JP2006290544A - 搬送機構の支持構造及び画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体搬送機構に捩れを発生ぜずに支持でき、かつ媒体搬送機構を記録媒体に記録可能な位置から退避位置に移動可能とすること。
【解決手段】各フロント支持アーム27、28と、ベルトプラテン10の重心Gを通る延長ラインL上に設けられたリヤ支持アーム29とによりベルトプラテン10を3点支持する。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像記録媒体を所定の搬送方向に搬送する媒体搬送機構を支持する搬送機構の支持構造及びこれを用いた画像記録装置に関する。
画像記録媒体を所定の搬送方向に搬送する媒体搬送機構を支持する搬送機構の支持構造としては、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1には、媒体搬送機構に相当する画像担持ベルトユニット装置20を、一方の側部側につき、2本のピン37,38で画像形成装置本体の側板41に支持し、他方の側板部につき、1本のピン39で画像形成装置の側板42に支持し、画像担持ベルトユニット装置を3点支持する構成が開示されている。
特開平10−104998号公報
特許文献1では、画像担持ベルトユニット装置20が単に側板41に3点支持で固定されている構成のみで、画像担持ベルトユニット装置20を移動可能な構成になっていない。画像担持ベルトユニット装置20を移動可能にするには、移動に必要なスペースが必要になると共に、他のユニットとの位置関係等を大幅に変更しなければならない。又、画像担持ベルトユニット装置20を移動可能にするための構造を付加するには、新たな移動機構を設けることが必要になり、大幅なコストアップとなる。
特許文献1では、画像担持ベルトユニット装置20を移動可能な構成でないために、例えば画像担持ベルトユニット装置20などのメンテナンスを行うときに、メンテナンスを行い易いところに画像担持ベルトユニット装置20を退避することができない。
特許文献1では、画像担持ベルトユニット装置20を駆動するための駆動源が画像担持ベルトユニット装置20の外部に設置されているので、駆動源の駆動力を受けて画像担持ベルトユニット装置20に捩れが発生するおそれがある。
本発明は、画像記録媒体を所定の搬送方向に搬送する媒体搬送機構を支持する搬送機構の支持構造において、媒体搬送機構をそれぞれ異なる3箇所で支持する3つの支持部材を備え、3つの支持部材のうち1つの支持部材は、媒体搬送機構の重心を通るライン上で媒体搬送機構を支持する搬送機構の支持構造である。
本発明は、画像記録媒体を媒体搬送機構により所定の搬送方向に搬送すると共に、当該搬送されている画像記録媒体に対して画像記録部により画像記録を行う画像記録装置において、媒体搬送機構をそれぞれ異なる3箇所で支持する3つの支持部材を具備し、3つの支持部材のうち1つの支持部材は、媒体搬送機構の重心を通るライン上で媒体搬送機構を支持する画像記録装置である。
本発明は、媒体搬送機構に捩れを発生ぜずに支持でき、かつ媒体搬送機構を記録媒体に記録可能な位置から退避位置に移動可能な搬送機構の支持構造及びこれを用いた画像記録装置を提供できる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はインクジェット方式の画像記録装置における搬送機構の支持構造を示す側面構成図である。画像記録媒体1の搬送方向AをX軸方向とする。画像記録媒体1の搬送方向Aに対して直交する方向をY軸方向とする。画像記録装置の高さ方向をZ軸方向とする。
画像記録装置の両側面には、それぞれ2枚の第1のフレーム2、2がY軸方向に所定の間隔を隔ててX軸方向に沿って設けられている。なお、図1において1枚の第1のフレーム2は、一方の第1のフレーム2の奥側に設けられているのでその位置の関係上不図示とする。これら第1のフレーム2、2は、側面から見てL字形状に形成されている。
これら第1のフレーム2、2の各内側には、それぞれ各第2のフレーム3、3が設けられている。これら第2のフレーム3、3は、平板状に形成されている。これら第2のフレーム3、3の剛性は、各第1のフレーム2、2の剛性よりも大きい。これら第2のフレーム3、3も第1のフレーム2と同様に奥側の第2のフレーム3は、不図示とする。
各連結フレーム4、4が各第1のフレーム2、2に対してねじ締めにより連結されている。これら連結フレーム4、4は、図1に示すように各第2のフレーム3、3の高さ方向(Z字軸方向)の中間に設けられている。これら連結フレーム4、4も第1のフレーム2と同様に奥側の連結フレーム4は、不図示とする。
これら第1及び第2のフレーム2、2、3、3は、図1に示すように供給部5と、排出部6と、さらに図示しないKCMY色の各インク液をそれぞれ補給するインク補給機構と、制御回路等を要する電装系となどを挟持する。
供給部5は、各第1及び第2のフレーム2、2、3、3の空間内、すなわち画像記録装置本体内に画像記録媒体1を供給する。画像記録媒体1が記録用紙であれば、供給部5は給紙部になる。
排出部6は、画像記録装置本体外に画像記録媒体1を排出する。画像記録媒体1が記録用紙であれば、排出部6は排紙部になる。
各第1のフレーム2、2と各第2のフレーム3、3とは、画像記録媒体1の搬入側における図示しない各締結部により締結されている。
レジストローラ7が画像記録媒体1の搬入側における各第2のフレーム3、3間に回転自在に支持されている。このレジストローラ7は、画像記録媒体1の搬送方向Aに対して略直交する方向に設けられている。具体的にレジストローラ7は、軸8と、この軸8に所定間隔毎に設けられた複数のローラ9とからなる。各ローラ9は、画像記録媒体1に対する摩擦係数が大きいことが好ましい。レジストローラ7の軸8の両端部は、それぞれ各第2のフレーム3、3に図示しない各ベアリングを介して回転自在に軸支されている。レジストローラ7を軸支する高さ位置Eは、各ローラ9の上端面を後述する媒体搬送機構としてのベルトプラテン10におけるベルト11の高さ位置に略一致している。各ローラ9には、それぞれ各ローラ12が対となって設けられている。
キャリッジ13は、複数のインクヘッド14k、14k’、14c、14c’、14m、14m’、14y、14y’(以下、各インクヘッド14k、14k’、…、14y’と記す)を搭載する。これらインクヘッド14k、14k’、…、14y’は、それぞれK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)の各色の各インクを噴出する。このうち各インクヘッド14k、14k’は、K色のインクを噴出する。各インクヘッド14c、14c’は、C色のインクを噴出する。各インクヘッド14m、14m’は、M色のインクを噴出する。各インクヘッド14y、14y’は、Y色のインクを噴出する。
これらインクヘッド14k、14k’、…、14y’は、それぞれ各色の各インクを噴出する各ノズル列を有する。これらノズル列は、それぞれ各インクヘッド14k、14k’、…、14y’の下面(以下、ノズル面と称する)に設けられている。これらノズル列は、それぞれ複数のノズルを例えば1ライン上に設けてなる。各インクヘッド14k、14k’、…、14y’は、それぞれ各ノズル列を下方(Z軸方向)に向けてキャリッジ13に搭載されている。
各連結フレーム4、4の上面には、それぞれ各当接部15、16が設けられている。画像記録媒体1の搬入側の各連結フレーム4、4の各下方には、それぞれ図示しない各キャリッジガイド機構が設けられている。
キャリッジ13における画像記録媒体1の搬入側には、図2に示すように各キャリッジアーム17、17が延出している。これらキャリッジアーム17、17も奥側のキャリッジアーム17は、不図示とする。これらキャリッジアーム17、17は、それぞれキャリッジ13における画像記録媒体1の搬入側の下端からX軸方向に延出し、さらに斜め下方に延出している。これらキャリッジアーム17、17の斜め下方部には、それぞれ支持孔18が設けられている。これら支持孔18、18には、それぞれレジストローラ7の軸8の両端がそれぞれ各ベアリングを介して回転自在に設けられている。これにより、各キャリッジアーム17、17は、レジストローラ7の高さ方向(Z方向)の移動を規制する。
キャリッジ13には、位置規制用の各キャリッジピン19、20がZ軸方向に向けて垂下して固定されている。このうちキャリッジピン19は、キャリッジ13における画像記録媒体1の搬送方向Aの上流側に設けられている。キャリッジピン20は、キャリッジ13における画像記録媒体1の搬送方向Aの下流側に設けられている。これらキャリッジピン19、20は、画像記録媒体1を搬送する平面と平行な平面内の対角位置にそれぞれ設けられている。これらキャリッジピン19、20は、それぞれ剛性の高い材料により円柱状に形成され、その各下端部には、それぞれ各円錐状部21、22が形成されている。
ベルトプラテン10には、図3に示すように位置規制用の各位置決め孔23、24が設けられている。これら位置決め孔23、24は、各キャリッジピン19、20と対向する各位置に設けられている。これら位置決め孔23、24は、それぞれベルトプラテン10の各縁部25、26にそれぞれ設けられている。これら位置決め孔23、24は、画像記録媒体1を搬送する平面と平行な平面内の対角位置にそれぞれ設けられている。このうち一方の位置決め孔23は、画像記録媒体1の搬送上流側に設けられている。他方の位置決め孔24は、画像記録媒体1の搬送下流側に設けられている。
一方の位置決め孔23は、キャリッジピン19が嵌合する。この位置決め孔23は、例えば円形に形成され、その径は、キャリッジピン19の径と略同一径に嵌合可能に形成されている。他方の位置決め孔24は、キャリッジピン20が嵌合する。この位置決め孔24は、長孔状に形成され、その短径をキャリッジピン20の径と略同一径に形成し、長径をキャリッジピン20の径よりも所定の長さだけ長く形成している。これにより、位置決め孔24とキャリッジピン20との嵌合度は、位置決め孔23とキャリッジピン19との嵌合度よりも低い。
画像記録媒体1への画像形成時、ベルトプラテン10は、後述する支持部材としての2つのフロント支持アーム27、28及び同支持部材としての1つのリヤ支持アーム29の回動によりZ軸方向に昇降し、例えば上昇すると図1に示すような予め設定された画像記録位置に設定され、下降すると図4に示すように予め設定されたメンテナンス用位置に設定される。
ベルトプラテン10が画像記録位置に設定されたとき、ベルトプラテン10と各インクヘッド14k、14k’、…、14y’の各ノズル列との間隔は、予め設定された画像記録用の間隔に狭められる。このとき、キャリッジピン19が位置決め孔23内に嵌合し、これと同時に、キャリッジピン20が位置決め孔24内に嵌合する。
このとき位置決め孔24の長径の長さは、キャリッジ13とベルトプラテン10との間に位置ずれ量に応じた長さに形成されているので、キャリッジ13とベルトプラテン10との間に位置ずれが生じても、キャリッジピン19は位置決め孔23内に嵌合し、キャリッジピン20は位置決め孔24内に容易に嵌合し、これによってキャリッジ13とベルトプラテン10との間の位置ずれが吸収される。
他方の位置決め孔24は、長径の方向を画像記録媒体1の搬送方向Aに対して所定の角度θ、例えば45°傾けて形成されているので、キャリッジ13に対してベルトプラテン10がX軸方向又はY軸方向に位置ずれたとしても、キャリッジピン19は、位置決め孔23内に嵌合し易すい。
図3に示すように位置調整機構30がベルトプラテン10の縁部26に設けられている。この位置調整機構30は、位置決め孔24の位置をXY軸の平面内で可変する。この位置調整機構30は、位置決め孔24が設けられている可動板31をXY軸の平面内で移動する。この位置調整機構30は、例えば、キャリッジピン20は位置決め孔24との嵌め合いがきつい場合、可動板31を移動させることにより位置決め孔24の位置をXY軸方向に移動させる。この位置調整機構30は、好ましくは各位置決め孔23、24のうちレジストローラ7から離れた位置決め孔24に設けるのがよい。位置決め孔24の長径寸法によっては設けなくてもよい。
各キャリッジピン19、20は、それぞれベルトプラテン10に嵌合する。これにより、各キャリッジピン19、20は、キャリッジ13とベルトプラテン10との位置関係を規制する。これらキャリッジピン19、20は、レジストローラ7により導入される画像記録媒体1の搬送姿勢とベルトプラテン10による画像記録媒体1の搬送姿勢とを略一致させる。これら位置決め孔23、24は、対角位置に限らず、X方向又はY方向に直線上に配置してもよい。
ベルトプラテン10は、画像記録媒体1を搬送方向Aに一定の搬送速度で搬送する。画像記録媒体1の搬入側が上流であり、搬出側が下流となる。ベルトプラテン10は、例えば無端の帯状のベルト11を複数のローラ、例えば3つのプラテンローラ32、33、34により張力を与えて支持する。
例えばプラテンローラ32は、上流側に設けられる。プラテンローラ33は、下流側に設けられる。プラテンローラ34は、ベルト11に張力を与える。下流側のプラテンローラ33は、モータ等により回転駆動される。上流側のプラテンローラ32は、ベルト11の移動と共に従動して回転する。ベルト11には、複数の孔11aが設けられている(図7)。これら孔は、図示しない吸引装置の吸引動作によりエアーを吸引する。これにより、ベルト11上には、画像記録媒体1が吸着保持される。
従って、ベルトプラテン10は、下流側のプラテンローラ33が回転駆動すると、ベルト11が移動する。画像記録媒体1は、ベルト11上に吸着保持されるので、ベルト11の移動により搬送方向Aに一定の搬送速度で搬送される。
このベルトプラテン10は、キャリッジ13に搭載された各インクヘッド14k、14k’、…、14y’のノズル面に対して対向配置されている。このベルトプラテン10は、Z軸方向に上下移動自在である。
このベルトプラテン10の両側面には、それぞれ各側面板35、35が設けられている。図1において各側面板35、35のうち奥側の側面板35は不図示となる。これら側面板35の上流側と下流側との各下端には、それぞれ各下端縁36、37が形成されている。これら下端縁36、37は、例えばX軸方向に平行な直線状に形成されている。
ベルトプラテン10の各側面板35、35における下流側には、タイバー38が設けられている。このタイバー38は、板状に形成され、各側面板37、37間に設けられている。これらタイバー38の下端辺と各側面板37、37の各下端辺との間には、支持用底面板39が設けられている。
2つのフロント支持アーム27、28及び1つのリヤ支持アーム29は、これら3つによりベルトプラテン10を3点で例えば水平方向に支持する。なお、図1において各フロント支持アーム27、28のうち奥側のフロント支持アーム28は不図示とする。このうちフロント支持アーム27、28は、上流側の各下端縁36、36の下方に設けられている。リヤ支持アーム29は、下流側のタイバー38の略中央部の下方に設けられている。
各フロント支持アーム27、28は、板状に形成され、ベルトプラテン10の各下端縁36、36に当接してベルトプラテン10を支持する。リヤ支持アーム29も板状に形成され、ベルトプラテン10のタイバー38の略中央部に当接してベルトプラテン10を支持する。
図5は各フロント支持アーム27、28の具体的に構成図を示す。一方のフロント支持アーム27の上端部には、軸40が設けられ、この軸40に回転部材としてのコロ41が回転可能に設けられている。このコロ41は、円筒状の外れ防止部42と、この外れ防止部42よりも外径が小さい円筒状の支持載置部43とを一体形成してなる。外れ防止部42における支持載置部43側のコーナには、案内傾斜部44が設けられている。
このコロ41は、支持載置部43においてベルトプラテン10の下端縁36を載置する。この支持載置部43上にベルトプラテン10の下端縁36を載置する場合、ベルトプラテン10の下端縁36がコロ41の支持載置部43上に直接載置されるのがよいが、これらベルトプラテン10の下端縁36とコロ41の支持載置部43との位置関係がずれていると、ベルトプラテン10の下端縁36がコロ41の案内傾斜部44に当接するときがあるが、このときベルトプラテン10の手前側の下端縁36は、案内傾斜部44により支持載置部43側に案内され、当該支持載置部43上に載置される。
他方のフロント支持アーム28の上端部には、軸45が設けられ、この軸45に回転部材としてのコロ46が回転可能に設けられている。このコロ46もコロ41と同様に、円筒状の外れ防止部47と、この外れ防止部47よりも外径が小さい円筒状の支持載置部48とを一体形成してなる。外れ防止部47における支持載置部48側のコーナには、案内傾斜部49が設けられている。このコロ46は、支持載置部48においてベルトプラテン10の奥側の下端縁36を載置する。
これらフロント支持アーム27の下端部50には、軸51が設けられている。この軸51は、第1のフレーム2に設けられている。これにより、フロント支持アーム27は、軸51を中心として矢印B方向に回転自在に支持されている。なお、フロント支持アーム28は、フロント支持アーム27と同様の構成を有し、フロント支持アーム27と同期して矢印B方向に回転可能に設けられている。
なお、各フロント支持アーム27、28には、それぞれ押え板27a、28aが設けられていてもよい。
図6はリヤ支持アーム29の構成図を示す。リヤ支持アーム29は、2つのリヤアーム29a、29bを所定の間隔で並設している。これらリヤアーム29a、29bの各上端部には、軸52が設けられ、この軸52に回転部材としての円筒状のローラ53が回転可能に設けられている。このローラ53は、ベルトプラテン10におけるタイバー38に当接してベルトプラテン10を支持する。なお、このローラ53におけるタイバー38と当接する外周は、例えば先鋭のエッジを有している。
リヤ支持アーム29の下端部54には、軸55が設けられている。軸55は、第1のフレーム2に設けられている。このリヤ支持アーム29は、軸55を中心として矢印C方向に回転可能に設けられている。
各フロント支持アーム27、28とリヤ支持アーム29とは、互いに同期して回転動作する。すなわち、図4に示すように各フロント支持アーム27、28が矢印B方向に回転するに同期してリヤ支持アーム29が矢印C方向に回転すると、各フロント支持アーム27、28の各コロ41、46は、それぞれベルトプラテン10の各下端縁36、36に対して転がりながら移動し、リヤ支持アーム29のローラ53は、ベルトプラテン10のタイバー38から支持用底面板39に対して転がりながら移動する。これにより、ベルトプラテン10は、矢印D方向(Z軸方向)に下降する。
画像記録媒体1への画像記録時、各フロント支持アーム27、28とリヤ支持アーム29とは、図1に示すように上方に向かって同期して回転する。これにより、ベルトプラテン10は、Z軸方向に上昇する。この結果、ベルトプラテン10と各インクヘッド14k、14k’、…、14y’の各ノズル列との間隔は、予め設定された画像記録用の間隔に狭められる。
画像記録媒体1が詰まると、画像記録媒体1の搬送ができなくなる。詰まった画像記録媒体1を取り除く作業が行われる。例えばジャムが発生すると、ジャム処理等のメンテナンスが行われる。このような場合、各フロント支持アーム27、28とリヤ支持アーム29とは、図4に示すように下方に向かって同期して回転する。これにより、ベルトプラテン10は、Z軸方向に下降する。この結果、ベルトプラテン10と各インクヘッド14k、14k’、…、14y’の各ノズル列との間隔は、予め設定されたメンテナンス用の間隔に広げられる。
次に、2つのフロント支持アーム27、28及び1つのリヤ支持アーム29によるベルトプラテン10の3点支持について説明する。
図7は各フロント支持アーム27、28及びリヤ支持アーム29によるベルトプラテン10の3点支持の概略斜視図を示す。上述したようにフロント支持アーム27、28は、それぞれ両側面板35における上流側の各下端縁36、36の下方に設けられ、かつリヤ支持アーム29は、下流側のタイバー38のX方向における略中央部の下方に設けられている。
リヤ支持アーム29は、ベルトプラテン10の重心Gを通りかつベルトプラテン10による画像記録媒体1の搬送方向Aと同一方向の延長ラインLとタイバー38との交点の下方に設けられている。
なお、下流側のプラテンローラ33側には、モータ56が設けられ、このモータ56の軸とプラテンローラ34との間にベルト57が掛けられている。これにより、モータ56が駆動すると、この回転力がベルト57を介してプラテンローラ34に伝達される。
又、上流側のプラテンローラ32側には、エンコーダ58が設けられている。このエンコーダ58は、プラテンローラ32の回転に応じたパルス信号Pを発生する。
ベルト11には、複数の孔11aが設けられている。
各フロント支持アーム27、28の軸51には、モータ58が設けられている。このモータ58は、駆動することにより軸51を回転させ、各フロント支持アーム27、28を同期して図1に示す矢印B方向に回転させる。
リヤ支持アーム29の軸55には、モータ59が設けられている。このモータ59は、駆動することにより軸55を回転させ、リヤ支持アーム29を図1に示す矢印C方向に回転させる。
制御部60は、インクジェット方式の画像記録装置における一連の画像記録動作を制御するもので、エンコーダ58からのパルス信号Pをに基づいてベルトプラテン10での搬送速度が一定に保たれるようにベルトプラテン10のモータ56に対して駆動制御信号mを送出し、当該モータ56を駆動してベルト11を搬送方向Aに移動させる機能と、各インクヘッド14k、14k’、…、14y’からそれぞれKCMYの各色の各インクを噴出させる機能と、供給部5から記録用紙等の画像記録媒体1をベルトプラテン10に供給させる機能と、ベルトプラテン10により搬送中の画像記録媒体1上に各インクヘッド14k、14k’、…、14y’からそれぞれ噴出されたK、C、M、Yの各色の各インクが着弾して画像が記録された画像記録媒体1を排出部6から画像記録装置の外部に排出させる機能とを有する。
制御部60は、画像記録を行う場合、モータ58を回転させて各フロント支持アーム27、28を図1に示す矢印B方向の上方向きに回転させ、これと同期してモータ59を回転させてリヤ支持アーム29を図1に示す矢印C方向の上方向きに回転させてベルトプラテン10を予め設定された画像記録位置に設定する。
制御部60は、ジャム発生時のメンテナンスを行う場合、モータ58を回転させて各フロント支持アーム27、28を図1に示す矢印B方向の下方向きに回転させ、これと同期してモータ59を回転させてリヤ支持アーム29を図1に示す矢印C方向の下方向きに回転させてベルトプラテン10を予め設定されたメンテナンス用位置に設定する。
制御部60は、各インクヘッド14k、14k’、…、14y’のクリーニングを行う場合、モータ58を回転させて各フロント支持アーム27、28を図1に示す矢印B方向の下方向きに回転させ、これと同期してモータ59を回転させてリヤ支持アーム29を図1に示す矢印C方向の下方向きに回転させてベルトプラテン10を予め設定されたクリーニング用位置に設定する。このクリーニング用位置は、例えば画像記録位置とメンテナンス用位置との中間に設定される。
なお、制御部60は、例えば第1及び第2のフレーム2、2、3、3の間に挟持されている。
次に、画像記録時の動作について説明する。
制御部60は、モータ58を回転させて各フロント支持アーム27、28を矢印B方向の上方向きに回転させ、これと同期してモータ59を回転させてリヤ支持アーム29を矢印C方向の上方向きに回転させる。
各フロント支持アーム27、28が上方向きに回転すると、図5に示す各フロント支持アーム27、28の各上端部に設けられている各コロ41、46は、それぞれベルトプラテン10の両下端縁36に対して転がりながら移動する。
これと共にリヤ支持アーム29も上方向きに回転するので、図6に示すリヤ支持アーム29の上端部に設けられたローラ53は、ベルトプラテン10の支持用底面板39からタイバー38に向かって転がりながら移動する。
これにより、ベルトプラテン10は、図8に示すように上昇し、この結果、図9(図1)に示すような予め設定された画像記録位置に設定される。この画像記録位置では、ベルトプラテン10と各インクヘッド14k、14k’、…、14y’の各ノズル列との間隔は、予め設定された画像記録用の間隔に狭められ、Z方向の相対位置が位置決めされる。
このとき、キャリッジピン19が位置決め孔23内に嵌合する。これと同時に、キャリッジピン20が位置決め孔24内に嵌合する。これにより、キャリッジ13とベルトプラテン10とのXY方向の相対位置が位置決めされる。
画像記録媒体1が搬入されると、この画像記録媒体1は、レジストローラ7の静止により搬送姿勢を決定される。この後、画像記録媒体1は、レジストローラ7の搬送力によりベルトプラテン10に導入される。
このベルトプラテン10は、画像記録媒体1の導入と共に、画像記録媒体1をベルト11上に吸着保持させる。ベルトプラテン10は、下流側のローラ33の回転駆動によりベルト11を移動する。画像記録媒体1は、ベルト11上に吸着保持されているので、ベルト11の移動により搬送方向Aに一定の搬送速度で搬送される。これにより、画像記録媒体1は、各インクヘッド群14k、14k’、…、14y’の下方に搬送される。
画像記録媒体1の搬送中、各インクヘッド群14k、14k’、…、14y’は、それぞれKCMYの各インク液を噴出する。これらKCMYの各インク液は、画像記録媒体1上に着弾する。これにより、画像記録媒体1上に画像が記録される。
画像記録された画像記録媒体1は、排出部6から画像記録装置の外部に排出される。
次に、ジャム発生時等のメンテナンス時の動作について説明する。
画像記録動作中にジャムが発生すると、制御部60は、モータ58を逆回転させて図10に示すように各フロント支持アーム27、28を矢印B方向の下方向きに回転させ、これと同期してモータ59も逆回転させてリヤ支持アーム29を矢印C方向の下方向きに回転させる。
各フロント支持アーム27、28が下方向きに回転すると、図5に示す各フロント支持アーム27、28の各上端部に設けられている各コロ41、46は、それぞれベルトプラテン10の両下端縁36に対して転がりながら画像記録時とは逆方向に移動する。
これと共にリヤ支持アーム29も下方向きに回転するので、図6に示すリヤ支持アーム29の上端部に設けられたローラ53は、ベルトプラテン10のタイバー38から支持用底面板39に向かって転がりながら画像記録時とは逆方向に移動する。
これにより、ベルトプラテン10は、図10に示すように下降し、この結果、図11に示すような予め設定されたメンテナンス用位置に設定される。この結果、ベルトプラテン10と各インクヘッド14k、14k’、…、14y’の各ノズル列との間隔は、予め設定されたメンテナンス用の間隔に広げられる。この状態で、詰まった画像記録媒体1を取り除く作業が行われる。
次に、各インクヘッド14k、14k’、…、14y’に対するクリーニング時の動作について説明する。
各インクヘッド14k、14k’、…、14y’のクリーニング時、制御部60は、モータ58を所定の回転量だけ正又は逆回転させて各フロント支持アーム27、28を矢印B方向の上又は下方向きに回転させ、これと同期してモータ59も所定の回転量だけ正又は逆回転させてリヤ支持アーム29を矢印C方向の上又は下方向きに回転させる。
これにより、ベルトプラテン10は、図12に示すように予め設定されたクリーニング用位置に設定される。この結果、ベルトプラテン10と各インクヘッド14k、14k’、…、14y’の各ノズル列との間隔は、予め設定されたクリーニング用の間隔に広げられる。このクリーニング用の間隔は、ベルトプラテン10と各インクヘッド14k、14k’、…、14y’との間にクリーニング部材が摺動可能な間隔であればよい。この状態で、各インクヘッド14k、14k’、…、14y’に対して図示しないクリーニング部材が摺動し、各インクヘッド14k、14k’、…、14y’に対するクリーニングが行われる。
このように上記第1の実施の形態によれば、各フロント支持アーム27、28と、ベルトプラテン10の重心Gを通る延長ラインL上に設けられたリヤ支持アーム29とによりベルトプラテン10を3点支持するので、これら3点で重量のバランスが取れた状態でベルトプラテン10を支持できる。これにより、各第1のフレーム2、2や各第2のフレーム3、3が何らかの原因により捩れても、又ベルトプラテン10の自重により同ベルトプラテン10のベルト11がスラスト方向にずれることはなく、画像記録媒体1を常に所定の位置でかつ搬送方向Aからずれることなく搬送できる。
又、各フロント支持アーム27、28及びリヤ支持アーム29が同期して回転することによりベルトプラテン10を昇降させて、このベルトプラテン10を予め設定された画像記録位置、メンテナンス用位置又はクリーニング用位置に設定できる。従って、各フロント支持アーム27、28及びリヤ支持アーム29を回転させるだけの簡単な構成で、画像記録位置、メンテナンス用位置又はクリーニング用位置に正確に位置決めできる。
各フロント支持アーム27、28の各上端部にはそれぞれ円筒状を有する各コロ41、46が回転可能に設けられ、かつリヤ支持アーム29の上端部には先鋭のエッジを有するローラ53が回転可能に設けられているので、これらフロント支持アーム27、28及びリヤ支持アーム29による3点支持のうち例えば2点がベルトプラテン10を面受けで支持しても、残りの1点がベルトプラテン10を点で支持するので、ベルトプラテン10の各第1のフレーム2、2及び各第2のフレーム3、3に歪を生じさせる力を発生させないようにベルトプラテン10を予め設定された画像記録位置に位置決めできる。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図7と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図13はインクジェット方式の画像記録装置における搬送機構の支持構造を示す概略斜視図であり、図14はリア側から見た構成図を示す。案内アーム61、62がベルトプラテン10における下流側の各下端縁37、37の下方に設けられている。これら案内アーム61、62は、板状に形成され、ベルトプラテン10の各下端縁37、37に当接してベルトプラテン10を支持する。
これら案内アーム61、62は、図5に示す各フロント支持アーム27、28と略同一構成を有する。これら案内アーム61、62の構成の概略を説明すると、一方の案内アーム61は、その上端部にコロ63が回転可能に設けられ、かつその下端部が軸55に設けられている。他方の案内アーム62もその上端部にコロ64が回転可能に設けられ、かつその下端部が軸55に設けられている。
これら案内アーム61、62は、モータ59の回転により軸55を介してリヤ支持アーム29と同期して図1に示す矢印C方向の上又は下方向きに回転する。なお、これら案内アーム61、62及びリヤ支持アーム29を上向きに回転させてZ軸方向に並設させた場合、各案内アーム61、62の上端位置すなわち各コマ63、64の上端位置は、リヤ支持アーム29の上端位置すなわちローラ53の上端位置よりも予め設定された間隔だけ低く設けられている。
リヤ支持アーム29及び各案内アーム61、62によるベルトプラテン10の支持は、次のように行われる。
画像記録時には、図15に示すようにリヤ支持アーム29のみによりベルトプラテン10を支持する。従って、画像記録時には、ベルトプラテン10は、上記第1の実施の形態と同様に、各フロント支持アーム27、28とリヤ支持アーム29とにより3点支持する
メンテナンス時又はクリーニング時には、リヤ支持アーム29及び各案内アーム61、62は、図16に示すように矢印C方向に回転してベルトプラテン10を予め設定されたメンテナンス用位置又はクリーニング用位置に設定する。
この場合、各案内アーム61、62の各コマ63、64の上端位置がリヤ支持アーム29のローラ53の上端位置よりも予め設定された間隔だけ低く設けられているので、リヤ支持アーム29及び各案内アーム61、62が矢印C方向に回転すると、先ず、リヤ支持アーム29のローラ53がタイバー38と当接しなくなり、ベルトプラテン10の支持用底面板39から離れる。
さらに、リヤ支持アーム29及び各案内アーム61、62が矢印C方向に回転すると、各案内アーム61、62の各コマ63、64がベルトプラテン10の各下端縁37、37に当接する。これら案内アーム61、62の各コマ63、64は、それぞれベルトプラテン10の各下端縁37、37に転がりながら移動する。この結果、ベルトプラテン10は、予め設定されたメンテナンス用位置又はクリーニング用位置に設定される。これにより、メンテナンス時又はクリーニング時には、ベルトプラテン10は、各フロント支持アーム27、28と各案内アーム61、62とにより4点支持される。
このように上記第2の実施の形態によれば、画像記録時には、各フロント支持アーム27、28とリヤ支持アーム29とによりベルトプラテン10を3点支持し、メンテナンス時又はクリーニング時には、各フロント支持アーム27、28と各案内アーム61、62とによりベルトプラテン10を4点支持する。
これにより、画像記録時には、各第1のフレーム2、2や各第2のフレーム3、3が何らかの原因により捩れても、又ベルトプラテン10の自重により同ベルトプラテン10のベルト11がスラスト方向にずれることはなく、画像記録媒体1を常に所定の位置でかつ搬送方向Aからずれることなく搬送できる等の上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
メンテナンス時又はクリーニング時には、ベルトプラテン10は、各フロント支持アーム27、28と各案内アーム61、62とにより4点支持するので、ベルトプラテン10の支持強度を大きくできる。メンテナンス時又はクリーニング時には、ベルトプラテン10を所定の位置に精度高く位置決めする必要はなく、ベルトプラテン10を頑丈に支持することが必要であり、この条件を満たすことができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図13と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図17はインクジェット方式の画像記録装置における搬送機構の支持構造を示す概略斜視図である。ベルトプラテン10は、フロント支持アーム27と、案内アーム61と、フロント支持アーム65とにより3点支持されている。
フロント支持アーム65は、ベルトプラテン10の重心Gを通りかつベルトプラテン10による画像記録媒体1の搬送方向Aに対して垂直方向の延長ラインLと奥側の側面板35との交点の下方に設けられている。
このフロント支持アーム65は、ベルトプラテン10の奥側の下端縁37を支持する。このフロント支持アーム65は、図5に示す各フロント支持アーム27、28と略同一構成を有するもので、その上端部にコロ66が回転可能に設けられ、かつその下端部が軸67に設けられている。このフロント支持アーム65は、図示しないモータの回転により軸67を介してフロント支持アーム27及び案内アーム61と同期して矢印F方向の上又は下方向きに回転する。
このようなフロント支持アーム27と案内アーム61とフロント支持アーム65との配置によりベルトプラテン10を3点支持しても、画像記録時において各第1のフレーム2、2や各第2のフレーム3、3が何らかの原因により捩れても、又ベルトプラテン10の自重により同ベルトプラテン10のベルト11がスラスト方向にずれることはなく、画像記録媒体1を常に所定の位置でかつ搬送方向Aからずれることなく搬送できる等の上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、図13と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明は省略する。
図18はインクジェット方式の画像記録装置における搬送機構の支持構造を示す概略斜視図である。ベルトプラテン10は、フロント支持アーム28と、案内アーム62と、フロント支持アーム68とにより3点支持されている。
フロント支持アーム68は、ベルトプラテン10の重心Gを通りかつベルトプラテン10による画像記録媒体1の搬送方向Aに対して垂直方向の延長ラインLと手前の側面板35との交点の下方に設けられている。
このフロント支持アーム68は、ベルトプラテン10の手前側の下端縁37を支持する。このフロント支持アーム68は、図5に示す各フロント支持アーム27、28と略同一構成を有するもので、その上端部にコロ69が回転可能に設けられ、かつその下端部が軸70に設けられている。このフロント支持アーム68は、図示しないモータの回転により軸70を介してフロント支持アーム28及び案内アーム62と同期して矢印H方向の上又は下方向きに回転する。
このようなフロント支持アーム28と案内アーム62とフロント支持アーム68との配置によりベルトプラテン10を3点支持しても、画像記録時において各第1のフレーム2、2や各第2のフレーム3、3が何らかの原因により捩れても、又ベルトプラテン10の自重により同ベルトプラテン10のベルト11がスラスト方向にずれることはなく、画像記録媒体1を常に所定の位置でかつ搬送方向Aからずれることなく搬送できる等の上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、次のように変形してもよい。
ベルトプラテン10の3点支持は、3つの支持部材、例えば上記第1の実施の形態における各フロント支持アーム27、28とリヤ支持アーム29とのうち少なくとも1つの支持部材をベルトプラテン10の重心Gを通る延長ラインL上に設ければよい。
各フロント支持アーム27、28及びリヤ支持アーム29の各上端部には、それぞれコロ41、46やローラ53を回転可能に設けているが、これに限らず、各フロント支持アーム27、28及びリヤ支持アーム29の各上端部の形状自体を円弧状等の曲率を有する部位に形成してもよい。
本発明に係る画像記録装置における搬送機構の支持構造の第1の実施の形態を示す構成図。 同支持構造におけるキャリッジに延出された各キャリッジアームを示す構成図。 同支持構造におけるベルトプラテンに設けられた位置規制用の各位置決め孔の位置を示す平面図。 同支持構造においてベルトプラテンをメンテナンス用位置に設定したときの状態を示す図。 同支持構造における各フロント支持アームの具体的な構成図。 同支持構造におけるリヤ支持アームの具体的な構成図。 同支持構造における各フロント支持アーム及びリヤ支持アームによるベルトプラテンの3点支持の概略斜視図。 同支持構造におけるベルトプラテンの上昇を示す図。 同支持構造におけるベルトプラテンが画像記録位置に設定された状態を示す図。 同支持構造におけるメンテナンス時でのベルトプラテンの下降を示す図。 同支持構造におけるベルトプラテンをメンテナンス用位置に設定した状態を示す図。 同支持構造におけるベルトプラテンをクリーニング用位置に設定した状態を示す図。 本発明に係る画像記録装置における搬送機構の支持構造の第2の実施の形態を示す構成図。 同支持構造におけるベルトプラテンをリア側から見た構成図。 同支持構造における画像記録時でのリヤ支持アームのみによるベルトプラテンの支持を示す図。 同支持構造におけるメンテナンス時及びクリーニング時での案内アームのみによるベルトプラテンの支持を示す図。 本発明に係る画像記録装置における搬送機構の支持構造の第3の実施の形態を示す構成図。 本発明に係る画像記録装置における搬送機構の支持構造の第4の実施の形態を示す構成図。
符号の説明
1:画像記録媒体、2:第1のフレーム、3:第2のフレーム、4:連結フレーム、5:供給部、6:排出部、7:レジストローラ、8:軸、9:ローラ、10:ベルトプラテン、11:ベルト、11a:孔、12:ローラ、13:キャリッジ、14k,14k’,14c,14c’,14m,14m’,14y,14y’:インクヘッド、15,16:当接部、17:キャリッジアーム、18:支持孔、19,20:キャリッジピン、21,22:円錐状部、23,24:位置決め孔、25,26:ベルトプラテンの各縁部、27,28:フロント支持アーム、27a,28a:押え板、29:リヤ支持アーム、29a,29b:リヤアーム、30:位置調整機構、31:可動板、32,33,34:プラテンローラ、35:側面板、36,37:下端縁、38:タイバー、39:支持用底面板、40:軸、41:コロ、42:外れ防止部、43:支持載置部、44:案内傾斜部、45:軸、46:コロ、47:外れ防止部、48:支持載置部、49:案内傾斜部、50:フロント支持アームの下端部、51:軸、52:軸、53:ローラ、54:リヤ支持アームの下端部、55:軸、56:モータ、57:ベルト、58:エンコーダ、59:モータ、60:制御部、61,62:案内アーム、63,64:コロ、65:フロント支持アーム、66:コロ、67:軸、68:フロント支持アーム、69:コロ、70:軸。

Claims (16)

  1. 画像記録媒体を所定の搬送方向に搬送する媒体搬送機構を支持する搬送機構の支持構造において、
    前記媒体搬送機構をそれぞれ異なる3箇所で支持する3つの支持部材を備え、
    前記3つの支持部材のうち1つの支持部材は、前記媒体搬送機構の重心を通るライン上で前記媒体搬送機構を支持する、
    ことを特徴とする搬送機構の支持構造。
  2. 前記媒体搬送機構の重心を通る前記ライン方向は、前記媒体搬送機構の前記搬送方向と一致することを特徴とする請求項1記載の搬送機構の支持構造。
  3. 前記1つの前記支持部材は、前記媒体搬送機構における前記搬送方向の前方側で、かつ前記媒体搬送機構の前記搬送方向と一致する前記ライン上で前記媒体搬送機構を支持し、
    他の2つの前記支持部材は、前記媒体搬送機構の前記搬送方向の後方側で、かつ前記媒体搬送機構の両側をそれぞれ支持する、
    ことを特徴とする請求項1記載の搬送機構の支持構造。
  4. 前記3つの支持部材は、前記媒体搬送機構を前記画像記録媒体への画像記録を可能とする第1の位置と、前記媒体搬送機構を前記第1の位置から退避させる第2の位置との間に移動させることを特徴とする請求項1記載の搬送機構の支持構造。
  5. 前記3つの支持部材のうち少なくとも1つの前記支持部材は、前記媒体搬送機構と当接する箇所が円弧状に形成されたことを特徴とする請求項1記載の搬送機構の支持構造。
  6. 前記3つの支持部材のうち少なくとも1つの前記支持部材は、前記媒体搬送機構と当接する箇所に回転可能な回転部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の搬送機構の支持構造。
  7. 前記3つの支持部材は、前記媒体搬送機構を水平方向に支持することを特徴とする請求項1記載の搬送機構の支持構造。
  8. 前記媒体搬送機構の重心を通るライン上に設けられた前記支持部材は、前記画像記録媒体への画像記録を可能とする第1の位置に前記媒体搬送機構を支持し、
    他の少なくとも2つの前記支持部材は、前記媒体搬送機構を前記第1の位置に支持し、かつ前記媒体搬送機構を前記第1の位置と当該第1の位置から退避させる第2の位置との間に移動させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の搬送機構の支持構造。
  9. 画像記録媒体を媒体搬送機構により所定の搬送方向に搬送すると共に、当該搬送されている前記画像記録媒体に対して画像記録部により画像記録を行う画像記録装置において、
    前記媒体搬送機構をそれぞれ異なる3箇所で支持する3つの支持部材を具備し、
    前記3つの支持部材のうち1つの支持部材は、前記媒体搬送機構の重心を通るライン上で前記媒体搬送機構を支持する、
    ことを特徴とする画像記録装置。
  10. 前記媒体搬送機構の重心を通る前記ライン方向は、前記媒体搬送機構の前記搬送方向と一致することを特徴とする請求項9記載の画像記録装置。
  11. 前記1つの前記支持部材は、前記媒体搬送機構における前記搬送方向の前方側で、かつ前記媒体搬送機構の前記搬送方向と一致する前記ライン上で前記媒体搬送機構を支持し、
    他の2つの前記支持部材は、前記媒体搬送機構の前記搬送方向の後方側で、かつ前記媒体搬送機構の両側をそれぞれ支持する、
    ことを特徴とする請求項9記載の画像記録装置。
  12. 前記3つの支持部材は、前記画像記録部により前記画像記録媒体への画像記録を可能とする画像記録位置と、少なくとも前記媒体搬送機構及び前記画像記録部のメンテナンスを可能とするメンテナンス位置又は前記画像記録部のクリーニングを可能とするクリーニング位置との間に、前記媒体搬送機構を移動させることを特徴とする請求項9記載の画像記録装置。
  13. 前記3つの支持部材のうち少なくとも1つの前記支持部材は、前記媒体搬送機構と当接する箇所が円弧状に形成されたことを特徴とする請求項9記載の画像記録装置。
  14. 前記3つの支持部材のうち少なくとも1つの前記支持部材は、前記媒体搬送機構と当接する箇所に回転可能な回転部材を設けたことを特徴とする請求項9記載の画像記録装置。
  15. 前記3つの支持部材は、前記媒体搬送機構を水平方向に支持することを特徴とする請求項9記載の画像記録装置。
  16. 前記媒体搬送機構の重心を通るライン上に設けられた前記支持部材は、前記画像記録媒体への画像記録を可能とする第1の位置に前記媒体搬送機構を支持し、
    他の少なくとも2つの前記支持部材は、前記媒体搬送機構を前記第1の位置に支持し、かつ前記媒体搬送機構を前記第1の位置と当該第1の位置から退避させる第2の位置との間に移動させる、
    ことを特徴とする請求項9記載の画像記録装置。
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