JP4945968B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、水素と酸素との電気化学反応により電気エネルギーを発生させる燃料電池を備える燃料電池システムに関するもので、車両、船舶及びポータブル発電機等の移動体用発電機に適用して有効である。
燃料電池システムにおいては、運転終了時に燃料電池内に水分が残存している場合、低温環境下で燃料電池内部の水分が凍結する。このような低温環境下で燃料電池を起動する際、凍結による反応ガス経路の目詰まりあるいは電解質膜への反応ガス(水素および空気)の進行・到達の阻害により、燃料ガスを供給しても電気化学反応が進行せず、燃料電池を起動できないという問題がある。
このような問題を解決するために、燃料電池の発電効率を制御して自己発熱量を制御する燃料電池の運転方法が提案されている(特許文献1)。この方法では、燃料電池の電極間を短絡した状態で燃料電池に供給される反応物(酸化物・還元物)を不足状態にし、電極での過電圧を増やすことで自己発熱量を増やしている。
特表2003−504807号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、セル電圧が低くなった場合、燃料電池が濃淡電池として作用することがある。これについて、図8に基づいて説明する。
図8に示すように、燃料電池セル100は、プロトン伝導性を有する高分子電解質膜100aをアノード100bとカソード100cとにより挟んでなる基本構成となっているが、水素が供給されるアノード側の水素濃度α1が、カソード側の水素濃度α2よりも大きい場合、この濃度差によってアノードとカソードとの間に起電力が発生する。
そして、この起電力が推進力となって、アノード100b側の水素が、プロトン状態(H+)にて電解質膜100aを通りカソード100c側へ拡散移動する。そのため、カソード100c側に水素が発生し、カソード100c側からの排出空気中に水素が混合するという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、燃料電池を低電圧で発電させ、燃料電池の自己発熱量を増加させる燃料電池システムにおいて、水素の空気極への移動を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の各手段を採用している。
本発明の第1の特徴は、酸素と水素を電気化学反応させて発電し、電力消費機器(22、42)に電力を供給する燃料電池(10)と、水素供給経路(30a)を介して燃料電池(10)に供給される水素の供給圧を調整可能な水素供給圧調整手段(30d、33)と、燃料電池(10)の発電効率を調整する発電効率調整手段(18、19)と、燃料電池(10)から未反応水素を含んで排出されるオフガスを水素供給経路(30a)に再循環させるためのオフガス循環経路(30c)に設けられ、オフガス循環経路(30c)にオフガスを循環させるオフガス循環ポンプ(36)とを備え、燃料電池(10)は、プロトン導電性を有する電解質膜が水素極と酸素極で挟まれて構成された複数の燃料電池セルが積層された固体高分子型燃料電池であり、発電効率調整手段(18、19)により燃料電池(10)の電圧をゼロボルト付近で制御する低電圧制御を行う際に、水素供給圧調整手段(30d、33)により燃料電池(10)に供給される水素の圧力を燃料電池(10)の通常運転時より低下させ、水素供給圧調整手段(30d、33)により燃料電池(10)に供給される水素の圧力を燃料電池(10)の通常運転時より低下させる際に、オフガス循環ポンプ(36)によりオフガス循環量を燃料電池(10)の通常運転時より増加させることである。
このように、燃料電池(10)の低電圧制御を行う際に、燃料電池(10)への水素供
給圧を低くすることで、燃料電池セルのアノードにおける水素分圧を低下させることがで
き、濃淡電池の起電圧を低下させることができる。これにより、燃料電池セルが濃淡電池
として作用することを抑制でき、燃料電池セルのアノードの水素がカソードに移動するこ
とを抑制することができる。
また、水素供給圧調整手段(30d、33)により燃料電池(10)に供給される水素の圧力を燃料電池(10)の通常運転時より低下させる際に、オフガス循環ポンプ(36)によりオフガス循環量を燃料電池(10)の通常運転時より増加させることで、燃料電池(10)に供給される水素流量を増加させることができ、燃料電池(10)に供給される水素が低圧状態でも燃料電池(10)への水素供給量を確保できる。
具体的には、発電効率調整手段(18、19)により低電圧制御を行う際に、水素供給圧調整手段(30d、33)により燃料電池(10)に供給される水素の圧力を40kPa・G以下にすることで、濃淡電池の起電圧を効果的に低下させることができる。
また、水素供給圧調整手段として、燃料電池(10)に供給される水素の圧力を任意に変更可能な可変レギュレータ(33)を用いることで、燃料電池(10)に供給される水素の供給圧を低下させることができる。さらに、水素供給圧調整手段として、水素供給経路(30a)から分岐した後で再合流するように設けられ、通過後の水素の圧力を低下させる低圧用経路(30d)を用いても、燃料電池(10)に供給される水素の供給圧を低下させることができる。
本発明の第の特徴は、発電効率調整手段は、燃料電池と電力消費機器との間を電気的に開閉可能な第1の開閉器(18a、18b)と、燃料電池の端子間を電気的に開閉可能な第2の開閉器(19)を含んでおり、第1の開閉器(18a、18b)を開状態とし、第2の開閉器(19)を閉状態とすることで燃料電池(10)の電圧をゼロボルト付近にすることである。これにより、燃料電池の端子間を短絡させることができ、燃料電池の電圧を低下させることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態は、燃料電池システムを、燃料電池を電源として走行する電気自動車(燃料電池車両)に適用したものである。
図1は、本実施形態の燃料電池システムの全体構成を示している。図1に示すように、本実施形態の燃料電池システムは、水素と酸素との電気化学反応を利用して電力を発生する燃料電池(FCスタック)10を備えている。燃料電池10は、車両走行用のモータジェネレータ11、二次電池12等の電気機器に電力を供給するように構成されている。
本実施形態では燃料電池10として固体高分子電解質型燃料電池を用いており、基本単位となるセル100が複数積層されて構成されている。各セル100は、電解質膜が水素極(アノード)と酸素極(カソード)で挟まれた構成となっている。燃料電池10では、以下の水素と酸素の電気化学反応が起こり電気エネルギーが発生する。
(水素極側) H2→2H++2e-
(酸素極側) 2H++1/2O2+2e-→H2
燃料電池10と二次電池12との間は、双方向に電力を伝達可能なDC−DCコンバータ13を介して電気的に接続されている。このDC−DCコンバータ13は、燃料電池10から二次電池12、あるいは二次電池12から燃料電池10への、電力の流れをコントロールするものである。
燃料電池10および二次電池12とモータジェネレータ11との間にインバータ14が配置されている。このインバータ14により、モータジェネレータ11の機能、すなわち、電動機としての機能と発電機としての機能が切り換えられるようになっている。
そして、DC−DCコンバータ13とインバータ14の作動により、例えば、急加速時などに急激に大きな電力が必要になった場合には、燃料電池10からだけでなく二次電池12からもモータジェネレータ11に電力を供給することができる。また、燃料電池10の発電時に余った電力や、モータジェネレータ11によって回生された電力を、二次電池12に蓄えることができる。
燃料電池システムには、各セル100の電圧を検出するセルモニタ15と、燃料電池10の温度を検出する温度センサ16と、燃料電池10の発電電流を検出する電流センサ17が設けられている。さらに燃料電池システムには、燃料電池10の両電極とDC/DCコンバータ13とを結ぶ電流経路上に燃料電池10と電力消費機器との間を電気的に開閉可能な2つの第1スイッチ18a、18bが設けられ、燃料電池10の端子間を結ぶ電流経路に燃料電池10の端子間を電気的に開閉可能な第2スイッチ19が設けられている。第1スイッチ18a、18bは本発明の第1の開閉器に相当し、第2スイッチ19は本発明の第2の開閉器に相当している。さらに、第1スイッチ18a、18b、第2スイッチ19、制御部50は、本発明の発電効率調整手段に相当している。
燃料電池システムには、燃料電池10の酸素極側に空気(酸化剤ガス)を供給するための空気供給経路20aと、燃料電池10からの空気を排出するための空気排出経路20bと、燃料電池10の水素極側に水素(燃料ガス)を供給するための水素供給経路30aと、燃料電池10からの未反応水素ガス等を排出するための水素排出経路30bとが設けられている。
空気供給経路20aには、空気圧送用の圧縮機21が設けられている。この圧縮機21は電動モータ22によって駆動される。空気排出経路20bには、空気排出経路20bを開閉する空気排出経路開閉弁24が設けられている。燃料電池10に空気を供給する際には、空気排出経路開閉弁24を開弁するとともに、電動モータ22によって圧縮機21を駆動する。補機としての電動モータ22は、インバータ23を介して燃料電池10および二次電池12と接続されている。
空気供給経路20aと空気排出経路20bには、加湿器25が設けられている。この加湿器25は、燃料電池10から排出される湿った排気空気に含まれる水分を用いて圧縮機21の吐出後の空気を加湿するものであり、これにより、燃料電池10内の固体高分子電解質膜を水分を含んだ湿潤状態にして、発電運転時における電気化学反応が良好に行われるようにしている。
水素供給経路30aには、水素ガスが充填された水素ボンベ31、水素ボンベ31を開閉する水素ボンベ開閉弁32、燃料電池10に供給される水素の圧力を調整可能な可変レギュレータ33、および水素供給経路30aを開閉する水素供給経路開閉弁34が設けられている。水素排出経路30bには、水素排出経路30bを開閉する水素排出経路開閉弁35が設けられている。なお、可変レギュレータ33が本発明の燃料ガス供給圧調整手段に相当している。
燃料電池10から排出される未反応水素を含むオフガスを燃料電池10に再循環させるために、水素排出経路30bにおける水素排出経路開閉弁35の上流側と水素供給経路30aとを接続するオフガス循環経路30cが設けられている。水素循環経路30cには、オフガスを循環させるためのオフガス循環ポンプ36が設けられている。
燃料電池10に水素を供給する際には、水素ボンベ開閉弁32と水素供給経路開閉弁34を開弁するとともに、可変レギュレータ33によって所望の水素圧力に調整する。水素排出経路30bは、運転条件に応じて水素排出経路開閉弁35によって開閉される。水素排出経路30bは、未反応水素ガス、蒸気(あるいは水)、および酸素極から固体高分子電解質膜を通過して混入した窒素、酸素などを排出する。
燃料電池10は発電に伴い熱を生じる。このため、燃料電池システムには、燃料電池10を冷却して作動温度が電気化学反応に適した温度(例えば80℃程度)となるようにする冷却システム40〜44が設けられている。
冷却システムには、燃料電池10に冷却水(熱媒体)を循環させる冷却水経路40、冷却水を循環させるウォータポンプ41、ウォータポンプ41を駆動する電動モータ42、ファン44を備えたラジエータ43が設けられている。燃料電池10で発生した熱は、冷却水を介してラジエータ43で系外に排出される。このような冷却系によって、ウォータポンプ41による流量制御、およびファン44による風量制御で、燃料電池10の冷却量制御を行うことができる。
燃料電池システムには、各種制御を行う制御部(ECU)50が設けられている。制御部50は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えた周知のマイクロコンピュータによって構成され、ROMなどに記憶されたプログラムに従って各種演算などの処理を実行する。制御部50には、各種負荷からの要求電力信号、セルモニタ15からの電圧信号、温度センサ16からの温度信号、および電流センサ17からの電流信号が入力される。また、制御部50は、二次電池12、DC−DCコンバータ13、インバータ14、23、第1スイッチ18a、18b、第2スイッチ19、電動モータ22、空気排出経路開閉弁23、水素ボンベ開閉弁32、可変レギュレータ33、水素排出経路開閉弁34、電動モータ42、ファン44等に制御信号を出力するように構成されている。
図2は、燃料電池10の発電時における電流Iと電圧Vとの関係を示している。図2において、実線が定常運転時のI−V特性を示し、破線で囲んだ部分が水素の化学エネルギーを示している。図2に示す水素のエネルギーのうち、電気エネルギーに変換できない分は熱エネルギーに変換される。したがって、燃料電池10の発電をI−V特性上で制御する場合には、水素のエネルギーのうちI−V特性より上側が熱エネルギーに変換され、燃料電池10の自己発熱となる。
図2より、燃料電池10の発電効率を低下させると、発生する電気エネルギーが低下する分、発生する熱エネルギーが増大することがわかる。発電効率とは、水素を消費したエネルギーに対する燃料電池10が発電したエネルギーの比率である。燃料電池10を定電流制御した場合には、電圧の低下とともに発電効率が低下する。燃料電池10の発電効率は、反応ガス(水素、酸素)の供給量を減少させたり、燃料電池10の電極間を短絡させることで調整することができる。
また、反応ガスの供給量を減少させて、燃料電池10の電圧をゼロボルト付近に制御した場合、燃料電池セル100に逆電位が生じる場合がある。燃料電池セル100での逆電位の発生を防ぐためには、燃料電池10の発電電流を逆電位が発生しない電流値に制御すればよい。逆電位が発生しない電流値は燃料電池10の温度によって変化するため、逆電位が発生しない電流値を燃料電池10で発電させるのに必要な酸素供給量は、燃料電池10の温度によって変化する。このため、逆電位が発生しない電流を燃料電池10で発電させるのに必要な酸素供給量と、燃料電池10の温度とを予め関連づけたマップ化しておき、燃料電池10の温度に基づいて酸素供給量を決定すればよい。
上記「発明が解決しようとする課題」の欄で述べたように、燃料電池セル100の電圧が低下した場合、燃料電池10が濃淡電池として作用する。
図3は、燃料電池10が濃淡電池として作用する場合の理論起電圧を示している。図3に示すように、濃淡電池の起電圧は、温度により変動するが0.1ボルト前後である。このため、燃料電池10を低電圧に制御し、燃料電池セル100の起電圧が0.1ボルトを下回った場合、燃料電池セル100の電気化学反応に関係なく、アノードの水素がプロトンとしてカソードに移動する。このため、燃料電池セル100が濃淡電池として作用することを防止するためには、濃淡電池の起電圧を低下させる必要がある。
燃料電池10が濃淡電池として作用した場合の起電圧Enは、以下の数式1で得ることができる。
(数1)
En=(RT/2F)ln(P1/P2)
ただし、R:気体定数、T:絶対温度、F:ファラデー定数、P1:アノードの水素分圧、P2:カソードの水素分圧である。
数式1より、アノードの水素分圧を低下させることで、起電圧Enを低下させることができることが分かる。そこで、本実施形態では、燃料電池10の発電効率をゼロ付近で運転するように制御し、水素のエネルギーを熱エネルギーに変換する低電圧制御を行う際に、燃料電池10への水素供給圧を低下させ、アノードの水素分圧を低下させる制御を行う。なお、燃料電池10への水素供給量を欠乏気味にしてアノードからカソードへの水素移動を抑制することも考えられるが、燃料電池10で水素が欠乏すると、電解質膜の劣化を引き起こすため、燃料電池10への水素供給量は過剰気味する必要がある。
次に、本実施形態の燃料電池システムの発電効率制御について説明する。図4〜図6は、本実施形態の燃料電池システムの発電効率制御を示すフローチャートであり、制御部50がROM等に格納されたプログラムにしたがって行う処理を示している。
図4に示すように、温度センサ16で燃料電池10の温度を検出し、燃料電池温度が第1所定温度t0を下回っているか否かを判定する(S100)。この結果、燃料電池温度が第1所定温度t0を下回っている場合には、図5に示す第1発電効率制御を行う(S101)。
第1発電効率制御では、第1スイッチ18a、18bを開状態にし(S200)、第2スイッチ19を閉状態にする(S201)。これにより、燃料電池10が短絡状態となる。そして、燃料電池10に水素と空気を供給する(S202、S203)。燃料電池10への水素供給量は、常に燃料電池10における反応可能量以上に保つようにする。これにより、水素不足により電解質膜の劣化を抑制できる。また、燃料電池10の水素と空気を供給開始する前に、第1スイッチ18a、18bを開状態にし、第2スイッチ19を閉状態にすることで、これらのスイッチ18a、18b、19の切り替えを安全に行うことができる。
そして、燃料電池温度が第1所定温度t0を下回っているか否かを判定する(S204)。この結果、燃料電池温度が第1所定温度t0を下回っていると判定された場合には(S204:YES)、燃料電池10の電流を検出し(S205)、燃料電池10への空気供給制御を行って空気供給量を減少させる(S206)。空気供給量の制御は、逆電位が発生しない電流を燃料電池10で発電させるのに必要な酸素供給量と、燃料電池10の温度とを予め関連づけたマップを用い、燃料電池10の温度に基づいて逆電位が発生しない電流を燃料電池10で発電させることができる空気供給量を決定する。
このように、燃料電池10を短絡させ、空気供給量を減少させることにより、外部出力電圧をゼロボルト付近(本実施形態では0.1ボルト)にすることができ、燃料電池10の発電効率をゼロに近づけることができる。これにより、燃料電池10の発熱量が増大し、燃料電池10を昇温させることができる。
次に、可変レギュレータ33により燃料電池10への水素供給圧を通常作動時より低下させる(S207)。本実施形態では、燃料電池10の通常運転時における水素供給圧(100kPa・G程度)の1/2以下の圧力に低下させている。具体的には、燃料電池10への水素供給圧を40kPa・G以下にすることで、燃料電池セル100のアノードの水素分圧を低下させることができる。本実施形態では、燃料電池10への水素供給圧を20〜30kPa・Gの範囲内としている。これにより、燃料電池セル100のアノードの水素分圧を低下させることができるので、燃料電池セル100が濃淡電池として作用することを抑制し、水素がカソードに移動することを抑制することができる。
次に、オフガス循環ポンプ36によるオフガス循環量を燃料電池の通常作動時より増加させる(S208)。これにより、燃料電池10に供給される水素流量を増加させることができ、燃料電池10に供給される水素が低圧状態でも燃料電池10への水素供給量を確保できる。
S204で燃料電池温度が第1所定温度t0を下回っていないと判定された場合には(S204:NO)、空気供給を停止し(S209)、燃料電池10の電圧が所定電圧以下であることを確認し(S210)、水素供給を停止する(S211)。その後、第2スイッチ19を開状態にし(S212)、第1スイッチ18a、18bを閉状態にする(S213)。このように、燃料電池10の水素と空気の供給停止後、燃料電池10の電圧が所定電圧以下であることを確認してから、第2スイッチ19を開状態にし、第1スイッチ18a、18bを閉状態にすることで、安全にスイッチ18a、18b、19の切り替えを行うことができる。
以上の第1発電効率制御終了後、図4に戻り、通常運転を行う(S102)。そして、運転停止時に(S103)、燃料電池温度が第2所定温度t1を下回っているか否かを判定する(S104)。この結果、燃料電池温度が第2所定温度t1を下回っていると判定された場合には、図6に示す第2発電効率制御を行う(S105)。
第2発電効率制御では、第1スイッチ18a、18bを開状態にし(S300)、第2スイッチ19を閉状態にする(S301)。これにより、燃料電池10が短絡状態となる。そして、燃料電池10に水素と空気を供給し(S302、S303)、冷却水経路40を介して燃料電池10に冷却水を供給する(S304)。燃料電池10への水素供給量は、常に燃料電池10における反応可能量以上に保つようにする。これにより、水素不足により電解質膜の劣化を抑制できる。また、燃料電池10の水素と空気を供給開始する前に、スイッチ18a、18b、19の切り替えを行うことで、スイッチ切り替えを安全に行うことができる。
そして、燃料電池温度が第1所定温度t0を下回っているか否かを判定する(S305)。この結果、燃料電池温度が第1所定温度t0を下回っていると判定された場合には(S305:YES)、燃料電池10の電流を検出し(S306)、空気供給制御を行う(S306)。具体的には、空気供給量を減少させる。空気供給制御は、上記S206と同様、逆電位が発生しない電流を燃料電池10で発電させるのに必要な酸素供給量と、燃料電池10の温度とを予め関連づけたマップを用い、燃料電池10の温度に基づいて逆電位が発生しない電流を燃料電池10で発電させることができる空気供給量を決定する。
このように、燃料電池10を短絡させ、空気供給量を減少させることにより、外部出力電圧をゼロボルト付近にすることができ、燃料電池10の発電効率をゼロに近づけることができる。
次に、可変レギュレータ33により燃料電池10への水素供給圧を通常作動時より低下させる(S308)。本実施形態では、燃料電池10の通常運転時における水素供給圧(100kPa・G程度)の1/2以下の圧力に低下させている。具体的には、燃料電池10への水素供給圧を40kPa・G以下にすればよく、本実施形態では20〜30kPa・Gの範囲内としている。これにより、燃料電池セル100のアノードの水素分圧を低下させることができるので、燃料電池セル100が濃淡電池として作用することを抑制し、水素がカソードに移動することを抑制することができる。
次に、オフガス循環ポンプ36によるオフガス循環量を燃料電池の通常作動時より増加させる(S309)。これにより、燃料電池10に供給される水素流量を増加させることができ、燃料電池10に供給される水素が低圧状態でも燃料電池10への水素供給量を確保できる。
次に、燃料電池10に供給される冷却水流量を減少させる(S310)。これにより、燃料電池10を昇温させやすくすることができる。
S305で燃料電池温度が第1所定温度t0を下回っていないと判定された場合には(S305:NO)、空気供給を停止し(S311)、燃料電池10の電圧が所定電圧以下であることを確認し(S312)、水素供給を停止する(S313)。その後、第2スイッチ19を開状態にし(S314)、第1スイッチ18a、18bを閉状態にする(S315)。このように、燃料電池10の水素と空気の供給停止後、燃料電池10の電圧が所定電圧以下であることを確認してから、スイッチ18a、18b、19の切り替えを行うことで、スイッチ切り替えを安全に行うことができる。
以上の第2発電効率制御終了後、図4に戻り、燃料電池10内部の残留水分を除去する水分パージを行い(S106)、システムを終了させる。このように、燃料電池10の温度が高くなった状態で水分パージを行うことで、水分パージに要する時間を短くすることができる。
以上の構成により、低温起動時には、発電効率を低下させる低電圧制御を行うことで燃料電池10を昇温させることができる。これにより、燃料電池10が起動できなくなることを防止でき、燃料電池起動後においても電気化学反応による生成水が凍結してしまうことを防止できる。
また、低電圧制御を行う際に、燃料電池10への水素供給圧を燃料電池10の通常運転時の水素供給圧より低くすることで、燃料電池セル100のアノードにおける水素分圧を低下させることができ、濃淡電池の起電圧を低下させることができる。これにより、燃料電池セル100が濃淡電池として作用することを抑制でき、燃料電池セル100のアノードの水素がカソードに移動することを抑制することができる。本実施形態の構成では、燃料電池10への水素供給量は減少させないので、電解質膜が劣化することを防止できる。
また、燃料電池システムを停止する際にも、燃料電池10の温度が低い場合には、低電圧制御を行うことで、燃料電池10を昇温させることができ、効率的に燃料電池10内部の残留水を除去することができる。これにより、燃料電池システム停止時に燃料電池10内部の水が凍結し、燃料電池10が起動できなくなることを防止できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図7に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様の部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、本第2実施形態の燃料電池システムの概念図である。図7に示すように、本第2実施形態では、燃料ガス供給圧調整手段として、可変レギュレータ33に代えて、低圧用経路30dが設けられている。低圧用経路30dは、水素供給経路30aの水素ボンベ開閉弁32の下流側において、水素供給経路30aから分岐し、水素供給経路30aに再び合流するように設けられている。低圧用経路30dは水素供給経路30aより流路径が小さくなっており、低圧用経路30dに水素を通過させることで、燃料電池10に供給される水素の圧力を低下させることができる。低圧用経路30dに水素を通過させた場合の水素圧力は、水素を水素供給経路30aのみに通過させた場合の水素圧力(100kPa・G)の1/2以下となるようにしている。具体的には、低圧用経路30dに水素を通過させた場合の水素圧力を40kPa・G以下にすればよく、本実施形態では20〜30kPa・Gの範囲内としている。
水素供給経路30aと低圧用経路30dには、それぞれ圧力調整用開閉弁37、38が設けられている。これらの圧力調整用開閉弁37、38は、制御部50の制御信号に基づいて作動する。第1圧力調整用開閉弁37を開放し、第2圧力調整用開閉弁38を閉塞することで、水素を水素供給経路30aのみに通過させることができ、第1圧力調整用開閉弁37を閉塞し、第2圧力調整用開閉弁38を開放することで、水素を低圧用経路30dに通過させることができる。
以上の構成により、燃料電池10の通常運転時に、水素を水素供給経路30aのみに通過させ、燃料電池10の低電圧制御を行う際に、水素を低圧用経路30dに通過させることで、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、低電圧制御を行う際に、燃料電池10への水素供給圧を燃料電池10の通常運転時の水素供給圧より低くすることで、燃料電池セル100のアノードにおける水素分圧を低下させることができ、濃淡電池の起電圧を低下させることができる。これにより、燃料電池セル100が濃淡電池として作用することを抑制でき、燃料電池セル100のアノードの水素がカソードに移動することを抑制することができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、燃料電池10の発電効率制御を燃料電池10の起動時と停止時に行ったが、これに限らず、通常運転時において燃料電池10の温度が所定温度を下回った場合に本発明の発電効率制御を行ってもよい。これにより、燃料電池10内部からの水分排出を促進でき、燃料電池10内部の残留水で反応ガスの拡散が阻害されるフラッディングを防止できる。
また、空気排出経路20bに白金等の酸化触媒を担持するように構成してもよい。仮に燃料電池10の酸素極側に水素が移動した場合には、空気排出経路20bに酸化触媒を設けることで、水素を空気中の酸素と反応させて消費することができ、外部に水素が漏れ出ることを防止できる。
また、空気排出経路20bの内部に外気を導入し、空気排出経路20b内部のガス濃度を低下させるガス希釈手段を設けてもよい。これにより、燃料電池10の酸素極側に水素が移動し、空気排出経路20bに水素が存在する場合にも、外気によって水素を希釈して水素濃度を低下させてから外部に排出することができる。例えば空気供給経路20aにおける送風機21の下流側と空気排出経路20bとを接続するバイパス経路を設け、送風機21から供給される外気を空気排出経路20bに導入するように構成することができる。この場合には、バイパス経路と送風機21とがガス希釈手段に相当する。
第1実施形態の燃料電池システムの概念図である。 燃料電池の発電時における電流Iと電圧Vとの関係を示す特性図である。 燃料電池が濃淡電池として作用する場合の理論起電圧を示す特性図である。 第1実施形態の燃料電池システムの発電効率制御を示すフローチャートである。 第1実施形態の燃料電池システムの発電効率制御を示すフローチャートである。 第1実施形態の燃料電池システムの発電効率制御を示すフローチャートである。 第2実施形態の燃料電池システムの概念図である。 燃料電池が濃淡電池として作用する状態を説明するための説明図である。
符号の説明
10…燃料電池、15…セルモニタ、16…温度センサ、17…電流センサ、18…第1スイッチ、19…第2スイッチ、30a…水素供給経路、30b…水素排出経路、30c…オフガス循環経路、30d…低圧用経路、33…可変レギュレータ、36…オフガス循環ポンプ、50…制御部。

Claims (5)

  1. 酸素と水素を電気化学反応させて発電し、電力消費機器(22、42)に電力を供給する燃料電池(10)と、
    水素供給経路(30a)を介して前記燃料電池(10)に供給される水素の供給圧を調整可能な水素供給圧調整手段(30d、33)と、
    前記燃料電池(10)の発電効率を調整する発電効率調整手段(18、19)と、
    前記燃料電池(10)から未反応水素を含んで排出されるオフガスを前記水素供給経路(30a)に再循環させるためのオフガス循環経路(30c)に設けられ、前記オフガス循環経路(30c)にオフガスを循環させるオフガス循環ポンプ(36)とを備え、
    前記燃料電池(10)は、プロトン導電性を有する電解質膜が水素極と酸素極で挟まれて構成された複数の燃料電池セルが積層された固体高分子型燃料電池であり、
    前記発電効率調整手段(18、19)により前記燃料電池(10)の電圧をゼロボルト付近で制御する低電圧制御を行う際に、前記水素供給圧調整手段(30d、33)により前記燃料電池(10)に供給される水素の圧力を前記燃料電池(10)の通常運転時より低下させ
    前記水素供給圧調整手段(30d、33)により前記燃料電池(10)に供給される水素の圧力を前記燃料電池(10)の通常運転時より低下させる際に、前記オフガス循環ポンプ(36)によりオフガス循環量を前記燃料電池(10)の通常運転時より増加させることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記発電効率調整手段(18、19)により前記低電圧制御を行う際に、前記水素供給圧調整手段(30d、33)により前記燃料電池(10)に供給される水素の圧力が40kPa・G以下であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記水素供給圧調整手段は、前記燃料電池(10)に供給される水素の圧力を任意に変更可能な可変レギュレータ(33)であることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記水素供給圧調整手段は、前記水素供給経路(30a)から分岐した後で再合流するように設けられ、通過後の水素の圧力を低下させる低圧用経路(30d)であることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  5. 前記発電効率調整手段は、前記燃料電池と前記電力消費機器との間を電気的に開閉可能な第1の開閉器(18a、18b)と、前記燃料電池の端子間を電気的に開閉可能な第2の開閉器(19)を含んでおり、前記第1の開閉器(18a、18b)を開状態とし、前記第2の開閉器(19)を閉状態とすることで前記燃料電池(10)の電圧をゼロボルト付近にすることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の燃料電池システム。
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