JP2006292790A - 撮影装置、撮影装置の制御方法、撮影装置の制御プログラム、および撮影装置の制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 昇降装置の上昇時に、昇降装置上に配置されている背景部材が弛むことを防ぐことができる撮影装置を実現する。
【解決手段】 本発明の写真撮影プリント装置1は、ユーザを載置する載置面を上昇させるリフタ4と、撮影時にユーザの背景となる背景カーテン3とを備え、リフタ4の載置面と、背景カーテン3とを連動させて上下方向に移動させる。
【選択図】 図2
【解決手段】 本発明の写真撮影プリント装置1は、ユーザを載置する載置面を上昇させるリフタ4と、撮影時にユーザの背景となる背景カーテン3とを備え、リフタ4の載置面と、背景カーテン3とを連動させて上下方向に移動させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、被写体を載置する載置面を上下方向に移動させる昇降装置と、上記被写体を撮影するための撮影カメラ部と、撮影時において該被写体の背景となる背景カーテン部材とを備えた撮影装置、撮影装置の制御方法、撮影装置の制御プログラム、および撮影装置の制御プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
従来、ユーザの写真撮影を行うとともに、その写真を背景画像などと合成した上でシールプリントとして出力する写真撮影プリント装置が、例えばゲームセンターなどの娯楽施設において設置されており、ユーザの間で人気を博している。
このような写真撮影プリント装置として、例えば図15に示すように、撮影空間において、本体装置102と対向する位置に、背景カーテン103を配置し、該背景カーテン103を背景として被写体の撮影を行うものが知られている。なお、この撮影空間とは、被写体の撮影が行なわれる空間である。
また、この写真プリント装置では、撮影空間内に、昇降式のリフタ104を設けており、被写体と撮影カメラとの位置合わせを可能としている(特許文献1および特許文献2参照)。
また、特許文献3では、上記リフタ104の代わりに、上下移動可能な回転椅子を設けた写真撮影プリント装置が開示されている。
特開2004−271938号公報(2004年9月30日公開)
特開2000−250099号公報(2000年9月14日公開)
特開2003−307765号公報(2003年10月31日公開)
しかしながら、上記特許文献1および特許文献2に示す構成では、背景カーテン103が昇降式のリフタ104の上昇位置上に備えられている場合、このリフタ104の上下運動などにより該背景カーテン103が弛むといった問題が生じる。
より具体的には、図15に示すようにリフタ104が上昇した場合、リフタ104上に配置されている背景カーテン103が上昇したリフタ104に持ち上げられ、該カーテン103の下端部171が弛んでしまう。
このため、上記背景カーテン103を背景として撮影した場合、上記背景カーテン103の弛みにより、背景に歪みが生じ好ましい撮影を実現することができなかったり、ユーザに踏みつけられた背景カーテン103の部分に破損が生じたりする。
また、上記した問題は、特許文献3においても、回転椅子上に背景カーテンが備えられている場合、この回転椅子の上下運動により同様に生じる。
ところで、上記したリフタ104の移動に応じて背景カーテン103が弛むことを防止するために、図16に示すように、リフタ104の背後にも床部170を設けておき、この床部170の上に上記背景カーテン103を配置するように構成することも考えられる。
しかしながら、この図16に示すような配置位置にリフタ104が設置される場合、リフタ104が上昇した際、該リフタ104とリフタ104の後方のこの床部170との間に段差が生じる。この段差は、撮影時においてユーザの死角となる領域であるため、誤って、リフタ104からユーザが転落してしまう危険がある。このため、リフタ104の上昇時において、ユーザの背後に高低差が生じる、図16に示すような写真撮影プリント装置の構成は好ましくない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、昇降装置の上昇時に、該昇降装置上に配置されている背景カーテン部材が弛むことを防ぐことができる撮影装置、撮影装置の制御方法、撮影装置の制御プログラム、および撮影装置の制御プログラムを記録した記録媒体を実現することにある。
本発明に係る撮影装置は、上記した課題を解決するために、被写体を載置する載置面を上下方向に移動させる昇降装置と、撮影時に上記被写体の背景となる背景カーテン部材とを備え、上記昇降装置の載置面と、上記背景カーテン部材とを連動させて上下方向に移動させることを特徴とする。
上記構成によると、上記昇降装置の載置面と上記背景カーテン部材とを連動させて上下方向に移動させることができる。このため、本発明に係る撮影装置は、上記昇降装置の載置面の移動領域内に上記背景カーテンの下端部が位置する場合、背景カーテン部材を上記昇降装置の載置面が持ち上げてしまい、弛ませてしまうことを防ぐことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る撮影装置は、上記した構成において、上記昇降装置の載置面の上下方向における移動を制御する昇降装置制御手段と、上記背景カーテン部材の上下方向における移動を制御する背景カーテン制御手段とを備え、上記昇降装置制御手段による昇降装置の載置面の移動に連動して、上記背景カーテン制御手段が背景カーテン部材を移動させるように構成されていてもよい。
上記構成によると、上記昇降装置制御手段を備えているため、昇降装置の載置面の上下方向における移動を制御することができる。また、背景カーテン制御手段を備えているため、背景カーテン部材の上下方向における移動を制御することができる。
また、上記昇降装置制御手段による昇降装置の載置面の移動に連動して、上記背景カーテン制御手段が背景カーテン部材を移動させることができる。このため、本発明に係る撮影装置は、上記昇降装置の載置面の上昇時に、背景カーテン部材を持ち上げてしまい、該背景カーテン部材を弛ませてしまうことを防ぐことができる。
また、本発明に係る撮影装置は、上記した構成において、上記昇降装置の載置面の移動指示を示す指示情報を受け付け、該載置面の上下方向における移動量を特定する特定手段をさらに備え、上記特定手段によって特定された上記移動量に基づき、上記昇降装置の載置面と背景カーテン部材とを連動させて上下方向に移動させるように構成されていてもよい。
なお、上記指示情報とは、例えば昇降装置の載置面の上昇量であってもよいし、撮影場面に応じて予め昇降装置の載置面の上昇位置が決められている場合は、撮影場面を特定する情報であってもよい。
上記構成によると、特定手段を備えているため、昇降装置の載置面の上下方向における移動量を特定することができる。このため、本発明に係る撮影装置は、特定した移動量に基づき、昇降装置の載置面を上下方向に移動させることができるとともに、この移動量に応じて背景カーテン部材を上下方向に移動させることができる。
このため、上記背景カーテン部材が上昇した昇降装置の載置面により持ち上げられ弛むことを防ぐことができる。
また、本発明に係る撮影装置は、上記した構成において、上記被写体を撮影するための撮影カメラ部による撮影方向を制御する撮影制御手段をさらに備え、上記撮影制御手段が、上記特定手段によって特定された上記移動量に基づき、上記撮影カメラ部による撮影方向を制御するように構成されていてもよい。
上記構成によると、撮影制御手段が上記移動量に基づき、撮影カメラ部による撮影方向を制御することができる。すなわち、昇降装置の上記載置面の上下方向における移動に応じて撮影カメラ部の撮影方向を変えることができる。このため、昇降装置の載置面を移動させることにより被写体をとりまく撮影環境が変化した場合であっても、この変化した撮影環境に合わせて被写体を撮影することができる。さらにまた、上記昇降装置の載置面を移動させた場合であっても、被写体を撮影画像の中心となるように維持したまま撮影を行うことができる。
したがって、本発明に係る撮影装置は、昇降装置の載置面の移動に伴う撮影環境の変化に対応して被写体の撮影を行うことができる。
また、本発明に係る撮影装置は、上記した構成において、上記背景カーテン部材を巻き上げたり、巻き上げた該背景カーテン部材を垂れ下がらせたりすることにより、背景カーテン部材を上下方向に移動させるように構成されていてもよい。
上記構成によると、上記背景カーテン部材を巻き上げたり、巻き上げた該背景カーテン部材を垂れ下がらせたりすることにより、該背景カーテン部材を移動させることができるため、背景カーテン部材の移動部分をかさばることなく保持することができる。
また、本発明に係る撮影装置の制御方法は、上記した課題を解決するために、被写体を載置する載置面を上下方向に移動させる昇降装置と、撮影時に上記被写体の背景となる背景カーテン部材とを備えた撮影装置を制御する方法であって、上記昇降装置の載置面と、上記背景カーテン部材とを連動させて上下方向に移動させることを特徴とする。
上記方法によると、上記昇降装置の載置面と上記背景カーテン部材とを連動させて上下方向に移動させることができる。このため、本発明に係る撮影装置の制御方法は、上記昇降装置の載置面の移動領域内に上記背景カーテンの下端部が位置する場合、背景カーテン部材を上記昇降装置の載置面が持ち上げてしまい、弛ませてしまうことを防ぐことができるという効果を奏する。
なお、上記撮影装置が備える各手段は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記撮影装置をコンピュータにて実現させる撮影装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る撮影装置は、以上のように、被写体を載置する載置面を上下方向に移動させる昇降装置と、撮影時に上記被写体の背景となる背景カーテン部材とを備え、上記昇降装置の載置面と、上記背景カーテン部材とを連動させて上下方向に移動させることを特徴とする。
このため、本発明に係る撮影装置は、上記昇降装置の載置面の移動領域内に上記背景カーテンの下端部が位置する場合、背景カーテン部材を上記昇降装置の載置面が持ち上げてしまい、弛ませてしまうことを防ぐことができるという効果を奏する。
本発明に係る撮影装置の制御方法は、以上のように、被写体を載置する載置面を上下方向に移動させる昇降装置と、撮影時に上記被写体の背景となる背景カーテン部材とを備えた撮影装置を制御する方法であって、上記昇降装置の載置面と、上記背景カーテン部材とを連動させて上下方向に移動させることを特徴とする。
このため、本発明に係る撮影装置の制御方法は、上記昇降装置の載置面の移動領域内に上記背景カーテンの下端部が位置する場合、背景カーテン部材を上記昇降装置の載置面が持ち上げてしまい、弛ませてしまうことを防ぐことができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1〜図14に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施の形態に係る写真撮影プリント装置1は、撮影空間内に入室したユーザの撮影を行ない、その写真を背景画像などと合成した上でシールプリントとして出力するものである。すなわち、上記写真撮影プリント装置1は、ユーザの写真を撮影する機能(撮影機能)、撮影した写真に対して落書きなどの編集をユーザに行わせる機能(編集機能)、及び編集された画像をプリントする機能(プリント機能)を備えているものである。なお、これらの機能は、全て必須ではなく、写真撮影プリント装置1は、例えば編集機能が省かれた撮影専用として構成することも可能である。また、プリント機能が省かれた編集専用(落書き専用)として構成することも可能である。
(写真撮影プリント装置の外観的構成)
まず、図2を参照しながら、写真撮影プリント装置1の外観について説明する。図2は、本実施の形態に係る写真撮影プリント装置1の概略構成を示す図である。
まず、図2を参照しながら、写真撮影プリント装置1の外観について説明する。図2は、本実施の形態に係る写真撮影プリント装置1の概略構成を示す図である。
図2に示すように、写真撮影プリント装置1は、ユーザを被写体として撮影したり、撮影した写真を合成したりしてシールプリントを出力する本体装置2と、被写体の背景となる背景カーテン(背景カーテン部材)3と、上記被写体の位置を垂直方向に上下させるリフタ(昇降装置)4とを備えている。なお、本体装置2から背景カーテン3までの周囲および上部は、外部からの光を遮断する遮光幕によって覆われている。そしてこのように遮光幕で覆うことにより、ユーザの写真を撮影する撮影空間(撮影室)を形成している。また、この背景カーテン3は、背景支持装置14により上記撮影室の上部から吊り下げられている。
なお、この写真撮影プリント装置1では、撮影空間である撮影室にて撮影および編集処理を行うように構成されているが、この撮影を行う空間と編集処理を行う空間とが別々に設けられた構成であってもよい。
上記本体装置2は、撮影ユニット5、編集ユニット6、送風装置8、硬貨投入口9、硬貨返却口10、プリント排出口11、およびスピーカ12を備えている。また、この本体装置2は、さらに被写体を照明する照明装置13として、蛍光灯、ストロボランプ、反射板(これらは、本体装置2内に設置されているため、図示せず)、および拡散板を備えている。
上記撮影ユニット5は撮影作業に必要な機能を備えたユニットである。この撮影ユニット5には、後述する図6に示すように撮影カメラ(撮影カメラ部)5a、表示モニタ5b、および操作ボタン5cが設けられている。
撮影カメラ5aは、例えばレンズ群、絞り、CCD(Charge Coupled Device)撮像素子などを備えたデジタルカメラによって構成される。この撮影カメラ5aは、全身撮影とアップ撮影との両方に対応できるように、例えば使用するレンズ群および絞りを切り替えられるような構成となっていてもよい。
表示モニタ5bは、撮影処理における各種操作内容の表示や、撮影時の撮影画面表示などに用いられるモニタである。この表示モニタ5bは、例えば液晶表示素子などのフラットパネルディスプレイや、小型のCRT(Cathode Ray Tube)などによって構成される。
また、上記表示モニタ5bは、撮影中の画像を逐次表示しており、撮影ユニット5に向かって撮影ポーズをとるユーザは、リアルタイムで自身の姿を視認することが可能である。このため、ユーザは、自身のポーズを確認しながら、撮影処理を行うことができる。
操作ボタン5cは、後述する撮影場面の設定や、表示モニタ5bに表示される操作内容に応じて設定等を行う際に用いたりするボタンである。操作ボタン5cには、撮影を指示するためのシャッタボタンも含まれている。
上記編集ユニット6は、編集表示パネル6aおよびタッチペン6bを備えてなる構成である。
上記編集表示パネル6aは、落書きなどの編集処理時に、編集対象の画像の表示や各種編集ツールの選択表示などを行うものである。この編集表示パネル6aは、例えば液晶表示素子などのフラットパネルディスプレイやCRTなどによって構成されるとともに、その表面にタッチパネルが設けられている。
例えば、この編集表示パネル6aでは、撮影された画像に対する落書きなど編集処理を施すための、編集用画像を表示したり、各種編集ツールなどを表示したりすることもできる。
また、上記編集表示パネル6aの近傍(図2では編集表示パネル6aの左右)には、タッチペン6bが備えられており、このタッチペン6bをタッチパネルに接触させることによって、タッチパネルに対する各種入力を行うことができる。
本実施形態では、図2に示すように、本体装置2は、2つのタッチペン6bを備えており、撮影空間内にいる2人のユーザが同時に落書きなどの編集処理を行うことができる。
なお、本実施形態では、撮影処理用に表示モニタ5bが設けられ、編集処理用に編集表示パネル6aが設けられて構成されているが、1つの表示モニタ5bあるいは編集表示パネル6aのみによって編集用および撮影用の画像がともに表示される構成であってもよい。
送風装置8は、小型のモータにより羽を回して、風を起こし、被写体であるユーザに対して吹き付ける装置である。この送風装置8は、ユーザの指示あるいは撮影場面に応じて風向および風の強さを調整することができるようになっている。すなわち、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1では、例えば、遊園地、山頂などいくつかの撮影場面が予め設定されている。そして、この写真撮影プリント装置1は、撮影場面に応じた撮影を行うことができるように、各撮影場面に合わせて、背景画像、ユーザの位置、ユーザに対して吹き付ける風の強さおよび向きが決められている。なお、この撮影場面の設定に関する詳細は後述する。
上記硬貨投入口9は、ユーザが料金として所定金額の硬貨を投入するための投入口である。また、硬貨返却口10は、釣り銭が生じた場合や、硬貨が投入された後でリセットされた場合に、硬貨をユーザに対して返却するための返却口である。また、本体装置2の内部には、ユーザから徴収した硬貨を蓄積する硬貨収容容器(図示せず)が設けられている。
プリント排出口11は、撮影処理および編集処理を終えた後に、画像がプリントされたシールプリントが排出されるところである。
スピーカ12は、ユーザに対して各種操作上のガイダンス音声や効果音、BGM(back ground music)などを出力するものである。
上記照明装置13を構成する蛍光灯(図示せず)は、撮影時の照明として機能するとともに、通常時の撮影室内の照明としても機能する。具体的には、蛍光灯は、撮影時に撮影ユニット5が撮影するライブビューにおける光量、つまり、ユーザが撮影の構図やポーズを考えている期間の光量を確保する。それとともに、例えば、「写りの良い写真がとれそう」という印象をユーザに与えるといったような、照明による撮影室内の演出を行う。本実施形態では、この蛍光灯は、本体装置2内において、撮影ユニット5の両側に配備されているが配備される位置はこれに限定されるものではなく被写体であるユーザの撮影を効果的に行うことができる位置であればよい。
また、上記照明装置13を構成するストロボランプ(図示せず)は、撮影時の写真閃光灯として機能するものであり、本体装置2内において、撮影ユニット5の両側に配備されている。
また、上記照明装置13を構成する反射板(図示せず)は、蛍光灯やストロボランプからの光をその反射するよう機能するものであり、光を拡散板の方向に導くように設置される。この反射板は、反射面が、例えばステンレス等から構成され、形状としては、拡散板に光を集められるような形状であればよい。
また、上記照明装置13を構成する拡散板は、反射板にて反射された光を拡散して撮影空間に出射するよう機能するものである。拡散板は、例えば、薄い乳白色のアクリル板などによって構成されている。形状としては、本実施形態では、発光面が略平面状となっており、また、鉛直方向に長い長方形である。
なお、必要に応じて、照明装置13からの光量を変化させたり、照明方向を変更したりしてもよい。また、照明装置13の構成は上記に限定されるものではなく、撮影に最適な光が被写体に照射されるようになっていればよい。
上記背景カーテン3は、撮影の背景を演出するものである。なお、背景をユーザの好みに応じて演出でききるようにするため、複数の背景カーテン3…をそれぞれ切り替えることができるようになっている。これら背景カーテン3…の切り替えは、モータなどによって他の背景カーテン3へと自動的に切り替えたり、ユーザが手動により他の背景カーテン3に切り替えたりすることで実現できる。
また、この背景カーテン3は、撮影されたユーザの画像データと、予め作成されている背景画像データとを合成させる、いわゆるクロマキー合成を行うためのものであってもよい。
上記リフタ4は、被写体であるユーザを撮影空間において上下させるものである。上記リフタ4は、ユーザからの操作指示、選択された撮影場面などに応じて昇降するようになっている。
(リフタと背景カーテンとの配置関係)
ここで、図3、図4(a)および図4(b)を参照して上記背景カーテン3とリフタ4との配置関係について説明する。なお、図3は、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1の概略の構成を示す側面図である。また、図4(a)および図4(b)は、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1の撮影室におけるリフタ4の設置範囲の一例を示す図である。
ここで、図3、図4(a)および図4(b)を参照して上記背景カーテン3とリフタ4との配置関係について説明する。なお、図3は、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1の概略の構成を示す側面図である。また、図4(a)および図4(b)は、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1の撮影室におけるリフタ4の設置範囲の一例を示す図である。
上記写真撮影プリント装置1では、被写体であるユーザを撮影する撮影室において、床部70の上面の一端の領域に本体装置2が配備され、該床部70の上面の他端の領域に、リフタ4が設けられている。
なお、本実施形態では、写真撮影プリント装置1の撮影室内において、本体装置2が配備される側を「前側」、リフタ4が設置されている側を「後側」とする。また、上記リフタ4の設置範囲は、具体的には図4(a)に示すように撮影室内の後側でありかつ、撮影時にユーザが位置する範囲である被写体位置範囲(撮影室の後側領域全体)に相当する領域となる。したがって、撮影時、ユーザは、被写体位置範囲に相当する、リフタ4の上面のいずれかの領域に立つこととなる。また、本実施形態では、このリフタ4の設置範囲が、ユーザを載置して上下方向に移動させるためのリフタ4の載置面に一致している。
なお、この図4(a)および図4(b)は、本実施形態に係る写真撮影プリント装置の撮影室におけるリフタの設置範囲の一例を示す図である。そして、図4(a)および図4(b)は、撮影室の上方から撮影室の床部70に向かってみた場合における撮影室の平面図を示している。
なお、撮影室において上記リフタ4が占める設置範囲(載置面)は、例えば撮影カメラ5aが撮影可能な範囲に応じて、図4(b)に示すように撮影室内の後側における限定された範囲であってもよい。すなわち、撮影室内において上記リフタ4の設置範囲(載置面)は、上記被写体位置範囲として規定される範囲に相当する範囲であればよい。
また、上記背景カーテン3は、上記撮影室内の後側でかつ、リフタ4の設置範囲(載置面)上に撮影室の上部から吊り下げられている。つまり、撮影室における上部には、この背景カーテン3を固定し、吊り下げる背景支持装置14が設けられている。
そして、この背景支持装置14は、支持している背景カーテン3を巻き上げたり、巻き上げた該背景カーテン3を垂れ下げさせたりして、撮影空間の上下方向における背景カーテン3の長さを変更することができるようになっている。すなわち、上記背景支持装置14は、背景カーテン3の下端(背景カーテン3におけるリフタ4側の端部)が上下移動することができるようになっている。なお、上記背景支持装置14は、後述する駆動制御部40からの指示に応じて、この背景カーテン3の巻き上げを行うようになっている。なお、本実施形態において上下方向とは撮影室内における床部70と垂直となる方向である。
また、上記背景支持装置14は、背景カーテン3を撮影空間における上下方向に移動させるように構成されているが、上記撮影室の上部の両側に、背景支持用レール(不図示)が架設され、この背景支持用レールによって、背景支持装置14が前後方向に移動可能となっていてもよい。ただし、このように背景支持装置14が前後方向に移動可能な場合、該背景支持装置14が移動可能な範囲は、被写体位置範囲内となる。
このように、背景支持装置14が前後方向に移動可能となっている場合、被写体の配置位置、すなわちユーザの立ち位置に応じて適切に背景カーテン3の設置位置を調整することができ、より好適な撮影を実現することができる。
また、本実施形態では、背景支持装置14が、背景カーテン3を巻き上げることにより、該背景カーテン3の下端部71を上昇させている。そして、背景カーテン3がリフタ4によって押し上げられ弛まないように構成されている。しかしながら、上記背景カーテン3を巻き上げて該背景カーテン3の下端部71の位置を変更する構成に限定されるものではなく、背景カーテン3を支持している背景支持装置14自身が上下方向に移動するように構成されていてもよい。
(写真撮影プリント装置の機能的構成)
次に、図6を参照して本実施の形態に係る写真撮影プリント装置1の要部構成について説明する。なお、この図6は、本発明の実施形態を示すものであり、写真撮影プリント装置1の要部構成を示すブロック図である。
次に、図6を参照して本実施の形態に係る写真撮影プリント装置1の要部構成について説明する。なお、この図6は、本発明の実施形態を示すものであり、写真撮影プリント装置1の要部構成を示すブロック図である。
図6に示すように、上記写真撮影プリント装置1は、上記した撮影ユニット5、編集ユニット6、送風装置8、スピーカ12、照明装置13、リフタ4、背景カーテン3、および背景支持装置14に加えて、さらに制御装置30、記憶装置16、外部ディスクドライブ18、電源装置20、通信部15、課金処理部17、IDタグリーダ/ライタ21、およびプリンタ23を備えている。
制御装置30は、写真撮影プリント装置1における上述した各種構成の動作を統括的に制御するものである。上記制御装置30は、駆動制御部40、入力制御部51、および表示制御部50を備えている。
駆動制御部40は、写真撮影プリント装置1に備えられた、リフタ4、背景カーテン3、照明装置13、スピーカ12、送風装置8、および撮影カメラ5aの駆動を制御するものである。
具体的には、上記駆動制御部40は、上記リフタ4の駆動を制御するリフタ制御部(昇降装置制御手段)43、背景カーテン3を支持する背景支持装置14の駆動を制御するカーテン制御部42、送風装置8の駆動を制御する送風制御部44、照明装置13の駆動を制御する発光制御部41、スピーカ12の駆動を制御する音声出力部45、および撮影カメラ5aを制御する撮影ユニット制御部(撮影制御手段)46を備えている。
なお、この撮影ユニット制御部46は、撮影カメラ5aの各種制御を行うものである。例えば、この撮影ユニット制御部46は、撮影カメラ5aによる撮影方向を変更させるように、該撮影カメラ5aを制御したり、撮影カメラ5aの画角を変更させるように制御したりする。
上記入力制御部51は、撮影ユニット5における操作ボタン5cからの入力を受付けるものである。表示制御部50は、撮影カメラ5aによって撮影された画像のデータを受付けたり、受付けたデータを表示モニタ5bに出力して表示させるように制御したりするものである。また、この表示制御部50は、撮影場面をユーザが選択して撮影を行う場合、記憶装置16に格納された撮影場面データ62を取得し、この情報に基づき選択可能な撮影場面を表示モニタ5b上で再生するように制御する。
記憶装置16は、上記したハードディスクなどの不揮発性の記憶装置16によって構成されるものである。この記憶装置16に記憶される内容としては、上記した制御プログラム、OS(Operating System)プログラム、およびその他各種プログラム、撮影カメラ5aにおける動作設定値、撮影した画像および編集した画像の画像データなどが挙げられる。上記の撮影カメラ5aにおける動作設定値としては、装置出荷時やメンテナンス時などに設定されるホワイトバランスの値、撮影画像の明暗などを調整する際の画像処理に関する各種パラメータ値などが挙げられる。
また、上述したように、本実施形態では所定の撮影場面を選択することができるようになっており、この選択された撮影場面に応じて、リフタ4の上昇位置、ならびに風向および風力などが予め決められている。そこでこの記憶装置16には、撮影データテーブル61としてこれらの各種情報が撮影場面ごとに記憶されている。また、この記憶装置16には、ユーザにより選択可能な撮影場面を表示するためのデータである撮影場面データ62も記憶している。
さらにまた、上記記憶装置16は、リフタ4の移動量を示す情報と撮影カメラ5aの撮影方向の角度とを対応付けた移動量テーブル63が記憶されている。なお、撮影データテーブル61、撮影場面データ62、および移動量テーブル63の詳細は後述する。
外部ディスクドライブ18は、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAMなどの外部ディスク(リムーバブルメディア19)を読み書きするドライブ装置である。外部ディスクドライブ18の代わりに、半導体メモリカードのリーダ/ライタなどを用いることもできる。なお、この外部ディスクドライブ18が、上記記憶装置16の代わりとして動作してもよい。
上記電源装置20は、写真撮影プリント装置1内における上述した各種構成に対して電力供給を行うためのものである。
上記通信部15は、当該制御装置30と外部装置との間で情報の送受を行うものである。具体的には、例えば、上記通信部15は、撮影ユニット5を用いて撮影した撮影画像を、上記ユーザの携帯電話に送信してもよい。
課金処理部17は、ユーザから徴収する課金に関する処理を行うブロックである。課金処理部17による課金状況に応じて、制御装置30が該当ユーザに対する動作を制御する。
IDタグリーダ/ライタ21およびプリンタ23は、プリンタユニットを構成しており、このプリンタユニットに対して、写真プリントの出力媒体となるプリント紙およびIDタグ22がプリント紙ユニット25としてセットで納入されるようになっている。
プリンタ23は、出力すべき画像データが制御装置30から送られてくると、その画像データに基づいてプリント紙に印刷を行うものである。このプリンタ23としては、例えば昇華型プリンタ23が用いられる。なお、昇華型プリンタ23を用いる場合には、プリント紙およびIDタグ22に加えて、昇華型用インクフィルムがセットとなって納入されることになる。
IDタグリーダ/ライタ21は、IDタグ22に記録されている各種識別情報を読み出して制御装置30に出力する。IDタグ22は、メモリ機能を有するICチップなどによって構成されるものである。上記識別情報としては、固有ID、用紙枚数、用紙種類、および、インク固有の色情報(インクフィルムがセットとなっている場合)などが挙げられる。
制御装置30は、IDタグリーダ/ライタ21で読取った識別情報に基づいて、装着されたプリント紙およびインクフィルムが、当該写真撮影プリント装置1において利用可能なものであるかを判定し、利用可能である場合にのみプリンタ23を動作可能とする。すなわち、写真撮影プリント装置1において指定されているプリント紙およびインクフィルム以外は使用できないように設定されていることになる。
また、IDタグ22に記録されている用紙枚数情報に基づいて、プリント紙を使用するごとに用紙枚数をカウントダウンしていくことによって、残りの用紙枚数を把握することが可能となる。よって、残りの用紙枚数が少なくなってきた際に、これを表示手段などによって警告するような構成としておけば、ユーザの利用中に用紙切れを起こすというような不具合を回避することが可能となる。
なお、用紙枚数をカウントダウンする際には、IDタグ22に記録されている用紙枚数情報も書き換えるようにする。これにより、用紙を使い切った場合には、IDタグ22に記録されている用紙枚数情報も0となり、このIDタグ22を無効にすることが可能となる。
また、IDタグ22に記録されている用紙種類情報や、インク固有の色情報を読み出すことによって、これらを考慮して画像データの色成分などを補正することにより、その用紙やインクフィルムに的確な画像出力を行うことが可能となる。
IDタグ22としては、無線によりデータ通信を行うことが可能な非接触型IDタグ22と、端子が設けられた接触型IDタグ22とがあり、IDタグリーダ/ライタ21としては、これらのどちらか一方あるいは両方に対応したものとなる。
なお、上記の例では、IDタグ22を利用して利用可能なプリント紙であるか否かを確認するようになっているが、これに限定するものではなく、例えば、プリント紙およびインクフィルムを梱包する梱包材などにプリントされているバーコードなどを利用して確認するような構成としてもよい。しかしながら、バーコードを用いる場合には、含めることのできる情報量が少ないことや、例えば用紙枚数のカウントダウンによる情報の書き換えができないなどの問題がある。
なお、上記のプリント紙としては、本実施形態では粘着シートおよび該粘着シールの粘着面に貼り付けられている剥離シートからなるシールシートを用いているが、通常の紙状媒体である紙状シートであってもよい。
(全体処理の流れ)
次に、上記写真撮影プリント装置1における撮影から印刷までの一連の処理の流れについて、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、ステップS1(以降、S1のように称する)において、課金処理部17は、ユーザによる硬貨の投入があるか否かを判定する。具体的には、課金処理部17は、ユーザによる硬貨投入口9から硬貨の投入があると判定すると(S1においてYES)、制御装置30を動作させる。そして次のS2に進む。一方、課金処理部17は、硬貨の投入がないと判断すると(S1においてNO)、硬貨の投入を待つ。すなわち、客待ち状態を維持する。なお、この客待ち状態では、例えば、編集表示パネル6aなどのタッチパネル画面を表示させた状態としておいてもよい。
次に、上記写真撮影プリント装置1における撮影から印刷までの一連の処理の流れについて、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、ステップS1(以降、S1のように称する)において、課金処理部17は、ユーザによる硬貨の投入があるか否かを判定する。具体的には、課金処理部17は、ユーザによる硬貨投入口9から硬貨の投入があると判定すると(S1においてYES)、制御装置30を動作させる。そして次のS2に進む。一方、課金処理部17は、硬貨の投入がないと判断すると(S1においてNO)、硬貨の投入を待つ。すなわち、客待ち状態を維持する。なお、この客待ち状態では、例えば、編集表示パネル6aなどのタッチパネル画面を表示させた状態としておいてもよい。
S2では、制御装置30が、駆動制御部40を制御して撮影処理を行う。この撮影処理では、背景カーテン3の選択や実際の撮影処理などが行われる。ここで、ユーザは、表示モニタ5bに表示されるライブビュー画像を確認しながら、自分の立ち位置やポーズなどを考え、準備が整い次第、撮影開始指示を行うことによって撮影が行われる。
そして、S3において、制御装置30は、S2における撮影開始からの経過時間が設定時間(ここでは、2分)を超えたか否かを判断する。そして、制御装置30は、上記経過時間が設定時間を超えていないと判断すると(S3においてNO)、S2における撮影処理を繰り返し行う。
なお、本実施形態では、経過時間が2分をオーバーした場合に撮影処理の終了を行う設定になっているがこれに限定されるものではない。例えば、撮影可能な枚数に制限を設けておき、撮影枚数が制限値を越える場合、あるいはユーザによって撮影処理の終了指示が出された場合に、撮影処理を終了するように設定されていてもよい。そして、制御装置30は、撮影処理によって生成した撮影画像を、記憶装置16に記憶する。
S3において、制御装置30によって経過時間が2分を超えたと判断されると(S3においてYES)、処理はS4に進む。
S4では、制御装置30における編集処理部(不図示)が、描画アプリケーションを実行する。なお、この描画アプリケーションとは、タッチペン6bからの操作指示に基づいて、画像が形成された画像形成レイヤー(以下、落書きレイヤーと称する)を作成する処理を実現するソフトウェアである。そして、この描画アプリケーションを実行するプログラムは不図示のROMなどに記憶されており、上記制御装置においてこのプログラムを不図示のRAMに読み出し実行することにより実現できる。
描画アプリケーションによる編集処理は、例えば以下のようにして行われる。すなわち、上記制御装置30における編集処理部が、記憶装置16から編集対象となる撮影画像、(撮影処理によって作成された撮影画像)を読み出し、表示モニタ5bに画像編集するための編集用画像を表示させる。この編集用画像に対してユーザは、タッチペン6bを用いて落書きなどの編集処理を行う。
なお、この編集処理において、編集用画像には、例えば、編集処理を行うためのツール類の選択領域が表示されるように構成されていてもよい。ツール類としては、例えば複数の種類からなるペンおよびその色、消しゴム、および複数のスタンプなどが挙げられる。
また、編集対象となる編集用画像には、編集対象となる画像を選択するための選択画像が表示されてもよい。ユーザは、タッチペン6bによって選択画像をタッチすることによって、中央に編集対象として表示される画像を切り替えることが可能となっていてもよい。なお、この選択画像は、上記の撮影処理において、複数回の撮影が行われた場合の各撮影時における画像に相当するものである。
そして、S5において、制御装置30は、S4における編集開始からの経過時間が設定時間(ここでは、2分)を超えたか否かを判断する。そして、上記制御装置30が、上記経過時間が2分を超えていないと判断すると(S5においてNO)、S4に戻って編集処理を継続する。
なお、ここでは、経過時間が2分をオーバーした場合に撮影処理の終了を行う設定になっているが、例えば、ユーザによって編集処理の終了指示が出されることにより、編集処理が終了されるようになっていてもよい。この経過時間がある一定時間になった時点で、まだ編集処理が行われていない選択画像があれば、編集表示パネル6aに「落書き忘れ」の画像データがある旨の表示を行ってもよい。
あるいは、編集処理の時間を、編集処理を行う対象の画像数で割って各画像に与えられた時間とし、各画像に与えられた時間が経過する毎に「次の画像の落書きをしない?」といった催促を編集表示パネル6aに表示させてもよい。上記のような情報を表示させることにより、ユーザは、全ての画像に対して、編集処理忘れを防止することができる。
また、ユーザによる編集処理の作業が終了すると、ユーザの指示に基づいて、または自動的に、編集処理した各画像をどのような配置で、またどのような分割数で、プリント紙に印刷するのかについて決定される。
S5において、制御装置30によって経過時間が2分を超えたと判断されると(S5においてYES)、制御装置30は、上記S4の編集処理にてユーザによって作成された落書きレイヤーと撮影画像と背景レイヤーと前景レイヤーとを画像合成部にて合成し、処理はS6に進む。
S6では、制御装置30が、印刷処理を行う。具体的には、制御装置30は、画像合成部にて合成された合成画像を、プリンタ23を動作させてプリント紙に印刷する。そして、このプリント紙がプリント排出口11から排出される。
上記した処理の流れによって、写真撮影プリント装置1における一連の動作が終了する。
また、本実施の形態に係る写真撮影プリント装置1は、撮影ユニット5が有する撮影カメラ5aの移動と、リフタ4の上下移動と、背景カーテン3の下端部71の上下移動とが連動するように構成されている。そこで、以下において図1を参照して撮影カメラ5a、リフタ4、および背景カーテン3の連動に関する構成について説明する。
(撮影カメラ、リフタ、および背景カーテンの連動に関する構成)
図1は、本発明の実施形態を示すものであり、撮影カメラ5a、リフタ4、および背景カーテン3それぞれの連動に関する、写真撮影プリント装置1の要部構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の実施形態を示すものであり、撮影カメラ5a、リフタ4、および背景カーテン3それぞれの連動に関する、写真撮影プリント装置1の要部構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1は、制御装置30が機能ブロックとして、上記した駆動制御部40(図1ではカーテン制御部42、リフタ制御部43、送風制御部44、および撮影ユニット制御部46のみを図示している)、入力制御部51、表示制御部50に加えて、制御情報特定部(特定手段)52をさらに備えている。また、記憶装置16には、撮影データテーブル61、撮影場面データ62、および移動量テーブル63が記憶されている。
制御情報特定部52は、ユーザによって選択された撮影場面の設定に応じて、駆動制御部40による各種制御に関する情報を特定するものである。具体的には、制御情報特定部52は、記憶装置16に格納された撮影データテーブル61を参照して、リフタ4の移動量、風向および風力、および撮影カメラ5aの撮影方向の角度位置などを特定する。そして特定したこれらの情報のうち、リフタ4の移動量に関する情報はリフタ制御部43に、風向および風力に関する情報は、送風制御部44に、撮影カメラ5aの撮影方向の角度の情報は撮影ユニット制御部46にそれぞれ送信する。
また、記憶装置16が記憶している撮影データテーブル61は、図7に示すように、撮影場面を示す情報と該撮影場面に対応するリフタ4の移動量を示す情報(リフタ4の位置情報)とが記録されている。なお、このリフタ4の位置情報は、本実施形態では撮影室内の床部70からのリフタ4の上昇位置を示す情報である。また、この撮影データテーブル61では、撮影場面ごとに、送風装置8による風向および風力を示す情報(風条件)、および撮影カメラ5aによる撮影条件を示す情報がさらに記憶されている。
また、本実施形態では、上記撮影条件は、撮影カメラ5aの撮影方向の上下角度を示す情報を示すものであり、撮影カメラ5aの初期設定の位置を0°として、その初期設定位置から何度撮影方向を上下方向に傾けるかを示している。
なお、撮影条件として、上記撮影カメラ5aの撮影方向の情報に限定されるものではなく、撮影カメラ5aの画角を決定する情報も含まれていても良い。また、図7に示す撮影データテーブル61はこれらの情報に限定されるものではなく、例えば照明装置13の輝度を示す情報、背景カーテン3あるいは撮影画像に組み合わせるフレームの種別を示す情報などがさらに含まれていてもよい。
ここで、本実施形態に係る、撮影場面の設定に応じて撮影カメラ5a、リフタ4、および背景カーテン3の連動に関する処理について具体的に説明する。
まず、ユーザが、操作ボタン5cを押下して撮影場面を選択する。なお、このとき、表示モニタ5b上に、複数の予め登録されている撮影場面が表示されており、ユーザはこの表示された撮影場面の中から所望する撮影場面を選択できるようになっている。この撮影場面の表示は、撮影場面を示す文字情報であってもよいし、撮影場面の一例を示す縮小された画像であってもよい。
操作ボタン5cを操作してユーザにより選択された撮影場面の情報は、制御装置30において入力制御部51によって受付けられ、制御情報特定部52に送信される。制御情報特定部52は、入力制御部51を介して受信した撮影場面の情報に基づき、記憶装置16に格納されている撮影データテーブル61を参照してリフタ4の位置情報、風条件、および撮影条件を特定する。
このように制御情報特定部52が、上記した情報を特定すると、リフタ4の位置情報をリフタ制御部43に、風条件情報を送風制御部44に、撮影条件を撮影ユニット制御部46にそれぞれ送信する。
制御情報特定部52より上記位置情報を受信すると、リフタ制御部43は、受信した位置情報に基づきリフタ4を上下方向に移動させるとともに、カーテン制御部42に対してリフタ4の移動距離と同じ移動距離だけ、背景カーテン3の下端部71の位置を移動させるように指示する。
すなわち、リフタ制御部43は、図8(a)の状態から図8(b)の状態となるように、リフタ4の載置面を上昇させるよう制御する。また、リフタ制御部43からの指示を受けて、カーテン制御部42は、背景支持装置14に対して、上記リフタ4の載置面の移動距離と同じ距離だけ背景カーテン3の下端部71の位置を移動させるように制御する。そして、背景支持装置14は、背景カーテン3を巻き上げたり、巻き上げている背景カーテン3を戻したりして、リフタ4の移動量と同じ距離だけ背景カーテン3の下端部71を上下方向に移動させる。
すなわち、図8(b)に示すようにリフタ4が上昇した分だけ背景カーテン3の下端部71も巻き上げられる。このため、背景カーテン3の下端部71がリフタ4に持ち上げられ該背景カーテン3が弛んでしまうことを防ぐことができる。
なお、この図8は、背景カメラ3の下端部71の位置と、リフタ4の載置面の位置と、撮影カメラ5aの撮影方向との関係を示す図である。同図(a)は、初期状態における、背景カーテン3の下端部71と、リフタ4に搭乗しているユーザと、撮影カメラ5aの撮影方向との位置関係の一例を示す図である。また、同図(b)は、リフタ4の載置面の上昇時における、背景カーテン3の下端部71と、リフタ4に搭乗しているユーザと、撮影カメラ5aの撮影方向との位置関係の一例を示す図である。
一方、制御情報特定部52より風条件を示す情報を受信すると、送風制御部44は、送風装置8に起動指示を出し、生じさせる風力と風向を通知する。この送風制御部44からの指示に応じて上記送風装置8は、風条件に応じた風力の風を、適切な方向に吹くように向ける。
また、制御情報特定部52により撮影条件を受信すると、撮影ユニット制御部46は、該撮影条件に応じた位置に撮影カメラ5aの撮影方向が向くように、該撮影カメラ5aの撮影向きを上下方向に移動させるように制御する。
つまり、図8(a)に示すように、リフタ4の上昇前では、撮影カメラ5aによる撮影方向が、やや下向きとなっていた。しかしながら、リフタ4が上昇することにより撮影対象であるユーザの撮影位置が変化してしまい、上昇したリフタ4の載置面が撮影可能な範囲内に入ってしまう。
そこで、図8(b)に示すように、上昇したリフタ4上のユーザに対して好適に撮影を行うために、撮影カメラ5aによる撮影方向をリフタ4の載置面の上昇に連動して上方向に移動させる。
より具体的には、例えば、ユーザによって撮影場面として「山頂」が選択されたとする。この選択された情報は、入力制御部51を介して制御情報特定部52に送信される。そして、制御情報特定部52は、撮影データテーブル61を参照して、「山頂」に対応するリフタ4の位置情報、風条件、および撮影条件を特定する。すなわち、上記リフタ4の位置情報は30センチであり、風条件は風向が下方向に風力4で、撮影カメラ5aの撮影方向は初期位置から6度上に傾けた位置となる。
制御情報特定部52はこれらの情報をそれぞれ特定するとリフタ制御部43、送風制御部44、および撮影ユニット制御部46に送信する。そして、リフタ制御部43は、制御情報特定部52から受信したリフタ4の位置情報に基づき、撮影室の床部70から30センチ上昇させるように、リフタ4の載置面を制御する。さらにリフタ制御部43は、カーテン制御部42に対して、背景カーテン3の下端部71が現在の位置から30センチ上昇した位置となるように指示する。カーテン制御部42は、リフタ制御部43からの指示に応じて、背景支持装置14に、背景カーテン3を30センチ分巻き上げるように制御する。
このようにして、リフタ4の載置面を上昇させ、通常とは異なる空間位置に被写体であるユーザを位置させて、撮影を行うことができるため、合成するフレームの自由度を高めることができ、また撮影場面に応じた最適な撮影を行うことができる。
また、リフタ4の上昇に応じて背景カーテン3の下端部71位置を移動させることができる。したがって、リフタ4上のユーザが、該リフタ4の移動に伴い弛んだ背景カーテン3の下端部71を踏みつけたり、背景カーテン3に歪みが生じたりすることを防ぐことができる。
すなわち、上記したように、本実施の形態に係る写真撮影プリント装置1は、被写体を載置する載置面を上下方向に移動させるリフタ4と、撮影時に上記被写体の背景となる背景カーテン3とを備え、上記リフタ4の載置面と、上記背景カーテン3とを連動させて上下方向に移動させるように構成されている。
そして、上記写真プリント装置1では、上記リフタ4の載置面の移動指示を示す指示情報を受け付け、該載置面の上下方向における移動量を特定する制御情報特定部52をさらに備え、この制御情報特定部52によって特定された移動量に基づき、上記リフタ4の載置面と背景カーテン3とを連動させて上下方向に移動させることができる。
より具体的には、上記写真プリント装置1は、特定の撮影場面とリフタ4の載置面の上下方向における移動量とを対応付けた撮影データテーブル61を記憶する記憶装置16を備えており、上記制御情報特定部52が、上記指示情報として撮影場面を選択する選択情報をユーザから受付けた場合、上記撮影データテーブル61に基づき、該選択情報に応じたリフタ4の載置面の移動量を特定する。なお、この撮影場面とは、撮影空間中に形成された、例えば、町並み、砂浜、遊園地など撮影時におけるさまざまな擬似的環境である。
上記構成によると、上記記憶装置16を備えているため、受付けた撮影場面の選択情報に応じて、リフタ4の載置面の移動量を特定することができる。
したがって、被写体であるユーザが所望する撮影場面を選択するだけで、該撮影場面に応じた位置にリフタ4の載置面を移動させ、またこの移動に応じて背景カーテン3も移動させることができる。このため、背景カーテン3が弛んだりすることがなく撮影場面に応じた撮影を行うことができる。
また、送風制御部44は、制御情報特定部52から受信した風条件に基づき撮影室内において上から下に風力4で吹き付けるように送風装置8を制御する。また、撮影ユニット制御部46は、制御情報特定部52から受信したリフタ4の位置情報に基づき、撮影カメラ5aの撮影方向が初期位置から+6度だけ傾けた位置となるように制御する。
以上のように送風装置8によって撮影場面に応じた風を生じさせることにより、被写体のユーザの髪をなびかせより躍動感のある画像を撮影することができる。また、撮影カメラ5aの撮影方向を上下方向に変更させることができ、撮影可能な領域を変更させることができるため、例えば上昇したリフタ4の載置面や撮影室の天井部分が撮影カメラ5aの撮影可能な領域外となるように調整することができる。
なお、上昇したリフタ4の載置面や撮影室の天井部分が撮影画像に現れることを防ぐために、撮影カメラ5aの撮影方向を上下方向に変更させるのではなく、撮影カメラ5aの画角を変更させたり、あるいは、撮影画像において撮影されてしまったリフタ4部分を隠すような形状のフレームを採用し、撮影画像と合成することでリフタ4の載置面や撮影室の天井部分が撮影画像に現れることを防いだりする構成であってもよい。
具体的には、リフタ4の載置面の移動に連動して、撮影カメラ5aの画角を変更させる場合、本実施の形態に係る写真撮影プリント装置1は、以下のように構成することにより実現できる。
すなわち、リフタ4の載置面の移動距離(上昇量)と、初期位置における撮影カメラ5aの撮影可能な範囲との関係から、リフタ4の載置面が撮影されないような画角の範囲を予め調べておく。つまり、リフタ4の載置面が上昇した場合、該載置面が撮影されない画角の範囲はどの範囲であるかについて、載置面の移動距離ごとに調べる。そして、このリフタ4の載置面の移動距離と画角の範囲との関係を示す情報をテーブル(不図示)として記憶装置16に記憶しておく。
このような前提において、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1では、制御情報特定部52が、リフタ4の載置面の上昇時に、このテーブルを参照して、該載置面の移動距離に応じた撮影カメラ5aの画角を特定する。そして、この特定した画角でユーザの撮影を行うように撮影ユニット制御装部46に指示する。撮影ユニット制御部46は、制御情報特定部52からの指示に応じて撮影カメラ5aを制御する。
また、リフタ4の載置面の移動距離に応じて、撮影画像と合成するフレーム、スタンプあるいはクロマキー背景を選択する場合、本実施の形態に係る写真撮影プリント装置1は、以下のように構成することにより実現できる。
すなわち、リフタ4の載置面の移動距離(上昇量)と、現在の撮影カメラ5aの撮影可能な範囲との関係から、リフタ4の載置面の移動に応じて、載置面あるいは撮影室の天井を撮影してしまう範囲を予め調べ、この範囲を覆って隠すことが可能なフレーム、スタンプ、あるいはクロマキー背景を選択しておく。そして、このフレームあるいはスタンプの情報と、このリフタ4の載置面の移動距離との関係を示す情報をテーブル(不図示)として記憶装置16に記憶しておく。
このような前提において、リフタ4の載置面の移動距離に応じて、記憶装置16に記憶しているこのテーブルを参照して、制御情報特定部52が適切なフレームを特定する。そして、制御情報特定部52は、この特定したフレームと撮影されたユーザの画像とを合成するように不図示の編集処理部に指示する。一方、この制御情報特定部52からの指示に応じて、編集処理部が撮影カメラ5aを制御する。
また、本実施の形態に係る写真撮影プリント装置1は、上下方向における撮影カメラ5aの撮影方向の変更と、画角の変更と、採用するフレームまたはスタンプの選択とを適宜組み合わせてリフタ4の載置面や撮影室内の天井などが撮影画像として視認されないようにする構成であってもよい。
さらには、制御装置30における不図示の編集処理部によって、例えば、リフタ4の載置面または撮影室内の天井など、撮影された画像における不要な画像部分を除去するように構成されていてもよい。
なお、上記カーテン制御部42は、リフタ制御部43からの指示に応じて背景カーテン3の巻上げを制御する構成であった。しかしながら、撮影データテーブル61において、巻き上げられる背景カーテン3の大きさを示す情報が撮影場面ごとに記録されており、この撮影データテーブル61を参照し、選択された撮影場面に応じた背景カーテン3の巻き上げ量を制御情報特定部52が特定する。そして、この特定した情報をカーテン制御部42に送信し、該カーテン制御部42がこの情報に基づき、背景カーテン3を巻き上げるように背景支持装置14を制御する構成であってもよい。
すなわち、図8において示すように制御特定部52からカーテン制御部42に対して直接背景カーテン3の巻き上げ指示が送信され、この指示に応じて、カーテン制御部42は背景指示装置14を制御する。なお、この場合は、図8において示すリフタ制御部43からカーテン制御部42に向かう矢印の指示は行われないこととなる。
つまり、リフタ制御部43からの制御指示に応じて、カーテン制御部42が背景支持装置14の制御をおこなう場合は、制御特定部52からカーテン制御部42に向かう制御指示の流れを示す図8の矢印は不要である。逆に、制御特定部52からの制御指示に応じて、カーテン制御部42が背景支持装置14の制御をおこなう場合は、リフタ制御部43からカーテン制御部42に向かう制御指示の流れを示す図8の矢印は不要となる。
さらにはまた、上記カーテン制御部42は、リフタ制御部43からの指示に応じて背景カーテン3の巻上げを制御する構成であった。しかしながら、撮影データテーブル61において、巻き上げられる背景カーテン3の大きさを示す情報が撮影場面ごとに記録されており、この撮影データテーブル61を参照し、選択された撮影場面に応じた背景カーテン3の巻き上げ量を制御情報特定部52が特定する。そして、この特定した情報をカーテン制御部42に送信し、該カーテン制御部42がこの情報に基づき、背景カーテン3を巻き上げるように背景支持装置14を制御するとともに、リフタ4の移動量をリフタ制御部43に指示する構成であってもよい。
このように構成されている場合では、図8に示されるリフタ制御部43からカーテン制御部42に向かう制御指示の流れを示す矢印の代わりに、該矢印とは正反対の方向となる制御指示の流れを示す矢印が記録されることとなる。(なお、この矢印は図8において不図示)。
また、上記では、リフタ4の移動量に応じて、背景カーテン3および撮影カメラ5aそれぞれが連動して制御され上下方向に移動する構成であったが、リフタ4の移動量に応じてリフタ4が移動し、次いで背景カーテン3が移動し、最後にカメラの撮影方向が上下方向に移動させられるように構成されていてもよい。
また、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1は、選択された撮影場面に応じてリフタ4を上下方向に移動させるとともに、このリフタ4の移動に連動して撮影カメラ5aの撮影方向を変更し、さらに背景カーテン3の下端部71がリフタ4の載置面によって持ち上げられないように移動する構成であった。
しかしながら、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1は、ユーザにより直接入力されたリフタ4の載置面の移動量に応じて、背景カーテン3の下端部71の位置および撮影カメラ5aの撮影方向の角度を連動して変更させる構成であってもよい。
このように構成されている場合、以下のようにしてリフタ4の載置面の移動、背景カーテン3の巻上げ、および撮影カメラ5aの撮影方向の制御を連動させる。
すなわち、ユーザが撮影の前に、操作ボタン5cを操作して、リフタ4の載置面を上昇させる高さを直接設定する。この設定されたリフタ4の高さを示す位置情報を入力制御部51が受付け、制御情報特定部52に送信する。
制御情報特定部52では、入力制御部51を介して受信した位置情報に基づき、ユーザによって設定された位置までリフタ4の載置面を移動させるようにリフタ制御部43に指示する。この制御情報特定部52からの指示に応じて、リフタ制御部43は、リフタ4の載置面をユーザによって設定された高さまで移動させるように制御するとともに、カーテン制御部42に対して、リフタ4の載置面の移動に応じて背景カーテン3の下端部71を移動させるように指示する。
また、上記制御情報特定部52は、記憶装置16に記憶されている移動量テーブル63を参照して、ユーザによって設定されたリフタ4の載置面の高さ(上昇位置)に対応する撮影カメラ5aの撮影方向を特定する。そして、特定した撮影方向の情報を撮影ユニット制御部46に送信する。
撮影ユニット制御部46は、制御情報特定部52によって特定された撮影方向の情報に応じて、撮影カメラ5aの撮影方向を上下方向に移動させるように制御する。
以上のようにして、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1は、ユーザが設定したリフタ4の載置面の位置に応じて、撮影カメラ5aの上下方向における撮影方向の角度および背景カーテン3の下端部71の位置を連動させて変更させることができる。
また、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1は、以下に示すように、上下方向における撮影カメラ5aの撮影方向の変更に応じて、背景カーテン3およびリフタ4を連動させて移動させる構成であってもよい。
すなわち、上記写真撮影プリント装置1では、上記撮影ユニット制御部46が、上記撮影カメラ5aの撮影方向が上記ユーザの中心位置に向かうように上下方向に撮影装置を制御する。そして、上記制御情報特定部52が、上記撮影ユニット制御部46により制御された撮影カメラ5aの撮影方向の、該撮影カメラ5aの初期位置からの移動角度に基づき、リフタ4の上昇量を特定する。そして、この特定された上昇量に基づき、リフタ制御部43がリフタ4を上昇させるとともに、カーテン制御部42にリフタ4の移動量に応じて背景カーテン3の下端部71の位置を上昇させるように指示する。
一方、カーテン制御部42は、リフタ4からの指示に応じて、背景カーテン3の下端部71をリフタ4の載置面の上昇量分だけ上げるように背景指示装置14を制御する。
ただし、この構成では、写真撮影プリント装置1は、撮影カメラ5aの初期位置における撮影方向によってユーザが撮影されることを前提としている。また、この構成では写真撮影プリント装置1は、記憶装置16に撮影カメラ5aの初期位置からの撮影方向のずれを示す角度と、リフタ4の上昇量とを対応付けたテーブル(不図示)が記憶されている。
より具体的には、ユーザが表示モニタ5bを確認しながら、ユーザ自身の顔の中心が表示モニタ5b上の所定位置(中心位置)に一致するように、撮影カメラ5aの上下方向における撮影方向を変更させるように制御する。
なお、ユーザはこの撮影カメラ5aの撮影方向の変更を操作ボタン5cによって操作する。また、表示モニタ5bの所定位置とは、表示モニタ5bの表示画面上の所定位置であって、この所定位置は記号を表示させるなどユーザによって視認できるようになっている。
ユーザにより撮影カメラ5aの撮影方向が変更されると、撮影ユニット制御部46は、初期位置における撮影カメラ5aの撮影方向からのずれを示す、撮影カメラ5aの撮影方向の傾きを示す角度を制御情報特定部52に通知する。
制御情報特定部52は、撮影ユニット制御部46から受信した上記通知に基づき、記憶装置16を参照して、リフタ4の載置面の上昇量を特定する。そして、この特定した上昇量をリフタ制御部43に通知する。そして、リフタ制御部43は、この通知に基づき、リフタ4の載置面を上昇させるとともに、カーテン制御部42にリフタ4の載置面の上昇量に応じた距離だけ背景カーテン3の下端部を上昇させるように指示する。
この指示を受けて、カーテン制御部42は、背景支持装置14に背景カーテン3の下端部71を移動させるように制御する。
一方、撮影ユニット制御部46は、撮影方向が変更された撮影カメラ5aの傾きを初期位置に戻すように制御する。
以上のように、上記写真撮影プリント装置1では、撮影カメラ5aの撮影方向の、初期位置からのずれに応じて、リフタ4および背景カーテン3を連動させて移動させることができる。このため、さまざまな身長のユーザに対して、常に撮影カメラaの初期位置での撮影を可能とする。
なお、上記リフタ4の載置面の上昇可能な高さは、例えば図10に示すようにユーザの年齢に応じて決められていてもよい。このように、ユーザの年齢に応じてリフタ4の上昇可能な高さが決められている場合、リフタ4からの転落により負傷する危険性を低減することができる。なお、この場合、上記写真撮影プリント装置1は、ユーザに対して撮影開始前に操作ボタン5cによって自身の年齢を設定するように構成される。
また、このリフタ4の載置面の上昇可能な高さの設定は、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1が設置されている店舗ごとに設定される構成であることが好ましい。例えば、ユーザの多くを子供が占める店舗では、リフタ4が上昇可能な高さを他の店舗に設置されている写真撮影プリント装置1よりも低くなるように設定される。
以上のように、本実施形態の写真撮影プリント装置1の設置される店舗のユーザの年齢層に応じて、リフタ4が上昇可能な高さを変更できるように構成されていることにより、写真撮影プリント装置1の使用に係る安全性を向上させることができる。
また、上記では、選択された撮影場面に応じて、あるいはユーザによって設定されたリフタ4の移動量に応じて、リフタ4と撮影カメラ5aと背景カーテン3とが連動して移動する構成であった。これらリフタ4、撮影カメラ5a、背景カーテン3それぞれの連動を、例えば以下のようなゲームの中で行うこともできる。
すなわち、図11に示すように、ユーザが硬貨投入口9にお金を投入し、操作ボタン5cを操作してゲームの開始を選択する。このユーザからの指示を入力制御部51が受付け、表示制御部50は、ゲームの内容(例えば図11に示すようなクイズの画像)を表示させるように指示する。この指示に応じて、表示制御部50は、ゲームの内容を示す画像を記憶装置16から読みだし、表示モニタ5bに表示させる。
このように表示モニタ5b上に表示されたクイズに対してユーザが操作ボタン5cを操作して回答する。ここで、この回答が正解である場合は、例えば10センチ分だけ、リフタ4を上昇させる。もし誤りならば、リフタ4を10センチ分だけ下降させるものとする。
すなわち、表示されたクイズに対する応答としての、ユーザからの入力情報を入力制御部51が受付けると、制御情報特定部52にこの入力情報を送信する。制御情報特定部52では、受信した入力情報に基づき、記憶装置16に記憶されているクイズ情報(不図示)を参照して、ユーザからの入力情報の正誤を判定する。
そして、正解であると判定した場合は、制御情報特定部52は、リフタ制御部43に対して、リフタ4を10センチ上昇させるように指示する。この指示に応じて、リフタ制御部43は、リフタ4を10センチ上昇させるように制御するとともに、カーテン制御部42に対して背景カーテン3の下端部71を10センチ上昇させるように指示する。
そして、カーテン制御部42は、リフタ制御部43からの指示に応じて、背景支持装置14に対して背景カーテン3の下端部71を10センチ上昇させる。
また、制御情報特定部52は、正解であると判定した場合、移動量テーブル63を参照して、リフタ4の移動量(10センチ上昇)に対応する、撮影カメラ5aの撮影方向の変更位置を特定する。例えば、図9に示すように、リフタの高さが10センチ上昇した場合、撮影カメラ5aの撮影方向の角度は+2度となる。すなわち、現在の撮影方向から2度だけ上方向に撮影方向を変更させる。
一方、制御情報特定部52が不正解であると判定した場合は、リフタ制御部43に対して、リフタ4を10センチ下降させるように指示する。そしてリフタ制御部43は、この指示に応じてリフタ4を10センチ下降させるとともに、カーテン制御部42に背景カーテン3の下端部71を10センチ降下させるように指示する。この指示に応じてカーテン制御部42は、背景カーテン3の下端部71が10センチ下降させるように背景指示装置14を制御する。
また、制御情報特定部52は、不正解であると判定した場合、移動量テーブル63を参照して、リフタ4の移動量(10センチ下降)に対応する、撮影カメラ5aの撮影方向の変更位置を特定する。例えば、リフタの高さが10センチ下降した場合、撮影カメラの撮影方向の角度は−2度となるとする。この場合、現在の撮影方向から2度だけ下方向に撮影方向を変更させる。
以上のように、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1は、クイズなどのゲームの中でのユーザによる応答入力に応じて、背景カーテン3の下端部71の位置、リフタ4の位置、撮影カメラ5aの撮影方向を連動させて変更させることができる。このため、写真撮影プリント装置1は、当該写真撮影プリント装置1の利用における娯楽性を向上させることができる。
なお、上記では表示制御部50が、このゲームの内容を示す画像を表示モニタ5bに表示させる構成であったが、編集表示パネル6aに表示させるように構成されていてもよい。このように構成されている場合、ゲーム上におけるユーザの応答操作は、タッチペンで行うことができる。
また、本実施の形態に係る写真撮影プリント装置1は、上記したように、背景カーテン3の下端部71の位置、リフタ4の位置、および撮影カメラ5aの撮影方向をそれぞれ連動させて変更させることができる構成である。つまり、リフタ4によりユーザの撮影位置を変更させることができるとともに、変更された撮影位置に応じて背景カーテン3の下端部71の位置および撮影カメラ5aの撮影方向も連動して変更させることができる構成である。
このように、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1では、被写体であるユーザの撮影環境を多種多様に変化させることができる。そこで、リフタ4の位置に応じて図12に示すような撮影ポーズの指示表示を行ない、該リフタ4の位置に応じたポーズを取れるようにユーザをサポートする構成としてもよい。すなわち、図12に示すように被写体である2人のユーザのうち、一方のユーザはリフタ4の載置面上ではなくそのまま、撮影カメラ5aに対向するように床部70上に立ち、他方のユーザが一定の高さ上昇したリフタ4の載置面上に立っている。このような状態において、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1では、上記他方のユーザを載せたリフタ4の載置面の上昇量に応じて適切なポーズを提示することができる。
つまり、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1は、以下のようにして撮影ポーズをユーザに提示する。なお、この場合、前提として、記憶装置16に、リフタ4の載置面の移動量(上昇量)と、該移動量に対応するポーズ情報とが対応付けられているポーズ情報が予め記憶されているものとする。
すなわち、2人のユーザのうちいずれか一方からの入力指示に応じて、上記他方のユーザを載せたリフタ4の載置面を移動させたとする。この場合、リフタ4の移動に伴い、上記したように背景カーテン3の下端部71の位置と撮影カメラ5aの撮影方向の角度とが変更される。その一方で、制御情報特定部52は、特定したリフタ4の位置情報を表示制御部50にも送信する。この制御情報特定部52から受信したリフタ4の位置情報に基づき、表示制御部50は、記憶装置16に記憶されているポーズ情報(不図示)を参照して、適切なポーズを示す情報を取得し表示モニタ5bに表示させる。
以上のようにリフタ4の移動に伴い、表示モニタ5bにおいて表示させる画像データも連動させて変更させることができる。
なお上記したリフタ4は、図13に示すようにリフタ4の周囲に手擦り部72を設け、リフタ4上からユーザが転落しないように構成されていることが好ましい。このように、手擦り部72が設けられている場合、上昇しているリフタ4上のユーザは、この手擦り部72によってリフタ4上から床部70に転落することを防ぐができるため、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1を利用するユーザに対する安全性を向上させることができる。
さらには、上記リフタ4は、図14(a)の状態から図14(b)の状態となることによりユーザの位置を上昇させる構成であってもよい。すなわち、リフタ4は、初期位置では、図14(a)に示すように直方体形状をしており、該直方体形状の上面の高さは床部70と水平となる高さとなっている。
また、このリフタ4は、平面における縦横の寸法が異なる直方体が複数組み合わさって構成されており、このリフタ4は、上昇時において、平面の面積が小さくなる直方体がより上にくるようにピラミッド形状に段階的に上昇する。
このように平面の縦横の寸法が異なる直方体が組み合わされ、段階的に伸縮するように構成されることにより、上昇したリフタ4の側面にユーザを巻き込む危険が生じることを防止することができる。
なお、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1において、撮影室内に荷物置きスペースや荷物掛けフック等が設けられていてもよい。このように、撮影室内に荷物置きスペースが設けられている場合、ユーザは荷物を視界内に入れておくことができるので、置き引きを防止することができる。
また、写真撮影プリント装置1は、ユーザが現在使用中であることを表示するためのランプ等をさらに備えた構成であってもよい。なお、上記ランプを備える構成の場合、該ランプは、写真撮影プリント装置1の外側に配備され、ユーザ以外の第3者が写真プリント装置1の使用の有無を容易に確認できるように構成されていることが好ましい。
なお、上記実施形態の制御装置30の各部や上記した各処理ステップは、CPUなどの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行し、キーボードなどの入力手段、ディスプレイなどの出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信手段を制御することにより実現することができる。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態の制御装置30の各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置16としてプログラム読取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、上記プログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD/MO/MD/DVD等のディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
なお、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1では、背景カーテン3、リフタ4、および撮影カメラ5aそれぞれが連動して移動する構成であったが、連動して移動する部材はこれら3つに限定されるものではない。
例えば、リフタ4の載置面の上昇に応じて背景カーテン3のみが上昇する構成としてもよく、また、リフタ4の載置面の上昇に応じて撮影カメラ5aの撮影方向のみが変更される構成としてもよい。
あるいは、撮影カメラ5aの撮影に関する調整部分(例えばカメラの絞り、またはシャッタースピード等)もリフト4の移動に応じて調整されるように制御さる構成であってもよい。このように、撮影カメラ5aの撮影に関する調整部分もリフト4の移動に連動して制御される場合、被写体であるユーザをズレなく撮影することができる。
また、本実施形態では、背景カーテン3、リフタ4、および撮影カメラ5aは、それぞれ、カーテン制御部42、リフタ制御部43、および撮影ユニット制御部46によって制御される構成であったがこれに限定されるものではない。例えば、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1は、リフタ4の載置面を移動させる駆動装置(不図示)の動力を分配して背景カーテン3および/または撮影カメラ5aを連動して移動させるように構成してもよい。
また、本実施形態に係る写真撮影プリント装置1は、リフタ4によりユーザが上昇した後に、該ユーザの撮影が行われる構成であった。しかしながら、リフタ4によりユーザが移動している最中に該ユーザが撮影される構成であってもよい。
ただし、このように写真撮影プリント装置1が構成される場合、互いに連動する上記した背景カーテン3、リフタ4、および撮影カメラ5aは、互いに同じタイミングで始動しかつ相互に一定の関係を維持したまま移動するように制御される。
なお、上記一定の関係とは、例えば、背景カーテン3の下端部71とリフタ4の載置面との間の距離が一定に保たれたまま、両者が移動する関係である。あるいは、リフタ4の載置面の上昇速度と、撮影カメラ5aの撮影方向の変更速度とが一致する、すなわち、上記撮影方向が、リフタ4により上昇しているユーザの所定位置を常に差す関係である。
また、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
昇降装置の載置面の上下方向における移動に応じて、背景カーテン部材を移動させることができる。このため、昇降装置によって被写体を移動させるとともに、背景カーテン部材や、他の撮影を効果的とする部材とを組み合わせて撮影を行う用途に広く適用できる。
1 写真撮影プリント装置(撮影装置)
2 本体装置
3 背景カーテン(背景カーテン部材)
4 リフタ(昇降装置)
5 撮影ユニット
5a 撮影カメラ(撮影カメラ部)
16 記憶装置
30 制御装置
42 カーテン制御部(背景カーテン制御手段)
43 リフタ制御部(昇降装置制御手段)
46 撮影ユニット制御部(撮影制御手段)
52 制御情報特定部(特定手段)
61 撮影データテーブル(撮影場面情報)
2 本体装置
3 背景カーテン(背景カーテン部材)
4 リフタ(昇降装置)
5 撮影ユニット
5a 撮影カメラ(撮影カメラ部)
16 記憶装置
30 制御装置
42 カーテン制御部(背景カーテン制御手段)
43 リフタ制御部(昇降装置制御手段)
46 撮影ユニット制御部(撮影制御手段)
52 制御情報特定部(特定手段)
61 撮影データテーブル(撮影場面情報)
Claims (8)
- 被写体を載置する載置面を上下方向に移動させる昇降装置と、
撮影時に上記被写体の背景となる背景カーテン部材とを備え、
上記昇降装置の載置面と、上記背景カーテン部材とを連動させて上下方向に移動させることを特徴とする撮影装置。 - 上記昇降装置の載置面の上下方向における移動を制御する昇降装置制御手段と、
上記背景カーテン部材の上下方向における移動を制御する背景カーテン制御手段とを備え、
上記昇降装置制御手段による昇降装置の載置面の移動に連動して、上記背景カーテン制御手段が背景カーテン部材を移動させることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。 - 上記昇降装置の載置面の移動指示を示す指示情報を受け付け、該載置面の上下方向における移動量を特定する特定手段をさらに備え、
上記特定手段によって特定された上記移動量に基づき、上記昇降装置の載置面と背景カーテン部材とを連動させて上下方向に移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。 - 上記被写体を撮影するための撮影カメラ部による撮影方向を制御する撮影制御手段をさらに備え、
上記撮影制御手段が、上記特定手段によって特定された上記移動量に基づき、上記撮影カメラ部による撮影方向を制御することを特徴とする請求項2または3に記載の撮影装置。 - 上記背景カーテン部材を巻き上げたり、巻き上げた該背景カーテン部材を垂れ下がらせたりすることにより、背景カーテン部材を上下方向に移動させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮影装置。
- 被写体を載置する載置面を上下方向に移動させる昇降装置と、
撮影時に上記被写体の背景となる背景カーテン部材とを備えた撮影装置を制御する方法であって、
上記昇降装置の載置面と、上記背景カーテン部材とを連動させて上下方向に移動させることを特徴とする撮影装置の制御方法。 - 請求項2に記載の撮影装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための撮影装置の制御プログラム。
- 請求項7に記載の撮影装置の制御プログラムを記録したコンピュータの読取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005109208A JP2006292790A (ja) | 2005-04-05 | 2005-04-05 | 撮影装置、撮影装置の制御方法、撮影装置の制御プログラム、および撮影装置の制御プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005109208A JP2006292790A (ja) | 2005-04-05 | 2005-04-05 | 撮影装置、撮影装置の制御方法、撮影装置の制御プログラム、および撮影装置の制御プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006292790A true JP2006292790A (ja) | 2006-10-26 |
Family
ID=37413466
Family Applications (1)
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JP2005109208A Pending JP2006292790A (ja) | 2005-04-05 | 2005-04-05 | 撮影装置、撮影装置の制御方法、撮影装置の制御プログラム、および撮影装置の制御プログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006292790A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009058723A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Furyu Kk | 写真撮影編集方法および写真撮影編集装置 |
-
2005
- 2005-04-05 JP JP2005109208A patent/JP2006292790A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009058723A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-03-19 | Furyu Kk | 写真撮影編集方法および写真撮影編集装置 |
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