JP2006292323A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気調和機において、制御基板から発生するノイズを安価に抑制し、また耐外来ノイズ性を向上させること。
【解決手段】銅やアルミニウムなど金属により構成され電源コードのアース線2や屋外のアース端子と接続することによりアース電位を持つ熱交換器7と、空気調和機を駆動させるための電子部品同士を接続する銅箔5など導電性のパターンとACラインや機能部品を接続する絶縁被覆を有するリード線を含む制御基板1とによって構成される空気調和機において、制御基板上には、アース電位を持つ前記熱交換器に接続するための絶縁被覆を有するリード線とそのリード線と同電位のパターン3がノイズ源となる電子部品4に隣接するように配線したものである。
【選択図】図1
【解決手段】銅やアルミニウムなど金属により構成され電源コードのアース線2や屋外のアース端子と接続することによりアース電位を持つ熱交換器7と、空気調和機を駆動させるための電子部品同士を接続する銅箔5など導電性のパターンとACラインや機能部品を接続する絶縁被覆を有するリード線を含む制御基板1とによって構成される空気調和機において、制御基板上には、アース電位を持つ前記熱交換器に接続するための絶縁被覆を有するリード線とそのリード線と同電位のパターン3がノイズ源となる電子部品4に隣接するように配線したものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和機において制御基板から発生するノイズを抑制し、また耐外来ノイズ性を向上させるものである。
従来、この種の空気調和機は、室内機及び室外機に内蔵される熱交換機を銅等により構成される接続配管で接続し、また前記熱交換器と室内機または室外機側のアース電位を持つ電源コードのアース線を接続する、または室外機筐体をアース棒等でアース電位に接続し、室外機筐体と室外熱交換器とを接続することにより、前記熱交換器にアース電位を持たせていた。空気調和機の室内機及び室外機の少なくとも片方には、圧縮機やファンモータ等を駆動するための制御基板が存在し、前記制御基板は、通常外来物からの保護などのため難燃性の樹脂で構成される電装ボックスに納められている。近年の制御基板にはインバータ駆動装置など高機能の電子部品が搭載されており、外来ノイズによる影響による誤動作や電子部品から発生するノイズによっては他の機器に影響するほど高レベルになることがあり、これらのノイズをシールドすることが求められるものもある。
これらのノイズの影響を回避するため、制御基板を内蔵する電装ボックスに金属または導電性を有する樹脂材料で構成し、熱交換器と前記電装ボックスとをリード線で相互接続することにより制御基板から発生するノイズや外来ノイズを電装ボックスに浮遊容量を介して吸収させ、シールドすることが行われてきた。(例えば、特許文献1参照)。
図3は、特許文献1に記載された従来のノイズ抑制機能付き電装ボックスを示すものである。図3に示すように、アース電位を持つ熱交換器7と、ノイズ源となる電子部品4を含む制御基板1を搭載した金属または導電性を有する樹脂材料で構成された電装ボックス9と、熱交換器と同電位を持つアース線ビス止め金具8と電装ボックスと同電位を持つアース線ビス止め金具10を相互接続するアース線2から構成されている。
特開2000−124653号公報
しかしながら,前記従来の構成では電装ボックス9に金属または導電性を有する樹脂材料を用いることから、本来この種の電装ボックス6に用いられる難燃性の樹脂のみを用いることに対し、高コストとなるという課題を有していた。また、電装ボックスがアース電位を持つことにより制御基板1の近傍にアース電位をもつ物体が存在することから、ライン−アース間に生じる外来ラインノイズやサージに対して誤動作が生じることや、制御基板上の電子部品またははんだ部と電装ボックスの導電性材料部との間で放電が生じ、制御基板1の誤動作または破壊が生じるという課題も有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、低コストでかつ外来ノイズやサージからの影響を最小限に抑えながら、制御基板から発生するノイズを抑制した空気調和機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、電源コードのアース線や屋外のアース端子と接続することによりアース電位を持つ熱交換器と、導電性のパターンとACラインや機能部品を接続する絶縁被覆を有するリード線を含む制御基板とによって構成される空気調和機において、前記制御基板上には前記熱交換器に接続するための絶縁被
覆を有するリード線とそのリード線と同電位のパターンがノイズ源となる電子部品に隣接するように配線したものである。
覆を有するリード線とそのリード線と同電位のパターンがノイズ源となる電子部品に隣接するように配線したものである。
これによって、ノイズ源となる電子部品のごく近傍にアース電位を持つパターンが存在することとなり、ノイズ源となる電子部品から発生するノイズ成分が、電子部品と前記パターン間の浮遊容量を介して前記パターンへ流入し、熱交換器へノイズを吸収させることが可能となる。また、外来ノイズについてもアース電位を持つパターンに吸収させ、熱交換器へノイズを逃がすことが可能となる。
本発明の空気調和機は、ノイズ源となる電子部品から発生するノイズ成分が、電子部品と前記パターン間の浮遊容量を介して前記パターンへ流入し、熱交換器へ逃げることにより、従来ではノイズ源となる電子部品の影響からライン−アース間に発生したノイズ成分を、電装ボックスに導電性の材料を用いる場合と比較して低コストで減少させることができる。また、外来ノイズに対してもパターンに吸収させ、熱交換器へノイズを吸収させることから低コストで耐外来ノイズ性を高めることができる。
第1の発明は、電源コードのアース線や屋外のアース端子と接続することによりアース電位を持つ熱交換器と、導電性のパターンと充電部や機能部品を接続する絶縁被覆を有するリード線を含む制御基板とによって構成される空気調和機において、前記制御基板上には熱交換器に接続するための絶縁被覆を有するリード線とそのリード線と同電位のパターンがノイズ源となる電子部品に隣接するように配線させることにより、ノイズ源となる電子部品のごく近傍にアース電位を持つパターンが存在することとなり、ノイズ源となる電子部品から発生するノイズ成分が、電子部品と前記パターン間の浮遊容量を介して前記パターンへ流入し、熱交換器へノイズを吸収させることが可能となり、従来ではノイズ源となる電子部品の影響からライン−アース間に発生したノイズ成分を電装ボックスに導電性の材料を用いる場合と比較して低コストで減少させることができる。
また、外来ノイズに対してもパターンに吸収させ、熱交換器へノイズを吸収させることから低コストで耐外来ノイズ性を高めることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のノイズ源となる電子部品へアース電位を持つパターンと同電位の金属または導電性のある樹脂材料によって覆うことにより空間内にシールドすることにより、電子部品から発生するノイズが不特定な指向性を持つ場合にもアース電位へのバイパス路を設けることが可能となり、ライン−アース間発生ノイズ成分を減少させる効果を高めることができる。また、外来ノイズに対してもシールド性が向上することから、耐外来ノイズ性を高めることができる。
第3の発明は、特に第1または第2の発明の制御基板で、アース電位をもつパターンには、ACラインとの間にコンデンサを挿入可能なランドを設け、ライン−アース間のYコンデンサとして機能することも可能とすることにより、発生ノイズや外来ノイズの影響からライン−アース間のYコンデンサが必要な機種に対しても対応することができ、機種による最適なノイズフィルタ構成を同一の制御基板で行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和機の制御基板の構造図を示すものであ
る。また、図2は前記制御基板が空気調和機の室内機に搭載されている構造図を示すものである。
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和機の制御基板の構造図を示すものであ
る。また、図2は前記制御基板が空気調和機の室内機に搭載されている構造図を示すものである。
図1において、制御基板1には、銅やアルミニウムなどの金属により構成され、電源コードのアース線または屋外のアース端子(図示せず)と接続することによりアース電位を持つ熱交換器7と接続するための絶縁被覆を有するリード線であるアース線2がはんだ付けすることにより接続可能なランド5が備えられており、空気調和機を駆動させるための電子部品同士を接続する銅箔などの導電性パターン(図示せず)とは別に、前記ランド5からはノイズ源となる電子部品4の近傍に向かって前記アース線2と同電位の導電性パターン3が配線され,導電性のパターン3とACラインまたは機能部品(図示せず)を接続する絶縁被覆を有するリード線(図示せず)が含まれている。図2において、ノイズ源となる電子部品4を含む制御基板1は難燃性の樹脂で構成された電装ボックス内6に搭載されており、ランド5にはんだ付け接続されたアース線2の先端は熱交換器7と同電位のビス止め金具8によってビス止めされ接続されている。以上のように構成された空気調和機について、以下その動作、作用を説明する。
空気調和機を運転開始させることにより、空気調和機の室内制御基板1は動作を開始し、ノイズ源となる電子部品4も動作を開始する。本来であれば電子部品4から発生するノイズは空気中を伝搬するか、ACラインを通じて電源コードを通じライン−アース間のノイズとして出力されてしまう。しかし本実施の形態おいて電子部品4から発生するノイズは、図1上のノイズ源となる電子部品4の近傍に向かって配線されているパターン3との浮遊容量によりアース電位へ吸収させることが可能となる。この近傍に配線された浮遊容量によるバイパス経路が形成されることにより、空気中を伝搬するか、電源コードや通信線のACラインを通じてライン−アース間に出力されるノイズを抑制することが可能となる。また、外来ノイズに対してもパターン3に吸収させ、熱交換器7へノイズを吸収させることから低コストで耐外来ノイズ性を高めることが可能となる。
尚、本実施の形態の図1では、ノイズ源となる電子部品4の近傍のパターン3は2辺のみでほぼ直行としているが、辺数や引き回しの角度等に制約は無く不規則な形状でも構わず、さらに周囲を閉ループで囲むことにより、よりバイパス及びシールド効果を発揮することができる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、低コストでかつ耐ノイズ性や耐サージ性を損なうこと無く発生ノイズを低減することが可能となるので、空気調和機と同様に筐体がアース電位に接続される電子レンジ等の用途にも適用できる。
1 制御基板
2 アース線
3 制御基板上におけるノイズ源となる電子部品近傍に配線されたパターン
4 ノイズ源となる電子部品
5 アース線とパターンを接続するランド
6 難燃性樹脂で構成された電装ボックス
7 室内熱交換器
8 熱交換器と同電位を持つアース線ビス止め金具
9 金属及び導電性の樹脂で構成される電装ボックス
10 電装ボックスと同電位を持つアース線ビス止め金具
2 アース線
3 制御基板上におけるノイズ源となる電子部品近傍に配線されたパターン
4 ノイズ源となる電子部品
5 アース線とパターンを接続するランド
6 難燃性樹脂で構成された電装ボックス
7 室内熱交換器
8 熱交換器と同電位を持つアース線ビス止め金具
9 金属及び導電性の樹脂で構成される電装ボックス
10 電装ボックスと同電位を持つアース線ビス止め金具
Claims (3)
- 電源コードのアース線または屋外のアース端子と接続することによりアース電位を持つ熱交換器と、導電性のパターンとACラインまたは機能部品を接続する絶縁被覆を有するリード線を含む制御基板とによって構成される空気調和機において、前記制御基板上には前記熱交換器に接続するための絶縁被覆を有するリード線と該リード線と同電位の導電性のパターンが、ノイズ源となる電子部品に隣接するように配線されていることを特徴とする空気調和機。
- ノイズ源となる電子部品は、アース電位を持つパターンと同電位の金属または導電性のある樹脂材料によって覆うことによりシールドすることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 制御基板は、アース電位をもつ前記パターンにACラインとの間にコンデンサを挿入可能なランドを設けることにより、ライン−アース間のYコンデンサとして機能することが可能なことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005116860A JP2006292323A (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005116860A JP2006292323A (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006292323A true JP2006292323A (ja) | 2006-10-26 |
Family
ID=37413067
Family Applications (1)
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JP2005116860A Pending JP2006292323A (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | 空気調和機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006292323A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011043075A1 (ja) * | 2009-10-09 | 2011-04-14 | パナソニック株式会社 | 空気調和機 |
CN103017261A (zh) * | 2011-09-20 | 2013-04-03 | 松下电器产业株式会社 | 空调机 |
JP2016100826A (ja) * | 2014-11-25 | 2016-05-30 | デバイス株式会社 | ノイズキャンセラ装置 |
WO2019026205A1 (ja) * | 2017-08-02 | 2019-02-07 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機 |
-
2005
- 2005-04-14 JP JP2005116860A patent/JP2006292323A/ja active Pending
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JPWO2011043075A1 (ja) * | 2009-10-09 | 2013-03-04 | パナソニック株式会社 | 空気調和機 |
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EP2573477A3 (en) * | 2011-09-20 | 2015-10-21 | Panasonic Corporation | Air conditioner |
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