JP2006288693A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大当たりするか否かの信頼度表示を見易くすると共に、その動作構造を感覚的なものとすることで装飾性を高め得るように構成した遊技機を提供する。
【解決手段】 パチンコ機は、始動チャッカーへの入賞を契機とした大当たり抽選の結果に関する保留状況を表示するフィギュア状の保留表示部材50a〜50dと、大当たり抽選の結果に関する信頼度を決定する信頼度決定手段と、該信頼度決定手段によって決定された信頼度に応じて保留表示部材50a〜50dを作動させる演出制御手段43と、を備えて構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関し、詳しくは大当たり抽選に係る動作内容及び表示結果の視認を容易化させると共に、遊技機の演出性及び装飾性をも高め得るように改善した遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技領域の中央部分に設けられた液晶等の図柄表示装置の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。
上述のような従来のパチンコ機において、遊技領域の中央部分にセンター飾りを備え、このセンター飾りの側部にワープ導入口を備え、このワープ導入口から入球した遊技球を始動チャッカー側に導くように転動させる遊技球ステージを備えたものが存在する(例えば、特許文献2参照)。
近年、上記のような遊技球ステージを有するパチンコ機にあって、当該ステージにおける所定の位置に球導入口を形成しておき、ワープ導入口から入球した遊技球の一部が上記球導入口への対応位置に偶然的に転動して該球導入口に落下した際、当該遊技球を略100%の確率で始動チャッカーに入球し得るように案内する構成を備えたものも存在する(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−236210号公報 特開2001−327672号公報 特開2000−51448号公報
ところで、上記特許文献3に記載されるような遊技機では、遊技領域に打ち出された遊技球が、センター飾りを介して或いはセンター飾りを介さずに始動チャッカーへと入賞し、この入賞を契機とした大当たり抽選に当選した際には、通常は閉塞状態にあるアタッカーが、所定時間の経過又は所定個数のアタッカーへの入賞が所定ラウンド数だけ繰り返される間、開放状態となる。
この大当たり抽選に当選するか否かは、遊技者がそのゲームに勝てるか否かに直結する問題であり、遊技者にとって大きな関心のある事柄の1つとなっている。そして、一般のパチンコ機にあっては、この大当たり抽選の経過の表示時に、センター飾り内等に設けられた保留球数を示す保留ランプの光の色を変化させたり、図柄表示装置内で表示される保留球数を示す図柄を変化させたりすることによって、大当たりする確率である信頼度を表示させるものがある。
しかしながら、上記した保留球数を示す保留ランプは、遊技機の有する遊技領域等に比してその大きさが小さい場合が多く、センター飾り以外の遊技者から視認し辛い位置に配設されている場合が見受けられる。また、図柄表示装置にあっては、大当たり抽選の経過及び結果の図柄表示や、他の演出表示等が略定常的に行われており、上記した保留球数を示す図柄によって信頼度の表示を同時に行わせる際には、図柄表示装置の画面内の情報量が多くなり過ぎてしまい、遊技者にとって視認しにくい状況が生じる虞がある。
そこで本発明は、大当たりするか否かの信頼度表示を見易くすると共に、その動作構造を感覚的なものとすることで装飾性を高め得るように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図9参照)、大当たり抽選の契機となる入賞が行われる始動入賞口(16)を備える遊技機(1)において、
前記大当たり抽選の結果に関する保留状況を表示する複数の立体造形物(50a,50b,50c,50d)と、
前記大当たり抽選の結果に関する信頼度を決定する信頼度決定手段(55)と、
前記信頼度決定手段(55)によって決定された信頼度に応じて前記立体造形物(例えば50a)を作動させる造形物作動制御手段(43)と、を備えてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図1ないし図3(a),(b)参照)、前記造形物作動制御手段(43)が、前記信頼度決定手段(55)によって決定された信頼度に応じて前記立体造形物(例えば50a)を直線方向に移動させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図8参照)、前記造形物作動制御手段(43)が、前記信頼度決定手段(55)によって決定された信頼度に応じて前記立体造形物(76)を回転させる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機(1)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図6(a),(b),(c)参照)、前記造形物作動制御手段(43)が、前記信頼度決定手段(55)によって決定された信頼度に応じて前記立体造形物(62)を発光させる、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、大当たり抽選の結果に関する保留状況を表示する複数の立体造形物と、大当たり抽選の結果に関する信頼度を決定する信頼度決定手段と、信頼度決定手段によって決定された信頼度に応じて立体造形物を作動させる造形物作動制御手段と、を備えてなるので、大当たりの信頼度が、保留状況を表示するフィギュア等の立体造形物によって表示されることにより、遊技者がより一層感覚的に信頼度を認識できるようになると共に、遊技者に対して装飾性の高い遊技機を提供することができるようになる。また、遊技領域の中央部に位置するユニット役物内にて信頼度が表示されることにより、遊技者にとって視認し易いものとすることができる。また、立体造形物が作動することによって、遊技者の期待感を煽りつつ遊技性の向上を図ることができる。
請求項2に係る本発明によると、造形物作動制御手段は、信頼度決定手段によって決定された信頼度に応じて立体造形物を直線方向に移動させるので、遊技者がより一層感覚的に信頼度を認識できるようになると共に、遊技者に対して装飾性の高い遊技機を提供することができるようになる。また、遊技者に親しみのある立体造形物を動作させることで、視認し易くかつ演出としての娯楽性も加わることにより、遊技性の向上を図ることができる。
請求項3に係る本発明によると、造形物作動制御手段は、信頼度決定手段によって決定された信頼度に応じて立体造形物を回転させるので、遊技者がより一層感覚的に信頼度を認識できるようになると共に、遊技者に対して装飾性の高い遊技機を提供することができるようになる。また、遊技者に親しみのある立体造形物を動作させることで、視認し易くかつ演出としての娯楽性も加わることにより、遊技性の向上を図ることができる。
請求項4に係る本発明によると、造形物作動制御手段は、信頼度決定手段によって決定された信頼度に応じて立体造形物を発光させるので、立体造形物の発光状態等の状態変化によって信頼度を演出表示させることができるようになる。これにより、遊技者の注目を引くと共に、遊技者がより一層感覚的に信頼度を認識できるようになり、装飾性の高い遊技機を提供することができるようになる。また、遊技者に親しみのある立体造形物を用いると共に、該立体造形物の状態を変化させることで、視認し易くかつ演出としての娯楽性も加わり、さらなる遊技性の向上を図ることができる。
<第1の実施の形態>
以下、本発明に係る遊技機の第1の実施の形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図1ないし図5に沿って説明する。
なお、図1は本発明の第1実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図、図2は遊技領域に配置されたセンター飾りを拡大して示す正面図、図3(a),(b)は第1実施形態における保留表示部材の単体側面図とセンター飾りに配設された保留表示部材を拡大して示す正面図、図4は第1実施形態におけるパチンコ機の制御系を示すブロック図、図5は第1実施形態におけるパチンコ機による作動を説明するためのフローチャートである。なお、後述する遊技盤の遊技領域には多数の障害釘や複数の風車等が植設されているが、図1においてそれらの多くは便宜上図示を省略している。
本パチンコ機(遊技機)1は、発射ハンドル9の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤7の遊技領域7aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、いわゆる確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー17に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う」とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
図1に示すように、本パチンコ機1は、筐体2と、筐体2に開閉可能に装着された前扉3とを有しており、前扉3の前面には、透明ガラス6を有するガラス枠5が開閉可能に取付けられており、透明ガラス6の奥側には遊技盤7が配置されている。前扉3における遊技盤7の左右及び上部には演出用照明装置23が配置されており、前扉3における上部左右及び下部には夫々、スピーカ(図示せず)を有する放音装置8が配置されている。また、ガラス枠5における中央部右方には、前扉3を筐体2側に施錠又は解放するための施錠装置4が配置されている。
前扉3における下部中央には皿ユニット13が設けられており、皿ユニット13における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口18が設けられ、皿ユニット13における左上部壁面には、球貸ボタン14a及びプリペイドカード返却ボタン14bが設けられている。皿ユニット13の中央部には、該皿ユニット13上の遊技球を発射装置付近から皿ユニット13下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン22aと、皿ユニット13上の遊技球を球供給口18付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン22bとが配置されている。そして、前扉3における皿ユニット13の右側下方には、上記球発射装置を操作して遊技球を遊技盤7の遊技領域7aに向けて打ち出すための発射ハンドル9が設けられている。更に、皿ユニット13の下部左方には、灰皿24が配置されている。
なお、図1中の符号10はアウト口を示している。また、本パチンコ機1には、遊技中に遊技領域7aにて入賞することなく落下してアウト口10に入り込んだ遊技球を、パチンコ機背面側に導くアウト球通路(図示せず)が設けられている。
一方、遊技盤7の遊技領域7aには、遊技球ステージSを有するセンター飾り12が中央部分に配設されている。このセンター飾り12の中央部分には開口11が形成されており、遊技盤7には、この開口11から露出するように図柄表示装置47が設けられている。また、センター飾り12の上部には、壺を模ったフィギュアをなすと共に、赤色に着色された光透過性を有する合成樹脂から形成された保留表示部材(立体造形物)50a,50b,50c,50dが配設されている。
上記保留表示部材50a〜50dは、図3(a)に示すように、夫々その内部に発光素子51(以下LED51という)が実装された基板52が内蔵され、該基板52の背面にはLED51に通電するハーネス53が接続されている。また、保留表示部材50a〜50dの夫々の背面には、ラックアンドピニオン機構56を構成する上下方向に長いラック61が固着されている。保留表示部材50a〜50dは、このラック61と、減速機構75と、減速機構75から突出する駆動軸74と、該駆動軸74の先端に嵌合されたピニオン73を介して、保留表示部材駆動モータ60に連動連結されている。そして、上記保留表示部材駆動モータ60が回転駆動され、駆動軸74及びピニオン73が矢印Bの向きに回転駆動されることによって、ラック61が上下に移動し、保留表示部材50a〜50dが夫々矢印Aの向きであって直線方向に移動する。
また、遊技球ステージSの下方には、センター飾り12に導入された遊技球を始動チャッカー(始動入賞口)16へと優位に導く落下孔83が設けられている。この落下孔83は、遊技球ステージSと始動チャッカー16との間であって、始動チャッカー16の直上方に設けられており、遊技球ステージSから案内された遊技球は、この落下孔81から落下することにより、一対の障害釘70の間を通って始動チャッカー16へと略確実に(つまり、97〜99%の確率で)入賞し得る。
そして、センター飾り12の下部左右には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる入賞口29,30が配設されており、センター飾り12の直下方には、始動入賞口としての始動チャッカー16と、アタッカー17とが配設されている。そして、この始動チャッカー16と遊技球ステージSとの間には、所謂命釘としての一対の障害釘70が打ち込まれている。
上記始動チャッカー16は、後述の第1抽選手段33による大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われる役物であり、アタッカー17は、大当たり発生時に開放され、遊技盤7の遊技領域7aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させる役物である。アタッカー17は、大当たり発生中、1回の開放で10個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成されている。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、10個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得る。
更に、遊技領域7aにおける入賞口29,30及び始動チャッカー16等の周囲には、遊技球ステージSから零れた遊技球や、発射されてからセンター飾り12に関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。
次に、本実施の形態におけるパチンコ機1の制御系を図4に沿って説明する。すなわち、本制御系は、主基板41と、この主基板41に接続されたサブ基板42とを備えている。
主基板41は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。
主基板41は、入賞判定手段31、入賞信号出力手段32、第1抽選手段33、第2抽選手段34、遊技制御手段35、保留手段36、作動制御手段37、作動判定手段38、作動決定手段39、及び信頼度決定手段55を備えている。また主基板41には、始動チャッカー開閉ソレノイド45及びアタッカー開閉ソレノイド40が接続されている。
入賞判定手段31は、発射ハンドル9の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域7aに打ち出された遊技球が始動チャッカー16、入賞口29,30、アタッカー17の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段32は、入賞判定手段31によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー16、入賞口29,30、アタッカー17に入賞した旨の入賞信号を出力する。
第1抽選手段33は、入賞信号出力手段32からの入賞信号の入力時、最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、次なる大当たりを当選させるまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり、及び上記特殊状態とならない通常当たりのうちの何れか一方に当選するように、不図示の抽選用メモリから当たり当選乱数値を取得して、大当たり抽選を実行する。
第2抽選手段34は、第1抽選手段33での大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」、「333」や「777」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターンコマンドを出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。第2抽選手段34はまた、第1抽選手段33での大当たり抽選で通常当たりが当選した場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、通常当たりに対応する「222」、「444」や「888」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、この変動パターンコマンドを出力する。第2抽選手段34はまた、第1抽選手段33での大当たり抽選で外れた場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「252」、「464」や「838」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、この変動パターンコマンドを出力する。
遊技制御手段35は、予め設定された演出データや第2抽選手段34での抽選結果に応じて、図柄表示装置47に表示すべき演出内容に関する信号を、制御コマンドと共にサブ基板42の表示制御手段46に送信する。また、遊技制御手段35は、信頼度決定手段55にて決定された信頼度に対応した内容の信号を、制御コマンドと共にサブ基板42の演出制御手段(造形物作動制御手段)43に送信する。
保留手段36は、第2抽選手段34から出力された変動パターンコマンドを入力し、始動チャッカー16への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球(保留データ)として順次記憶する。当該記憶状況は、センター飾り12配設された保留表示部材50a〜50dに、最大4個の保留球として点灯表示される。保留手段36は、例えば保留球数Hが0<H<5であるか否かを常時判定し、保留球数Hが4個表示されている間は、始動チャッカー16への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
そして保留手段36は、保留(記憶)している変動パターンコマンドを順次表示制御手段46に送信し、この送信した変動パターンコマンドに基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターンコマンドを送信しないようにするための図柄変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターンコマンドの送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段36は、保留球の消費に応じて保留球数HがH<4となった場合、第1抽選手段33で行われる始動チャッカー16への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
また、保留手段36は、後述する信頼度決定手段55によって決定される、大当たりが当選される見かけ上の確率である信頼度(信頼度データ)を受信し、上記保留データ毎に対応するように夫々記憶する。そして、保留手段36は、記憶している信頼度データを、保留球の消費に応じて順次演出制御手段43に送信する。
ここで、上記保留手段36に基づく保留状況における保留表示部材50a,50b,50c,50dの演出表示について、図3(b)を参照して説明する。
図3(b)に示すP1〜P4は、保留状況をその発生順に表す保留順位枠を示しており、
先に保留されたものから順にP1からP4へと表示される。そして、保留手段36からの保留データの信号を受信した演出制御手段43は、該保留データに基づく保留状況を、各保留順位枠に位置する保留表示部材50a〜50dに対して順に演出表示させる。例えば、図3(b)の例では保留球数が4個の状態を示しており、保留表示部材50a〜50dの夫々のLED51が保留された順に発光状態に制御されている。
そして、図3(b)の状態から保留球が1個消費された場合、それに伴って、保留順位枠P4に位置する保留表示部材50dの有するLED51が消灯されると共に、保留順位枠P2で行われていた演出表示が保留順位枠P1に移動し、これと同様に、保留順位枠P3が保留順位枠P2へ、保留順位枠P4が保留順位枠P3へ、と夫々移動してなされる。
引き続き、保留球が更に1個消費されると、それに伴って、保留順位枠P3に位置する保留表示部材50cの有するLED51が消灯されると共に、保留順位枠P2で行われていた演出表示が保留順位枠P1に移動し、更に保留順位枠P3で行われていた演出表示が保留順位枠P2へと夫々移動してなされることとなる。
ところで、作動制御手段37は、作動決定手段39の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド45に駆動信号を送って該ソレノイド45を作動させて始動チャッカー16を揺動動作させる。更に作動制御手段37は、アタッカー開閉ソレノイド40に駆動信号を送って該ソレノイド40を作動させ、第1抽選手段33での抽選による大当たり発生時にアタッカー17を動作及び開放させて所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返すように制御する。
作動判定手段38は、始動チャッカー開閉ソレノイド45及びアタッカー開閉ソレノイド40を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド45にあって、始動チャッカー16の開閉の「条件を満たす」時とは、主基板41において第1抽選手段33の大当たり抽選とは別途行われる抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド40にあって、アタッカー17の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、アタッカー17の閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時における全ての入賞を完了した場合である。
作動決定手段39は、作動判定手段38からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド45、アタッカー開閉ソレノイド40の作動開始を決定する。
信頼度決定手段55は、第1抽選手段33での大当たり抽選の結果とは別に、予めテーブルデータとして用意された信頼度乱数から抽選によって、大当たりが当選される見かけ上の確率、つまり信頼度を、10%、20%、・・・80%、90%等のような数値として決定する。信頼度決定手段55は、信頼度乱数からの抽選を行うか否かを、始動チャッカー16への入賞後に別途行う抽選によって決める。
始動チャッカー開閉ソレノイド45は、作動制御手段37から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、始動チャッカー16を開閉動作させる。
また、アタッカー開閉ソレノイド40は、作動制御手段37から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、アタッカー17を開閉動作させる。
一方、サブ基板42は、演出制御手段43及び表示制御手段46を有しており、サブ基板42には、放音装置8、演出用照明装置23、図柄表示装置47、LED51、及び保留表示部材駆動モータ60が接続されている。なお、LED51は、保留表示部材50a,50b,50c,50d毎に4個ずつ実装されているが、図4には1個のみを図示している。また、保留表示部材駆動モータ60は、実際には4個の保留表示部材50a,50b,50c,50dに対応して4個用意されているが、いずれも同種のモータであるため、図4には1個のみを図示している。
演出制御手段43は、主基板41中の上記マイクロプロセッサから供給される信号に従って、放音装置8、演出用照明装置23、及び図柄表示装置47を適時駆動して、遊技者の聴覚及び視覚に訴える演出表示を行う。また演出制御手段43は、保留手段36から送信される保留データ及び信頼度データに応答して、LED51及び保留表示部材駆動モータ60を夫々に駆動させ、保留表示部材50a〜50dを用いて遊技者の視覚に訴えるような保留状況の演出表示を行う。
表示制御手段46は、遊技制御手段35から送信された演出内容に関する信号に従って図柄表示装置47を適時駆動し、大当たり抽選の結果等を遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。
放音装置8、演出用照明装置23、図柄表示装置47、LED51、及び保留表示部材駆動モータ60は、上述したように各制御に応答して音、光、及び画像表示等により、通常時の演出や大当たり時における特別な演出、或いは大当たり抽選の保留状況の演出等を行う。
次に、本パチンコ機1による作用について、図5のフローチャートを参照しつつ説明する。
この状態において、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル9を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置(図示せず)の作動によって遊技球が所定の時間間隔で遊技領域7aに向けて連続的に発射される。すると、遊技盤7の遊技領域7aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、始動チャッカー16や入賞口29,30に適時入賞し、或いは、これらに寄与せずに転動落下して、遊技領域7a最下部のアウト口10から遊技盤7背面側に排出される。
そして、始動チャッカー16や入賞口29,30の何れかに入賞した場合、入賞判定手段31が当該入賞を判定し、且つ入賞信号出力手段32が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段36は、保留球Hが0<H<5であるか否かを常時判定しており、0<H<5を満たすと判定したときには、保留している変動パターンコマンドを、遊技制御手段35を介して表示制御手段46に順次送信し、図柄変動禁止フラグをオンすると共に、図柄変動タイマをセットし、変動パターンコマンドの送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段36は、当該保留球の消費に応じて保留球数HがH<4となった場合、第1抽選手段33で行われる始動チャッカー16への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
また、上記ステップS2において、始動チャッカー16に入賞があった際には、その旨の信号が入賞信号出力手段32から信頼度決定手段55へと送信される。すると、信頼度決定手段55は、入賞信号出力手段32からの当該信号に応答して、信頼度決定の抽選を行うか否かの判定(抽選)を行い、行うと判定した場合には、予め用意された信頼度乱数から抽選で、信頼度の決定を行い、決定した信頼度データに関する信号を保留手段36に送信する。保留手段36は、該信頼度データを保留データと共に記憶すると共に、演出制御手段43に対して適時送信する。なお、保留手段36は、変動パターンコマンドに基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターンコマンドを遊技制御手段35に送信しないのと同様、上記信頼度データ及び保留データについても変動パターンコマンド送信と同じタイミングで演出制御手段43に対して送信を行う。
演出制御手段43は、受信した保留データの数に応じて、保留順位枠P1からP4の順で、各保留順位枠に対応した保留表示部材50a〜50dの夫々のLED51を発光制御することにより、保留状況の演出表示を行う。また、演出制御手段43は、保留データに対応する信頼度データを同時に受信し、上記した保留状況の演出表示を行うと共に、保留順位枠P1〜P4に対応する保留表示部材50a〜50dを駆動動作させ、フィギュア状の保留表示部材50a〜50dによって信頼度の演出表示を行なう。
この信頼度の演出表示は、例えば、図3(a)に示すように、演出制御手段43の制御により保留表示部材駆動モータ60が駆動制御されることによって、その回転がピニオン73に伝達され、ラック61が矢印Aに示す向きに上下に直線的に移動される。このラック61の上下移動、つまりフィギュアをなす保留表示部材50a,50b,50c,50dの移動動作によって信頼度の大きさが示されるものである。
この信頼度の演出表示は、図3(b)に具体例が示されている。この図3(b)では、前述したように、保留球数が4個の時点の例が示されており、保留表示部材50a〜50dの夫々が有するLED51は各保留状況が示されることで全て発光駆動されている。
そして、保留順位枠P1,P4に位置する保留表示部材50a,50dにおいては、保留表示部材50a,50d自体の昇降駆動がされておらず、その高さは基点54の位置のままとなっている。これにより、保留の1番目(つまり、その時点における抽選)と4番目においては、大当たり当選する信頼度が「低い」ことが示されている。この「低い」演出動作は、信頼度決定手段55によって決定された信頼度が、例えば、10〜30%の間にあったことが示される。
そして、保留順位枠P2に位置する保留表示部材50bは、前述した保留表示部材50a,50dに比してやや上昇した位置で停止している。このことにより、保留の2番目において大当たり当選する信頼度は「まあまあ」であることが示される。この「まあまあ」の演出動作は、信頼度決定手段55によって決定された信頼度が、例えば、30〜60%の間にあったことが示される。
更に、保留順位枠P3に位置する保留表示部材50cは、最も高い位置まで上昇し、停止している。このことにより、3番目の保留において大当たり当選する信頼度は「高い」ことが示される。この信頼度が「高い」場合の演出動作は、信頼度決定手段55によって決定された信頼度が、例えば、70%を超えていた場合に該当する。そして、一般に、この信頼度が「高い」状態を、いわゆる「アツイ」状態と呼び、遊技者の注目を引くと共に期待感を高揚させる演出とされている。
ところで、上記ステップS2において、始動チャッカー16への入賞を契機として大当たり抽選で当選した場合(ステップS3)には、第1抽選手段33が当たりフラグをオンすると、第2抽選手段34が、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たり又は通常当たりに対応する変動パターンを決定する。
これにより、ステップS4において、図柄表示装置47に表示されるべき当たり図柄がセットされ、第2抽選手段34は、その旨の変動パターンコマンドを出力すると共に、当該変動パターンコマンドに基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターンコマンドを送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターンコマンドの送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、大当たり抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、図柄表示装置47に表示される外れ図柄がセットされ、第2抽選手段34は、その旨の変動パターンコマンドを出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターンコマンドの送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
以上のようにして、遊技制御手段35が、図柄表示装置47に表示すべき演出内容に関する信号を制御コマンドと共にサブ基板42の表示制御手段46に送信することに基づき、表示制御手段46が、図柄表示装置47を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
そして、第1抽選手段33での抽選結果が画像表示装置47の画面上に表れると、作動制御手段37が、作動決定手段39の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド40に駆動信号を送り、当該ソレノイド40を作動させてアタッカー17を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返させる。これにより、アタッカー17に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口18から皿ユニット13に払い出されることとなる(ステップS6)。
なお、以上で説明した第1の実施の形態にあっては、ラックアンドピニオン機構56によって保留表示部材50a〜50dを移動動作させることで信頼度の演出表示を行うとして説明したが、LED51の発光動作(例えば照度に強弱を付けるなど)を演出制御手段43に同時に制御させることで信頼度の演出表示を行うようにしてもよい。
以上で説明した、第1の実施の形態によると、大当たり抽選の結果に関する保留状況を表示する立体造形物からなる保留表示部材50a〜50dと、大当たり抽選の結果に関する信頼度を決定する信頼度決定手段55と、信頼度決定手段55によって決定された信頼度に応じて保留表示部材50a〜50dを作動させる演出制御手段43と、を備えてなるので、大当たりの信頼度が、保留状況を表示するフィギュア等の立体造形物の保留表示部材50a〜50dによって表示されることにより、遊技者がより一層感覚的に信頼度を認識できるようになると共に、遊技者に対して装飾性の高い遊技機を提供することができるようになる。また、遊技領域7aの中央部に位置するセンター飾り12内にて信頼度が表示されることにより、遊技者にとって視認し易いものとすることができる。また、保留表示部材50a〜50dが作動することによって、遊技者の期待感を煽りつつ遊技性の向上を図ることができるようになる。更に、大当たり抽選の経過や他の各種演出等の表示が行われる図柄表示装置47上で信頼度の演出表示がされなくなるので、図柄表示装置47で行われる本来の表示が阻害されなくなる。
また、演出制御手段43は、保留表示部材50a〜50dを進退動作させるラックアンドピニオン機構56を備え、該ラックアンドピニオン機構56によって保留表示部材50a〜50dを直線方向に移動させるので、遊技者がより一層感覚的に信頼度を認識できるようになると共に、遊技者に対して装飾性の高いパチンコ機1を提供することができるようになる。また、遊技者に親しみのあるフィギュア等の立体造形物からなる保留表示部材50a〜50dを作動させることで、視認し易くかつ演出としての娯楽性も加わることにより、遊技性の向上を図ることができる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明に係る遊技機の第2の実施の形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機の例を図6及び図7に沿って説明する。図6(a),(b),(c)は第2実施形態における保留表示部材の単体側面図と保留表示部材を拡大して示す2例の単体正面図、図7は第2実施形態におけるパチンコ機の制御系を示すブロック図である。なお、本実施の形態に係るパチンコ機1において、図1ないし図5と同一の符号は同一又は相当部分を示し、その説明を省略する。
本実施の形態におけるパチンコ機1の有するセンター飾り12の上部には、図6(a)に示すような、壺を模った壺状部材62aと、該壺状部材62aの夫々の直背面から沸き上がるような煙を模写した噴煙状部材62bとによってフィギュアを構成している保留表示部材(立体造形物)62が配置されている。上記壺状部材62aは、赤色の光透過性を有した合成樹脂等から、また、噴煙状部材62bは、煙をイメージする白色の光透過性を有した合成樹脂等から夫々形成されている。
図6(a)に示すように、保留表示部材62は、夫々その内部に発光素子であるLED69が実装された基板71が内蔵され、該基板71の背面にはLED69に通電するハーネス72が接続されている。また、保留表示部材62の背面側には、複数のLED65が実装された基板66が配置され、該基板66の背面からはLED65に通電するハーネス67が接続されている。
次に、本実施の形態におけるパチンコ機1の制御系においては、サブ基板42にLED65,69が接続されていることが示されている。そして、サブ基板42が有する演出制御手段43は、保留手段36から適時に送信される保留データ及び信頼度データに応答して、LED65,69を夫々に発光駆動させることによって保留状況及び信頼度の演出表示を行い、遊技者の視覚に訴える。
次に、始動チャッカー16への入賞を契機として生じる保留状況での、保留表示部材62の演出表示について、図6(b),(c)を参照して説明する。
例えば、図6(b),(c)に示すような保留表示部材62を備えたパチンコ機1においては、始動チャッカー16への複数の入賞を契機とした保留状態が発生すると、壺状部材62aに内蔵されたLED69が演出制御手段43によって発光駆動される。この壺状部材62a自体が発光動作することによって、保留状態が有効となったことが示される。また、演出制御手段43は、上記保留状態に応じた信頼度データを保留手段36から受信すると、上記保留状態の演出表示を行うと共に、噴煙状部材62bの発光駆動の制御を行うことによって、信頼度の演出表示をも行う。
この信頼度の演出表示では、例えば、図6(b)における噴煙状部材62bにおいて、背面側に配置された基板66に実装されたLED69が、最上部のLevel4まで点灯発光されることにより、信頼度が「高い」ことが示される。この信頼度が「高い」場合の演出動作は、信頼度決定手段55によって決定された信頼度が、例えば、75%を超えた場合が示される。
また、図6(c)の噴煙状部材62bにおいては、背面側に配置された基板66に実装されたLED69が、噴煙状部材62bの上から2段目のLevel3の高さまで点灯発光されていることにより、信頼度は「やや高い」ことが示されている。この信頼度が「やや高い」場合の演出動作は、信頼度決定手段55によって決定された信頼度が、例えば50〜75%の間にあったことが示される。
そして、同様に、噴煙状部材62bの上から3段目のLevel2まで点灯発光されている際にはその信頼度が「やや低い」ことが示され、次いで、最下段のLevel1のみ点灯発光されている際にはその信頼度が「低い」ことが示される。この信頼度が「やや低い」或いは「低い」場合の演出動作は、信頼度決定手段55によって決定された夫々の信頼度が、例えば25〜50%或いは0〜25%の間にあったことが夫々示される。
上述したように、本実施の形態においては、噴煙状部材62b,63bを発光駆動させる、つまりフィギュアをなす保留表示部材62の状態を変化させることによって信頼度の演出表示を行っている。そして、信頼度の大きさが、この発光駆動される面積によって場合分けされることで、遊技者に対して感覚的に信頼度を認識させることができるようになる。更に、壺状の保留表示部材62,63から煙が立ち昇るような効果が奏されることにより、装飾性の向上にも寄与するものとなる。
以上で説明した、第2の実施の形態によると、演出制御手段43は、保留表示部材62の有するLED69を発光させてなるので、保留表示部材62の動作ではなく、保留表示部材62がなす状態変化によって信頼度を演出表示させることができるようになる。これにより、遊技者の注目を引くと共に、遊技者がより一層感覚的に信頼度を認識できるようになり、装飾性の高いパチンコ機1を提供することができるようになる。また、遊技者に親しみのあるフィギュア等の立体造形物としての保留表示部材62を用いると共に、該保留表示部材62の状態を変化させることで、視認し易くかつ演出としての娯楽性も加わり、さらなる遊技性の向上を図ることができるようになる。
なお、以上で説明した第2の実施の形態においては、LED65,69自体の発光色について特定しなかったが、これらの発光色については特に限定されるものではなく、いずれの色調で発光するものであってもよい。
また、壺状部材62aは赤色として、噴煙状部材62bは白色として夫々説明を行なったが、これらの色については特に限定されるものではなく、LED65或いはLED69からの光が透過することによって、どのような色で発光表示されるものであってもよい。
<第3の実施の形態>
次に、本発明に係る遊技機の第3の実施の形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機の例を図8及び図9に沿って説明する。図8は第3実施形態における保留表示部材を単体で示す概略斜視図、図9は第3実施形態におけるパチンコ機の制御系を示すブロック図である。なお、本実施の形態に係るパチンコ機1において、図1ないし図7と同一の符号は同一又は相当部分を示し、その説明を省略する。
本実施の形態におけるパチンコ機1の有するセンター飾り12の上部には、図8に示すような、壺を模った保留表示部材(立体造形物)76が配置される。図8に示すように、保留表示部材76は、その内側の底部に発光素子であるLED77が実装された基板78が内蔵され、該基板78の背面にはLED77に通電するハーネス79が接続されている。
また、保留表示部材76は、その底部から、保留表示部材駆動モータ80に接続される減速機構81と、減速機構81から突出する駆動軸82とが連動連結されている。そして、上記保留表示部材駆動モータ80が回転駆動されることにより、駆動軸82が回転軸axを中心として矢印Dの向きに交互に回転し、保留表示部材76が矢印Cの向きに所定角度(例えば、左右の振り幅が180°の範囲)だけ回動動作される。
図9は、本実施の形態におけるパチンコ機1の制御系においては、サブ基板42にLED77と、保留表示部材駆動モータ80が接続されていることが示されている。そして、サブ基板42が有する演出制御手段43は、保留手段36から適時に送信される保留データ及び信頼度データに応答して、上記LED77の発光駆動、及び保留表示部材駆動モータ80の回転駆動を行い、保留表示部材76を用いて遊技者の視覚に訴える演出表示を行う。
次に、始動チャッカー16への入賞を契機として生じる保留状況での、保留表示部材76の演出表示について、図8を参照して説明する。
例えば、図8に示すような保留表示部材76を備えたパチンコ機1においては、始動チャッカー16への複数の入賞を契機とした保留状態が発生すると、保留表示部材76に内蔵されたLED77が演出制御手段43によって発光駆動される。この保留表示部材76本体が発光動作することによって、保留状況の演出表示がなされる。また、演出制御手段43は、上記保留状態に応じた信頼度データを保留手段36から受信すると、上記保留状況の演出表示を行うと共に、保留表示部材76の回転駆動の制御を行うことによって、信頼度の演出表示をも行う。
本実施の形態では、保留表示部材76での信頼度の演出表示は、その回転される際の速度によって表される。例えば、信頼度決定手段55によって決定された信頼度が「高い」(例えば90%を超える)ものであった場合には、その旨の信頼度データを受信した演出制御手段43は、保留表示部材駆動モータ80によって保留表示部材76を、その振り幅範囲である180°の角度を1秒間に3往復するように回転制御する。
また、信頼度決定手段55によって決定された信頼度が「やや高い」(例えば70〜90%)ものであった場合には、演出制御手段43は、保留表示部材76の振り幅180°の角度を1秒間に2往復するように回転制御する。そして、信頼度が「普通」(例えば50〜70%)であった場合には、演出制御手段43は、保留表示部材76の振り幅180°の角度を1秒間に1往復するように回転制御する。更に、信頼度が「普通」未満(例えば50%未満)であった場合には、演出制御手段43は回転制御をせず、保留表示部材76を停止させておく。
なお、以上で説明した第3の実施の形態にあっては、保留表示部材駆動モータ80によって保留表示部材76を交互の向きに回転動作させることで信頼度の演出表示を行うとして説明したが、LED77の発光動作(例えば照度に強弱を付けるなど)を演出制御手段43に同時に制御させることで信頼度の演出表示を行うようにしてもよい。
以上で説明した、第3の実施の形態によると、演出制御手段43は、保留表示部材76を回転させる保留表示部材駆動モータ80を備え、該保留表示部材駆動モータ80によって保留表示部材76を回転させてなるので、遊技者がより一層感覚的に信頼度を認識できるようになると共に、遊技者に対して装飾性の高いパチンコ機1を提供することができるようになる。また、遊技者に親しみのあるフィギュア等の立体造形物からなる保留表示部材76を動作させることで、視認し易くかつ演出としての娯楽性も加わることにより、遊技性の向上を図ることができる。
なお、以上で説明した第1ないし第3の実施の形態にあっては、例えば、第1の実施の形態において、信頼度の演出表示を、「低い」、「まあまあ」、「高い」の3段階に分けて示すものとして説明を行なったが、更に細かく段階分けしたり、更には信頼度の数値毎に1対1に対応させた演出表示を行わせるようにしてもよい。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の第1実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 遊技領域に配置されたセンター飾りを拡大して示す正面図である。 第1実施形態における保留表示部材の単体側面図とセンター飾りに配設された保留表示部材を拡大して示す正面図である。 第1実施形態におけるパチンコ機の制御系を示すブロック図である。 第1実施形態におけるパチンコ機による作動を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態における保留表示部材の単体側面図と保留表示部材を拡大して示す2例の単体正面図である。 第2実施形態におけるパチンコ機の制御系を示すブロック図である。 第3実施形態における保留表示部材を単体で示す概略斜視図である。 第3実施形態におけるパチンコ機の制御系を示すブロック図である。
符号の説明
1…遊技機(パチンコ機)
16…始動入賞口(始動チャッカー)
43…造形物作動制御手段(演出制御手段)
50a,50b,50c,50d…立体造形物(保留表示部材)
55…信頼度決定手段
62…立体造形物(保留表示部材)
76…立体造形物(保留表示部材)

Claims (4)

  1. 大当たり抽選の契機となる入賞が行われる始動入賞口を備える遊技機において、
    前記大当たり抽選の結果に関する保留状況を表示する複数の立体造形物と、
    前記大当たり抽選の結果に関する信頼度を決定する信頼度決定手段と、
    前記信頼度決定手段によって決定された信頼度に応じて前記立体造形物を作動させる造形物作動制御手段と、を備えてなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記造形物作動制御手段は、前記信頼度決定手段によって決定された信頼度に応じて前記立体造形物を直線方向に移動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記造形物作動制御手段は、前記信頼度決定手段によって決定された信頼度に応じて前記立体造形物を回転させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記造形物作動制御手段は、前記信頼度決定手段によって決定された信頼度に応じて前記立体造形物を発光させる、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の遊技機。
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