JP2006295430A - アンテナ部材、並びにこれを用いた非接触型情報記録媒体及びそのインピーダンス調整方法 - Google Patents

アンテナ部材、並びにこれを用いた非接触型情報記録媒体及びそのインピーダンス調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006295430A
JP2006295430A JP2005111730A JP2005111730A JP2006295430A JP 2006295430 A JP2006295430 A JP 2006295430A JP 2005111730 A JP2005111730 A JP 2005111730A JP 2005111730 A JP2005111730 A JP 2005111730A JP 2006295430 A JP2006295430 A JP 2006295430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
conductors
impedance
conductor
antenna member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005111730A
Other languages
English (en)
Inventor
Machiko Nakayama
真知子 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2005111730A priority Critical patent/JP2006295430A/ja
Publication of JP2006295430A publication Critical patent/JP2006295430A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】 900MHz〜1000MHzの周波数帯を利用して通信を行うICチップを用いて非接触型ICカードを作製する場合においても、広帯域を実現し、かつ、カードの定型サイズ内にて導体を折り曲げずに通信可能距離を確保する。
【解決手段】 樹脂シート102の中心部からずれた領域にて空隙を介して互いに対向する給電点120a,120bをそれぞれ具備する2つの導体110a,110bが形成されてなるアンテナ部材であって、2つの導体110a,110bのうち、空隙を介して樹脂シート102の中心部側となる導体110aを、給電点120aから離れる方向に放射状に広がるボウタイアンテナ部とし、また、空隙を介して樹脂シート102の中心部とは反対側となる導体110bを、接地された導電領域とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触型情報記録媒体に用いられるアンテナ部材、並びにこれを用いた非接触型情報記録媒体及びそのインピーダンス調整方法に関する。
昨今、情報化社会の進展に伴って、情報をカードに記録し、該カードを用いた情報管理や決済等が行われている。また、商品等に貼付されるラベルやタグに情報を記録し、このラベルやタグを用いての商品等の管理も行われている。
このようなカードやラベル、あるいはタグを用いた情報管理においては、カードやラベル、あるいはタグに対して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うことが可能なICが搭載された非接触型ICカードや非接触型ICラベル、あるいは非接触型ICタグがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。
非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能な非接触型ICカードや非接触型ICラベル、非接触型ICタグにおいては、近年、小型化及び通信可能距離を確保するために、900MHz〜1000MHzの周波数帯を利用して通信を行う微細なICチップが用いられ始めている。
このような微細なICチップを用いた場合、ICチップに導電性のアンテナを接続することにより、ICチップの通信可能距離を延ばすことができる。
図5は、900MHz〜1000MHzの周波数帯を利用して通信を行うICチップが搭載された非接触型ICタグの一例を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本構成例は図5に示すように、樹脂や紙等からなるベース基材202上に、互いに直列に並ぶように所定の間隔を有して形成された2つの帯状の導体210a,210bからなるアンテナ部210が形成されており、この2つの導体210a,210bに接続されるように、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ201が搭載されて構成されている。
上記のように構成された非接触型ICタグ200においては、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電波によりアンテナ部210に電流が流れ、この電流がICチップ201に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ201に情報が書き込まれたり、ICチップ201に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。このような非接触型ICタグ200においては、ICチップ201に対しての情報の書き込み及び読み出しが可能な距離を確保するためにICチップ201とアンテナ部210とのインピーダンス整合をとる必要があり、そのために、アンテナ部210の長さがICチップ201に対する情報の書き込み及び読み出しの周波数に応じて設定されている。
ここで、従来より、三角形からなる2つの導体が、その頂点が空隙を介して互いに対向するように配置されてなるボウタイアンテナが利用されている。
図6は、一般的なボウタイアンテナを有する非接触型ICタグの一例を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
本例は図6に示すように、樹脂や紙等からなるベース基材202上に、二等辺三角形の形状を有する2つの導体310a,310bが、二等辺三角形の等しい辺がなす頂点どうしを結んだ直線が二等辺三角形の底辺のそれぞれに対して垂直となるように、かつ、頂点どうしが空隙を有するように配置されてなるアンテナ部310が形成されており、この2つの導体310a,310bに接続されるように、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ301が搭載されて構成されている。
上記のように構成された非接触型ICタグ300においては、アンテナ部310について、B−B’間とC−C’間とで長さが互いに異なり、かつ、その長さがB−B’間からC−C’間に渡って無段階に変化しているため、アンテナ部310のインピーダンスが、B−B’間の長さに基づくインピーダンスからC−C’間の長さに基づくインピーダンスまで設定可能となる。このように、ボウタイアンテナを用いて広帯域なアンテナを実現する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−135037号公報
ここで、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能な非接触型情報記録媒体には、上述したような非接触型ICタグの他に非接触型ICカードがある。この非接触型ICカードは、カードの定型サイズが決められており、その定型サイズのカード基材にアンテナ部を形成するとともにICチップを搭載する必要がある。
しかしながら、900MHz〜1000MHzの周波数帯を利用して通信を行うICチップを用いて非接触型ICカードを作製する場合、上述したように、2つの導体を互いに直列に並ぶように所定の間隔を有して配置してアンテナ部を構成したり、2つのボウタイアンテナによってアンテナ部を形成したりするには、ICチップに対しての情報の書き込み及び読み出しが可能な距離を確保するために必要となるアンテナ部の長さに対してカード基材の大きさが小さく、そのため、ICチップとアンテナ部とのインピーダンス整合がとれず、ICチップに対して情報の書き込み及び読み出しが可能な距離が短くなってしまう。
そこで、アンテナ部を構成する導体を長手方向とは垂直方向に曲げ、それにより、アンテナ部のインピーダンスがICチップのインピーダンスと整合するようにアンテナ部の長さを長くすることが考えられるが、その場合、曲げられて隣接するようになった領域間にて干渉が生じてしまう虞れがあるとともに、特に、上述したようなボウタイアンテナを用いた場合は、ボウタイアンテナの形状を、アンテナ部の長さが長くなるように加工することは困難であるという問題点がある。
また、非接触型ICカードにおいては、カード基材が曲げられた場合にICチップが破損してしまう可能性を低減するために、カード基材の4辺のうち隣接する2辺からそれぞれ20mm程度の領域にICチップを搭載することが好ましいとされているため、その領域に2つの導体の給電点が設けられるように2つの導体を形成すれば、2つの導体のうち、カード基材の中心部側の導体についてはその長さを長くすることができるが、他方の導体については、上述したように長手方向とは垂直方向に曲げなければならない。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、900MHz〜1000MHzの周波数帯を利用して通信を行うICチップを用いて非接触型ICカードを作製する場合においても、広帯域を実現し、かつ、カードの定型サイズ内にて導体を折り曲げずに通信可能距離を確保することができるアンテナ部材、並びにこれを用いた非接触型情報記録媒体及びそのインピーダンス調整方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
ベース基材の中心部からずれた領域にて空隙を介して互いに対向する給電点をそれぞれ具備する2つの導体が形成されてなるアンテナ部材であって、
前記2つの導体のうち、前記空隙を介して前記中心部側となる導体は、前記給電点から離れる方向に放射状に広がるボウタイアンテナ部であり、
前記2つの導体のうち、前記空隙を介して前記中心部とは反対側となる導体は、接地された導電領域である。
上記のように構成された本発明においては、ベース基材の中心部からずれた領域にて空隙を介して互いに対向する給電点をそれぞれ具備する2つの導体が形成されてなるアンテナ部材について、そのアンテナ部が、2つの導体のうち、空隙を介してベース基材の中心部側となる導体がボウタイアンテナ部であり、また、空隙を介してベース基材の中心部とは反対側となる導体が接地された導電領域であるモノポールアンテナとなっている。そのため、アンテナ部を構成する2つの導体のうちボウタイアンテナ部のみの長さを長くすれば、アンテナ部のインピーダンスを大きくすることができる。ここで、2つの導体が互いに対向する給電点は、ベース基材の中心部からずれた領域に設けられているため、空隙を介してベース基材の中心部側となる導体をボウタイアンテナ部とすれば、アンテナ部の長さを長くとることができ、それにより、900MHz〜1000MHzの周波数帯を利用して通信を行うICチップを用いて非接触型ICカードを作製する場合であっても、ICチップとアンテナ部とのインピーダンス整合をとることができる。
また、2つの導体を電気的に接続する導電部を設けることによりT型整合を形成し、これにより、アンテナ全体のインピーダンスを大きくすれば、ボウタイアンテナ部の長さを長くすることによってインピーダンスを大きくしてもアンテナ部のインピーダンスがICチップのインピーダンスよりもまだ小さな場合であっても、アンテナ部のインピーダンスをさらに大きくすることができる。
また、T型整合の原理によって、給電点と導電部との距離が変わるとアンテナ部のインピーダンスが変化するので、給電点と導電部との距離を所望のインピーダンスに合わせて調整すればよい。
以上説明したように本発明においては、ベース基材の中心部からずれた領域にて空隙を介して互いに対向する給電点を具備する2つの導体が形成されてなるアンテナ部材であって、2つの導体のうち、空隙を介してベース基材の中心部側となる導体が、給電点から離れる方向に放射状に広がるボウタイアンテナ部であり、また、空隙を介してベース基材の中心部とは反対側となる導体が、接地された導電領域である構成としたため、900MHz〜1000MHzの周波数帯を利用して通信を行うICチップを用いて非接触型ICカードを作製する場合においても、広帯域を実現し、かつ、カードの定型サイズ内にて導体を折り曲げずに通信可能距離を確保することができる。
また、2つの導体を電気的に接続する導電部を有するものにおいては、ボウタイアンテナ部の長さを長くすることによってインピーダンスを大きくしてもアンテナ部のインピーダンスがICチップのインピーダンスよりもまだ小さな場合であっても、アンテナ部のインピーダンスをさらに大きくすることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のアンテナ部材の実施の一形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、ベース基材となる樹脂シート102上に、銅等の導電性材料によって2つの導体110a,110bからなるアンテナ部110及び導電部130が形成されて構成されており、この2つの導体110a,110bは、樹脂シート102の中心部からずれた領域、具体的には、樹脂シート102の図中下辺と左辺とからそれぞれ20mm程度の領域にて空隙を介して互いに対向する給電点120a,120bを有している。
また、2つの導体110a,110bのうち、空隙を介して樹脂シート102の中心部側となる導体110aは、給電点120aから樹脂シート102の中心部側に放射状に広がるボウタイアンテナ部を構成している。なお、この放射状の導体110aは放射状の外周のみから構成され、放射状の内部には導体110aが形成されていない。
また、2つの導体110a,110bのうち、空隙を介して樹脂シート102の中心部とは反対側となる導体110bは、接地された導電領域となっている。なお、この導体110bは格子状に形成されているが、その外形は、図示するような長方形に限らない。
これにより、2つの導体110a,110bからなるアンテナ部110が、一方の導体110bが接地されたモノポールボウタイアンテナとなっている。
また、2つの導体110a,110bは、導電部130によって電気的に互いに接続されており、アンテナ部110のインピーダンスに合わせて導電部130と給電点120bとの距離が調整されている。なお、本形態においては、樹脂シート102の図中下辺と導電部130とが互いに平行となっているが、これらは互いに平行である必要はなく、導電部130と給電点120a,120bとの距離、並びに導電部130の長さとに基づくアンテナ部110のインピーダンスが所望のインピーダンスとなるように設定すればよい。そのため、導電部130の角度を一定としておけば、導電部130と給電点120bとの距離によって導電部130の長さが一義的に決まるため、例えば、図示するように、樹脂シート102の図中下辺と導電部130とが平行となるように設定しておくことが好ましい。
図2は、図1に示したアンテナ部材105を用いた非接触型情報記録媒体である非接触型ICカードの実施の一形態を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。
本形態は図2に示すように、樹脂シート102上に形成された導体110a,110bの給電部130a,130bにICチップ101が接続されるように樹脂シート102上にICチップ101が搭載されてインレット103が形成され、このインレット103が、複数の層からなるカード基材104の複数の層間に埋め込まれて構成されている。
上記のように構成された非接触型ICタグ100においては、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電波により導体110a,110bに電流が流れ、この電流がICチップ101に供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ101に情報が書き込まれたり、ICチップ101に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
上述したように本形態においては、2つの導体110a,110bからなるアンテナ部110が、一方の導体110bが接地されたモノポールアンテナとなっており、さらに、2つの導体110a,110bの給電点120a,120bが樹脂シート102の中心部からずれた領域に設けられているとともに、空隙を介して樹脂シート102の中心部側となる導体110aがボウタイアンテナ部となっているため、アンテナ部110の一部を曲げたりすることなく、アンテナ部110のインピーダンスを決める要素となる部分の長さを長くとることができ、それにより、ICチップ101が900MHz〜1000MHzの周波数帯を利用して通信を行うものであっても、ICチップ101とアンテナ部110とのインピーダンス整合をとることができる。
さらに、本形態においては、導体110aについて、B−C間とB−D間とで長さが互いに異なり、かつ、その長さがB−C間からB−D間に渡って無段階に変化しているため、アンテナ部110のインピーダンスが、B−C間の長さに基づくインピーダンスからB−D間の長さに基づくインピーダンスまで設定可能となり、それにより、広帯域なアンテナが実現可能となる。
以下に、導電部130による作用について説明する。
図3は、図2に示した非接触型ICカード100におけるアンテナ部110の等価回路を示す図である。
図2に示した非接触型ICカード100におけるアンテナ部110は図3に示すように、導体110aの長さl1のモノポールアンテナに導電部130の長さl2の導線を接続したT型整合回路と等価になる。
このような等価回路として考えた場合、T型整合回路の原理によって、長さl1のモノポールアンテナの共振時の抵抗をRとし、T型整合回路のインピーダンスが無限大であれば、T型整合回路の入力端のインピーダンスZinは、
Zin=4R
となり、モノポールアンテナの4倍のインピーダンスを得ることができる。
そのため、本形態にように導電部130を設けることによって、アンテナ部110のインピーダンスをさらに大きくすることができる。
図4は、図1に示したアンテナ部材105における給電部120bと導電部130との距離によるアンテナ部110のインピーダンスの変化を示す図であり、(a)は実部のインピーダンス値を示す図、(b)は虚部のインピーダンス値を示す図である。なお、本形態においては、上述したように樹脂シート102の図中下辺と導電部130とが互いに平行となっているため、給電部120bと導電部130との距離が決まれば、導電部130の長さが一義的に決まることになる。
図1に示したアンテナ部材105におけるアンテナ部110のインピーダンスの実部は図4(a)に示すように、給電部120bと導電部130との距離(t)を大きくすればするほど、インピーダンスのピーク値が低周波数側にシフトし、かつ、そのピーク値が大きくなる。
また、図1に示したアンテナ部材105におけるアンテナ部110のインピーダンスの虚部も図4(b)に示すように、給電部120bと導電部130との距離(t)を大きくすればするほど、インピーダンスのピーク値が低周波数側にシフトし、かつ、そのピーク値が大きくなる。ただし、アンテナ部110のインピーダンスの虚部においては、給電部120bと導電部130との距離を大きくした場合、インピーダンスのピーク値の高周波数側近傍においてインピーダンス値が大きく落ち込む周波数帯が存在する。
そこで、図4(a)に示したようなインピーダンスの実部の周波数による特性と、図4(b)に示したようなインピーダンスの虚部の周波数による特性とを考慮して、アンテナ部110のインピーダンスが所望の値となるように、すなわち、アンテナ部110のインピーダンスがICチップ101のインピーダンスと整合するように、給電部120bと導電部130との距離を調整することによって、ICチップ101の通信可能距離を確保することができる。
すなわち、本形態においては、導体110aのB−C間の長さまでの長さにてアンテナ部110とICチップ101とのインピーダンス整合をとることができる場合は、導電部130を設ける必要はなく、また、導体110aのB−C間の長さまでの長さにてアンテナ部110とICチップ101とのインピーダンス整合をとることができない場合は、導電部130によってアンテナ部110のインピーダンスをさらに大きくしてアンテナ部110とICチップ101とのインピーダンス整合をとることになる。
なお、本形態においては、放射状の導体110aが放射状の外周のみから構成され、放射状の内部には導体110aが形成されておらず、そのため、導体110aを構成する銅等の導電性材料と樹脂シート102との収縮率の違いから生じる反りを防止することができるが、放射状の内部にも導体110aを形成し、いわゆるベタパターンとすることも考えられる。また、導体110bについても同様に、格子状とすることにより、導体110bを構成する銅等の導電性材料と樹脂シート102との収縮率の違いから生じる反りを防止することができるが、格子窓を有さないようにベタパターンとすることも考えられる。
また、本形態においては、非接触型情報記録媒体として非接触型ICカードを例に挙げて説明したが、それ以外に非接触型ICタグや非接触型ICラベル等にも本発明を適用することができる。その場合、非接触型ICタグや非接触型ICラベルにおいては、定型サイズというものは決められてはいないが、本発明を適用しないものと比べて、非接触型ICタグや非接触型ICラベルを小型化することができる。
本発明のアンテナ部材の実施の一形態を示す図である。 図1に示したアンテナ部材を用いた非接触型情報記録媒体である非接触型ICカードの実施の一形態を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は断面図である。 図2に示した非接触型ICカードにおけるアンテナ部の等価回路を示す図である。 図1に示したアンテナ部材における給電部と導電部との距離によるアンテナ部のインピーダンスの変化を示す図であり、(a)は実部のインピーダンス値を示す図、(b)は虚部のインピーダンス値を示す図である。 900MHz〜1000MHzの周波数帯を利用して通信を行うICチップが搭載された非接触型ICタグの一例を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 一般的なボウタイアンテナを有する非接触型ICタグの一例を示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
符号の説明
100 非接触型ICカード
101 ICチップ
102 樹脂シート
103 インレット
104 カード基材
105 アンテナ部材
110 アンテナ部
110a,110b 導体
120a,120b 給電点
130 導電部

Claims (4)

  1. ベース基材の中心部からずれた領域にて空隙を介して互いに対向する給電点をそれぞれ具備する2つの導体が形成されてなるアンテナ部材であって、
    前記2つの導体のうち、前記空隙を介して前記中心部側となる導体は、前記給電点から離れる方向に放射状に広がるボウタイアンテナ部であり、
    前記2つの導体のうち、前記空隙を介して前記中心部とは反対側となる導体は、接地された導電領域であるアンテナ部材。
  2. 請求項1に記載のアンテナ部材において、
    前記2つの導体を電気的に接続する導電部を有することを特徴とするアンテナ部材。
  3. 請求項1または請求項2に記載のアンテナ部材を用いた非接触型情報記録媒体であって、
    前記ベース基材上に、前記2つの導体それぞれの給電点に接続され、前記2つの導体を介して非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップが搭載された非接触型情報記録媒体。
  4. 請求項2に記載のアンテナ部材におけるインピーダンス調整方法であって、
    所望のインピーダンスに合わせて前記給電点と前記導電部との距離を調整するインピーダンス調整方法。

JP2005111730A 2005-04-08 2005-04-08 アンテナ部材、並びにこれを用いた非接触型情報記録媒体及びそのインピーダンス調整方法 Pending JP2006295430A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005111730A JP2006295430A (ja) 2005-04-08 2005-04-08 アンテナ部材、並びにこれを用いた非接触型情報記録媒体及びそのインピーダンス調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005111730A JP2006295430A (ja) 2005-04-08 2005-04-08 アンテナ部材、並びにこれを用いた非接触型情報記録媒体及びそのインピーダンス調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006295430A true JP2006295430A (ja) 2006-10-26

Family

ID=37415530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005111730A Pending JP2006295430A (ja) 2005-04-08 2005-04-08 アンテナ部材、並びにこれを用いた非接触型情報記録媒体及びそのインピーダンス調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006295430A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008276372A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Toppan Forms Co Ltd Rfidメディア
JP2009110263A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Toppan Forms Co Ltd Rf−idメディア及びその製造方法
JP2009110264A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Toppan Forms Co Ltd Rf−idメディア
JP2010521865A (ja) * 2007-03-13 2010-06-24 アクテッナ シーオー エルティディ 正四角形クワッドリファイラー螺旋形アンテナ構造
KR100990862B1 (ko) * 2008-09-03 2010-10-29 국방과학연구소 광대역 안테나 및 그를 구비하는 안테나 시스템
JP2012046914A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Sekisui Jushi Co Ltd 道路用発光表示システム
JP2012129598A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Fujitsu Ltd アンテナ
WO2019027036A1 (ja) * 2017-08-04 2019-02-07 株式会社ヨコオ 車載用アンテナ装置
WO2020226049A1 (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 大日本印刷株式会社 配線基板および配線基板の製造方法
TWI845669B (zh) 2019-05-07 2024-06-21 日商大日本印刷股份有限公司 配線基板及配線基板之製造方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02125797A (ja) * 1988-07-04 1990-05-14 Sony Corp 薄型電子機器とその製造方法
JPH08213820A (ja) * 1995-02-06 1996-08-20 Nippon Sheet Glass Co Ltd 自動車電話用ガラスアンテナ装置
US6366260B1 (en) * 1998-11-02 2002-04-02 Intermec Ip Corp. RFID tag employing hollowed monopole antenna
JP2003085501A (ja) * 2001-09-07 2003-03-20 Dainippon Printing Co Ltd 非接触icタグ
JP2003087045A (ja) * 2001-09-06 2003-03-20 Mitsubishi Electric Corp ボウタイアンテナ
JP2003133842A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Alps Electric Co Ltd モノポールアンテナ
JP2004015500A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Nec Tokin Corp アンテナ素子及びアンテナ装置
JP2004242277A (ja) * 2003-01-17 2004-08-26 Fujitsu Ten Ltd アンテナ
JP2005045407A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Murata Mfg Co Ltd アンテナ構造およびそれを備えた通信機
JP2006186969A (ja) * 2004-12-01 2006-07-13 Omron Corp アンテナ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02125797A (ja) * 1988-07-04 1990-05-14 Sony Corp 薄型電子機器とその製造方法
JPH08213820A (ja) * 1995-02-06 1996-08-20 Nippon Sheet Glass Co Ltd 自動車電話用ガラスアンテナ装置
US6366260B1 (en) * 1998-11-02 2002-04-02 Intermec Ip Corp. RFID tag employing hollowed monopole antenna
JP2003087045A (ja) * 2001-09-06 2003-03-20 Mitsubishi Electric Corp ボウタイアンテナ
JP2003085501A (ja) * 2001-09-07 2003-03-20 Dainippon Printing Co Ltd 非接触icタグ
JP2003133842A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Alps Electric Co Ltd モノポールアンテナ
JP2004015500A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Nec Tokin Corp アンテナ素子及びアンテナ装置
JP2004242277A (ja) * 2003-01-17 2004-08-26 Fujitsu Ten Ltd アンテナ
JP2005045407A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Murata Mfg Co Ltd アンテナ構造およびそれを備えた通信機
JP2006186969A (ja) * 2004-12-01 2006-07-13 Omron Corp アンテナ

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010521865A (ja) * 2007-03-13 2010-06-24 アクテッナ シーオー エルティディ 正四角形クワッドリファイラー螺旋形アンテナ構造
JP2008276372A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Toppan Forms Co Ltd Rfidメディア
JP2009110263A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Toppan Forms Co Ltd Rf−idメディア及びその製造方法
JP2009110264A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Toppan Forms Co Ltd Rf−idメディア
KR100990862B1 (ko) * 2008-09-03 2010-10-29 국방과학연구소 광대역 안테나 및 그를 구비하는 안테나 시스템
JP2012046914A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Sekisui Jushi Co Ltd 道路用発光表示システム
JP2012129598A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Fujitsu Ltd アンテナ
WO2019027036A1 (ja) * 2017-08-04 2019-02-07 株式会社ヨコオ 車載用アンテナ装置
CN110574230A (zh) * 2017-08-04 2019-12-13 株式会社友华 车载用天线装置
US11152690B2 (en) 2017-08-04 2021-10-19 Yokowo Co., Ltd. Antenna device for vehicle
CN110574230B (zh) * 2017-08-04 2021-11-19 株式会社友华 车载用天线装置
WO2020226049A1 (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 大日本印刷株式会社 配線基板および配線基板の製造方法
TWI845669B (zh) 2019-05-07 2024-06-21 日商大日本印刷股份有限公司 配線基板及配線基板之製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006295430A (ja) アンテナ部材、並びにこれを用いた非接触型情報記録媒体及びそのインピーダンス調整方法
JP4451125B2 (ja) 小型アンテナ
JP2005252853A (ja) Rf−id用アンテナ
US7570225B2 (en) Antenna and non-contact tag
JP4968226B2 (ja) アンテナ、及びリーダライタ装置
US20070279311A1 (en) Cross dipole antenna and tag using the same
JP2007249620A (ja) 無線タグ
JP2007096655A (ja) Rfidタグ用アンテナおよびrfidタグ
JP2009060217A (ja) タグアンテナ、およびタグ
JP2005244778A (ja) 小型アンテナ及びそれを備えた無線タグ
JP2012108843A (ja) Rfidタグ
CN109075449A (zh) 集成电路标签以及集成电路标签的制造方法
JP2007081632A (ja) 無線icタグ
JP4599102B2 (ja) 平面アンテナ
JP4827574B2 (ja) 非接触通信媒体
JP5187083B2 (ja) Rfidタグ、rfidシステム及びrfidタグ製造方法
EP3014531B1 (en) Card body and smart card comprising it
JP5489978B2 (ja) Rfidリーダ/ライタ用アンテナ
JP4713942B2 (ja) アンテナ部材及びこれを用いた非接触型icカード
JP2006333194A (ja) アンテナ部材及びそのインピーダンス調整方法
JP2007311407A (ja) Icチップ、回路形成済ウエハ、および非接触通信部材
JP4824649B2 (ja) アンテナ部材
JP2006074188A (ja) 広帯域アンテナ及びこれを有する非接触型情報記録媒体
JP2009077250A (ja) アンテナ部材及びこれを有する非接触通信媒体
JP2012252664A (ja) 無線通信デバイス、その製造方法及び無線通信デバイス付き金属物品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101006

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110216