JP2006291565A - 既設埋設管破砕用カッタヘッド - Google Patents

既設埋設管破砕用カッタヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP2006291565A
JP2006291565A JP2005113569A JP2005113569A JP2006291565A JP 2006291565 A JP2006291565 A JP 2006291565A JP 2005113569 A JP2005113569 A JP 2005113569A JP 2005113569 A JP2005113569 A JP 2005113569A JP 2006291565 A JP2006291565 A JP 2006291565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
columnar
face plate
buried pipe
gap
cutter head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005113569A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyasu Akiba
葉 利 康 秋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Kizai Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kizai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Kizai Co Ltd filed Critical Sanwa Kizai Co Ltd
Priority to JP2005113569A priority Critical patent/JP2006291565A/ja
Publication of JP2006291565A publication Critical patent/JP2006291565A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 コンクリートおよび鉄筋から成る既設埋設管を効率よく破砕できるとともに、その構造が簡単で小型に構成できる既設埋設管破砕用カッタヘッドを提供する。
【解決手段】 本発明のカッタヘッド10においては、柱状掘削ビット12の切刃12bが既設埋設管に食い込んでそのコンクリート部分を破砕しつつ、鉄筋を露出させてその切刃12bの両側に押しのける。次いで、柱状掘削ビット12の切刃12bよりも面板11に近い側でかつ面板11の回転方向の後側に配設されている平型カッタ13の切刃13bが露出した鉄筋に食い込んでこれを切断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地中に埋設されて老朽化した既設埋設管を新しい埋設管に更新する際に既設埋設管を破砕するために用いるカッタヘッドに関し、より詳しくは、コンクリートおよび補強用の鉄筋から成る既設埋設管を効率よく破砕できるように改良されたカッタヘッドに関する。
上下水道等を含む各種用途に供される地中埋設管は、経年変化によって老朽化が進むため、適切な時期に新しい埋設管(更新管)に交換する必要がある。
この場合、既設埋設管が埋設されている個所の地盤を地表面から開削して既設埋設管を掘り出した後に新たな管を吊り込んで埋設し直す方法、あるいは図10に示したように地表面に掘設した立坑から水平方向に掘進しつつ既設埋設管を撤去して更新管に交換する方法が用いられる。
図10に示した従来の既設埋設管更新方法においては、既設埋設管1を更新管2に交換するべく地表面Gに発進坑3を掘設するとともに、この発進坑3の底部に推進機4を設置する。
そして、推進機4の駆動モータおよび減速機5によってスクリュコンベア6およびその先端に設けられているカッタヘッド7を一体に回転駆動し、カッタヘッド7の前面に突設されている掘削ビット8により既設埋設管1を破砕しつつその周囲の地盤を掘削する。
そして、破砕した既設埋設管1の破片および掘削した周囲の地盤の土砂は、スクリュコンベア6およびケーシング9によって搬送し、発進坑3側に取り出してから地表面G側に除去する。
これと同時に、推進機4によってスクリュコンベア6,カッタヘッド7および更新管2を前方に一体に推進し、既設埋設管1を更新管2に順次交換する。
ところで、既設埋設管1がコンクリートおよび補強用の鉄筋から成る場合には、コンクリートの破砕と補強用鉄筋の切断を効率よく行う必要がある。
そこで、下記特許文献1に記載されている「既設埋設管敷設替え用シールド機」は、コンクリートを破砕するためのローラビットと、鉄筋を切断するための高速カッタとを備えている。
また、下記特許文献2に記載されている「コンクリート管破砕用カッタヘッド」は、ローラカッタ、ディスクカッタおよびカッタビットを備え、これらのカッタによってコンクリートを破砕しつつ鉄筋を切断するようになっている。
特開平9−296687号公報 特開平10−88974号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている「既設埋設管敷設替え用シールド機」は、鉄筋を切断するための高速カッタを油圧モータによって回転駆動するものであり、その構造が複雑になっている。
また、上記特許文献2に記載されている「コンクリート管破砕用カッタヘッド」は、ローラカッタ,ディスクカッタおよびカッタビットを多数用いるものであり、その構造が複雑になっている。
そこで本発明の目的は、コンクリートおよび鉄筋から成る既設埋設管を効率よく破砕できるばかりでなく、その構造が簡単で小型に構成することができる既設埋設管破砕用カッタヘッドを提供することにある。
上記の課題を解決するための請求項1に記載した手段は、
既設埋設管を新しい埋設管に更新する際に前記既設埋設管を破砕するために用いられるカッタヘッドであって、
その軸線の回りに回転駆動される円板状の面板と、
前記既設埋設管に向かって突出するように前記面板に突設された柱状部分、およびこの柱状部分の先端に形成されて前記軸線の方向に延びる切刃を有する、前記既設埋設管のコンクリート部分を破砕するための柱状掘削ビットと、
前記柱状掘削ビットの柱状部分に隣接するように前記面板上に固定された板状の本体部分、およびこの本体部分のうち前記面板の回転方向の前端に形成されて前記面板の半径方向に延びる切刃を有する、前記柱状掘削ビットが露出させた前記既設埋設管の補強用鉄筋を切断するための平型カッタと、を備え、
前記平型カッタの切刃は、前記柱状掘削ビットの切刃よりも前記面板に近く、かつ前記柱状掘削ビットの切刃よりも前記面板の回転方向の後側の位置に配置されていることを特徴とする。
すなわち、請求項1に記載した既設埋設管破砕用カッタヘッドを用いて既設埋設管を破砕するときには、面板を回転駆動してその軸線の回りに回転させつつ、柱状掘削ビットおよび平型カッタを既設埋設管の先端に押し付ける。
すると、まず最初に、柱状掘削ビットの切刃が既設埋設管に食い込んでそのコンクリート部分を破砕しつつ、鉄筋を露出させてその切刃の両側に押しのける。
次いで、柱状掘削ビットの切刃よりも面板側でかつ面板の回転方向後側に配設されている平型カッタの切刃が露出した鉄筋に食い込んでこれを切断する。
したがって、柱状掘削ビットと平型カッタとを組み合わせた簡単かつ小型な構造でありながら、コンクリート部分および補強用鉄筋から成る既設埋設管を効率よく破砕することができる。
また、請求項2に記載した手段は、請求項1に記載した既設埋設管破砕用カッタヘッドにおいて、前記柱状掘削ビットの柱状部分が、露出させた鉄筋を前記平型カッタの切刃に案内する案内部を有することを特徴とする。
なお、柱状掘削ビットの柱状部分の基端側ほど平型カッタの切刃に近づくように、面板の表面に対して柱状部分を傾斜させることにより、柱状部分そのものを案内部として用いることができる。
さらに、柱状掘削ビットの柱状部分の基端側ほど隣接する柱状掘削ビットに接近するようにその側面を傾斜させることにより、柱状部分の側面を案内部として用いることができる。
すなわち、請求項2に記載した既設埋設管破砕用カッタヘッドにおいては、柱状掘削ビットの切刃によって露出させられ、かつその切刃の両側に押しのけられた鉄筋が、柱状掘削ビットの柱状部分の案内部によって平型カッタの切刃に案内されるから、平型カッタの切刃によって鉄筋を確実に切断することができる。
また、請求項3に記載した手段は、請求項1または2に記載した既設埋設管破砕用カッタヘッドにおいて、
前記柱状掘削ビットが互いに隙間を開けるように前記面板の半径方向に複数並設され、 かつ前記平型カッタの切刃が前記隙間に対して前記面板の回転方向の後側に配設されていることを特徴とする。
すなわち、請求項3に記載した既設埋設管破砕用カッタヘッドにおいては、柱状掘削ビットの切刃によって露出させられ、かつその切刃の両側に押しのけられた鉄筋が、柱状掘削ビット同士の間の隙間内に入り込んで半径方向に位置決めされながら平型カッタの切刃に案内されるから、平型カッタの切刃によって鉄筋を確実に切断することができる。
また、請求項4に記載した手段は、請求項1または2に記載した既設埋設管破砕用カッタヘッドにおいて、
前記柱状掘削ビットが、互いに隙間を開けるように前記面板の半径方向に複数並設された第1組の柱状掘削ビットと、前記第1組の柱状掘削ビットに対し前記面板の回転方向の後側において互いに隙間を開けるように前記面板の半径方向に複数並設された第2組の柱状掘削ビットとを有し、
前記第2組の柱状掘削ビットの隙間が前記第1組の柱状掘削ビットの隙間に対し前記面板の回転方向の後側に配設されており、
かつ前記平型カッタの切刃が前記第2組の柱状掘削ビットの隙間に対し前記面板の回転方向の後側に配設されていることを特徴とする。
すなわち、請求項4に記載した既設埋設管破砕用カッタヘッドにおいては、第1組の柱状掘削ビットの切刃によって露出させられてその両側に押しのけられた鉄筋が、第2組の柱状掘削ビット同士の間の隙間内に入り込んで半径方向に位置決めされる。
そして、第2組の柱状掘削ビット同士の間の隙間内で半径方向に位置決めされている鉄筋を平型カッタの切刃が切断するから、鉄筋が平型カッタの切刃から半径方向に逃げることはなく、鉄筋を確実に切断することができる。
また、請求項5に記載した手段は、請求項4に記載した既設埋設管破砕用カッタヘッドにおいて、
前記第2組の柱状掘削ビットの隙間が、前記第1組の柱状掘削ビットの隙間よりも狭いことを特徴とする。
すなわち、請求項5に記載した既設埋設管破砕用カッタヘッドにおいては、第2組の柱状掘削ビット同士の間の狭い隙間内において鉄筋が半径方向に位置決めされるから、平型カッタの切刃が鉄筋を切断するときにおける鉄筋の半径方向のぶれを小さくすることができ、より一層確実に鉄筋を切断することができる。
すなわち、本発明によれば、コンクリートおよび鉄筋から構成されている既設埋設管を効率よく破砕できるばかりでなく、その構造が簡単で小型な既設埋設管破砕用カッタヘッドを提供することができる。
以下、図1乃至図9を参照し、本発明の既設埋設管破砕用カッタヘッドの各実施形態について詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、前述した従来技術を含めて同一の部分には同一の参照符号を用いて重複した説明を省略する。
第1実施形態
まず最初に図1乃至図4を参照し、第1実施形態の既設埋設管破砕用ヘッドカッタについて詳細に説明する。
図1および図2に示したカッタヘッド10は、図10に示した従来のヘッドカッタ7と同様にスクリュコンベア6の前端に取り付けられ、推進機4の駆動モータおよび減速機5によって一体に回転駆動される。
このカッタヘッド10は、その軸線の回りに回転駆動される厚板円板状の面板11と、この面板11の前面に取り付けられた合計6本の柱状掘削ビット12、および合計4個の平型カッタ13を備え、さらに面板11には破砕された既設埋設管1の破片および掘削された土砂をスクリュコンベア6側に通過させる複数の排出孔14が貫設されている。
柱状掘削ビット12は、面板11の前面に垂設されて既設埋設管側に延びる柱状部分12aと、この柱状部分12aの先端に形成されて面板11の軸線方向に延びる切刃12bとを有している。
本第1実施形態においては、互いに隙間を開けるように半径方向に並設された3本の柱状掘削ビット12が、面板11の中心に対して一方の側および他方の側で、面板11の直径方向に並ぶように配置されている。
平型カッタ13は、柱状掘削ビット12の柱状部分12aに隣接するように面板11の前面に固定された厚板状の本体部分13aと、この本体部分13aのうち面板11が回転する方向の前端に形成されて面板11の半径方向に延びる切刃13bとを有している。
本第1実施形態においては、互いに隙間を開けるように半径方向に並設された2つの平型カッタ13が、面板11の中心に対して一方の側および他方の側で、面板11の直径方向に並ぶように配置されている。
また、図2(b)から明らかなように、平型カッタ13の切刃13bは、柱状掘削ビット12の切刃12bよりも面板11に近い位置に配置されている。
さらに、図1および図2(a)から明らかなように、平型カッタ13の切刃13bは、柱状掘削ビット12の切刃12bに対し面板11の回転方向の後側に配置されている。
本第1実施形態のカッタヘッド10を用いて既設埋設管1を破砕するときには、推進機4の駆動モータおよび減速機5によってスクリュコンベア6と一体に面板11をその軸線の回りに回転させつつ、推進機4によって柱状掘削ビット12および平型カッタ13を既設埋設管1の先端に押圧する。
すると、図3に示したように、まず最初に柱状掘削ビット12の鋭角に形成された切刃12bが既設埋設管1に食い込んで、そのコンクリート部分を破砕しつつ、鉄筋1a,1bを露出させて切刃12bの両側に押しのける。
次いで、平型カッタ13の切刃13bが露出した鉄筋1a,1bを切断する。
このとき、図4に示したように、柱状掘削ビット12によって露出させられ、かつその切刃12bの両側に押しのけられた鉄筋1a,1bは、面板11の半径方向(図示上下方向)に並ぶように配設されている柱状掘削ビット12同士の間の隙間C1内に入り込んで半径方向に位置決めされる。
これにより、鉄筋1a,1bの半径方向の位置ずれを最小限に抑えることができるから、鉄筋1a,1bが平型カッタ13の切刃13bから大きく逃げることはなく、切刃13bによってこれらの鉄筋1a,1bを効率よく切断することができる。
次に、図5および図6を参照し、第1実施形態のカッタヘッド10の変形例について説明する。
図5に示した変形例においては、柱状掘削ビット12の柱状部分12aが面板11の表面に対して垂直ではなく、その基端側ほど平型カッタ13の切刃13bに接近するように傾斜している。
これにより、柱状掘削ビット12の切刃12bによって露出させられてその両側に押しのけられた鉄筋1a,1bは、柱状部分12aの側面(案内部)12cによって案内されつつ、平型カッタ13の切刃13bに向かう。
加えて、図6に示した変形例においては、柱状掘削ビット12の柱状部分12aの断面形状が一定ではなく、その基端側ほど隣接する柱状掘削ビット12に接近するようにその側面(案内部)12cが傾斜している。
これにより、柱状掘削ビット12の切刃12bによって露出させられてその両側に押しのけられた鉄筋1a,1bは、隣接する柱状掘削ビット12の側面(案内部)12cによって面板11の半径方向に挟まれつつ、平型カッタ13の切刃13bに向かう。
すなわち、これらの変形例のカッタヘッドにおいては、柱状掘削ビット12によって露出させられてその切刃12bの両側に押しのけられた鉄筋1a,1bについて、その半径方向位置をより正確に位置決めすることができるから、平型カッタ13の切刃13bによって鉄筋1a,1bを確実に切断することができる。
第2実施形態
次に、図7を参照して第2実施形態のカッタヘッドについて説明する。
第2実施形態のカッタヘッド20においては、面板21の前面に、3本の柱状掘削ビット22を1組とする合計3組の柱状掘削ビット22が、面板21の回転方向に120度ずつの間隔を開けて配置されている。
また、2個の平型カッタ23を1組とする合計3組の平型カッタ23が、面板21の回転方向に120度ずつの間隔を開けて配置されている。
さらに、面板21のうち、各組の柱状掘削ビット22と平型カッタ23との間の部分には、破砕された既設埋設管1の破片および掘削された土砂をスクリュコンベア6側に通過させるための複数の排出孔24が貫設されている。
すなわち、本第2実施形態のカッタヘッド20においては、面板21の回転方向における柱状掘削ビット22の柱状部分と平型カッタ23の切刃との間の間隔が狭められているから、露出させた鉄筋1a,1bを半径方向に位置決めしつつ平型カッタ23の切刃に向かって案内する精度をより高めることができる。
なお、本第2実施形態においては、3組ずつの柱状掘削ビット22および平型カッタ23を配設しているが、さらに多くの組の柱状掘削ビット22および平型カッタ23を用いることもできる。
第3実施形態
次に、図8を参照して第3実施形態のカッタヘッドについて説明する。
第3実施形態のカッタヘッド30は、それぞれ面板31の直径方向に並ぶように配設された第1組の柱状掘削ビット,第2組の柱状掘削ビット、および平型カッタの組を備えている。
第1組の柱状掘削ビットは、互いに隙間C1を開けるように面板31の半径方向に並設された3本の柱状掘削ビット32を、面板31の中心に対して一方の側および他方の側にそれぞれ配置して面板31の直径方向に並ぶように配設したものである。
同様に、第2組の柱状掘削ビットは、第1組の柱状掘削ビットに対し面板31の回転方向の後側において、互いに隙間C2を開けるように面板31の半径方向に並設された3本の柱状掘削ビット33を、面板31の中心に対して一方の側および他方の側にそれぞれ配置して面板31の直径方向に並ぶように配設したものである。
そして、平型カッタの組は、第2組の柱状掘削ビットに対し面板31の回転方向の後側において、面板31の半径方向に並設された2個の平型カッタ34を、面板31の中心に対して一方の側および他方の側にそれぞれ配置して面板31の直径方向に並ぶように配設したものである。
さらに、面板31のうち、各組の柱状掘削ビットおよび平型カッタの間の部分には、破砕された既設埋設管1の破片および掘削された土砂をスクリュコンベア6側に通過させるための複数の排出孔35が貫設されている。
加えて、第2組の柱状掘削ビットの各隙間C2は、第1組の柱状掘削ビットの各隙間C1に対して面板31の回転方向の後側に配設されている。
また、各平型カッタ34の切刃34aは、第2組の柱状掘削ビットの隙間C2に対し面板31の回転方向の後側に配設されている。
さらに、第2組の柱状掘削ビットの隙間C2は、第1組の柱状掘削ビットの隙間C1よりも狭く設定されている。
すなわち、本第3実施形態のカッタヘッド30においては、第1組の柱状掘削ビット32の切刃によって露出させられてその両側に押しのけられた鉄筋1a,1bが、第2組の柱状掘削ビット33の間の隙間C2内に入り込んで半径方向に位置決めされる。
そして、第2組の柱状掘削ビット33の間の隙間C2内において半径方向に位置決めされている鉄筋1a,1bを平型カッタ34の切刃34aが切断するから、鉄筋1a,1bが平型カッタ34の切刃34aから半径方向に逃げることはなく、切刃34aによって鉄筋1a,1bを確実に切断することができる。
このとき、本第3実施形態のカッタヘッド30においては、第1組の柱状掘削ビット32の間の隙間C1が大きく、第2組の柱状掘削ビット33の間の隙間C2が小さく設定されている。
これにより、第1組の柱状掘削ビット32によって既設埋設管1のコンクリート部分を大きく破砕して鉄筋1a,1bを露出させつつ、第2組の柱状掘削ビット33によってコンクリート部分と鉄筋1a,1bとを分離させながら鉄筋1a,1bを半径方向に位置決めし、平型カッタ34の切刃34aに案内することができる。
したがって、本第3実施形態カッタヘッド30によれば、既設埋設管のコンクリート部分をより一層効率的に破砕しつつ、鉄筋1a,1bをより一層確実に破断することができる。
なお、図9に示した変形例においては、第2組の柱状掘削ビット33が、面板31の前面に対して垂直ではなく、その基端側ほど平型カッタ34の切刃34aに接近するように傾斜している。
これにより、第1組の柱状掘削ビット32によって露出させられた鉄筋1a,1bは、第2組の柱状掘削ビット33の側面(案内部)によってその半径方向位置が正確に位置決めされつつ平型カッタ34の切刃34aに案内されるから、切刃34aによって鉄筋1a,1bを確実に切断することができる。
以上、本発明に係る既設埋設管破砕用カッタヘッドの各実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した各実施形態においては柱状掘削ビットが面板の前面に対して垂直であり、あるいは面板の回転方向に傾斜している。
これに対して、面板の半径方向の内側あるいはまた外側に向けて柱状掘削ビットを傾斜させることもできる。
第1実施形態の既設埋設管破砕用カッタヘッドを示す斜視図。 図1に示したカッタヘッドの正面図(a)および側面図(b)。 図1に示したカッタヘッドが既設埋設管を破砕する状態を示す断面図。 図1に示したカッタヘッドの作用を説明する平面図。 変形例のカッタヘッドの作用を示す平面図(a)および正面図(b)。 変形例のカッタヘッドの作用を示す平面図(a)および正面図(b)。 第2実施形態のカッタヘッドを示す正面図。 第3実施形態のカッタヘッドを示す正面図。 変形例のカッタヘッドを示す平面図。 従来の既設埋設管の更新装置を示す側面断面図。
符号の説明
1 既設埋設管
1a,1b 鉄筋
2 更新管
3 発進坑
4 推進機
6 スクリュコンベア
7 カッタヘッド
8 カッタ
9 ケーシング
10 第1実施形態のカッタヘッド
11 面板
12 柱状掘削ビット
12a 柱状部分
12b 切刃
13 平型カッタ
13a 本体部分
13b 切刃
14 排出孔
20 第2実施形態のカッタヘッド
21 面板
22 柱状掘削ビット
23 平型カッタ
24 排出孔
30 第3実施形態のカッタヘッド
31 面板
32 第1組の柱状掘削ビット
33 第2組の柱状掘削ビット
34 平型カッタ
34a 切刃
35 排出孔

Claims (5)

  1. 既設埋設管を新しい埋設管に更新する際に前記既設埋設管を破砕するために用いられるカッタヘッドであって、
    その軸線の回りに回転駆動される円板状の面板と、
    前記既設埋設管に向かって突出するように前記面板に突設された柱状部分、およびこの柱状部分の先端に形成されて前記軸線の方向に延びる切刃を有する、前記既設埋設管のコンクリート部分を破砕するための柱状掘削ビットと、
    前記柱状掘削ビットの柱状部分に隣接するように前記面板上に固定された板状の本体部分、およびこの本体部分のうち前記面板の回転方向の前端に形成されて前記面板の半径方向に延びる切刃を有する、前記柱状掘削ビットが露出させた前記既設埋設管の補強用鉄筋を切断するための平型カッタと、を備え、
    前記平型カッタの切刃は、前記柱状掘削ビットの切刃よりも前記面板に近く、かつ前記柱状掘削ビットの切刃よりも前記面板の回転方向の後側の位置に配置されていることを特徴とする。
  2. 前記柱状掘削ビットの柱状部分は、露出させた鉄筋を前記平型カッタの切刃に案内する案内部を有することを特徴とする請求項1に記載した既設埋設管破砕用カッタヘッド。
  3. 前記柱状掘削ビットが互いに隙間を開けるように前記面板の半径方向に複数並設され、 かつ前記平型カッタの切刃が前記隙間に対して前記面板の回転方向の後側に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載した既設埋設管破砕用カッタヘッド。
  4. 前記柱状掘削ビットが、互いに隙間を開けるように前記面板の半径方向に複数並設された第1組の柱状掘削ビットと、前記第1組の柱状掘削ビットに対し前記面板の回転方向の後側において互いに隙間を開けるように前記面板の半径方向に複数並設された第2組の柱状掘削ビットとを有し、
    前記第2組の柱状掘削ビットの隙間が前記第1組の柱状掘削ビットの隙間に対し前記面板の回転方向の後側に配設されており、
    かつ前記平型カッタの切刃が前記第2組の柱状掘削ビットの隙間に対し前記面板の回転方向の後側に配設されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載した既設埋設管破砕用カッタヘッド。
  5. 前記第2組の柱状掘削ビットの隙間が、前記第1組の柱状掘削ビットの隙間よりも狭いことを特徴とする請求項4に記載した既設埋設管破砕用カッタヘッド。
JP2005113569A 2005-04-11 2005-04-11 既設埋設管破砕用カッタヘッド Withdrawn JP2006291565A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005113569A JP2006291565A (ja) 2005-04-11 2005-04-11 既設埋設管破砕用カッタヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005113569A JP2006291565A (ja) 2005-04-11 2005-04-11 既設埋設管破砕用カッタヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006291565A true JP2006291565A (ja) 2006-10-26

Family

ID=37412413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005113569A Withdrawn JP2006291565A (ja) 2005-04-11 2005-04-11 既設埋設管破砕用カッタヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006291565A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009203775A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Sanwa Kizai Co Ltd 既設埋設管破砕用カッタヘッド
JP2014237947A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 東日本旅客鉄道株式会社 ビット装置
JP2019190134A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 戸田建設株式会社 掘削機及び掘削方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009203775A (ja) * 2008-02-29 2009-09-10 Sanwa Kizai Co Ltd 既設埋設管破砕用カッタヘッド
JP2014237947A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 東日本旅客鉄道株式会社 ビット装置
JP2019190134A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 戸田建設株式会社 掘削機及び掘削方法
JP7088728B2 (ja) 2018-04-25 2022-06-21 戸田建設株式会社 掘削機及び掘削方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1493897A2 (en) Apparatus for directional drilling
JP2016098558A (ja) 自由面形成工法
KR101961096B1 (ko) 쉴드 및 세미쉴드공법의 지반 굴착장치용 가변형 추진헤드
JP2006291565A (ja) 既設埋設管破砕用カッタヘッド
JP2020002554A (ja) カッタービット
JP2010037912A (ja) スクリューカッタ機構およびこれを用いた掘削装置
JP4783849B2 (ja) シールドトンネル掘進機
JP4851632B1 (ja) 既存杭の破砕除去装置および既存杭の破砕除去方法
JP5112110B2 (ja) 既設埋設管破砕用カッタヘッド
KR20140131497A (ko) 지반 관입 향상 기능을 갖는 말뚝
JP2014109103A (ja) 既設埋設管の改築推進工法用カッターヘッド
JP2013087515A (ja) 土留用残置杭の上部撤去工法
JP5518694B2 (ja) 既設埋設管破砕用カッターヘッド
JP2007262819A (ja) 掘削機
JP4562662B2 (ja) 矩形断面掘進機
JPH0230890A (ja) 地中埋設管の敷設替え方法および装置
JP6087195B2 (ja) 埋設管改築推進機の掘削ヘッド
JP7249701B1 (ja) ローラ型切削ビット
WO2024061339A1 (zh) 用于掘进装备的刀盘及具有其的掘进装备
JP3157093B2 (ja) 管渠取替え方法およびそのための掘進装置
JP2010065410A (ja) 推進機用カッターヘッド
JP2578184B2 (ja) 環状掘削装置
JPH0893373A (ja) 削進用先導管装置
JP2006233427A (ja) 既存杭破砕装置
JP2004003365A (ja) 坑道掘進工法及び坑道掘進機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080701