JP2006290145A - 誘導無線用アンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】 誘導線との距離が色々であっても誘導線に近接させた状態を安定に維持することができ、構造が簡易である誘導無線用アンテナを提供する。
【解決手段】 この発明の誘導無線用アンテナ1において、鉄道車両の移動局から基地局170に信号を送信したいときには、フック状に形成した本体部11を誘導線160に引っかけ、フック状の本体部11の内部に収納されたアンテナ回路にケーブル15を介して信号を送れば、送信信号はアンテナ回路から誘導線に電磁結合され、基地局に送られる。フック状の部分は、誘導線との間の位置関係を一定に保つことができるから送信を安定的に行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 この発明の誘導無線用アンテナ1において、鉄道車両の移動局から基地局170に信号を送信したいときには、フック状に形成した本体部11を誘導線160に引っかけ、フック状の本体部11の内部に収納されたアンテナ回路にケーブル15を介して信号を送れば、送信信号はアンテナ回路から誘導線に電磁結合され、基地局に送られる。フック状の部分は、誘導線との間の位置関係を一定に保つことができるから送信を安定的に行うことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、アンテナに関し、特に、レール上を移動する鉄道車両に配備された移動局からの信号を内蔵するアンテナ回路を介して誘導線に電磁結合させ、基地局に送信させる誘導無線用アンテナに関する。
レール上を移動する鉄道車両は、電力供給区域毎に区切られて張られたトロリ線(饋電線)を介して、変電所からそれぞれの電力供給区域のトロリに送られる電力をパンタグラフで受けている。しかし、必要がある場合には、車両に備えられた移動局から、例えば、非常発報信号を基地局及び中央制御部などを経由し変電所に通知することにより、該当する電力供給区域へのトロリ線による電力供給を停止させるようにしている。図5ないし図7は、この種の地下鉄等の鉄道車両における誘導無線方式の従来例を説明するための図である。図5の例において、レール110の上を移動する鉄道車両111は、パンタグラフ112を介してトロリ線121から電力を受けている。また、鉄道車両111に配備された移動局113からの信号は、大地帰路方式で送信される。すなわち、送信信号は、ループ型の送信アンテナ100を経由して電磁結合によりトロリ線121に結合する。トロリ線121に結合した信号は、誘導線160に2次誘導され、線路結合器CNを介して基地局170および中央制御部180に伝達される。
図6に、金属帰路(メタリック方式)260及びそれ用の送信アンテナ200を示している。ここで用いられているバー型の送信アンテナ200には、例えば、図8で示されるようなものがある。
上述した従来の誘導無線用アンテナは、図5及び図7のループ型のものにあっては、送信アンテナとトロリ線との間の離隔、あるいは、送信アンテナと誘導線との間の離隔が大きく充分な電磁結合が得られないという問題があり、鉄道車両が牽引車や作業車のように屋根の低い場合にはこの問題はさらに大きくなる。また、図6のバー型の誘導無線用アンテナにあっては、より適切な位置に保持し続けることは容易ではないという問題がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、鉄道車両と誘導線との距離が色々であっても誘導線に近接させ、その近接させた状態を安定に維持することができ、構造が簡易である誘導無線用アンテナを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る誘導無線用アンテナは、レール上を移動する鉄道車両に配備された移動局の送信信号をアンテナ回路を介して誘導線に電磁結合させ、基地局に送信を行わせる誘導無線用アンテナであって、全体を棒状に延びるように形成し、その一方の端部を絶縁体に覆われたフック状に形成し、フック状の部分の内部にアンテナ回路を収納している。
このような構成によれば、信号を送信したいときには、フック状に形成した部分を誘導線に引っかけ、フック状の部分の内部に収納されたアンテナ回路に信号を送れば、送信信号はアンテナ回路から誘導線に電磁結合され、基地局に送られる。フック状の部分は、誘導線との間の位置関係を一定に保つことができるから送信を安定的に行うことができる。
また、この発明において、アンテナ回路を収納しているフック状の部分以外の棒状に延びる部分を、長さ調整のために複数の部分に分離および再組立可能にしている。
さらに、この発明において、アンテナ回路は、C型のフェライトコアと、フェライトコアに巻き付けられて送信信号を送出する第1の巻線と、フェライトコアに巻き付けられた第2の巻線と、第2の巻線に接続されて第2の巻線と同調回路を構成する同調コンデンサとから構成されているのが好ましい。
以上に詳述したように本発明によれば、信号を送信したいときには、フック状に形成した部分を誘導線に引っかけ、フック状の部分の内部に収納されたアンテナ回路に信号を送れば、送信信号はアンテナ回路から誘導線に電磁結合され、基地局に送られる。フック状の部分は、誘導線との間の位置関係を一定に保つことができるから送信を安定的に行うことができる。また、長さ調整可能にもなっているので、鉄道車両の誘導線との距離が色々であっても誘導線に近接させた状態を安定に維持することができ、構造も簡易である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図1(a)は、この発明の実施の形態の誘導無線用アンテナの外観を示す正面図、図1(b)は、図1(a)の左側面図である。図2は、図1で示された誘導無線用アンテナの本体部の使用方法を説明する図、図3(a)ないし図3(c)は、図1で示された誘導無線用アンテナの本体部のアンテナ回路を作成する工程を説明する工程図、図4は、アンテナ回路の他の例を示す図である。これらの図で示す誘導無線用アンテナは、図5ないし図7で示した鉄道車両や、作業車、電気検測車、牽引車等で基地局等との通信のために用いられる。
図1の誘導無線用アンテナ1は、本体部11と、結合部12と、連結パイプ13と、ケーブル15と、コネクタ16とから構成されている。本体部11は、図1に示されるように上端がフック状に形成され、内部のアンテナ回路を絶縁体で覆うとともに、下端が取り外し可能に結合部12の上端と結合されている。結合部12の下端は、取り外し可能に連結パイプ13の上端に結合されている。連結パイプ13の下端には連結部14が設けられている。この連結部14は、同様に連結部を備えた他の連結パイプ(不図示)を順次に取り付けることができるようにしている(誘導線までの距離が長い場合等のため)。また、この連結部14は、連結パイプの下端を鉄道車両の適宜な個所に取り付けることを可能にしている。上述の結合部12からはアンテナ回路からの信号を引き出すためのケーブル15が接続されている。このケーブル15の端末にはコネクタ16が取り付けられており、移動局等に接続可能にしている。
図1に示された誘導無線用アンテナ1がケーブル15の端末のコネクタ16に移動局や携帯試験機などを取り付けた状態で使用する場合、誘導無線用アンテナ1のフック状の本体部11を誘導線160に引っかけ、連結部14を必要に応じて適宜に鉄道車両の適宜な個所に取り付けて使用する。本体部11に組み込まれたアンテナ回路は、誘導線160との結合関係が一定となるので電磁的に安定に結合し、携帯試験機から送られてくる信号を誘導線160を介して基地局170および中央制御部180に送信することができる。
次に、上述の本体部11に収納されているアンテナ回路の作成過程を図3を参照して簡単に説明する。図3(a)に示されるようなリング状のフェライトコア20の一部を図3(b)に示されるように切断して、C型のフェライトコア21を作成する。図3(c)に示されるように、C型のフェライトコア21の開口を挟んで一方に第1の巻線22を、他方に第2の巻線23を装着し、第1の巻線22にはケーブル15を接続し、第2の巻線23には同調コンデンサ24を取り付ける。このように形成されたアンテナ回路を絶縁体でフック状に覆い本体部11を作成する。ここで、フェライトコアを用いたのは高い透磁率を得るためである。
このように構成されているので、送信信号はケーブル15を介して第1の巻線22に供給され(高品質の電磁誘導結合)、C型フェライトコア21を介して第2の巻線23およびコンデンサ24からなる同調回路に与えられる。同調回路に共振した信号は、同調回路から誘導線160を経て基地局170および中央制御部180に伝達される。また、図3で示されたC型のフェライトコア21の代わりに、図4で示されるようなコの字型のフェライトコア31を使用し、第1,第2の巻線32,33および同調コンデンサ24を装着してもよい。また、U型のフェライトコアを用いてもよい。すなわち、誘導無線用アンテナ1の先端部分をフック状に形成することが重要である。
1 誘導無線用アンテナ、11 本体部、12 結合部、13 連結パイプ、14 連結部、15 ケーブル、16 コネクタ、20 フェライトコア、21 C型のフェライトコア、22,32 第1の巻線、23,33 第2の巻線、24,34 同調コンデンサ、31 コの字形のフェライトコア。
Claims (3)
- レール上を移動する鉄道車両に配備された移動局からの信号を内蔵するアンテナ回路を介して誘導線に電磁結合させ、基地局に送信させる誘導無線用アンテナであって、
全体を棒状に延びるように形成し、その一方の端部を絶縁体に覆われたフック状に形成し、フック状の部分の内部にアンテナ回路を収納している誘導無線用アンテナ。 - 請求項1記載の誘導無線用アンテナにおいて、
アンテナ回路を収納しているフック状の部分以外の棒状に延びる部分を、長さ調整のために複数の部分に分離および再組立可能にしている誘導無線用アンテナ。 - 請求項1または請求項2記載の誘導無線用アンテナにおいて、
アンテナ回路は、C型のフェライトコアと、フェライトコアに巻き付けられて送信信号を送出する第1の巻線と、フェライトコアに巻き付けられた第2の巻線と、第2の巻線に接続されて第2の巻線と同調回路を構成する同調コンデンサとから構成される誘導無線用アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005113308A JP2006290145A (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | 誘導無線用アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005113308A JP2006290145A (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | 誘導無線用アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006290145A true JP2006290145A (ja) | 2006-10-26 |
Family
ID=37411202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005113308A Withdrawn JP2006290145A (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | 誘導無線用アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006290145A (ja) |
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2005
- 2005-04-11 JP JP2005113308A patent/JP2006290145A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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