JP2006290706A - 炭化珪素単結晶の製造方法 - Google Patents

炭化珪素単結晶の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 高速かつ安価に成長することが可能な炭化珪素単結晶の製造方法を提供する。
【解決手段】 加熱された金属シリコン(Si溜7)に吹き付けた塩化水素ガスを、炭化水素ガスと同時に加熱した炭化珪素基板5上に供給し、熱分解反応させて化合物半導体結晶を成長させるHVPE法にて炭化珪素単結晶を成長する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体デバイス用の炭化珪素単結晶の製造方法に関わるものである。
炭化珪素(SiC)は、酸やアルカリに対する耐薬品性に優れると共に、高エネルギー線に対する耐性も高く、耐久性に優れた半導体材料である。また絶縁破壊電圧が高く、高温でも半導体としての性質を失わないため、パワーデバイスや高温デバイスの材料としても期待されている。
半導体材料としてのSiC結晶形成方法として、改良レーリー法により得られた六方晶(6Hもしくは4H)SiC基板の(0001) Si面上に、CVD法(化学的気相成長法)によりエピタキシャル成長を行うことが一般的である。改良レーリー法の例としては、ルツボの内面を耐熱性金属炭化物で被覆する昇華法(特許文献1参照)などがある。
一般に用いられているSiC製造用、CVD装置の構造と、その成長法を紹介する。装置構造としてはホットウォール式とコールドウォール式の2種類があるが、良質なエピタキシャル層が得られるため、最近では前者の方法による報告が圧倒的に多い。
ホットウォール式のCVD装置は、そのCVD炉が図12のような構造になっている。石英外周管1の中に、グラファイト製断熱材2で包まれた、SiCコートのカーボン(グラファイト)製サセプタ3が設置してある。サセプタ3の中はくりぬいて軸方向に沿った通路4が形成してあり、この中にSiC基板5を設置するようになっている。加熱は、断熱材2とサセプタ3からなるホットウォール部を覆って石英外周管1の周囲に巻回した高周波誘導コイル6を用い、高周波誘導法によって行われる。
キャリアガスにはH2が用いられる。SiCではN原子はドーパントとなるため、炉内やガスの純度にはできるだけ気を使わなくてはならない。一般にSi原料としてSiH4、C原料としてC38が用いられて、サセプタ3の上流部でキャリアガスに混合され、SiC基板上まで送られる。
これまでCVDによるエピタキシャル成長だと部分的に立方晶(3C)のSiCが形成されるという問題があり、この立方晶の発生を抑止するには1800℃以上の高温で成長しなくてはならなかった。しかし京大の松波らによって、(0001)面から[11−20]方向に傾斜をつけた基板上に成長するステップ制御エピタキシー法が発見され、1500℃程度まで温度を下げて成長できることが見出された。最適な傾斜角度は6H−SiCで3.5°、4H−SiCで8°である。
この技術の発見でSiCのCVD成長は、より装置設計がしやすい温度で行うことが可能になり、SiC電子デバイスの開発もより促進されるようになり、様々なデバイスが提案されるようになった。その中でも唯一、SiCデバイスとしてすでに実用化され、市場に出ているのがショットキーバリアーダイオードである。
このショットキーバリアーダイオードのデバイス構造は、図13に示すように、n+型SiC基板31上にn-型エピタキシャル層32を成長し、n-側にショットキー電極33、n+側にオーミック電極34を形成している比較的単純な構造である。またショットキー電極33の周りは、電流のリークを抑止するためBを注入してボロン注入領域35とし、表面をSiO2パッシベート膜36で保護している。
必要とする耐圧によってn-型エピタキシャル層32の厚さとキャリア濃度は異なるが、単純にポアソンの方程式より計算すると、1000Vのときは9.1μmで1.3×1016cm-3、2000Vのときは18.2μmで6.5×1015cm-3、3000Vのときは27.3μmで4.3×1015cm-3と導き出せる(絶縁破壊電解の値は2.2×106V/cmとして計算した)。しかし実際には、設計上の余裕を持たせるため、必要とされる膜厚よりも数割ほど厚く成長する。そのため3000V耐圧デバイスを作製するには、30μmをゆうに超える厚さのエピタキシャル層を成長しなくてはならない。また将来的にはさらなる高耐圧デバイスが望まれると予想されるが、そのときはより厚いエピタキシャル層が必要となる。
なお、炭化珪素中における不純物の拡散係数は珪素のそれに比べて著しく低く、半導体デバイスを作製できるほど不純物を添加することが不可能であることから、珪素に不純物を添加してからこれを炭化する方法がある(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2では、SiH2Cl2ガスを供給して珪素層を形成し、次に、N2ガスを供給してNをドープし、次いで、C22ガスを供給して珪素層の炭化を行うという単位工程を2000回繰り返して、珪素基板上に立方晶炭化珪素膜をエピタキシャル成長する。
その他、CVD法による成長に関して次のような文献がある。
(1)第64回応用物理学会学術講演会(2003年)、講演No.1a−B−7(非特許文献1)
(2)ECSCRM2004、講演No.Th3−02(非特許文献2)
特開平11−116398号公報 特開2002−57109号公報 第64回応用物理学会学術講演会(2003年)、講演No.1a−B−7 ECSCRM2004、講演No.Th3−02
しかしながら、従来公知のCVD法によるSiCの成長速度は一般に10μm/hour以下である。過去に100μm/hour近くまで高速化した報告もあったが、そのときは傾斜基板を用いているにも関わらず、成長温度は1600℃以上の高温を必要とし、エピタキシャル層が単結晶化するC/Si比は非常に狭い範囲だった(第64回応用物理学会学術講演会(2003年)、講演No.1a−B−7)(非特許文献1参照)。
このように高速成長に限界がある理由として、次のようなメカニズムが起こるためと言われている。成長速度の高速化のためにSi原料の導入量を増やすと、気相中でSiが均一核成長をするようになる。一旦、核が形成されると、この周りにどんどんとSiが析出されるようになる。この反応は正のフィードバックを持っているため、核が巨大化して粒子にまでなり、結果的に製膜に寄与する原料が消費されるようになる。
そのためCVD法による成長は時間がかかり、これがエピタキシャルウェハの高価格化の要因の一つとなっている。現在のところ、ショットキーバリアーダイオードに用いられるような単層のエピタキシャル構造でも、エピタキシャル層厚さが20μm以上のウェハ価格は、基板価格の2〜5倍はする。
またバルク成長が行われる改良レーリー法は、原料としてSiC微粉末が使われるのに対し、前述したようにCVD法の成長では半導体用の高純度水素化物ガスが使われる。そのためCVD法の成長では、エピタキシャル成長に必要なコストも高くなり、これもエピタキシャルウェハの高価格化の要因の一つとなっている。
さらにSiの水素化物ガスは、毒性が強く、爆発性も非常に高い。特にSiH4は特定高圧ガスに指定されており、安全性の面でも問題はある。
SiCエピタキシャルウェハのコストを下げるためには、高速成長が可能で、かつ安価な原料を用いる、量産に適した成長法が必要である。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、高速かつ安価に成長することが可能な炭化珪素単結晶の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1の発明に係る炭化珪素単結晶の製造方法は、加熱された金属シリコンに吹き付けた塩化水素ガスを、炭化水素ガスと同時に加熱した炭化珪素基板上に供給し、熱分解反応させて化合物半導体結晶を成長させるHVPE法にて成長することを特徴とする。
本発明の製造方法は、HVPE法であり成長にHClを用いているため、Si均一核発生による気相中での原料の消費は起こらない。さらにSi原料として、SiH4よりも遥かに安いSi金属を用いているため、コストを大幅に下げることが可能になる
請求項2の発明は、請求項1記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、炭化珪素基板上に炭化珪素単結晶バルクを成長させ、当該炭化珪素単結晶をスライスして炭化珪素単結晶基板を得ることを特徴とする。
かかる方法によれば簡単に炭化珪素単結晶基板を得ることができる。
請求項3の発明は、請求項2記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、塩化水素ガスを金属シリコンに吹き付けた後に炭化水素ガスと混合させ、炭化珪素基板上に供給することを特徴とする。
この特徴によれば、Si融点以上の温度では、流したHClのほぼ100%はSiClになる。そのためSiCの高速成長が可能になる。
請求項4の発明は、請求項3記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、塩化水素ガスは金属シリコンに吹き付ける前にキャリアガスで希釈し、炭化水素ガスは炭化珪素基板上に供給する前にキャリアガスで希釈することを特徴とする。
請求項5の発明に係るは、請求項4記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、上記金属シリコンの加熱温度を1500℃以上にして溶融し、その溶融させたシリコン溜の上空を塩化水素ガスが流れることを特徴とする。
この特徴によれば、シリコン溜の上空を塩化水素ガスが流れるので、Si+HCl→SiClという反応を起こさせ、これを下流に送ることができる。
請求項6の発明は、請求項5記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、炭化珪素基板の温度を金属シリコンの加熱温度よりも高くすることを特徴とする。
この特徴によれば、SiC基板上空におけるSiCl+C38→SiCの反応が良好となり、基板5上に良好にSiCエピタキシャルが成長される。
請求項7の発明は、請求項6記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、塩化水素ガスが流れるシリコン溜上空の内壁を1500℃以上にして、ホットウォール空間内をガスが流れることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、炭化珪素基板上空または周辺の内壁を炭化珪素基板の加熱温度と同じにして、ホットウォール空間内で成長が行われることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、シリコン溜上空のホットウォール空間と、炭化珪素基板上空または周辺のホットウォール空間を一体化させ、塩化水素ガスと炭化水素ガスとキャリアガスの混合もホットウォール空間内で行うことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項4〜9のいずれかに記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、キャリアガスに水素、ヘリウムまたはアルゴンを用いることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1〜10のいずれかに記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、炭化水素ガスにメタン、エタン、プロパン、またはネオペンタンを用いることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、導入する炭化水素ガスの流量は、塩化水素ガスの流量の0.5〜3.0倍であることを特徴とする。
SiC成長時のC38、HClの流量は必要とする成長速度に応じて適宜変化させることができるが、[C38流量]/[HCl流量]の比率は0.5〜3.0の間で行うとよい。その理由として0.5未満では基板の表面にSiドロップレットが折出するようになり、また、3.0を超えると炭化珪素単結晶の中に炭素(C)が多量に取り込まれ、結晶品質が劣化してしまい、成長速度も低下するからである。
請求項13の発明は、請求項12記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、導入するキャリアガスの流量は、塩化水素ガスの流量の50倍以上であることを特徴とする。
キャリアガスの流量が塩化水素ガスの流量の50倍以上でない場合には、気相中における原料同士の反応を緩和することができず、製膜効率が低下するからである。
請求項14の発明は、請求項13記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、炉内の塩化水素濃度を2.5×10-9mol/cm3以上にして、20μm/hour以上の速度で成長することを特徴とする。
本発明のHVPE法では、炉内の塩化水素濃度を2.5×10-9mol/cm3以上にすることで、20μm/hour以上の速度で成長することが可能になるからである。
<発明の要点>
本発明に関わる炭化珪素単結晶の製造方法は、HVPE法によりSiCエピタキシャル層を成長する点に特色がある。すなわち、加熱された金属シリコンに吹き付けた塩化水素ガスを、炭化水素ガスと同時に加熱した炭化珪素基板上に供給し、熱分解反応させて化合物半導体結晶を成長させるHVPE法にて成長するものである。
従来のSiCを製造するためのCVD成長法では、Si原料の導入量を増やした時、気相中におけるSi均一核析出が問題で高速成長が困難であった。しかしSiCエピタキシャル成長の原料ガスの中にHClを混合することにより、さらなる高速化を実現したという報告が、近年なされている(ECSCRM2004、講演No.Th3−02)(非特許文献2参照)。
これは気相中でSi核が析出しても、HClでエッチングされてSiHxもしくはSiClx(X=1、2、3、4)のような分子もしくはラジカルの形で再気化するため、原料の消費は起こらないと考えられている。しかし、この方法はCVDの範疇を超えないため、原料ガスにはSi水素化物ガスが不可欠である。
本発明においてエピタキシャル法に用いるHVPE法を説明する。
本発明で用いるHVPE炉としては、図1に示すような基板水平設置型と、図2に示すような基板垂直設置型の2種類が存在するが、ここでは前者を例にする。
図1の基板水平設置型のHVPE炉は、図12の場合と同様に、石英外周管1の中に、グラファイト製断熱材2で包まれた、SiCコートのカーボン(グラファイト)製サセプタ3が設置してある。サセプタ3の中はくりぬかれて軸方向に沿った通路4が形成してあり、この中にSiC基板5が設置される。また断熱材2とサセプタ3からなるホットウォール部を覆って石英外周管1の周囲に巻回した高周波誘導コイル6が設けられ、加熱は高周波誘導法によって行われる。
しかし図12の場合と異なり、このHVPE炉のホットウォール部(グラファイト製のサセプタ3と断熱材2)は、石英外周管1の上流部にまで伸びており、その上流部のサセプタ部分にはSi溜(Si金属)7が設けてある。高周波誘導コイル6はこの上流部をカバーしている。すなわち、高周波誘導コイル6は、サセプタ3のうちのSiC基板を保持している部分(基板ホルダー部3a)を加熱するための基板ホルダー加熱用コイル6aと、その上流側のSi溜(Si金属)7の部分を加熱するためのSi溜加熱用コイル6bとから成る。
上記の高周波誘導コイル6によりホットウォール部全体は1500℃以上に加熱されており、Si溜7中のSi金属は融点以上に加熱されるため融液となっている。ここにサセプタ3の通路4(ホットウォール空間)における第1の原料導入口1aからH2で希釈したHClを導入する。HClがSi融液に吹き付けられるから、Si+HCl→SiClという反応が起こる。このSiClとキャリアガスH2の混合ガスがホットウォール内の空間(通路4)を下流に運ばれる。
一方、サセプタ3の通路4には、ホットウォール内のSiC基板5とSi溜の中間の位置において第2の原料導入口1bが設置されており、この第2の原料導入口1bからは、H2で希釈したC38を導入する。この第2の原料導入口1bを最適な位置に調整すると、SiC基板上空にてSiCl+C38→SiCの反応が起こり、基板5上にはSiCエピタキシャルが成長されることになる。
HVPE法ならば成長にHClを用いているため、Si均一核発生による気相中での原料の消費は起こらない。またSi融点以上の温度では、流したHClのほぼ100%はSiClになる。そのためSiCの高速成長が可能になる。さらにSi原料として、SiH4よりも遥かに安いSi金属を用いているため、コストを大幅に下げることが可能になる。
また本発明の製造方法に係るHVPE法では、図8に示すように、ドーパント流量に対し、ドーピング濃度がリニアに変化することから、設計濃度への制御が可能である。すなわち、現在、SiC単結晶バルクは昇華法で、またエピタキシャル層はCVD法で成長を行っているが、昇華法の場合、成長速度は高いがキャリア濃度制御は難しく、逆にCVD法はキャリア濃度制御は容易であるが、成長速度がかせげない。これに対し、本発明の方法では、成長速度を高くして且つキャリア濃度を制御することが可能となる。
本発明による炭化珪素単結晶の製造方法によれば、従来よりも高速なSiCのCVD成長、正確にはHVPE成長が可能になるため、より量産性に優れたSiCエピタキシャルウェハの製造が可能になり、低価格化も可能になる。これによりSiCデバイスの開発促進、さらにはエンドユーザーへの展開の促進を実現できる。
以下、本発明の実施形態を図示の実施例に基づいて説明する。
<HVPE装置>
図1と図2に示した、本発明におけるSiC製造用HVPE装置の詳細について説明を続ける。
本実施例で用いたHVPE炉は、既に図1で説明した基板水平設置型の構造のものであり、石英外周管1の中に、グラファイト製断熱材2で包まれた、SiCコートのカーボン(グラファイト)製サセプタ3が設置され、サセプタ3中の軸方向に沿った通路4中にはSiC基板5が設置される。この通路4は反応管として機能し、石英外周管1と共に地面に対し水平に設置してある。
このHVPE炉のホットウォール部(グラファイト製のサセプタ3と断熱材2)は、石英外周管1の上流部にまで伸びており、その上流部のサセプタ部分にはSi溜(Si金属)7が設けてある。このホットウォール部を加熱する高周波誘導コイル6は、基板ホルダー加熱用コイル6aとSi溜加熱用コイル6bの二つに分割してあり、一方の基板ホルダー加熱用コイル6aは、サセプタ3のうちのSiC基板を保持している部分である基板ホルダー部3aを加熱し、もう一方のSi溜加熱用コイル6bはその上流側のSi溜(Si金属)7の部分を加熱するようになっている。
Si溜7中のSi金属は融点以上に加熱されて融液となっている。これにサセプタ3の通路4における第1の原料導入口1aからH2で希釈したHClを導入する。HClがSi融液に吹き付けられるから、Si+HCl→SiClという反応が起こる。このSiClとキャリアガスH2の混合ガスが通路4のホットウォール内の空間(ホットウォール空間)内を下流に運ばれる。
一方、サセプタ3の通路4には、ホットウォール空間内のSiC基板5とSi溜の中間の位置において第2の原料導入口1bが設置されており、この第2の原料導入口1bからは、H2で希釈したC38を導入する。この第2の原料導入口1bを最適な位置に調整すると、SiC基板上空にてSiCl+C38→SiCの反応が起こり、SiC基板5上にはSiCエピタキシャル層が成長されることになる。
反応管内の温度はパイロメーターで加熱時の輻射光より測定してあり、Si溜7の温度は上流から、基板ホルダー部3aの温度は下流から測定している。この測定した温度を、高周波誘導コイル6の高周波発生機にフィードバックして、反応管内の温度を制御している。石英外周管1は空冷式になっており、成長時は常時ファンにて冷やされるようになっている。
温度設定の仕方としては、例えば、(1)塩化水素ガスが流れるSi溜7の上空の内壁を1500℃以上にする、又は(2)SiC基板5の上空または周辺の内壁をSiC基板5の加熱温度と同じにする等がある。しかし、(3)SiC基板5の温度は金属シリコンの加熱温度よりも高くすることが好ましい。
排気は、石英外周管1の下流側からドライポンプ(図示せず)にて行っており、ポンプの後ろで除害塔(図示せず)に流れ込み、排気ガスが除害された後、希釈用N2と混合されて大気放出される。またリアクターであるこのHVPE炉とポンプの間にはフィルター(図示せず)があり、パーティクルなどをトラップするようになっている。
なお、この図1に示したHVPE炉は、後述する図2の基板垂直型HVPE炉の場合と同じく、Si溜7の上空のホットウォール空間と、SiC基板5の上空または周辺のホットウォール空間を一体化させ、塩化水素ガスと炭化水素ガスとキャリアガスの混合もホットウォール空間内で行う形態となっている。
<成長条件>
SiCエピタキシャル成長時には、基板ホルダー部3aの温度は1550℃、Si溜7の温度は1500℃に設定した。圧力は約13332Pa(100Torr)で行い、[11−20]方向に8°傾斜した4H−SiC基板のSi面上に成長を行った。また成長前の基板にはRCA洗浄を施し、表面の酸化膜を除去した。
成長シーケンスを図3に示す。最初は基板ホルダー部3aを1550℃(T3)、Si溜7を1400℃(T1)まで、H2のみを流しながら昇温する(図3の時刻a)。5minほど保持して、SiC基板表面のH2エッチングを行う(図3の時刻a〜b)。その後、C38をホットウォール内に導入し(図3の時刻b)、Si溜7の温度を1500℃(T2)まで昇温する。Siが十分に融解したことと、基板ホルダー部3aの温度に変化がないことを確認してから、HClを導入して成長を開始する(図3の時刻c)。
圧力は約13332Pa(100Torr)で行い、[11−20]方向に8°傾斜した4H−SiC基板のSi面上に成長を行った。また成長前の基板にはRCA洗浄を施し、表面の酸化膜を除去した。流すH2流量は、昇温から降温まで一貫して20.0slmに固定し、SiC成長時のC38、HClの流量は必要とする成長速度に応じて適宜変化させた。ただし、本試作では[C38流量]/[HCl流量]の比率は1.2〜1.5の間で行った。
またn型ドーピングを行うときは、H2にて希釈したN2をHClと合流させて炉内に導入した。
<HCl流量に対する成長速度の変化>
HCl流量、それに付随してC38流量を変化させて、SiCエピタキシャルの成長速度の変化を調べた。膜厚はSEMで測定した。このとき用いたHVPE炉は図1に示す、基板水平設置型である。
結果を図4に示すが、HCl流量に対して成長速度は120μm/hourまで直線的に変化している。またこの直線のY切片は負の値を持つが、これはHCl流量が低いときは、基板表面への原料付着量よりもエピ層からの再蒸発量が大きいため、このような現象が起こっていると考えられる。
<薄膜成長>
成長速度が60μm/hourの条件で、n型SiC基板上にSiC単結晶薄膜成長を行った。このときはNドーパントを流さずに成長を行っている。この成長したエピタキシャル層の表面の写真を図5に、SEMによる断面写真を図6に示す。平坦なエピタキシャル層が形成されていることがわかる。
SIMS分析による不純物濃度の深さ方向のプロファイルをそれぞれ図7に示す。エピタキシャル層中のCl残留を懸念したが、測定の結果、Cl濃度はSIMS検出下限以下であることが確かめられた。またN濃度は1×1015cm-3程度であることより、キャリア濃度のバックグランドはそれ以下と考えられる。
次に、成長速度が60μm/hourの条件において、H2希釈N2ガスの導入量を変えてドーピング濃度の変化を調べた。HVPE炉内への導入前の時点で、N2は5ppmまで希釈されている。ドーピング濃度はHgプローブC−V測定により評価した。結果を図8に示す。
図8から、ドーパント流量に対し、ドーピング濃度はリニアに変化しており、設計濃度への制御が可能であることを確認した。
<バルク成長および基板作成>
SiC単結晶バルクの成長を、図2に示した基板垂直設置型のHVPE炉を用いて行った。
この基板垂直設置型のHVPE炉は、図2から分かるように、サセプタ3をくりぬいて形成される通路4のうち、サセプタ3内の下流部の部分が大きな空洞8として形成されており、この空洞8内に下流側から、SiC基板5を保持するホルダー9が差し込まれた構成となっている点を除き、図1と同じ構成である。
ホルダー9は上流側に向けて垂直な円板面を有しており、この円板面にSiC基板5が保持されて、原料ガスの流れに対して垂直に位置する。このため原料ガスは垂直に保持されたSiC基板5の外周縁の側方を抜けて流下する。この原料ガスの流れを円滑にして均一なSiC成長を行わせるため、通路4はSi溜7とSiC基板5の中間位置から下流側の空洞8に向けて拡開され、その境界部付近に上記第2の原料導入口1bが設けられている。換言すれば、第1の原料導入口1aと第2の原料導入口1bが通路4の途中(空洞8の入口)で合流し、その合流地点から空洞8が始まっている構造であって、第1の原料導入口1aの途中の通路4内にSi溜7が存在する構造となっている。
この図2に示した基板垂直設置型のHVPE炉を用いて、HClとC38の導入量の増加により成長速度を120μm/hourまで高速化させ、SiC単結晶基板上にSiC単結晶バルクの成長を行った。またバルクをn型にするため、Nドーパントを流しながら成長を行っている。HCl、C38とN2流量およびSiC成長時間以外の成長条件は前記実験と全く同じである。
バルク成長は90時間行った。成長したバルク面内の厚さ分布を図9に示す。全長約12mmであり、中心部が盛り上がった凸状の形状をしている。バルク表面は鏡面ではなく、微細な凹凸が多数生じて、曇った状態である。これは成長速度の向上と共に、3次元的な成長が支配的になったものと考えられる。しかしバルクからはスライスしてSiC基板を作製するため、このような微細な表面状態の凹凸はあまり気にしなくてもよいと考えている。
内角スライサーにより、SiC単結晶バルクを軸方向に直角な方向に切り出した。このときのスライスの様子を図10に示す。これにより外径が大体5.08cm(2inch)で、厚みが420μmのSiC単結晶基板を5枚得た。
さらにラッピング研磨および仕上げ研磨を行った。このSiC基板の外観を図11に示す。片面研磨のためか曇って見えるが、実際は透明で表面も鏡面なSiC基板である。しかし片面のみの研磨のためか、いくらかの基板反りが見られた。SiC基板の研磨面を上にしたとき、周辺部が30μmほど浮き上がるような、凹型の反りである。直径5.08cm(2inch)で約30μmの反りなので、曲率半径は約10m程度である。リソグラフィーに適用するには十分な平坦さである。研磨条件を向上させれば、この反りはより小さくなっていく。
HVPE成長のSiC単結晶バルクより切り出したSiC基板の特性として、基板のキャリア濃度と、X線回折測定による(0004)面からの回折ピーク半値幅を、バルク上端から切り出したSiC基板と下端から切り出したSiC基板で比較した。この結果を表1に示す。X線回折測定(表1の右欄)においては、種結晶に用いたSiC基板とも比較している。
表1に示すように、キャリア濃度と(0004)面回折ピーク半値幅はバルク上端に至るまでほとんど変化していないことがわかった。
<最適条件について>
上記実施例にて定めた成長温度、圧力、基板仕様は、本発明者等において一番実績のある条件として示したものである。エピタキシャル層の品質に影響がないならば、これと異なる条件でも問題はない。
また流したHClが一対一の割合でSiClになることを考えると、最適な[C38流量]/[HCl流量]の比は、世間一般で実績のあるC/Si比と同じ程度になると考えられる。
しかし成長条件によっては、HClを多く流しすぎるとかえって成長速度は低下してしまう。これは成長したSiCエピタキシャルのエッチングも発生するためと考えられる。そのため最適なHCl流量は使用する装置や成長条件により異なるため試行錯誤をしておさえなくてはならない。
<他の実施例、変形例>
本実施例で行ったSiCエピタキシャル層は、電子デバイス用のエピタキシャルウェハである。しかし条件のさらなる最適化や装置構造のグレードアップで成長速度をより向上することも可能である。そのためSiC基板上にSiCバルクの成長を行い、それをスライスすることで新たなSiC基板を作製することも可能である。
本発明によるSiC単結晶の製造方法ないしCVD成長法によれば、従来よりも高速な成長が可能になるため、より量産性に優れたSiCエピタキシャルウェハの製造が可能になり、低価格化も可能になる。これによりSiCデバイスの開発促進、さらにはエンドユーザーへの展開の促進を実現できる。
本発明の製造方法で使用した基板水平設置型のSiC製造用HVPE炉の構造を示したもので、(a)は側方から示した概略図、(b)はその断面略図である。 本発明の製造方法で使用した基板垂直設置型のSiC製造用HVPE炉の構造を示したもので、(a)は側方から示した概略図、(b)はその断面略図である。 本発明の製造方法に係るHVPE法によるSiCの成長シーケンスを示した図である。 本発明の製造方法において導入したHCl流量に対するSiC のHVPEエピタキシャル成長速度の変化を示した図である。 本発明の製造方法に係るHVPE法で得られたSiCエピタキシャルウェハの表面を示す図面代用写真である。 本発明の製造方法に係るHVPE法で得られたSiCエピタキシャル層のSEM断面を示す図面代用写真である。 本発明の製造方法に係るHVPE法で得られたSiCエピタキシャル層の不純物濃度プロファイルを示す図である。 本発明の製造方法に係るHVPE法で得られたSiCエピタキシャル層のドーパント流量に対するドーピング濃度の変化を示す図である。 本発明の製造方法に係るHVPE法で得られたSiC単結晶バルクの面内の厚さ分布を示す図である。 本発明の製造方法に係るHVPE法で得られたSiC単結晶バルクをスライスしている状況を示す図である。 本発明の製造方法に係るHVPE法で得られたSiC単結晶バルクから切り出して後、表面研磨したSiC基板の外観を示す図面代用写真である。 従来のSiC製造用のホットウォール式CVD装置の構造を示す概略図である。 従来のCVD法を用いて得られるSiCショットキーバリアーダイオードの構造を示した図である。
符号の説明
1 石英外周管
1a 第1の原料導入口
1b 第2の原料導入口
2 断熱材
3 サセプタ
3a 基板ホルダー部
4 通路
5 SiC基板
6 高周波誘導コイル
6a 基板ホルダー加熱用コイル
7 Si溜(Si金属)
8 空洞
9 ホルダー
31 n+型SiC基板
32 n-型エピタキシャル層
33 ショットキー電極
34 オーミック電極
35 ボロン注入領域
36 SiO2パッシベート膜

Claims (14)

  1. 加熱された金属シリコンに吹き付けた塩化水素ガスを、炭化水素ガスと同時に加熱した炭化珪素基板上に供給し、熱分解反応させて化合物半導体結晶を成長させるHVPE法にて成長することを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  2. 請求項1記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、
    炭化珪素基板上に炭化珪素単結晶バルクを成長させ、当該炭化珪素単結晶をスライスして炭化珪素単結晶基板を得ることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  3. 請求項2記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、
    塩化水素ガスを金属シリコンに吹き付けた後に炭化水素ガスと混合させ、炭化珪素基板上に供給することを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  4. 請求項3記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、
    塩化水素ガスは金属シリコンに吹き付ける前にキャリアガスで希釈し、炭化水素ガスは炭化珪素基板上に供給する前にキャリアガスで希釈することを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  5. 請求項4記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、
    上記金属シリコンの加熱温度を1500℃以上にして溶融し、その溶融させたシリコン溜の上空を塩化水素ガスが流れることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  6. 請求項5記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、
    炭化珪素基板の温度を金属シリコンの加熱温度よりも高くすることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  7. 請求項6記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、
    塩化水素ガスが流れるシリコン溜上空の内壁を1500℃以上にして、ホットウォール空間内をガスが流れることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  8. 請求項7記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、
    炭化珪素基板上空または周辺の内壁を炭化珪素基板の加熱温度と同じにして、ホットウォール空間内で成長が行われることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  9. 請求項8記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、
    シリコン溜上空のホットウォール空間と、炭化珪素基板上空または周辺のホットウォール空間を一体化させ、塩化水素ガスと炭化水素ガスとキャリアガスの混合もホットウォール空間内で行うことを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  10. 請求項4〜9のいずれかに記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、
    キャリアガスに水素、ヘリウムまたはアルゴンを用いることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、
    炭化水素ガスにメタン、エタン、プロパン、またはネオペンタンを用いることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  12. 請求項11記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、
    導入する炭化水素ガスの流量は、塩化水素ガスの流量の0.5〜3.0倍であることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  13. 請求項12記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、
    導入するキャリアガスの流量は、塩化水素ガスの流量の50倍以上であることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  14. 請求項13記載の炭化珪素単結晶の製造方法において、
    炉内の塩化水素濃度を2.5×10-9mol/cm3以上にして、20μm/hour以上の速度で成長することを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
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