JP2006292831A - 顕微鏡用鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アイポイントの最適な高さ調整を操作性よく行うことができる顕微鏡用鏡筒を提供する。
【解決手段】 顕微鏡本体に着脱可能な鏡筒本体12に、顕微鏡本体からの光束から鉛直方向に沿ったアフォーカル光束を生成する結像レンズ13とリレーレンズ17からなるアフォーカル光学系を設け、この鏡筒本体12に対しアフォーカル光束に沿った方向に移動可能に、アフォーカル光束を接眼レンズ23に導く観察光学系を有する移動鏡筒19を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、鏡筒内で像を結像させることで正立像が観察でき、アイポイントの高さが変更可能な顕微鏡用鏡筒に関するものである。
最近、半導体製造工程には、ウェハなどの検査を行なうものとして、顕微鏡が多く用いられるようになっている。
ところで、このようなウェハ検査に用いられる顕微鏡は、検鏡者が長時間に亘って検鏡作業を続けることから、より快適な検鏡姿勢を提供するために、検鏡者の体格や好みに合わせてアイポイントの高さを調節可能にしたものがある。
例えば、特許文献1には、鏡筒の双眼部の角度(俯視角)を変更する技術が開示されている。ところが、このようなティルト鏡筒の場合、検鏡者の好みのアイポイントの高さに調節しようとすると、俯視角が変化してしまう。
このことは、検鏡者の好みのアイポイントの高さに調節しても、検鏡者にとって最適な俯視角が得られず、無理な姿勢で鏡筒を覗き込むことになり、長時間の検鏡作業では、疲労の原因となる。つまり、検鏡者にとって最適なアイポイントの高さ、かつ、最適な俯視角で観察することは困難である。
そこで、このような欠点を解決する手段として、特許文献2に開示されているように、俯視角を最適な角度に保ちながら、アイポイントの高さ調節を行える技術が考えられている。つまり、特許文献2に開示されるものは、顕微鏡本体への鏡筒の固定部に対して、鏡筒内部の光学系全体(結像レンズから接眼レンズに至るまでの部分)を上下に移動させることで、対物レンズと結像レンズ間のアフォーカル光束部を伸縮させ、アイポイントの高さを上下調節ができるようにしたものである。
特開平8−313813号公報 特表2004−530948号公報
ところが、特許文献2に開示されている技術では、顕微鏡本体の対物レンズの光軸上の鏡筒頭部に三眼ポートを設けたような場合、アイポイントの高さ調節を行う際に、アイポイントの上下移動に連動して三眼ポート(カメラポート)も上下に動いてしまう。このことは、カメラポートにカメラが取付けられているような場合、アイポイント調節時に三眼ポートが動いてしまうと、取り付けられたカメラの質量の違いによってアイポイント上下移動の操作力量が変化することとなり、操作性が悪くなる。特に、質量の大きなカメラの場合、上下移動操作が重くなるため、さらに操作性が悪化する。さらに、カメラが上下に動くので、鏡筒周りのスペースを確保する必要が生じ、また、カメラに接続されるケーブルなども動くため、ゴミが発生し易く、ウェハなどの検査に悪影響を与えるという問題もあった。
また、特許文献1及び2のものでは、例えば、対物レンズからでたアフォーカル光束部を上下方向に伸縮自在に構成した場合、鏡筒と顕微鏡本体との間に中間鏡筒や、他のユニット(各種観察に用いる照明光源、共焦点用、AF用の光源など)を挿入すると、アフォーカル光束部が長くなる。
ところで、アフォーカル光束部は、伸ばしていくと光束径が広がっていくため、アフォーカル部の伸縮可能領域には限りがあり、あまり伸ばし過ぎると、光線の一部がケレれたり、収差が発生して観察像が劣化し、よって、鏡筒移動部の移動範囲を狭くしたり、挿入する中間鏡筒の鏡筒長を短くしなければならないなど、使用上の制限を生じてしまう。また、鏡筒内のレンズの径を大きくすることで上述の課題を解決することが望ましいが、大きなコストアップにつながってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、アイポイントの最適な高さ調整を操作性よく行うことができる顕微鏡用鏡筒を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、顕微鏡本体に着脱可能な鏡筒本体と、前記鏡筒本体に設けられ、前記顕微鏡本体からの光束から鉛直方向に沿ったアフォーカル光束を生成するアフォーカル光学系と、前記鏡筒本体に対し前記アフォーカル光束に沿った方向に移動可能に設けられた移動鏡筒と、前記移動鏡筒に設けられ、前記アフォーカル光束を接眼レンズに導く観察光学系とを具備したことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記アフォーカル光学系は、前記顕微鏡本体の対物レンズからの光束を結像させる結像レンズと、該結像レンズからの光束がアフォーカル光束となるように配置されたリレーレンズとを有することを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記移動鏡筒は、前記鏡筒本体の前記アフォーカル光束に沿った方向に配置された直進移動手段により直進移動可能としたことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、さらに、前記鏡筒本体に対し前記アフォーカル光束に沿った方向に移動可能な鏡筒移動手段と、該鏡筒移動手段に設けられ前記移動鏡筒を回動可能に支持する回転支持手段を有し、前記回動支持手段の回動に連動し、その回動角度の1/2だけ前記移動鏡筒を回動させるよにしたことを特徴としている。
本発明によれば、アイポイントの最適な高さ調整を操作性よく行うことができる顕微鏡用鏡筒を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の顕微鏡用鏡筒を適用した顕微鏡の概略構成を示している。
図1において、1は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体1は、水平方向のベース部1aと、このベース部1aに対し直立して形成された胴部1bを有し、この胴部1bの上部には、ベース部1aと平行な方向に投光管として落射投光管2が配置されている。
落射投光管2には、ランプハウス3が設けられている。このランプハウス3には、落射照明用の光源4が設けられている。
落射投光管2内部には、光源4からの照明光路の光軸4a上にハーフミラー5が配置されている。このハーフミラー5は、光源4からの照明光を反射し、後述する標本8からの反射光を透過する。
ハーフミラー5の反射光路には、対物レンズ6が配置されている。対物レンズ6は、落射投光管2の先端部下方に設けられたレボルバ7に保持されている。
対物レンズ6の先端側には、ステージ9に載置された標本8が配置され、ハーフミラー5で反射した照明光を対物レンズ6を介して標本8に照射するようにしている。
ステージ9は、顕微鏡本体1の胴部1bに設けられ、焦準ハンドル10の操作により胴部1bに沿って上下動し、標本8のピント合わせができるようになっている。
一方、落射投光管2の先端部上方のハーフミラー5を透過する観察光路の光軸(対物レンズ6の光軸11)上には、図2に示す本発明の顕微鏡用鏡筒100が設けられている。
顕微鏡用鏡筒100は、鏡筒本体12を有している。この鏡筒本体12は、落射投光管2に装着するための取付手段としての取付部121を有している。この場合、取付部121は、オスアリ121aを有し、図1に示す落射投光管2側のメスアリ121bと嵌合させることで、鏡筒本体12を落射投光管2に装着可能としている。また、鏡筒本体12の頭部側には、対物レンズ6の光軸11から延びる光軸m上に撮像装置取付部122が設けられている。この撮像装置取付部122には、不図示の写真装置やTV装置などの撮像装置が装着される。
鏡筒本体12内には、対物レンズ6の光軸11から延びる光軸m上に、第1結像レンズ13、第1反射部材14、第2反射部材15、第3反射部材16およびリレーレンズ17が配置されている。
第1結像レンズ13は、対物レンズ6からの光束を鏡筒本体12内部に導き結像位置に中間像Pを形成する。第1反射部材14、第2反射部材15および第3反射部材16は、第1結像レンズ13を透過した光束を鏡筒本体12内部で反射するもので、第1反射部材14により反射した光束を第2反射部材15に導き、第2反射部材15により光軸mと直交する方向に反射させて第3反射部材16に導き、さらに第3反射部材16により光軸mと平行な方向、つまり鉛直方向に反射させてリレーレンズ17に導くようにしている。リレーレンズ17は、第1結像レンズ13とともにアフォーカル光学系を構成するもので、第1結像レンズ13を透過する光束が光軸mと平行な方向のアフォーカル光束となるようにするものである。
この場合、第1反射部材14は、不図示の棒ガイドなどにより移動可能になっていて、例えば、棒ガイドに沿って図示紙面と垂直方向に移動することで光軸m上から挿脱できるようになっている。つまり、鏡筒本体12の外部に突出した不図示の棒ガイドの操作ツマミを検鏡者が操作することにより、第1反射部材14が光軸m上から挿脱できるようになっており、第1反射部材14が光軸m上に挿入されたときは、第1結像レンズ13からの光束が第1反射部材14で反射され、また、第1反射部材14が光軸m上から外れたときは、第1結像レンズ13からの光束は真っ直ぐに進み撮像装置取付部122に装着された撮像装置側に導かれる。
鏡筒本体12の側面には、直進移動手段としてのガイド部材18を介して移動鏡筒19が移動可能に設けられている。ガイド部材18は、鏡筒本体12の側面に光軸mと平行な方向に沿って形成されたメスアリ18aと移動鏡筒19側に設けられたスライドアリ18bから構成されるもので、スライドアリ18bをメスアリ18aに摺動自在に嵌合することで、移動鏡筒19を光軸mと平行な光軸nに沿って上下方向(鉛直方向)に直進移動可能にしている。つまり、メスアリ18aとスライドアリ18bから構成されるガイド部材18は、伸縮手段を構成している。
移動鏡筒19には、観察光学系を構成する第2結像レンズ20及び第4反射部材21が設けられている。第2結像レンズ20は、リレーレンズ17から出射されるアフォーカル光束の光軸、つまり光軸mと平行な光軸n上に配置されるもので、リレーレンズ17からのアフォーカル光束を再び結像させる。第4反射部材21は、第2結像レンズ20を透過した光束を所定角度(俯視角)だけ上方に折り曲げるように反射するものである。
つまり、この場合、リレーレンズ17から第2結像レンズ20に入射する光束がアフォーカル光束となるように、第1結像レンズ13とリレーレンズ17が配置されており、これにより、アイポイントの高さを調節するため、移動鏡筒19を上下方向に移動させても一定の観察像を得ることができるようになっている。
移動鏡筒19には、接眼レンズ23を左右に保持した双眼部22が設けられている。双眼部22は、第4反射部材21で反射される光束を左右の光路に2分割するもので、この2分割された光路の光束を、左右に保持した接眼レンズ23により観察像を目視観察可能にしている。
なお、上述した第1結像レンズ13、リレーレンズ17、第2結像レンズ20、第1反射部材14、第2反射部材15、第3反射部材16、第4反射部材21を通る光束の光軸m、nは、対物レンズ6の光軸11も含めて同一平面(紙面)上に構成されている。
また、接眼レンズ23は、左右一対で構成されるが、図面では、一方の接眼レンズのみを示している。また、双眼部22の内部には、光路を左右に分割するための光路分割要素が構成されているが、ここではその詳細を省略する。
さらに、上下方向に移動する移動鏡筒19は、双眼部22、接眼レンズ23などを設けることから、その自重により常に下向きの力が発生する。そこで、通常の検鏡状態で上下移動しないようにガイド部材18の移動部を与圧するといった保持機構を付けることで、連続的に任意の位置で保持できる。場合によっては、移動鏡筒19と鏡筒本体12の間に不図示の引張バネ等を張架して移動鏡筒19を上方向に付勢し、移動鏡筒19に対する上方向への操作力量と下方向への操作力量すれば、アイポイント高さ調節の操作性が増す。また、通常の検鏡状態で上下移動しないように固定するためのクランプビスを鏡筒本体12に設けて連続的に任意の位置で固定できるようにしてもよい。
さらに、リレーレンズ17から出射される光束が第2結像レンズ20に入射する間のアフォーカル光束部が外部に露出しているが、ゴミ避けと外部からの迷光避けのために、鏡筒本体12に不図示のカバーを設けて、アフォーカル光束部を覆うようにしてもよい。
さらに、移動鏡筒19を直進ガイドするガイド部材18は、メスアリ18aとスライドアリ18bから構成されるものを用いたが、これに代えてボールガイドや棒ガイドなどを用いることもできる。
次に、このように構成した実施の形態の作用を説明する。
ここで、図1は、移動鏡筒19が最下点、つまりアイポイントが最下位に位置した状態を、図2は移動鏡筒19が最上点、つまりアイポイントが最上位に位置した状態を示している。
この状態で、顕微鏡本体1で標本8に光源4からの照明光が照射され、その反射光が対物レンズ6を透過して鏡筒本体12に導かれると、この顕微鏡本体1からの光束は、第1反射部材14、第2反射部材15で反射され、第3反射部材16に導かれる。さらに第3反射部材16で反射された光束は、第4反射部材21で反射され、双眼部22を通って接眼レンズ23に導かれる。また、このとき対物レンズ6を透過した観察像は、第1結像レンズ13により結像位置で中間像Pを形成した後、リレーレンズ17によりアフォーカル光束となり、さらに第2結像レンズ20により接眼レンズ23の像面に結像され、拡大像の目視観察が行われる。
この場合、対物レンズ6を透過した光束は、顕微鏡本体1の第1反射部材14、第2反射部材15および第3反射部材16と移動鏡筒19内の第4反射部材21により偶数回反射されるので、第1結像レンズ13の結像位置で一旦結像され、さらにリレーレンズ17と第2結像レンズ20によりリレーされて接眼レンズ23の像面で結像される2次像は、正立像として観察することができる。
また、検鏡者が移動鏡筒19を持って、図1に示す最下点の位置と図2に示す最上点の位置の間で上下方向に移動操作すると、移動鏡筒19は、ガイド部材18に沿って直進移動する。この場合、リレーレンズ17から第2結像レンズ20に入射する光束がアフォーカル光束になっており、移動鏡筒19を上下動に応じてアフォーカル光束部が伸縮するようになるので、接眼レンズ23での観察像を一定に保ったままアイポイントの高さを、図1に示す最下点の位置から図2に示す最上点の位置の間で連続的に変更することができる。
したがって、このようにすれば、検鏡者が接眼レンズ23および双眼部22を備えた移動鏡筒19を上下方向に移動することで、検鏡者の好みに合わせて所望するアイポイントの高さを調整することができる。このとき、俯視角は変化せず一定のままなので、最適な俯視角を保ったままアイポイント調節が行える。さらに、アイポイント調節を行っても、撮像装置取付部122に装着された撮像装置が上下動することがないので、どのような撮像装置を装着しても、アイポイント調節の操作性は変化することはない。よって、最適な俯視角を保ったままアイポイントの高さ調整ができるのでエルゴノミーに優れる鏡筒を得ることができる。また、どのような撮像装置を撮像装置取付部122に装着しても、上下移動の操作力量は変わることがないので操作性に優れる鏡筒を得ることができる。さらに、撮像装置取付部122に装着した撮像装置がアイポイント調節時に動くことがないので、必要以上に鏡筒周りのスペースを必要とすることや、撮像装置に接続されるケーブルが動いてしまいゴミが発生し、ウェハなどの検査に悪影響を与えることもなくなり、操作性のよい顕微鏡用鏡筒を実現できる。
さらに、鏡筒本体12と移動鏡筒19の間のリレーレンズ17と第2結像レンズ20の間の光路をアフォーカル光束で結ぶようなアフォーカル光学系が設けられているので、光路長を長く確保でき、ガイド部材18による直進移動範囲を大きくとることができるとともに、顕微鏡本体1と鏡筒本体12との間に中間鏡筒や、他のユニット(各種観察に用いる照明光源、共焦点用、AF用の光源など)が挿入され、アイポイントが移動したような場合も、容易に所望するアイポイントの高さに調整し直すことができる。
(変形例)
次に、第1の実施の形態の変形例を説明する。
図3、図4は、第1の実施の形態の変形例の概略構成を示すもので、図2と同一部分には、同符号を付している。なお、図3は、移動鏡筒19が最上点、つまりアイポイントが最上位に位置した状態を、図4は移動鏡筒19が最下点、つまりアイポイントが最下位に位置した状態を示している。
この場合、第1の実施の形態では、リレーレンズ17を第3反射部材16で反射された光束の光路に配置していたが、このリレーレンズ17を第3反射部材16で反射される前の光路、つまり第3反射部材16に入射される第2反射部材15で反射された光束の光路に配置し、同様に、第1の実施の形態では、第2結像レンズ20を第4反射部材21で反射される前の光束の光路に配置していたが、この第2結像レンズ20を第4反射部材21で反射した後の光束の光路に配置するようにしている。
したがって、このようにしても、第1の実施の形態と同様の作用と効果が得られる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図5、図6は、本発明の第2の実施の形態の概略構成を示すもので、図3、図4と同一部分には、同符号を付している。
この場合、鏡筒本体12の側面には、ガイド部材18を介して鏡筒移動手段として鏡筒移動部31が移動可能に設けられている。この鏡筒移動部31は、ガイド部材18により光軸nに沿って上下方向(鉛直方向)に直進移動可能にしている。また、鏡筒移動部31には、回転支持手段としての回転部材32を介して移動鏡筒33が回転自在に支持されている。この回転部材32は、支持軸321を介して移動鏡筒33を回転可能に支持するもので、この支持軸321を中心に移動鏡筒33を回転させることで、俯視角を変更可能にしている。
移動鏡筒33には、第4反射部材21と第2結像レンズ20が設けられている。この場合、第4反射部材21は、反射部材保持部材34に保持されている。この反射部材保持部材34は、回転部材32の支持軸321と同軸に回動自在に受けられている。この場合、反射部材保持部材34は、支持軸321の回動角に対して1/2の回動角で回動するようにしたもので、不図示のギヤ、ベルト、リンク等で支持軸321と連動する機構となっている。また、第2結像レンズ20は、第4反射部材21で反射した光束を接眼レンズ23の像面に結像させる。これにより、第3反射部材16で反射したアフォーカル光束は、回転部材32の支持軸321の回動角に連れて回動する第4反射部材21で反射し、第2結像レンズ20に導かれるので、俯視角を変化させても一定の観察像を接眼レンズ23に導くことができる。
次に、このように構成した実施の形態の作用を説明する。
図5は、鏡筒移動部31が最上点、つまりアイポイントが最上位に位置した状態を、図6は、鏡筒移動部31が最下点、つまりアイポイントが最下位に位置した状態を示している。
ここでは、第1の実施の形態と異なる作用のみを説明する。
この場合、検鏡者により回転部材32を回転して移動鏡筒33の俯視角をαだけ変更させると、この回転に連動して反射部材保持部材34が支持軸321の回動角に対して1/2の回動角で回動し、第4反射部材21をα/2だけ同方向に回動するようになるので、接眼レンズ23に導びかれる観察像が移動することなく、しかも連続して俯視角を変更することができる。
したがって、このようにすれば、第1の実施の形態で述べた効果に加え、さらに検鏡者は、アイポイントの高さ調節の他に、俯視角を好みの角度に調節することができるようになり、よりエルゴノミーに優れた顕微鏡用鏡筒を得ることができる。
なお、この第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態の変形例に準じた構成のものについて述べたが、第2の実施の形態で述べたように、リレーレンズ17を第3反射部材16で反射された光束の光路に配置し、第2結像レンズ20を第4反射部材21に入射される光束の光路に配置してもよい。この場合、第2結像レンズ20は、移動鏡筒33でなく、鏡筒移動部31側に配置される。このようにしても、上述した第2の実施の形態と同様の作用と効果が得られる。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
なお、上述した実施の形態には、以下の発明も含まれる。
(1) 顕微鏡本体に装着するための取付手段と、前記顕微鏡本体の対物レンズからの光束を結像させる結像レンズと、前記結像レンズからの光束がアフォーカル光束となるように配置されたリレーレンズと、前記アフォーカル光束を鉛直方向に導く反射部材とを備えた鏡筒本体と、
前記反射部材により導かれたアフォーカル光束を結像する結像レンズと、前記アフォーカル光束を接眼レンズに導く反射部材とを備えた鏡筒移動部と、
前記鏡筒本体の前記アフォーカル光束に沿った方向に設けられ、前記移動鏡筒を鉛直方向に移動可能で且つ任意の位置で保持可能とした直進移動手段と
を具備したことを特徴とする顕微鏡用鏡筒。
本発明の第1の実施の形態の顕微鏡用鏡筒が適用される顕微鏡の概略構成を示す図。 第1の実施の形態の顕微鏡用鏡筒の概略構成を示す図。 第1の実施の形態の変形例の顕微鏡用鏡筒の概略構成を示す図。 第1の実施の形態の変形例の顕微鏡用鏡筒の概略構成を示す図。 本発明の第2の実施の形態の顕微鏡用鏡筒の概略構成を示す図。 第2の実施の形態の顕微鏡用鏡筒の概略構成を示す図。
符号の説明
1…顕微鏡本体、1a…ベース部、1b…胴部
2…落射投光管、
3…ランプハウス、4…光源
4a…光軸、5…ハーフミラー
6…対物レンズ、7…レボルバ
8…標本、9…ステージ、10…焦準ハンドル
11…光軸、100…顕微鏡用鏡筒
12…鏡筒本体、121…取付部
121a…オスアリ、121b…メスアリ、122…撮像装置取付部
13…結像レンズ、14〜16…第1反射部材〜第3反射部材
17…リレーレンズ、18…ガイド部材
18a…メスアリ、18b…スライドアリ
19…移動鏡筒、20…結像レンズ、21…第4反射部材
22…双眼部、23…接眼レンズ
31…鏡筒移動部、32…回転部材
321…支持軸、33…移動鏡筒、34…反射部材保持部材

Claims (4)

  1. 顕微鏡本体に着脱可能な鏡筒本体と、
    前記鏡筒本体に設けられ、前記顕微鏡本体からの光束から鉛直方向に沿ったアフォーカル光束を生成するアフォーカル光学系と、
    前記鏡筒本体に対し前記アフォーカル光束に沿った方向に移動可能に設けられた移動鏡筒と、
    前記移動鏡筒に設けられ、前記アフォーカル光束を接眼レンズに導く観察光学系と
    を具備したことを特徴とする顕微鏡用鏡筒。
  2. 前記アフォーカル光学系は、前記顕微鏡本体の対物レンズからの光束を結像させる結像レンズと、該結像レンズからの光束がアフォーカル光束となるように配置されたリレーレンズとを有することを特徴とする請求項1記載の顕微鏡用鏡筒。
  3. 前記移動鏡筒は、前記鏡筒本体の前記アフォーカル光束に沿った方向に配置された直進移動手段により直進移動可能としたことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡用鏡筒。
  4. さらに、前記鏡筒本体に対し前記アフォーカル光束に沿った方向に移動可能な鏡筒移動手段と、該鏡筒移動手段に設けられ前記移動鏡筒を回動可能に支持する回転支持手段を有し、
    前記回動支持手段の回動に連動し、その回動角度の1/2だけ前記移動鏡筒を回動させるよにしたことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡用鏡筒。
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JP2011017851A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Olympus Corp 観察光学系及びそれを備えた顕微鏡

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