JP2006287495A - 携帯通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、文字入力操作の際に、使用する言語に応じてキーに表示される文字種を変更し、表示可能とする技術を提供する。
【解決手段】記憶手段に複数の言語の文字種が記憶されており、使用言語の決定により、決定された言語の独自文字種を含む使用文字種を、記憶手段から読み出し、入力手段に備えられた表示手段を用いて、入力キーに読み出された言語の使用文字種が表示される。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯通信端末に関し、特に入力時の使用言語に応じて、入力キー部の表示文字の変更が可能である携帯通信端末に関する。
従来のこの種の表示文字の変更が可能である移動電話機のキーパッドの一例が、特許文献1に開示されている。また、キー部の表示固定された従来技術の一例が、特許文献2に開示されている。
特許文献1の移動電話機のキーパッドは、キーパッドの一部が液晶表示画面を含む変更可能なラベルを有するキーであり、表示情報を異なる言語で記憶した記憶手段から1つの言語を選択することで、液晶表示画面に選択された言語で表示することが可能である。
特許文献2の携帯通信端末は、操作部の操作キーの配列構成を示す図から明らかなように、一つのキーに数字、かな文字等が混在して刻印されている。
特表2002−502141号公報[H04M1/02、G06F3/02、H04M3/00] 特開2002−297287号公報[G06F3/02、G06F3/00、G06F13/00、H04Q7/38、H04M1/247]
特許文献1の従来技術では、例えば「STORE(記憶)」や「CLEAR(消去)」等の機能を表すキーの表示を、使用言語を選択することによって変更するものであり、入力の際に使用するキー(以下、入力キーと呼ぶ)に表示される文字等の表示変更は行われない。したがって、入力キーに表示されている文字以外の文字を使用する言語による入力を行うことは困難である。
特許文献2の従来技術では、1つの操作キーに数字、かな文字及びアルファベットが刻印されているため、刻印されている文字が小さく、使い馴れていない人にとってはキーに表示されている文字を探すことが困難である。また、キーの大きさの制限を受けるため、キーに刻印できる文字数にも限界があり、多種多用な言語に対応することが出来ない。
それゆえに、本発明の主たる目的は、文字入力操作の際に必要とする言語の文字を表示するために、入力キーの文字表示を変更可能とする、携帯通信端末の入力キーを提供することである。
請求項1の発明は、複数のキーからなる入力手段と、複数の言語の文字種を記憶した記憶手段と、入力手段に文字を表示するための表示手段と、表示手段により表示される使用文字種を決定する手段とを備える携帯通信端末である。
請求項1の発明では、記憶手段に複数の言語の文字種が記憶されており、使用言語の決定により、決定された言語の独自文字種を含む使用文字種を、記憶手段から読み出し、入力手段に備えられた表示手段により、入力キーに読み出された言語の使用文字種が表示される。
請求項2の発明は、使用環境設定により、設定された国情報に基づいて使用文字種を決定することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末である。
請求項2の発明では、使用環境設定の一つとして、複数の選択可能な国名から一つの国名を選択することにより、該当する国の使用言語の文字種を表示するための国情報を有している。この国情報を設定することにより、選択された国の使用言語に基づいた使用文字種が決定され、各入力キーに表示される。
請求項3の発明は、記憶手段にメールアドレス及び国情報を含む個人情報を記憶したアドレス帳を有する携帯通信端末であって、アドレス帳に記憶しているメールアドレスを送信先として指定し、指定したメールアドレスに対応するアドレス帳に記憶されている国情報に基づいて使用文字種を決定することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末である。
請求項3の発明では、メール送信の際に送信先として、アドレス帳からメールアドレスを選択し、対応するアドレス帳に個人情報として国情報を記憶させておくことにより、メール文章の入力を行う際に、アドレス帳の国情報に基づいて使用文字種が決定され、各入力キーに該当する言語の使用文字種が表示される。
請求項4の発明は、自己位置情報取得手段により取得された自己位置情報に基づいて使用文字種を決定することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末である。
請求項4の発明では、GPS等の電波を受信することにより、自己の位置情報を取得することが可能である端末の場合に、その位置情報がどの国に属するのかを記憶手段に記憶されている情報により判断し、その国で主に使用される使用言語により使用文字種を決定し、それぞれの入力キーに該当する使用文字種が表示される。
この発明によれば、入力キーには、設定された言語で使用される独自文字種を含む使用文字種で表示されるため、使用言語と入力キー表示文字が一致し、入力が容易になるとともに、使用言語の異なる国・地域であっても、同一の端末を使用することが可能となる。
また、使用言語を設定することにより1つのキーに表示される文字数を削減し、1文字の表示を従来の表示より大きくできるため、文字入力操作に不慣れな使用者や、高齢者等に対して小さな文字の見難さを改善することも可能である。
図1に示す実施例の携帯通信端末10は、複数の入力キーからなる入力キー部12と、種々の選択や決定操作を行うナビゲーションキー14と、文字入力の結果等が表示される第1表示器16を備えている。
図2は入力キー部12の表示に関するものであり、日本で使用される従来の入力キーには、表示例20に示すように、数字、ひらがな及びアルファベットが一つのキーに刻印されている。本発明の入力キーでは、それぞれの言語で使用される特有の文字を含む文字種(以下、独自文字種と呼ぶ)を優先し、入力キー部12のそれぞれのキーに表示される。ここで独自文字種とは、表示例22のように日本語の場合では、かな文字である。また、図には示さないが、カナ文字も日本語の独自文字種である。同様に表示例24の英語の場合では英語アルファベットであり、表示例26のドイツ語の場合ではウムラウトとエスツェットを含むドイツ語アルファベットである。
図3は本発明の概略構成を示すブロック図であり、第2表示器34は入力キー部12に文字等を表示する手段である。メモリ32は図5に示すようなテーブルのデータや、GPS処理部38により取得された緯度経度の情報を、例えば住所等の位置情報に変換するためのデータや、図6(a)に示すようなアドレス帳などを記憶している。送受信部36は通話、メールなどの送受信に関わる信号の処理を行う。
第1の実施例として、図3及び図4を参照し、端末の使用環境設定の一つである、国情報の設定による入力キー表示の制御について説明する。
ここで、国情報とは、図5のテーブル(以下、国情報テーブルと呼ぶ)に示すように、国名と、その国において主に使用される言語(以下、使用言語と呼ぶ)と、各々の使用言語により用いられる独自文字種を含む使用可能である文字種が関連付けて記憶されている情報である。
例えば、ナビゲーションキー14を操作することで、図4(a)に示すような、使用環境設定メニューが第1表示器16に表示される。使用環境設定メニューから国情報の項目を選択すると、図4(b)のような国名を選択する画面が第1表示器16に表示され、ナビゲーションキー14を用いて、表示されている複数の国名から使用したい言語に対応する国名を選択し、決定すると、図3のCPU30は、国情報テーブルが記憶されているメモリ32から、選択された国名に対応する言語の独自文字種を含む使用文字種を読み出し、入力キー部12の文字を表示する手段である第2表示器34に対して、該当する言語の独自文字種を表示する制御を行う。第2表示器34には、独自文字種の他に、文字種の切り替え操作を行うことにより、国名選択に基づいて読み出された全ての文字種を表示させることも可能である。第2表示器34に表示されている文字種に関し、入力キー部12の操作に応じた処理がCPU30において行われ、その結果が第1表示器16に表示される。
ここで、国情報に基づいて文字種を変更し表示させる第2表示器34は、例えば各キーが独立した液晶から成り、液晶面に触れることにより、該当キーが操作されたことを検知するものである。
第2の実施例として、メールを送信する場合における、入力キー部12の表示の変更制御について説明する。
図6(a)は、本発明のアドレス帳を示しており、番号、氏名、電話番号、メールアドレス等の個人情報に加えて、本発明の特徴である国情報が関連付けて記憶されている。図6(b)はアドレス帳に記憶されているレコードを第1表示器16に表示した状態を示しており、国情報の項目を設けてあることによって、登録されている相手に対して使用する言語の選択を行うことができる。国情報の登録は、図6(b)が第1表示器16に表示されているときに国情報の項目を選択し、決定すると、図6(c)のように複数の選択可能な国名が第1表示器16に表示さる。この複数の国名から一つの国を選択・決定することで相手に対して使用する言語の登録が行われる。メールの送信を行う際に、アドレス帳から送信先アドレスを選択し、国情報が登録されている場合には、使用環境設定における国情報に優先してアドレス帳に設定された国情報に基づく使用文字種が入力キー部14の表示手段である第2表示器34に表示される。より具体的に、例えば使用環境設定における国情報が日本であるとき、通常の入力時には第2表示器34には、かな文字が表示されている。この状態であるときに、アドレス帳から国情報がドイツであるメールアドレスを選択すると、第2表示器34には、かな文字に代わってドイツ語アルファベットが表示される。そして、メールの作成が終了すると、第2表示器34は、使用環境設定の国情報に基づくかな文字へと表示を戻す。このように、メール送信を行う際に、一時的に入力キー表示を変更するため、使用環境設定の国情報を変更しなくとも、相手に対して使用する言語に応じた文章を作成し、送信することが容易となる。
以下に、図7のフロー図を参照して、メール作成における国情報の取得による入力キー表示の動作を説明する。
メールを作成しようとするときに、ステップS1では、メール送信先のアドレスがメモリ32に記憶されているアドレス帳から選択されたか否かを判断し、アドレス帳からアドレスが選択されたのであればステップS3に進み、選択したメールアドレスのアドレス帳に国情報が設定されているかを判断する。ステップS3において国情報がありと判断されれば、ステップS5においてアドレス帳から国情報の設定を取得する。ステップS5で取得された国情報に基づく独自文字種を含んだ使用文字種がメモリ32より読み出され、ステップS7において所定のキー表示処理が行われ、第2表示器34に文字が表示される。
一方、ステップS1でメール送信先をアドレス帳から選択しなかった場合や、ステップS3でアドレス帳内に国情報の設定が無かった場合には、使用環境設定の国情報に基づく使用文字種が表示されるため、ステップS7ではその使用文字種を表示されるようキー表示処理がなされることになる。
ステップS9では、メールの入力が終了したか否かを判断し、入力が終了しない場合にはステップS7のキー表示処理が入力終了まで繰り返し行われる。ステップS11においてアドレス帳の国情報に基づいて使用文字種が一時的に変更されていた場合は、キー表示を使用環境設定の国情報に基づく使用文字種に切り替えるため、第2表示器34の表示が変更される。
次に、図7のステップS7における、ユーザの選択による所定のキー表示処理について、図8のフロー図を参照し、特に、国情報として日本が設定されている場合について説明する。
ステップS21では、ディフォルト文字種として、国情報に基づく独自文字種を表示する。つまり、国情報が日本の場合には、最初の表示としてかな文字の表示がなされる。
ステップS23、ステップS27、ステップS31、ステップS35及びステップS39はユーザがいずれの文字種を用いた入力を行うかということを選択するステップであり、この実施例ではかな文字、カナ文字、アルファベット、数字、記号の順に文字種が切り替わる。ステップS23,ステップS29、ステップS33,ステップS37およびステップS41は入力したい文字種の選択によりそれぞれの文字種が表示される。
ステップS43では文字種の切り替えを判断し、文字種切り替えが必要であれば、上述したような順で文字種を切り替えることができる。文字種の切り替えを必要としない場合には、ステップS45で入力操作が完了するまで第2表示器34の表示状態を変化させない。
以上説明したように、この実施例によれば、国情報の設定により、入力キー部12の表示手段である第2表示器34の表示を切り替えることが可能であり、使用言語と入力キーに表示される文字種が一致し、入力が容易になる。また、使用言語の異なる様々な国・地域であっても、同一の端末を使用することが可能となる。
第3の実施例として、複数のGPS衛星(図示しない)からの電波を受信することにより、自己の位置情報を知ることができ、取得した自己位置情報を国情報と関連付け、第2表示器34の使用文字種を変更し表示する場合について説明する。
本発明の携帯通信端末は、図3のブロック図に示すように、GPS衛星から受信した電波を緯度・経度の情報に変換処理することの出来るGPS処理部38を有している。メモリ32にはGPS処理部38で変換処理されて緯度・経度の情報を国情報に変換するためのデータが記憶されている。たとえば、緯度・経度の範囲に対する国情報をメモリ32に記憶させておくことで、使用者の使用環境設定により国情報を設定することなくGPS衛星からの電波を受信することによって国情報が決定され、入力キー部12の表示手段である第2表示器34に該当する文字種を表示することができる。
以上説明したように、これらの実施例によれば、国情報を決定することにより、入力キー部12の表示手段である第2表示器34を切り替えることが可能であり、使用言語と入力キー部12の表示文字種が一致し、入力が容易になる。また、使用言語を設定することにより1つのキーに表示される文字数を削減し、1文字を従来の表示より大きくできるという効果も同時に得ることができる。
さらに、使用言語の異なる様々な国・地域であっても同一の端末を使用することが可能となり、各国・地域毎の使用文字種を入力キー部に刻印することが必要無くなる。
上述した実施例の異なる様態として、入力言語によって使用文字種を変更する第2表示器34に関して、例えば図9に示すように、1つの液晶画面に複数のキーを表示させ、液晶面に触れることによりキーの操作を検知しても良い。また、図10(a)に示すように、第1表示器16の一部に入力キーを表示させ、図10(b)に示すようなナビゲーションキー14を使用して、第1表示器16内に表示されている入力キーを操作するようにしても良い。また、図11のように、1つのキーに対して、複数の微小LEDを配列させて各LEDのオン/オフにより文字を表示するようにしても良い。
また、位置情報を取得する手段として、上述した実施例ではGPS衛星から取得することとしたが、例えば携帯電話機のように通信する基地局から位置情報を取得することとしてもよい。
本発明の実施例を示す概略図である。 本発明の使用言語による入力キーの表示変更の一例を示す図である。 図1実施例の概略構成を示すブロック図である。 実施例におけるシステムに対する国情報の設定に関し、(a)は設定メニュー画面の表示例であり、(b)は国情報の選択画面の表示例を示す図である。 国名と使用言語と使用文字種関連付けて保存されている国情報テーブルを示す図である。 (a)は本実施例の国情報の設定項目を有するアドレス帳の表示例であり(b)は国情報の設定項目を選択した場合に表示される国名選択画面の表示例を示す図である。 実施例における文字入力を行う際の国情報の取得方法を示すフロー図である。 実施例における入力キー表示処理を示すフロー図である。 第2表示器に関する実施例とは異なる様態の例を示した図である。 (a)は第2表示器に関する実施例とは異なる様態の例を示した図であり、(b)は本様態における入力キーの操作方法を示した図である。 第2表示器として複数の微小LEDを用いた実施例とは異なる様態の例を示した図である。
符号の説明
12…入力キー部
14…ナビゲーションキー
16…第1表示器
32…メモリ
34…第2表示器
38…GPS処理部


Claims (6)

  1. 複数のキーからなる入力手段と、複数の言語の文字種を記憶した記憶手段と、前記入力手段に文字を表示するための表示手段と、前記表示手段により表示される使用文字種を決定する手段とを備える携帯通信端末。
  2. 使用環境設定により、設定された国情報に基づいて前記使用文字種を決定することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  3. 前記記憶手段にメールアドレス及び国情報を含む個人情報を記憶したアドレス帳を有する携帯通信端末であって、
    アドレス帳に記憶しているメールアドレスを送信先として指定し、前記アドレス帳に記憶している前記指定したメールアドレスに対応する国情報に基づいて前記使用文字種を決定することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  4. 自己位置情報取得手段により取得された自己位置情報に基づいて前記使用文字種を決定することを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  5. 前記自己位置情報取得手段は、GPS情報に基づいて自己の位置を取得することを特徴とする請求項4に記載の携帯通信端末。
  6. 前記自己位置情報取得手段は、基地局から受信する情報に基づいて自己の位置を取得することを特徴とする請求項4に記載の携帯通信端末。


















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