選別整理に時間を費やして函詰め梱包、その後にやっと、これも気中長時間自然冷凍で低温倉庫に積み上げ、倉庫内雰囲気温度で時間をかけた鮮度劣化冷凍加工魚も、冷凍加工後の商品鮮度差の目視判別は、流通業者プロでも不可能に近く、冷凍商品の凍結冷凍のままで消費者が食するものはアイスキャンディ−しかなく、必然的絶対的な解凍処理が宿命であるにもかかわらず、本来の冷凍加工時点の鮮度再現解凍技術を放置して、従来の冷凍加工技術社は、解凍消費が条件にもかかわらず、単に取扱に便利な冷凍形態に終始したものが、前述の積層ブロック冷凍加工品で、国際的に、流通過程の全企業が、積層ブロック冷凍等被解凍物の解凍で煮え湯を飲まされているのが現状であり、わが国大手食品加工企業においても、否、全世界の加工企業が鮮度を無視して、食品加工ラインのディスタ−ブ回避の為に温水解凍に、走っている現状は、通常の冷凍品の解凍でも気中長時間自然解凍技術しか無い現状の盲点である。
この積層ブロック等被解凍物の解凍技術発展阻害の要因は、冷凍加工鮮魚や食肉の部類では、昔からの先入観で自然解凍しかなく前日からという長時間を要する事から、時と場合によっては、鮮度無視の貯留水に浸ける方法を行っても、積層ブロッック等被解凍物の形状中心の間隙部位は逆に透明な氷層に変化して解凍困難となり、又、冷凍保管低温庫から、5℃前後の冷温庫又は冷蔵庫に移管しても、流通大型形状では24時間前後の解凍時間でも困難で、最終的には、温水に浸けて温度差解凍が常識的の解凍技術業界で、この冷凍加工も解凍処理も共に、長時間経過に基づく低温気中相対湿度による表面水分蒸散で組織破壊による生体水ドリップもが常識であり、いかに鮮度を維持して瞬間解凍するかの一点集中解凍技術が望まれており、通常の冷凍加工物移管の氷温庫や冷蔵庫内空気に、単なる空洞設備に如何なる電気的放電をおこなっても急速解凍と称する事は出来ず、鮮度においては電子レンジ投入解凍と大差は無い。
過去現在共に、真の新鮮食材冷凍商品業界であれば、自己冷凍商品の末端での鮮度再現技術提示での消費が本来の企業の社会的責務だが、解凍とは、冷蔵保管で自然解凍と言う身にしみついた旧来からの先入観的感覚で、購入者である末端消費企業でも、古からの長時間解凍の先入観に翻弄され、鮮度維持解凍における長時間所要解凍が諸悪の根源である事すら想像もしていない現状で、冷凍加工商品と言う名称が、鮮度劣化の代名詞的感覚を蔓延させたのも、この業界の劣悪解凍技術的背景である。
現状の解凍技術における解凍所要時間の長さは、解凍時間がいかに鮮度劣化に影響するかは承知しながらも、品質劣化以上に、それに基づく多大な有形無形の損失を躍起している事は承知している筈であるが、従来技術は全くと言っても良い位に進展していない。
如何なる劣悪冷凍加工プロセスでも冷凍加工完了後では、そのプロセス及び冷凍完了後の保管温度や保管期間は当事者以外は関知不能で、冷凍食品流通業界及び購入消費者においてですら知ろうとせず、冷凍時の鮮度自体も、長時間鮮度劣化解凍処理では、解凍後でも真実鮮度は判明せず、解凍後の粗悪鮮度を冷凍加工業者に注進すれば、必ず帰る言葉は解凍時の鮮度劣化と言う返事、その上に、長時間自然解凍の為に販売前日からの必要予定量解凍の必要性で、解凍後判明品質に至っては劣悪でも交換不能で店舗の信用失墜と、その上に必要想定量の事前解凍で、販売残量処分での採算的ロス、又は廃棄処分のロスは、現状でも、世界的解凍技術の未熟さが要因で、やむを得ない無意識的な有形無形の大きな損失が継続している。
冷凍加工物の従来解凍技術に関する課題は、真っ先に言える事は、諸悪の根源とも言えるものは、長時間温度差自然解凍が大きな課題であり、通常の冷凍加工物ですら前日からの気中長時間自然解凍で、ましてや、国産及び輸入の冷凍魚の多くは、流通梱包の関係のみを注視して、積層ブロック冷凍加工で大半がロット流通しており、この積層ブロック冷凍品に関しては、前日からの自然温度差解凍も効果なく、積層ブロックの周囲50mm前後の僅かな厚みのみ解凍され、幅450mm,長さ500mm,厚み300mm前後の積層ブロックの殆どが解凍不能で、大手といえども、鮮度劣化は承知の上で、特に解凍後すぐに調理加工する食品加工企業では温水解凍に励んでいる現状、これらの課題を、鮮度劣化させずに解消すれば、解凍処理工程の全ての課題は解消すると言っても過言ではない。
従来解凍技術の遮断性的性格の空気を媒体として利用する気中自然解凍は、非常に効率が悪い中での温度差自然解凍であり、気中にマグネトロン発熱周波数帯を放散する商品もあるが、これらは論外として、種々波動を放散しても、空気波動伝達力も弱く、解凍時間には顕著に現れずに、12時間から24時間、物によっては日単位での長時間自然解凍となり、この長時間自然解凍が諸悪の根源となっているので、分単位解凍処理が望まれる。
気中解凍は、外郭から芯に向かって温度伝播率が低い媒体空気温度と積層ブロック冷凍等被解凍物の温度差で、除々に自然解凍する為に長時間解凍になっている為に、熱伝播媒体の空気温度が高ければ解凍時間を或る程度短縮できても鮮度劣化が激しく起こり、逆に冷温付近環境の媒体空気での解凍は温度差巾が小さく、より以上の長時間解凍と同時に、低温になればなる程に、相対湿度低下の関係で表面水分蒸散品質劣化が起こり、生体水ドリップ現象も起こり、長時間解凍は鮮度劣化と品質低下の最大要因となっている。
長時間気中放置同様の空気媒体温度差解凍では、解凍温度に関係なく、特に4℃前後の冷蔵温度では、絶対的とも言える付着雑菌及び時には病原菌の増殖もあり、魚肉類の殆どが裸同様で冷凍されているが、菌類増殖抑止を含めても真空包装冷凍がベタ−であるが、その両者、つまり裸と真空包装の冷凍姿の解凍処理も、解凍時間差無く同じ時間を可能として、特に長時間気中自然解凍では、刺し身や寿司ネタの等の生食商品では危険発生度が高く、裸姿の被解凍物は解凍中での洗浄滅菌処理が望ましい。
流通企業及び末端解凍販売企業では、解凍済み商品の1日の販売出荷必要量を、事前予定数量を想定して、長時間所要解凍の為に、前もって解凍せざるを得ないが、予定と現実の差で、事前解凍ストックの過剰残量の処分費用、及び不足の場合の品質と味無関係での緊急解凍も水道水の放水解凍を行わざるを得ず、現状日常茶飯事の有形無形の企業損失回避の為にも、長時間解凍の回避を、出来れば分単位解凍が望まれている。
現状の食品業界で、新規冷凍食商品の開発を行って、グロ−バルな販売促進を企画しても、新鮮冷凍食材を、温度伝播率が低い媒体空気で解凍処理に長時間を費やし、その間の鮮度劣化も重なっている為に、解凍後の流通可能日数が短縮され、残品処分ロスや鮮度を考慮すれば、取扱不能と言う冷凍和菓子の北米販売店の実話も有り、長時間温度差自然解凍が、冷凍食材新規商品開発の足かせにもなっている、
問題を解決するための手段
本発明は、従来の熱遮断性の空気媒体解凍を、全ての物質に対し導伝性ある水媒体による水中解凍とする。
鮮度保持解凍に必要な周囲環境温度条件としての解凍処理水の温度は、容易に低温化が可能な温度で、鮮度維持にも有効な、常温又は冷温2℃前後で解凍し、必要あればエチルアルコ−ル添加によって氷点を下げれば、−5℃の解凍処理水の中で解凍も可能であるが前日からの12時間以上の長時間解凍に比べれば15分前後での解凍では、解凍処理水の温度が常温でも冷温でも、鮮度劣化する余裕時間すらなく、味も鮮度も新鮮である事から不凍水にしてまでの解凍は必要がないので、格安価格となる。
積層ブロック冷凍等被解凍物を、組織の変成が起こらない解氷可能な低温の水中キャビテ−ション水流を、導伝率が良い解凍処理水の水中で、しかも必要に応じた常温から冷温、或はそれぞれの被解凍物がもっている融点芯温で、従来の解凍所要時間から比較すれば瞬間的共言える分単位で解凍処理が可能である。
これに加えて更に重要な事は、解凍処理水が停滞している時と、流動しているときの解凍処理時間は大きく差があり、特に、流通業界のネックポイントである積層ブロック冷凍等被解凍物においては、解凍処理水の流動が絶対的必須要件ともなり、同時に、この解凍処理水の循環を、外部圧縮気体を利用して電気機器を排除し、エアータービンによる回転駆動のエア−ポンプ等水流造成機(8)によって噴射水流(10)を造成するか、或は、処理水循環噴射管(9)に解凍処理水(2)の吸引口を設けて外部圧縮気体(7)を一定角度で貫通装着して気流による解凍処理水(2)の吸引で、圧縮気泡(11)と共に噴射水流とする二つの方法がある。
この外部圧縮気体(7)は、食品加工工場では必然的に動力エア−が存在するが、これがない場合には、空気圧縮機を併設しても、解凍処理水(2)を冷却するような場合の、冷却装置と比べれば、雲泥の差の価格で格安である。
エア−ポンプ等水流造成機(8)は解凍処理水(2)の吸引吐出の高速回転翼でキャビテ−ションが発生し、外部圧縮気体(7)では気泡キャビテ−ションを起こし、噴射水流で、世界的に解凍処理困難と言われている積層ブロック等被解凍物の食材に向けて直接噴射で水流衝突することが望ましいことも実験結果から判明し、この意味から、処理水循環噴射管を、解凍処理槽内壁に固着配管によって水流吹きつけを行う事で、前日からの温度差自然長時間解凍でも解凍不能が15分前後で解凍可能となった。
被解凍物が、静止状態の場合には、噴射水流が積層ブロック冷凍等被解凍物の特定個所のみに当たって、全般への噴射水流が当たらない事もあり、解凍遅延する危険性がある場合には、解凍処理槽内壁から一定間隙をとって解凍処理水の水中でも回転稼働可能な回転網籠を設置をして、解凍処理槽内の積層ブロック冷凍等被解凍物に噴射管から一定距離を保たせて万弁なく当てる事もある。
食品加工工場ライン等では、解凍処理水内を潜水移動解凍するSUSコンベアーチェーンで水中走行解凍をするが、浮上性の被解凍物の場合、及びSUSコンベアーチェーンからの脱落落下する危険性がある場合には、解凍処理槽蓋に側壁付き落し蓋で押さえ、コンベア−からの落下を防止する事もある。
被解凍物の付着滅菌は、仮に解凍処理水にエチルアルコ−ルが添加されていても、−5℃前後に氷点を落すエチルアルコ−ル添加量は10%前後であるかぎり完全な滅菌力は無い事から、必要ある場合には、水中紫外線殺菌灯を設置するか金属銅イオンによる滅菌効果が大きいのを利用して、金属銅繊維板を解凍処理槽内に装着し、また、小型機では解凍処理水は毎回又は適当な回数毎に交換すれば清潔な解凍処理水となる。
解凍処理槽を耐圧水密処理槽にすることによって、水圧又は空圧で、解凍処理槽内を加圧することで、水の分性状から固形水である氷を、固形維持不能として解氷解凍を幇助する事にもなる。
発明の効果
本発明により、実験結果により、下記の効果が判明した。
解凍処理槽内の常温又は氷塊投入冷却水の冷温の解凍処理水の水中で、外部圧縮気体を利用して、解凍処理水の循環によるエア−ポンプ等水流造成機による噴射水流での、吐出気体破壊キャビ−ションをキャビテ−ション水流に変え、処理水循環噴射水流で被解凍物に衝突させ、大型積層ブロック冷凍等被解凍物も、冷凍完了時点の鮮度が即時に再現できる解凍処理で、食材等の冷凍完了所要時間劣化に加えて長時間解凍での水分蒸散鮮度劣化商品と異なり、冷凍時点の鮮度良否によっては、店頭販売可能日数にも影響し、冷凍加工業者及び冷凍加工商品の選択決定可能な機器としても、今後重要なポイントとなる。
特に重要な事は、積層ブロック冷凍等被解凍物においては、噴射水流によって、大きな形状の積層ブロック冷凍等被解凍物の中央内部迄、単体の大型魚類解凍も同様に、分単位で、解凍が可能となり、食品加工工場の輸入食材の殆どが積層ブロック冷凍等被解凍物である現状からも大きなメリットとなった。
従来の気中低温自然解凍による相対湿度低下の表面水分蒸散による組織変成劣化や生体水ドリップ現象も本発明では全く無く、裸姿で連続解凍した解凍処理水は汚れも無く、同時に気中酸化劣化も水中解凍により、全てが回避される。
輸入食材の食品加工工場では、一晩常温自然解凍でも解凍不能の積層ブロック冷凍等被解凍物が殆どで、本発明により、解凍量による解凍完了時間迄がコントロ−ル出来、前日からの予定量解凍の解凍不能での工場ラインのディスタ−ブが解消され、経営的有形無形のロスが解消された。
目視確認不能の付着農薬類も、解凍処理と同時に、噴射水流で洗浄され、鮮度維持可能な冷温水中で、水流洗浄もでき、生野菜サラダの調理前洗浄で、レストラン店舗の信頼性向上にもつながる。
殻付き冷凍蟹の従来解凍では必要以上に解凍時間を費やすが為に鮮度劣化を気にして、冷凍のままで沸騰処理するか、必要時に温水解凍迄行う事があるが、本発明では蟹甲羅等の固体伝播もキャビテ−ション水流での受振共振で、北海道の毛蟹が20分前後で解凍され、美味しい蟹刺し身となった。
水の物理的性状は、加圧することによって固形化が遅れ、逆に加圧によって固形維持不能となって解氷する事から、解凍処理槽を耐圧水密処理槽にすることによって、水圧又は空圧で、解凍処理槽内を加圧することにより、水の分子性状から氷の溶解現象があり、固形維持不能として解氷解凍する事も行ったが、圧縮率が大きい気体よりも、耐圧水密処理槽内のエア−抜きをして水圧を掛ければより効果があり、破裂の危険性もない。
解凍処理槽(1)の素材は、多くが食品である事から、家庭用小型機から業務様大型機迄、SUS304又はSUS316のステンレス鋼材とするのが望ましいが、冷凍機のような低温化はないので、食品安全法に準拠した樹脂成型或は強化プラスチックでも差し支えないが、解凍処理槽(1)内部に圧力を掛ける場合には金属性の必要がある。
解凍処理槽(1)の、家庭用では、冷蔵庫内装タイプ、流し台内装タイプ、卓上小型機又は業務用では設置場所、解凍処理量、物性、作業コントロ−ルシステム等に応じて、種々形状大きさは変わるが、いずれも稼動時間と稼動温度で断熱構造の必要はないが、冷温での使用を常時望む場合は、当然、解凍処理槽(1)は断熱構造とする。
家庭用、或は業務用の少量処理小型器では、連続使用することなく、しかも解凍即料理が殆どである事から、解凍処理水(2)の水温は常温でも湯よく、又、冷温使用の場合でも、氷塊投入冷却水(6)で1℃乃至2℃に降下する為、敢えて必要な場合以外は処理水冷却装置の設置はしない。
解凍処理槽(1)の槽底面から一定寸法距離を持って中間網底板(21)を設け、外部圧縮気体(7)によって稼動するエア−ポンプ等水流造成機(8)を、解凍処理槽(1)の内部又は外部に装着する場合と、水中の気泡を増やす為に外部圧縮気体(7)をそのまま噴射水流(10)の造成源とする二つの方法を選択的に或は両方法を使用する。
解凍処理槽(1)内部の壁面の水中位置には、処理水循環噴射管(9)が装着され、解凍処理槽(1)の底面部の解凍処理水(2)の循環と同時に噴射水流(10)の発生の必要性から、エア−ポンプ等水流造成機(8)の吐出口を、或は外部圧縮気体(7)を直接一定角度で貫通して処理水循環噴射管(9)に接続されて、解凍処理水(2)の循環で、噴射水流(10)を造成すし、積層ブロック冷凍等被解凍物(4)に向かって噴射する。
外部圧縮気体(7)の導入が困難な場合には、空気圧縮機を併設してもよく、電力も何もない所では内燃期間空気圧縮機でも可能であり、徹底的に電力使用の回避が可能である事の証明にもなる。
この処理水循環噴射管(9)は、解凍処理槽(1)の形状や大きさによって、前後左右或は上下を含めた各壁面に、或は一部面に、単数又は複数の設置を行う。
解凍処理槽(1)内の水温の均一化と共に、積層ブロック冷凍等被解凍物(4)の間隙浸潤水の噴射循環で間隙水の温度低下を防ぎ、又、エアーモーター水流造成機(8)から吐出する圧縮気泡(11)と噴射水流(10)によって吐出気体破壊キャビテ−ション(12)のよる微細なキャビテ−ション水流(13)に変わり解凍が著しく促進される。
解凍処理槽(1)内の槽内全域での水温むら防御の為にも、又、積層ブロック冷凍等被解凍物(4)のような難解凍物等の為にも、大局的に電気を一切使わない省エネルギ−とランニングコスト削減にも大きな効果を目途ともした。
通常は解凍処理槽(1)の水中に積層ブロック冷凍等被解凍物(4)を装填引き上げの網籠等で静止装填解凍するが、より早く均等解凍を望む場合は、エアーモーター水流造成機(8)の外部圧縮気体(7)の圧力を上げて調整すれば良く、逆に軟弱な積層ブロック冷凍等被解凍物(4)の場合は圧力を下げれば良く、その為には、外部圧縮気体(7)の導入には絶対的常識装着の流量開閉弁で調整すれば良い。
解凍処理槽(1)内の水中での処理水循環噴射管(9)からの噴射水流(10)を、積層ブロック冷凍等被解凍物(4)へ万遍なく当てて解凍を早めるため、回転稼働する回転網籠(14)内に積層ブロック冷凍等被解凍物(4)を装填して天地変動水中回転、或は、食品加工ライン内での連続解凍には、解凍処理水(2)の水中を一定時間でスライド潜行移動するSUS網コンベアーチェーン(15)によって解凍処理水(2)の水中を移動しながら均等急速解凍を図る。
積層ブロック冷凍等被解凍物(4)食材が多く、解凍処理水(2)の滅菌が必要な場合には、解凍処理槽(1)内に水中紫外線殺菌灯(18)を、又は数ミクロンから数十ミクロンの直径の金属銅繊維を張りつけた金属銅繊維板(19)装着すれば、解凍処理水(2)は強制的に攪拌されており、紫外線又は金属銅イオンによって殺菌効果を発揮し、飲料水道管にも金属銅管が多く使用されており、銅イオンによる人体影響はない。
解凍処理槽(1)を耐圧水密処理槽(20)の構造では、解凍処理槽(1)上部に、圧力調整安全弁(22)によるエア−抜きを設置して、解凍処理水(2)を外部から加圧注入し、水圧による耐圧水密処理槽(20)とする方法と、耐圧水密処理槽(20)内の解凍処理水(2)水面上の空間空気を外部加圧空気によって加圧する二つの種類があり、穂解凍物の大きさと種類によって、高圧が必要な場合には、簡易なハンド加圧式或はエア−モーター加圧式の加圧水ポンプ(23)の設置使用もでき、この水圧による加圧の場合は万が一耐圧水密処理槽(20)が圧力で破壊しても内部の解凍処理水(2)が流れ出るだけで、圧力爆発の危険性は全くない。
しかし、空気圧力方式では、特に溶接部位金属加熱劣化で、或はSUS304クラスの鋼板でも魚類保持塩分を含めての錆び劣化がおき得ることと同時に、内圧による瞬間炸裂の危険性がなきにしもあらずで注意が必要となり、圧力によっては耐圧検査と定期検証が必要であることを認識すべきであるが、6kg/cm未満ではさほどの事はないが、それでも要注意である。
次に、解凍処理槽(1)内の顔等処理水(2)の装填量を、中間網底板(21)以下の水位にして、外部圧縮気体(7)によって稼動するエア−ポンプ等水流造成機(8)による、噴射水流(10)は底部の解凍処理水(2)を循環使用して水位を保ち、中間網底板(21)上の、解凍処理槽(1)内空間に設置された積層ブロック冷凍等被解凍物(4)に向かっている単数又は複数の処理水循環噴射管(9)から、圧縮気泡(11)混成の噴射水流を直接噴射して、吐出気体破壊キャビテ−ション(12)によって解凍を促進するキャビテ−ション水流(13)の構成とする。
圧力気体噴射水流による水中解凍機で、槽内バケット装填タイプの全体装置断面図、一部斜視透視図である。 圧力気体噴射水流による水中解凍機で、槽内回転網籠タイプの全体装置断面図、一部斜視透視図である。 圧力気体噴射水流による水中解凍機で、槽内コンベア−タイプの全体装置断面図、一部斜視透視図である。 解凍処理槽が耐圧水密処理槽の、全体装置断面図、一部斜視透視図である。 圧力気体噴射水流による槽内処理水水面上での気中解凍機で、槽内バケット装填タイプ時の全体装置断面図、一部斜視透視図である。
符号の説明
1 解凍処理槽
2 解凍処理水
3 清水又は海水
4 積層ブロック冷凍等被解凍物
5 氷塊
6 氷塊投入冷却水
7 外部圧縮気体
8 エア−ポンプ等水流造成機
9 処理水循環噴射管
10 噴射水流
11 圧縮気泡
12 吐出気体破壊キャビテ−ション
13 キャビテ−ション水流
14 回転網籠
15 SUS網コンベアーチェーン
16 解凍処理槽蓋
17 横壁付き落とし蓋
18 水中紫外線殺菌灯
19 金属銅繊維板
20 耐圧水密処理槽
21 中間網底板
22 圧力調整安全弁
23 加圧水ポンプ

Claims (6)

  1. 解凍処理槽(1)内には、気体よりも遥かに伝導性が高い水が、解凍処理水(2)として一定量の清水又は海水(3)が装填される。
    解凍処理槽(1)内に充填の解凍処理水(2)が清水又は海水(3)で、船舶等では古から清水は貴重品目でもあり海水を使うことが常識で周知の事実である。
    積層ブロック冷凍等被解凍物(4)の水中解凍処理で、解凍処理水(2)温度は、解凍後すぐに食する冷凍にぎり寿司のような場合、或は解凍後すぐに調理工する時は20℃前後の常温水でも良く、解凍後に店頭陳列販売するような時には冷温での解凍が良く、その場合は氷塊(5)で氷塊投入冷却水(6)で温度を2℃前後に下げる。
    積層ブロック冷凍等被解凍物(4)の物性が、現状各社で解凍困難でお困りの、小魚、烏賊、海老等の積層ブロック冷凍魚等の解凍の場合、2℃前後の冷温水での解凍処理水(2)で十分に瞬間的な解凍が可能であると同時に、言う迄もなく一般の、単体魚類等の冷凍加工食材の解凍も同様である。
    積層ブロック冷凍被解凍物(4)の積層間隙が全て凍結水で固着しており、しかも−20℃乃至−35℃の冷凍加工温度の為、積層ブロック中心部までは、鮮度を無視して温水浸けでもない限り解氷しないのが現状で、前日からの自然解凍では、翌日になっても氷の固まり同様であり、単に水槽浸けでは、積層間隙結氷は逆に透明結氷状態になり、丁度、降雪後の雪解け時の冷温降雨で雪が硬質結氷に変化するのと同様に解凍困難となる。
    積層ブロック冷凍等被解凍物(4)の解凍は、気中で上から水道水を掛けてもその棒水流部分だけの表面解凍だけで、水槽に投入すれば槽内水温の低下で透明氷塊となるだけで、最終的には、翌日になっても解凍しない食品加工工程のディスタ−ブ解消の為に、鮮度を無視して温水浸けを大手企業と言えども行っている現状を、最終消費者保護の立場で解消する必要がある。
    この解決には、槽内処理水(2)が常温でも或は氷塊投入冷却水(6)の冷温でも、積層ブロック冷凍等被解凍物(4)を槽内処理水(2)内水中に埋没装填し、外部圧縮気体(7)を利用で解凍処理槽(1)の内部又は外部に設置のエアーモーター水流造成機(8)によるか、又は外部圧縮気体(7)そのもの自体かで、或は、この両者で、解凍処理水(2)を吸引及び吐出して、解凍処理槽(1)内の処理水循環噴射管(9)から、解凍処理水(2)の水中で、積層ブロック冷凍等被解凍物(4)に向けて噴射水流(10)を直接噴射する事で、解凍処理槽(1)内の水温の均一化と共に、積層ブロック冷凍等被解凍物(4)の間隙浸潤水温低下を防ぎ、又、エアーモーター水流造成機(8)から吐出する圧縮気泡(11)と噴射水流(10)によって吐出気体破壊キャビテ−ション(12)のよる微細なキャビテ−ション水流(13)に変わる。
    外部圧縮気体(7)の導入が出来ない場合には、空気圧縮機等の併設をすればよいが、解凍処理水(2)の冷却装置の設置費用から比べれば、雲泥の差の低価格で済む。
    解凍処理槽(1)内の槽内全域での水温むら防御の為にも、又、積層ブロック冷凍物のような難解凍物等の為にも、大局的な電気を使わない省エネルギ−とランニングコスト削減にも大きな効果がある。
    通常は解凍処理槽(1)の水中に積層ブロック冷凍等被解凍物(4)を装填引き上げの網籠等で静止装填解凍するが、より早く均等解凍を望む場合は、エアーモーター水流造成機(8)の外部圧縮気体(7)の圧力を上げて調整すれば良く、逆に軟弱な積層ブロック冷凍等被解凍物(4)の場合は圧力を下げれば良い。
    解凍処理槽(1)内の水中での処理水循環噴射管(9)からの噴射水流(10)を、積層ブロック冷凍等被解凍物(4)へ万遍なく当てて解凍を早めるため、回転稼働する水中回転網籠(14)内に積層ブロック冷凍等被解凍物(4)を装填して天地変動水中回転、或は、食品加工ライン内での連続解凍には、解凍処理水(2)の水中を一定時間でスライド潜行移動するSUS網コンベアーチェーン(15)によって解凍処理水(2)の水中を移動しながら均等急速解凍を図る。
    浮遊性の積層ブロック冷凍等被解凍物(4)を回転網籠(14)で解凍する場合は内部仕切りと同時に、当然ながら全体を解凍処理水(2)の水中で低速回転稼働させるので、安全性の目的で解凍処理槽蓋(16)は装着するが、別に、加工工程が流れ作業の場合には、SUS網コンベアーチェーン(15)上に乗せた被解凍物の浮遊や底部への落下を防止する為に、解凍処理槽蓋(16)と、横壁付き落とし蓋(17)を装着する。
    同時に、積層ブロック冷凍等被解凍物(4)と同様の大型魚類等の解凍にも効果を表す、と同時に、解凍処理水(2)の衛生管理で、水中紫外線殺菌灯(18)又は金属銅繊維板(19)濾過装置(19)を解凍処理槽(1)内に装填することもある、圧力気体噴射水流による解凍機。
  2. 解凍処理水(2)の水中に、エアーモーター水流造成機(8)から吐出する噴射水流(10)と圧縮気泡(11)以外にも、散気直噴する外部圧縮気体の、請求項1記載の、圧力気体噴射水流による解凍機。
  3. 外部圧縮気体(7)が、圧縮空気の請求項1乃至2記載の、圧力気体噴射水流による解凍機。
  4. 外部圧縮気体(7)が、圧縮窒素ガス等不活性ガスの、請求項1乃至2記載の、圧力気体噴射水流による解凍機。
  5. 解凍処理槽(1)の中間網底板(21)の下部に解凍処理水(2)を充填し、必要に応じて氷塊投入冷却水(6)として、積層ブロック冷凍等被解凍物(4)は中間網底板(21)の上部空間に装填して、処理水循環噴射管(9)から、底部の解凍処理水(2)の循環によって噴射水流(10)と圧縮気泡(11)で空間設置のブロック冷凍等被解凍物(4)に噴射して解凍する、請求項1乃至4記載の、圧力気体噴射水流による解凍機。
  6. 解凍処理槽(1)が耐圧水密処理槽(20)構造で、解凍処理槽(1)内を任意の圧力に気圧又は水圧で加圧し、加圧による水の性状から固体維維持不能の水素元素の特性を利用して氷塊解凍を助ける、請求項1乃至5記載の、圧力気体噴射水流による解凍機。
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