JP2006287661A - 指向性制御可能なアンテナシステム、アダプティブアレーアンテナシステムおよび通信端末装置 - Google Patents

指向性制御可能なアンテナシステム、アダプティブアレーアンテナシステムおよび通信端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】「隠れ端末問題」および「さらされ端末問題」を解消し、さらに同一周波数での複数のデータパケットの衝突を回避することで、周波数利用効率を改善できるアンテナシステムおよび通信端末装置を提供する。
【解決手段】前記指向性制御可能なアンテナ11の受信信号のチャネル状態を検出するチャネル状態検出手段12と、チャネル状態検出手段12により検出したチャネル状態をチャネル状態情報として所定時間保存するチャネル状態保存手段13と、チャネル状態保存手段13に保存されたチャネル状態情報にかかるチャネル状態から生成された仮想受信信号を受信信号に合成するチャネル状態合成手段14と、指向性アンテナの特性を制御する指向性制御手段15とを備え、指向性制御手段15は、チャネル状態保存手段13に記憶された情報に基づいてチャネル状態合成手段14を駆動することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ送受信の衝突を回避することができる、自律分散型の無線ネットワークに好適な指向性制御可能なアンテナシステム、アダプティブアレーアンテナシステム、およびこれらを搭載した通信端末装置に関し、具体的にはいわゆる「隠れ端末問題」および「さらされ端末問題」を解消し、さらに同一周波数での複数のデータパケットの衝突を回避することで、周波数利用効率を改善できる上記アンテナシステムおよび通信端末装置に関する。
従来、固定基地局を必要としないアドホック無線LAN(自律分散型ネットワーク)では、「隠れ端末問題」および「さらされ端末問題」により、データ転送効率が低下したり、ネットワークの利用効率が低下したりすることがある。
「隠れ端末問題」は、端末同士が互いにキャリアをセンスすることができないために生じるもので、通信相手となる端末と、自己端末のキャリアをセンスできない「隠れ端末」とが衝突し、データの転送効率の低下をもたらす。
「さらされ端末問題」は、通信を行っている受信端末とは干渉しない程度に遠くにあるにもかかわらず、送信端末からの信号をキャリアをセンスしてしまうため(自己端末が他の端末間のキャリアに「さらされる」ため)に通信が開始できない状態が生じるもので、本来通信できるにもかかわらず通信が制限されるため、ネットワークの利用効率が低下する。
アドホック無線LANでは、端末にアダプティブアレーアンテナを搭載し、RTS/CTS方式によるデータの送受信を行うことにより、上記の「隠れ端末問題」および「さらされ端末問題」を軽減している。
さらに本発明では、アダプティブアレーアンテナとRTS/CTS方式の拡張による周囲端末への与干渉、周囲端末からの被干渉の低減が可能となり、かつ同一周波数において複数のデータパケットの送受信が可能となり(すなわち、データパケットの衝突を回避でき)周波数利用効率が改善される。
図9に示すアダプティブアンテナアレイ9は、複数のアンテナ素子911,912,913,914の受信信号の振幅・位相をアダプティブプロセッサ92により適応的に制御する(複素ウェイト調整器941,942,943,944を調整する)ことで、アンテナアレイ9の特性を変化させることができる。これにより、希望波信号を最大の大きさとし、干渉波信号が受信されないようなヌル(NULL)を形成することができる。各アンテナ素子911,912,913,914の出力は加算器93により合成され端末本体に出力される。
RTS/CTS方式によるデータ送受信(IEEE 802.11参照)では、図10(A)に示すように、RTS(Request to Send)パケットはデータパケットの送信アドレスと受信アドレスの情報を持ち、CTS(Clear to Send)パケットはデータパケットの受信アドレスの情報を持っている。図10(B)に示すように、受信端末TBは、他の端末(送信端末TA)からのRTSパケットを受信し、データ受信が可能であればCTSパケットを送信端末TAに送信する。CTSパケットを受信した送信端末TAは、受信端末TBにデータDATAを送信する。
ところで、端末TAおよび端末TBの近在に端末TCが存在している場合、図11にチャートに示すように端末TCはRTSパケット/CTSパケットを受信すると、全方位について送信を禁止する。これにより、「隠れ端末問題」が生じることはない。すなわち、端末TCは、端末TDにデータ転送をした結果端末TAと端末TBに影響を与えない場合であっても、全方向送信を禁止する。このように、RTS/CTS方式では、RTSパケット/CTSパケットをすべての端末で監視しているので、データ送信が衝突することがない。
しかし、上記方法では、端末TCが端末TDにデータ送信したい場合に、端末TCの送信が端末TBのデータ受信に影響しない場合であっても、上記端末TCはRTSを受信した段階でNAV(Network Allocation Vector)が設定され送信禁止となっているために端末TDにデータ送信ができないので(すなわち、端末TCは「さらされ端末」となるので)、ネットワークの利用効率が低下する。
本発明の目的は、データ送受信の衝突を回避することができる自律分散型の無線ネットワークに好適な指向性制御可能なアンテナシステム、アダプティブアレーアンテナシステム、およびこれらを搭載した通信端末装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、RTS/CTS方式によるデータ送信において、「隠れ端末問題」の解決に伴う「さらされ端末問題」を解決することができ、さらに同一周波数での複数のデータパケットの衝突を回避できる指向性制御可能なアンテナシステム、アダプティブアレーアンテナシステム、およびこれらを搭載した通信端末装置を提供することにある。
本発明の指向性制御可能なアンテナシステムは、
受信信号が検出されなくなった後に、前記受信信号のチャネル状態より仮想受信信号を擬似再現することができるアンテナシステムであって、
前記指向性制御可能なアンテナの受信信号のチャネル状態を検出するチャネル状態検出手段と、
前記チャネル状態検出手段により検出したチャネル状態をチャネル状態情報として所定時間保存するチャネル状態保存手段と、
前記チャネル状態保存手段に保存されたチャネル状態情報にかかるチャネル状態から生成された仮想受信信号を受信信号に合成するチャネル状態合成手段と、
前記指向性アンテナの特性を制御する指向性制御手段と、
を備え、
前記指向性制御手段は、前記チャネル状態保存手段に記憶された情報に基づいて前記チャネル状態合成手段を駆動する、
ことを特徴とする。
本発明のアダプティブアレーアンテナシステムは、
受信信号が検出されなくなった後に、前記受信信号のチャネル状態より仮想受信信号を擬似再現することができるアンテナシステムであって、
N個のアンテナ素子からなるアレーアンテナと、
前記各アンテナ素子が受信した信号をディジタル信号にそれぞれ変換するN個のAD変換器と、
前記各AD変換器の出力に与えるべき重み情報をそれぞれ取得し、当該各AD変換器の出力に重み付けを行うN個の受信用重み付与手段と、
送信のためのディジタル信号についての重み情報をそれぞれ取得し、当該ディジタル信号に重み付けを行うN個の送信用重み付与手段と、
前記各送信用重み付与手段の出力をアナログ信号にそれぞれ変換するN個のDA変換器と、
前記各AD変換器の出力信号から前記アレーアンテナが受信した信号のチャネル状態をチャネル状態情報として所定時間保存するチャネル状態保存装置と、
前記チャネル状態保存装置に保存されたチャネル状態情報にかかるチャネル状態から生成された仮想受信信号を受信信号に合成するチャネル状態合成装置と、
前記各受信用重み付与手段に前記重み情報を送出し、前記各送信用重み付与手段に前記送信のためのディジタル信号についての前記重み情報を送出する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記チャネル状態保存装置に記憶された情報に基づいて前記チャネル状態合成装置を駆動する、
ことを特徴とする。
本発明のアダプティブアレーアンテナシステムでは、
前記各AD変換器の出力に与えるべき重み情報が、前記送信のためのディジタル信号についての重み情報と同じとすることができる。
本発明のアダプティブアレーアンテナシステムでは、
前記チャネル状態は、RTS/CTS方式によるデータ送受信が行われるときの、CTS信号受信時に得られたチャネル状態とすることができる。
本発明の通信端末装置は、上記の指向性制御可能なアンテナシステムを搭載したことを特徴とし、また、上記のアダプティブアレーアンテナシステムを搭載したことをも特徴とする。
本発明によれば、自律分散型の無線ネットワークにおいて、データ送受信の衝突を回避することができるネットワークの利用率を向上させることができる。
特に、RTS/CTS方式によるデータ送信において、「隠れ端末問題」の解決に伴う「さらされ端末問題」を解決することができる。
図1は本発明の指向性制御可能なアンテナシステムの実施形態を示す説明図である。
指向性制御可能なアンテナシステムは、受信信号のチャネル状態が検出されなくなった後に、チャネル状態から生成された受信信号を擬似再現することができる。この指向性制御可能なアンテナシステムは、自律分散型の無線ネットワーク用の通信端末に搭載される。
図1において、指向性制御可能なアンテナシステム1は、指向性制御可能なアンテナ11と、チャネル状態検出手段12と、チャネル状態保存手段13と、チャネル状態合成手段14と、指向性制御手段15とを備えている。
指向性アンテナ11は、受信信号RSを受信し、送信信号SSを送信することができる。
チャネル状態検出手段12は、指向性制御可能なアンテナ11の受信信号のチャネル状態を検出することができる。
チャネル状態保存手段13は、チャネル状態検出手段12により検出したチャネル状態をチャネル状態情報ChMとして所定時間保存することができる。チャネル状態保存手段13は、複数のチャネル状態についてのチャネル状態情報をテーブルにして記憶しておくことができる。
チャネル状態合成手段14は、チャネル状態保存手段13に保存されたチャネル状態情報ChMにかかるチャネル状態から生成された仮想受信信号を受信信号RSに合成することができる。
指向性制御手段15は、指向性制御可能なアンテナ11の特性を制御する機能を備えており、前記チャネル状態保存手段13に記憶された情報に基づきチャネル状態合成手段14を、仮想受信信号を除去するように駆動する。
指向性制御手段15は、擬似再現されたチャネル状態から生成された仮想受信信号と干渉しないように、または擬似再現されたチャネル状態から生成された擬似信号を強調するように、チャネル状態保存手段13に記憶されたチャネル状態の情報に固有系列を掛け合わせて変調を加えることができる。この場合、指向性制御手段15は、図1の実線で示すように、チャネル状態合成手段13から掛け合わせた前記固有系列の情報を取得して、擬似再現されたチャネル状態から生成された擬似信号を除去する制御、または擬似再現されたチャネル状態から生成された擬似信号を強調する制御を行うことができる。
また、指向性制御手段15は、チャネル状態合成手段13に保存されたチャネル状態に雑音が含まれている場合には、当該チャネル状態の情報から雑音の影響を低減した信号を生成し、当該信号に基づいて、指向性アンテナ11の特性を制御するようにできる。
図2は本発明のアダプティブアレーアンテナシステムの実施形態を示す説明図である。このアダプティブアレーアンテナシステムも、図1の指向性制御可能なアンテナシステムと同様、自律分散型の無線ネットワーク用の通信端末に搭載される。
アダプティブアレーアンテナシステムは、受信信号の送信が停止され、チャネル状態が検出されなくなった後に、当該チャネル状態を擬似再現することができる。
図2において、アダプティブアレーアンテナシステム2は、4個のアンテナ素子21(1),21(2),21(3),21(4)からなるアレーアンテナ21と、4個のAD変換器22(1),22(2),22(3),22(4)と、4個の受信用重み付与手段23(1),23(2),23(3),23(4)と、4個の送信用重み付与手段(ウェイト調整器)24(1),24(2),24(3),24(4)と、4個のDA変換器25(1),25(2),25(3),25(4)と、チャネル状態保存装置26と、チャネル状態合成装置(本実施形態では、27(1),27(2),27(3),27(4)の4個)と、制御装置28と、加算器29とを備えている。
アンテナ素子21(1),21(2),21(3),21(4)は、サーキュレータC(1),C(2),C(3),C(4)を介して、受信信号を受信し、送信信号を送信することができる。
AD変換器22(1),22(2),22(3),22(4)は、アンテナ素子21(1),21(2),21(3),21(4)が受信した信号をディジタル信号にそれぞれ変換することができる。
受信用重み付与手段23(1),23(2),23(3),23(4)は、AD変換器22(1),22(2),22(3),22(4)の出力に与えるべき重み情報WInf_Rをそれぞれ取得し、各AD変換器の出力に重み付けを行うことができる。
送信用重み付与手段24(1),24(2),24(3),24(4)は、送信のためのディジタル信号についての重み情報WInf_Sをそれぞれ取得し、当該ディジタル信号に重み付けを行うことができる。
DA変換器25(1),25(2),25(3),25(4)は、送信用重み付与手段24(1),24(2),24(3),24(4)の出力をアナログ信号にそれぞれ変換することができる。
チャネル状態保存装置26は、各AD変換器22の出力信号からアレーアンテナ21が受信した信号のチャネル状態をチャネル状態情報ChMとして所定時間保存することができる。チャネル状態保存装置26は、複数のチャネル状態についてのチャネル状態情報をテーブルにして記憶しておくことができる。
チャネル状態合成装置27は、チャネル状態保存装置26に保存されたチャネル状態情報ChMにかかるチャネル状態から生成された仮想受信信号を受信信号RSに合成することができる。
制御装置28は、受信用重み付与手段23(1),23(2),23(3),23(4)に前記重み情報WInf_Rを送出し、各送信用重み付与手段24(1),24(2),24(3),24(4)に前記送信のためのディジタル信号についての前記重み情報WInf_Sを送出することができ、擬似再現されたチャネル状態の信号と干渉しないように、または擬似再現されたチャネル状態の信号を強調するように、チャネル状態保存装置26に記憶されたチャネル状態の情報に変調を加えることができる。
この場合、制御装置28は、図2の実線で示すように、チャネル状態保存装置26からチャネル状態の情報を取得して、擬似再現されたチャネル状態の信号と干渉しない制御、または擬似再現されたチャネル状態の信号を強調する制御を行うことができる。
また、チャネル状態保存装置26は受信信号から雑音を低減したものをチャネル状態として保存する。
図2のアダプティブアレーアンテナシステム2では、各AD変換器21の出力に与えるべき重み情報WInf_Rが、送信のためのディジタル信号についての重み情報WInf_Sと同じとすることができる。
また、図2のアダプティブアレーアンテナシステム2は、RTS/CTS方式によるデータ送受信に適用できる。この場合、擬似再現する前記チャネル状態は、RTS/CTS方式によるデータ送受信が行われるときの、CTS信号の受信時のチャネル状態とすることができる。
図3は本発明のアダプティブアレーアンテナシステムの一実施例を示す説明図である。図3のアダプティブアレーアンテナシステムは、図2に示したものと同じであり、通信端末装置に搭載される。
制御装置28は、パケットの送信端末ID、受信端末ID、データパケット長、各アンテナ素子毎のチャネル状態(伝搬路の応答値)等の周囲端末情報を取得しており、受信信号チャネル状態保存装置26に周囲端末情報に関連付けてテーブルとして保存されている。
制御装置28は、周囲端末のうち、データを受信中の通信端末(周囲端末の一つ)があるときは、チャネル状態保存装置26内のテーブルから該当するチャネル状態の情報を取出し、データ受信中端末での受信信号をヌルとするために必要な擬似的な干渉波(この干渉波を「バーチャル干渉波」と言う)を、チャネル状態合成装置27(1),27(2),27(3),27(4)に送出する。
これにより、通信端末装置Tは、データ送信をする場合において、信号チャネル状態保存装置26に、送信相手先の端末以外の周囲端末情報が記憶されているときは、周囲端末にて送信信号が受信されないように各アンテナ素子の複素ウェイトを制御することができる。
アドホック無線LANの無線ネットワークに使用される通信端末装置Tは、以下の機能を備えており、RTS/CTS方式によるデータ送受信を行うことができる。
すなわち、(1)自己端末アドレスを指定アドレスとして含むCTSパケットを受信したときは、アダプティブアレーアンテナ2の各アンテナ素子21(1),21(2),21(3),21(4)の複素ウェイトを受信電波が良好に受信できるようにセットする。
(2)自己端末アドレスを指定アドレスとして含むRTSパケットを受信したときは、アダプティブアレーアンテナ2の各アンテナ素子21(1),21(2),21(3),21(4)の複素ウェイトを受信電波が良好に受信できるようにセットする。
(3)自己端末アドレスでない指定アドレスを含むRTSパケットを受信したときは、全面送信禁止とし、RTSパケットを発信した発信元がCTS受信後に再度データ送信した時点で、アダプティブアレーアンテナ2の各アンテナ素子の複素ウェイトをデータ信号の受信電波がヌルとなるようにセットする。
(4)自己端末アドレスでない指定アドレスを含むCTSパケットを受信したときは、アダプティブアレーアンテナ2のウェイトはそのままとする。
(5)上記のRTSパケットまたはCTSパケットの送信元の各アンテナ素子における伝搬路状態(チャネル応答値)を含む端末情報(周囲端末情報)を信号チャネル状態保存装置26にV−NAV(Vertual Network Allocation Vector)として記憶する。
(6)データ送信をする場合に、信号チャネル状態保存装置26に、送信相手先端末以外の周囲端末情報が記憶されているときは当該周囲端末に電波が送信されないように、各アンテナ素子の複素ウェイトをデータ信号の送信電波がヌルとなるようにセットする。
図4,図5,図6により通信端末装置Tの機能を説明する。
図4は、通信端末装置TのV−NAV(擬似再現をするためのチャネル状態を表すNAV)の設定を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、キャリアセンスを行って周囲の状況をチェックするとともに、NAVの期限切れの端末をチェックする(S101)。つぎに、周囲にアクティブな端末が発生しているか否かをチェックし(S102)、発生していないときは処理をS101に戻す(S102の「NO」)。
S102において、周囲にアクティブな端末(周囲端末)が発生していることが検出されたときは(S102の「YES」)、周囲端末がRTSパケットを発信しているか否かをチェックし(S103)、RTSパケットを発信しているときは(S103の「YES」)暫定NAVを保存して送信禁止モードにセットする(S104)。
周囲端末がRTSパケットを発信していないときは(S103の「NO」)、CTSパケットを発信しているか否かをチェックし(S105)、CTSパケットを発信しているときは(S105の「YES」)、CTS発生端末をV−NAVに受信端末として登録する(S106)。S105において、CTSパケットを発信していないときは(S105の「NO」)、データパケットの送信開始を待ちデータパケットが到来した送信端末から信号が受信されないようにヌルを形成し、V−NAVとして送信端末として登録し、暫定NAVを解除する(S107)。
図5は通信端末装置Tに呼が発生したときの処理を示すフローチャートである。
まず、呼が発生すると(S201)、信号チャネル状態保存装置26を参照してNAVの設定があるか否かをチェックする(S202)。NAVの設定があるときは(S202の「YES」)、全面送信禁止とするNAV(暫定NAV)がセットされているか否かをチェックする(S203)。
暫定NAVがセットされているときは(S203の「YES」)、干渉波発生器16は、NAV推定値(信号チャネル状態保存装置26に記憶されて周囲端末情報から計算される周囲端末との間でのチャネル状態)を利用して、仮想受信信号を生成し、各アンテナ素子121,122,123,124に注入する。これにより、周囲端末の中で現在別のデータを受信中で送信端末が送信した場合には干渉となってしまう端末にヌルを向けた複素ウェイトを形成することができる(S204)。S203で暫定NAVがセットされているときは(S203の「NO」)、送信を中止する(S210)。
S202においてNAVの設定がないとき(S202の「NO」)、あるいはS204において希望しない端末にヌルを向けた(すなわち、NAV推定値を除去した)送信ビームを形成したときは、干渉電力が所定値を下回るか否かをチェックし(S205)、下回っていないときは(S205の「NO」)送信を中止するが(S210)、下回っているときは(S205の「YES」)、RTSを送信した後(S206)、CTSの受信があったか否かをチェックする(S207)。CTSの受信がなかったときは(S207の「NO」)送信を中止するが(S210)、CTSの受信があったときは(S207の「YES」)、希望しない端末にヌルを向け(すなわち、NAV推定値を除去し)かつCTSパケットのパイロット信号を強めるように各アンテナ素子の複素ウェイトを制御する(S208)。この後、干渉電力が所定値を下回るか否かをチェックし(S209)、干渉電力が所定値を下回っていないときは(S209の「NO」)送信を中止し(S210)、下回っているときはデータ送信を行う(S211)。
図6は通信端末装置TがRTSを受信したときの処理を示すフローチャートである。
通信端末装置TはRTSを受信すると(S301)、信号チャネル状態保存装置26を参照してV−NAVの設定があるか否かをチェックし(S302)、V−NAVの設定があるときは(S302の「YES」)NAV推定値を利用して擬似干渉波を生成し、RTSを強め、希望しない端末にヌルを向けた(すなわち、NAV推定値を除去した)複素ウェイトを形成し(S303)、V−NAVの設定がないときは(S302の「NO」)RTSのパイロット信号を強めるように各アンテナ素子の複素ウェイトを制御する(S304)。
そして、干渉電力が所定値を下回るか否かをチェックし(S305)、干渉電力が所定値を下回っていないときは(S305の「NO」)受信を中止し(S306)、下回っているときは(S305の「YES」)、CTSの送信を行う(S307)。
図7(A),(B),(C)は上記のアダプティブアレーアンテナシステム1を搭載した通信端末装置Tの動作説明図、図8はこのときの信号のやりとりを示すチャートである。
本実施形態では、通信端末装置Tとして、TA,TB,TC,TDが示されている(以下、「通信端末装置」を単に「端末」と言う)。
図7(A),(B),(C)では、端末TAが端末TBにデータを送信しているときに、端末TA,TBのキャリアをセンスする位置にない端末TDが、端末TA,TBのキャリアをセンスする位置にある端末TCにデータを送信する場合を説明する。
図7(A)に示すように、端末TAが端末TBにRTSパケットを送信するときには、端末TCもRTSパケットを受信する。このとき、端末TCでは指向性が決定していないため、暫定NAVとして全面送信禁止をセットし、信号チャネル状態保存装置26に登録する。
図7(B)に示すように、端末TBは、RTSパケットを受信すると、各アンテナ素子のウェイトを制御して端末TAからの信号を強めるようにCTSパケットを送信する。端末TCは、CTSパケットを受信したときは、端末TB向けのV−NAVを追加する。
図7(C)に示すように、端末TAが端末TBにデータを送信した場合に、端末TCが当該データを受信したときは、端末TCは端末TAに向けてヌルの受信ビームを形成し、ヌルV−NAVを信号チャネル状態保存装置26に登録する。
図8(A),(B)のチャートに示すように、端末TCが端末TDにデータ送信をするとき(図8(A)参照)や、端末TDが端末TCにデータ送信をするとき(図8(B)参照)に、端末TCは端末TA,端末TBとは衝突しない。したがって、さらされ端末である端末TCがデータ受信ができないといった問題は生じない。上記の例では、端末TCがデータ受信をする場合を説明したが、端末TDにデータ送信する場合にもさらされ端末の問題は生じない。
さらに端末TC、TD共に通常の状態では干渉となるようなV−NAVが設定されている場合には、このV−NAVとして記憶されている周囲端末の伝搬路態が分かるために擬似干渉を発生させることでTA,TBでの受信信号がヌルとなるような各アンテナ素子のウェイトを、前述のフローチャートの説明の通りにRTS/CTSであらかじめやり取りを行うことで、生成することが可能である。結果として元々は干渉状態で送信できなかった端末間での通信が本発明のアダプティブアレーアンテナとRTS/CTSとの複合動作により、干渉を回避した上で同一周波数でのデータ通信が可能となる。
本発明の指向性制御可能なアンテナシステムの実施形態を示す説明図である。 本発明のアダプティブアレーアンテナシステムの実施形態を示す説明図である。 本発明のアダプティブアレーアンテナシステムの一実施例を示す説明図である。 本発明のアダプティブアレーアンテナシステムを搭載した通信端末装置のV−NAVの設定を示すフローチャートである。 本発明のアダプティブアレーアンテナシステムを搭載した通信端末装置に呼が発生したときの処理を示すフローチャートである。 本発明のアダプティブアレーアンテナシステムを搭載した通信端末装置がRTSを受信したときの処理を示すフローチャートである。 (A),(B),(C)は上記のアダプティブアレーアンテナシステムを搭載した通信端末装置Tの動作説明図である。 図6における端末配置での各端末間の信号のやりとりを示すチャートである。 従来のアダプティブアンテナアレイを示す図である。 (A)はRTSパケットとCTSパケットのフレーム構成図、(B)は「さらされ問題」の説明図である。 図10(B)における端末配置での各端末間の信号のやりとりを示すチャートである。
符号の説明
1 アンテナシステム
2 アダプティブアレーアンテナシステム
11 指向性制御可能なアンテナ
12 チャネル状態検出手段
13 チャネル状態保存手段
14 チャネル状態合成手段
15 指向性制御手段
21(1),21(2),21(3),21(4) アンテナ素子
21 アレーアンテナ
22(1),22(2),22(3),22(4) AD変換器
23(1),23(2),23(3),23(4) 受信用重み付与手段
24(1),24(2),24(3),24(4) 送信用重み付与手段(ウェイト調整器)
25(1),25(2),25(3),25(4) DA変換器
26 チャネル状態保存装置
27(1),27(2),27(3),27(4) チャネル状態合成装置
28 制御装置
29 加算器

Claims (6)

  1. 受信信号が検出されなくなった後に、前記受信信号のチャネル状態より仮想受信信号を擬似再現することができる指向性制御可能なアンテナシステムであって、
    前記指向性制御可能なアンテナの受信信号のチャネル状態を検出するチャネル状態検出手段と、
    前記チャネル状態検出手段により検出したチャネル状態をチャネル状態情報として所定時間保存するチャネル状態保存手段と、
    前記チャネル状態保存手段に保存されたチャネル状態情報にかかるチャネル状態から生成された仮想受信信号を受信信号に合成するチャネル状態合成手段と、
    前記指向性アンテナの特性を制御する指向性制御手段と、
    を備え、
    前記指向性制御手段は、前記チャネル状態保存手段に記憶された情報に基づいて前記チャネル状態合成手段を駆動する、
    ことを特徴とする指向性制御可能なアンテナシステム。
  2. 受信信号が検出されなくなった後に、前記受信信号のチャネル状態より仮想受信信号を擬似再現することができるアダプティブアレーアンテナシステムであって、
    N個のアンテナ素子からなるアレーアンテナと、
    前記各アンテナ素子が受信した信号をディジタル信号にそれぞれ変換するN個のAD変換器と、
    前記各AD変換器の出力に与えるべき重み情報をそれぞれ取得し、当該各AD変換器の出力に重み付けを行うN個の受信用重み付与手段と、
    送信のためのディジタル信号についての重み情報をそれぞれ取得し、当該ディジタル信号に重み付けを行うN個の送信用重み付与手段と、
    前記各送信用重み付与手段の出力をアナログ信号にそれぞれ変換するN個のDA変換器と、
    前記各AD変換器の出力信号から前記アレーアンテナが受信した信号のチャネル状態をチャネル状態情報として所定時間保存するチャネル状態保存装置と、
    前記チャネル状態保存装置に保存されたチャネル状態情報にかかるチャネル状態から生成された仮想受信信号を受信信号に合成するチャネル状態合成装置と、
    前記各受信用重み付与手段に前記重み情報を送出し、前記各送信用重み付与手段に前記送信のためのディジタル信号についての前記重み情報を送出する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記チャネル状態保存装置に記憶された情報に基づいて前記チャネル状態合成装置を駆動する、
    ことを特徴とするアダプティブアレーアンテナシステム。
  3. 前記各AD変換器の出力に与えるべき重み情報が、前記送信のためのディジタル信号についての重み情報と同じであることを特徴とする請求項2に記載のアダプティブアレーアンテナシステム。
  4. 前記チャネル状態情報は、RTS/CTS方式によるデータ送受信が行われるときの、CTS信号の受信時のチャネル状態であることを特徴とする請求項2または3に記載のアダプティブアレーアンテナシステム。
  5. 請求項1に記載の指向性制御可能なアンテナシステムを搭載したことを特徴とする通信端末装置。
  6. 請求項2から4の何れかに記載のアダプティブアレーアンテナシステムを搭載したことを特徴とする通信端末装置。
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