JP3506908B2 - 列車無線中継システムおよびその電力給電方法 - Google Patents

列車無線中継システムおよびその電力給電方法

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JP3506908B2 JP14026298A JP14026298A JP3506908B2 JP 3506908 B2 JP3506908 B2 JP 3506908B2 JP 14026298 A JP14026298 A JP 14026298A JP 14026298 A JP14026298 A JP 14026298A JP 3506908 B2 JP3506908 B2 JP 3506908B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、列車無線中継シ
ステムおよびその電力給電方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の列車無線中継システムを示
すブロック構成図であり、図において、1は列車、2は
列車1と地上との間の通信信号、3は列車1の走行路に
沿って敷設され、列車1と地上との間の通信信号2を送
受信する漏洩同軸ケーブル(以下、LCXと言う)、4
はそのLCX3の途上に複数設けられ、通信信号を中継
する中継局である。その中継局4内において、5は商用
周波数用変成器、6は商用周波数用変成器5によって変
成された交流電源を直流の安定化した電源に変換して、
その中継局4内の局内電源として用いる直流安定化電源
装置である。また、7はLCX3の一端に設けられ、そ
のLCX3を介して列車1との間の通信信号2を送受信
する基地局であり、その基地局7内において、8はLC
X3を介して中継局4に商用周波数の交流電源を供給す
る基地局電源装置である。
【0003】次に動作について説明する。列車1と基地
局7の間の通信信号2の送受信は、LCX3およびその
LCX3の途上に複数設けられた中継局4を介して行わ
れる。従ってLCX3はこの場合、アンテナの役目を果
たし、列車1との間において通信信号2の送受信を行
う。列車1から通信信号2が受信され、その受信された
通信信号2を基地局7まで伝送する場合、あるいは、基
地局7からLCX3を介して通信信号2を伝送し、その
通信信号2を列車1まで送信する場合、その通信信号2
は長く敷設されたLCX3によって減衰するので、各中
継局4による増幅機能によって、その通信信号2を増幅
し、減衰による損失分を補正する。
【0004】また、その中継局4の局内電源は、基地局
7から供給される。基地局7内に設けられた基地局電源
装置8から50Hzまたは60Hzの商用周波数の交流
電源をLCX3を介して送電する。従ってLCX3はこ
の場合、送電線の役目を果たし、基地局7と中継局4と
の間、および中継局4と下方の中継局4との間において
交流電源の送電を行う。中継局4では、受電された交流
電源を商用周波数用変成器5によって変成し、さらに、
その変成された交流電源を直流安定化電源装置6によっ
て直流の安定化した電源に変換して、その中継局4内の
増幅機能を満たすためなどの局内電源として用いる。さ
らに、商用周波数用変成器5は、LCX3を介して下方
の中継局4に交流電源の送電を行う。ここで、送電され
た交流電源は長く敷設されたLCX3の抵抗分による電
圧降下によって降圧するので、商用周波数用変成器5に
よるタップ切り替え機能によって、その交流電源を昇圧
し、電圧降下による降圧分を補正する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の列車無線中継シ
ステムは以上のように構成されているので、基地局7か
ら中継局4に商用周波数の交流電源が送電され、中継局
4では、受電されたその交流電源を商用周波数用変成器
5によって変成しなければならない。ここで、商用周波
数用変成器5のような低周波用変成器は、重量、形状寸
法とも大きく、従って、中継局4も大型化しなくてはな
らず、中継局4の設置に広い面積が必要になるなどの課
題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、小型化、軽量化された中継局を用
いることにより、中継局の設置を容易にした列車無線中
継システムおよびその電力給電方法を得ることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る列車無線
中継システムは、基地局に設けられ伝送路を介して直流
電源を供給する基地局電源装置と、各中継局に設けられ
供給された直流電源を安定化して中継局内電源として用
いると共に、下方の中継局に伝送路を介して直流電源を
供給する中継局電源装置とを備えたものである。
【0008】この発明に係る列車無線中継システムの電
力給電方法は、基地局から伝送路を介して中継局に直流
電源を供給すると共に、中継局は供給された直流電源を
安定化して中継局内電源として用いると共に、下方の中
継局に伝送路を介して直流電源を供給するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による列
車無線中継システムを示すブロック構成図であり、図に
おいて、1は列車、2は列車1と地上との間の通信信
号、3は列車1の走行路に沿って敷設され、列車1と地
上との間の通信信号2を送受信する漏洩同軸ケーブル
(伝送路:以下、LCXと言う)、4はそのLCX3の
途上に複数設けられ、通信信号を中継する中継局であ
る。その中継局4内において、11は供給された直流電
源を安定化して中継局内電源として用いると共に、下方
の中継局4に伝送路3を介して直流電源を供給する中継
局電源装置であり、その中継局電源装置11内におい
て、11aは供給された直流電源を高周波の交流電源に
変換するインバータ、11bはそのインバータ11aに
よって変換された高周波の交流電源を変成する高周波用
変成器、11cはその高周波用変成器11bによって変
成された交流電源を整流して下方の中継局4にLCX3
を介して直流電源を供給する整流器、11dはその高周
波用変成器11bによって変成された交流電源を整流し
て、さらに、直流の安定化した電源に変換して、その中
継局4内の局内電源として用いる直流安定化電源装置で
ある。また、7はLCX3の一端に設けられ、そのLC
X3を介して列車1との間の通信信号2を送受信する基
地局であり、その基地局7内において、12はLCX3
を介して中継局4に直流電源を供給する基地局電源装置
である。
【0010】次に動作について説明する。列車1と基地
局7の間の通信信号2の送受信は、LCX3およびその
LCX3の途上に複数設けられた中継局4を介して行わ
れる。従ってLCX3はこの場合、アンテナの役目を果
たし、列車1との間において通信信号2の送受信を行
う。列車1からの通信信号2が受信され、その受信され
た通信信号2を基地局7まで伝送する場合、あるいは、
基地局7からLCX3を介して通信信号2を伝送し、そ
の通信信号2を列車1まで送信する場合、その通信信号
2は長く敷設されたLCX3によって減衰するので、各
中継局4による増幅機能によって、その通信信号2を増
幅し、減衰による損失分を補正する。
【0011】また、その中継局4の局内電源は、基地局
7から供給される。基地局7内に設けられた基地局電源
装置12から直流電源をLCX3を介して送電する。従
ってLCX3はこの場合、送電線の役目を果たし、基地
局7と中継局4との間、および中継局4と下方の中継局
4との間において直流電源の送電を行う。中継局4で
は、受電された直流電源をインバータ11aにより、例
えば、100kHzの高周波の交流電源に一旦変換し、
また、高周波用変成器11bによりそのインバータ11
aによって変換された高周波の交流電源を変成する。そ
して、整流器11cによりその高周波用変成器11bに
よって変成された交流電源を整流して下方の中継局4に
LCX3を介して直流電源を供給する。一方、直流安定
化電源装置11dはその高周波用変成器11bによって
変成された交流電源を整流して、さらに、直流の安定化
した電源に変換して、その中継局4内の増幅機能を満た
すためなどの局内電源として用いる。ここで、送電され
た直流電源は長く敷設されたLCX3の抵抗分による電
圧降下によって降圧するので、高周波用変成器11bに
よるタップ切り替え機能によって、交流電源を昇圧し、
電圧降下による降圧分を補正する。
【0012】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、基地局7内に設けられた基地局電源装置12から直
流電源をLCX3を介して送電し、中継局4では、受電
された直流電源をインバータ11aにより高周波の交流
電源に一旦変換し、また、高周波用変成器11bにより
その高周波の交流電源を変成し、さらに、整流器11c
によりその変成された交流電源を整流して下方の中継局
4にLCX3を介して直流電源を供給し、そして、直流
安定化電源装置11dによりその変成された交流電源を
直流の安定化した電源に変換して、その中継局4内の局
内電源として用いるように構成したので、中継局電源装
置11として、重量、形状寸法とも軽量で小型な高周波
用変成器11bを用いることができ、従って、中継局4
も小型化することができるので、中継局4の設置を容易
にすることができる効果がある。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、基地
局電源装置から中継局電源装置に直流電源が供給され
かつ、供給された直流電源をインバータによって高周波
の交流電源に変換してから中継局内電源及び下方の中継
局用の直流電源を得るようにしたので、その中継局電源
装置として、重量、形状寸法とも軽量で小型な高周波用
変成器を用いることができ、従って、中継局も小型化す
ることができるので、中継局の設置を容易にすることが
できる効果がある。
【0014】また、この発明によれば、基地局から中継
局に直流電源が供給され、かつ、供給された直流電源を
高周波の交流電源に変換してから中継局内電源及び下方
の中継局用の直流電源を得るようにしたので、その中継
局の中継局電源装置として、重量、形状寸法とも軽量で
小型な高周波用変成器を用いることができ、従って、中
継局も小型化することができるので、中継局の設置を容
易にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による列車無線中継
システムを示すブロック構成図である。
【図2】 従来の列車無線中継システムを示すブロック
構成図である。
【符号の説明】
1 列車、3 漏洩同軸ケーブル(伝送路)、4 中継
局、7 基地局、11中継局電源装置、12 基地局電
源装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車の走行路に沿って敷設され列車と地
    上との間の通信信号を送受信する伝送路と、その伝送路
    の途上に複数設けられその通信信号を中継する中継局
    と、上記伝送路の一端に設けられその伝送路を介して上
    記列車との間の通信信号を送受信する基地局とを備えた
    列車無線中継システムにおいて、上記基地局に設けられ
    上記伝送路を介して直流電源を供給する基地局電源装置
    と、上記各中継局に設けられ、上記伝送路を介して供給
    された直流電源を高周波の交流電源に変換するインバー
    タと、当該インバータで高周波変換された交流電源を変
    成する変成器と、当該変成器で変成された交流電源を整
    流して直流電源に変換する整流器と、上記変成器で変成
    された交流電源を直流の安定化した電源に変換する直流
    安定化回路とからなり、上記伝送路を介して供給された
    直流電源を安定化して当該中継局内電源として用いると
    共に、下方の中継局に上記伝送路を介して直流電源を供
    給する中継局電源装置とを備えたことを特徴とする列車
    無線中継システム。
  2. 【請求項2】 列車の走行路に沿って敷設された伝送路
    によって列車と地上との間の通信信号を送受信し、その
    伝送路の途上に複数設けられた中継局によってその通信
    信号を中継して、その伝送路の一端に設けられた基地局
    によってその伝送路を介して上記列車との間の通信信号
    を送受信する列車無線中継システムの電力給電方法にお
    いて、 上記基地局から上記伝送路を介して上記中継局に直流電
    源を供給すると共に、その中継局はその伝送路を介して
    供給された直流電源を高周波の交流電源に変換して当該
    交流電源を変成し、かつ、当該変成した交流電源を直流
    安定化して上記中継局内電源として用いると共に、下方
    の中継局にその伝送路を介して直流電源を供給すること
    を特徴とする列車無線中継システムの電力給電方法。
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