JP2006288582A - ゴルフボール - Google Patents
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Abstract
【課題】カバー層、プライマーコート層、クリアコート層に、各々微量の蛍光増白剤を含有したことにより、所望する青色と白色の外観を保持しながら、塗膜の耐候性、耐傷性等を改善し、製造コストを低減することが出来るゴルフボールを供給するものである。
【解決手段】 コアおよびカバー層を有してなるゴルフボールであって、該カバー層は透明なプライマーコート層および最外部に透明なクリアコート層を有し、前記カバー層、プライマーコート層、クリアコート層には、各々蛍光増白剤が含有されており、前記カバー層には、蛍光増白剤が該カバー層の固体含量の0.01〜0.1重量%を含有し、前記プライマーコート層には、蛍光増白剤が該プライマーコート層の固体含量の0.03〜0.08重量%を含有し、前記クリアコート層には、蛍光増白剤が該クリアコート層の固体含量の0.03〜0.15重量%を含有することを特徴とするゴルフボールである。
【選択図】なし
【解決手段】 コアおよびカバー層を有してなるゴルフボールであって、該カバー層は透明なプライマーコート層および最外部に透明なクリアコート層を有し、前記カバー層、プライマーコート層、クリアコート層には、各々蛍光増白剤が含有されており、前記カバー層には、蛍光増白剤が該カバー層の固体含量の0.01〜0.1重量%を含有し、前記プライマーコート層には、蛍光増白剤が該プライマーコート層の固体含量の0.03〜0.08重量%を含有し、前記クリアコート層には、蛍光増白剤が該クリアコート層の固体含量の0.03〜0.15重量%を含有することを特徴とするゴルフボールである。
【選択図】なし
Description
本発明は、コアおよびカバー層を有してなるゴルフボールであって、該カバー層は透明なプライマーコート層および最外部に透明なクリアコート層を有し、前記カバー層、プライマーコート層、クリアコート層には、各々微量の蛍光増白剤を含有したゴルフボールに関するものである。
従来からゴルフボールのカバー層の経時変化や黄変対策として、ゴルフボールの色目を白色主体にしたものや、やや青味付けしたものなどが各々のゴルフボールメーカーから供給されている。
特に、青味付けしたゴルフボールでは、当初より全体の反射率が低下するため、黄変は目立たなくても全体的に明るさが低下し、暗いイメージに感じるゴルファーもいることから、改良が望まれていた。
そのため、蛍光増白剤を添加して反射光の全体量を当初と比べて低下しないようにして明るさの低下を防止したゴルフボールが、一般的に使用されている。
これらのゴルフボールは、黄変対策としても効果を発揮するが、高価な蛍光増白剤を多量に使用するため、生産コストが高くなると言った問題があり、そのため、ゴルフボールの生産コストを下げ、色目に違和感を与えない工夫がゴルフボールメーカーで行われ、以下に示すような発明も既に公知となっている。
特に、青味付けしたゴルフボールでは、当初より全体の反射率が低下するため、黄変は目立たなくても全体的に明るさが低下し、暗いイメージに感じるゴルファーもいることから、改良が望まれていた。
そのため、蛍光増白剤を添加して反射光の全体量を当初と比べて低下しないようにして明るさの低下を防止したゴルフボールが、一般的に使用されている。
これらのゴルフボールは、黄変対策としても効果を発揮するが、高価な蛍光増白剤を多量に使用するため、生産コストが高くなると言った問題があり、そのため、ゴルフボールの生産コストを下げ、色目に違和感を与えない工夫がゴルフボールメーカーで行われ、以下に示すような発明も既に公知となっている。
従来の英国特許出願第2144045号には、蛍光増白剤をカバー固体重量(ストック重量)に対して0.001〜0.5重量%程度を添加しても効果が出ないため、輝きを得るには0.1〜0.15重量%程度添加する必要がある旨が記載されている。(例えば特許文献1参照。)
又、米国特許第4679795号にもカバー層に蛍光増白剤を添加することが記載されている。このカバー層には白色顔料を配合することができ、且つ群青のような青色顔料または青味付与剤も配合することができる旨が開示されている。
更に、透明なエポキシプライマーコート剤に続いて最外部にウレタンのクリアコート層でカバー層をコーティングすることにより、ボールに光沢仕上げを付与する旨が開示されている。そして、プライマーコート層および最外部のクリアコート層は透明であり、且つボールの色彩はカバー層に形成されている旨が開示されている。(例えば特許文献2参照。)
更に、透明なエポキシプライマーコート剤に続いて最外部にウレタンのクリアコート層でカバー層をコーティングすることにより、ボールに光沢仕上げを付与する旨が開示されている。そして、プライマーコート層および最外部のクリアコート層は透明であり、且つボールの色彩はカバー層に形成されている旨が開示されている。(例えば特許文献2参照。)
又、米国特許第4798386号には、カバー層に蛍光顔料または染料を加えることが開示されている。更に、この特許は、カバー層全体に透明なコーティング層を塗布することが開示されている。(例えば特許文献3参照。)
更に、従来の米国特許第4865326号には、カバー層ではなく最外部のクリアコート層に蛍光増白剤を配合することにより、低いコストでゴルフボールを製造することができる旨が開示されている。クリアコート層においては、蛍光増白剤は、カバー層よりも少ない量でよく、更に、この特許は、蛍光増白剤をカバー層に加えたものと同じ程度の結果が、ゴルフボール1000個につき蛍光増白剤を0.25gという少ない量で得られると述べている。最外部のクリアコート層中の蛍光増白剤は、クリアコート層の樹脂固体分の0.3〜2重量%またはそれ以上の範囲とすることができる旨の記載がある。更に、蛍光増白剤を含むボールの場合、クリアコート層は、ボールの光沢を減少させるので、クリアコート層に蛍光増白剤を加えることは、ボールの外観を改善できる旨が、この特許に記載されている。(例えば特許文献4参照。)
又、特許登録第2585749号においては、以下の旨が開示されている。即ち、カバーと該カバーの最外部コートとして施されたクリアコートを有するゴルフボールにおいて、該クリアコートが35−60%の固体含有量を有し、さらに該クリアコートが、スチルベン誘導体、ベンゼンおよびビフェニルのスチリル誘導体、ビス(ベンザゾール−2−イル)誘導体、クマリン、カルボスチリル、ナフタルイミド、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオ
キシドの誘導体ピレン誘導体およびピリドトリアゾールから成る群より選択された1種類以上の蛍光増白剤を前記クリアコートの固体含有量の0.3重量%以上2重量%未満の範囲の量で含むことを特徴とするゴルフボールが開示されている。ボールの最外部コーティングに含まれる蛍光増白剤の量は広範囲に亘って選択できる。この量はクリアコートの固体樹脂の重量の最小0.3%から2%以上までの範囲をとり得る。本出願人はこの量について固体樹脂重量の約0.6−0.8%が大変望ましく、約0.75%が最も好ましいことを発見した。この0.75%含有量の時、大変輝いたボールが得られる。蛍光増白剤の量を増やせば多少ボールの輝きを増すことができるが、コスト−利益率は0.8%より大きい添加量の範囲で急速に低下する。
使用できる蛍光増白剤の最大量はクリアコート樹脂系に溶解できる蛍光増白剤の量によって制限される。これらの樹脂系は通常固体含有量が大きいので、すなわち35−60%の固体分と残りはそのキャリヤーである)、加えられる蛍光増白剤の量は通常大変少ない。経験によると、溶解できる最大量は樹脂系の固体分の重量の2%未満であり、通常約1%以下である。」との旨の記載がある。(例えば特許文献5参照。)
キシドの誘導体ピレン誘導体およびピリドトリアゾールから成る群より選択された1種類以上の蛍光増白剤を前記クリアコートの固体含有量の0.3重量%以上2重量%未満の範囲の量で含むことを特徴とするゴルフボールが開示されている。ボールの最外部コーティングに含まれる蛍光増白剤の量は広範囲に亘って選択できる。この量はクリアコートの固体樹脂の重量の最小0.3%から2%以上までの範囲をとり得る。本出願人はこの量について固体樹脂重量の約0.6−0.8%が大変望ましく、約0.75%が最も好ましいことを発見した。この0.75%含有量の時、大変輝いたボールが得られる。蛍光増白剤の量を増やせば多少ボールの輝きを増すことができるが、コスト−利益率は0.8%より大きい添加量の範囲で急速に低下する。
使用できる蛍光増白剤の最大量はクリアコート樹脂系に溶解できる蛍光増白剤の量によって制限される。これらの樹脂系は通常固体含有量が大きいので、すなわち35−60%の固体分と残りはそのキャリヤーである)、加えられる蛍光増白剤の量は通常大変少ない。経験によると、溶解できる最大量は樹脂系の固体分の重量の2%未満であり、通常約1%以下である。」との旨の記載がある。(例えば特許文献5参照。)
更に、 特許登録第2518977号においては、「コアおよびカバーを含有してなるゴルフボールであって、該カバーは透明なプライマーコートおよび透明な最外部のクリアコートを有し、該プライマーコートは、そこに光学的増白剤が含有され、該光学的増白剤は、該プライマーコートの固体含量の0.45〜2.7重量%を構成することを特徴とするゴルフボール。」が開示されており、作用効果として「本発明者は、光学的増白剤がカバーから省かれても、カバー中の白色および青色顔料を調節することにより、およびプライマーコート中に光学的増白剤を加えることにより、ウルトラゴルフボールの所望する特有の青みがかった白色が得られることを見いだした。プライマーコート中の光学的増白剤の量は、カバー中に形成される量よりも少ないので、ボールのコストを減少させることができ、且つ得られたボールは、耐候性が改善される。クリアコートの摩減は、プライマーコートおよびそこの光学的増白剤に影響を及ぼさないので、得られたボールは、クリアコート中に光学的増白剤を含むボールよりもさらに耐久力がある。光学的増白剤は最外部のクリアコート中に加えられるべきであり、そうしないとこのクリアコートがボールの光沢を減少させることになると教示している米国特許第4865326号とは逆に、カバー中の調節された白色および青色顔料のレベルで、プライマーコート中に光学的増白剤を加えることは、一層耐久力をもつ特有の青みがかった白色を提供することができる。さらにプライマーコート中の光学的増白剤は、クリアコート中の紫外線(UV)硬化光開始剤を阻害することはないので、このようなボールの最外部のクリアコートでは、紫外線硬化システムを用いることができる。」の旨の記載がある。(例えば特許文献6参照。)
なお、 特許登録第3027050号においては、「アイオノマーカバーのゴルフボールとその上のペイント層からなる塗装ゴルフボールにおいて、アイオノマー樹脂カバーが蛍光増白剤を実質上含まず、ペイント塗装後の白度を表わすWcieが110〜125の間にあり、かつ緑みを表わすTwが4〜6.5の間にあり、かつカバーのWcie(Cw)、Tw(CT)、及びペイント塗装後のWcie(Pw)、Tw(PT)との間に
4≦Pw−Cw≦12
0<CT−PT≦1.2
が成り立つことを特徴とする塗装ゴルフボール。」が開示されており、その作用効果として「本発明によれば、カバー色調とペイント塗装後の色調を適切な範囲でコントロールし組み合わすことで、外観上も好まれる白さであり。かつ耐候変色も少なく、傷付き後もほとんど傷が目立たなく良好である。」の旨が記載されている。(例えば特許文献7参照。)
4≦Pw−Cw≦12
0<CT−PT≦1.2
が成り立つことを特徴とする塗装ゴルフボール。」が開示されており、その作用効果として「本発明によれば、カバー色調とペイント塗装後の色調を適切な範囲でコントロールし組み合わすことで、外観上も好まれる白さであり。かつ耐候変色も少なく、傷付き後もほとんど傷が目立たなく良好である。」の旨が記載されている。(例えば特許文献7参照。)
特許登録第3138864号においては、「 アイオノマー樹脂とジエン系ゴムからなり、蛍光増白剤、酸化チタンを含む調色剤で調色されていて、前記蛍光増白剤がメチル化スチルベンビスベンゾオキサゾール誘導体であるゴルフボール用カバー材。」が開示されており、その作用効果として「ゴルフボール用カバー材がアイオノマー樹脂およびジエン系ゴムからなっていて蛍光増白剤、酸化チタンを含む調色剤で調色されているために、ペイント剥離等によりカバー表面が剥き出しとなった場合でも白色外観が損なわれることがなく、かつ耐候性および明度を向上させることができる。」旨の記載がある。(例えば特許文献8参照。)
英国特許出願第2144045号公報(特許請求の範囲)
米国特許第4679795号公報(特許請求の範囲)
米国特許第4798386号公報(特許請求の範囲)
米国特許第4865326号公報(特許請求の範囲)
特許登録第2585749号公報(特許請求の範囲)
特許登録第2518977号公報(特許請求の範囲)
特許登録第3027050号公報(特許請求の範囲)
特許登録第3138864号公報(特許請求の範囲)
しかし、これら従来のゴルフボールにおいても更なる改良点が存在していた。即ち、英国特許出願第2144045号には、蛍光増白剤をカバー固体重量(ストック重量)に対して0.001〜0.5重量%程度を添加しても効果が出ないため、輝きを得るには0.1〜0.15重量%程度添加する必要がある旨が記載されており、蛍光増白剤を多く添加しているためコストが高くなると言った問題点と共に、カバー層に蛍光増白剤を多量に含有したボールにクリアコート層を塗布することは、カバー層の輝きを損なわせると言った欠点があった。
又、米国特許第4679795号にも、カバー層に蛍光増白剤を添加することが記載されている。このカバー層は更に白色顔料を添加することができ、且つ群青のような青色顔料または青味剤も添加することができる。透明なエポキシプライマーコート剤に続いて最外部にウレタンのクリアコート層でカバー層をコーティングすることにより、ボールに光沢仕上げを与えている。プライマーコート層および最外部のクリアコート層は透明であり、且つボールの色彩はカバー層に形成されていることが記載されているが、この発明品においても、美しい色目に仕上げるにはカバー層に多量の蛍光増白剤を添加する必要がありコストが高くなると言った問題点を有していた。
又、従来の米国特許第4798386号には、カバー層に蛍光顔料(蛍光増白剤)または染料を添加することが記載されている。更に、この特許は、カバー層全体に透明なコーティング層を適用することが記載されているが、この発明品においても、美しい色目に仕上げるにはカバー層に多量の蛍光増白剤を添加する必要がありコストが高くなると言った問題点を有していた。
更に、従来の米国特許第4865326号には、カバー層ではなく最外部のクリアコート層に蛍光増白剤を加えることにより、低いコストでゴルフボールを製造することができると記載されている。確かに、この発明品のように、クリアコート層に蛍光増白剤を添加すると少量で美しい色目に仕上げることが出来るが、太陽光や紫外線により変色し易く、耐候性や耐久性に劣ると言った問題点を有していた。
又、特許登録第2585749号においては、「カバーと該カバーの最外部コートとして施されたクリアコートを有するゴルフボールにおいて、該クリアコートが35−60%の固体含有量を有し、さらに該クリアコートが、スチルベン誘導体、ベンゼンおよびビフェニルのスチリル誘導体、その他から成る群より選択された1種類以上の蛍光増白剤を、前記クリアコートの固体含有量の0.3重量%以上2重量%未満の範囲の量で含むことを特徴とするゴルフボール」が開示されている。確かに、この発明品のように、クリアコート層に少量の蛍光増白剤を添加することで、コストを廉価にし、且つ、一見美しい色目に仕上げることが出来る反面、このクリアコート層自体が太陽光や紫外線により変色し易く、耐候性や耐久性に劣ると言った問題点を有していた。
更に、特許登録第2518977号においては、「アイオノマーカバーのゴルフボールとその上のペイント層からなる塗装ゴルフボールにおいて、アイオノマー樹脂カバーが蛍光増白剤を実質上含まず、カバー色調とペイント塗装後の色調を適切な範囲でコントロールし組み合わすことで、外観上も好まれる白さであり。かつ耐候変色も少なく、傷付き後もほとんど傷が目立たなく良好である。」の旨が記載されているが、この発明品のように、プライマー層に少量の蛍光増白剤を添加しただけではコストを廉価にすることは出来ても美しい色目に仕上げることが出来ないと言った問題点を有していた。
又、 特許登録第3138864号においては、「 アイオノマー樹脂とジエン系ゴムからなり、蛍光増白剤、酸化チタンを含む調色剤で調色されていて、前記蛍光増白剤がメチル化スチルベンビスベンゾオキサゾール誘導体であるゴルフボール用カバー材が開示されており、その作用効果としてゴルフボール用カバー材がアイオノマー樹脂およびジエン系ゴムからなっていて蛍光増白剤、酸化チタンを含む調色剤で調色されているためにペイント剥離等によりカバー表面が剥き出しとなった場合でも白色外観が損なわれることがなくかつ耐候性および明度を向上させることができる。」旨の開示がされている。しかし、この発明品においては、ゴルフボール用カバー材がジエン系ゴム添加アイオノマーから構成されているため、蛍光増白剤を多量に添加しないとこの発明品が意図するような効果が期待出来ず必然的にコストが高くなると言った問題点を有していた。
本発明においては、カバー層、プライマーコート層、クリアコート層に、各々微量の蛍光増白剤を含有したことにより、所望する美しい外観を保持しながら、変色が少なく、塗膜の耐候性、耐久性、耐傷性等を改善し、製造コストを低減することが出来るゴルフボールを供給することが可能となるものである。
本発明者らは、蛍光増白剤をゴルフボールを構成するカバー層、及び該カバー層を被覆する透明なプライマーコート層および透明なクリアコート層の各々に微量含有させることで、変色の少ない耐候性及び耐久性に優れ、且つゴルフボールの所望する特有の色目を有し、美しく輝く白色ボールが得られることを見いだしたものである。
本願発明では、ゴルフボールを構成するカバー層、及び該カバー層を被覆する透明なプライマーコート層および透明なクリアコート層の各々に蛍光増白剤を微量含有させることにより、これらの相乗効果により、従来の仕様よりも極めて少ない量で好みの明るい色調を出せるため、ボールの製造コストを著しく減少させることができる効果を奏するものである。
本願発明では、ゴルフボールを構成するカバー層、及び該カバー層を被覆する透明なプライマーコート層および透明なクリアコート層の各々に蛍光増白剤を微量含有させることにより、これらの相乗効果により、従来の仕様よりも極めて少ない量で好みの明るい色調を出せるため、ボールの製造コストを著しく減少させることができる効果を奏するものである。
更に、得られたボールは、カバー層やプライマーコート層およびクリアコート層に微量の蛍光増白剤しか含有していないため、素材自体の特性が減少することなく、耐候性や耐久性や耐傷性が改善される。蛍光増白剤はもともと光によって影響を受けやすく特に直接光を受けるクリア層に多量添加された場合は光による変色が著しいが、本願発明では、蛍光増白剤が各層に微量添加されているため色目は同等に仕上がるが、従来と異なり変色を防止出来ると言った顕著な効果を奏するものである。
又、クリアコート層の摩減は、プライマーコート層およびカバー層に含有添加された蛍光増白剤に影響を及ぼさないので、得られたボールは、クリアコート層中に蛍光増白剤を多量に含むボールよりもさらに耐久力が向上するものである。
又、クリアコート層の摩減は、プライマーコート層およびカバー層に含有添加された蛍光増白剤に影響を及ぼさないので、得られたボールは、クリアコート層中に蛍光増白剤を多量に含むボールよりもさらに耐久力が向上するものである。
本願発明は、コアおよびカバー層を有してなるゴルフボールであって、該カバー層は透明なプライマーコート層および最外部に透明なクリアコート層を有し、前記カバー層、プライマーコート層、クリアコート層には、各々蛍光増白剤が含有されており、前記カバー層には、蛍光増白剤が該カバー層の固体含量の0.01〜0.1重量%を含有し、前記プライマーコート層には、蛍光増白剤が該プライマーコート層の固体含量の0.03〜0.08重量%を含有し、前記クリアコート層には、蛍光増白剤が該クリアコート層の固体含量の0.03〜0.15重量%を含有することを特徴とするゴルフボールである。
なお、本願発明においては、蛍光増白剤をカバー層、プライマーコート層、クリアコート層に各々配合する場合には、以下のような配合比率に伴って対応することが少量の使用で最大の効果を上げる秘訣である。
即ち、カバー層においては、蛍光増白剤を該カバー層の固体含量の0.01〜0.1重量%の範囲で含有することが好ましいが、特に蛍光増白剤が該カバー層の固体含量の0.01〜0.03重量%の範囲で含有することがより望ましいものである。
なお、蛍光増白剤が0.01重量%の範囲よりも少ないと色の鮮やかさを出すことが難しいと言った問題点を有していた。
一方、カバー層において蛍光増白剤が0.1重量%の範囲以上配合すれば、コスト高になってしまうものであう。
即ち、カバー層においては、蛍光増白剤を該カバー層の固体含量の0.01〜0.1重量%の範囲で含有することが好ましいが、特に蛍光増白剤が該カバー層の固体含量の0.01〜0.03重量%の範囲で含有することがより望ましいものである。
なお、蛍光増白剤が0.01重量%の範囲よりも少ないと色の鮮やかさを出すことが難しいと言った問題点を有していた。
一方、カバー層において蛍光増白剤が0.1重量%の範囲以上配合すれば、コスト高になってしまうものであう。
本願発明においては、蛍光増白剤がプライマーコート層の固体含量の0.03〜0.08重量%の範囲で含有することがより望ましいが、特に蛍光増白剤が該プライマーコート層の固体含量の0.04〜0.06重量%の範囲で含有することがより望ましいものである。該蛍光増白剤がプライマーコート層の固体含量の0.03重量%の範囲よりも少ないと美しい色目を実現するにはクリアコート層に蛍光増白剤を多量に添加しなくてはならず、クリアコート層に多量に添加すると変色しやすくなり耐候性、耐久性に劣ると言った問題点を有していた。
又、プライマーコート層において蛍光増白剤がプライマーコート層の固体含量の0.08重量%の範囲以上に添加するには水系プライマーコート剤の場合、汎用の蛍光増白剤を添加することが困難であり、添加する蛍光増白剤の種類が限定され、製造コストが高くなる他、クリアコート層の蛍光増白剤の添加量を抑えてプライマーコート層の添加量を多くしその差を大きくすると、ゴルフボールとして使用中にクリアコート層が傷つき、剥離した場合ボールとしての色目に差が出来て、外観を損ねると言った問題点を有していた。そのため、水系プライマーコート剤の場合、汎用の蛍光増白剤を容易に加工する生産性を考慮すれば添加することが困難であり、添加する蛍光固体含量の0.06重量%の範囲内での添加が望ましい。
本願発明においては、蛍光増白剤がクリアコート層の固体含量の0.03〜0.15重量%の範囲で含有することがより望ましいが、特に蛍光増白剤が該クリアコート層の固体含量の0.04〜0.10重量%の範囲で含有することがより望ましいものである。該蛍光増白剤がクリアコート層の固体含量の0.03重量%の範囲よりも少ないとカバー層やプライマーコート層に蛍光増白剤を添加しても満足な色目が実現しないと言った問題点を有していた。
一方、クリアコート層において蛍光増白剤がクリアコート層の固体含量の0.15重量%の範囲以上に添加した場合、色目は美しいがクリアコート層に含まれた蛍光増白剤が直射光にさらされ短時間で変色してしまい外観が損なわれる。また、クリアコート層の蛍光増白剤の添加量を多くしてプライマーコート層の添加量を抑えた場合、使用中にクリアコート層が傷つき、剥離した場合、ボールとして色目に差が出来て、外観を損ねると言った問題点を有していた。
本願発明の実施例について、説明すれば本願発明は、コアおよびカバー層を有してなるゴルフボールであって、該カバー層は透明なプライマーコート層および最外部に透明なクリアコート層を有し、前記カバー層、プライマーコート層、クリアコート層には、各々蛍光増白剤が含有されている。
コアは、従来のリキッドセンターのゴム球にゴム糸巻きのコアや1つまたはそれ以上の素材で形成された中実コア、あるいはツーピース、またはスリーピースやフォーピースその他の多層コア構造であってもよい。
これらのコアを被覆するカバー層は、ポリウレタンエラストマーやアイオノマー等のような合成樹脂材料から形成することができる。例えば、カバー層として、アイオノマーの品番を1種のシングルタイプでも対応することができるし、これらアイオノマーの品番を2種またはそれ以上の品番から選択し、ブレンドして使用することも可能である。
コアは、従来のリキッドセンターのゴム球にゴム糸巻きのコアや1つまたはそれ以上の素材で形成された中実コア、あるいはツーピース、またはスリーピースやフォーピースその他の多層コア構造であってもよい。
これらのコアを被覆するカバー層は、ポリウレタンエラストマーやアイオノマー等のような合成樹脂材料から形成することができる。例えば、カバー層として、アイオノマーの品番を1種のシングルタイプでも対応することができるし、これらアイオノマーの品番を2種またはそれ以上の品番から選択し、ブレンドして使用することも可能である。
なお、前記カバー層はアイオノマー樹脂にポリウレアコロイド非水溶媒溶液から析出したポリウレアコロイド粒子によって被覆されているポリウレタンゲル複合微粒子が配合することも可能である。又、該カバー層には、酸化チタン(TiO2)または酸化亜鉛(ZnO)のような白色顔料を含有し、好ましくは、さらに群青のような青色顔料または青味剤を含むものでもよい。白色顔料は、カバー層の固体含量の約0.2〜5.0重量%程度配合することができ、好ましくは約0.3〜2重量%の範囲で配合出来るものである。青色顔料は、カバー層の固体含量の0.002〜0.05重量%の範囲で配合することができる。ポリマーの材料は、カバーの約90.0〜99.0重量%の範囲で選択することができる。又、蛍光増白剤は該カバー層の固体含量の0.01〜0.1重量%の範囲で配合することが可能である。
更に、前記プライマーコート層は、水系塗料としては、アクリル酸アルキル・スチレン共重合物に多価カルボジイミドからなり、添加剤として表面調整剤、消泡剤、増粘剤及び蛍光増白剤が該プライマーコート層の固体含量の0.03〜0.08重量%を含有している。
又、前記クリアコート層は、溶剤系塗料としてポリエステルポリオール/アクリル変性エステルポリオールにHDI系イソシアネート変性ポリイソシアネートを配合し、添加剤として表面調整剤(OH含有ポリジメチルシロキサン)、有機錫化合物、キレート剤及び蛍光増白剤が該クリアコート層の固体含量の0.03〜0.15重量%を含有したことを特徴とするゴルフボールである。
なお、クリアコート層として、水系塗料として水性エマルジョン塗料を使用することも出来る。
なお、クリアコート層として、水系塗料として水性エマルジョン塗料を使用することも出来る。
プライマーコート層は、好ましくは水系塗料のアクリル酸アルキル・スチレン共重合物に多価カルボジイミドやエポキシ/アクリル酸/ウレタン樹脂系を配合することがよく、添加剤として表面調整剤、消泡剤、増粘剤、蛍光増白剤を配合出来るものである。
蛍光増白剤は、紫外線の範囲の光を吸収し、可視光の範囲の青色を放射する材料である。水性プライマーコート系に使用される典型的な蛍光増白剤は、チバスペシャリティケミカル社から市販されている商品名:チノーパルCBS、商品名:チノーパルCBS-X.商品名:ユビテックス(Uvitex) NFW ;4.4‘−bis(1−sulfo−2−(2-Phenyl−1−ethenyl)biphenylや、チバスペシャリティケミカル社から市販されている商品名:チノパールBOP−X、商品名:ユビテックス 2BFや日本化薬(株)から市販されている商品名:Kayaphor SNなどが使用できるものである。
蛍光増白剤は、紫外線の範囲の光を吸収し、可視光の範囲の青色を放射する材料である。水性プライマーコート系に使用される典型的な蛍光増白剤は、チバスペシャリティケミカル社から市販されている商品名:チノーパルCBS、商品名:チノーパルCBS-X.商品名:ユビテックス(Uvitex) NFW ;4.4‘−bis(1−sulfo−2−(2-Phenyl−1−ethenyl)biphenylや、チバスペシャリティケミカル社から市販されている商品名:チノパールBOP−X、商品名:ユビテックス 2BFや日本化薬(株)から市販されている商品名:Kayaphor SNなどが使用できるものである。
その他、水分散型のビス(トリアジニルアミノ)スチルベンジスルホン酸誘導体や同じく水溶性型のビススチリルビフェニル誘導体タイプの蛍光増白剤が使用可能である。
更に、チバスペシャリティケミカル社から市販されている商品名:ユビテックスUvitex O.B.(2,5ビス(5-ter-ブチル-2-ベンゾオキサゾリル) チオフェノン、スチルベン誘導体、ベンゼン及ビフェニルのスチリル誘導体、ビス(ベンザゾール-2-イル)誘導体、クマリン、カルボスチリル、ナフタルイミド、ジベンゾチオフェノン-5,5-ジオキシドの誘導体、ピレン誘導体、ピリドトリアゾール、ブチルベンゾオキサゾール、2,5-ビス(5-ter-ブチル-2-ベンゾオキサゾリル)チオフェノン等が使用可能である。
更に、チバスペシャリティケミカル社から市販されている商品名:ユビテックスUvitex O.B.(2,5ビス(5-ter-ブチル-2-ベンゾオキサゾリル) チオフェノン、スチルベン誘導体、ベンゼン及ビフェニルのスチリル誘導体、ビス(ベンザゾール-2-イル)誘導体、クマリン、カルボスチリル、ナフタルイミド、ジベンゾチオフェノン-5,5-ジオキシドの誘導体、ピレン誘導体、ピリドトリアゾール、ブチルベンゾオキサゾール、2,5-ビス(5-ter-ブチル-2-ベンゾオキサゾリル)チオフェノン等が使用可能である。
プライマーコート13は、さらに溶剤ベースのプライマーコート系とすることができ、且つ蛍光増白剤を含有できることが理解できる。このタイプの系に使用される典型的な蛍光増白剤としては、チバスペシャリティケミカル(株)社から市販されている商品名:ユビテックス(Uvitex)ERNや商品名:ユビテックス(Uvitex)ERN−Kや商品名:ユビテックス(Uvitex)SL−ER、住友化学工業(株)から販売されている商品名:ホワイテックス(Whitex)ERN等を使用することが可能である。
プライマーコート層は、好ましくは光学的に透明なものであり、且つ顔料の全くない、または実質的に顔料のないものであるのがよい。蛍光増白剤の量は、プライマーコート層の固体含量の約0.03〜0.08重量%とすることができ、好ましくは約0.04〜0.06重量%である。白色または他の顔料または染料は、所望する青色と白色の外観を保持しながら、蛍光増白剤の適切な量とともにプライマーコート層に加えることができる。
最外部のクリアコート層は、ポリエステルポリオール/アクリル変性エステルポリオールにHDI系イソシアネート変性ポリイソシアネートを配合し、2つの溶剤系成分のウレタン系塗料に添加剤として、表面調整剤(OH含有ポリジメチルシロキサン)、有機錫化合物、キレート剤、蛍光増白剤などを配合することが好適であるが、他の系を使用することもできるものである。このタイプの系に使用される典型的な蛍光増白剤としては、チバスペシャリティケミカル(株)社から市販されている商品名:ユビテックス(Uvitex)ERNや商品名:ユビテックス(Uvitex)ERN−Kや商品名:ユビテックス(Uvitex)SL−ER、住友化学工業(株)から販売されている商品名:ホワイテックス(Whitex)ERN等を使用することが可能である。
なお、クリアコート層は、光学的に透明なものであり、顔料の全くない、または実質的に顔料のないものである。蛍光増白剤の含有量は、以前から最外部のクリアコート層に含まれてきたが、本発明においては、最外部のクリアコート層の固体含量の約0.03〜0.15重量%を含有させることができ、好ましくは約0.04〜0.10重量%含有させることである。
カバーの白色は、透明なプライマーコート層およびクリアコート層を通して視覚的に見えるものであり、且つ白色は、カバー層、プライマーコート層、クリアコート層中の蛍光増白剤によって高められるものである。
本願発明の実施例1と比較例1から比較例4を表1に示す。
カバーの白色は、透明なプライマーコート層およびクリアコート層を通して視覚的に見えるものであり、且つ白色は、カバー層、プライマーコート層、クリアコート層中の蛍光増白剤によって高められるものである。
本願発明の実施例1と比較例1から比較例4を表1に示す。
なお、表1の項目と評価点は、以下の条件による。
色目:ボールの目視試験を行い最も鮮やかな白を呈しているものを5とし、標準的な蛍光増白剤を含まない標準的色のゴルフボールを1として色目、輝きの差を目視で数値化した。
耐候性試験機:スガ試験機(株)製 デューサイクルサンシャインウエザーメーター 放射エネルギー→285±50W/m2 (300〜700nm)
条件:(照射60min+暗黒30min)×60サイクル=90hr
照射後JIS L 0805汚染用グレースケールにより判定を行った。
色目:ボールの目視試験を行い最も鮮やかな白を呈しているものを5とし、標準的な蛍光増白剤を含まない標準的色のゴルフボールを1として色目、輝きの差を目視で数値化した。
耐候性試験機:スガ試験機(株)製 デューサイクルサンシャインウエザーメーター 放射エネルギー→285±50W/m2 (300〜700nm)
条件:(照射60min+暗黒30min)×60サイクル=90hr
照射後JIS L 0805汚染用グレースケールにより判定を行った。
表1から明らかなように本願発明の実施例1では、色目が4レベルであるため、比較例1の様にボールの目視試験で最も鮮やかな白を呈する5レベルのように、鮮やか過ぎてアプローチの際にゴルフボールが眩しく感じると言ったこともなく耐候性も確保できると言った効果を奏するものである。
Claims (5)
- コアおよびカバー層を有してなるゴルフボールであって、該カバー層は透明なプライマーコート層および最外部に透明なクリアコート層を有し、前記カバー層、プライマーコート層、クリアコート層には、各々蛍光増白剤が混合されており、前記カバー層には、蛍光増白剤が該カバー層の固体含量の0.01〜0.1重量%を含有し、前記プライマーコート層には、蛍光増白剤が該プライマーコート層の固体含量の0.03〜0.08重量%を含有し、前記クリアコート層には、蛍光増白剤が該クリアコート層の固体含量の0.03〜0.15重量%を含有することを特徴とするゴルフボール。
- コアおよびカバー層を有してなるゴルフボールであって、該カバー層は透明なプライマーコート層および最外部に透明なクリアコート層を有し、前記カバー層、プライマーコート層、クリアコート層には、各々蛍光増白剤が混合されており、前記カバー層には、蛍光増白剤が該カバー層の固体含量の0.01〜0.03重量%を含有し、前記プライマーコート層には、蛍光増白剤が該プライマーコート層の固体含量の0.04〜0.06重量%を含有し、前記クリアコート層には、蛍光増白剤が該クリアコート層の固体含量の0.04〜0.10重量%を含有することを特徴とする請求項1記載のゴルフボール。
- プライマーコート層が、水系塗料で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフボール。
- プライマーコート層が、溶剤系塗料で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフボール。
- クリアコート層が、溶剤系塗料で構成されていることを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載のゴルフボール。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007143660A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Sri Sports Ltd | 塗装ゴルフボール及びその製造方法 |
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JPS61119283A (ja) * | 1984-11-05 | 1986-06-06 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフボ−ル |
JP2000053895A (ja) * | 1998-08-11 | 2000-02-22 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフボール用塗料およびそれを塗装したゴルフボール |
JP2000513239A (ja) * | 1995-06-07 | 2000-10-10 | アクシュネット カンパニー | ゴルフボール用ポリオルガノ−シロキサンクリアーコート |
-
2005
- 2005-04-08 JP JP2005111955A patent/JP2006288582A/ja active Pending
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