JP2006287844A - 通信装置および携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信性能の劣化を招くことなく、送信時のアンテナ回路の過大な電圧を防止できる通信装置と、これを備えた携帯端末を提供する。
【解決手段】リーダライタとして送信を行っているとき、アンテナ回路113に異常に高い電圧が生じると、送信回路112からアンテナ回路113への信号の出力が停止され、これによりアンテナ回路113へ供給される送信電力が低減するため、アンテナ回路113の電圧を正常な範囲に戻すことができる。異常電圧時の動作を見込んでクランプ回路119の電流容量を余計に大きくせずに済むため、回路の面積の増大を抑制することができる。また、耐電圧の高い特殊な製造プロセスによって回路を形成する必要がなく、設計時間やコストを抑制できる。更に、アンテナ回路113の性能を落とさずに、異常電圧を抑制できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は通信装置および携帯端末に係り、特に、非接触ICカードの機能とその読み取り・書き込み装置の機能を搭載した通信装置および携帯端末に関するものである。
非接触ICカードは、その情報の読み取りや書き込みを行う装置(以降、リーダライタと表記する)との間で無線通信により簡単に情報のやり取りを行うことが可能であるとともに、磁気カードに比べて記憶容量が大きく、また、格納した情報の不正な読み出しや改竄に対する耐性が高いなど、数々の優れた特徴を有している。そのため、近年では、例えば金融機関のクレジットカードや、電子マネーの格納用カード、交通機関の定期券などの用途で、広く一般に利用されている。
一方、携帯電話機に代表されるような、個人が持ち歩いて使用できる携帯端末の普及率が非常に高くなっている。そのため、上述した非接触ICカードやリーダライタの機能を携帯端末に内蔵させて利用することへの要望が強くなっている。
非接触ICカードの機能を内蔵した携帯電話機に関する従来技術としては、例えば下記の特許文献1がある。
特開2003−36427号公報
リーダライタは、これまで専用の装置として固定の場所に設置されることが一般的であったため、異なるリーダライタの送信出力同士が衝突することは殆んど無かった。ところが、携帯電話機に非接触ICカード機能とリーダライタ機能の両方が搭載されると、携帯電話機をリーダライタとして動作させながら、外部のリーダライタが発生する磁界の中に携帯電話機をかざしてしまうことが起こり得る。この場合、リーダライタのアンテナ回路には、自らの送信出力に加えて他方のリーダライタからの送信出力が加わるため、アンテナ回路に数十ボルトを超える異常な電圧が発生する可能性がある。リーダライタ用の回路が例えばCMOS等の一般的な製造プロセスの集積回路に形成されている場合、このような高電圧が入力されると、回路素子の劣化や消費電力の増大を招いてしまう。
例えば非接触ICカードでは、リーダライタが発する磁界によってアンテナ回路の電圧が高くなり過ぎないように、ツェナダイオードなどを用いたクランプ回路によってアンテナ回路の電圧を制限することがある。
ところが、上述のような異常な高電圧をクランプ回路によって制限しようとすると、非接触ICカードで想定されているより大きな電流をクランプ回路に流さなくてはならない。そのため、クランプ回路に用いる回路素子を大電流に耐えるように設計しなくてはならず、回路面積が増大してしまうという不利益がある。
また、耐電圧の高い特殊な製造プロセスによってリーダライタ用の回路を形成することも可能であるが、設計時間やコストの面で不利益が大きい。
また、アンテナ回路に用いるコイルのインダクタンスを小さくしたり、アンテナ回路の共振周波数を最適な値から外したり、アンテナ回路とリーダライタの出力との間に抵抗を挿入して送信電力を下げたりするといった、アンテナの性能を落とす方法によって異常電圧を抑制することも可能である。しかしながら、この方法では通常の使用状態における通信性能を劣化させてしまうという不利益が生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信性能の劣化を招くことなく、送信時のアンテナ回路の過大な電圧を防止できる通信装置と、これを備えた携帯端末を提供することにある。
本発明の第1の観点に係る通信装置は、アンテナ回路と、前記アンテナ回路を介して無線通信を行う通信手段と、前記通信手段が送信を行っているとき、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記通信手段から前記アンテナ回路に供給される送信電力を低減させる送信電力低減手段とを有する。
本発明の第2の観点は、無線通信によって情報の読み取りと書き込みが可能な記録媒体として動作する第1の動作モードと、無線通信によって外部の前記録媒体にアクセスする読み取り書き込み装置として動作する第2の動作モードとを有する携帯端末に関するものであり、この携帯端末は、前記第1の観点に係る通信装置を有する。
本発明によると、前記通信手段が送信を行っているときに、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記通信手段から前記アンテナ回路に供給される送信電力が低減する。これにより、前記アンテナ回路に生じる電圧や電流が小さくなる。
前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記通信手段の送信を停止させても良い。
また、前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記通信手段が発生する送信電力を低減させても良い。
また、前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記アンテナ回路に生じる電圧および/または電流が小さくなるように前記通信手段の出力インピーダンスを変化させても良い。
また、前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記アンテナ回路に生じる電圧および/または電流が小さくなるように前記アンテナ回路のインピーダンス特性を変化させても良い。
また、前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記アンテナ回路に生じる電圧および/または電流が小さくなるように前記通信手段から前記アンテナ回路へ送信電力を伝送する経路のインピーダンスを変化させても良い。
本発明によれば、通信手段が送信を行っているとき、アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧や電流が生じると、通信手段からアンテナ回路へ供給される送信電力が低減するため、通常の使用状態における通信性能を劣化させることなく、送信時のアンテナ回路の過大な電圧や電流を防止することができる。
以下、本発明の5つの実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る携帯端末10に搭載された非接触ICカードにデータを読み書きするシステムの一例を図解した図である。
図1に示すシステムは、携帯端末10と、外部リーダライタ20と、通信網30と、サーバ40とを有する。
携帯端末10に搭載される非接触ICカードには、例えば電車の前払い運賃や定期乗車券、クレジットカード、電子マネー、商品の購入ポイントなどの情報が格納されている。
携帯端末10の非接触ICカードは、外部リーダライタ20からの電波を検出すると、外部リーダライタ20との間で無線通信を行ってコネクションを確立させ、次いで、外部リーダライタ20および通信網30を経由してサーバ40に接続し、必要な認証処理を行う。非接触ICカードとサーバ40との間で相互の認証に成功すると、非接触ICカードに格納される情報をサーバ40に読み出す処理や、携帯端末10の非接触ICカードに格納される情報をサーバ40の指示に従って書き換える処理が行われる。例えば商店の精算カウンタに本システムが用いられる場合、非接触ICカードから電子マネーの残高を読み出して、購入した商品の金額を差し引いた残高に書き換える処理などを行う。
図2は、本発明の実施形態に係る携帯端末10に搭載されたリーダライタを用いて、携帯端末10の外部の非接触ICカードに対する情報の読み取りや書き込みを行うシステムの一例を図解した図である。
図2に示すシステムは、携帯端末10と、外部の非接触ICカード50と、基地局60と、通信網70と、サーバ80とを有する。
携帯端末10のリーダライタは、外部の非接触ICカード50からの応答を受信すると、この非接触ICカード50との間で無線通信を行って、コネクションを確立させる。非接触ICカード50とのコネクションが確立すると、携帯端末10は、携帯電話網の基地局60から通信網70を経由してサーバ80に接続し、非接触ICカード50とサーバ80との通信を中継する。両者の相互認証が成功すると、携帯端末10のリーダライタは、サーバ80からの指示に従って、非接触ICカード50に格納される情報を読み出す処理や、非接触ICカード50に新たな情報を書き込む処理を行う。
図3は、携帯端末10において非接触ICカード機能とリーダライタ機能を司るICカード/リーダライタ部100の構成の一例を示す図である。
図3に例示するICカード/リーダライタ部100は、送受信部101と、信号処理部102と、制御部103と、暗号処理部104と、誤り検出・訂正処理部105と、RAM106と、ROM107と、EEPROM108と、キャリア信号生成部109と、インターフェース部110とを有する。
送受信部101は、非接触ICカードまたはリーダライタとして動作する場合において無線信号の送信や受信を行う。送受信部101の詳細な構成については、後ほど図4を参照して説明する。
信号処理部102は、送受信部101に供給する送信用の信号を生成するため、送信用のデータに対して符号化等の処理を行う。また、送受信部101において受信された信号に復号化等の処理を施して、元の信号を再生する。
制御部103は、ICカード/リーダライタ部100の全体的な処理を制御する。すなわち、信号処理部102における送受信信号の符号化や復号化処理、EEPROM108に対する情報の書き込みや読み出し、暗号処理部104における情報の暗号化や復号化、誤り検出・訂正処理部105における誤り検出・訂正処理、インターフェース部110における携帯端末10の図示しない主制御部との通信処理など、各ユニットの動作が所定の手順で適切に行われるように、内部バスBSを介してこれらのユニットを制御する。
例えば制御部103は、非接触ICカードとして動作するモード(第1の動作モード)とリーダライタとして動作するモード(第2の動作モード)とを切り換える後述の制御信号RW(図5,図7)を生成して、送受信部101を制御する。
制御部103は、例えばROM107に格納されるプログラムに従って処理を実行するコンピュータを有する。
暗号処理部104は、例えばDES(data encryption standard)などの暗号方式に従って、EEPROM108に格納する情報の暗号化や復号化を行う。
誤り検出・訂正処理部105は、例えばCRC(cyclic redundancy check)などによって、送受信部101における受信信号の誤り検出や訂正を行う。
RAM106は、制御部103の処理に利用される一時的なデータや、ROM107からロードされる制御部103のコンピュータプログラムなどを記憶する。また、送受信データを一時的に保持するバッファとしても機能する。
ROM107は、制御部103のコンピュータプログラムや、その処理の過程で用いられる定数データなどを記憶する。
EEPROM108は、非接触ICカードとして機能する際の種々の情報(例えば前払い運賃や電子マネーなどの情報)を記憶する。EEPROM108は、電源のオン・オフに関わらず記憶情報を保持する。
キャリア信号生成部109は、図示しない水晶発振器などから供給される基準信号に基づいて、所定周波数のキャリア信号を生成する。送受信部101、信号処理部102、制御部103、暗号処理部104、誤り検出・訂正処理部105、インターフェース部110は、このキャリア信号に同期してそれぞれの処理を行う。
インターフェース部110は、例えばUART(universal asynchronous receiver transmitter)などの通信規格に従って、携帯端末10内部の図示しない主制御部と通信を行い、制御部103に対する主制御部からの命令や主制御部に対する制御部103の応答を伝送する。
図4は、本実施形態に係る送受信部101の構成の一例を示す図である。
図4に示す送受信部101は、受信回路111と、送信回路112と、アンテナ回路113と、異常判定回路114とを有する。
アンテナ回路113は、本発明のアンテナ回路の一実施形態である。
送信回路112を含む回路ブロックは、本発明の通信手段の一実施形態である。
異常判定回路114を含む回路ブロックは、本発明の送信電力低減手段の一実施形態である。
受信回路111は、非接触ICカードとして動作する場合やリーダライタとして動作する場合に、通信相手から送信される信号の受信を行う。
図4の例において、受信回路111は、整流回路115と、クロック抽出回路117と、復調回路118と、クランプ回路119と、返信回路120とを有する。
整流回路115は、アンテナ回路113の受信信号を整流し、基準電位VSSに対して正の電圧を有する信号成分を出力する。
図4の例において整流回路115はダイオード116を有している。ダイオード116は、基準電位にアノードが接続され、アンテナ回路113の後述するノードN1にカソードが接続されている。
クロック抽出回路117は、整流回路115において整流された受信信号に含まれるキャリア成分に基づいて、クロック信号を再生する。
復調回路118は、リーダライタ回路や非接触ICカードにおいて振幅変調されたキャリア信号を復調し、ベースバンド信号を再生する。
クランプ回路119は、例えばツェナダイオードなどを用いて、整流回路115の整流電圧が所定の上限値を超えないようにクランプする。
返信回路120は、非接触ICカードとして動作する場合に、外部のリーダライタに対して返信を行うための回路である。例えば、外部のリーダライタからキャリア信号を受信しているときに、リーダライタへ返信する信号に応じて整流回路115の負荷を変調する。
送信回路112は、リーダライタとして動作する場合に、通信相手の非接触ICカードに対して振幅変調されたキャリア信号を送信する。
図5は、送信回路112の構成の一例を示す図である。
図5に示す送信回路112は、インバータ回路127〜130と、3入力のNAND回路131,132とを有する。
NAND回路132は、キャリア信号生成部109から出力されるキャリア信号、リーダライタ動作と非接触IC動作とを切り換える制御信号RW、および、後述する異常判定回路114の判定結果を示す判定信号S1を入力し、これらの反転論理積を出力する。
NAND回路131は、NAND回路132の出力信号、制御信号RWおよび判定信号S1を入力し、これらの反転論理積を出力する。
インバータ回路127および128は、NAND回路131の出力信号を論理反転して端子O1に出力する。
インバータ回路129および130は、NAND回路132の出力信号を論理反転して端子O2に出力する。
なお、インバータ回路128および130は、信号処理部102から供給される送信信号に応じて、通常の論理反転動作を行うか、または出力を高インピーダンス状態にする。
制御信号RWは、信号処理部102において生成される信号であり、非接触ICカードとして動作する第1の動作モードにおいてローレベル、リーダライタとして動作する第2の動作モードにおいてハイレベルになる。
判定信号S1は、異常判定回路114の判定結果を示す信号であり、アンテナ回路113に異常な高電圧が生じる場合にローレベルとなり、通常の状態ではハイレベルになる。
リーダライタとして動作し、かつアンテナ回路113の電圧が正常な範囲にある場合、制御信号RWおよび判定信号S1は共にハイレベルになる。この場合、NAND回路131および132はインバータ回路と等価になり、端子O1からはキャリア信号と逆相の信号が出力され、端子O2からはキャリア信号と同相の信号が出力される。そのため、送信回路112の端子O1−O2からアンテナ回路113に流れる電流は、キャリア信号と同一の周波数を有する交流信号になる。
アンテナ回路113に流れる電流の振幅は、信号処理部102から出力される送信信号に応じて変調される。すなわち、インバータ回路128および130が通常の論理反転動作を行う場合、端子O1−O2から見た送信回路112の出力インピーダンスが小さくなるため電流の振幅は大きくなり、インバータ回路128および130の出力が高インピーダンス状態になる場合、この出力インピーダンスが大きくなるため電流の振幅は小さくなる。
他方、非接触ICカードとして動作する場合やアンテナ回路113の電圧が異常な場合、制御信号RWおよび判定信号S1の一方もしくは両方がローレベルになる。この場合、NAND回路131および132の出力は共にハイレベルになるため、端子O1およびO2は共にローレベルになり、送信回路112からアンテナ回路113への信号の出力が停止される。
図4の説明に戻る。
アンテナ回路113は、非接触ICカードやリーダライタとして無線通信を行う場合に、通信相手との間で電波の送受信を行う。
図4の例において、アンテナ回路113は、アンテナコイル121と、キャパシタ122,123とを有する。
アンテナコイル121は、キャパシタ122と並列に接続されており、この並列回路がキャパシタ123を介して送信回路の端子O1−O2の間に接続される。
また、アンテナコイル121およびキャパシタ122の2つの接続ノードN1,N2のうち、接続ノードN1は受信回路111の整流回路115に接続される。
異常判定回路114は、アンテナ回路113に所定のしきい値より大きい電圧が生じているか判定し、この判定結果を判定信号S1として出力する。異常判定回路114は、アンテナ回路113に所定のしきい値より大きい異常な電圧が生じている場合に判定信号S1をローレベルに設定し、アンテナ回路113の電圧が所定のしきい値より小さい場合には判定信号S1をハイレベルに設定する。
図6は、異常判定回路114の構成の一例を示す図である。
図6に示す異常判定回路114は、アンテナ回路113のノードN1と基準電位VSSとの間に接続される抵抗124および125の直列回路と、この抵抗124および125の接続中点に生じる電圧と所定のしきい値とを比較する比較回路126とを有する。
比較回路126は、抵抗124および125の接続中点の電圧が所定のしきい値より小さい場合にハイレベル、所定のしきい値より大きい場合にローレベルの判定信号S1を出力する。
ここで、上述した構成を有する本実施形態に係る携帯端末の動作について、本発明に関連する非接触ICカードおよびリーダライタの機能を中心に説明する。
携帯端末が非接触ICカードとして動作する場合、制御部103は制御信号RWをローレベルに設定し、送信回路112からの信号出力を停止させる。
制御信号RWがローレベルになると、送信回路112の端子O1,O2が共にローレベル(基準電位VSS)になり、アンテナ回路113のキャパシタC123はキャパシタC122と並列に接続された状態になる。
この状態で、外部のリーダライタからの電磁波がアンテナ回路113において受信されると、その受信信号は整流回路115において整流され、クロック抽出回路117および復調回路118に入力される。クロック抽出回路117は、整流された受信信号からキャリア信号の成分をクロック信号として抽出する。また復調回路118は、整流された受信信号を復調し、キャリア信号に重畳されているベースバンド信号を再生する。
信号処理部102は、復調回路118において復調された信号に対し更に復号化等の信号処理を行い、外部のリーダライタの送信信号を再生する。制御部103は、信号処理部102において再生された信号に応じて、所定の通信手順に従った返信信号を外部リーダライタへ返すように、信号処理部102を制御する。制御部103の制御に従って信号処理部102が返信信号を生成すると、返信回路120はその返信信号に応じて整流回路115の出力側の負荷を変調する。この負荷変調により、非接触ICカードとして動作する携帯端末から外部のリーダライタへ返信信号が伝送される。
他方、携帯端末がリーダライタとして動作する場合、制御部103は制御信号RWをハイレベルに設定する。また、制御部103は、所定の通信手順に従って外部の非接触ICカードに信号を送信するように、信号処理部102を制御する。制御部103の制御に従って信号処理部102が送信信号を生成すると、送信回路112は、その送信信号に応じた振幅変調信号を発生し、アンテナ回路113を駆動する。これにより、振幅変調信号が電磁波としてアンテナ回路113から送出されて、外部の非接触ICカードに伝送される。
外部の非接触ICカードへ振幅変調信号を送信した後、制御部103はキャリア信号の振幅変調を停止して、外部の非接触ICカードからの返信信号を待つ。外部の非接触ICカードの負荷変調によってキャリア信号の振幅が変調されると、復調回路118はこれを復調して返信信号を再生する。
携帯端末がリーダライタとして送信を行っているとき、外部のリーダライタが発生する磁界に携帯端末が近づけられると、送信回路112からの送信信号と外部のリーダライタからの送信信号とがアンテナ回路113に両方加わるため、ノードN1−N2間の交流電圧の振幅が異常に大きくなる。
ノードN1−N2間の異常な電圧に応じて、整流回路115の出力電圧の振幅が所定のしきい値より大きくなると、異常判定回路114の判定信号S1がハイレベルからローレベルに変化する。
判定信号S1がローレベルになると、送信回路112は端子O1,O2を共にローレベルに固定し、アンテナ回路113への信号の出力を停止する。これにより、アンテナ回路113に発生する交流電圧は外部のリーダライタの送信信号によるものだけになるため、正常な範囲に戻る。
以上説明したように、本実施形態によれば、リーダライタとして送信を行っているとき、アンテナ回路113に異常に高い電圧が生じると、送信回路112からアンテナ回路113への信号の出力が停止され、これによりアンテナ回路113へ供給される送信電力が低減するため、アンテナ回路113の電圧を正常な範囲に戻すことができる。
すなわち、リーダライタとして送信を行っているときにアンテナ回路113に異常に高い電圧が生じても、それをクランプ回路119によって制限するのではなく、送信回路112の出力を停止させることによって正常な範囲に戻すため、クランプ回路119は異常な高電圧においてクランプ動作を行わずに済む。したがって、異常電圧時の動作を見込んでクランプ回路119の電流容量を余計に大きくしなくて良いため、回路の面積の増大を抑制することができる。
また、耐電圧の高い特殊な製造プロセスによってリーダライタ用の回路を形成する必要がないため、設計時間やコストを抑制できる。
更に、異常電圧を抑制するためにアンテナ回路113の共振周波数を最適値から外したりクオリティ・ファクタを下げるなど、アンテナ回路113の性能を劣化させる方法に比べて、通常の使用状態における通信性能を良好に保つことができる。
しかも、アンテナ回路113から送出される電磁波を弱めることができるため、外部のリーダライタにおける同様な異常電圧も抑制できる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態に係る携帯端末では、送信回路の送信を停止させることによってアンテナ回路の異常電圧を抑制するが、本実施形態に係る携帯端末では、送信回路の出力インピーダンスを変化させることによってアンテナ回路に供給される送信電力を低減し、アンテナ回路の異常電圧を抑制する。
本実施形態に係る携帯端末は、図5に示す送信回路112を図7に示す送信回路112Aに置き換えたものである。他の構成については第1の実施形態と同様であるため、説明を割愛する。
図7に示す送信回路112Aは、インバータ回路127A,128A,129A,130Aと、2入力のNAND回路133,134と、2入力のAND回路135とを有する。
インバータ回路127A,128A,129A,130Aは、本発明の送信信号出力回路の一実施形態である。
NAND回路134は、キャリア信号生成部109から出力されるキャリア信号と制御信号RWとを入力し、これらの反転論理積を出力する。
NAND回路133は、NAND回路132の出力信号と制御信号RWとを入力し、これらの反転論理積を出力する。
インバータ回路127Aおよび128Aは、NAND回路133の出力信号を論理反転して端子O1に出力する。
インバータ回路129Aおよび130Aは、NAND回路134の出力信号を論理反転して端子O2に出力する。
なお、インバータ回路128Aおよび130Aは、AND回路135の出力信号がハイレベルの場合に通常の論理反転動作を行い、この出力信号がローレベルの場合に出力を高インピーダンス状態にする。
また、インバータ回路127Aおよび129Aは、異常判定回路114の判定信号S1がハイレベルの場合に通常の論理反転動作を行い、判定信号S1がローレベルの場合に出力を高インピーダンス状態にする。
AND回路135は、信号処理部102から供給される送信信号と判定信号S1と入力し、これらの論理積を出力する。
リーダライタとして動作し、かつアンテナ回路113の電圧が正常な場合、制御信号RWおよび判定信号S1は共にハイレベルになる。この場合は、先に述べた送信回路112と同様に、送信回路112Aの端子O1−O2からアンテナ回路113へキャリア信号と同一周波数の交流電流が流れる。また、この交流電流の振幅は、信号処理部102から供給される送信信号に応じて変調される。
他方、非接触ICカードとして動作し、かつアンテナ回路113の電圧が正常な場合、制御信号RWがローレベルになり、判定信号S1がハイレベルになる。この場合は、先に述べた送信回路112と同様に、端子O1およびO2が共にローレベルになって、送信回路112からアンテナ回路113への信号出力が停止される。
リーダライタとして送信を行っているとき、アンテナ回路113に異常な高電圧が発生して判定信号S1がローレベルになると、インバータ回路127Aおよび129Aの出力は高インピーダンス状態になる。また、AND回路135の出力信号がローレベルになるため、インバータ回路128Aおよび130Aの出力も高インピーダンス状態になる。
その結果、送信回路112Aの出力は高インピーダンス状態となり、送信回路112Aからアンテナ回路113への送信電力はほぼゼロになる。これにより、アンテナ回路113の異常な電圧が抑制され、正常な範囲に戻る。
以上説明したように、本実施形態によれば、リーダライタとして送信を行っているとき、アンテナ回路113に異常に高い電圧が生じると、送信回路112の出力インピーダンスが増大することによってアンテナ回路113へ供給される送信電力が低減するため、アンテナ回路113の電圧を正常な範囲に戻すことができる。
従って、本実施形態においても、クランプ回路119を異常な高電圧で動作させずに済むため、回路の面積の増大を抑制することができる。
耐電圧の高い特殊な製造プロセスによってリーダライタ用の回路を形成する必要がないため、設計時間やコストを抑制できる。
また、異常電圧を抑制するためにアンテナ回路113の性能を劣化させる方法に比べて、通常の使用状態における通信性能を良好に保つことができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態に係る携帯端末では、送信回路が発生する電力を低減させることによって、アンテナ回路の異常電圧を抑制する。
本実施形態に係る携帯端末は、図4に示す送受信部101を図8に示す送受信部101Bに置き換えたものであり、他の構成については第1の実施形態と同様である。
図8に示す送受信部101Bは、受信回路111と、アンテナ回路113と、送信回路112Bと、異常判定回路114と、電源電圧制御部136とを有する。
このうち、受信回路111、アンテナ回路113、異常判定回路114については、図4における同一符号の構成要素と同じであるため、ここでは送信回路112Bと電源電圧制御部136についてのみ説明する。
送信回路112Bは、図5に示す送信回路112において、NAND回路131,132に入力される判定信号S1をハイレベルに固定したものである。これは、送信回路112における3入力のNAND回路131,132を、判定信号S1の入力が削除された2入力のNAND回路に置き換えたものに等しい。
すなわち、送信回路112Bは、判定信号S1に応じて出力を停止する送信回路112の機能を削除したものである。
電源電圧制御部136は、異常判定回路114の判定信号S1に応じて、送信回路112Bに供給する電源電圧を制御する。
すなわち、異常判定回路114において電圧の異常が判定されていない場合(判定信号S1がハイレベルの場合)、電源電圧制御部136は送信回路112Bに電源電圧VDDを供給する。一方、異常判定回路114において電圧の異常が判定された場合(判定信号S1がローレベルの場合)、電源電圧制御部136は送信回路112Bに電源電圧VDDより低い電圧を供給する、もしくは、送信回路112Bへの電源供給を遮断する。
本実施形態によれば、リーダライタとして送信を行っているとき、アンテナ回路113に異常に高い電圧が生じると、送信回路112Bに供給する電源電圧が低下する、もしくは、送信回路112Bへの電源供給が遮断される。これにより、送信回路112Bにおいて発生する送信電力が低減し、アンテナ回路113へ供給される送信電力が低減するため、アンテナ回路113の電圧を正常な範囲に戻すことができる。
従って、本実施形態においても、クランプ回路119を異常な高電圧で動作させずに済むため、回路面積の増大を抑制することができる。
耐電圧の高い特殊な製造プロセスによってリーダライタ用の回路を形成する必要がないため、設計時間やコストを抑制できる。
また、異常電圧を抑制するためにアンテナ回路113の性能を劣化させる方法に比べて、通常の使用状態における通信性能を良好に保つことができる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態に係る携帯端末では、アンテナ回路に生じる電圧が小さくなるようにアンテナ回路のインピーダンス特性を変化させることによって、アンテナ回路の異常電圧を抑制する。
図9は、本実施形態に係る携帯端末における送受信部の第1の構成例を示す図である。本実施形態に係る携帯端末の送受信部以外の構成については、第1の実施形態と同じである。
図9に示す送受信部101Cは、受信回路111と、アンテナ回路113Cと、送信回路112Bと、異常判定回路114とを有する。
このうち、受信回路111、送信回路112B、異常判定回路114については、図4,図8における同一符号の構成要素と同じであるため、ここではアンテナ回路113Cについてのみ説明する。
アンテナ回路113Cは、アンテナ回路113と同じ構成(アンテナコイル121、キャパシタ122,123)に加えて、キャパシタ137とスイッチ138を有する。
キャパシタ122,137およびスイッチ138を含む回路ブロックは、本発明の可変キャパシタの一実施形態である。
キャパシタ137およびスイッチ138は直列に接続されており、この直列回路がキャパシタ122と並列に接続される。
スイッチ138は、判定信号S1に応じてオン・オフする。例えば判定信号S1がハイレベルのときにオフし、ローレベルのときにオンする。
図9に示す送受信部101Cによれば、異常判定回路114の判定結果に応じてアンテナ回路113Cの共振周波数が変化する。
例えば、スイッチ138がオフのときにアンテナ回路113Cの共振周波数が最適な値となるようにアンテナコイル121、キャパシタ122,123の素子値が設定されているものとする。この場合、異常判定回路114においてアンテナ回路113Cの電圧が異常に高いと判定されてスイッチ138がオンすると、キャパシタC122にキャパシタC137が並列接続されるため、共振周波数が最適値から外れて、アンテナ回路113Cに発生する交流電圧の振幅が小さくなる。
図10は、本実施形態に係る携帯端末における送受信部の第2の構成例を示す図である。
図10に示す送受信部101Dは、図9に示す送受信部101Cにおけるアンテナ回路113Cをアンテナ回路113Dに置き換えたものであり、他の構成については送受信部101Cと同じである。
アンテナ回路113Dは、アンテナ回路113と同じ構成(アンテナコイル121、キャパシタ122,123)に加えて、キャパシタ139とスイッチ140を有する。
キャパシタ123,139およびスイッチ140を含む回路ブロックは、本発明の可変キャパシタの一実施形態である。
キャパシタ139およびスイッチ140は直列に接続されており、この直列回路がキャパシタ123と並列に接続される。
スイッチ140は、判定信号S1に応じてオン・オフする。例えば判定信号S1がハイレベルのときにオフし、ローレベルのときにオンする。
図10に示す送受信部101Dによれば、異常判定回路114の判定結果に応じてアンテナ回路113Dの共振周波数が変化する。
例えば、スイッチ140がオフのときにアンテナ回路113Cの共振周波数が最適な値となるようにアンテナコイル121、キャパシタ122,123の素子値が設定されているものとする。この場合、異常判定回路114においてアンテナ回路113Dの電圧が異常に高いと判定されてスイッチ140がオンすると、キャパシタC123にキャパシタC139が並列接続されるため、共振周波数が最適値から外れて、アンテナ回路113Dに発生する交流電圧の振幅が小さくなる。
図11は、本実施形態に係る携帯端末における送受信部の第3の構成例を示す図である。
図11に示す送受信部101Eは、図9に示す送受信部101Cにおけるアンテナ回路113Cをアンテナ回路113Eに置き換えたものであり、他の構成については送受信部101Cと同じである。
アンテナ回路113Eは、アンテナ回路113と同じ構成(アンテナコイル121、キャパシタ122,123)に加えて、抵抗141とスイッチ142を有する。
抵抗141およびスイッチ142を含む回路ブロックは、本発明の可変抵抗の一実施形態である。
抵抗141およびスイッチ142は並列に接続されており、この並列回路がアンテナコイル121とノードN1とを接続する配線に挿入されている。
スイッチ142は、判定信号S1に応じてオン・オフする。例えば判定信号S1がハイレベルのときにオンし、ローレベルのときにオフする。
図11に示す送受信部101Eによれば、異常判定回路114の判定結果に応じてアンテナ回路113Eの共振のクオリティ・ファクタ(Q値)が変化する。
すなわち、異常判定回路114においてアンテナ回路113Eの電圧が正常と判定される場合、スイッチ142がオンになって抵抗141の損失が発生しないため、Q値は高くなる。一方、異常判定回路114においてアンテナ回路113Eの電圧が異常に高いと判定されてスイッチ142がオフすると、抵抗141の損失によってQ値が低くなり、アンテナ回路113Eに発生する交流電圧の振幅が小さくなる。
以上のように、本実施形態によれば、リーダライタとして送信を行っているとき、アンテナ回路に異常に高い電圧が生じると、アンテナ回路に生じる電圧が小さくなるようにアンテナ回路のインピーダンス特性(共振周波数、クオリティ・ファクタなど)が変化し、アンテナ回路の電圧を正常な範囲に戻すことができる。
従って、本実施形態においても、クランプ回路119を異常な高電圧で動作させずに済むため、回路の面積の増大を抑制することができる。
耐電圧の高い特殊な製造プロセスによってリーダライタ用の回路を形成する必要がないため、設計時間やコストを抑制できる。
また、異常電圧を抑制するためにアンテナ回路の性能を劣化させる方法に比べて、通常の使用状態における通信性能を良好に保つことができる。
更に、本実施形態によれば、アンテナ回路のインピーダンス特性を変化させることによって外部のリーダライタから供給される送信電力も低減できるため、特に外部のリーダライタの送信出力が大きい場合でも、アンテナ回路の異常な高電圧を効果的に低減できる。
また、リーダライタとして送信を行っているときに限らず、非接触ICカードとして受信を行っている場合においても、アンテナ回路の異常な高電圧を効果的に低減できる。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。本実施形態に係る携帯端末では、送信回路からアンテナ回路へ送信電力を伝送する経路に設けられた可変抵抗の抵抗値を変化させることにより、アンテナ回路の異常電圧を抑制する。
図12は、本実施形態に係る携帯端末における送受信部の第1の構成例を示す図である。本実施形態に係る携帯端末の送受信部以外の構成については、第1の実施形態と同じである。
図12に示す送受信部101Fは、受信回路111と、アンテナ回路113と、送信回路112Bと、異常判定回路114と、抵抗143と、スイッチ144とを有する。
このうち、受信回路111、送信回路112B、アンテナ回路113、異常判定回路114については、図4,図8における同一符号の構成要素と同じである。
抵抗143は、送信回路112Bからアンテナ回路113へ送信電力を伝送する配線に挿入される。図12の例では、送信回路112Bの端子O1とキャパシタ123とを接続する配線に挿入される。
スイッチ142は、抵抗143と並列に接続されており、判定信号S1に応じてオン・オフする。例えば判定信号S1がハイレベルのときにオンし、ローレベルのときにオフする。
本実施形態によれば、アンテナ回路113の電圧が正常範囲にある場合、スイッチ144がオンするため、送信回路112Bから出力される信号は抵抗143を介さずにアンテナ回路113に供給される。一方、アンテナ回路113に異常に高い電圧が生じると、スイッチ144がオフするため、送信回路112Bから出力される信号は抵抗143を介してアンテナ回路113に供給される。この場合、送信回路112Bの出力インピーダンスが大きくなる場合と同様に、送信回路112Bからアンテナ回路113へ供給される送信電力が低減するため、アンテナ回路113の電圧を低下させ、正常な範囲に戻すことができる。
従って、本実施形態においても、クランプ回路119を異常な高電圧で動作させずに済むため、回路の面積の増大を抑制することができる。
耐電圧の高い特殊な製造プロセスによってリーダライタ用の回路を形成する必要がないため、設計時間やコストを抑制できる。
また、異常電圧を抑制するためにアンテナ回路113の性能を劣化させる方法に比べて、通常の使用状態における通信性能を良好に保つことができる。
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、種々のバリエーションを含んでいる。
図6の例に示す異常判定回路114では、比較回路126によってアンテナ回路113の電圧がしきい値を超えたかを判定しているが、この比較回路は、一般的なコンパレータの他、例えば所定のしきい値で論理反転するインバータ回路等の論理回路や、演算増幅器、差動増幅器、一段または複数段のトランジスタによる増幅器など、様々な回路によって実現可能である。また、抵抗124,125など、上述の各実施形態において使用される抵抗は、トランジスタによって構成した抵抗でも良い。
上述した実施形態では、アンテナ回路に発生する電圧が所定のしきい値より高くなることを判定し、この判定結果に応じて送信回路からアンテナ回路に供給される送信電力を低減させているが、本発明はこれに限定されない。例えば、異常判定回路114において、アンテナ回路に流れる電流が所定のしきい値より大きくなることを判定し、この判定結果に応じて送信回路からアンテナ回路に供給される送信電力を低減させても良い。
また、アンテナ回路に発生する電圧が所定のしきい値より高くなること判定する回路と、アンテナ回路に流れる電流が所定のしきい値より大きくなることを判定する回路とをそれぞれ設けて、一方もしくは両方がしきい値より高いと判定した場合に、送信回路からアンテナ回路に供給される送信電力を低減させても良い。
第4の実施形態では、スイッチとキャパシタを組み合わせた回路によって、アンテナコイル121に並列接続される可変キャパシタや、アンテナコイルに直列接続される可変キャパシタを実現しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、pn接合の容量などを電気信号に応じて変化させることが可能な可変容量素子を用いて可変キャパシタを実現しても良い。
また、可変キャパシタを構成するスイッチとキャパシタの組み合わせは、上述した実施形態の例に限定されない。すなわち、1つまたは電気的に接続された複数のキャパシタによってキャパシタ回路を構成し、キャパシタ回路に含まれる少なくとも1つのキャパシタと並列または直列にスイッチを接続することによって、スイッチのオン・オフに応じて静電容量が変化する可変キャパシタを実現可能である。
第4および第5の実施形態では、スイッチと抵抗を組み合わせた回路によって可変抵抗を実現しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、トランジスタ等の可変インピーダンス素子を用いて可変抵抗を実現しても良い。
また、可変抵抗を構成するスイッチと抵抗の組み合わせは、上述した実施形態の例に限定されない。すなわち、1つまたは電気的に接続された複数の抵抗によって抵抗回路を構成し、抵抗回路に含まれる少なくとも1つの抵抗と並列または直列にスイッチを接続することによって、スイッチのオン・オフに応じて抵抗値が変化する可変抵抗を実現可能である。
図11の例では、アンテナコイル121に直列に可変抵抗(141,142)を接続し、この可変抵抗の抵抗値を異常判定回路114の判定結果に応じて変化させているが、本発明はこれに限定されない。例えば、キャパシタ122や123に直列に可変抵抗を設けても良いし、アンテナコイル121、キャパシタ122,123に並列に可変抵抗を設けても良い。その何れの場合でも、可変抵抗の抵抗値を異常判定回路114の判定結果に応じて変化させることによって、アンテナ回路のQ値を変化させて、送信回路からアンテナ回路へ供給される送信電力を低減させることが可能である。
第5の実施形態では、アンテナ回路と受信回路との間の信号伝送に可変抵抗を設けているが、本発明はこれに限定されない。例えば、アンテナ回路と受信回路との間の信号伝送経路(例えばノードN1と整流回路115との間)に可変抵抗を設けて、この抵抗値を異常判定回路114の判定結果に応じて変化させても良い。
第4、第5の実施形態において送受信部に使用されるスイッチは、例えばトランジスタ等の半導体スイッチによって実現しても良いし、機械式のスイッチによって実現しても良い。機械式のスイッチとしては、例えばMEMS(micro electro mechanical systems)技術により半導体基板上に形成された微小な機械スイッチを用いても良い。
MEMSのスイッチを使用することにより、半導体スイッチを用いる場合に比べて耐電圧を高くすることができる。また、信号の周波数が高い場合でも、高い絶縁インピーダンスを保つことができるため、スイッチを設けることによる通信性能の劣化を抑えることができる。
図5や図7に示す送信回路では、非接触ICカードとして携帯端末が機能する場合において出力端子O1およびO2を共通の電位(ローレベル)に固定しているが、これに限らず、例えば出力端子O1およびO2を共に高インピーダンス状態にしても良い。
本発明の実施形態に係る携帯端末に搭載された非接触ICカードにデータを読み書きするシステムの一例を図解した図である。 本発明の実施形態に係る携帯端末10に搭載されたリーダライタを用いて、携帯端末の外部の非接触ICカードに対する情報の読み取りや書き込みを行うシステムの一例を図解した図である。 ICカード/リーダライタ部の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る送受信部の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る携帯端末における、送信回路の構成の一例を示す図である。 異常判定回路の構成の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る携帯端末における、送信回路の構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る携帯端末における、送受信部の構成の一例を示す図である。 第4の実施形態に係る携帯端末における、送受信部の第1の構成例を示す図である。 第4の実施形態に係る携帯端末における、送受信部の第2の構成例を示す図である。 第4の実施形態に係る携帯端末における、送受信部の第3の構成例を示す図である。 第5の実施形態に係る携帯端末における、送受信部の構成の一例を示す図である。
符号の説明
10…携帯端末、20…外部のリーダライタ、30,70…通信網、40,80…サーバ、50…外部の非接触ICカード、60…基地局、100…ICカード/リーダライタ部、101,101B,101C,101D,101E,101F…送受信部、102…信号処理部、103…制御部、104…暗号処理部、105…誤り検出・訂正処理部105、106…RAM、107…ROM、108…EEPROM、109…キャリア信号生成部、110…インターフェース部、111…受信回路、112,112A,112B…送信回路、113,113C,113D,113E…アンテナ回路、114…異常判定回路、115…整流回路、116…ダイオード、117…クロック抽出回路、118…復調回路、119…クランプ回路、120…返信回路、121…アンテナコイル、122,123,137,139…キャパシタ、123,125,141,143…抵抗、126…比較回路、127〜130,127A〜130A…インバータ回路、131〜134…NAND回路、135…AND回路、136…電源電圧制御部、138,140,142,144…スイッチ

Claims (14)

  1. アンテナ回路と、
    前記アンテナ回路を介して無線通信を行う通信手段と、
    前記通信手段が送信を行っているとき、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記通信手段から前記アンテナ回路に供給される送信電力を低減させる送信電力低減手段と
    を有する通信装置。
  2. 前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記通信手段の送信を停止させる、
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記通信手段が発生する送信電力を低減させる、
    請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記アンテナ回路に生じる電圧および/または電流が小さくなるように前記通信手段の出力インピーダンスを変化させる、
    請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記通信手段は、出力が互いに並列に接続され、入力される制御信号に応じて各々の出力を高インピーダンス状態に設定可能な複数の送信信号出力回路を含み、
    前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記複数の送信信号出力回路の少なくとも一部を高インピーダンス状態に設定する前記制御信号を生成する、
    請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記アンテナ回路に生じる電圧および/または電流が小さくなるように前記アンテナ回路のインピーダンス特性を変化させる、
    請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記アンテナ回路は、
    アンテナコイルと、
    前記アンテナコイルに並列に接続される可変キャパシタ、および/または、前記アンテナコイルに直列に接続される可変キャパシタと
    を含み、
    前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記可変キャパシタの静電容量値を変化させる、
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記可変キャパシタは、
    1つまたは電気的に接続された複数のキャパシタを含むキャパシタ回路と、
    前記キャパシタ回路に含まれる少なくとも1つのキャパシタと並列または直列に接続されたスイッチと
    を含み、
    前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記可変キャパシタに含まれるスイッチのオンとオフを制御する、
    請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記アンテナ回路は、
    アンテナコイルと、
    前記アンテナコイルに並列に接続されるキャパシタ、および/または、前記アンテナコイルに直列に接続されるキャパシタと、
    前記アンテナコイルもしくは前記キャパシタと並列もしくは直列に接続される可変抵抗と
    を含み、
    前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記可変抵抗の抵抗値を変化させる、
    請求項6に記載の通信装置。
  10. 前記可変抵抗は、
    1つまたは電気的に接続された複数の抵抗を含む抵抗回路と、
    前記抵抗回路に含まれる少なくとも1つ抵抗と並列または直列に接続されたスイッチと
    を含み、
    前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記可変抵抗に含まれるスイッチのオンとオフを制御する、
    請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記アンテナ回路に生じる電圧および/または電流が小さくなるように前記通信手段から前記アンテナ回路へ送信電力を伝送する経路のインピーダンスを変化させる、
    請求項1に記載の通信装置。
  12. 前記通信手段から前記アンテナ回路へ送信電力を伝送する経路に設けられた可変抵抗を有し、
    前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記可変抵抗の抵抗値を変化させる、
    請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記可変抵抗は、
    1つまたは電気的に接続された複数の抵抗を含む抵抗回路と、
    前記抵抗回路に含まれる少なくとも1つの抵抗と並列または直列に接続されたスイッチと
    を含み、
    前記送信電力低減手段は、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記可変抵抗に含まれるスイッチのオンとオフを制御する、
    請求項12に記載の通信装置。
  14. 無線通信によって情報の読み取りと書き込みが可能な記録媒体として動作する第1の動作モードと、無線通信によって外部の前記録媒体にアクセスする読み取り書き込み装置として動作する第2の動作モードとを有する携帯端末であって、
    アンテナ回路と、
    前記第1の動作モードおよび前記第2の動作モードにおいて、前記アンテナ回路を介して無線通信を行う通信手段と、
    前記第2の動作モードにおいて前記通信手段が送信を行っているとき、前記アンテナ回路に所定のしきい値より大きい電圧および/または電流が生じると、前記通信手段から前記アンテナ回路に供給される送信電力を低減させる送信電力低減手段と
    を有する携帯端末。
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