JP2006292992A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006292992A
JP2006292992A JP2005113243A JP2005113243A JP2006292992A JP 2006292992 A JP2006292992 A JP 2006292992A JP 2005113243 A JP2005113243 A JP 2005113243A JP 2005113243 A JP2005113243 A JP 2005113243A JP 2006292992 A JP2006292992 A JP 2006292992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
plasma display
electrodes
display panel
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005113243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4977960B2 (ja
Inventor
Wakichi Nakamura
和吉 中村
Hajime Mae
肇 前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005113243A priority Critical patent/JP4977960B2/ja
Publication of JP2006292992A publication Critical patent/JP2006292992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4977960B2 publication Critical patent/JP4977960B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

【課題】プラズマディスプレイ装置において、アドレス放電を安定して行い、かつパネルマージンを十分確保できるようにすることを目的とする。
【解決手段】プラズマディスプレイパネル10と、このプラズマディスプレイパネル10のアドレス電極に表示データを書き込みするためのアドレスパルス電圧を供給するアドレスドライバ回路とを備え、前記アドレスドライバ回路は、位相の異なる第1及び第2のアドレスパルス電圧を供給可能なように構成し、前記プラズマディスプレイパネル10のアドレス電極は、前記第1及び第2のアドレスパルス電圧がそれぞれ供給される第1及び第2のブロックの複数のブロックに分割し、かつ位相の早い第1のアドレスパルス電圧が供給される第1のブロックの面積比率を第2のブロックに比較して小さくしたことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、大画面で、薄型、軽量のディスプレイ装置として知られているプラズマディスプレイ装置に関するものである。
プラズマディスプレイ装置は、液晶パネルに比べて高速の表示が可能であり視野角が広いこと、大型化が容易であること、自発光型であるため表示品質が高いことなどの理由から、フラットパネルディスプレイ技術の中で最近特に注目を集めている。
一般に、このプラズマディスプレイ装置では、ガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で蛍光体を励起して発光させカラー表示を行っている。そして、基板上に隔壁によって区画された表示セルが設けられており、これに蛍光体層が形成されている構成を有する。
このプラズマディスプレイ装置には、大別して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では面放電型と対向放電型の2種類があるが、高精細化、大画面化および製造の簡便性から、現状では、プラズマディスプレイ装置の主流は、3電極構造の面放電型のもので、その構造は、一方の基板上に平行に隣接した表示電極対を有し、もう一方の基板上に表示電極と交差する方向に配列されたアドレス電極と、隔壁、蛍光体層を有するもので、比較的蛍光体層を厚くすることができ、蛍光体によるカラー表示に適している。
しかしながら、プラズマディスプレイ装置の大画面化が進み、次のような課題が明確になってきた。大画面化で水平方向の画素数が増大してくると、アドレス放電のときにスキャン電極へ同時に流れ込むピーク電流が増大する。この大画面化により増大したピーク電流は、同一スキャン電極を流れるが、スキャン電極は、数十Ωから数百Ωの抵抗成分があるため、電圧降下が発生する。電圧降下が発生すると、放電セルにかかるアドレス放電のための電圧が低下する。そのため、ピーク電流が増大しすぎると、アドレス放電そのものが停止し、その後の維持放電が正常に発光しないセルが発生し、ドット落ちのような現象になってしまうという課題があった。
このためアドレス放電の電流ピークを減少させる方法がいろいろ考えられてきた。たとえば、特許文献1のように、アドレス電極を複数個のブロック単位に分割して、そのブロックごとにアドレス電極に印加するアドレスパルス電圧のタイミングをずらし、すなわち同一スキャン電極上に流れる電流ピークをずらし、分散させることで、電流ピークを低く抑え、スキャン電極および駆動回路のインピーダンスによる電圧降下を小さくする方法、更には回路簡素化のためにアドレス電極に印加する電圧の立ち上がり位相を、異なるインダクタンスの電力回収コイルを用いて前記単位ブロック毎にずらせるようにし、更に立ち下がりにおいては位相差をつけずに、共通の回収コイルを用いて電力を回収する方法などが考案されている。
特開平8−305319号公報
しかしながら、この方法では、アドレスドライバ回路の書き込み電圧の立ち上がりの位相をずらし、立ち下がりのタイミングを同じにしているために、位相差の遅れて立ち上がるパルスのハイレベル期間が短く、確実な表示動作をするために必要となるパネル特性のマージンが広く取れないという課題が発生し、また、ハイレベル期間を確保するために位相差を小さくすると、アドレス電流がふた山にならずに電流が集中してしまい、安定した放電が得られないという課題が発生していた。
本発明はこのような課題を解決するもので、プラズマディスプレイ装置において、アドレス放電を安定して行い、かつパネルマージンを十分確保できるようにすることを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明のプラズマディスプレイ装置は、放電空間を形成して対向する一対の基板上に、複数列の表示電極とこの表示電極に交差するように対向配置される複数列のアドレス電極とを設けることにより構成された複数の放電セルを有するプラズマディスプレイパネルと、このプラズマディスプレイパネルの前記アドレス電極に表示データを書き込みするためのアドレスパルス電圧を供給するアドレスドライバ回路とを備え、前記アドレスドライバ回路は、位相の異なる第1及び第2のアドレスパルス電圧を供給可能なように構成し、前記プラズマディスプレイパネルのアドレス電極は、前記第1及び第2のアドレスパルス電圧がそれぞれ供給される第1及び第2のブロックの複数のブロックに分割し、かつ位相の早い第1のアドレスパルス電圧が供給される第1のブロックの面積比率を第2のブロックに比較して小さくしたことを特徴とする。
さらに、本発明においては、位相の早い第1のアドレスパルス電圧が供給される第1のブロックの面積比率を、プラズマディスプレイパネルの有効表示領域全体の40%以下としたことを特徴とする。
また、本発明においては、放電空間を形成して対向する一対の基板上に、複数列の表示電極とこの表示電極に交差するように対向配置される複数列のアドレス電極とを設けることにより構成された複数の放電セルを有するプラズマディスプレイパネルと、このプラズマディスプレイパネルの前記アドレス電極に表示データを書き込みするためのアドレスパルス電圧を供給するアドレスドライバ回路と、前記プラズマディスプレイパネルの表示電極に順次スキャンパルス電圧を供給するスキャンドライバ回路と、前記プラズマディスプレイパネルの表示電極間で維持放電を起こすためのサステインパルス電圧を供給するサステインドライバ回路と、前記プラズマディスプレイパネルのアドレス電極への表示データの書き込み時の電荷を回収する電力回収回路とを備え、前記アドレスドライバ回路は、位相の異なる第1及び第2のアドレスパルス電圧を供給可能なように構成し、前記プラズマディスプレイパネルのアドレス電極は、前記第1及び第2のアドレスパルス電圧がそれぞれ供給される第1及び第2のブロックの複数のブロックに分割し、かつ位相の早い第1のアドレスパルス電圧が供給される第1のブロックの面積比率を、プラズマディスプレイパネルの有効表示領域全体の40%以下としたことを特徴としている。
本発明によるプラズマディスプレイ装置によれば、前記アドレスドライバ回路は、位相の異なる第1及び第2のアドレスパルス電圧を供給可能なように構成し、前記プラズマディスプレイパネルのアドレス電極は、前記第1及び第2のアドレスパルス電圧がそれぞれ供給される第1及び第2のブロックの複数のブロックに分割し、かつ位相の早い第1のアドレスパルス電圧が供給される第1のブロックの面積比率を第2のブロックに比較して小さくしたことにより、アドレスドライバ回路での電力回収回路の構成を簡素化した状態においても、アドレス放電を安定して行い、かつ、パネルマージンを十分確保することができる。
以下、本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置について、図1〜図7を用いて説明するが、本発明の実施の態様はこれに限定されるものではない。
まず、プラズマディスプレイ装置におけるプラズマディスプレイパネルの構造について図1を用いて説明する。図1に示すように、ガラス基板などの透明な前面側の基板1上には、スキャン電極とサステイン電極とで対をなすストライプ状の表示電極2が複数列形成され、そしてその電極群を覆うように誘電体層3が形成され、その誘電体層3上には保護膜4が形成されている。
また、前記前面側の基板1に対向配置される背面側の基板5上には、スキャン電極及びサステイン電極の表示電極2と交差するように、オーバーコート層6で覆われた複数列のストライプ状のアドレス電極7が形成されている。このアドレス電極7間のオーバーコート層6上には、アドレス電極7と平行に複数の隔壁8が配置され、この隔壁8間の側面およびオーバーコート層6の表面に蛍光体層9が設けられている。
これらの基板1と基板5とは、スキャン電極およびサステイン電極の表示電極2とアドレス電極7とがほぼ直交するように、微小な放電空間を挟んで対向配置されるとともに、周囲が封止され、そして前記放電空間には、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノンのうちの一種または混合ガスが放電ガスとして封入されている。また、放電空間は、隔壁8によって複数の区画に仕切ることにより、表示電極2とアドレス電極7との交点が位置する複数の放電セルが設けられ、その各放電セルには、赤色、緑色及び青色となるように蛍光体層9が一色ずつ順次配置されている。
図2にこのプラズマディスプレイパネルの電極配列を示しており、図2に示すようにスキャン電極およびサステイン電極とアドレス電極とは、M行×N列のマトリックス構成であり、行方向にはM行のスキャン電極SCN1〜SCNmおよびサステイン電極SUS1〜SUSmが配列され、列方向にはN列のアドレス電極D1〜Dnが配列されている。
このような電極構成のプラズマディスプレイパネルにおいては、アドレス電極とスキャン電極の間に書き込みパルスを印加することにより、アドレス電極とスキャン電極の間でアドレス放電を行い、放電セルを選択した後、スキャン電極とサステイン電極との間に、交互に反転する周期的な維持パルスを印加することにより、スキャン電極とサステイン電極との間で維持放電を行い、所定の表示を行うものである。
また、プラズマディスプレイ装置の階調表示駆動方式としては、一般にアドレス・表示期間分離方式が用いられている。この方式では、1フィールドを複数のサブフィールドに時間的に分割する。例えば、8ビットで256階調表示を行う場合は、1フィールドを8つのサブフィールドに分割する。また、各サブフィールドは、点灯セル選択のためのアドレス放電が行われるスキャン期間と、表示のための維持放電が行われる維持期間(表示放電期間)とに分離される。
この方式では、各サブフィールドで第1ラインから第mラインまでPDPの全面にアドレス放電による走査が行われ、全面アドレス放電終了時に維持放電が行われる。
図3に、本実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の表示駆動回路の構成を示している。図3に示すように、図1に示す構成のプラズマディスプレイパネル(PDP)10、アドレスドライバ回路11、スキャンドライバ回路12、サステインドライバ回路13、放電制御タイミング発生回路14、電源回路15、16、A/Dコンバータ(アナログ・デジタル変換器)17、走査数変換部18、及びサブフィールド変換部19を備えている。
図3の回路において、まず、映像信号VDは、A/Dコンバータ17に入力される。また、水平同期信号H及び垂直同期信号Vは放電制御タイミング発生回路14、A/Dコンバータ17、走査数変換部18、サブフィールド変換部19に与えられる。A/Dコンバータ17は、映像信号VDをデジタル信号に変換し、その画像データを走査数変換部18に与える。
走査数変換部18は、画像データをPDP10の画素数に応じたライン数の画像データに変換し、各ラインの画像データをサブフィールド変換部19に与える。サブフィールド変換部19は、各ラインの画像データの各画素データを複数のサブフィールドに対応する複数のビットに分割し、各サブフィールドに各画素データの各ビットをアドレスドライバ回路11にシリアルに出力する。
アドレスドライバ回路11は、電源回路15に接続されており、サブフィールド変換部19から各サブフィールドにシリアルに与えられるデータをパラレルデータに変換し、そのパラレルデータに基づいて複数のアドレス電極にアドレスパルス電圧を供給する。
放電制御タイミング発生回路14は、水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vを基準として、放電制御タイミング信号SC、SUを発生し、各々スキャンドライバ回路12およびサステインドライバ回路13に与える。スキャンドライバ回路12は、出力回路121及びシフトレジスタ122を有する。また、サステインドライバ回路13は、出力回路131及びシフトレジスタ132を有する。これらのスキャンドライバ回路12及びサステインドライバ回路13は共通の電源回路16に接続されている。
スキャンドライバ回路12のシフトレジスタ122は、放電制御タイミング発生回路14から与えられる放電制御タイミング信号SCを垂直走査方向にシフトしつつ出力回路121に与える。出力回路121は、シフトレジスタ122から与えられる放電制御タイミング信号SCに応答して複数のスキャン電極に順にスキャンパルス電圧を供給する。
サステインドライバ回路13のシフトレジスタ132は、放電制御タイミング発生回路14から与えられる放電制御タイミング信号SUを垂直走査方向にシフトしつつ出力回路131に与える。出力回路131は、シフトレジスタ132から与えられる放電制御タイミング信号SUに応答して複数のサステイン電極にサステインパルス電圧を供給する。
次に、パネルを駆動するための駆動電圧波形とその動作について説明する。図4は本発明の実施の形態において、パネルの各電極に印加する駆動電圧波形を示す図である。
第1サブフィールドの初期化期間では、アドレス電極D1〜Dnおよびサステイン電極SUS1〜SUSmを0(V)に保持し、スキャン電極SCN1〜SCNmに対して放電開始電圧以下となる電圧Vi1(V)から放電開始電圧を超える電圧Vi2(V)に向かって緩やかに上昇するランプ電圧を印加する。すると、すべての放電セルにおいて1回目の微弱な初期化放電を起こし、スキャン電極SCN1〜SCNm上に負の壁電圧が蓄えられるとともにサステイン電極SUS1〜SUSm上およびアドレス電極D1〜Dn上に正の壁電圧が蓄えられる。ここで、電極上の壁電圧とは電極を覆う誘電体層や蛍光体層上などに蓄積した壁電荷により生じる電圧を指す。その後、サステイン電極SUS1〜SUSmを正の電圧Vh(V)に保ち、スキャン電極SCN1〜SCNmに電圧Vi3(V)から電圧Vi4(V)に向かって緩やかに下降するランプ電圧を印加する。すると、すべての放電セルにおいて2回目の微弱な初期化放電を起こし、スキャン電極SCN1〜SCNm上の壁電圧およびサステイン電極SUS1〜SUSm上の壁電圧が弱められ、アドレス電極D1〜Dn上の壁電圧も書込み動作に適した値に調整される。
続く書込み期間では、スキャン電極SCN1〜SCNmを一旦Vr(V)に保持する。次に、アドレス電極D1〜Dnのうち1行目に表示すべき放電セルのアドレス電極Dk(k=1〜n)に正のアドレスパルス電圧Vd(V)を印加するとともに、1行目のスキャン電極SCN1にスキャンパルス電圧Va(V)を印加する。このときアドレス電極Dkとスキャン電極SCN1との交差部の電圧は、外部印加電圧(Vd−Va)(V)にアドレス電極Dk上の壁電圧およびスキャン電極SCN1上の壁電圧の大きさが加算されたものとなり、放電開始電圧を超える。そして、アドレス電極Dkとスキャン電極SCN1との間およびサステイン電極SUS1とスキャン電極SCN1との間にアドレス放電が起こり、この放電セルのスキャン電極SCN1上に正の壁電圧が蓄積され、サステイン電極SUS1上に負の壁電圧が蓄積され、アドレス電極Dk上にも負の壁電圧が蓄積される。
このようにして、1行目に表示すべき放電セルでアドレス放電を起こして各電極上に壁電圧を蓄積する書き込み動作が行われる。一方、正のアドレスパルス電圧Vd(V)を印加しなかったアドレス電極D1〜Dnとスキャン電極SCN1との交差部の電圧は放電開始電圧を超えないので、アドレス放電は発生しない。以上の書込み動作をn行目の放電セルに至るまで順次行い、書込み期間が終了する。
続く維持期間のうち、維持パルスをスキャン電極SCN1〜SCNmとサステイン電極SUS1〜SUSmとの間に印加して、アドレス放電による壁電荷形成を行った放電セルを選択的に放電させ発光させる。このときの維持パルスの波形およびそれにともなう放電の詳細については後述することとして、ここでは維持期間における動作の概要を説明する。
まず、サステイン電極SUS1〜SUSmを0(V)に戻し、スキャン電極SCN1〜SCNmに正のサステインパルス電圧Vs(V)を印加する。このときアドレス放電を起こした放電セルにおいては、スキャン電極SCN1〜SCNm上とサステイン電極SUS1〜SUSm上との間の電圧はサステインパルス電圧Vs(V)にスキャン電極SUN1〜SUNm上およびサステイン電極SUS1〜SUSm上の壁電圧の大きさが加算されたものとなり放電開始電圧を超える。そして、スキャン電極SUN1〜SUNmとサステイン電極SUS1〜SUSmとの間に維持放電が起こり、スキャン電極SUN1〜SUNm上に負の壁電圧が蓄積され、サステイン電極SUS1〜SUSm上に正の壁電圧が蓄積される。
このときアドレス電極Dk上にも正の壁電圧が蓄積される。書込み期間においてアドレス放電が起きなかった放電セルでは維持放電は発生せず、初期化期間の終了時における壁電圧状態が保持される。続いて、スキャン電極SCN1〜SCNmを0(V)に戻し、サステイン電極SUS1〜SUSmに正のサステインパルス電圧Vs(V)を印加する。すると、維持放電を起こした放電セルでは、サステイン電極SUS1〜SUSm上とスキャン電極SUN1〜SUNm上との間の電圧が放電開始電圧を超えるので、再びサステイン電極SUS1〜SUSmとスキャン電極SUN1〜SUNmとの間に維持放電が起こり、サステイン電極SUS1〜SUSm上に負の壁電圧が蓄積され、スキャン電極SUN1〜SUNm上に正の壁電圧が蓄積される。
以降同様に、スキャン電極SCN1〜SCNmとサステイン電極SUS1〜SUSmとに交互に輝度重みに応じた数の維持パルスを印加することにより、書込み期間においてアドレス放電を起こした放電セルで維持放電が継続して行われる。こうして維持期間における維持動作が終了する。
続くサブフィールドにおける初期化期間、書込み期間、維持期間の動作も第1サブフィールドにおける動作とほぼ同様のため、説明を省略する。
以上の動作により、プラズマディスプレイ装置において、一画面が表示される。
次に、本実施の形態におけるアドレスドライバ回路について、さらに詳細に説明する。
図5は本実施の形態におけるアドレスドライバ回路11の構成と、PDP10との接続状態を示す図であり、図6はアドレス電極とスキャン電極のタイミング波形を示す図である。PDP10のアドレス電極に表示データを書き込みするためのアドレスパルス電圧を供給するアドレスドライバ回路11は、アドレス電極への表示データの書き込み時の電荷を回収する電力回収回路を備え、かつ、前記アドレスドライバ回路11は、位相の異なる第1及び第2のアドレスパルス電圧を供給可能なように構成するとともに、前記PDP10のアドレス電極は、前記第1及び第2のアドレスパルス電圧がそれぞれ供給される第1及び第2のブロックの複数のブロックに分割し、かつ位相の早い第1のアドレスパルス電圧が供給される第1のブロックの面積比率を第2のブロックに比較して小さくしている。すなわち、位相の早い第1のアドレスパルス電圧が供給される第1のブロックの面積比率を、プラズマディスプレイパネルの有効表示領域全体の40%以下としている。
図5において、Q1〜Q5はスイッチング素子としてのFET、Di1〜Di4はダイオード、C1は電力回収用のコンデンサ、L1、L2は電力回収用の共振コイル、IC1、IC2はFETQ2、Q3のオンオフを制御する制御用ICである。また、111、112はアドレスドライバ回路11の出力回路で、位相の異なる第1及び第2のアドレスパルス電圧を供給可能で、それぞれの出力回路111、112は複数の出力用ICを有している。この出力回路111、112それぞれに接続されるPDP10のアドレス電極は、第1及び第2のブロックの複数のブロックに分割している。113は回収電位調整回路で、出力用IC群の電力回収効率をあげるために、アドレスに応じて自動的にコンデンサC1の回収電位を調整する回路である。
図5において、FETQ2をまずオンしてダイオードDi4、共振コイルL1ともう1系統のダイオードDi2、共振コイルL2を経由してコンデンサC1に蓄えられている電荷を出力回路112と出力回路112の電源へ供給し、電源電圧をアドレス電圧Vda近くまで上昇させる。このとき、共振コイルL1とL2は、インダクタンスがL1>L2となるように設定する。FETQ2がオンしたとき、L1>L2であるため、出力回路111と出力回路112の電源電圧上昇が異なる。すなわち、共振コイルL1に接続された出力回路111の電源電圧上昇は、共振コイルL2に接続された出力回路112の電源電圧上昇より遅くなる。この電圧上昇の時間差を利用して出力回路111と112のアドレス放電に時間差を設けるようにする。
FETQ2がオンしたとき、さきに電圧上昇するのは、インダクタンスの小さい共振コイルL2が接続された出力回路112の電源である。そこで、次にFETQ4をオンして出力回路112の電源をアドレス電圧Vdaへ上昇させる。出力回路111と112はダイオードDi1を介して接続されているが、FETQ4がオンしたときは、ダイオードDi1のアノードが出力回路111に接続されているために、出力回路112の電源が上昇しても、出力回路111の電源電圧はアドレス電圧Vdaまでは上昇しない。このとき、nライン目のスキャン電極に接続されているスキャンドライバ回路がオンして図6のようにスキャン電極電圧を引き下げ、アドレス電極とスキャン電極の間でアドレス放電が開始し、スキャン電極にアドレス電流が流れる。
次に、FETQ4のオンから時間taだけ遅れてFETQ1がオンして出力回路111が同様にアドレス電圧Vdaまで上昇する。出力回路112と同様にスキャン電極との間でアドレス放電が起こり、スキャン電極にアドレス電流が概ね時間taだけ遅れて流れる。したがって図6のように1スキャン期間に流れるアドレス電流のピークはふた山に分割され、概ね半分程度に減る。
このようにしてアドレス電流のピーク電流を減らすことでスキャン電極の抵抗成分による電圧降下やアドレスドライバ回路、スキャンドライバ回路のインピーダンスによる電圧降下が低下してアドレス放電が安定して可能になる。
次に、FETQ1とFETQ4とFETQ2をオフして、FETQ3をオンする。アドレス電極に充電した電荷をダイオードDi1、共振コイルL2、ダイオードDi3を介して回収し、コンデンサC1へ蓄積する。ダイオードDi1を接続することで、出力回路111および112の両方から電荷を回収することが可能となる。
最後に、FETQ5をオンして出力回路111および112の電源電圧をGND電位まで引き下げる。あとは、このサイクルを繰り返す。
ところで、従来においては、アドレスドライバ回路の書き込み電圧の立ち上がりの位相をずらし、立ち下がりのタイミングを同じにしているために、位相の遅れているアドレスドライバ回路の出力回路111の電圧ハイレベル期間が短く、パネルマージンが広く取れなく、また、ハイレベル期間を確保するために位相差を小さくすると、アドレス電流がふた山にならず電流が集中してしまい安定した放電が得られないなどの課題があった。
本発明のプラズマディスプレイ装置においては、アドレスドライバ回路11は、位相の異なる第1及び第2のアドレスパルス電圧を供給可能なように構成するとともに、前記位相の異なる第1及び第2のアドレスパルス電圧が供給されるPDP10のアドレス電極は、4:8となるように2ブロックに分割して、位相の早い第1のアドレスパルス電圧が供給される第1のブロックの面積比率を、プラズマディスプレイパネルの有効表示領域全体の40%以下としている。このように位相が早いアドレスパルス電圧を出力する出力回路112が負担するパネル面積を小さくすることにより、位相差を小さくしても、アドレス電流は位相差がついてふた山になって流れ、ピーク電流が抑制される。
図7に位相が早いアドレスパルス電圧が供給されるパネル面積が50%の場合と、40%の場合におけるパネルマージンの関係を示す。この図7に示すように、位相が早いアドレスパルス電圧が供給されるパネル面積を40%とした場合の方がパネルマージンが広くなり、また位相が早いアドレスパルス電圧が供給されるパネル面積を40%の場合には、位相差を小さくしても、50%の場合のパネルマージンより広くすることができる。
以上のように、本発明によるプラズマディスプレイ装置によれば、アドレスドライバ回路は、位相の異なる第1及び第2のアドレスパルス電圧を供給可能なように構成し、前記プラズマディスプレイパネルのアドレス電極は、前記第1及び第2のアドレスパルス電圧がそれぞれ供給される第1及び第2のブロックの複数のブロックに分割し、かつ位相の早い第1のアドレスパルス電圧が供給される第1のブロックの面積比率を40%以下とすることにより、アドレスドライバ回路での電力回収回路の構成を簡素化した状態においても、アドレス放電を安定して行い、かつ、パネルマージンを十分確保することができる。
以上の説明から明らかなように本発明によれば、アドレスドライバ回路での電力回収回路の構成を簡素化した状態においても、パネルマージンを十分確保でき、プラズマディスプレイ装置にとって有用な発明である。
本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置のパネルの概略構成を示す斜視図 同プラズマディスプレイ装置のパネルの電極配列を示す説明図 同プラズマディスプレイ装置の表示駆動回路の一例を示すブロック回路図 同プラズマディスプレイ装置の駆動方法の一例を示す信号波形図 同プラズマディスプレイ装置のアドレスドライバ回路の回路図 アドレスドライバ回路の電力回収回路の各部の動作波形を説明する信号波形図 アドレスパルス電圧の位相差とパネルマージンとの関係を示す特性図
符号の説明
1、5 基板
2 表示電極
7 アドレス電極
10 プラズマディスプレイパネル
11 アドレスドライバ回路
12 スキャンドライバ回路
13 サステインドライバ回路
111、112 出力回路

Claims (3)

  1. 放電空間を形成して対向する一対の基板上に、複数列の表示電極とこの表示電極に交差するように対向配置される複数列のアドレス電極とを設けることにより構成された複数の放電セルを有するプラズマディスプレイパネルと、このプラズマディスプレイパネルの前記アドレス電極に表示データを書き込みするためのアドレスパルス電圧を供給するアドレスドライバ回路とを備え、前記アドレスドライバ回路は、位相の異なる第1及び第2のアドレスパルス電圧を供給可能なように構成し、前記プラズマディスプレイパネルのアドレス電極は、前記第1及び第2のアドレスパルス電圧がそれぞれ供給される第1及び第2のブロックの複数のブロックに分割し、かつ位相の早い第1のアドレスパルス電圧が供給される第1のブロックの面積比率を第2のブロックに比較して小さくしたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 位相の早い第1のアドレスパルス電圧が供給される第1のブロックの面積比率を、プラズマディスプレイパネルの有効表示領域全体の40%以下としたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  3. 放電空間を形成して対向する一対の基板上に、複数列の表示電極とこの表示電極に交差するように対向配置される複数列のアドレス電極とを設けることにより構成された複数の放電セルを有するプラズマディスプレイパネルと、このプラズマディスプレイパネルの前記アドレス電極に表示データを書き込みするためのアドレスパルス電圧を供給するアドレスドライバ回路と、前記プラズマディスプレイパネルの表示電極に順次スキャンパルス電圧を供給するスキャンドライバ回路と、前記プラズマディスプレイパネルの表示電極間で維持放電を起こすためのサステインパルス電圧を供給するサステインドライバ回路と、前記プラズマディスプレイパネルのアドレス電極への表示データの書き込み時の電荷を回収する電力回収回路とを備え、前記アドレスドライバ回路は、位相の異なる第1及び第2のアドレスパルス電圧を供給可能なように構成し、前記プラズマディスプレイパネルのアドレス電極は、前記第1及び第2のアドレスパルス電圧がそれぞれ供給される第1及び第2のブロックの複数のブロックに分割し、かつ位相の早い第1のアドレスパルス電圧が供給される第1のブロックの面積比率を、プラズマディスプレイパネルの有効表示領域全体の40%以下としたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
JP2005113243A 2005-04-11 2005-04-11 プラズマディスプレイ装置 Expired - Fee Related JP4977960B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005113243A JP4977960B2 (ja) 2005-04-11 2005-04-11 プラズマディスプレイ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005113243A JP4977960B2 (ja) 2005-04-11 2005-04-11 プラズマディスプレイ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006292992A true JP2006292992A (ja) 2006-10-26
JP4977960B2 JP4977960B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=37413645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005113243A Expired - Fee Related JP4977960B2 (ja) 2005-04-11 2005-04-11 プラズマディスプレイ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4977960B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009230078A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Hitachi Ltd プラズマディスプレイパネルの駆動方法及びプラズマディスプレイ装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08305319A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Nec Corp プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JPH09146490A (ja) * 1995-11-24 1997-06-06 Nec Corp 表示パネル駆動回路
JPH1091117A (ja) * 1996-09-13 1998-04-10 Pioneer Electron Corp プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JPH10198304A (ja) * 1997-01-10 1998-07-31 Nec Corp 交流放電メモリ型プラズマディスプレイパネルの駆動 方法
JP2000338930A (ja) * 1999-05-25 2000-12-08 Nec Corp プラズマディスプレイパネルの駆動装置および駆動方法
JP2003330406A (ja) * 2002-05-17 2003-11-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイ装置
JP2005049823A (ja) * 2003-07-11 2005-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 表示装置およびその駆動方法
JP4696650B2 (ja) * 2005-04-04 2011-06-08 パナソニック株式会社 プラズマディスプレイ装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08305319A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Nec Corp プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JPH09146490A (ja) * 1995-11-24 1997-06-06 Nec Corp 表示パネル駆動回路
JPH1091117A (ja) * 1996-09-13 1998-04-10 Pioneer Electron Corp プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JPH10198304A (ja) * 1997-01-10 1998-07-31 Nec Corp 交流放電メモリ型プラズマディスプレイパネルの駆動 方法
JP2000338930A (ja) * 1999-05-25 2000-12-08 Nec Corp プラズマディスプレイパネルの駆動装置および駆動方法
JP2003330406A (ja) * 2002-05-17 2003-11-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイ装置
JP2005049823A (ja) * 2003-07-11 2005-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 表示装置およびその駆動方法
JP4696650B2 (ja) * 2005-04-04 2011-06-08 パナソニック株式会社 プラズマディスプレイ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009230078A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Hitachi Ltd プラズマディスプレイパネルの駆動方法及びプラズマディスプレイ装置
JP4583465B2 (ja) * 2008-03-25 2010-11-17 株式会社日立製作所 プラズマディスプレイパネルの駆動方法及びプラズマディスプレイ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4977960B2 (ja) 2012-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4636901B2 (ja) プラズマディスプレイ装置およびその駆動方法
JP2004206094A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
US6281635B1 (en) Separate voltage driving method and apparatus for plasma display panel
US20060001602A1 (en) Plasma display apparatus and method of driving the same
JP2000242223A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法及びそれを用いたディスプレイ装置
KR100851464B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널 구동 방법 및 플라즈마디스플레이 장치
JP4611677B2 (ja) 駆動回路
JP2005215692A (ja) プラズマディスプレイパネル及びその駆動方法
JP2007171919A (ja) ディスプレイパネルの駆動装置及びその方法
JP4977960B2 (ja) プラズマディスプレイ装置
US20060033683A1 (en) Plasma display apparatus and driving method thereof
US7009583B2 (en) Display panel with sustain electrodes
US20080136748A1 (en) Ac-Type Gas-Discharge Display Device
JP2006189829A (ja) プラズマディスプレイ装置及びその駆動方法
JP4576475B2 (ja) プラズマディスプレイ装置及びその制御方法
KR20080087624A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널 구동 회로 장치 및 플라즈마디스플레이 장치
JP4696650B2 (ja) プラズマディスプレイ装置
JP5011615B2 (ja) プラズマディスプレイ装置
US20080012798A1 (en) Plasma display apparatus and driving method of plasma display panel
JP2005037604A (ja) プラズマディスプレイ装置
JP4273706B2 (ja) プラズマディスプレイ装置
JP2006058426A (ja) プラズマディスプレイ装置
JP2005141193A (ja) プラズマディスプレイパネル及びその駆動方法
JP2002278509A (ja) プラズマディスプレイ装置
US20100128013A1 (en) Plasma display device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080304

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080414

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120321

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120403

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees