JP2006296086A - リードスクリュウ付きステッピングモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 リードスクリュウ付ステッピングモータのシャフトの振動を低減する。
【解決手段】 リードスクリュウ38の先端部38bに、リードスクリュウ38をその基端側(シャフト34側)へと付勢するための付勢手段(コイルばね42、ボール44)が配置されている。この付勢手段が、ステータ12A、12Bの外部に位置するので、ステッピングモータ11の運転時にステータ12A、12Bの内部温度が上昇しても、その温度上昇が付勢手段に影響を及ぼすことがない。このため、付勢手段からリードスクリュウ38へと付与される予圧の大きさを安定させ、ステッピングモータ11のシャフト34の振動を低減することが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 リードスクリュウ38の先端部38bに、リードスクリュウ38をその基端側(シャフト34側)へと付勢するための付勢手段(コイルばね42、ボール44)が配置されている。この付勢手段が、ステータ12A、12Bの外部に位置するので、ステッピングモータ11の運転時にステータ12A、12Bの内部温度が上昇しても、その温度上昇が付勢手段に影響を及ぼすことがない。このため、付勢手段からリードスクリュウ38へと付与される予圧の大きさを安定させ、ステッピングモータ11のシャフト34の振動を低減することが可能となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ステッピングモータに関し、特に、小型・細径のリードスクリュウ付きステッピングモータに関するものである。
近年、各種電子機器の小型化の要望に伴い、その装置内に収容されるモータについても小型化が要求されるようになってきている。かかる要求に対し、図8、図9に示すように、ロータマグネットの軸方向両端にステータを配置した、小型・細径のステッピングモータ100が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ステッピングモータ100は、二つのステータ102を備え、各ステータ102は、外ヨーク104と、内ヨーク106とを備える。また、外ヨーク104および内ヨーク106によって、コイルボビン108とコイルボビン108に捲回されたコイル110とが覆われている。また、外ヨーク104、内ヨーク106は、各々極歯104a、106aを備えており、外ヨーク104、内ヨーク106、コイルボビン108が樹脂112で一体にモールドされている。そして、ロータマグネット114の中心部を貫通するようにしてシャフト116が固定され、シャフト116は、軸受118を介して、対向配置された各ステータ102に軸支されている。図中、符号120で示す部分は、スラストワッシャーである。
ステッピングモータ100は、二つのステータ102を備え、各ステータ102は、外ヨーク104と、内ヨーク106とを備える。また、外ヨーク104および内ヨーク106によって、コイルボビン108とコイルボビン108に捲回されたコイル110とが覆われている。また、外ヨーク104、内ヨーク106は、各々極歯104a、106aを備えており、外ヨーク104、内ヨーク106、コイルボビン108が樹脂112で一体にモールドされている。そして、ロータマグネット114の中心部を貫通するようにしてシャフト116が固定され、シャフト116は、軸受118を介して、対向配置された各ステータ102に軸支されている。図中、符号120で示す部分は、スラストワッシャーである。
このステッピングモータ100は、図9に示すように、外ヨーク104および内ヨーク106の極歯104a、106a間にも樹脂112が充填されることによって、振動低減効果と、ステッピングモータ100内部への異物混入防止効果とが得られる。
そして、ステッピングモータ100のごとく、ステータ102をロータマグネット114の軸方向両端部に配置したステッピングモータの、シャフト116にリードスクリュウ112を形成することにより、光ディスクドライブ装置のピックアップの駆動用アクチュエータや、カメラの自動焦点調節機構やズーム機構におけるレンズ移動制御のアクチュエータとして用いることが可能な、リードスクリュウ付きステッピングモータが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
そして、ステッピングモータ100のごとく、ステータ102をロータマグネット114の軸方向両端部に配置したステッピングモータの、シャフト116にリードスクリュウ112を形成することにより、光ディスクドライブ装置のピックアップの駆動用アクチュエータや、カメラの自動焦点調節機構やズーム機構におけるレンズ移動制御のアクチュエータとして用いることが可能な、リードスクリュウ付きステッピングモータが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
図10には、リードスクリュウ付ステッピングモータ124を示している。このモータ124も、ステータ126をロータマグネット127の軸方向両端部に配置したステッピングモータを具備するものであり、ステッピングモータ100と基本構成を同じくしている。
そして、一方のステータ126にはブラケット128が固定され、ブラケット128の先端部に固定された先端軸受130によって、シャフト132の先端部132aが軸支されている。一方、シャフト132の基端部132bは、もう一方のステータ126の内ヨーク134に対し摺動自在かつ回転自在に保持された基端軸受136によって軸支されている。そして、基端軸受136には、ばね138の弾性力が付勢されることによって、シャフト132には、常時予圧が付与される。なお、符号132cはリードスクリュウ、140はばね押え板である。このように、ばね138によってシャフト132に常時予圧が付与されることで、シャフト132の振動が低減される。
そして、一方のステータ126にはブラケット128が固定され、ブラケット128の先端部に固定された先端軸受130によって、シャフト132の先端部132aが軸支されている。一方、シャフト132の基端部132bは、もう一方のステータ126の内ヨーク134に対し摺動自在かつ回転自在に保持された基端軸受136によって軸支されている。そして、基端軸受136には、ばね138の弾性力が付勢されることによって、シャフト132には、常時予圧が付与される。なお、符号132cはリードスクリュウ、140はばね押え板である。このように、ばね138によってシャフト132に常時予圧が付与されることで、シャフト132の振動が低減される。
ところで、図10に示すリードスクリュウ付ステッピングモータ124は、ステータ126の内ヨーク134に対し基端軸受136が摺動自在かつ回転自在に保持されることによって、ばね138の弾性力が基端軸受136を介してシャフト132に付与される構成とするために、内ヨーク134と基端軸受136との間には、所定のクリアランスが設けられている。ところが、ステッピングモータ124が駆動されると、コイルが発熱してステータ126の温度が上昇し、各構成部品の熱膨張によってかかるクリアランスが減少し、内ヨーク134と基端軸受136との接触抵抗が増大して、予圧の大きさが変化してしまうといった問題が生じる。しかも、ステータ126はステッピングモータ100と同様に密閉された構造を有していることから、内部に熱がこもり易く、かかる問題がより顕著になるという欠点を有している。対応策として、内ヨーク134と基端軸受136とのクリアランスを拡大することが挙げられるが、この場合には、常温時のクリアランスが過大となり、基端軸受136の振動が増大し、騒音の原因となるといった問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リードスクリュウ付ステッピングモータのシャフトの振動を低減することにある。しかも、構成部品の部品点数を減らし、組立性を向上させることを可能とするものである。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リードスクリュウ付ステッピングモータのシャフトの振動を低減することにある。しかも、構成部品の部品点数を減らし、組立性を向上させることを可能とするものである。
上記課題を解決するための、本発明に係るリードスクリュウ付きステッピングモータは、 ロータマグネットの軸方向両端側にステータが配置されたステッピングモータと、該ステッピングモータのシャフトに設けられたリードスクリュウと、該リードスクリュウの先端部を軸支するためのブラケットとを備えるリードスクリュウ付きステッピングモータであって、前記ブラケットが、少なくとも、前記ステータの外周部との係合手段を備えるステータ取付部と、前記リードスクリュウの先端部を軸支する軸受が固定された軸受支持部と、前記ステータ取付部と前記軸受支持部とを連結する連結部とで構成され、前記ブラケットと、前記軸受支持部に固定された軸受と、前記リードスクリュウ先端部との少なくとも一つに、前記リードスクリュウをその基端側へと付勢するための付勢手段が配置されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、前記付勢手段が前記ステータの外部に位置するので、ステッピングモータの運転時にステータの内部温度が上昇しても、その温度上昇が付勢手段に影響を及ぼすことがないため、付勢手段からリードスクリュウへと付与される予圧の大きさを安定させ、ステッピングモータのシャフトの振動を低減することが可能となる。また、ステータ内部の熱を、ステータ取付部およびブラケット全体を介して、効率的にステータ外部へと放熱することが可能となる。
また、本発明において、前記係合手段は、前記ステータの外周部または前記ステータ取付部の一方若しくは双方に設けられた凸部と、前記ステータの外周部または前記ステータ取付部の他方若しくは双方に設けられた凹部とで構成されていることが望ましい。
本発明によれば、凸部と凹部との嵌め合いによって、ステータとブラケットとが正確に位置決めされた状態で、確実に固定されることとなる。
本発明によれば、凸部と凹部との嵌め合いによって、ステータとブラケットとが正確に位置決めされた状態で、確実に固定されることとなる。
また、本発明においては、前記凸部と前記凹部とは、前記ステッピングモータのシャフトを中心として前記ステータと前記ステータ取付部とを相対回転させることによって、係合ないし離脱する形状を有していることが望ましい。
この構成によれば、ステッピングモータとステータとの組付けを容易とし、かつ、組付け状態で両者を正確に位置決めし、かつ、固定することが可能となる。
この構成によれば、ステッピングモータとステータとの組付けを容易とし、かつ、組付け状態で両者を正確に位置決めし、かつ、固定することが可能となる。
また、本発明において、前記ステータの一方は、極歯を有する外ヨークおよび内ヨークと、該外ヨークおよび内ヨークを連結する円筒状のコアと、これら外ヨーク、コアおよび内ヨークによって囲まれる環状の空間部に配置されたコイルボビンと、該コイルボビンに捲回されたコイルと、該コイルの外周を覆うカバーリングとが、樹脂によって一体にモールドされて構成され、前記ステータの他方は、極歯を有する外ヨークおよび内ヨークと、該外ヨークおよび内ヨークを連結すると共にその内側に、前記シャフトの軸受部材が配置された円筒状のコアと、これら外ヨーク、コアおよび内ヨークによって囲まれる環状の空間部に配置されたコイルボビンと、該コイルボビンに捲回されたコイルと、該コイルの外周を覆うカバーリングとが、樹脂によって一体にモールドされて構成されていることが望ましい。
本発明によれば、ステータの各構成部品がモールドによって確実に位置決めされ、かつ、必要な密閉性が確保される。
本発明によれば、ステータの各構成部品がモールドによって確実に位置決めされ、かつ、必要な密閉性が確保される。
また、本発明において、前記ステータの一方の連結部と、前記ステータの他方の連結部とに、相補的に嵌合する凹凸形状が形成されていることが望ましい。そして、この構成により、前記ステータの一方と他方とが確実に位置決めされることとなる。
なお、前記ステータの外周部に形成された凸部または凹部は、前記樹脂によって構成されているものとすることができる。
なお、前記ステータの外周部に形成された凸部または凹部は、前記樹脂によって構成されているものとすることができる。
また、本発明において、前記円筒状のコアと前記軸受部材とが一体部品となっており、該一体部品と、前記外ヨークおよび前記内ヨークとが、磁気的に結合していることとすることも可能である。この構成によれば、ステッピングモータの所定の機能を確保しつつ、ステッピングモータの構成部品を削減することが可能となる。
なお、前記一体部品が鉄系焼結合金により構成されることとすれば、前記外ヨークおよび前記内ヨークとの磁気的結合が可能となる。また、一体部品の部品コストの低減が図られる。
なお、前記一体部品が鉄系焼結合金により構成されることとすれば、前記外ヨークおよび前記内ヨークとの磁気的結合が可能となる。また、一体部品の部品コストの低減が図られる。
また、本発明において、前記外ヨークまたは前記内ヨークの少なくとも一方の、前記円筒状のコアとの接触部分に、管状の曲げ部が設けられていることとしてもよい。
この構成によれば、管状の曲げ部によって、円筒状のコアと外ヨークまたは内ヨークとの接触面積を増大させる。すると、各部品間の機械的結合強度を高め、かつ、接触部の磁気抵抗を低減し、かかる部分における漏れ磁束を抑制することができることから、当該漏れ磁束に起因するステッピングモータのトルク低下を回避することが可能となる。
この構成によれば、管状の曲げ部によって、円筒状のコアと外ヨークまたは内ヨークとの接触面積を増大させる。すると、各部品間の機械的結合強度を高め、かつ、接触部の磁気抵抗を低減し、かかる部分における漏れ磁束を抑制することができることから、当該漏れ磁束に起因するステッピングモータのトルク低下を回避することが可能となる。
本発明はこのように構成したので、リードスクリュウ付ステッピングモータのシャフトの振動を低減することが可能となる。しかも、構成部品の部品点数を減らし、組立性を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については同一符号で示し、詳しい説明を省略する。
本発明の第1の実施の形態に係るリードスクリュウ付きステッピングモータ10(以下、単に「ステッピングモータ」ともいう。)は、図1から図3に示すように、二つのステータ12(12A、12B)を備えている。そして、図4に拡大して示すように、ステータ12A、12Bは、各々、外ヨーク14と、内ヨーク16と、これら両者を結合するための円筒状のコア18を備えている。そして、外ヨーク14、コア18および内ヨーク16によって囲まれる環状の空間部には、コイルボビン20とコイルボビンに捲回されたコイル22とが配置されている。
外ヨーク14および内ヨーク16は、例えば電気亜鉛メッキ鋼板、珪素鋼板、電磁鋼板等の軟磁性材料で構成されている。また、外ヨーク14および内ヨーク16には、従来のステッピングモータと同様に、後述するロータマグネット32の外周面と対向する複数の極歯が形成されている(図9の、外ヨーク104および内ヨーク106の極歯104a、106aを参照。)。一方、コア18は、例えば純鉄、パーマロイ等の軟磁性材料で構成されている。したがって、外ヨーク14および内ヨーク16は、コア18によって機械的のみならず磁気的にも結合される。コイルボビン20は、例えば液晶ポリマー等を用いて成形された断面コ字状の環状部品である。
そして、コイルボビン20には、端子台20aが一体成形され、端子台20aに、コイル22のリード部が電気接続される端子24が、インサート成形等の手法によって固定されている。そしてコイル22をさらに外側から覆うように、耐熱樹脂等で成形されたカバーリング26が配置され、以上の各構成部品が樹脂28によって一体にモールドされている。樹脂28として、PBT(ポリブチレンテレフタレート)や液晶ポリマー等の樹脂材料を用いると好適である。
なお、図4には、樹脂28によって構成されるエンドプレート部28aと、二つのステータ12同士の密着面である連結部28bとが断面図として示され、外周部28cと、後述する凸部28dとが、側面図として示されている。図示のごとく、ステータ12Aの連結部28bと、ステータ12Bの連結部28bとは、相補的に凹凸形状が形成されることで、両者は確実に位置決めがなされるようになっている。また、後述する理由から、図3に示すように、概略四角柱状をなす外周部28cの、凸部28dが形成された面とその面に直交する面との稜線が削除され、円筒面Rが形成されている。
また、ステータ12Aのコア18の内側には、基端軸受部材30が圧入(または接着)されている。基端軸受部材30は、例えば、含油焼結合金や、PPS(ポリフェニレンサルファイド)やナイロン等の摺動性の高い合成樹脂で成形されている。そして、基端軸受部材30によって、シャフト34の基端部34aが軸支されている。シャフト34には、外周に多極着磁されたロータマグネット32の中心部を貫通するようにして、ロータマグネット32が固定されている。
以上のごとく、ステータ12A、12Bが、ロータマグネット32の軸方向両端部に配置されたステッピングモータ部11(図1、図2)は、さらに、ブラケット36の取付板36aおよび基端側板36bによって保持されている。
このブラケット36は、ステータ12A、12Bの取付部である取付板36aおよび基端側板36bに加え、連結板36c、先端側板36dが一体成形された板金部品である。また、ブラケット36は熱伝導が良好な材料で形成することが望ましく、例えば、アルミ合金、鉄系の鋼板、ステンレス鋼板などを用いることが可能であるが、強度が要求されるような場合には、鉄系の鋼板やステンレス鋼板が好適である。取付板36aには、ステータ12A、12Bに形成された凸部28dが嵌合する凹部として、本実施の形態では切欠き36eが形成されている。しかも、切欠き36eは、ステッピングモータ11のシャフト34の軸線C(図4)の方向に対し、直交する方向に延びて、かつ、取付板36aの一端面に開口している(図2)。
このブラケット36は、ステータ12A、12Bの取付部である取付板36aおよび基端側板36bに加え、連結板36c、先端側板36dが一体成形された板金部品である。また、ブラケット36は熱伝導が良好な材料で形成することが望ましく、例えば、アルミ合金、鉄系の鋼板、ステンレス鋼板などを用いることが可能であるが、強度が要求されるような場合には、鉄系の鋼板やステンレス鋼板が好適である。取付板36aには、ステータ12A、12Bに形成された凸部28dが嵌合する凹部として、本実施の形態では切欠き36eが形成されている。しかも、切欠き36eは、ステッピングモータ11のシャフト34の軸線C(図4)の方向に対し、直交する方向に延びて、かつ、取付板36aの一端面に開口している(図2)。
また、基端側板36bには、ステータ12Bのエンドプレート28aに形成された、シャフト34を貫通させる開口の周囲に形成されたボス28eが嵌合する、ボス開口36fが形成されている。一方、先端側板36dには軸受開口36gが形成され、軸受開口36gには、シャフト34の先端部34bに圧入固定されたリードスクリュウ38の、先端部38bを軸支する先端軸受40が固定されている。なお、ボス28eおよびボス開口36fは、後述のごとくリードスクリュウ38を挿通することができるように、リードスクリュウ38のねじ部38cよりも大径に形成されている。また、先端軸受40も基端軸受部材30と同様に、含油焼結合金や、PPS(ポリフェニレンサルファイド)やナイロン等の摺動性の高い合成樹脂で成形することが可能である。
図5に示されるように、リードスクリュウ38の先端部38bは、ねじ部38cに対して小径の円筒状に形成され、先端部38bの凹部38dには、コイルばね42およびボール44が装填されている。そして、先端軸受40に先端部38bが軸支され、かつ、ボール44が先端軸受40の底面に当接することでコイルばね42が押し縮められ、コイルばね42の弾性力が、常時、リードスクリュウ38をその基端側へと付勢するように作用する、「付勢手段」を構成している。
なお、リードスクリュウ38をその基端側へと付勢するための構造としては、上記の例に限らず、例えば、コイルばね42に換えて、クッション材等他の弾性体を用いることも可能である。また、先端側板36dに対し、先端軸受40の位置精度を確保しつつ、弾性体を介して先端軸受40を取り付けることとしても良い。さらには、ブラケット36の取付板36aと連結板36cとの間や、連結板36cと先端側板36dとの間等に、先端軸受40の位置精度を確保しつつ、リードスクリュウ38をその基端側へと付勢することが可能な付勢手段を設けることとしても良い。
なお、リードスクリュウ38をその基端側へと付勢するための構造としては、上記の例に限らず、例えば、コイルばね42に換えて、クッション材等他の弾性体を用いることも可能である。また、先端側板36dに対し、先端軸受40の位置精度を確保しつつ、弾性体を介して先端軸受40を取り付けることとしても良い。さらには、ブラケット36の取付板36aと連結板36cとの間や、連結板36cと先端側板36dとの間等に、先端軸受40の位置精度を確保しつつ、リードスクリュウ38をその基端側へと付勢することが可能な付勢手段を設けることとしても良い。
ここで、リードスクリュウ付ステッピングモータ10の製造手順について説明する。
まず、ステータ12Aは、コイル22が捲回されたコイルボビン20にカバーリング26を装着してコア18を挿通した後、コア18を外ヨーク14と内ヨーク16に圧入して連結させる。このとき、外ヨーク14の極歯と内ヨーク16の極歯が電気角で180度の位相差となるように位置決めして結合させる。その後、金型内に樹脂28を注入し、各部品を一体にモールド成形する。このとき、外ヨーク14および内ヨーク16の複数の極歯の間にも、樹脂が充填される(図9の、樹脂112を参照。)。また、樹脂28によって、エンドプレート28a、連結部28b、外周部28c、凸部28dが成形される。
ステータ12Bもステータ12Aと同様にして成形される。
一方、ロータマグネット32が固定されたシャフト34の先端部34bを、リードスクリュウ38の基端部に設けられた凹部38aに圧入しておく。
まず、ステータ12Aは、コイル22が捲回されたコイルボビン20にカバーリング26を装着してコア18を挿通した後、コア18を外ヨーク14と内ヨーク16に圧入して連結させる。このとき、外ヨーク14の極歯と内ヨーク16の極歯が電気角で180度の位相差となるように位置決めして結合させる。その後、金型内に樹脂28を注入し、各部品を一体にモールド成形する。このとき、外ヨーク14および内ヨーク16の複数の極歯の間にも、樹脂が充填される(図9の、樹脂112を参照。)。また、樹脂28によって、エンドプレート28a、連結部28b、外周部28c、凸部28dが成形される。
ステータ12Bもステータ12Aと同様にして成形される。
一方、ロータマグネット32が固定されたシャフト34の先端部34bを、リードスクリュウ38の基端部に設けられた凹部38aに圧入しておく。
続いて、ステータ12Aのコア18の内周壁に基端軸受部材30を圧入した後、シャフト34のロータマグネット32を挟み込むようにして、ステータ12A、12Bの連結部28bを嵌合させる。このとき、ステータ12A、12Bは電気角で90度の位相差となるように位置決めして嵌合させる。また、事前に、シャフト34に対し、ロータマグネット32を挟み込むようにして樹脂ワッシャ48を挿通し、ステータ12Aのコア18および基端軸受部材30とロータマグネット32の間、ステータ12Bのコア18とロータマグネット32の間に、樹脂ワッシャ48を介在させる。樹脂ワッシャ48は、摺動性を有する樹脂材料で成形され、ロータマグネット32とステータ12A、12Bとの間に所定の間隔を与えると共に、ロータマグネット32の損傷を防止するクッションとして機能する。
なお、二つのステータ12A、12Bの樹脂28には、ステータ12A、12Bを嵌合させた状態で一直線状に並ぶ貫通穴が形成されており、この貫通穴に、図3に示すように貫通ピン46を挿通することで、二つのステータ12A、12Bの位置決めを確実にすることができる。
なお、個々の部品で位置決めがなされるため、樹脂ワッシャ48を省いても良い。
なお、二つのステータ12A、12Bの樹脂28には、ステータ12A、12Bを嵌合させた状態で一直線状に並ぶ貫通穴が形成されており、この貫通穴に、図3に示すように貫通ピン46を挿通することで、二つのステータ12A、12Bの位置決めを確実にすることができる。
なお、個々の部品で位置決めがなされるため、樹脂ワッシャ48を省いても良い。
次に、ブラケット36の基端側板36bに形成されたボス開口36fに対し、取付板36a側からリードスクリュウ38を挿通させる。そして、ステータ12Bのエンドプレート28aを基端側板36bに当接させ、かつ、ボス28eをボス開口36fに係合させる。また、ステータ12A、12Bの外周部28cの円筒面Rを利用して、ステータ12A、12Bを取付板36aに対し、軸線C(図4)回りに回転させることにより、取付板36aに形成された切欠き36eに凸部28dを係合させることで、ステータ12A、12Bを取付板36aに固定する。このとき、ステータ12A、12Bの外周部28cは取付板36aに密着し、ステータ12Bのエンドプレート28aは基端側板36bに密着する。なお、必要に応じ、凸部28dを加熱して潰すことにより、ステータ12A、12Bと取付板36aとを、より強固にすることができる。
このように、ステータ12A、12Bのボス28eと、取付板36aの切欠き36eとは、ステータ12A、12Bとブラケット36とを係合させるための係合手段として機能するものである。なお、取付板36aの切欠き36eに換えて、凸部28dの形状に一致する開口を設けることとしても、同様にして、ステータ12A、12Bと取付板36aとを固定することが可能となる。
このように、ステータ12A、12Bのボス28eと、取付板36aの切欠き36eとは、ステータ12A、12Bとブラケット36とを係合させるための係合手段として機能するものである。なお、取付板36aの切欠き36eに換えて、凸部28dの形状に一致する開口を設けることとしても、同様にして、ステータ12A、12Bと取付板36aとを固定することが可能となる。
さらに、リードスクリュウ38の先端部38bを、先端側板36dに固定された先端軸受40で軸支する。この際、先端部38bの凹部38dに、コイルばね42およびボール44を装填する。以上の手順により、リードスクリュウ付ステッピングモータ10が製造される。
なお、上記製造手順において、ステータ12A、12Bと取付板36aとを相対回転可能とするために、円筒面Rに換えて面取り形状を採用することとしてもよい。また、樹脂28の凸部28dと、取付板36aの切欠き36eは、何れもステータ12A、12Bおよびブラケット36の「係合手段」を構成するものであるが、これと同等の機能を発揮する係合手段として、樹脂28に凹部を形成し、この凹部と係合する凸部として、切起しをブラケット36に形成することとしてもよい。また、樹脂28の外周部および、ブラケット36の取付板36aの双方に、凸部及び凹部を相補的に形成することとしても良い。
さらに、ステータ12A、12Bとブラケット36とは、これらの凹凸部の係合によって、確実に固定され、かつ、互いの位置決めがなされる。よって、取付板36aと連結板36cと先端側板36dとの位置関係を維持するだけの強度が確保されることを条件として、ブラケット36から基端側板36bを削除し、取付板36aと連結板36cとを直接的に連結させ、ブラケット36の形状の単純化を図ることも可能である。
一方、後述のように、ブラケット36を介しての放熱性を確保する点を考慮すれば、ステータ12A、12Bとブラケット36との接触面積を広くするために、基端側板36bを残すことが望ましい。なお、ブラケットの連結板36cおよび先端側板36dは、先端軸受40を所定の位置に保持することが可能であれば、図示のごとく板状である必要はなく、棒材、管材であってもよい。
一方、後述のように、ブラケット36を介しての放熱性を確保する点を考慮すれば、ステータ12A、12Bとブラケット36との接触面積を広くするために、基端側板36bを残すことが望ましい。なお、ブラケットの連結板36cおよび先端側板36dは、先端軸受40を所定の位置に保持することが可能であれば、図示のごとく板状である必要はなく、棒材、管材であってもよい。
上記構成を有する本発明の第1の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能となる。
まず、ブラケット36と、軸受支持部36dに固定された先端軸受40と、リードスクリュウ38の先端部38bとの少なくとも一つに、リードスクリュウ38をその基端側(シャフト34側)へと付勢するための付勢手段(コイルばね42、ボール44)が配置されている。すなわち、当該付勢手段が、ステータ12A、12Bの外部に位置するので、ステッピングモータ部11の運転時にステータ12A、12Bの内部温度が上昇しても、その温度上昇が付勢手段(コイルばね42、ボール44)に影響を及ぼすことがない。このため、付勢手段からリードスクリュウ38へと付与される予圧の大きさを安定させ、ステッピングモータ部11のシャフト34の振動を低減することが可能となる。また、ステータ12A、12Bが、ブラケット36のステータ取付部36aに密着固定されることで、ステータ12A、12Bの内部の熱が、ステータ取付部36aおよびブラケット36の全体を介して、効率的に放熱することが可能となる。
まず、ブラケット36と、軸受支持部36dに固定された先端軸受40と、リードスクリュウ38の先端部38bとの少なくとも一つに、リードスクリュウ38をその基端側(シャフト34側)へと付勢するための付勢手段(コイルばね42、ボール44)が配置されている。すなわち、当該付勢手段が、ステータ12A、12Bの外部に位置するので、ステッピングモータ部11の運転時にステータ12A、12Bの内部温度が上昇しても、その温度上昇が付勢手段(コイルばね42、ボール44)に影響を及ぼすことがない。このため、付勢手段からリードスクリュウ38へと付与される予圧の大きさを安定させ、ステッピングモータ部11のシャフト34の振動を低減することが可能となる。また、ステータ12A、12Bが、ブラケット36のステータ取付部36aに密着固定されることで、ステータ12A、12Bの内部の熱が、ステータ取付部36aおよびブラケット36の全体を介して、効率的に放熱することが可能となる。
また、ステータ12A、12Bの外周部28cまたはブラケット36のステータ取付部36aの一方若しくは双方に設けられた凸部28dと、ステータステータ12A、12Bの外周部またはステータ取付部28cの他方若しくは双方に設けられた凹部36eとで、ステータ12A、12Bの外周部28cとステータ取付部36aとの係合手段を構成することにより、凸部28dと凹部36eとの嵌め合いによって、ステータ12A、12Bとブラケット36とが正確に位置決めされた状態で、確実に固定されることとなる。
しかも、当該係合手段は、ステッピングモータ部11のシャフト34の軸線Cを中心としてステータステータ12A、12Bとステータ取付部36aとを相対回転させることによって、凸部28dと凹部36eとが係合ないし離脱する形状を有していることから、ステッピングモータ部11とステータ12A、12Bとの組付けを容易とし、かつ、組付け状態で両者を正確に位置決めし、かつ、固定することが可能となる。
しかも、当該係合手段は、ステッピングモータ部11のシャフト34の軸線Cを中心としてステータステータ12A、12Bとステータ取付部36aとを相対回転させることによって、凸部28dと凹部36eとが係合ないし離脱する形状を有していることから、ステッピングモータ部11とステータ12A、12Bとの組付けを容易とし、かつ、組付け状態で両者を正確に位置決めし、かつ、固定することが可能となる。
なお、本実施の形態では、ステータ12A、12Bの各構成部品が樹脂28によって一体にモールドされていることから、各構成部品は確実に位置決めされ、かつ、ステータ12A、12Bに必要な密閉性が確保される。しかも、金型内の所定位置に、各部品を完成時の位置関係でセットし、樹脂28を金型内に注入することによって、各ステータ12A、12Bが高精度に製造されることとなる。
また、ステータの一方12Bの連結部28bと、ステータの他方12Aの連結部28bとに、相補的に嵌合する凹凸形状が形成されていることから(図4)ステータの一方12Aと他方12Bとが確実に位置決めされることとなる。また、ステータ12A、12Bの外周部28cに形成された凸部28dまたは凹部は、樹脂28によって構成されたものであり、前記モールド工程において、同時に成形することが可能である。
また、ステータの一方12Bの連結部28bと、ステータの他方12Aの連結部28bとに、相補的に嵌合する凹凸形状が形成されていることから(図4)ステータの一方12Aと他方12Bとが確実に位置決めされることとなる。また、ステータ12A、12Bの外周部28cに形成された凸部28dまたは凹部は、樹脂28によって構成されたものであり、前記モールド工程において、同時に成形することが可能である。
続いて、図6を参照しながら、本発明の第2の実施の形態について説明する。ここで、第1の実施の形態と同一部分、若しくは相当する部分については、説明の便宜上必要な部分を除き、符号および説明を省略する。
本発明の第2の実施の形態に係るリードスクリュウ付きステッピングモータ50は、第1の実施の形態に係るステッピングモータ10における、一方のステータ12Aのコア18を、基端軸受部材52と一体化したものである。この場合には、基端軸受部材52を鉄系焼結合金で構成し、基端軸受部材52に外ヨーク14と内ヨーク16とを圧入(または接着)することにより、外ヨーク14と内ヨーク16とを、基端軸受部材52を介して機械的および磁気的に結合することができる。また、部品コストの低減が図られる。なお、もう一方のステータ12Bについても、コア18を鉄系焼結合金により構成することとすれば、さらなる部品コストの低減を図ることができる。
本発明の第2の実施の形態に係るリードスクリュウ付きステッピングモータ50は、第1の実施の形態に係るステッピングモータ10における、一方のステータ12Aのコア18を、基端軸受部材52と一体化したものである。この場合には、基端軸受部材52を鉄系焼結合金で構成し、基端軸受部材52に外ヨーク14と内ヨーク16とを圧入(または接着)することにより、外ヨーク14と内ヨーク16とを、基端軸受部材52を介して機械的および磁気的に結合することができる。また、部品コストの低減が図られる。なお、もう一方のステータ12Bについても、コア18を鉄系焼結合金により構成することとすれば、さらなる部品コストの低減を図ることができる。
以上のごとく、本発明の第2の実施の形態では、ステータ12Aを構成する、円筒状のコアと前記軸受部材とが一体部品52となっており、一体部品52と、外ヨーク14および内ヨーク16とが、磁気的に結合しているから、ステッピングモータ部11の所定の機能を確保しつつ、ステッピングモータ部11の構成部品を削減することが可能となる。
続いて、図7を参照しながら、本発明の第3の実施の形態について説明する。ここで、第1、第2の実施の形態と同一部分、若しくは相当する部分については、説明の便宜上必要な部分を除き、符号および説明を省略する。
本発明の第3の実施の形態に係るリードスクリュウ付きステッピングモータ60は、図6に示すステッピングモータ50における、ステータ12A、12Bの、外ヨーク14および内ヨーク16の、基端軸受部材52との接触部分が、管状の曲げ部14a、16aを形成したものである。この構成によると、管状の曲げ部14a、16aによって、外ヨーク14および内ヨーク16と、基端軸受部材52との接触面積が拡大することとなる。
本発明の第3の実施の形態に係るリードスクリュウ付きステッピングモータ60は、図6に示すステッピングモータ50における、ステータ12A、12Bの、外ヨーク14および内ヨーク16の、基端軸受部材52との接触部分が、管状の曲げ部14a、16aを形成したものである。この構成によると、管状の曲げ部14a、16aによって、外ヨーク14および内ヨーク16と、基端軸受部材52との接触面積が拡大することとなる。
以上のごとく、本発明の第3の実施の形態では、外ヨーク14または内ヨーク16の少なくとも一方の、円筒状のコア(この場合は、基端軸受部材52)との接触部分に設けられた、曲げ部14a、16aによって、円筒状のコア52と外ヨーク14または内ヨーク16との接触面積を増大させ、各部品間の機械的結合強度を高めることができる。また、かつ、接触部の磁気抵抗を低減し、かかる部分における漏れ磁束を抑制することができる。よって、当該漏れ磁束に起因するステッピングモータ部11のトルク低下を回避することが可能となる。
なお、曲げ部14a、16aを備える外ヨーク14または内ヨーク16を、本発明の第1の実施の形態に採用することも、当然に可能である。
なお、曲げ部14a、16aを備える外ヨーク14または内ヨーク16を、本発明の第1の実施の形態に採用することも、当然に可能である。
10、50、60:リードスクリュウ付ステッピングモータ、 11:ステッピングモータ部、 12、12A、12B:ステータ、14:外ヨーク、14a:曲げ部、16:内ヨーク、16a:曲げ部、18:コア、20:コイルボビン、22:コイル、26:カバーリング、28:樹脂、28a:エンドプレート、28b:連結部、28c:外周部、28d:凸部、28e:ボス、30:基端軸受部材、32:ロータマグネット、34:シャフト、36:ブラケット、36a:取付板、36b:基端側板、36c:連結板、36d:先端側板、36e:切欠き、38:リードスクリュウ、38b:先端部、38d:凹部、40:先端軸受、42:コイルばね、44:ボール、52:基端軸受部材
Claims (9)
- ロータマグネットの軸方向両端側にステータが配置されたステッピングモータと、該ステッピングモータのシャフトに設けられたリードスクリュウと、該リードスクリュウの先端部を軸支するためのブラケットとを備えるリードスクリュウ付きステッピングモータであって、
前記ブラケットが、少なくとも、前記ステータの外周部との係合手段を備えるステータ取付部と、前記リードスクリュウの先端部を軸支する軸受が固定された軸受支持部と、前記ステータ取付部と前記軸受支持部とを連結する連結部とで構成され、
前記ブラケットと、前記軸受支持部に固定された軸受と、前記リードスクリュウ先端部との少なくとも一つに、前記リードスクリュウをその基端側へと付勢するための付勢手段が配置されていることを特徴とするリードスクリュウ付きステッピングモータ。 - 前記係合手段は、前記ステータの外周部または前記ステータ取付部の一方若しくは双方に設けられた凸部と、前記ステータの外周部または前記ステータ取付部の他方若しくは双方に設けられた凹部とで構成されていることを特徴とする請求項1記載のリードスクリュウ付きステッピングモータ。
- 前記凸部と前記凹部とは、前記ステッピングモータのシャフトを中心として前記ステータと前記ステータ取付部とを相対回転させることによって、係合ないし離脱する形状を有していることを特徴とする請求項2記載のリードスクリュウ付きステッピングモータ。
- 前記ステータの一方は、極歯を有する外ヨークおよび内ヨークと、該外ヨークおよび内ヨークを連結する円筒状のコアと、これら外ヨーク、コアおよび内ヨークによって囲まれる環状の空間部に配置されたコイルボビンと、該コイルボビンに捲回されたコイルと、該コイルの外周を覆うカバーリングとが、樹脂によって一体にモールドされて構成され、
前記ステータの他方は、極歯を有する外ヨークおよび内ヨークと、該外ヨークおよび内ヨークを連結すると共に、その内側に前記シャフトの軸受部材が配置された円筒状のコアと、これら外ヨーク、コアおよび内ヨークによって囲まれる環状の空間部に配置されたコイルボビンと、該コイルボビンに捲回されたコイルと、該コイルの外周を覆うカバーリングとが、樹脂によって一体にモールドされて構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のリードスクリュウ付きステッピングモータ。 - 前記ステータの一方の連結部と、前記ステータの他方の連結部とに、相補的に嵌合する凹凸形状が形成されていることを特徴とする請求項4記載のリードスクリュウ付きステッピングモータ。
- 前記ステータの外周部に形成された凸部または凹部は、前記樹脂によって構成されていることを特徴とする請求項4または5記載のリードスクリュウ付きステッピングモータ。
- 前記円筒状のコアと前記軸受部材とが一体部品となっており、該一体部品と、前記外ヨークおよび前記内ヨークとが、磁気的に結合していることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項記載のリードスクリュウ付きステッピングモータ。
- 前記一体部品が鉄系焼結合金により構成されていることを特徴とする請求項7記載のリードスクリュウ付きステッピングモータ。
- 前記外ヨークまたは前記内ヨークの少なくとも一方の、前記円筒状のコアとの接触部分に、管状の曲げ部が設けられていることを特徴とする請求項4から8のいずれか1項記載のリードスクリュウ付きステッピングモータ。
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- 2005-04-11 JP JP2005113399A patent/JP2006296086A/ja active Pending
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