JP2006285896A - 電子文書の表示装置及び方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

電子文書の表示装置及び方法、並びにコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】動的レイアウト型の電子文書の本文に手書きメモを追加入力した文書を、環境を変えても適切に表示できるようにする。
【解決手段】表示装置50は、手書きデータ入力部76を兼ねる表示部74と、表示パラメータに従い、動的レイアウト型の電子文書のレイアウトを計算し表示部74に表示させるレイアウト計算部72と、手書きデータ入力部76を用いたユーザの手書きデータを、表示中の電子文書と重なるように表示させるユーザ書込処理部78と、手書きデータの表示に用いるユーザデータを、電子文書と関連付けてユーザデータ格納部64に保存するユーザデータ入出力部66とを含む。ユーザデータは、手書きデータの形状データと、手書きデータの書込まれた電子文書内の領域を特定する書込み領域情報と、手書きデータが作成された時の、電子文書の表示レイアウトを特定する書込み時レイアウト情報とを含む。
【選択図】 図3

Description

この発明は、電子文書を表示する装置に関し、特に、文書のフォーマットが変わった場合にも、ユーザが書込んだ手書きメモを適切な形式で表示することができる電子文書の表示装置及び方法に関する。
電子書籍に代表される電子文書は、レイアウトに関する特性から、次の2つの形式に分類できる。
一つ目は、ページの概念を持ち、電子文書の本文を構成する文字及び画像等のレイアウトが固定されている形式の電子文書である。文字や画像のページ内の位置が固定されており、この形式では、文書の内容を拡大/縮小表示する場合、各文字及び画像等のページ上のレイアウトは保存したまま、すべての要素が同じ倍率で拡大/縮小される。同様に、表示領域の大きさを変化させて表示したり、他の端末で表示したりする場合であっても、常に同じレイアウトで表示される。この様に、レイアウトが固定されている形式の電子文書を、本明細書では静的レイアウト型電子文書と呼ぶ。
二つ目は、HTML(HyperText Markup Language)に代表される様に、ページの概念がない形式の電子文書である。この形式の電子文書では、表示領域の大きさ及び解像度、使用するフォント、文字サイズ、行間/字間等の各種パラメータによって、本文を構成する文字や画像等のレイアウトが変わる。この様にレイアウトが固定されていない形式の電子文書を、本明細書では動的レイアウト型電子文書と呼ぶ。動的レイアウト型の文書の表示装置の中には、よりユーザの読みやすい状態で文章が読める様に、ユーザの好きなフォントや、文字サイズ、余白、行間、字間等の各サイズ、組み方向(縦書き、横書き)等の各種パラメータを変えられるものが存在する。
これらの電子文書を表示する装置において、文書内に電子的な書込ができるもの、及び付箋を貼り付けることが可能な装置が存在している。
例えば、後掲の特許文献1は、電子文書に対し付箋を貼り付けることが可能な情報処理装置を開示している。この装置では、表示された文書の各ページの任意の位置に付箋を貼り付けることが可能であり、さらに、付箋内には任意の文字や図形、イメージ等を記録できる。この装置では、付箋内に手書きのメモを記録することもできる。
また、特許文献2は、ユーザの付加したテキストデータ、音声、線画、手書き文字、及び記号等の情報を、ユーザごとに異なる領域に保存する様に構成したパーソナル電子書籍装置を開示している。この装置は、ユーザの付加するデータをそれぞれファイルの形式で保存し、本文内の文字列とこれらのファイルとを関連付けることで、文書への情報の書込を実現している。この装置では、本文の一部にアンダーラインを設定することも可能である。
特開平5−40594号公報 特開平9−101971号公報
特許文献1、2のいずれにおいても、表示されている本文に追加して直接手書きのメモを書込むことはできないが、そうした機能があれば便利である。その場合、通常は、画面の所定位置を基準位置とし、手書きのメモが入力された位置を基準位置に対する相対座標で表すであろう。この相対座標を用いることにより、同じページを次に表示するときに、レイアウト上で前回と同じ位置に手書きメモを表示できる。
ところで、文書が静的レイアウト文書である場合、表示されている本文に直接に手書きのメモを追加した場合には上記方法で問題は生じない。しかし、文書が動的レイアウト文書である場合には、問題は複雑になる。レイアウトの条件(例えば表示画面の大きさ、使用されるフォント、フォントサイズ、余白サイズ等)により本文の表示レイアウトが変わり、手書きメモの表示位置や表示サイズが一意に定まらないためである。
図1は、表示中の文書に書込まれた手書きメモの例を模式的に示した図である。図1を参照して、ある大きさの文書領域30に、電子文書の本文を構成する文字等とともにユーザの入力した手書きメモ40が表示されているものとする。この手書きメモ40は、「重要」という文字と、2つの文字列42(「●●●」)及び44(「○○○」)への矢印及び下線とを含む。
この電子文書を、文書領域30とは横幅が異なる文書領域を持つ表示装置で表示し、手書きメモ40を重ね合わせて表示した際の表示例を図2に示す。図2を参照して、この装置の文書領域32は、文書領域30より広くなっている。動的レイアウト型の電子文書の場合、横幅が異なれば、行末の文字の折返し位置が異なってくる。図2に示す例では文字列44の位置が1行上の右側にずれている。この結果、手書きメモ40に含まれる、文字列44への矢印の先が本来指定すべき位置からずれている。同様に、本文文字の表示位置もずれ、その結果「重要」という文字が本文文字と重なってしまう。すなわち、動的レイアウト型電子文書の場合、表示画面の大きさが変わると、手書きメモの表示が適切でなくなってしまうという問題がある。
一方、表示画面の縦幅が異なれば、1画面に表示できる行数も変化する。その結果、ページの区切り位置が表示画面の大きさによって変化する。そのため、同じ電子文書を、表示画面サイズの異なる2つの表示装置で先頭から順次表示していった場合、手書きメモの書込まれた箇所が先頭から何ページ目に表示されるか、及び表示画面の何行目に表示されるかが異なる。従って、書込まれた時の手書きメモの縦方向の位置(縦書きの場合は横方向の位置)及び手書きメモが存在するページ番号等を用いて書込まれた位置を記録しても、適切な位置に手書きメモは表示できない。表示画面のサイズが変わったときだけではなく、表示画面の解像度、フォントの種類若しくはサイズ、字間若しくは行間の大きさ、禁則処理の方法を始めとしたレイアウト規則等、又はレイアウトに関連するパラメータ、等の表示環境が変われば、動的レイアウト型の電子文書の場合、手書きメモの表示位置は適切ではなくなる。また同じ電子文書を異なる表示装置で表示した場合も、一般に上記のパラメータが変化するので、同様の問題が発生する。
従って、動的レイアウト型の電子文書の本文に手書きメモを追加入力した文書を画面表示の環境を変えて表示しても適切に手書きメモを表示できる電子文書の表示装置を提供することである。
本発明の第1の局面によれば、電子文書の表示装置は、手書き入力部を兼ねる、所定の表示領域を有する表示部と、所定の表示パラメータに従い、動的レイアウト型の電子文書の表示領域上での表示レイアウトを計算し、当該レイアウトに従って電子文書を表示部に表示させるためのレイアウト計算手段と、手書き入力部を用いたユーザの手書きデータの入力を受け、当該手書きデータを、表示領域に表示されている電子文書と重なる様に表示部に表示させるための手書きデータ処理手段と、手書きデータの表示に用いるユーザデータを、電子文書と関連付けて所定の記憶媒体に保存するためのユーザデータ保存手段とを含み、ユーザデータは、手書きデータの形状を特定する形状データと、手書きデータの書込まれた電子文書内の領域を特定する書込領域情報と、手書きデータが作成された時の、電子文書の表示レイアウトを特定する書込時レイアウト情報とを含む。
レイアウト計算手段が、動的レイアウト型の電子文書のレイアウトを計算して表示部に表示させる。ユーザが手書き入力部を用いて手書きデータの入力をすると、手書きデータ処理手段が、表示されている電子文書に重なる様に手書きデータを表示させる。ユーザデータ保存手段は、形状データと、書込領域情報と、書込時レイアウト情報とを含むユーザデータを、表示されている電子文書と関連付けて所定の記憶媒体に保存する。
手書きデータの形状データとともに、手書きデータの書込領域情報、及び手書きデータが書込まれた時の、電子文書の本文のレイアウトを特定するための書込時レイアウト情報を保存する。これら情報を用いることにより、この電子文書を異なる表示環境で表示したときに、手書きデータと電子文書との関係が正しくなる様に重ね合わせて表示したり、正しく重ね合わせて表示できないときには別の表示方法を用いたり、という様に、電子文書に対する手書きデータの意味を明確にする表示を行なうことができる。
好ましくは、書込時レイアウト情報は、手書きデータの書込がされたときに表示されていた電子文書の表示レイアウトを計算する際に使用された所定の表示パラメータを含む。
手書きデータの書込がされたときの表示パラメータを保存することにより、手書きデータの書込時の電子文書の表示レイアウトを再現でき、手書きデータと電子文書との表示上の関係を正しく判定できる。
好ましくは、形状データは、手書きデータを構成する複数の折れ線の1又は複数の頂点座標を含み、1又は複数の頂点座標の各々は、手書きデータの書込がされたときに表示部に表示されていた電子文書の、手書きデータの書込がされた領域と所定の関係にある位置を原点とする座標系により表される。
電子文書の、手書きデータの書込がされた領域と所定の関係にある位置を原点とする座標系を用いて形状データの位置を特定することにより、電子文書内の特定の位置に対する手書きデータの各点の相対的な位置を指定することができる。この様に手書きデータの各点の位置を、電子文書内でその書込がされた領域を基準とした相対位置で記録しておくと、別のレイアウトで表示したときにも、この書込を、電子文書内の対応する行に正しい位置で重ね合わせて表示することが容易にできる。
好ましくは、表示領域に表示される電子文書は、表示領域内に規定される第1の方向に配列された1又は複数の行を含み、各行は、第1の方向と交差する第2の方向に配列された文字を含み、手書きデータの書込がされた領域と所定の関係にある位置は、手書きデータの書込がされた領域の少なくとも一部が、電子文書の表示されている領域と重なっているときには、当該重なっている領域内の電子文書の先頭行の先頭文字により規定される位置であり、手書きデータの書込がされた領域が、電子文書の表示されている領域と重なっていないときには、手書きデータの書込がされた領域から第1の方向又は第2の方向に手書きデータの書込がされた領域を移動させたときに、電子文書のうち、当該領域と重なり得る領域内に表示されている先頭行の先頭文字により規定される位置である。
手書きデータが電子文書と重なっているときには、その領域の先頭行の先頭文字により規定される位置を基準とする座標系を用いる。手書きデータが電子文書の余白領域にあるときには、その手書きデータを第1の方向又は第2の方向に移動させたときに、電子文書のうちで手書きデータと重なり得る領域が存在する。そうした領域の先頭行の先頭文字を基準とした座標系を用いる。こうした座標系を用いることで、本文内で基準となる位置に対する手書きデータの相対位置が明確に分かり、表示パラメータが変更されたときにも、この相対位置に基づいて手書きデータを表示すべき位置を判定できる。
好ましくは、ユーザデータは、手書きデータの書込がされた時に、表示領域に表示されていた手書きデータと本文との画像を記録した画像ファイルのファイル名を含む。
このファイル名を記録しておくことにより、仮に手書きデータと電子文書の本文とを正しく重ね合わせて表示できないときにも、手書きデータが入力されたときの手書きデータと本文との関係が画像として確認できる。
好ましくは、書込時レイアウト情報は、表示領域に表示された電子文書において、手書きデータの書込がされた領域と重なる行の先頭文字の、電子文書のデータ内における位置が記録されることを特徴とする。
先頭文字を基準とすることで、表示パラメータが変更になり電子文書のレイアウトが変わっても、手書きデータをどこに表示すべきかを容易に決定できる。
本発明の第2の局面によれば、電子文書の表示装置は、所定の表示領域を有する表示部と、動的レイアウト型の電子文書を所定の記憶媒体から読出すための第1の読出手段と、手書きデータと、当該手書きデータが作成されたときの電子文書の表示レイアウトを特定するレイアウト情報とを含むユーザデータであってかつ第1の読出手段により読出される電子文書と関連付けられたものを、所定の記憶媒体から読出すための第2の読出手段と、第1の読出手段により読出された電子文書と、第2の読出手段により読出されたユーザデータ内の手書きデータの表示レイアウトとを、表示部による表示のための表示パラメータと、第2の読出手段により読出されたレイアウト情報とに基づいて計算して表示部の表示領域に表示するためのレイアウト計算手段とを含む。ユーザデータは、手書きデータの形状を特定する形状データと、手書きデータの書込まれた電子文書内の位置を特定する書込領域情報と、手書きデータが作成された時の、電子文書の表示レイアウトを特定する書込時レイアウト情報とを含む。レイアウト計算手段は、表示部に設定されている表示パラメータを使って電子文書と手書きデータとをレイアウトした場合に、手書きデータが作成された時の、手書きデータと手書きデータ近辺の電子文書の位置関係を維持した表示ができるかどうかを、表示部に設定されている表示パラメータと書込時レイアウト情報とを用いて判定するための判定手段と、判定手段により維持した表示ができると判定されたことに応答して、表示部に設定されている表示パラメータと書込時レイアウト情報とを用いて、手書きデータと手書きデータ近辺の電子文書との位置関係を維持しながら、手書きデータを電子文書と重ね合わせる様にレイアウト計算を行なうための手段とを含む。
第1の読出手段が電子文書を記憶媒体から読出す。第2の読出手段が、この電子文書と関連したユーザデータを記憶媒体から読出す。レイアウト計算手段が、表示部に設定されている表示パラメータと、第2の読出手段により読出されたレイアウト情報とに基づいて、電子文書とユーザデータ内の手書きデータとのレイアウトを計算する。判定手段は、手書きデータの書込時の電子文書と手書きデータとのレイアウトを維持して両者を重ねて表示できるか否かを判定する。表示できるときには、レイアウト計算を行なう手段が、表示されている電子文書に重なる様に手書きデータを表示させるためのレイアウト計算を行なう。
ユーザデータを用いることにより、手書きデータの書込時の電子文書と手書きデータとのレイアウトを維持して両者を重ね合わせて表示できるか否かが判定でき、表示できるときに両者を重ねて表示する。手書きデータと電子文書との関連をユーザに正しく理解させることができる可能性が高くなる。
好ましくは、レイアウト計算手段はさらに、判定手段により維持した表示ができないと判定されたことに応答して、手書きデータと電子文書とが重ならない様に所定のレイアウト計算を行なうための手段を含む。
上記した様に、手書きデータの書込時の電子文書と手書きデータとのレイアウトを維持できないときには、両者が重ならない様にレイアウトを行なう。両者の関係が手書きデータの入力時と異なるにもかかわらず両者を重ねて表示したりすることがないので、手書きデータと電子文書との間の関係が誤解される危険性が低くなる。
好ましくは、ユーザデータは、手書きデータの書込がされた時に、表示部に表示されていた手書きデータと本文との表示状態を記録した画像ファイルのファイル名を含み、手書きデータと電子文書とが重ならない様に所定のレイアウト計算を行なうための手段は、判定手段により維持した表示ができないと判定されたことに応答して、画像ファイルを表示するための所定の処理を実行する。
手書きデータの書込時の電子文書と手書きデータとのレイアウトを維持できないときには、手書きデータ入力時の手書きデータと本文との表示状態を記録した画像ファイルを、ユーザデータ内のファイル名に基づいて読出すことができる。この画像を表示できる様にすれば、手書きデータの入力時の状態を再現できるので、ユーザが手書きデータと電子文書との間の関係を正しく理解する可能性が高くなる。
好ましくは、判定手段は、書込領域情報により、書込時の手書きデータの全体が電子文書の行頭側及び行末側のいずれかの余白領域内に含まれることが示されている場合に、手書きデータが作成された時の、手書きデータと手書きデータ近辺の電子文書との位置関係を維持した表示ができるかどうかを、表示部に設定されている表示パラメータと、書込時レイアウト情報の内で行と交差する方向のレイアウトに関係する情報とのみを用いて判定するための手段を含む。
手書きデータの全体が行頭側又は行末側の余白領域内である場合、行内の文字のレイアウト等は手書きデータのレイアウトに影響を与えない。従って、書込時レイアウト情報のうち、行と交差する方向のレイアウトに関係する情報のみを用いて、電子文書本文と手書き情報とを重ねて表示できるか否かを判定できる。
好ましくは、レイアウト計算を行なうための手段は、書込時の手書きデータの全体が所定の表示領域における先頭行側の余白領域内に含まれていることを書込領域情報が示し、レイアウト計算手段により本文をレイアウトした結果、手書きデータの書込時に所定の表示領域において先頭に表示されていた行が2行目以降にレイアウトされる場合は、当該行の直前の行間を拡大し、該行間に手書きデータをレイアウトすることを特徴とする。
先頭行側の余白に手書きデータが書込まれており、そのときの先頭行が異なる環境では、2行目以降に移動することはよくある。そうしたときには、その行の前の行間を拡大しそこに手書きデータをレイアウトすることにより、先頭行側の余白に書込まれた手書きデータと当該行とのレイアウトを維持することができる。
好ましくは、レイアウト計算を行なうための手段は、書込時の手書きデータの全体が所定の表示領域における最終行側の余白領域内に含まれていることを書込領域情報が示し、レイアウト計算手段により本文をレイアウトした結果、手書きデータが書込まれた時に表示部の最終行に表示されていた行が最終行以外にレイアウトされる場合は、当該行の直後の行間を拡大し、当該行間に手書きデータをレイアウトすることを特徴とする。
最終行側の余白に手書きデータが書込まれており、そのときの最終行が異なる環境では、それ以外の行に移動することはよくある。そうしたときには、その行の直後の行間を拡大しそこに手書きデータをレイアウトすることにより、最終行側の余白に書込まれた手書きデータと当該行とのレイアウトを維持することができる。
本発明の第3の局面に係るコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されると、上記したいずれかの電子文書の表示装置として当該コンピュータを動作させる。
本発明の第4の局面によれば、電子文書の表示方法は、手書き入力装置を兼ねる所定の表示領域を有する表示装置に電子文書を表示する、電子文書の表示方法であって、動的レイアウト型の電子文書を所定の記憶媒体から読出す読出ステップと、読出ステップにおいて読出された電子文書の表示レイアウトを、表示領域に関して予め設定された表示パラメータに従い計算するレイアウト計算ステップと、レイアウト計算ステップにおいて求められた表示レイアウトに従い、電子文書の内容を表示領域上に表示する表示ステップと、表示部に表示中の電子文書に対する、手書き入力装置からの手書きデータの入力を受付け、電子文書の本文に重ね合わせて当該手書きデータを表示領域上に表示する手書きデータ入力ステップと、手書きデータの入力時の電子文書の表示レイアウトを特定する情報を含むユーザデータを保存するステップとを含み、ユーザデータには、手書きデータの形状を特定する形状データと、手書きデータの書込がされた電子文書内の位置を特定する書込領域情報と、手書きデータが書込まれた時の、電子文書の本文のレイアウトを特定するための書込時レイアウト情報とを含む。
本発明の第5の局面によれば、電子文書の表示方法は、手書き入力装置を兼ねる所定の表示領域を有する表示装置に電子文書を表示する、電子文書の表示方法であって、動的レイアウト型の電子文書を所定の記憶媒体から読出す第1の読出ステップと、手書きデータと、当該手書きデータが作成されたときの電子文書の表示レイアウトを特定するレイアウト情報とを含むユーザデータであってかつ第1の読出ステップにおいて読出される電子文書と関連付けられたものを、所定の記憶媒体から読出す第2の読出ステップと、第1の読出ステップにおいて読出された電子文書と、第2の読出ステップにおいて読出されたユーザデータ内の手書きデータの表示レイアウトとを、表示装置のための表示パラメータと、第2の読出ステップにおいて読出されたレイアウト情報とに基づいて計算して表示部の表示領域に表示するレイアウト計算ステップとを含み、ユーザデータは、手書きデータの形状を特定する形状データと、手書きデータの書込まれた電子文書内の位置を特定する書込領域情報と、手書きデータが作成された時の、電子文書の表示レイアウトを特定する書込時レイアウト情報とを含み、レイアウト計算ステップは、表示装置に設定されている表示パラメータを使って電子文書と手書きデータとをレイアウトした場合に、手書きデータが作成された時の、手書きデータと手書きデータ近辺の電子文書との位置関係を維持した表示ができるかどうかを、表示装置に設定されている表示パラメータと書込時レイアウト情報とを用いて判定する判定ステップと、判定ステップにおいて維持した表示ができると判定されたことに応答して、表示装置に設定されている表示パラメータと書込時レイアウト情報とを用いて、手書きデータと手書きデータ近辺の電子文書との位置関係を維持しながら、手書きデータを電子文書と重ね合わせる様にレイアウト計算を行なうステップとを含む。
本発明の第6の局面に係るコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されると、上記したいずれかの方法の全てのステップを当該コンピュータに実行させる。
本発明の第7の局面に係る記録媒体は、電子文書の表示方法は、上記したいずれかのコンピュータプログラムを記録したものである。
以上の様に本発明によれば、手書きデータの形状データとともに、手書きデータの書込領域情報、及び手書きデータが書込まれた時の、電子文書の本文のレイアウトを特定するための書込時レイアウト情報を保存する。これら情報を用いることにより、この電子文書を異なる表示環境で表示したときに、手書きデータと電子文書との関係が正しくなる様に重ね合わせて表示したり、正しく重ね合わせて表示できないときには別の表示方法を用いたり、という様に、電子文書に対する手書きデータの意味を明確にする表示を行なうことができる。
手書きデータの形状を、手書きデータの書込がされた領域と所定の関係にある位置を原点とする座標系を用いた座標で表す。そのため、書込があった行の表示位置が書込時と異なった場合でも、手書きデータを当該行に正しく重ね合わせて表示できる様になる。
また、手書きデータの書込がされた時に、表示部に表示されていた手書きデータと本文の表示状態を記録した画像ファイルのファイル名を、手書きデータとともに保存する。正しく重ね合わせ表示が出来ない場合であっても、このファイル名を用いて画像ファイルを開くことにより、ユーザに手書きデータの書込状態を提示することができる。
以下、本発明に係る電子文書の表示装置を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、同じ部品には同じ参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。従って、それらについての詳細な説明は繰返さない。
本願では、ユーザが電子文書に対して書込を行なった手書きメモ等の表示用データを、「ユーザデータ」と呼ぶことにする。また、本願でいう「表示パラメータ」とは、電子文書のレイアウトに影響を与えるパラメータの事を指す。表示パラメータは、縦書き/横書き等の組方向、表示画面の画素数又は解像度、表示に使用するフォント及びフォントサイズ、太字/イタリック等の表示する文字の属性、行間及び字間の大きさ、余白の大きさ、禁則処理又はカーニング等の表示装置が採用しているレイアウト規則等の任意の組合せを含む。
なお、以下に説明する実施の形態では、プレーンテキストを電子文書の例として説明するが、HTML等の様に、画像の挿入又は一部の文字列の属性の変更等が可能なタグ付き文書に対しても、本願発明は適用可能である。この場合、レイアウト規則は、タグにより定められるレイアウト方法も含まれる。
<構成>
図3は本実施の形態に係る表示装置50のブロック図の一例である。図3を参照して、この表示装置50は、表示する電子文書を格納するための文書格納部60と、文書格納部60に格納された電子文書を読出すための文書入力部62と、電子文書に対して書込まれたユーザデータを格納するためのユーザデータ格納部64と、ユーザデータ格納部64に格納されたユーザデータを読出すとともに、ユーザの書込内容に変更があった場合に、変更後のユーザデータをユーザデータ格納部64に書込むためのユーザデータ入出力部66と、ユーザからのページめくりの指示、表示させたい電子文書の指定、又は表示パラメータの変更指示等を受付け処理するためのユーザ指示処理部68と、表示パラメータを記録管理するための表示パラメータ管理部70とを含む。
表示装置50はさらに、文書入力部62により文書格納部60から読出された電子文書とユーザデータ入出力部66によりユーザデータ格納部64から読出されたユーザデータとに含まれる文字及び画像等のレイアウトを、表示パラメータ管理部70に格納された表示パラメータを用いて計算するためのレイアウト計算部72と、レイアウト計算部72により計算されたレイアウトに従い表示を行なうための表示部74と、表示部74の表示領域を使用してユーザの手書き入力を受けるための手書きデータ入力部76と、手書きデータ入力部74を通じて入力されたユーザの手書き入力を処理し、表示部74に表示させる様にレイアウト計算部72に指示するとともに、ユーザデータ入出力部66を通じて、書込まれた内容をユーザデータに反映させるためのユーザ書込処理部78と、各処理部を制御して上記した動作を実現させるための制御部80とを含む。
図4にこの表示装置50の外観例を示す。図4を参照して、表示装置50はさらに、表示装置50の本体筺体110と、本体筺体110の正面に配置された表示部兼タブレット112とを含む。表示部兼タブレット112は、図3に示す表示部74と手書きデータ入力部76とに相当し、表示部74の表示領域は、手書きデータ入力部76の入力領域を兼ねる。表示装置50はさらに、本体筺体110とは別に準備され、ユーザが表示部兼タブレット112に手書きデータ等を入力する際に使用するペン114と、本体筺体110の表示部兼タブレット112が設けられている面に表示部兼タブレット112と並べて配置され、表示する電子文書の選択、ページめくりの指示、又は表示パラメータの変更等の際にユーザが使用する指示キー116とを含む。指示キー116で入力された指示を図3に示すユーザ指示処理部68が解釈し、その解釈に従って制御部80が各ブロックの制御を行なう。
表示装置50の本体筺体110の側面には、電子文書及びユーザデータを記録するための記録媒体118が着脱される挿入口120が形成されている。記録媒体118は、図3に示す文書格納部60とユーザデータ格納部64とを構成する。挿入口120の奥には図示しないコネクタが設けられており、挿入口120に挿入された記録媒体118はこのコネクタによって表示装置50に接続される。こうして、このコネクタを介して記録媒体118から電子文書及びユーザデータが読出され、表示装置50による表示処理がされる。
本実施の形態においては、様々なタイプの表示装置が利用可能であることを想定している。すなわち、表示部74の大きさ又は解像度、搭載されるフォント、又は使用するレイアウト規則等、表示パラメータの異なる様々なタイプの表示装置が存在していることを仮定している。その結果、全く同じ電子文書を表示する場合でも、表示装置が異なれば一般に表示部74に表示される文字等のレイアウトは異なることになる。一つの表示装置で同じ電子文書を表示する場合でも、ユーザの好みに応じて縦書きで表示したり、行間/字間を調整したりすることが出来るため、必ずしも常に同じレイアウトで表示されるとは限らない。
また、電子文書及びユーザデータを、記録媒体118等を媒介にして移動させれば、どの表示装置でもその内容を表示できる様にするため、電子文書、ユーザデータのいずれに対しても、予め定められたデータ格納形式(フォーマット)で記録媒体118に記録されることを想定している。
本実施の形態では、説明のため、電子文書のデータ格納形式としてプレーンテキストを用いる。
ユーザデータのデータ格納形式の概略を図5に示す。図5を参照して、本実施の形態におけるユーザデータ130は、ユーザデータ130が対象としている電子文書のファイル名を記録するファイル名領域140と、ユーザがこの文書内に書込んだ手書きデータの数を記録する手書きデータ数領域142と、書込まれた個々の手書きデータをそれぞれ記録するための、手書きデータ数領域142に記憶された数と同じ数だけ繰返し設けられた手書きデータ記憶領域144、146、…、148とを含む。
手書きデータ記憶領域144、146、…、148はいずれも同じフォーマットを持つ。図6に、例として手書きデータ領域144のデータ格納形式を示す。なお、以下の説明では電子文書は横書きされることを想定する。縦書きされる場合には、以下の説明の語句を適宜読替える必要がある。
図6を参照して、手書きデータ記憶領域144は、この手書きデータの書込がされた電子文書のファイル内位置を記録するための書込領域170と、手書きデータが書込まれた時の表示パラメータを記録するための表示パラメータ領域172と、手書きデータを記憶するための手書きデータ領域174と、手書きデータの書込をした時の、表示部の表示状態をキャプチャして保存した画像ファイル名を記録するための書込時表示画像ファイル名領域176とを含む。
書込領域170は、手書きデータの本文内の格納位置を示す本文格納位置格納領域190と、入力時の手書きデータが本文の何行にわたっているかを記憶するための行数格納領域192と、手書きデータの高さと縦方向に重なっている各行の先頭文字とその文字のファイル内の格納位置とを記憶するための行先頭データ記憶領域180とを含む。
行先頭データ記憶領域180は、手書きデータを所定位置に本文とともに表示したときに、手書きデータの高さと縦方向に重なっている本文の各行の先頭文字のファイル内における格納位置を記憶する領域194、196、…を含む。領域194、196等は、手書きデータと縦方向に重なっている行の数だけ設けられる。
本実施の形態では、手書きデータが重なっている本文の行を元にして、書込まれた領域を次の様に決定する。図7の手書きデータ310の様に、本文の表示領域内に書込がされている場合は、手書きデータ310が重なっている行、すなわち図7の矩形320により囲まれている4行を書込領域の位置と判定する。この場合、書込領域本文格納位置190にはこの4行のうち1行目の先頭文字と4行目の最後の文字との格納位置が、電子文書ファイル先頭からのバイト数で記録される。行数格納領域192には矩形320により囲まれる行の数である4が記録される。行先頭データ記憶領域180の領域194、196等の領域には、各行の先頭文字312、314、316、318の、電子文書ファイル先頭からのバイト数が記録される。
なお、手書きデータが表示領域の余白部に書込まれた場合、本文のどの行に書込まれたのかを特定できない。そこで、表示部の余白領域に書込がされた場合は、次に示す行を書込領域と判定しておく。
図8に示す様に、上側の余白領域に手書きデータ330の書込がされた場合の書込行は、表示されている文書の先頭行(332の矩形内)であるものとする。図9に示す様に、下側の余白領域に手書きデータ340の書込がされた場合の書込行は、その頁に表示されている文書の最終行(342の矩形内)とする。図10に示す様に、右側の余白領域に手書きデータ350の書込がされた場合の書込行は、手書きデータ350の左側に存在している行、すなわち図10に示す例では矩形352により囲まれた領域内の4行とする。同様に、左側の余白領域に記録された場合は、その右側に存在している行を書込行とする。
図7〜図10の例で共通して言えるのは、各ページには行が上から下に(横書きの場合)、又は右から左に(縦書きの場合)複数行配列され、各行には行の配列と交差する方向に文字が配列され、それらにより形成される本文領域と手書き文字との間に以下の関係が成立するということである。
すなわち、手書きデータの書込がされた領域の少なくとも一部が、電子文書の表示されている領域と重なっているときには、当該重なっている領域内の電子文書の先頭行の先頭文字により規定される位置が、手書きデータの書込位置を定めるための基準となる。手書きデータの書込がされた領域が、電子文書の表示されている領域と重なっていないときには、手書きデータの書込がされた領域から行の配列方向又はこの方向と交差する、各行内の文字の配列方向に沿って手書きデータの書込がされた領域を移動させたときに、電子文書の本文領域のうちで、移動した手書きデータの領域と重なり得る領域内に表示されている先頭行の先頭文字により規定される位置が、手書きデータの書込位置を定めるための基準位置となる。
なお、この図8〜図10の説明は、前述した通り、横書き表示時を想定したものである。縦書き表示時には、横書き時の余白領域の上、下、左、右を、それぞれ右、左、上、下に読替えて判定する。例えば、図8の説明は、縦書き表示時には、「右側の余白領域に手書きデータ330の書込がされた場合の書込行は、表示されている文書の先頭(最も右側の行)であるものとする」と読替えることになる。
再び図6を参照して、表示パラメータ領域172には、本文のレイアウトを固定できる様に、レイアウトに影響するパラメータをもれなく記録する。本実施の形態の様に手書きデータを図6の構造で記録する場合には、行先頭データ記憶領域180によって各行の折返し位置がわかっている。従って、行の折返し位置を決めるパラメータ(例えば、横書き時の表示領域の横幅等)は特に記載する必要はない。そのため、表示パラメータ領域172には、主に、1行分の各文字のレイアウトを一意に定めるために必要となるパラメータを記録する。
すなわち、本実施の形態では、表示パラメータ領域172は、組み方向を記録するための組み方向領域210と、使用していたフォント名を格納するためのフォント名領域212と、フォントサイズを格納するためのフォントサイズ領域214と、字間、行間、語間のサイズを記録するための間隔サイズ領域216と、ジャスティフィケーションの方法を記録するためのジャスティフィケーション方法領域218と、ジャスティフィケーション処理に必要となる、行幅を記録するための行幅領域220とを含む。
組み方向領域210には、ユーザデータが書込まれた時、電子文書を縦書きで表示していたか横書きで表示していたかを記録する。フォント名領域212には、表示に使用していたフォント名をドット数で記録する。フォントサイズ領域214にはそのフォントサイズを同じくドット数で記録する。
間隔サイズ領域216に記録される字間とは、文字と文字の間のドット数を指す。行間とは行と行の間のドット数を指す。語間とは単語と単語の間に挿入されるスペースのドット数を指す。
ジャスティフィケーション方法領域218に関連するジャスティフィケーション処理とは、行末での禁則処理、又は欧文表示時のワードラップ処理等によって行末の位置が他の行と揃わなくなる場合に、字間又は語間を調節することによって行末を揃える処理のことを言う。この字間又は語間の調整方法によって文字の表示位置が変化する。従って、ジャスティフィケーション方法領域218には、ジャスティフィケーション処理方法を特定する方法名及び必要に応じてバージョン番号等を記録しておく。ジャスティフィケーション処理の方法名を記録する代わりに、パラメータにより処理アルゴリズムを特定できる場合には、ジャスティフィケーション方法領域218にそのパラメータを記録する様にしてもよい。
行幅領域220に記録される行幅は、ジャスティフィケーション処理に必要となる。行幅の定義は、縦書きの場合と横書きの場合とで異なる。図11に示す様に、表示部370から周りの余白領域380を除いた文字が表示される領域(点線の矩形で表示する領域)を考える。縦書きの場合の行幅は、この文字表示領域の縦方向のサイズ384をいい、ここでは画素数で表される。横書きの場合の行幅は、文字表示領域の横方向のサイズ382をいい、同じく画素数で表される。
なお、先にも述べた様に、上記以外の表示パラメータが必要である場合は、表示パラメータ領域172にその記録領域を設けて値を記録する。
一方で、図6に示す情報の一部は不要となることもある。例えば、電子文書を表示する全ての表示装置が常に同じジャスティフィケーション処理を行なう場合、又は全ての表示装置がジャスティフィケーション処理をしない場合には、ジャスティフィケーション方法領域218は不要である。すなわち、この電子文書とユーザデータとを処理できるすべての表示装置のレイアウト計算部72においてレイアウト計算の際に参照される表示パラメータを、過不足なく記録できるよう表示パラメータ領域172を設計すればよい。
手書きデータ領域174は、実際に書込がされた手書きデータの情報を記録する領域である。本実施の形態では、手書きデータは複数の折れ線の集合という形で記録される。
手書きデータ領域174は、手書きデータが書込まれた領域サイズを行単位で記録するための書込行領域サイズ240と、手書きデータが含む折れ線数を記録するための折れ線数領域242と、手書きデータに含まれる折れ線ごとの詳細なデータを記録するための、折れ線の数と同じだけ設けられた折れ線データ領域244,246,…を含む。
折れ線データ領域244及び246はいずれも同じ構造を有する。例えば折れ線データ領域244は、この手書きデータに含まれる第1の折れ線の太さ及び色等の属性情報を記録するための折れ線属性領域260と、第1の折れ線を構成する頂点の個数を記録するための頂点数領域262と、各頂点の座標値を記録する座標値領域264、266等とを含む。座標値領域は、頂点数領域262に格納された頂点の数だけ存在する。
折れ線データ領域246も同様の構成で、折れ線属性領域280と、頂点数領域282と、座標値領域284、286等とを含む。
座標値領域264、266、284、288等に記録される座標値として、本実施の形態では、表示部上の位置ではなく、書込のあった行に対する相対位置を使用する。具体的には、書込のあった行を囲む矩形の左上頂点を原点とする座標系を想定し、その座標系での折れ線頂点の座標値をここに記録する。本実施の形態では、この座標系の原点は、図7〜図10を参照して前述した、手書きデータの書込位置を定めるための基準となる位置と一致する。
例えば、図7に示す手書きデータ310の各頂点の座標は、矩形320の左上頂点を原点とした座標系での値となる。図8の様に、書込行を囲む矩形332より上部に手書きデータ330の書込がされている場合、座標値が負になることもある。書込のあった行を囲む矩形320、332等の大きさは、図6の書込行領域サイズ240に記録され、書込が余白領域にされたのか、そうでないかの判定に用いられる。その詳細については後述する。
この様に折れ線頂点の座標値を書込のあった行に対する相対位置で記録するのは、以下の理由による。すなわち、動的レイアウト型の電子文書の場合、表示パラメータが変わると、一般的に各文字が表示される行が変わり、ページが変わることも多い。そのため、この様に書込まれた位置を、その書込がされた行位置に対する相対位置で記録しておかないと、別のレイアウトで表示したときにこの書込を対応する行とともに表示することが難しいためである。
書込時表示画像ファイル名領域176は、前述した通り、手書きデータを書込んだ時の、表示部の表示状態をキャプチャして保存した画像ファイル名を記録する領域である。先に説明した通り、書込を行った時の表示パラメータと表示を行なう時の表示パラメータが異なっていれば、手書きデータを本文に重ね合わせて表示しても適切な表示にはならない。そこで、書込まれた時の表示部の画面をキャプチャして画像ファイルに保存する様にしておき、書込時表示画像ファイル名領域176にこの画像ファイルのファイル名を保存しておく。すると、レイアウトが変わり、手書きデータと本文との関係が分かりにくくなったときでも、書込時表示画像ファイル名領域176に保存された画像ファイルを開いて見ることで、少なくとも手書きデータと本文の位置関係をユーザが理解できる。
この目的に照らし、キャプチャ画像として保存する範囲は、手書きデータと本文との位置関係がわかる様にする。すなわち、手書きデータと、手書きデータが書込まれている行と、その前後の行の3つを含む外接矩形の範囲とする。もちろん、キャプチャする範囲はこの限りではない。例えば、ユーザデータのサイズを小さくしたい場合には、書込データを外接する矩形としてもよい。サイズが特に問題にならない場合は、表示部に表示されている全範囲をキャプチャする様にしてもよい。
<プログラムによる実現>
図12に、電子文書と図5及び図6の形式で記録されたユーザデータとを表示するための、表示装置で実行されるコンピュータプログラムの制御の流れをフローチャート形式で示す。
図12を参照して、まずステップ400で、ユーザ指示処理部68を通じて、ユーザに表示させたい電子文書を選択させる。ステップ402で、文書入力部62が指定された電子文書を文書格納部60から読出す。もしもその電子文書に対応するユーザデータが存在していれば、同時にユーザデータ入出力部66により、そのユーザデータがユーザデータ格納部64から読出される。
ステップ404では、レイアウト計算に必要となる各表示パラメータの設定値を初期化する。本実施の形態では、初期値として前回の文書表示時に最後に使用していた値を用いる。
ステップ406において、表示する位置を、読出された電子文書の先頭に設定する。
続いてステップ408において、表示される位置に該当する部分の電子文書とユーザデータとの1画面分のレイアウトをレイアウト計算部72が計算し、表示部74に与える。表示部74はこのレイアウトに従い、指定の1画面分を表示する。このステップ408の処理の詳細については後述する。
本文が表示されると、ステップ410でユーザからの指示待ちの状態に移る。すなわち、ユーザからの指示が発生するまでステップ410の処理を繰返す(ステップ410で「NO」)。ステップ410でユーザから何らかの指示があると(ステップ410で「YES」)、制御はステップ412に移る。ステップ412では、指示の種類に応じて処理が分岐する。すなわち、指示が「移動」であればステップ414に、「パラメータ変更」であればステップ418に、「書込」であればステップ420に、それぞれ移る。指示が「終了」であればこのプログラムの実行を終了する。
「移動」とは、画面を1画面分前後に移動する指示のことをいう。この場合、ステップ414では、表示中の電子文書の位置を指定された位置に変更し、ステップ408に戻る。この結果、ステップ408において、新たに指定された箇所の電子文書とユーザデータとの1画面分のレイアウトが計算され、表示部74に表示される。
ステップ418では、表示パラメータ管理部70に格納されている表示パラメータを更新する。この処理は、ユーザが自分の読易い字体で電子文書を閲覧できる様に各種パラメータを変更する処理である。この処理では、縦書き/横書きの組み方向、使用するフォント姪、フォントサイズ、字間サイズ、行間サイズ、又は語間サイズ等が、ユーザの好みによって変更される。この様に表示パラメータを変更する処理は、従来から行なわれている処理である。
ステップ418により表示パラメータが変更されると、制御はステップ406に移る。ステップ406では、表示位置を電子文書の先頭に設定する。その後、ステップ408により、更新後の表示パラメータを使って1画面分のレイアウトを計算し、表示部に表示する(ステップ408)。410以降の処理は、先の説明と同じなので、ここではその詳細な説明は繰返さない。
ステップ420では、手書きデータを構成する複数の折れ線を、手書きデータ入力部76を通じてユーザに入力させ、レイアウト計算部72により表示中の本文に手書きデータを重ね合わせた表示イメージを作成して、表示部74に表示する。その後、ステップ422において、ステップ420で入力された手書きデータを既存のユーザデータに追加する。具体的には、ユーザ書込処理部78により、上記の手書きデータとその本文に対する位置、及び表示パラメータ管理部に保存されている現在の表示パラメータを参照して、図5、図6に示した形式のデータを作成する。この後、制御はステップ422に進む。
ステップ422では、ユーザの入力した手書きデータを、ユーザデータ入出力部66を通じてユーザデータ格納部64に保存する。この後、制御はステップ410に戻る。
図13は、図12に示すステップ408の詳細をフローチャート形式で示す。この処理は、仮想画面を用意してその上に本文や手書きデータのレイアウトを計算する処理(ステップ440からステップ454)と、仮想画面上で計算したレイアウトに従って表示部74に表示する処理(ステップ456)との2つに大きく分かれる。前者の処理はレイアウト計算部72で行われる。
ステップ440では、ステップ406で設定された表示位置から始まる本文データを仮想画面上に1画面分レイアウトする。このとき、表示パラメータ管理部70に格納されている現在の表示パラメータが用いられる。この次のステップ442から454の処理により、440で作成した仮想画面上に、手書きデータを重ね合わせていく。
まずステップ442で、何番目の手書きデータを処理しているかを表す変数iに1を代入する。変数iの値が1であれば1番目の手書きデータを処理中であることを示す。
ステップ444で変数iの値を調べ、手書きデータ数216より大きいかどうかを判定する。すなわち、すべての手書きデータを処理したかどうかを判定する。ステップ444で「YES」と判定されるとステップ456に進み、さもなければステップ446に進む。
ステップ456は、後述する処理が全ての手書きデータに対して完了した場合に行なわれる処理である。ここでは、仮想画面に対するレイアウトに基づき、表示部74に本文と手書きデータとが表示される。表示が完了するとこの処理を終了する。
一方、ステップ444で「NO」と判定されると、ステップ446においては次の処理が行なわれる。すなわち、手書きデータの書込まれた位置が、仮想画面上にレイアウトされている本文の範囲内かどうかが判定される。手書きデータの位置としては、図6に示す書込領域本文格納位置190に格納された値を用いる。ステップ446により、手書きデータの書込範囲のすべてが、表示しようとしている本文の範囲外であると判定されると制御はステップ454に進み、さもなければ制御はステップ448に進む。
ステップ454では、変数iの値を1増やし、ステップ444に戻って次の手書きデータの処理を行なう。
一方、ステップ446で、手書きデータのすべて又は一部が、表示しようとしている本文の範囲内であると判定されるとステップ448では以下の処理が実行される。すなわち、手書きデータと本文を重ね合わせた場合、図2に示すような、本文と手書きデータとの表示の間に食い違いが発生しないかどうかが判定される。ステップ448の処理の詳細については、後ほど説明する。ステップ448において、重ね合わせて表示しても問題ないと判定された場合、制御はステップ450に進み、さもなければ制御はステップ452に進む。
ステップ450では、手書きデータを仮想画面にレイアウトする。図15は、手書きデータが図7の手書きデータ310の様に、本文の表示領域内に記録されていた場合の表示例である。書込のあった行(図7の矩形320)に対応する行312に、手書きデータ310が重ね合わせてレイアウトされる。このとき、図6に示す手書きデータ174の情報が用いられる。
図16は、手書きデータが図10の手書きデータ350の様に余白の右部のみに記録されていた場合の表示例である。この場合も、書込のあった行(図10の矩形352)に対応する行530の右側の余白に、手書きデータ350をレイアウトする。この時、図6に示す手書きデータ174の情報を用いる。なお、後述する様に、手書きデータの書込時と仮想画面のレイアウト時とでは、本文の表示領域の行幅382は異なる場合がある。従って、書込時の行の右側境界と、仮想画面の行の右側境界とが一致する様に、手書きデータを左右にずらして表示する
一方、余白の左部のみに手書きデータが書込まれていた場合には、図6に示す手書きデータ174の情報をそのまま用いて、仮想画面に手書きデータをレイアウトする。
図17は、手書きデータが図8の手書きデータ330によって示される様に余白の上部に記録されていた場合の表示例である。この様に、手書きデータが余白の上部のみ、又は上部にまたがって書込まれていた場合、書込のあった行(図8の矩形332)に対応する行550(図17)が表示部の先頭行に来ないことがある。その場合には、余白の上部にはみ出る分の領域552だけ行550の直前の行間を広げ、そこに手書きデータ330を表示する。上部の余白に手書きデータを記録した場合、折れ線を構成する各頂点の縦方向の座標値は負の値となっているので、負の座標値の最小値を調べ、その値の絶対値分を領域552の高さとすればよい。これに対し、行550が表示部の先頭行に来る場合は、行間を広げることなく、手書きデータを余白部にそのまま表示する。
図18は、手書きデータが図9の手書きデータ340で示される様に余白の下部に記録されていた場合の表示例である。この様に、手書きデータが余白の下部のみ、又は下部にまたがって書込まれていた場合、書込のあった行(図9の矩形342)に対応する行570が表示部の最終行に来ない場合がある。そうしたときには、余白の下部にはみ出る分の領域572のサイズだけ行570の直後の行間を広げ、そこに手書きデータ340を表示する。下部の余白に手書きデータを記録した場合、折れ線を構成する各頂点の縦方向の座標値は、書込行領域サイズ240の縦方向のサイズより大きい値となっている。従って、手書きデータの折れ線の縦方向の座標値の最大値を調べ、行570の座標に、手書きデータ340の縦方向のサイズ分だけ加算した値を次の行の位置とすればよい。なお、行570が表示部の最終行に来る場合は、行間を広げることなく、余白部にそのまま表示する。
再び図13を参照して、ステップ448において重ね合わせて表示してはいけないと判定された場合(448で「NO」)、制御はステップ452に進む。ステップ452では、手書きデータを重ね合わせて記録する代わりに、図19の様にその行の右余白に手書きメモが記録されていたことを示すアイコン画像580をレイアウトする。本実施の形態では、ユーザがこのアイコン画像580をクリックすると、図6に示す書込時表示画像ファイル名領域176に記録されている画像ファイルを読出し、図20のウィンドウ600の様に手書きデータ入力時のキャプチャ画像を表示部の前面に表示する。この結果、手書きデータを重ね合わせることが出来ない場合でも、手書きデータと本文の位置関係を正しくユーザに提示できる。
図13を参照して、ステップ450、452の処理が終了すると、いずれの場合にも制御はステップ454に進む。ステップ454では、前述の通り変数iの値を1増やし、ステップ444に戻り次の手書きデータの処理に移る。
図13のステップ448で行なわれる、重ね合わせ表示ができるか否かを判定する処理の詳細を、図14にフローチャート形式で示す。図14を参照して、ステップ480により、手書きデータの書込まれた領域の全てが、仮想画面中にレイアウトされている本文の範囲内に含まれているかどうかが判定される。この判定は、書込領域本文格納位置190に記録されている値により行なわれる。ステップ480の判定結果が「NO」であれば制御はステップ488に進み、さもなければステップ482に進む。
ステップ488では、重ね合わせた場合に問題があることを示す値「NO」を戻り値に設定して処理を終了する。
一方、ステップ482では、手書きデータの書込まれた領域のすべてが、余白の左部(縦書き時は上部)のみにあるか、又は右部(縦書き時は下部)のみにあるかどうかが判定される。どの領域に書込まれたかの判定は、図6に示す書込行領域サイズ240と、各折れ線の頂点座標値(座標値領域264、266、…、284、286、…)の値とを比較することで行われる。
例えば、手書きデータが右側の余白に記録されている場合、手書きデータを構成する折れ線の各頂点の座標値のうち横方向の値は、書込行領域サイズ240の横方向のサイズよりも大きくなる。一方、左側の余白に記録されている場合は、手書きデータを構成する折れ線の各頂点の座標値のうち横方向の値は、負の値となっている。この特徴を利用して、ステップ482での判定が行われる。
ステップ482において「NO」と判定されると、制御はステップ484に進み、さもなければ制御はステップ486に進む。
ステップ484では、手書きデータが書込まれた時の本文のレイアウトと、仮想画面上のレイアウトとが一致するかどうかが判定される。具体的には、書込まれた各行の先頭文字(図6に示す行先頭データ記憶領域180に格納された値により特定される。)が、仮想画面上のレイアウトでも行の先頭から始まっているか(表示部の何行目から始まっているかは問わない)否かと、表示パラメータのすべて(図6に示す表示パラメータ領域172の値)が、現在の表示パラメータと一致しているか否かに関する判定が行なわれる。いずれも一致している場合にはレイアウトが一致すると判定され、制御はステップ490に進む。それ以外の場合には制御はステップ488に進む。
ステップ490では、本文と手書きデータとを重ね合わせても問題がない事を示す値「YES」を戻り値に設定し処理を終了する。
一方、ステップ482で「YES」と判定されると、ステップ486で次のような処理が実行される。すなわち、図6の手書きデータ記憶領域144に格納されたパラメータの内、書込行の各先頭文字(図6の行先頭データ記憶領域180)と、組み方向(図6の組み方向領域210)、書込行領域の縦方向(縦書き時は横方向)のサイズ(図6の書込行領域サイズ240)のみが、仮想画面上にレイアウト計算時と一致しているかどうか判定される。ステップ486で一致すると判定された場合は、制御はステップ490に進み、さもなければステップ488に進む。
以上の様にして、本文と手書きデータとを重ねることができる場合にはステップ490で「YES」という値が返されるが、そうでなければステップ488で「NO」という値が返される。
ここで、図14のステップ486で行われる処理について少し補足する。ステップ486では、ステップ484と異なり、手書きデータ記憶領域144に記憶されたパラメータの一部の値のみを用いて重ね合わせができるか否かの判定を行なう。これは以下の理由による。すなわち、手書きデータが余白の左部又は右部(縦書き時は上部又は下部)のみにある場合、手書きメモと本文の位置がずれない様にするには、各行の先頭文字の他、行と行との位置関係のみが重要となる。一方、行内の各文字のレイアウト(横書き時の横方向のレイアウト、及び縦書き時の縦方向のレイアウト)は、行の先頭文字と最後の文字とが元のレイアウトのものと一致すれば、手書きデータと本文との位置関係のずれには影響しない。そのため、ステップ486では、横書き時の横方向及び縦書き時の縦方向に影響するパラメータは比較の対象としていない。その結果、例えば、書込時と仮想画面のレイアウト時で行幅382が異なる場合であっても、各行の先頭文字、組み方向、書込行の縦方向のサイズが一致すれば、重ね合わせることができると判定する。
<動作>
以上、構成を説明した表示装置50は以下の様に動作する。図3を参照して、ユーザが図示しない電源スイッチを操作して電源を投入すると、表示装置50はユーザの指示待ちになる。このとき、制御部80は、文書の表示パラメータを所定の値(前回の値)に初期設定する。ユーザから指示があると、その入力は制御部80を介してユーザ指示処理部68に与えられ、ユーザ指示処理部68により次にどのような処理を行なうかが選択される。
ユーザが電子文書の表示処理を選択すると、制御部80は文書格納部60に記憶された電子文書の一覧を作成する様に文書入力部62に指示し、表示部74に表示させる。表示部74に表示された一覧の中からユーザが電子文書を選択すると、制御部80は当該文書を文書格納部60から読出す様に文書入力部62に指示を出す。また制御部80は、その文書に対応するユーザデータがあればそれを読出す様にユーザデータ入出力部66に指示を与える。
文書格納部60は、制御部80からの指示に応答して、読出した文書をレイアウト計算部72に与える。ユーザデータ入出力部66は、指示された文書に対応するユーザデータが存在すれば、そのユーザデータをレイアウト計算部72に与える。ユーザデータがない場合の処理は自明なので、以下文書に対応するユーザデータが存在する場合についてのみ説明する。
レイアウト計算部72は、文書入力部62から与えられた文書と、ユーザデータ入出力部66から与えられたユーザデータとに対し、制御部80によって設定されている表示パラメータとユーザデータ130(図5参照)に格納されている各種データとを用いて、レイアウト計算を行ない、計算に従ったレイアウトで1ページ目の本文と手書きデータとを表示部74に表示させる。
このときのレイアウト方法については、図15から図18を参照して説明した通り、手書きデータの表示位置を定め、必要であれば本文の表示位置を変更することにより、手書きデータと、対応する本文の各文字とが正しく対応して重ね合わせる様にする。もしもそうした重ね合わせができないときには、図19に示した様に、手書きデータに代えてアイコン画像580を表示する。
この表示が終わると、表示装置50は再度ユーザの指示待ちになる。
ユーザから次のページを表示する指示があると、制御部80はレイアウト計算部72に指示し、次のページのレイアウト計算を行なわせる。レイアウト計算部72は1ページ目と同様にして2ページ目のレイアウト計算を行ない、表示部74に表示する。
以下、ページ移動に関する指示がユーザからあるたびに、同様の処理を繰返す。
ユーザが表示設定を変更する処理を選択すると、制御部80は表示部74上に表示パラメータ設定の画面を表示させ、ユーザの入力を受ける。ユーザからの入力は表示パラメータ管理部70に与えられ、表示パラメータ管理部70はその表示パラメータをユーザ書込処理部78に与える。ユーザ書込処理部78は、この表示パラメータに従ってレイアウト計算部72に新たなレイアウト計算をさせ、新たなレイアウトで表示部74に電子文書と手書きデータとを表示させる。
ユーザから手書き入力の指示があると、制御部80は手書きデータ入力部76に対し指示し、ユーザからの手書き入力が可能な状態とする。ユーザが入力した手書きデータは、入力位置及び入力された折れ線データとして手書きデータ入力部76からユーザ書込処理部78に与えられる。ユーザ書込処理部78は、この手書きデータをレイアウト計算部72に与える。レイアウト計算部72は、与えられた手書きデータの入力位置及び折れ線データに従って画像にこの手書きデータを追加し、表示部74の表示を更新する。また制御部80は、このときの表示部74の表示状態をキャプチャし、ユーザデータ格納部64内に所定のファイル名を付けて保存する。制御部80はさらに、このファイル名をユーザ書込処理部78に与える。
ユーザ書込処理部78は、この様にして入力された手書きデータを、キャプチャ画面のファイル名と併せ、そのときの表示パラメータとともに保持しておく。
ユーザが図19に示したアイコン画像580をクリックすると、その情報は制御部80に与えられる。制御部80は、このクリックに応答して、当該手書きデータに関する手書きデータ(図6参照)の書込時表示画像ファイル名領域176から書込時の画面のキャプチャデータを読出す。制御部80はさらに、この画像を表示部74に与えて図20に示す様に新たなウィンドウに表示させる。このウィンドウは、所定の指示(例えばウィンドウ上部の所定位置をクリックすること)により閉じることができる。
ユーザが文書の表示を終了する指示を入力すると、制御部80は当該文書に対する変更を保存するか否かについてユーザに尋ね、ユーザの指示を受ける。保存しないという指示を受けた場合には、制御部80はユーザデータ格納部64に保存したキャプチャ画像のファイルがあればそれを削除し、さらに文書格納部60に格納された文書の一覧を再度表示させる。保存するという指示を受けた場合には、制御部80は、ユーザ書込処理部78に対してユーザの書込データを保存する様に指示を出す。
ユーザ書込処理部78はこれに応答して、新たに入力されたユーザデータと、そのときの表示パラメータとをユーザデータ入出力部66に与える。ユーザデータ入出力部66は、このユーザデータと表示パラメータとに基づいて手書きデータを図6に示す手書きデータを記憶領域144のフォーマットに従って作成し、図5に示すユーザデータ130の末尾に新たな手書きデータとして追加し、ユーザデータ格納部64に保存する。
既存の手書きデータに対して表示位置の変更等があった場合には、既存の手書きデータに基づいて新たな手書きデータをそのときの表示パラメータと画面キャプチャのファイル名とを用いて作成する。文書の保存のときには、新たな手書きデータでユーザデータ130(図5)内の対応する古い手書きデータを置換し、ユーザデータ130をユーザデータ格納部64に保存する。
次にこの文書が読出されたときには、変更がなかった手書きデータについては、ユーザデータ130内にそのデータが保存されているため、上記した動作と同じ動作により表示が行なわれる。追加又は変更があった手書きデータについては、追加又は変更された手書きデータがユーザデータ130内に保存されているため、追加又は変更された手書きデータに従って、それらの表示が行なわれる。ただしこの際の表示装置50の動作自体は、変更されなかった手書きデータに対する動作と全く同じである。
こうして、本実施の形態に係る表示装置50によれば、電子文書の表示設定が変更された場合には、変更後の設定に従い、手書きデータが対応する電子文書の文字に対応する形で表示される。表示レイアウトが狂わず、ユーザは手書きデータを正しく解釈できる。仮にそうした重ね合わせができない場合にも、図19に示すアイコン画像580を表示し、アイコン画像580をクリックすることにより、手書きしたときの画面のキャプチャ画像を表示できる。そのため、ユーザはレイアウト修正が困難な場合でも手書きデータと本文との対応関係を正しく理解することができる。
図21は、本実施の形態の表示装置50をコンピュータプログラムにより実現する場合の、表示装置50のブロック図である。図21に示される様に、表示装置50の本体は実質的にコンピュータ620からなる。このコンピュータ620に、液晶表示装置等からなる表示部628と、表示装置を操作するための入力部622と、FD(Flexible Disk)又はハードディスク等の外部記憶装置624とを取り付けることにより表示装置50を構成することができる。
コンピュータ620は、入力部622と外部記憶装置624とに接続されたCPU(中央演算処理装置)642と、CPU642にバスを介して接続され、CPU642による制御に従って表示部628に種々の情報を表示するための表示制御部640と、CPU642にバスを介して接続され、CPU642が実行する上記した表示装置50の各機能を実現するコンピュータプログラム及び所定のオペレーティングシステム(OS)プログラム等を格納した不揮発性のメモリからなるプログラム用メモリ644と、CPU642にバスを介して接続され、CPU642が上記したコンピュータプログラムを実行する際のデータを記憶するためのデータ用メモリ646とを含む。
ユーザは、表示部628及び入力部622を用い、表示させたい電子文書の選択や、手書きデータの書込、電子文書の表示パラメータの変更、表示処理時のページめくりの指示等を行なう。外部記憶装置624は、表示対象となる電子文書、ユーザが書きこんだ手書きデータ等からなるユーザデータの他、図12〜図14に制御構造を示すコンピュータプログラムを蓄えている。このプログラムはあらかじめ外部記憶装置624に格納されていてもよいし、表示装置50の出荷後に、例えば図示しない通信装置及びネットワークを介して配信サーバ630からファイル転送して外部記憶装置624に保存する様にしてもよい。これらのプログラム、電子文書及びユーザデータ等は、表示装置50の電源が投入され文書表示が指示されると、外部記憶装置624から読出されてプログラム用メモリ644とデータ用メモリ646とにロードされ、CPU642によって実行される。表示制御部640はCPU642によるプログラム実行の結果に従い、CPU642の制御に従って表示部628に電子文書及び手書きデータ等の情報を表示する。
<変形例>
以上、本発明を一実施の形態に係る表示装置50を例として説明した。しかし本発明は上記した実施の形態以外にも種々の形態に変形して実施可能である。以下、それら変形例について説明する。
まず、図12に示すステップ404では、レイアウト計算の初期値として前回の文書表示の終了時に使用していた値を用いる。しかし本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、表示装置が持っている固有の表示パラメータを初期値としてもよい。また、初期値自体をユーザが予め設定できる様にしてもよい。
また、図12のステップ406においては、表示する位置を、読出した電子文書の先頭に設定するが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、電子文書の表示時には、その文書を前回閲覧した時に最後に表示していた位置を記憶しておき、そこに設定する様にしてもよい。
図14のステップ484の処理としては、上記に記した方法を用いなくてもよい。手書きデータを書込んだ時のレイアウトと、仮想画面上のレイアウトとが一致するかどうかの判定が出来さえすればよい。従って、その判定ができさえすれば、図6の書込領域170及び表示パラメータ領域172の内容を記録する代わりに、別の情報を用いてもよい。例えば、手書きデータが書込まれた行の全文字の位置を、先頭行の右上座標を原点とした相対座標値で記録しておき、各文字のレイアウトが一致するかどうかを判定する様にしてもよい。
また、図19に示すアイコン画像580がクリックされたときに、上記実施の形態では図20に示す様に別ウィンドウ600でキャプチャ画像を表示する。しかし本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、画面表示そのものを切替える様にしてもよい。また、表示されている本文の表示領域と重ならない位置にキャプチャ画像を表示する様にしてもよい。
また、書込時と今回の仮想画面のレイアウト時とで、手書きデータの書込行に含まれる全ての文字の位置が所定の倍率でずれている場合もある。すなわち、全ての文字に対して、書込時の文字の座標値(x1、y1)と仮想画面レイアウト時の座標値(x2、y2)との間に、拡大率rを用いて
x2=x1×r
y2=y1×r
の関係が成り立つ場合がある。図13のステップ448の処理で、こうした条件が成立する場合には「YES」と判定する様にし、ステップ450において手書きデータを拡大率rで拡大/縮小して、本文に重ね合わせる様にしてもよい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
電子文書に手書きデータを正しく重ね合わせて表示した状態を示す図である。 電子文書に対し、手書きデータの表示位置がずれた状態を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る表示装置50のブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る表示装置50の外観を示す図である。 ユーザデータ130のデータ構造を示す図である。 ユーザデータ130のうち、手書きデータ記憶領域144のデータ構造を示す図である。 表示部の本文領域内に手書きデータが書込まれた状態を示す図である。 余白領域の上側に手書きデータが書込まれた状態を示す図である。 余白領域の下側に手書きデータが書込まれた状態を示す図である。 余白領域の右側に手書きデータが書込まれた状態を示す図である。 余白、行幅を説明するための表示部の模式図である。 本発明の一実施の形態に係る表示装置50で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図12のステップ408で実行される本文表示処理の詳細を示すフローチャートである。 図13のステップ448で実行される、重ね合わせ表示が可能か否かを判定する処理の詳細を示すフローチャートである。 本文領域内に書込まれた手書きデータを、本文と重ね合わせて表示した状態を示す図である。 余白領域の右側に書込まれた手書きデータを、本文と重ね合わせて表示した状態を示す図である。 余白領域の上側に書込まれた手書きデータを、本文と重ね合わせて表示した状態を示す図である。 余白領域の下側に書込まれた手書きデータを、本文と重ね合わせて表示した状態を示す図である。 手書きデータを本文に重ね合わせて表示できない時に表示されるアイコン画像の例を示す図である。 図19に示すアイコン画像をクリックしたときに表示される画像の例を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る表示装置50を実現する場合の、表示装置50を構成するハードウェアのブロック図である。
符号の説明
30,32 文書領域、40 手書きメモ、50 表示装置、60 文書格納部、62 文書入力部、64 ユーザデータ格納部、66 ユーザデータ入出力部、68 ユーザ指示処理部 70 表示パラメータ管理部、72 レイアウト計算部、74 表示部、76 手書きデータ入力部、78 ユーザ書込処理部、80 制御部

Claims (17)

  1. 手書き入力部を兼ねる、所定の表示領域を有する表示部と、
    所定の表示パラメータに従い、動的レイアウト型の電子文書の前記表示領域上での表示レイアウトを計算し、当該レイアウトに従って前記電子文書を前記表示部に表示させるためのレイアウト計算手段と、
    前記手書き入力部を用いたユーザの手書きデータの入力を受け、当該手書きデータを、前記表示領域に表示されている前記電子文書と重なるように前記表示部に表示させるための手書きデータ処理手段と、
    前記手書きデータの表示に用いるユーザデータを、前記電子文書と関連付けて所定の記憶媒体に保存するためのユーザデータ保存手段とを含み、
    前記ユーザデータは、前記手書きデータの形状を特定する形状データと、前記手書きデータの書込まれた電子文書内の領域を特定する書込領域情報と、前記手書きデータが作成された時の、前記電子文書の表示レイアウトを特定する書込時レイアウト情報とを含む、電子文書の表示装置。
  2. 前記書込時レイアウト情報は、前記手書きデータの書込がされたときに表示されていた電子文書の表示レイアウトを計算する際に使用された前記所定の表示パラメータを含む、請求項1に記載の電子文書の表示装置。
  3. 前記形状データは、前記手書きデータを構成する複数の折れ線の1又は複数の頂点座標を含み、
    前記1又は複数の頂点座標の各々は、前記手書きデータの書込がされたときに前記表示部に表示されていた電子文書の、前記手書きデータの書込がされた領域と所定の関係にある位置を原点とする座標系により表される、請求項1に記載の電子文書の表示装置。
  4. 前記表示領域に表示される電子文書は、前記表示領域に内に規定される第1の方向に配列された1又は複数の行を含み、各行は、前記第1の方向と交差する第2の方向に配列された文字を含み、
    前記手書きデータの書込がされた領域と所定の関係にある位置は、
    前記手書きデータの書込がされた領域の少なくとも一部が、前記電子文書の表示されている領域と重なっているときには、当該重なっている領域内の前記電子文書の先頭行の先頭文字により規定される位置であり、
    前記手書きデータの書込がされた領域が、前記電子文書の表示されている領域と重なっていないときには、前記手書きデータの書込がされた領域から前記第1の方向又は前記第2の方向に前記手書きデータの書込がされた領域を移動させたときに、前記電子文書のうち、当該領域と重なり得る領域内に表示されている先頭行の先頭文字により規定される位置である、請求項3に記載の電子文書の表示装置。
  5. 前記ユーザデータは、前記手書きデータの書込がされた時に、前記表示領域に表示されていた手書きデータと本文との画像を記録した画像ファイルのファイル名を含む、請求項1に記載の電子文書の表示装置。
  6. 前記書込時レイアウト情報は、前記表示領域に表示された電子文書において、前記手書きデータの書込がされた領域と重なる行の先頭文字の、前記電子文書のデータ内における位置を含む、請求項1に記載の電子文書の表示装置。
  7. 所定の表示領域を有する表示部と、
    動的レイアウト型の電子文書を所定の記憶媒体から読出すための第1の読出手段と、
    手書きデータと、当該手書きデータが作成されたときの前記電子文書の表示レイアウトを特定するレイアウト情報とを含むユーザデータであってかつ前記第1の読出手段により読出される電子文書と関連付けられたものを、所定の記憶媒体から読出すための第2の読出手段と、
    前記第1の読出手段により読出された前記電子文書と、前記第2の読出手段により読出された前記ユーザデータ内の手書きデータの表示レイアウトとを、前記表示部による表示のための表示パラメータと、前記第2の読出手段により読出された前記レイアウト情報とに基づいて計算して前記表示部の表示領域に表示するためのレイアウト計算手段とを含み、
    前記ユーザデータは、手書きデータの形状を特定する形状データと、前記手書きデータの書込まれた電子文書内の位置を特定する書込領域情報と、前記手書きデータが作成された時の、前記電子文書の表示レイアウトを特定する書込時レイアウト情報とを含み、
    前記レイアウト計算手段は、
    前記表示部に設定されている表示パラメータを使って前記電子文書と前記手書きデータとをレイアウトした場合に、前記手書きデータが作成された時の、前記手書きデータと前記手書きデータ近辺の電子文書の位置関係を維持した表示ができるかどうかを、前記表示部に設定されている表示パラメータと前記書込時レイアウト情報とを用いて判定するための判定手段と、
    前記判定手段により前記維持した表示ができると判定されたことに応答して、前記表示部に設定されている表示パラメータと前記書込時レイアウト情報とを用いて、前記手書きデータと前記手書きデータ近辺の前記電子文書との位置関係を維持しながら、前記手書きデータを前記電子文書と重ね合わせるようにレイアウト計算を行なうための手段とを含む、電子文書の表示装置。
  8. 前記レイアウト計算手段はさらに、前記判定手段により前記維持した表示ができないと判定されたことに応答して、前記手書きデータと前記電子文書とが重ならないように所定のレイアウト計算を行なうための手段を含む、請求項7に記載の電子文書の表示装置。
  9. 前記ユーザデータは、手書きデータの書込がされた時に、前記表示部に表示されていた手書きデータと本文との表示状態を記録した画像ファイルのファイル名を含み、
    前記手書きデータと前記電子文書とが重ならないように所定のレイアウト計算を行なうための手段は、前記判定手段により前記維持した表示ができないと判定されたことに応答して、前記画像ファイルを表示するための所定の処理を実行する、請求項8に記載の電子文書の表示装置。
  10. 前記判定手段は、前記書込領域情報により、書込時の前記手書きデータの全体が前記電子文書の行頭側及び行末側のいずれかの余白領域内に含まれることが示されている場合に、前記手書きデータが作成された時の、前記手書きデータと前記手書きデータ近辺の電子文書との位置関係を維持した表示ができるかどうかを、前記表示部に設定されている表示パラメータと、前記書込時レイアウト情報の内で行と交差する方向のレイアウトに関係する情報とのみを用いて判定するための手段を含む、請求項7に記載の電子文書の表示装置。
  11. 前記レイアウト計算を行なうための手段は、書込時の前記手書きデータの全体が前記所定の表示領域における先頭行側の余白領域内に含まれていることを前記書込領域情報が示し、前記レイアウト計算手段により本文をレイアウトした結果、手書きデータの書込時に前記所定の表示領域において先頭に表示されていた行が2行目以降にレイアウトされる場合は、当該行の直前の行間を拡大し、該行間に前記手書きデータをレイアウトすることを特徴とする、請求項7に記載の電子文書の表示装置。
  12. 前記レイアウト計算を行なうための手段は、書込時の前記手書きデータの全体が前記所定の表示領域における最終行側の余白領域内に含まれていることを前記書込領域情報が示し、前記レイアウト計算手段により本文をレイアウトした結果、手書きデータが書込まれた時に表示部の最終行に表示されていた行が最終行以外にレイアウトされる場合は、当該行の直後の行間を拡大し、当該行間に前記手書きデータをレイアウトすることを特徴とする、請求項7に記載の電子文書の表示装置。
  13. コンピュータにより実行されると、請求項1〜請求項12のいずれかに記載の電子文書の表示装置として当該コンピュータを動作させる、コンピュータプログラム。
  14. 手書き入力装置を兼ねる所定の表示領域を有する表示装置に電子文書を表示する、電子文書の表示方法であって、
    動的レイアウト型の電子文書を所定の記憶媒体から読出す読出ステップと、
    前記読出ステップにおいて読出された電子文書の表示レイアウトを、前記表示領域に関して予め設定された表示パラメータに従い計算するレイアウト計算ステップと、
    前記レイアウト計算ステップにおいて求められた表示レイアウトに従い、前記電子文書の内容を前記表示領域上に表示する表示ステップと、
    前記表示部に表示中の電子文書に対する、前記手書き入力装置からの手書きデータの入力を受付け、電子文書の本文に重ね合わせて当該手書きデータを前記表示領域上に表示する手書きデータ入力ステップと、
    前記手書きデータの入力時の前記電子文書の表示レイアウトを特定する情報を含むユーザデータを保存するステップとを含み、
    前記ユーザデータには、前記手書きデータの形状を特定する形状データと、前記手書きデータの書込がされた電子文書内の位置を特定する書込領域情報と、手書きデータが書込まれた時の、電子文書の本文のレイアウトを特定するための書込時レイアウト情報とを含む、電子文書の表示方法。
  15. 手書き入力装置を兼ねる所定の表示領域を有する表示装置に電子文書を表示する、電子文書の表示方法であって、
    動的レイアウト型の電子文書を所定の記憶媒体から読出す第1の読出ステップと、
    手書きデータと、当該手書きデータが作成されたときの前記電子文書の表示レイアウトを特定するレイアウト情報とを含むユーザデータであってかつ前記第1の読出ステップにおいて読出される電子文書と関連付けられたものを、所定の記憶媒体から読出す第2の読出ステップと、
    前記第1の読出ステップにおいて読出された前記電子文書と、前記第2の読出ステップにおいて読出された前記ユーザデータ内の手書きデータの表示レイアウトとを、前記表示装置のための表示パラメータと、前記第2の読出ステップにおいて読出された前記レイアウト情報とに基づいて計算して前記表示部の表示領域に表示するレイアウト計算ステップとを含み、
    前記ユーザデータは、手書きデータの形状を特定する形状データと、前記手書きデータの書込まれた電子文書内の位置を特定する書込領域情報と、前記手書きデータが作成された時の、前記電子文書の表示レイアウトを特定する書込時レイアウト情報とを含み、
    前記レイアウト計算ステップは、
    前記表示装置に設定されている表示パラメータを使って前記電子文書と前記手書きデータとをレイアウトした場合に、前記手書きデータが作成された時の、前記手書きデータと前記手書きデータ近辺の電子文書との位置関係を維持した表示ができるかどうかを、前記表示装置に設定されている表示パラメータと前記書込時レイアウト情報とを用いて判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記維持した表示ができると判定されたことに応答して、前記表示装置に設定されている表示パラメータと前記書込時レイアウト情報とを用いて、前記手書きデータと前記手書きデータ近辺の前記電子文書との位置関係を維持しながら、前記手書きデータを前記電子文書と重ね合わせるようにレイアウト計算を行なうステップとを含む、電子文書の表示方法。
  16. コンピュータにより実行されると、請求項14又は請求項15に記載の全てのステップを当該コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
  17. 請求項13又は請求項16に記載のコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
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