JP2006288754A - 電気手術装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成により、体腔内の圧力低下を最小限に抑制し、かつ適切に排煙を行うことができる電気手術装置を提供する。
【解決手段】 送気装置5により炭酸ガスを腹腔13内に注入して気腹し、カメラ装着内視鏡8による観察視野を確保した状態で、電気メス32を刺入して切開等の処置を行う場合、高周波出力の指示操作を行う出力スイッチ38をONにした場合、設定部51により排煙動作を開始させる条件として、予め設定された時間後に制御部24は吸引ポンプ25を作動させて切開等の処置の際に発生する煙を排気させる動作を開始させることにより、腹腔13内の圧力低下を最小限に抑制して、適切な排煙を行うようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、排煙機能を備え、高周波電流により処置を行う電気手術装置に関する。
近年、内視鏡の観察下で高周波焼灼装置(電気メス装置)により外科手術を行う装置が広く用いられるようになった。このような電気メス装置により外科手術を行うと、生体組織の変性が進むと同時に煙が発生し、術者が観察に用いる内視鏡の視野を遮ることがある。
このため、従来例では、図9に示すように電気メス装置の出力スイッチを時刻t1でONにして高周波出力で処置を行うと同時に排煙動作を開始(ON)させることにより排煙を行い、時刻t2で出力スイッチのOFFにより高周波出力がOFFになるのに連動して、排煙動作もOFFにするようにしていた。つまり、処置を行う高周波出力のON/OFFに同期して排煙動作もON/OFFさせるようにしていた。
特開平6−178780号公報 特開平2001−198138号公報
上記のように処置を行う高周波出力のON/OFFに同期させた状態で、排煙動作を行うと、排煙のために体腔内の圧力が低下してしまう場合がある。
一方、例えば特開平6−178780号公報の従来例では、高周波出力がONになった後、一定時間後に吸引ポンプを作動させて排煙動作を行い、高周波出力がOFFになった後にも排煙動作を行うようにしている。また、この従来例では、排煙動作に連動して、送気動作を行い、排煙による体腔内の圧力低下を送気によりカバーしている。
この公報の従来例では、高周波出力がOFFになった後にも排煙動作を行うようにしているので、体腔内の圧力低下が大きくなり、送気によりカバーしている。
なお、本実施例におけるアーク放電の検出を行う場合に関連する従来例として、特開2001−198138号公報がある。この公報ではアーク放電を検出し、アーク放電発生後は、高周波出力の定電圧制御を行うものを開示している。
(発明の目的)
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、排煙動作に連動して送気を行うことを必要としない簡単な構成により、体腔内の圧力低下を最小限に抑制し、かつ適切に排煙を行うことができる電気手術装置を提供することを目的とする。
本発明の電気手術装置は、体腔内に気体を送気する送気手段と、
体腔内の煙を排気する排煙手段と、
前記排煙手段の排煙動作を制御する制御手段と、
体腔内に挿入され、電気エネルギで処置を行う処置具と、
前記処置具に対して電気エネルギを供給する電源装置と、
前記電源装置による処置具への電気エネルギ供給のON/OFFの指示を行うスイッチ手段と、
前記排煙動作を開始させる条件を設定する排煙条件設定手段と、
前記スイッチ手段がONされたタイミングから前記条件が満たされたかの判定ないしは検出を行い、前記条件を満たすタイミングで前記制御手段に排煙動作を開始させる信号を発生すると共に、少なくとも前記スイッチ手段がOFFにされた場合には前記制御手段に排煙動作を停止させる信号を発生する判定手段と、
を具備したことを特徴とする。
上記構成により、排煙条件設定手段により設定された条件を満たす期間でのみ排煙動作を行うようにすることで、体腔内の圧力低下を最小限に抑制して適切な排煙を行うことができるようにしている。
本発明によれば、体腔内の圧力低下を最小限に抑制して、設定された条件を満たす期間でのみ排煙を適切に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1ないし図4は本発明の実施例1に係り、図1は本発明の実施例1を備えた電気手術システムの全体構成を示し、図2は図1における主要部の構成を示し、図3は本実施例における高周波電源装置の構成を示し、図4は本実施例における排煙動作のタイミング図を示す。
図1に示すように本発明の実施例1を備えた電気手術システム1は、内視鏡装置2と、この内視鏡装置2と共に使用される外科手術装置としての例えば高周波焼灼装置(電気メス装置)3と、体腔内に送気(気体注入)及び排煙を行う機能を備えた送気装置5とからなる。
内視鏡装置2は、ベッド6に横たわる患者7の例えば腹腔内を観察するTVカメラ装着内視鏡8と、このTVカメラ装着内視鏡8に照明光を供給する光源装置9と、TVカメラ装着内視鏡8に対する信号処理を行うカメラコントロールユニット(CCUと略記)11と、このCCU11から出力される映像信号が入力されることにより、TVカメラ17で撮像した内視鏡画像を表示するモニタ12とを有する。
図2に示すように患者7の例えば腹腔13内に、トラカール14を介してTVカメラ装着内視鏡8を構成する光学式内視鏡15の挿入部が挿入される。この光学式内視鏡15の把持部に接続されたライトガイドケーブル16は、図1の光源装置9に接続され、光源装置9からの照明光がライトガイドケーブル16を介して光学式内視鏡15のライトガイドに供給される。この照明光は、ライトガイドの先端が取り付けられた照明窓から出射され、腹腔13内を照明する。
照明窓に隣接して設けられた観察窓には図示しない対物レンズが配置され、その対物レンズによる光学像はリレー光学系により接眼部に伝送され、この接眼部に装着されたTVカメラ17によりその結像位置に配置された固体撮像素子に結像される。この固体撮像素子は、カメラケーブル18を介してCCU11と接続され、CCU11は、この固体撮像素子により光電変換された撮像信号に対する信号処理を行い、映像信号を生成してモニタ12に出力する。そして、内視鏡画像がモニタ12により表示される。
また、トラカール14は、送気チューブ21の一端が接続され、この送気チューブ21の他端は送気装置5内の送気を行うバルブユニット22の送気側口金に接続される。
このバルブユニット22の供給側口金は、例えば炭酸ガスボンベ23とチューブを介して接続され、炭酸ガスボンベ23からの炭酸ガスは、バルブユニット22により流量が調整され、送気チューブ21を介して腹腔13内に送気(注入)される。
このバルブユニット22の送気動作は、制御部24により制御される。また、この送気装置5は、吸引することにより体腔内の煙或いはミスト(以下では煙で代表する)を含む気体を排気する排煙動作を行う吸引ポンプ25を内蔵しており、この吸引ポンプ25の動作も制御部24により制御線26からの制御信号で制御される。
なお、本実施例では、排煙動作を行う吸引ポンプ25を送気装置5内に設けているが別体で、制御線26を介して接続される構造にも同様に適用できる。
上記制御部24には、送気指示操作と排気指示(排煙)操作を行う例えばフットスイッチ等で構成される出力スイッチ27が接続されており、この出力スイッチ27を操作することにより送気及び排煙指示を制御部24に指示入力することができる。
また、吸引ポンプ25の排煙側口金は、煙除去用ボトル28及び逆止弁29を介挿した排煙用(吸引用)チューブ30を介してトラカール31の通気路に連通するように接続されている。
腹腔13内には、トラカール31を介しては高周波電流(高周波出力)による処置具としての電気メス32が刺入され、このトラカール31には、腹腔13内に連通する通気路が設けてある。そして、その通気路の開口端にチューブ30が接続され、腹腔13内で発生した煙及びミストを含む気体を吸引して排気することができるようにしている。
上記電気メス32は、アクティブコード33aを介して高周波電源装置34のアクティブ端子58aに接続される。また、この高周波電源装置34のリターン端子58bには、リターンコード33bを介して患者7の背面部等に広い面積で接触している患者プレート35と接続される。
この高周波電源装置34は、高周波の電気エネルギを発生する高周波発生部36と、この高周波の電気エネルギ出力の制御する制御部37と、この制御部37に対して出力のON/OFFの指示操作を行うフットスイッチ等による出力スイッチ38と、高周波の電気エネルギの出力値の設定や出力モードの設定を行う設定部39とを有する。
また、高周波発生部36は、高周波発生回路36aにより発生された高周波電流を出力トランス36bにより絶縁して電気メス32側に供給する。
また、制御部37は、出力スイッチ38のON/OFF操作を監視し、その操作に対応した信号を通信ケーブル42を介して送気装置5の制御部24に伝送する。
本実施例においては、送気装置5に内蔵された制御部24に対して、出力スイッチ38のON/OFFの信号を伝送する通信ケーブル42を接続するためのコネクタ受け41が設けてあり、このコネクタ受け41には通信ケーブル42の一端に設けたコネクタ42bが接続され、その他端のコネクタ42aは高周波電源装置34のコネクタ受け43に接続される。
高周波電源装置34のコネクタ受け43の接点は、制御部37に接続され、制御部37から出力スイッチ38による高周波出力のON/OFF指示信号が、このコネクタ受け43に接続される通信ケーブル42を経て送気装置5の制御部24に入力される。
そして、制御部24は、出力スイッチ38による高周波出力のON/OFFの信号と共に、以下に説明する設定部51の図示しない条件設定部による設定条件に応じて、吸引ポンプ25の吸引による排煙動作を制御する。
また、図2に示すようにバルブユニット22は、供給圧センサ45、減圧器46、電空比例弁47、電磁弁48、圧力センサ49、流量センサ50を内蔵しており、供給側口金には炭酸ガスボンベ23から炭酸ガスが供給される。
炭酸ガスボンベ23に貯留されている液状の二酸化炭素は、気化されてバルブユニット22内の内部管路を介して減圧器46に導かれる。そして、炭酸ガスは減圧器46により所定の圧力に減圧された後、内部管路に導かれ、電空比例弁47により、腹腔内及び管腔内に適した圧力に調節される。
そして、この電空比例弁47により調整された腹腔用の炭酸ガスは、電磁弁48、流量センサ50を介して腹腔用供給口金22b、送気チューブ21を通って腹腔13内に導かれるようになっている。
供給圧センサ45は、炭酸ガスボンベ23から供給される炭酸ガスの圧力を計測して、その計測結果を制御部24に出力する。減圧器46は、炭酸ガスボンベ23から供給された炭酸ガスの圧力を所定の圧力に減圧し、電空比例弁47に供給する。
電空比例弁47は、制御部24によって圧力の制御が可能で、減圧器46によって減圧された圧力を、制御部24からの制御信号に基づいてさらに所定の範囲内で調節する。 例えば、電空比例弁47は、制御部24からの制御信号に基づいて減圧器46により減圧された炭酸ガスの圧力を0〜500mmHgの範囲内で減圧可能である。
電磁弁48は、制御部24によって開閉制御が可能なバルブであり、制御部24からの制御信号に基づいて開状態又は閉状態に切り替えられる。
圧力センサ49は、電磁弁48が閉じているとき、腹腔13の圧力を計測して、その計測結果を制御部24に出力する。
流量センサ50は、電磁弁48を通過してこの内部管路を流れる炭酸ガスの流量を計測して、その計測結果を制御部24に出力する。
なお、図示はしないが電磁弁48と流量センサ50との間に排気弁を設けても良い。この排気弁は、圧力センサ49の計測値が腹腔内圧力設定値を超えているとき、制御部24からの制御信号に基づいて腹腔内圧力を減圧させるために弁を開放状態にするようになっている。
制御部24は、供給された各計測結果及び検出結果に基づいて、電空比例弁47の圧力制御、電磁弁48の開閉制御等を行う。
また、送気装置5には、その正面等に上記設定部51が設けてあり、術者53a、53bは、設定部51で設定した情報を制御部24に入力することにより、制御部24はその情報に基づき各種制御を行う。
本実施例では、この設定部51における排煙動作を行わせる条件の設定として、出力スイッチ38がONのタイミングから排煙動作を開始させる時間の設定を行う。より具体的には、ユーザは、高周波出力の値に応じて、排煙動作を開始させる時間の設定を行うことにより、排煙を適切に行わせることができる。
この場合、制御部24は、出力スイッチ38がONされたタイミングから設定された時間に達したか否かの判定を行う判定手段として時間計測するタイマの機能を持つ。そして、出力スイッチ38のON/OFFで高周波出力のON/OFFを行わせると共に、条件設定により設定される時間になると、制御部24は排煙動作を行わせる。
このように本実施例では、設定部51において出力スイッチ38がONしたタイミングから遅延して排煙動作を開始させる時間taの設定を行うことにより、制御部24は、高周波出力がONしたタイミングからこの時間taだけ遅延して排煙動作を開始させ、高周波出力がOFFになると排煙動作を停止させる(OFFにする)制御動作を行う。
図3は、電気メス装置3の高周波電源装置34の詳細な構成を示す。図3に示すように高周波電源装置34は、商用電源52から供給される商用の交流電源から直流電源を生成する電源回路53と、設定部39での操作による設定内容の出力モードに対応した波形を発生す波形発生回路54と、この波形発生回路54により生成した低レベルの信号を増幅して高周波出力として出力トランス36bに供給するアンプ55とにより構成される高周波発生回路36aを有する。
また、この高周波電源装置34は、装置全体を制御する制御部37を構成するCPU37aを有し、このCPU37aにはD/Aコンバータ56aが接続され、CPU37aは、そのデジタルの制御信号をD/Aコンバータ56aを介してアナログ信号に変換してアンプ55に印加し、アンプ55を経て出力される高周波出力信号の出力値を制御することができる。
また出力トランス36bの1次側は、コンデンサC1を介してアンプ55の出力端に接続され、2次側は、コンデンサC2、C3及び電圧センサ57a、電流センサ57bを介して端子58a、58bに接続されている。
出力トランス36bの2次側の出力側に設けられた電圧センサ57a及び電流センサ57bで測定した高周波出力信号のアナログの電圧値及び電流値は、A/Dコンバータ56bによりデジタルデータに変換されてCPU37aに入力される。CPU37aは、電圧センサ57a及び電流センサ57bの検出値(測定値)から電気メス32で処置しようとする患部等の生体組織に接触しているか、アーク放電により処置状態になっているかを検出することができる。なお、本実施例では、電圧センサ57a及び電流センサ57bの検出値が必要不可欠ではなく、その検出値は実施例2等において使用される。
端子58aには、前記アクティブコード33aを介して電気メス32に、端子58bはリターンコード33bを介して患者プレート35にそれぞれ接続される。また、CPU37aは、設定部39と接続され、この設定部39の操作による操作内容より、装置全体を制御する。
また、出力スイッチ38の操作による出力ON/OFFの指示信号は、CPU37aに入力され、CPU37aは、この指示信号により高周波発生回路36aからの高周波出力のON/OFF制御を行う。
また、CPU37aは、この指示信号をコネクタ受け41aに接続される通信ケーブル42を介して送気装置5の制御部24に送信する。
このような構成の本実施例を備えた電気手術システム1による動作を図4を参照して説明する。
患者7の腹腔13内のポリープ等に対して、内視鏡観察下で外科手術を行うような場合、例えば図1に示すように設定してTVカメラ装着内視鏡8により撮像した内視鏡画像をモニタ12に表示する。この場合、送気装置5により腹腔13内に炭酸ガスを注入して、腹腔13内を気腹し、TVカメラ装着内視鏡8による観察視野を確保する。
そして、術者53a及び53bは、モニタ12に表示された内視鏡画像を観察しながら、腹腔13内にできたポリープ等を観察し、切除する必要がある場合には、電気メス装置3の電気メス32で処置を行う。このため、例えば術者53aは、電気メス装置3の高周波電源装置34の設定部39の出力設定用摘み等を操作して実際に出力する高周波出力の出力値の設定を行う。
また、術者は、送気装置5の設定部51を操作して、出力スイッチ38をONにして高周波出力で処置を開始したタイミングから排煙動作を開始させる時間taの設定も行う。 このように出力値の設定及び排煙動作を開始させる時間taの設定を行った後、例えば術者53aは、電気メス装置3の出力スイッチ38を操作して高周波出力をONにすると、制御部37を経て、その信号が高周波電源装置34の高周波発生部36内の高周波発生回路36aに送られ、高周波発生回路36aで発生された高周波出力信号が、出力トランス36bを経て電気メス32に供給される。
図4では出力スイッチ38を時刻t1でOFFからONにする操作することにより、高周波出力も電気メス32に出力される。また、出力スイッチ38がONにされると、その信号が通信ケーブル42を経て送気装置5の制御部24に送られる。
そして、制御部24は、例えば出力スイッチ38のONのタイミングから設定部51による設定条件、具体的には出力スイッチ38がONされた時刻t1から時間taだけ経過したかの判定を行い、時間ta経過したタイミングで排煙動作を開始させる。
つまり、制御部24は、時刻t1+taのタイミングで、吸引ポンプ25を動作させて、排煙動作を行わせる。また、出力スイッチ38を時刻t2でOFFにすると、電気メス32に供給される高周波出力もOFFになる。また、このOFFの信号が入力されることにより、制御部24は排煙動作も停止させる。
このように、本実施例では、高周波出力が開始(ON)された後、設定された時間taだけ、遅延させて排煙動作を行わせ、高周波出力がOFFにされると、そのOFFに同期して排煙動作も停させる動作を行うようにしている。
従って、本実施例によれば、電気メス32に高周波出力を供給して処置が開始し、設定された時間ta後から、高周波出力がOFFになるまでの限られた時間、排煙動作をさせることにより、体腔内の圧力低下を最小限に抑えた状態で、排煙を行うことができる。
このため、送気装置5側の制御機能が少ない殆どの送気装置を使用した場合にも、体腔内の圧力低下を最小限に抑制した状態において、適切に排煙を行うことができる。このように体腔内の圧力低下を最小限に抑制して排煙を行うことにより、処置がし易くなり、操作性が向上する。また、体腔内の圧力低下を最小限に抑えるようにしているので、送気手段を動作させることが不要になり、簡単な構成で実現できる。
次に図5及び図6を参照して本発明の実施例2を説明する。実施例1においては、設定部51において排煙動作を開始させる条件として時間を設定していたが、本実施例においては処置具としての電気メス32が処置しようとする生体組織に接触することを条件とする設定である。このため、本実施例では、処置具が生体組織に接触したか否かの判定(検出)を行うことができる構成にしている。
本実施例においては、制御部37を構成するCPU37aは、出力スイッチ38がONされた場合、図3に示した電圧センサ57a及び電流センサ57bの検出値をA/Dコンバータ56bを介して取り込む。そして、CPU37aは、取り込んだ検出値が、予め設定した電流の閾値Ith1(図5参照)と比較し、その結果により電気メス32が処置を行おうとする生体組織へ接触したか否かを検出(判定)する。
つまり、本実施例では接触検出手段の機能を有し、この接触検出手段の検出結果で排煙の動作を開始させる制御を行う。この接触検出の条件の設定は、例えば送気装置5側の設定部51で行い、接触検出の判定は、高周波電源装置34の制御部37で行う。そして、この判定結果の信号を通信ケーブル42により送気装置5の制御部24に送信し、制御部24はこの信号を受けると排煙動作を開始させる。
上記のように出力スイッチ38がONにされた場合、実施例1では予め設定された時間ta後に排煙動作を開始するようにしていたが、本実施例ではその時間taの代わりに、接触検出手段により接触検出のタイミングで排煙動作を開始させる制御を行う構成にしている。その他の構成は、実施例1と同様である。
次に本実施例による作用を図5及び図6を参照して説明する。
電源が投入されて動作が開始すると、高周波電源装置34のCPU37aは、図5のステップS1に示すように、出力スイッチ38がONされるのを待つ(検出)する状態となる。
そして、出力スイッチ38がONされると、ステプS2に示すようにCPU37aは、高周波発生回路36aから高周波出力信号を出力させると共に、接触検出の動作を開始する。なお、図6では、ステップS1及びS2の例として、出力スイッチ38が時刻t1でONされ、これに同期して高周波出力もONとなる状態で示している。
ステップS2により接触検出の動作を開始すると、ステップS3に示すようにCPU37aは、電流センサ57bにより検出した電流データを取り込み、その電流データの値が閾値Ith1より大きいか否かの比較判定を行う。この条件(電流データの値が閾値Ith1より大きい条件)を満たさないと判定した場合には、この比較判定の動作を継続して行う。
一方、この条件を満たす場合には、ステップS4に示すようにその判定結果を送気装置5の制御部24に送信し、この判定結果の信号を排煙動作開始の指示信号として制御部24は、排煙動作を開始(ON)する。図6では例えば時刻t3で上記の条件(電流データ>Ith1)を満たす判定結果により排煙動作がONした様子を示す。
そして、次のステップS5においてCPU37aは、出力スイッチ38がOFFにされるのを待つ状態となる。そして、出力スイッチ38がOFFにされると、ステップS6に示すように、高周波出力がOFF、また出力スイッチ38がOFFにされた信号が制御部24に送信されて制御部24は、排煙動作をOFFにする。そして、ステップS1に戻り、CPU37aは再び出力スイッチ38がONされるのを待つ状態となる。
このように動作する本実施例によれば、出力スイッチ38がONにされて高周波出力が電気メス32に供給される状態になっても、電気メス32が生体組織に接触して電流が流れる状態になった後、排煙動作を開始し、高周波出力がOFFにされると排煙もOFFにするようにしている。
つまり、煙が発生し易い状態に達した場合でのみ排煙を行うようにしているので、本実施例によれば、体腔内の圧力低下を最小限に抑える状態で排煙を適切に行うことができる。
次に図7を参照して本発明の実施例3を説明する。本実施例では、排煙動作を開始させる条件として、アーク放電開始を条件として設定する場合に相当する。
このため、本実施例においては実施例2における接触検出手段の代わりにアーク放電手段を設け、このアーク放電手段によりアーク放電を検出したタイミングで排煙動作を開始するようにしたものである。
アーク放電検出手段は、接触検出手段の場合と類似している。つまり、CPU37aは、A/Dコンバータ56bを介して電流センサ57bにより測定された電流データを取り込み、その取り込んだ値がアーク放電に相当する電流の閾値Ith2を越えたか否かを比較判定することによりアーク放電の有無を判定する。その他の構成は、実施例2と同様である。
このような構成による本実施例の動作を以下に説明する。本実施例の動作は、実施例2における図5のフローチャートにおいて、ステップS2の接触検出の開始の代わりにアーク放電検出の開始を行い、ステップS3における電流データ>Ith1の条件を満たすか否かの判定の代わりに電流データ>Ith2の条件を満たすか否かの判定を行うように読み替えた動作を行う。
また、本実施例による動作のタイミング図を図7に示す。この図7に示すタイミング図は図6のタイミング図における接触検出をアーク放電検出に置換し、(電流センサ57bにより測定された)電流データが閾値Ith2を超える状態になったタイミングの時刻t3以降、排煙動作を開始させる動作となっている。
本実施例によれば、実施例2と類似した動作及び効果となる。つまり、本実施例によれば、電気メス32により実際に生体組織に対して接触する状態からさらにアーク放電が開始する状態になったことを検出した時点で排煙動作を開始させるようにしているので、体腔内の圧力低下を最小限に抑制して、適切な排煙を行うことができる。
次に図8を参照して本発明の実施例4を説明する。本実施例は、アーク放電開始中では排煙動作を行う条件とし、アーク放電が終了した場合には出力スイッチ38がONの状態であっても排煙動作を停止させる条件を設定している。
このため、、本実施例においては実施例3において、さらにアーク放電の終了を検出し、アーク放電が終了したと判定した場合には、出力スイッチ38がONの状態であっても排煙動作を停止(OFF)させる制御を行う。
つまり、出力スイッチ38がONにされた後、アーク放電の開始を検出し、アーク放電を検出した場合には排煙動作を開始させ、このアーク放電の開始後にはアーク放電の終了を検出(判定)する。そして、アーク放電の終了を検出した場合には、その時点で排煙動作をOFFにする。その他の構成は、実施例3と同様である。
本実施例による動作のタイミング図は図8のようになる。時刻t1で出力スイッチ38がONにされると、高周波出力もONにされる。そして、アーク放電の検出が開始され、測定された電流データの値が例えば閾値Ith3を超えた場合には、その時刻t3でアーク放電の開始と判断して、排煙動作を開始させる。
また、このアーク放電の開始の検出後は、アーク放電の終了の検出を行い、アーク放電の終了を例えば測定された電流データの値が閾値Ith3以上に達した場合には、アーク放電の終了と判定して、排煙動作を停止(OFF)させる。
なお、図8では、アーク放電の開始及び終了を判定する閾値として、簡単化のため1つの閾値Ith3を用いて説明したが、図7のように閾値Ith2でアーク放電の開始を検出し、その後この閾値Ith2とは異なる閾値Ith3でアーク放電の終了を検出するようにしても良い。
本実施例によれば、煙の発生の少ない放電終了期間においては、排煙動作を行わないようにしているので、より体腔内の圧力低下を最小限に抑制して、適切に排煙を行うことができる。
なお、上述した各実施例を組み合わせて異なる実施例を構成することもできる。例えば、設定部51における条件設定部として、時間、接触条件、アーク放電などの項目を選択できるようにし、選択された項目を排煙条件として設定できるようにしても良い。また、複数の項目を排煙条件として設定できるようにし、複数の項目に優先度を設定し、優先度が高い方の判定を優先して行い、その条件が満たされない場合には優先度の低い方の判定結果で排煙動作を制御するようにしても良い。
なお、上述の説明では、高周波電源装置34から電気メスに高周波の電気エネルギを供給して切開や凝固等の処置を行う場合で説明したが、本発明は、超音波により切開や凝固等の処置を行うような場合に適用することもできる。
[付記]
1.請求項3において、前記接触条件を検出するための接触条件検出手段を有する。
2.付記1において、前記接触条件検出手段は、前記処置具側に流れる電流を検出するセンサを用いて構成される。
3.請求項4において、前記アーク放電の有無を検出するアーク放電検出手段を有する。4.付記3において、前記アーク放電検出手段は、前記処置具側に流れる電流を検出するセンサを用いて構成される。
5.請求項4において、さらに前記排煙条件設定手段は、アーク放電が終了した場合には、排煙動作を停止させる条件に設定する。
内視鏡観察下で、電気メス等により処置を行う場合、排煙条件設定手段により設定した排煙条件を満たす期間でのみ排煙動作を行わせるようにすることにより、体腔内の圧力低下を最小限に抑制して、適切な排煙を行うようにした。
本発明の実施例1を備えた電気手術システムの全体構成を示す図。 図1における主要部の構成を示す図。 実施例1における高周波電源装置の構成を示すブロック図。 本実施例における排煙動作のタイミング図。 本発明の実施例2における動作内容を示すフローチャート図。 実施例2における排煙動作のタイミング図。 本発明の実施例3における排煙動作のタイミング図。 本発明の実施例4における排煙動作のタイミング図。 従来例における排煙動作のタイミング図。
符号の説明
1…電気手術システム
2…内視鏡装置
3…電気メス装置
5…送気装置
2…内視鏡装置
6…ベッド
7…患者
8…カメラ装着内視鏡
13…腹腔
14…トラカール
22…バルブユニット
23…炭酸ガスボンベ
24、37…制御部
25…吸引ポンプ
27、38…出力スイッチ
32…電気メス
34…高周波電源装置
36…高周波発生部
39、51…設定部
42…通信ケーブル

Claims (4)

  1. 体腔内に気体を送気する送気手段と、
    体腔内の煙を排気する排煙手段と、
    前記排煙手段の排煙動作を制御する制御手段と、
    体腔内に挿入され、電気エネルギで処置を行う処置具と、
    前記処置具に対して電気エネルギを供給する電源装置と、
    前記電源装置による処置具への電気エネルギ供給のON/OFFの指示を行うスイッチ手段と、
    前記排煙動作を開始させる条件を設定する排煙条件設定手段と、
    前記スイッチ手段がONされたタイミングから前記条件が満たされたかの判定ないしは検出を行い、前記条件を満たすタイミングで前記制御手段に排煙動作を開始させる信号を発生すると共に、少なくとも前記スイッチ手段がOFFにされた場合には前記制御手段に排煙動作を停止させる信号を発生する判定手段と、
    を具備したことを特徴とする電気手術装置。
  2. 前記排煙条件設定手段は、前記スイッチ手段がONされたタイミングから前記排煙動作を開始させるまでの時間を設定する時間設定手段であることを特徴とする請求項1に記載の電気手術装置。
  3. 前記排煙条件設定手段は、前記処置具が処置しようとする生体へ接触する接触条件を、前記排煙動作を開始させる前記条件として設定することを特徴とする請求項1に記載の電気手術装置。
  4. 前記排煙条件設定手段は、前記処置具を介して処置しようとする生体側にアーク放電が開始する条件を、前記排煙動作を開始させる前記条件として設定することを特徴とする請求項1に記載の電気手術装置。
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