JP2006286454A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃料電池の電気エネルギーを用いることなく、燃料電池の両端付近に位置するセルが他のセルより低温になることを抑制する。
【解決手段】 酸化剤ガスと燃料ガスを電気化学反応させて電気エネルギを発生させ、電力消費機器に電力を供給する積層された複数の燃料電池セル100と、複数の燃料電池セル100の両外側に設けられた集電板101、102とを有する燃料電池10と、集電板101、102の両外側に設けられた暖機用セル105、106とを設け、暖機用セル105、106で、燃料電池セル100に供給される燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されることでこれらのガスを電気化学反応させて電気エネルギを発生させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、水素と酸素との電気化学反応により電気エネルギを発生させる燃料電池を備える燃料電池システムに関するもので、車両、船舶およびポータブル発電機等の移動体用発電機、あるいは家庭用発電機に適用して有効である。
燃料電池は、複数のセルが積層され、その両端を集電板で挟まれて構成されているため、両端に位置するセルは集電板の熱伝導により冷却されやすく、他のセルより低温になりやすい。このため、両端に位置するセルでは、燃料電池を起動させる際、水の凝縮によるフラッティングや水の凍結等が発生して発電特性が悪くなるという問題がある。
このような問題に対し、燃料電池の外部に熱源を設け、燃料電池を加熱する方法が知られているが、外部の電気エネルギーを用いるため、装置が大型化する等の問題がある。また、通電により発熱する発熱体をセルと集電板の間に設け、両端に位置するセルを暖める構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開平8−167424号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、発熱体が常時発熱するため 両端のセルを暖める必要がない場合には、電気エネルギーのロスとなる。また、発熱体を設けることで燃料電池の総電圧が低下するため、従来と同じ電圧を出力させるためには、燃料電池を構成するセル枚数を増やす必要があり、コストアップにつながる問題がある。
本発明は上記点に鑑み、燃料電池の電気エネルギーを用いることなく、燃料電池の両端付近に位置するセルが他のセルより低温になることを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、酸化剤ガスと燃料ガスを電気化学反応させて電気エネルギを発生させ、電力消費機器(11、22、42)に電力を供給する積層された複数の燃料電池セル(100)と、複数の燃料電池セル(100)の両外側に設けられた集電板(101、102)とを有する燃料電池(10)と、集電板(101、102)の両外側に設けられた暖機用セル(105、106)とを備え、暖機用セル(105、106)は、燃料電池セル(100)に供給される燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されることでこれらのガスを電気化学反応させて電気エネルギを発生させることを特徴としている。
このような構成により、暖機用セル(105、106)では発電に伴う自己発熱が発生し、集電板(101、102)の温度を上昇させることができ、燃料電池(10)の両端付近に存在する燃料電池セル(100)の温度を上昇させることができる。これにより、燃料電池の電気エネルギーを用いることなく、燃料電池の両端付近に位置する燃料電池セルが他の燃料電池セルより低温になることを抑制することができる。
また、請求項2に記載の発明のように、暖機用セル(105、106)は、電解質部(105a、106a)と、電解質部(105a、106a)の両外側に設けられた一対の集電部(105b、106b)と、集電部(105b、106b)の両外側のうち少なくとも集電板(101、102)と接する側に設けられた絶縁部(105b、106b)とを備えるように構成できる。
また、請求項3に記載の発明のように、暖機用セル(105、106)にて発電させる際に、一対の集電部(105b、106b)間を短絡させることで、暖機用セル(105、106)の発電効率を低下させて自己発熱量を増加させることができるので、暖機用セル(105、106)を早期に昇温させることができる。
また、請求項4に記載の発明のように、一対の集電部(105b、106b)間をポジスタで接続し、あるいは請求項5に記載の発明のように、一対の集電部(105b、106b)間をバイメタルで接続することで、低温時にのみ暖機用セルを短絡状態にすることができる。
また、請求項6に記載の発明では、集電板(101、102)の温度を検出する温度センサ(16)と、一対の集電部(105b、106b)間を電気的に開閉可能なスイッチ(105d、106d)と、スイッチの開閉制御を行うスイッチ制御手段(50)とを備え、スイッチ制御手段(50)は、集電板(101、102)の温度が所定温度を上回っている場合に、一対の集電部(105b、106b)間を閉状態とし、集電板(101、102)の温度が所定温度を下回っている場合に、一対の集電部(105b、106b)間を開状態とすることを特徴としている。これにより、低温時にのみ暖機用セルを短絡状態にすることができる。
また、請求項7に記載の発明のように、暖機用セル(105、106)が電力消費機器(22、42)に電力を供給するように構成することで、暖機用セル(105、106)で発生する電気エネルギを有効利用することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。本実施形態は、燃料電池システムを、燃料電池を電源として走行する電気自動車(燃料電池車両)に適用したものである。
図1は、本実施形態の燃料電池システムの全体構成を示している。図1に示すように、本実施形態の燃料電池システムは、水素と酸素との電気化学反応を利用して電力を発生する燃料電池(FCスタック)10を備えている。燃料電池10は、車両走行用のモータジェネレータ11、二次電池12、補機22、42等の電気機器に電力を供給するように構成されている。なお、モータジェネレータ11および補機22、42は、本発明の電力消費機器に相当する。
燃料電池10では、以下の水素と酸素の電気化学反応が起こり電気エネルギーが発生する。
(水素極側) H2→2H++2e-
(酸素極側) 2H++1/2O2+2e-→H2
本実施形態では燃料電池10として固体高分子電解質型燃料電池を用いており、基本単位となる燃料電池セル100が複数積層されて構成されている。各燃料電池セル100は、電解質膜が一対のセパレータで挟まれた構成となっている。燃料電池セル100は、両端を一対の集電板101、102と一対の絶縁板103、104で挟まれている。
燃料電池システムには、燃料電池10の酸素極側に空気(酸化剤ガス)を供給するための空気供給経路20aと、燃料電池10からの空気を排出するための空気排出経路20bと、燃料電池10の水素極側に水素(燃料ガス)を供給するための水素供給経路30aと、燃料電池10からの未反応水素ガス等を排出するための水素排出経路30bとが設けられている。
空気供給経路20aには、空気圧送用の送風機21が設けられている。この送風機21は電動モータ22によって駆動される。空気排出経路20bには、空気排出経路20bを開閉する空気排出経路開閉弁24が設けられている。燃料電池10に空気を供給する際には、空気排出経路開閉弁24を開弁するとともに、電動モータ22によって送風機21を駆動する。補機としての電動モータ22は、インバータ23を介して二次電池12と接続されている。送風機21、電動モータ22は、後述の制御部50とともに、本発明の酸化剤ガス供給制御手段に相当している。
空気供給経路20aと空気排出経路20bには、加湿器25が設けられている。この加湿器25は、燃料電池10から排出される湿った排気空気に含まれる水分を用いて送風機21の吐出後の空気を加湿するものであり、これにより、燃料電池10内の固体高分子電解質膜を水分を含んだ湿潤状態にして、発電運転時における電気化学反応が良好に行われるようにしている。
水素供給経路30aには、水素ガスが充填された水素ボンベ31、燃料電池10に供給される水素の圧力を調整する水素調圧弁32、および水素供給経路30aを開閉する水素供給経路開閉弁33が設けられている。水素排出経路30bには、水素排出経路30bを開閉する水素排出経路開閉弁34が設けられている。なお、水素ボンベ31、水素調圧弁32、水素供給経路開閉弁33は、後述の制御部50とともに、本発明の燃料ガス供給制御手段に相当している。
燃料電池10に水素を供給する際には、水素供給経路開閉弁33を開弁するとともに、水素調圧弁32によって所望の水素圧力に調整する。水素排出経路30bは、運転条件に応じて水素排出経路開閉弁34によって開閉される。水素排出経路30bは、未反応水素ガス、蒸気(あるいは水)、および酸素極から固体高分子電解質膜を通過して混入した窒素、酸素などを排出する。
燃料電池10は発電に伴い熱を生じる。このため、燃料電池システムには、燃料電池10を冷却して作動温度が電気化学反応に適した温度(例えば80℃程度)となるようにする冷却システム40〜44が設けられている。
冷却システムには、燃料電池10に冷却水(熱媒体)を循環させる冷却水経路40、冷却水を循環させるウォータポンプ41、ウォータポンプ41を駆動する電動モータ42、ファン44を備えたラジエータ43が設けられている。燃料電池10で発生した熱は、冷却水を介してラジエータ43で系外に排出される。このような冷却系によって、ウォータポンプ41による流量制御、およびファン44による風量制御で、燃料電池10の冷却量制御を行うことができる。補機としての電動モータ42は、図示を省略しているが、送風機用電動モータ22と同様、インバータを介して二次電池12と接続されている。
燃料電池10と二次電池12との間は、双方向に電力を伝達可能なDC−DCコンバータ13を介して電気的に接続されている。このDC−DCコンバータ13は、燃料電池10から二次電池12、あるいは二次電池12から燃料電池10への、電力の流れをコントロールするものである。
燃料電池10および二次電池12とモータジェネレータ11との間にインバータ14が配置されている。このインバータ14により、モータジェネレータ11の機能、すなわち、電動機としての機能と発電機としての機能が切り換えられるようになっている。
そして、DC−DCコンバータ13とインバータ14の作動により、例えば、急加速時などに急激に大きな電力が必要になった場合には、燃料電池10からだけでなく二次電池12からもモータジェネレータ11に電力を供給することができる。また、燃料電池10の発電時に余った電力や、モータジェネレータ11によって回生された電力を、二次電池12に蓄えることができる。
燃料電池システムには、各燃料電池セル100の電圧を検出するセルモニタ15と、集電板101、102の温度を検出する温度センサ16と、燃料電池10の発電電流を検出する電流センサ17が設けられている。
燃料電池システムには、各種制御を行う制御部(ECU)50が設けられている。制御部50は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えた周知のマイクロコンピュータによって構成され、ROMなどに記憶されたプログラムに従って各種演算などの処理を実行する。制御部50には、各種負荷からの要求電力信号、セルモニタ15からの電圧信号、温度センサ16からの温度信号、および電流センサ17からの電流信号が入力される。また、制御部50は、二次電池12、DC−DCコンバータ13、インバータ14、23、電動モータ22、空気排出経路開閉弁23、水素調圧弁32、水素供給経路開閉弁33、水素排出経路開閉弁34、電動モータ42、ファン44等に制御信号を出力するように構成されている。
図2は、燃料電池10の構成を示す概念図である。図2に示すように、燃料電池10では、積層された複数の燃料電池セル100の両端が一対の電極板101、102で挟まれており、さらに一対の電極板101、102の両外側が一対の絶縁板103、104で挟まれている。電極板101、102と絶縁板103、104との間には、暖機用セル105、106が設けられている。すなわち、両端に位置するセル100の両外側に電極板101、102が配置され、電極板101、102の両外側に暖機用セル105、106が配置され、暖機用セル105、106の両外側に絶縁板103、104が配置されている。暖機用セル105は、燃料電池10を構成する燃料電池セル100と同様の構成を有している。
図3は、暖機用セル105の構成を示している。第1の暖機用セル105と第2の暖機用セル106は同様の構成であるので、ここでは、第1の暖機用セル105の構成についてのみ説明する。図3に示すように、暖機用セル105は、電解質膜105aの両側面に一対の集電部105bが設けられ、一対の集電部105bの両外側には一対の絶縁部105cが設けられている。集電部105bは電極として構成されており、集電部105bの先端には、一対の集電部105bの間を電気的に開閉できるスイッチ(リレー)105dが設けられている。スイッチ105dは、制御部50からの制御信号により開状態(オフ)と閉状態(オン)とを切り替えるように構成されている。
図4は、集電板101、102の温度と暖機用セル105、106のスイッチ105d、106dの作動との関係を説明するための図である。図4に示すように、暖機用セル105、106のスイッチ105d、106dは、集電板101、102の温度が所定温度T1より低い場合は閉状態(オン)となり、集電板101、102の温度が所定温度T1より高い場合は開状態(オフ)となる。これにより、集電板101、102が低温の場合は、暖機用セル105、106での発電が行われ、集電板101、102が低温の場合は、暖機用セル105、106での発電が行われない。なお、所定温度T1は、暖機用セル105、106による暖機を行うか否かを判定するための基準となる温度、すなわち燃料電池10の両端付近に存在する燃料電池セル100において、低温による発電効率低下が発生する温度であり、任意に設定することができる。
また、暖機用セル105、106の内部には、水素が通過する水素経路と空気が通過する空気経路が設けられている。暖機用セル105、106には、燃料電池セル100に供給される水素と空気とが供給され、水素と酸素の電気化学反応により発電することができる。また、暖機用セル105。106は、絶縁部105b、106bを介して集電板101と接することとなり、暖機用セル105、106と集電板101とは電気的に絶縁される。
次に、本実施形態の暖機用セル105、106を用いた暖機制御について図5に基づいて説明する。図5は、制御部50のCPUがROMに格納された制御プログラムに基づいて行う暖機制御の流れを示すフローチャートである。なお、初期状態では暖機用セル105、106のスイッチ105d、106dは開状態となっており、暖機用セル105、106による発電は行われていない。
まず、燃料電池システムの運転開始後、システム停止指令が出されたか否かを判定する(S10)。この結果、システム停止指令が出されていない場合には、温度センサ16にて集電板101、102の温度Tを検出し、集電板101、102の温度Tが所定温度T1を下回っているか否かを判定する(S11)。この結果、集電板温度Tが所定温度T1を下回っている場合には、暖機用セル105、106による暖機制御を行う(S12)。具体的には、暖機用セル105、106のスイッチ105d、106dは閉状態とすることで、暖機用セル105、106による発電が開始される。これにより、暖機用セル105、106では発電に伴う自己発熱が発生し、集電板101、102の温度を上昇させることができ、燃料電池10の両端付近に存在する燃料電池セル100の温度を上昇させることができる。また、暖機用セル105、106の集電部105b、106b間は短絡状態となっているので、暖機用セル105、106の発電効率が低下して自己発熱量が増加するので、暖機用セル105、106を早期に昇温させることができる。この暖機用セル105、106による暖機制御は、燃料電池システムの運転中に集電板温度Tが所定温度T1を下回っている間に行われる。
一方、S11による判定の結果、集電板温度Tが所定温度T1を下回っていない場合には、S10の処理に戻る。また、S12の暖機用セル105、106による暖機制御が行われている場合には、スイッチ105d、106dを開状態とし、暖機用セル105、106による暖機制御を停止する。
次に、S10の判定処理でシステム停止指令が出されている場合には、燃料電池10内部の残留水分を除去するパージ処理を行う(S13)。水分パージは、例えば燃料電池1のガス供給経路20a、30aに乾燥したガスを供給することで行うことができる。このように、燃料電池10の温度が高くなった状態で水分パージを行うことで、水分パージに要する時間を短くすることができる。
以上のように、暖機用セル105、106を集電板101、102の両外側に設けることで、燃料電池10の電気エネルギーを用いることなく、燃料電池10の両端付近に位置する燃料電池セル100が他の燃料電池セル100より低温になることを抑制することができる。特に、低温起動時における燃料電池10の始動性を向上させることができる。
また、集電板101、102が低温の場合にのみ、暖機用セル105、106で発電を行うことで、燃料電池10の両端付近を暖機する必要のない場合に、暖機用セル105、106で燃料ガスを消費することを防止できる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、暖機用セル105、106の集電部105b、106間をスイッチ105d、106dで開閉し、低温時に短絡させるように構成したが、他の手段により暖機用セル105、106の集電部105b、106b間を開閉するように構成してもよい。
例えば、集電部105b、106b間をポジスタ(正極性サーミスタ)で接続することで、集電板101、102の温度変化に応じて集電部105b、106b間を電気的に開閉することができる。ポジスタには、絶縁部105c、106c、集電部105b、106bを介して集電板101、102の温度が伝わるが、ポジスタに集電板101、102の温度が直接伝わるように構成することが好ましい。
図6はポジスタの抵抗値の温度特性を示している。図6に示すように、ポジスタは、温度が上昇すると抵抗値が上がる特性がある。このため、集電板101、102の温度が所定温度T1より低い場合にはポジスタの抵抗値が低くなり、集電部105b、106b間を閉状態(短絡)に近づけることができ、集電所定温度が所定温度T1より高い場合にはポジスタの抵抗値が高くなって電流がほとんど流れなくなり、集電部105b、106b間を開状態に近づけることができる。
また、バイメタルも図6で示したポジスタと同様、温度が上昇すると抵抗値が上がる特性があるので、集電部105b、106b間をバイメタルで接続しても、ポジスタを用いた場合と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、暖機用セル105、106を発電時に短絡させるように構成したが、これに限らず、暖機用セル105、106から補機類22、42等の電力消費機器に電力を供給するように構成してもよい。
上記実施形態の燃料電池システムの概念図である。 上記実施形態の燃料電池の概念図である。 上記実施形態の暖機用セルの構成を示す概念図である。 上記実施形態の集電板温度と暖機用セルのスイッチの作動との関係を説明するための図である。 上記実施形態の暖機用セルによる暖機制御の流れを示すフローチャートである。 ポジスタの抵抗値の温度特性を示す特性図である。
符号の説明
10…燃料電池、15…セルモニタ、16…温度センサ、17…電流センサ、50…制御部、100…燃料電池セル、101、102…集電板、103、104…絶縁板、105、106…暖機用セル。

Claims (7)

  1. 酸化剤ガスと燃料ガスを電気化学反応させて電気エネルギを発生させ、電力消費機器(11、22、42)に電力を供給する積層された複数の燃料電池セル(100)と、前記複数の燃料電池セル(100)の両外側に設けられた集電板(101、102)とを有する燃料電池(10)と、
    前記集電板(101、102)の両外側に設けられた暖機用セル(105、106)とを備え、
    前記暖機用セル(105、106)は、前記燃料電池セル(100)に供給される燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されることでこれらのガスを電気化学反応させて電気エネルギを発生させることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記暖機用セル(105、106)は、電解質部(105a、106a)と、前記電解質部(105a、106a)の両外側に設けられた一対の集電部(105b、106b)と、前記集電部(105b、106b)の両外側のうち少なくとも前記集電板(101、102)と接する側に設けられた絶縁部(105b、106b)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記暖機用セル(105、106)にて発電させる際に、前記一対の集電部(105b、106b)間を短絡させることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記一対の集電部(105b、106b)間は、ポジスタで接続されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。
  5. 前記一対の集電部(105b、106b)間は、バイメタルで接続されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。
  6. 前記集電板(101、102)の温度を検出する温度センサ(16)と、
    前記一対の集電部(105b、106b)間を電気的に開閉可能なスイッチ(105d、106d)と、
    前記スイッチの開閉制御を行うスイッチ制御手段(50)とを備え、
    前記スイッチ制御手段(50)は、前記集電板(101、102)の温度が所定温度を上回っている場合に、前記一対の集電部(105b、106b)間を閉状態とし、前記集電板(101、102)の温度が所定温度を下回っている場合に、前記一対の集電部(105b、106b)間を開状態とすることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。
  7. 前記暖機用セル(105、106)は、前記電力消費機器(22、42)に電力を供給するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池システム。
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