JP2006293040A - 転写装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】像担持体と、この像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した像担持体表面に画像情報に応じた静電潜像を形成する露光手段と、静電潜像を可視化してトナー像を形成する現像手段とを有する画像形成装置の像担持体表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写させる転写装置において、トナー像が一時的に転写される中間転写体1と、この中間転写体1に像担持体上のトナー像を転写させる1次転写ローラと、中間転写体1に転写されたトナー像を記録媒体に転写させる2次転写ロ−ラ6とを有し、2次転写ローラ6は表層63と内層62との2層構造を有し、内層62の体積抵抗率を表層63の体積抵抗率よりも大きくする。
【選択図】図2
Description
このような2次転写装置に関する従来技術として特許文献1には、可使用抵抗領域内での抵抗値変動の小さい導電剤を分散させた導電性塗料の硬化膜で、2次転写装置のバックアップローラの表面層を形成した画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、画像情報に応じた静電潜像が形成される像担持体と、像担持体に形成された静電潜像をトナーによりトナー像として可視化する現像装置と、像担持体に担持されたトナー像が1次転写される中間転写ベルトと、中間転写ベルト上の未定着トナー像を記録媒体に2次転写するバイアスローラと、このバイアスローラに対向して中間転写ベルトをその裏面から支持するバックアップローラとを備え、このバックアップローラが、特性の異なる2種以上の導電剤を分散した導電性塗料の硬化膜で被覆されたゴムローラからなり、前記極性の異なる2種類の導電剤として、例えば互いに形状の異なる粒状のカーボンブラックと導電性ウィスカーを使用するものである。
このような画像形成装置によれば、バックアップローラの表面抵抗率が、例えば107〜1010Ω/□となり、電圧印加によるバックアップローラの抵抗の経時変化が小さく、また、バックアップローラに電極部材を押接させた場合でも、ローラ表面の端部に永久変形や皺等の発生の虞がないので、高品質の画像が得られるということである。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、その課題は、記録媒体上に転写されるトナー画像の画質を向上させると共に、トナー画像中の白ポチの発生を抑制することができる転写装置およびこの転写装置を搭載した画像形成装置を提供することにある。
また、前記2次転写ローラは、金属の芯金を有し、前記内層は前記芯金にコートされているものとすることができる。また、前記2次転写ローラに対向する対向ローラを有し、この対向ローラをバイアス印加部とし、前記2次転写ローラをアースに接地されているものとしてもよい。
更に、前記対向ローラを駆動ローラとすることができる。また、前記対向ローラの体積抵抗率を、1×106Ω・cm以下とすることができる。更にまた、前記中間転写体は、転写ベルトであり、この中間転写ベルトの体積抵抗率を1×107.5〜1×1010Ω・cmとすることもできる。
図1において、中間転写体としての中間転写ベルト1は2次転写対向ローラ2、入口ローラ3、バックアップローラ4、テンションローラ(クリーニング対向ローラ)5等によって支持されている。中間転写ベルト1を介して2次転写対向ローラ2に当接するように2次転写ローラ6が配置されており、この2次転写ローラ6は対向する2次転写対向ローラ(以下、単に対向ローラともいう)2に対して連れ回りし、中間転写ベルト1上のトナー画像を図示省略した記録媒体に2次転写させるものである。中間転写ベルト1の外周面に当接するようにカラー画像用の複数の感光体7が所定間隔で配置されている。
内層62は表層63で覆われている。表層63の体積抵抗率は、1×106〜1×108Ω・cmである。この範囲で最適な電界が得られ、最適な転写性が得られる。表層63は、例えば発砲体からなり、その材質は、例えば発泡ウレタン、NBR等からなり、クリーニングはバイアスで行われる。表層の硬度はアスカーC60以下とし、これにより転写紙の裏から凹凸に追従し、ベタの埋まりが良くなると共に、ニップ形成を安定させることができる。
図3は、対向ローラの説明図である。図3において、対向ローラ2は、鉄、SUS、Al等の金属製ローラ21の表面が例えばゴム22で被覆されている。対向ローラ2の体積抵抗率は、2次転写ローラの抵抗とのバランスが逆転しないように、ほぼ導通とされる1×106Ω・cm以下とする。対向ローラ2は駆動ローラとしても作用する。対向ローラを駆動ローラとするのは、記録媒体としての転写紙が進入した際のショックを小さくするためと各機能のローラを兼用してコストダウンを図るためである。本実施形態において、対向ローラはバイアス印加部であり、2次転写ローラ側からバイアスをかける従来技術に比べて転写紙裏面を伝わって電流が逃げるのを防止できるので、調湿紙などの転写性が向上する。
図示しない現像装置により像担持体としての感光体7上に現像されたトナー像は、1次転写部で感光体7と同期回転する中間転写ベルト1と接触し、所定のバイアス電位を付与されて中間転写ベルト1に転写される。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に現像された各トナー像は、それぞれ各感光体7上から中間転写ベルト1に転写され、中間転写ベルト1上でカラートナー像として重ね合わされる。
中間転写ベルト1上に重ね合わされたカラートナー像は、中間転写ベルト1の回動によって2次転写ローラ6と対向ローラ2との間に至る。一方、中間転写ベルト1に同期して転写材としての記録紙(図示省略)が2次転写ローラ6と対向ローラ2との間に搬送され、中間転写ベルト1と2次転写ローラ6の間を通過する。この時、対向ローラ2にはトナー像の帯電極性とは反対の極性のバイアス電圧が付与され、トナー像が記録紙に2次転写される。記録紙はその後、除電装置で所定の電荷を与えられて電荷が除去され、中間転写ベルト1から剥離する。
中間転写ベルト1から剥離した記録紙は、図示省略した定着工程へと移動し、カラートナー画像が定着された後、装置外に排出される。中間転写ベルト1上に残留するトナーはクリーニング装置で除去され、初期化される。
本実施形態において、中間転写ベルト1を高抵抗とすることもできるが、必要コストが嵩むことになる。また、駆動ローラである対向ローラ2を高抵抗とすると、対向ローラの表面でスリップが生じることになる。一方、対向ローラの内面を高抵抗層とすると、対向ローラはバイアスが印加される場所である為、耐圧が足りず効果が小さい。更に、2次転写ローラ表面を高抵抗層とすると、2次転写ローラ表面はスポンジローラであるために膜が安定せず、また高価になる。従って、本実施形態においては、2次転写ローラ6の内層2を高抵抗層としている。
2:2次転写対向ローラ(対向ローラ)
3:入口ローラ
4:バックアップローラ
5:テンションローラ
6:2次転写ローラ
7:感光体
21:ローラ
22:表層(ゴム)
61:芯金
62:内層
63:表層
Claims (12)
- 像担持体と、この像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した像担持体表面に画像情報に応じた静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を可視化してトナー像を形成する現像手段とを有する画像形成装置の前記像担持体表面に形成されたトナー像を記録媒体に転写させる転写装置において、前記トナー像が一時的に転写される中間転写体と、この中間転写体に前記像担持体上のトナー像を転写させる1次転写ローラと、前記中間転写体に転写されたトナー像を前記記録媒体に転写させる2次転写ロ−ラとを有し、前記2次転写ローラは表層と内層との2層構造を有し、前記内層の体積抵抗率は前記表層の体積抵抗率よりも大きいことを特徴とする転写装置。
- 前記内層の体積抵抗率は、1×109〜1×1012Ω・cmであることを特徴とする請求項1に記載の転写装置。
- 前記表層の体積抵抗率は、1×106〜1×108Ω・cmであることを特徴とする請求項1または2に記載の転写装置。
- 前記内層の厚さは、10μm〜200μmであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の転写装置。
- 前記表層は、発泡体からなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の転写装置。
- 前記表層の硬度は、アスカーC60以下であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の転写装置。
- 前記2次転写ローラは、金属の芯金を有し、前記内層は前記芯金にコートされていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の転写装置。
- 前記2次転写ローラに対向する対向ローラを有し、この対向ローラはバイアス印加部であり、前記2次転写ローラはアースに接地されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の転写装置。
- 前記対向ローラは、駆動ローラであることを特徴とする請求項8に記載の転写装置。
- 前記対向ローラの体積抵抗率は、1×106Ω・cm以下であることを特徴とする請求項8または9に記載の転写装置。
- 前記中間転写体は、転写ベルトであり、この中間転写ベルトの体積抵抗率は、1×107.5〜1×1010Ω・cmであることをする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の転写装置。
- 像担持体と、この像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した像担持体表面に画像情報に応じた静電潜像を形成する露光手段と、静電潜像を可視化してトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を記録媒体に転写させる転写装置とを有する画像形成装置において、前記転写装置は、請求項1ないし11のいずれか1項に記載の転写装置であることを特徴とする画像形成装置。
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