JP2006285389A - 管路破断位置特定装置、プログラム及びその方法 - Google Patents

管路破断位置特定装置、プログラム及びその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】管路の破断事故を検知して、その破断位置を迅速に特定する。
【解決手段】管路破断位置特定装置10は、配水管網1の配水池5A,5Bにおける流出水量Ql0が異常と検知された場合、当該異常流出水量Qlgのデータを取得する水源データ取得部14と、配水管網1の節点N1〜Nmから管網解析を実行する節点Nsを、設定された順序に従って選択する節点選択部15と、節点選択部15により選択された節点Nsにおける推定流出水量Qlsに、異常流出水量Qlgを加えて管網解析を行い、計測点G1〜Gnにおける水圧の解析値P1s〜Pnsを算出する管網解析部16と、計測点G1〜Gnにおける水圧の計測値P1〜Pnと解析値P1s〜Pnsとの二乗誤差を演算する二乗誤差演算部18と、節点選択部15により選択された節点Nsのうち、二乗誤差演算部18による二乗誤差が最小となる節点Nxを抽出する節点抽出部19とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、配水管網の破断位置を迅速に特定する管路破断位置特定装置に関する。
従来から上水道施設における配水管網で管路破断等の事故が発生すると、大量の水が破断箇所から噴出するため、道路の陥没や浸水などの災害が誘発されている。そのため、早急に破断箇所を特定し、水の噴出を止めるなどの処置を講じる必要がある。
通常、管路の破断事故が発生すると、事故が発生した地域の地域住民などから通報を受け、その通報により事故の発生が検知されるとともに、事故の発生場所が特定されている。
しかしながら、このように地域住民からの通報を受けてから、事故に対応していたのでは、被害の拡大を阻止するための処置が遅れてしまう。
かかる観点から、配水管網内に存在する数少ない計測点における圧力及び流量のデータ等を有効活用して、管路事故の検知および当該事故位置を特定することが検討されている。
これに関連する技術として、以下のものが知られている。
例えば、特許文献1には、配水管網における管網解析を実施するために必要となる水量パターンの割り付けを、検針水量データから近似した水量モデルによって行うことで、管網解析の作業負荷を軽減する配水管網の水理解析方法が示されている。
また、特許文献2には、配水管網における管網解析を実施するために必要となる圧力及び流量のデータや、管路網における管路長、管径、流速係数といった基本データをデータベースから属性データとして抽出して利用する際、必要なデータのみを使用できるように、属性データの構成を再構成する管網解析データ生成方法が示されている。
また、特許文献3には、管路網内における液体輸送のための制御として、需要端での需要量をカルマンフィルタにて予測し、各需要端の目標圧力に近づけるように制御する流体輸送システムの制御方式が示されている。
さらに、特許文献4には、地震時における管網状態を把握して、管路の所定長さあたりの破断箇所数を管路被害率として算出し、これと計測データから破断箇所および漏水量を推定する管網状態把握システムが示されている。なお、このシステムでは、管網解析を予め蓄積されている計測データに基づいて行い、破断がないとしたときの通常時の平均的な流量及び圧力を再現する。そして、破断時の流量及び圧力の計測データに近くなるように需要点ごとの需要量を推定し、通常時の需要量との差分を漏水量として、地震発生時の管網における状況を推定する。
特開平7−127105号公報 特開平6−274576号公報 特公平3‐51960号公報 特開平9‐259186号公報
しかしながら、上述した管網解析技術では、管路の破断事故が発生した場合、当該破断位置を特定できないものであったり、管網解析に時間を要するため迅速に特定できないものであったりする。
本発明の目的は、管路の破断事故が生じた場合、その破断が発生したことを検知して、当該破断位置を迅速に特定する管路破断位置特定装置を提供することにある。
本発明における管路破断位置特定装置は、上記課題を解決するために、配水管網の各節点において推定される推定流出水量のデータを記憶するデータ記憶手段と、配水管網の計測点において計測される水圧の計測値データを取得する第1データ取得手段と、配水管網の水源における異常流出水量のデータを取得する第2データ取得手段と、配水管網の節点から管網解析を実行する節点を、設定された順序に従って選択する節点選択手段と、前記節点選択手段により選択された節点における推定流出水量に、前記異常流出水量を使用して管網解析を行い、前記計測点における水圧の解析値を算出する第1管網解析手段と、前記第1データ取得手段により取得した水圧の計測値と、前記第1管網解析手段により算出された水圧の解析値との二乗誤差を演算する第1誤差演算手段と、前記節点選択手段により選択された節点のうち、前記第1誤差演算手段による二乗誤差が最小となる節点を抽出する第1節点抽出手段と、前記抽出された節点を破断位置と判断する判断手段とを備える。
本発明によれば、管路の破断事故が生じた場合、その破断が発生したことを検知して、当該破断位置を迅速に特定できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係る管路破断位置特定装置10の構成を示す模式図である。
まず前提として、配水管網1について説明する。
配水管網1は、配水池5A,5Bから節点N1〜Nmを介してポンプや自然流下により、各需要家6A〜6Fへ上水を配水するものである。また、配水管網1には数箇所の計測点G1〜Gnが存在し、流量計及び圧力計により上水の流量や水圧が計測されることにより管網状態が把握される。
しかし、これら数箇所の計測点G1〜Gnで、管網状態のすべてを把握することは、通常困難である。そこで、配水管網1に存在する数少ない計測点G1〜Gnの圧力及び流量のデータ等を有効活用して、管路破断事故の検知および当該破断位置を特定することが検討されている。
続いて、管路破断位置特定装置10について説明する。
管路破断位置特定装置10は、配水管網1の破断位置を管網解析により特定するために、入力部11、データ記憶部12、計測点データ取得部13、水源データ取得部14、節点選択部15、管網解析部16、管網解析補正部17、二乗誤差演算部18、節点抽出部19、破断位置判断部20及び出力部21を備える。
なお、管路破断位置特定装置10は、ハードウェア構成で実現可能であり、又はハードウェア構成とソフトウェア構成の組合せとしても実現可能となっている。後者の場合、ソフトウェア構成は、予めコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又はネットワークから得られたプログラムがコンピュータにインストールされることにより、管路破断位置特定装置10としての各機能が実現される。
入力部11は、管路破断位置特定装置10に対して必要な設定値を、入力するものである。例えば、オペレータにより、種々の設定や操作が行われる。
ここで、管路破断位置特定装置10が必要とする設定値としては、図2に示すような配水管網1Sの配水池5及び各節点N1〜N6において推定される流出水量Ql0,Ql1〜Ql6及び流量Q1,Q2〜Q8等のデータが挙げられる。なお、ここでは、節点Ni(i=1〜m)から需要家に流出される水量を「流出水量」といい、節点Niから他の隣接する節点Njに流れる水量を「流量」という。また、配水池の流量Q1と流出水量とはQl0同値である。
その他、配水管網1における送配水管路の管路長、口径、流速係数などの管路内摩擦に関する特性係数なども設定される。
このような入力部11により入力されたデータは、必要に応じてデータ記憶部12に送出される。
データ記憶部12は、配水管網1における送配水管路の管路長、口径、流速係数などの管路内摩擦に関する特性係数などを記憶するものである。また、入力部11により入力された配水管網1の各節点Niにおける流出水量の推定値Qli(以下推定流出水量という)や流量の推定値等が記憶される。
なお、推定流出水量Qliは、各配水区域の需要予測に基づいて、各節点Niに隣接する需要家の戸数の比率から推定される。
計測点データ取得部13は、配水管網1の計測点G1〜Gnにおいて計測される水圧の計測値P1〜Pnのデータを取得するものである。取得した計測値P1〜Pnは、後述する二乗誤差演算部18における二乗誤差演算に用いられる。
水源データ取得部14は、配水管網1の水源である配水池5A,5Bにおける流出水量が異常と検知された場合、当該異常流出水量Qlgのデータを取得するものである(図3参照)。取得した異常流出水量Qlgのデータは、管網解析部16における管網解析に用いられる。
節点選択部15は、配水管網1の節点から後述する管網解析を実行する節点Ns,Nt,Nu,・・・z(∈N1〜Nm)を、予め設定された順序に従って選択するものである。
補足すると、配水管網1に破断が生じると、配水池5A,5Bにおける流出水量が増加するので、破断事故が発生したことが検知される。その際、節点選択部15は、後述する管網解析を実行するため節点の選択を開始する。ここでは、配水管網1の全節点N1〜Nmに対して予め順番を決めておき、その順番通りに管網解析を実行するように節点を選択する。
なお、節点選択部15は、後述する節点抽出部19から管網解析が実行された回数の通知を受ける毎に、予め設定された順番に従って、新たな節点を選択する。ここでは、N1について管網解析が実行されると、次はN2が選択されて管網解析が実行され、N2について管網解析が実行されると、次はN3が選択されて管網解析が実行される、というように、全節点N1〜Nmに対して、順々に管網解析が実行されるように節点が選択される。
管網解析部16は、管路に破断事故が発生した場合、各節点Niにおける流出水量Qliを未知変数として、送配水管路の管路長、口径、流速係数などの管路内摩擦に関する特性係数に基づいて送配水管路の管網方程式を構築し、数値計算手法によって各計測点G1〜Gnにおける圧力を算出する。
具体的には、管網解析部16は、節点選択部15により選択された節点Nsにおける推定流出水量Qlsに、異常流出水量Qlgを加えて管網解析を行い、各計測点G1〜Gnにおける水圧の解析値P1s〜Pnsを算出する。
ここで、管網解析について、図2に示す配水管網1Sを例にとって説明する。
各節点N1〜N6における流量と流出水量との収支は、以下の(1)〜(6)式で表される。示される。
Q1−Q2−Q4−Ql1=0 ・・・(1)
Q2−Q3−Q5−Ql2=0 ・・・(2)
Q3−Q6−Ql3=0 ・・・(3)
Q4−Q7−Ql4=0 ・・・(4)
Q5+Q7−Q8−Ql5=0 ・・・(5)
Q6+Q8−Ql6=0 ・・・(6)
これを行列形式で表現すると、以下の(7)式で表される。
Figure 2006285389
そこで、これを一般化すると、以下の(8)式のように表すことができる。
TQ=Ql ・・・(8)
また、各節点Niのエネルギー位をEiとし、Hiを損失水頭とすると、以下の(9)〜(16)式が成り立つ。
H1=E0−E1 ・・・(9)
H2=E1−E2 ・・・(10)
H3=E2−E3 ・・・(11)
H4=E1−E4 ・・・(12)
H5=E2−E5 ・・・(13)
H6=E3−E6 ・・・(14)
H7=E4−E5 ・・・(15)
H8=E5−E6 ・・・(16)
これを行列形式で表現すると、以下の(17)式で表される。
Figure 2006285389
そこで、これを一般化すると、以下の(18)式のように表すことができる。
H=−TE ・・・(18)
ここで、「」は転置行列を意味する。
なお、損失水頭とは、流体が管路を流れるときに失うエネルギーを単位質量あたりのポテンシャルエネルギーに換算したものであり、圧力や水位と同様の単位である。また、エネルギー位とは、ポテンシャルエネルギ−のことであり、損失水頭と同様の単位である。ここでは、節点N1から節点N2へ流体が流れる場合、「(損失水頭)=(節点N1のエネルギー位)−(節点N2のエネルギー位)」の関係が成り立つ。
また、流量Qiは損失水頭Hiの関数として、以下の(19)のように表現できる。
Qi=f(Hi) ・・・(19)
これにより、以下の(20)式が成立する。
Tf(H)=Tf(−TE)=Ql ・・・(20)
このように、未知変数Eについて、ニュートン法といった数値解析法によって解くことができる。
すなわち、管路内摩擦に関する特性係数に基づいて、送配水管路の管網方程式を構築し、この管路網方程式を解けば、配水管網1の計測点G1〜Gnにおける流量や圧力に関する未知変数を得ることができる。このようにして、流量や圧力に関する未知変数を得る解析を管網解析という。
管網解析補正部17は、計測点G1〜Gnにおける水圧の計測値P1〜Pnと、異常流出水量Qlgが検知されていない平常時に行った管網解析により算出された水圧の解析値とに“ずれ(オフセット)”がある場合に、推定流出水量Qliのデータの補正を行うものである。このような補正により、データ記憶部12に記憶された推定流出水量Qliのデータが更新される。
なお、補正方法としては、単純に解析結果に一定値を付加したり、ある関数によって補正をかけたりする。ただし、一定値とするか、どのような関数とするかは特に限定するものではない。
二乗誤差演算部18は、計測点データ取得部13により取得された計測点G1〜Gnにおける水圧の計測値P1〜Pnと、管網解析部16により解析された計測点における水圧の解析値P1s〜Pnsとの二乗誤差を演算するものである。ここでは、各計測点G1〜Gnにおける二乗誤差の総和が算出され、節点抽出部19に送出される。
節点抽出部19は、節点選択部15により選択された節点Nsの推定流出水量Qlsが増加したと仮定して、計測値データ取得部13により計測された水圧の計測値P1〜Pnと、管網解析部16により得た水圧の解析値P1s〜Pnsとの二乗誤差をとり、総和をとる。そして、これと同様の処理を、他の全ての節点Nt,Nu,・・・について行う。その後、二乗誤差が最小となる節点Nxを抽出する。
詳しくは、
ΔPs≡(P1s−P1)+・・・+(Pns−Pn) ・・・(21)
ΔPt≡(P1t−P1)+・・・+(Pnt−Pn) ・・・(22)
ΔPu≡(P1u−P1)+・・・+(Pnu−Pn) ・・・(23)
・・・・・・、
とした場合に、ΔPi(i=s,t,u・・・)の値が最小となるΔPxに対応する節点Nxを抽出する。
なお、節点抽出部19は、管網解析が行われた回数をカウントしている。ここでは、節点抽出部19は、全節点分N1〜Nmの管網解析が行われていないと判断した場合、次に管網解析を実行する節点Ntを選択するように、節点選択部15に指示を通知する。
破断位置判断部20は、節点抽出部19により抽出された節点Nxを破断位置Tと判断するものである。そして、この破断位置Tのデータを出力部21へ送出する。
出力部21は、破断位置判断部20による破断位置Tのデータを計算機画面や印刷装置、データ記憶部12などへ出力する。
(管路破断位置特定装置10の動作)
次に、本実施形態における管路破断位置特定装置10の動作について説明する。
前提として、データ記憶部12には、配水管網1の各節点Niにおける推定流出水量Qli及び推定流量のデータが、入力部11を介して設定されているものとする。
このような前提で、水源データ取得部14により異常流出水量Qlgが検知されると、当該異常流出水量Qlgのデータに基づいて管網解析部16により管網解析が実行される。
この際、節点選択部15により管網解析を実行する節点Ns,Nt,Nu,・・・が選択される。ここでは、全節点N1〜Nmが、予め決められた順序で選択されるように設定されている。
次に、管網解析部15で得られた計測点G1〜Gnにおける水圧の解析値P1s〜Pnsと計測値P1〜Pnとを比較するため、それぞれの二乗誤差が二乗誤差演算部18で算出される。
続いて、節点抽出部19により、節点選択部15により選択された全節点N1〜Nmのうち、二乗誤差演算部18による二乗誤差が最小となる節点Nxが抽出される。
次に、破断位置判断部20により、節点抽出部19で抽出された節点Nxが破断位置Tと判断され、出力部21により、計算機画面等に出力される。
上述したように、本実施形態によれば、配水管網内に存在する数少ない計測点G1〜Gnの圧力、流量のデータを有効活用し、管路事故発生を迅速に検知し、事故位置特定を可能とする管路破断位置特定装置10を提供することができる。
詳しくは、本実施形態に係る管路破断位置特定装置10は、配水管網1の配水池5A,5Bにおける流出水量Ql0が異常と検知された場合、当該異常流出水量Qlgのデータを取得する水源データ取得部14と、配水管網1の節点N1〜Nmから管網解析を実行する節点Nsを、設定された順序に従って選択する節点選択部15と、節点選択部15により選択された節点Nsにおける推定流出水量Qlsに、異常流出水量Qlgを加えて管網解析を行い、計測点G1〜Gnにおける水圧の解析値P1s〜Pnsを算出する管網解析部16と、計測点G1〜Gnにおける水圧の計測値P1〜Pnと解析値P1s〜Pnsとの二乗誤差を演算する二乗誤差演算部18と、節点選択部15により選択された節点Nsのうち、二乗誤差演算部18による二乗誤差が最小となる節点Nxを抽出する節点抽出部19とを備えた構成により、配水管網1の破断事故が生じた場合、その破断が発生したことを検知して、当該破断位置Tを迅速に特定できる。
さらに、本実施形態においては、計測点G1〜Gnにおける水圧の計測値P1〜Pnと、異常流出水量Qlgが検知されていない時に行った管網解析により算出された水圧の解析値とに”ずれ(オフセット)”がある場合、推定流出水量Qliの補正を行う管網解析補正部17を備えているので、高精度の管網解析を実行できる。これにより、確度の高い破断位置Tの情報を得ることができ、結果として破断位置Tを迅速に特定できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、管網内の事故節点の推定を迅速に行うことができ、断水操作を早急に実施することができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、管路破断位置特定装置10Sは、節点選択部15において、節点の選択回数を減らして管網解析の回数を減少させ、コンピュータの負荷を低減するようにしている。
本実施形態の前提として、計測点は、計測節点G1’〜Gn’として配水管網1の各節点N1〜Nmのうち予め決められた節点(圧力観測節点)とする。
節点選択部15は、管路の節点ごとに流出水量が増加したと仮定して、管網解析により得た水圧の解析値P1s〜Pnsと、実際に計測した計測値P1〜Pnとの二乗誤差をとる。この際、全節点N1〜Nmではなく、最初に解析した節点Nsの近傍において解析していない節点Nt,Nu,・・・から優先的に解析を進める。
具体的には、配水管網1の水源である配水池5A,5Bにおける流出水量Ql0が異常と検知された場合、計測節点G1’〜Gn’のうち最も水圧が減少した計測節点Gp’を、最初に管網解析を実行する対象節点Ns(=Gp’)として選択し、かつ該対象節点Nsに隣接する節点Nt,Nu,・・・のうち管網解析を実行していない節点Ntを、次に管網解析する隣接節点として選択する。
節点抽出部19は、節点選択部15により選択された対象節点Nsと隣接節点Ntとに対し、管網解析部16及び二乗誤差演算部18の処理により二乗誤差が演算された場合、二乗誤差が小さくなる節点(ここではNtの方が小さいものとする)を新たな対象節点Ntとして抽出する。
また、節点抽出部19は、管網解析が行われた回数をカウントし、予め指定された回数の管網解析が行われていないと判断した場合には、節点選択部15にその旨を通知する。
一方、解析済みの節点数が予め設定した数に達したら解析を終了する。そして、その時点における対象節点Nyのデータを破断位置判断部20に通知する。
(管路破断位置特定装置10Sの動作)
次に、管路破断位置特定装置10Sの動作を図4を用いて説明する。
まず、管網解析を実行する際、節点選択部15は全節点N1〜N20ではなく、計測節点G1’(=N2)、G2’(=N13)、G3’(=N20)のうち最も水圧が減少した計測節点N13を、最初に管網解析する対象節点として選択し、かつ該対象節点N13に隣接する節点N8,N12,N14,N18のうち管網解析を実行していない節点を、次に管網解析する隣接節点として選択する。
続いて、管網解析部16及び二乗誤差演算部18により対象節点N13及び隣接節点N8,N12,N14,N18の管網解析が実行される。
続いて、節点選択部15により選択された対象節点N13と隣接節点N8,N12,N14,N18とのうち二乗誤差が小さくなる節点N8(ここでは、N8の二乗誤差が最小とする)が新たな対象節点として節点抽出部19により抽出される。
新たな対象節点N8について上記と同様の処理が行われ、近傍の節点N3,N7,N9,N13と比較され、二乗誤差の小さくなる節点が抽出される。このような管網解析が、予め指定された回数に達するまで実行される。
そして、予め指定された回数実行された後の対象節点が、破断位置Tと判断される。
上述したように、本実施形態においては、管路の節点N1〜Nmごとに流出水量が増加したと仮定して、管網解析により得た計測節点G1’〜Gn’における水圧の解析値P1i〜Pni(i∈1〜m)と実際に計測した計測値P1〜Pnの二乗誤差をとり、各節点N1〜Nmを順に解析する際、全節点ではなく、水圧の変化の大きい節点Nsから優先的に対象節点として選択し、その対象節点の近傍において解析していない隣接節点Ntから順に管網解析を進め、解析済みの節点数が予め設定した数に達したら解析を終了するので、効率的かつ高速に破断位置Tの特定ができる。
言い換えると、本実施形態に係る管路破断位置特定装置10Sは、節点選択部15は配水管網1の配水池5A,5Bにおける流量Q1が異常と検知された場合、計測節点G1’〜Gn’のうち最も水圧が減少した計測節点Ns(=Gp’)を、最初に管網解析する対象節点として選択し、かつ当該対象節点Nsに隣接する節点のうち管網解析を実行していない節点Ntを、次に管網解析する隣接節点として選択し、節点抽出部19は節点選択部15により選択された対象節点Nsと隣接節点Ntとに対し、管網解析部16及び二乗誤差演算部18の処理により二乗誤差が演算された場合、二乗誤差の小さい節点Nt(ここではNtの方が小さいものとする)を新たな対象節点として抽出し、破断位置判断部20は管網解析が予め指定された回数実行された後の対象節点Nyを破断位置Tと判断しているので、管網解析の計算量を減らしても確度の高い破断位置Tの情報を得ることができ、効率的かつ高速に破断位置Tの特定ができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、管路内の破断箇所を高精度に推定することができ、管路復旧作業のための堀削作業を効率的に行うことができる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態は、第2の実施形態の変形例であり、対象節点Nsに隣接する隣接節点Nt,Nu・・・のうち管網解析を実行していない節点が存在しない場合の処理を追加するものである。換言すると、対象節点Nsに隣接する全ての隣接節点Nt,Nu・・・の管網解析が実行されている場合に、新たな対象節点を抽出する処理を追加するものである。
なお、本実施形態において、「管網解析の評価」とは、管網解析による二乗誤差演算の誤差を算出して、二乗誤差値の大小を評価することを意味する。この際、二乗誤差が小さいものを、評価が高い若しくは良いという。また、管網解析による評価値は、二乗誤差の逆数に比例する値となる。
本実施形態に係る管路破断特定装置の動作を以下に説明する。
ステップU1において、最初の節点として、圧力減の最も大きい圧力観測節点を選び、管網解析の評価を実行する。そして、この節点を対象節点とする。
ステップU2において、対象節点に隣接する隣接節点の中から未評価の節点をランダムに一つ選び、管網解析を実行して評価する。
ここで、未評価の節点が存在しない場合、これまでに管網解析を実行して評価した節点であって、未評価の隣接節点が存在する節点のうち、評価値が最高の節点(最上位節点)を対象節点とし、当該対象節点に隣接する節点の中から未評価の節点をランダムに一つ選び、管網解析を実行して評価する。
ステップU3において、ステップU2で選んだ節点の評価値が対象節点の評価値よりも良ければ(すなわち、誤差が少なければ)、ステップU2で選んだ節点を新たな対象節点とする。
ステップU4において、節点の管網解析を指定回数実行して評価したら、処理を終了する。指定回数に達していなければ、ステップU2に戻り、再度、管網解析を実行して評価する。
ステップU5において、最終的な破断位置として、探索した範囲内で、最も管網解析による評価値が高い節点を破断位置とする。
以上説明したように、本実施形態においては、対象節点は隣接節点を必ずしもたどって、管網解析を実行するわけではない。すなわち、ステップU2のように、対象節点の周囲に未評価節点が存在しない場合、これまでの実行した管網解析の評価による評価値のうち、未評価の隣接節点が存在する最上位節点を対象節点とし、隣接する節点の中から未評価の節点をランダムに一つ選び、管網解析を実行して評価している。これにより、ローカルミニマムから脱出する場合がある。
また、破断位置は、探索した節点の中で最も高い評価の節点を破断位置とする。これは、「対象節点」は未評価の隣接節点を持つ節点の中で、最も評価の良い節点であって、隣接節点を全て評価してしまった節点は含まれないので、指定回数実行後の節点が対象節点であるとは限らないからである。大抵の場合、この「隣接節点を全て評価してしまった節点」の中に管網解析の評価が最良の節点が存在する。
<第4の実施形態>
図5は本発明の第4の実施形態にかかる管路破断位置特定装置10Tの構成を示す模式図である。なお、第1の実施形態に係る部分と同一部分には同一符号を付し、説明を省略する。
本実施形態にかかる管路破断位置特定装置10Tは、区間設定部31、仮想節点設定部32、区間解析部33、区間誤差演算部34、区間縮小部35及び破断候補節点抽出部36をさらに備えている。
区間設定部31は、節点抽出部19により抽出された節点を第1節点Naとした場合、当該第1節点Naに隣接する節点を第2節点Nbとして抽出し、当該第1節点Naと当該第2節点Nbとを両端とする区間を破断候補区間Iabとして設定するものである。
すなわち、図6に示すように、第1節点Naに隣接する節点Nb,Ns,Nt,Nuのうち節点Nbを第2節点として設定する。なお、設定された破断候補区間Iabのデータは仮想節点設定部32に通知される。
仮想節点設定部32は、区間設定部31により設定された破断候補区間Iabに複数の仮想節点Na’〜Nn’を設定するものである。
ただし、ここでは、仮想節点設定部32は、破断区間を後述する黄金分割法により分割される位置に、2つの仮想節点Nc’,Nd’を設定する。すなわち、図7に示すように、破断候補区間Iabを1:0.618の比率で分割される位置に、仮想節点Nc’,Nd’を設定する。なお、設定された仮想節点Nc’,Nd’のデータは区間解析部33に送出される。
区間解析部33は、仮想節点設定部32により設定された仮想節点Nc’,Nd’における流出水量Qlc,Qldの値として、異常流出水量Qlgの値を用いて、それぞれ管網解析を行い、計測点における水圧の解析値P1c〜Pnc及びP1d〜Pndをそれぞれ算出するものである。ここで、算出された解析値P1c〜Pnc及びP1d〜Pndは、区間誤差演算部34に通知される。
区間誤差演算部34は、計測点における水圧の計測値P1〜Pnと、区間解析部33により解析された水圧の解析値P1c〜Pnc及びP1d〜Pndとの二乗誤差をそれぞれ演算するものである。演算された二乗誤差の値は、区間縮小部35に通知される。
区間縮小部35は、仮想節点Nc’,Nd’のうち、区間誤差演算部34により二乗誤差が最小となる仮想節点Nc’(ここでは、Nc’とする)を対象仮想節点として抽出し、当該対象仮想節点Nc’に隣接する節点Na,Nd’を新たな第1節点及び新たな第2節点とし、当該新たな第1節点Naと当該新たな第2節点Nd’とを両端とする区間を新たな破断候補区間Iadとして設定することにより、破断候補区間Iabを縮小するものである。
破断候補節点抽出部36は、区間縮小部35により縮小された新たな破断候補区間Iadに対して、仮想節点設定部32、区間解析部33、区間誤差演算部34及び区間縮小部35による処理を複数回繰り返して破断候補区間Iabを縮小することにより、第1節点Naと第2節点Nbとを収束させ、当該収束した節点Nzを破断候補節点Tabとして抽出するものである。
なお、新たな第1節点と新たな第2節点との収束に際して、黄金分割法が用いられる。
黄金分割法は、ある区間において関数g(x) が最小点を有する場合に、その最小点を求める方法である。
具体的には、aが正の実数である場合に、xとa−xとに分割して、xをaとa−xとの相乗平均となるように、以下の(24),(25)式が成り立つようにする。
x=(a(a−x))1/2 ・・・(24)
x≒0.618a ・・・(25)
このような分割を繰り返し、収束条件|a−(a−x)|=|x|<εが成立するまで、一定割合で区間縮小を繰り返す。ここで、εは予め与えられた微小な正の実数である。
このように、黄金分割法を用いて最小点が存在する区間を徐々に狭めていくことで、最小点が求まる。
破断位置判断部20は、区間設定部31が他の破断候補区間Ias,Iat,Ituを設定して、仮想節点設定部32、区間解析部33、区間誤差演算部34及び区間縮小部35による管網解析して、破断候補節点Tas,Tat,Tauをさらに抽出した場合、
当該破断候補節点Tab,Tas,Tat,Tauのうち二乗誤差が最小となる節点を破断位置Tと判断する。
(管路破断位置特定装置10Tの動作)
次に、本実施形態に係る管路破断位置特定装置10Tの動作を図8のフローチャートを用いて説明する。
始めに、配水池5A,5Bの流出水量に異常が検知されると、計測節点G1’〜Gn’のうち最も水圧が減少した計測節点Gp’が、最初に管網解析する対象節点Ns(=Gp’)として選択される(S1,S2)。
続いて、選択された節点Nsの推定流出水量Qlsに異常流出水量Qlgが加えられ、管網解析が実行される(S3)。
次に、管網解析の結果、計測節点G1’〜Gn’の水圧の解析値P1s〜Pnsが求められる。この解析値P1s〜P1nと計測節点の水圧の計測値P1〜Pnとの二乗誤差が求められ、その総和が算出される(S4)。
ここまでの処理が設定された回数実行されていない場合、最初に解析した節点Nsの近傍の節点Ntについても、同様の二乗誤差の演算が行われる(S5−No,S6)。
一方、ここまでの処理が設定された回数実行された場合、二乗誤差が最小となる節点Naが破断位置近傍の節点として抽出される(S5−Yes,S7)。
続いて、区間設定部31において、節点抽出部19により抽出された節点Naに隣接する節点Nbが選択され、破断候補区間Iabが設定される(S8)。
次に、仮想節点設定部32により区間設定部31で設定された破断候補区間Iabに仮想節点Nc’,Nd’が設定される。詳しくは、破断区間Iabを黄金分割法により分割した位置に、2つの仮想節点Nc’,Nd’が設定される(S9)。
続いて、区間解析部33により管網解析がなされ、水圧の解析値P1c〜Pnc及びP1d〜Pndと計測値P1〜Pnとの二乗誤差が区間誤差演算部34により算出される(S10,S11)。
次に、仮想節点Nc’,Nd’のうち区間誤差演算部34により二乗誤差が最小となる仮想節点Nc’が対象仮想節点として抽出される。
そして、当該対象仮想節点Nc’に隣接する節点Na,Nd’を新たな第1節点Na及び新たな第2節点Nd’とし、当該新たな第1節点と当該新たな第2節点とを両端とする区間が、新たな破断候補区間Iadとして区間縮小部35により設定される。これにより、破断候補区間Iabが縮小されることとなる(S12)。
ここで、区間縮小により、第1節点Naと第2節点Nbとが収束していない場合、新たな破断候補区間Iadに仮想節点Ne’,Nf’が設定され、区間縮小が再度実行される(S13−No,S14)。
一方、区間縮小により、第1節点Naと第2節点Nbとが収束した場合、収束した節点が破断候補節点Tabとして破断候補節点抽出部36により抽出される(S13−Yes,S15)。
また、区間設定部31により設定されていない他の破断候補区間Ias,Iat,Iauが存在する場合、他の破断候補区間Ias,Iat,Iauに対して同様の処理が実行される(S16−No,S17)。これにより、各破断候補区間Iab,Ias,Iat,Iauごとに破断候補節点Tab,Tas,Tat,Tauが抽出される。
一方、全ての破断候補区間Iab,Ias,Iat,Iauに対して、破断候補節点Tab,Tas,Tat,Tauが抽出された場合、破断位置判断部36に破断候補節点が通知される。(S16−Yes)
そして、破断位置判断部36により、抽出された破断候補節点Tab,Tas,Tat,Tauのうち、二乗誤差が最小となる仮想節点(ここではTabとする)が破断位置Tとして判断され、出力部21により破断位置Tが出力される(S18)。
上述したように、本実施形態に係る管路破断位置特定装置10Tは、節点抽出部19により抽出された節点を第1節点Naとした場合、当該第1節点Naに隣接する節点を第2節点Nbとして抽出し、当該第1節点Naと当該第2節点Nbとを両端とする区間を破断候補区間Iabとして設定する区間設定部31と、破断候補区間Iabに複数の仮想節点Na’〜Nn’を設定する仮想節点設定部32と、仮想節点における流出水量の値として、異常流出水量Qlgの値を用いて管網解析を行い、計測点における水圧の解析値を算出する区間解析部33と、計測点における水圧の計測値と、区間解析33により解析された水圧の解析値との二乗誤差を演算する区間誤差演算部34と、仮想節点Nc’,Nd’のうち区間誤差演算部34により二乗誤差が最小となる仮想節点Nc’(ここでは、Nc’とする)を対象仮想節点として抽出し、当該対象仮想節点Nc’に隣接する仮想節点Na,Nd’(ここでは、Na,Nd’とする)を新たな第1節点Na及び新たな第2節点Nd’とし、当該新たな第1節点Naと該新たな第2節点Nd’とを両端とする区間を新たな破断候補区間Iadとして設定することにより、破断候補区間Iabを縮小する区間縮小部35と、区間縮小部35により縮小された新たな破断候補区間Iadに対して、仮想節点設定部32、区間解析部33、区間誤差演算部34及び区間縮小部35による処理を複数回繰り返して破断候補区間Iabを縮小することにより、第1節点Naと第2節点Nbとを収束させ、当該収束した節点Nzを破断候補節点Tabとして抽出する破断候補節点抽出部36とを備えた構成により、配水管網1の破断事故が生じた場合、その破断が発生したことを検知して、当該破断位置Tを迅速に特定できる。
また、本実施形態においては、仮想節点設定部32は、破断候補区間Iabを黄金分割法により分割した位置に、2つの仮想節点Ic’,Id’を設定するので、二乗誤差を計算する回数を低減することができ、演算時間を短縮する効果が得られる。
補足すると、図9に示すように、仮想節点Nc’が対象仮想節点と抽出された後、新たな破断候補区間Iadに新たな仮想節点Ne’,Nf’が設定される場合、新たな仮想節点Nf’と仮想節点Nc’との位置が一致するので、新たな仮想節点Nf’の管網解析を実行する必要がなくなる。すなわち、管網解析における計算量を半分に減らすことができる。なお、管網解析においては計算量が膨大であるため、計算量を低減することが特に望まれている。
なお、上記実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が上記実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
さらに、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から上記実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。
尚、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、上記実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組合せてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る管路破断位置特定装置10の構成を示す模式図である。 同実施形態における配水管網1の流量及び流出水量を説明するための図である。 同実施形態における異常流出水量Qlgを説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る管路破断位置特定装置10Sの動作を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態に係る管路破断位置特定装置10Tの構成を示す模式図である。 同実施形態における破断候補区間Iabを説明するための図である。 同実施形態における仮想節点の設定位置を説明するための図である。 同実施形態に係る管路破断位置特定装置10Tの動作を説明するためのフローチャートである。 同実施形態における黄金分割法の効果を説明するための図である。
符号の説明
1・・・配水管網、5A,5B・・・配水池、6A〜6F・・・各需要家、10,10S,10T・・・管路破断位置特定装置、11・・・入力部、12・・・データ記憶部、13・・・計測点データ取得部、14・・・水源データ取得部、15・・・節点選択部、16・・・管網解析部、17・・・管網解析補正部、18・・・二乗誤差演算部、19・・・節点抽出部、20・・・管路破断位置判断部、21・・・出力部、31・・・区間設定部、32・・・仮想節点設定部、33・・・区間解析部、34・・・区間誤差演算部、35・・・区間縮小部、36・・・破断候補節点抽出部、G1〜Gn・・・計測点、G1'〜Gn'・・・計測節点、Q0〜Q8・・・流量、Ql0〜Ql6・・・推定流出水量、Qlg・・・異常流出水量、P1〜Pn・・・水圧の計測値、P1i〜Pni・・・水圧の解析値、N1〜Nm・・・節点、Na・・・第1節点、Nb・・・第2節点、Na'〜Nn'・・・仮想節点、Nb,Ns,Nt,Nu・・・隣接節点、Iab,Ias,Iat,Iau・・・破断候補区間、Tab,Tas,Tat,Tau・・・破断候補節点、T・・・破断位置。

Claims (10)

  1. 配水管網の破断位置を、管網解析により特定する管路破断位置特定装置であって、
    前記配水管網の各節点において推定される推定流出水量のデータを記憶するデータ記憶手段と、
    前記配水管網の計測点において計測される水圧の計測値データを取得する第1データ取得手段と、
    前記配水管網の水源における異常流出水量のデータを取得する第2データ取得手段と、
    前記配水管網の節点から管網解析を実行する節点を、設定された順序に従って選択する節点選択手段と、
    前記節点選択手段により選択された節点における推定流出水量に、前記異常流出水量を使用して管網解析を行い、前記計測点における水圧の解析値を算出する第1管網解析手段と、
    前記第1データ取得手段により取得した水圧の計測値と、前記第1管網解析手段により算出された水圧の解析値との二乗誤差を演算する第1誤差演算手段と、
    前記節点選択手段により選択された節点のうち、前記第1誤差演算手段による二乗誤差が最小となる節点を抽出する第1節点抽出手段と、
    前記抽出された節点を破断位置と判断する判断手段と
    を備えたことを特徴とする管路破断位置特定装置。
  2. 請求項1に記載の管路破断位置特定装置において、
    前記計測点における水圧の計測値と、前記異常流出水量が検知されていない時に行った管網解析により算出された水圧の解析値とにオフセットがある場合、前記推定流出水量の補正を行う管網解析補正手段を
    さらに備えたことを特徴とする管路破断位置特定装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の管路破断位置特定装置において、
    前記計測点は、計測節点として前記配水管網の各節点のうち予め決められた節点であり、
    前記節点選択手段は、前記配水管網の水源における流出水量が異常と検知された場合、前記計測節点のうち前記水圧の計測値が最も減少した計測節点を最初に管網解析を実行する対象節点として選択し、かつ該対象節点に隣接する節点から次に管網解析を実行する節点を隣接節点として選択し、
    前記第1節点抽出手段は、前記節点選択手段により選択された対象節点と隣接節点とに対し、前記第1管網解析手段及び第1誤差演算手段の処理により二乗誤差が演算された場合、二乗誤差の小さい節点を新たな対象節点として抽出し、
    前記判断手段は、節点選択手段、第1管網解析手段、第1誤差演算手段、及び第1節点抽出手段のそれぞれによる処理が、指定された回数実行された後の対象節点を破断位置と判断する
    ことを特徴とする管路破断位置特定装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の管路破断位置特定装置において、
    前記計測点は、計測節点として前記配水管網の各節点のうち予め決められた節点であり、
    前記節点選択手段は、前記配水管網の水源における流出水量が異常と検知された場合、前記計測節点のうち前記水圧の計測値が最も減少した計測節点を最初に管網解析を実行する対象節点として選択し、かつ該対象節点に隣接する節点を隣接節点として選択し、
    前記第1節点抽出手段は、
    前記隣接節点の全ての節点に対して管網解析が実行されていない場合、前記節点選択手段により選択された対象節点と隣接節点とに対し、前記第1管網解析手段及び第1誤差演算手段の処理により二乗誤差が演算された場合、二乗誤差の小さい節点を新たな対象節点として抽出し、
    前記隣接節点の全ての節点に対して管網解析が実行されている場合、既に管網解析を行った節点のうち、管網解析を実行していない節点に隣接する節点を、新たな対象節点として抽出し、
    前記判断手段は、節点選択手段、第1管網解析手段、第1誤差演算手段、及び第1節点抽出手段のそれぞれによる処理が、指定された回数実行された後に、二乗誤差の最も小さい節点を破断位置と判断する
    ことを特徴とする管路破断位置特定装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の管路破断位置特定装置において、
    前記計測点は、計測節点として前記配水管網の各節点のうち予め決められた節点であり、
    前記節点選択手段は、前記配水管網の水源における流出水量が異常と検知された場合、前記計測節点のうち前記水圧の計測値が最も減少した計測節点を最初に管網解析を実行する対象節点として選択し、かつ該対象節点に隣接する節点を隣接節点として選択し、
    前記第1節点抽出手段は、
    前記隣接節点のうち管網解析による評価が未評価の節点が存在する場合、前記隣接節点の中から未評価の節点をランダムに一つ選び、その選ばれた隣接節点の評価値が前記対象節点の評価値よりも良ければ、該選ばれた隣接節点を新たな対象節点として抽出し、
    前記隣接節点のうち管網解析による評価が未評価の節点が存在しない場合、既に評価した節点であって未評価の隣接節点が存在する節点のうち、最上位の評価の節点を対象節点とし、該対象節点に隣接する節点の中から未評価の節点をランダムに一つ選び、その選ばれた隣接節点の評価値が前記対象節点の評価値よりも良ければ、該選ばれた隣接節点を新たな対象節点として抽出し、
    前記判断手段は、節点選択手段、第1管網解析手段、第1誤差演算手段、及び第1節点抽出手段のそれぞれによる処理が、指定された回数実行された後に、最も高い評価の節点を破断位置と判断する
    ことを特徴とする管路破断位置特定装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の管路破断位置特定装置において、
    前記第1節点抽出手段により抽出された節点を第1節点とした場合、該第1節点に隣接する節点を第2節点として抽出し、該第1節点と該第2節点とを両端とする区間を破断候補区間として設定する区間設定手段と、
    前記破断候補区間に複数の仮想節点を設定する仮想節点設定手段と、
    前記仮想節点における流出水量の値として、前記異常流出水量の値を用いて管網解析を行い、前記計測点における水圧の解析値を算出する第2管網解析手段と、
    前記第1データ取得手段により取得した水圧の計測値と、前記第2管網解析手段により算出された水圧の解析値との二乗誤差を演算する第2誤差演算手段と、
    前記仮想節点のうち、前記第2誤差演算手段により二乗誤差が最小となる仮想節点を対象仮想節点として抽出し、該対象仮想節点に隣接する仮想節点を新たな第1節点及び新たな第2節点とし、該新たな第1節点と該新たな第2節点とを両端とする区間を新たな破断候補区間として設定することにより、破断候補区間を縮小する区間縮小手段と、
    前記区間縮小手段により縮小された新たな破断候補区間に対して、仮想節点設定手段、第2管網解析手段、第2誤差演算手段及び区間縮小手段のそれぞれによる処理を複数回繰り返して破断候補区間を縮小することにより、前記第1節点と前記第2節点とを収束させ、該収束した節点を破断候補節点として抽出する第2節点抽出手段と
    をさらに備え、
    前記判断手段は、区間設定手段、仮想節点設定手段、第2管網解析手段、第2誤差演算手段及び区間縮小手段による管網解析の結果、前記破断候補節点のうち二乗誤差が最小となる節点を破断位置と判断する
    ことを特徴とする管路破断位置特定装置。
  7. 請求項6に記載の管路破断位置特定装置において、
    前記仮想節点設定手段は、前記破断候補区間を黄金分割法により分割した位置に、2つの仮想節点を設定する
    ことを特徴とする管路破断位置特定装置。
  8. 配水管網の破断位置を、管網解析により特定する管路破断位置特定装置に用いられるプログラムであって、
    前記管路破断位置特定装置のコンピュータを、
    前記配水管網の各節点において推定される推定流出水量のデータを記憶するデータ記憶手段、
    前記配水管網の計測点において計測される水圧の計測値データを取得する第1データ取得手段、
    前記配水管網の水源における異常流出水量のデータを取得する第2データ取得手段、
    前記配水管網の節点から管網解析を実行する節点を、設定された順序に従って選択する節点選択手段、
    前記節点選択手段により選択された節点における推定流出水量に、前記異常流出水量を使用して管網解析を行い、前記計測点における水圧の解析値を算出する第1管網解析手段、
    前記第1データ取得手段により取得した水圧の計測値と、前記第1管網解析手段により算出された水圧の解析値との二乗誤差を演算する第1誤差演算手段、
    前記節点選択手段により選択された節点のうち、前記第1誤差演算手段による二乗誤差が最小となる節点を抽出する第1節点抽出手段、
    前記抽出された節点を破断位置と判断する判断手段、
    として機能させるためのプログラム。
  9. 配水管網の破断位置を、管網解析により特定する管路破断位置特定方法において、
    前記配水管網の各節点において推定される推定流出水量のデータを記憶するデータ記憶ステップと、
    前記配水管網の計測点において計測される水圧の計測値データを取得する第1データ取得ステップと、
    前記配水管網の水源における異常流出水量のデータを取得する第2データ取得ステップと、
    前記配水管網の節点から管網解析を実行する節点を、設定された順序に従って選択する節点選択ステップと、
    前記節点選択ステップにより選択された節点における推定流出水量に、前記異常流出水量を使用して管網解析を行い、前記計測点における水圧の解析値を算出する第1管網解析ステップと、
    前記第1データ取得手段により取得した水圧の計測値と、前記第1管網解析ステップにより算出された水圧の解析値との二乗誤差を演算する第1誤差演算ステップと、
    前記節点選択ステップにより選択された節点のうち、前記第1誤差演算ステップによる二乗誤差が最小となる節点を抽出する第1節点抽出ステップと、
    前記抽出された節点を破断位置と判断する判断ステップと
    を備えたことを特徴とする管路破断位置特定方法。
  10. 請求項9に記載の管路破断位置特定方法において、
    前記節点選択ステップにおいて、最初の節点として、圧力減の最も大きい圧力観測節点を選んで管網解析を実行して評価し、
    前記第1節点抽出ステップにおいて、
    前記最初の節点を対象節点とした場合、該対象節点に隣接する隣接節点の中から管網解析による評価が未評価の節点をランダムに一つ選んで管網解析を実行して評価し、該選ばれた節点の評価値が前記対象節点の評価値よりも良ければ、該選ばれた節点を新たな対象節点として抽出し、
    前記未評価の節点が存在しない場合、既に管網解析を実行した節点のうち、未評価の隣接節点が存在する最上位節点を対象節点とし、その隣接する節点の中から未評価の節点をランダムに一つ選んで管網解析を実行して評価し、該選ばれた節点の評価値が前記対象節点の評価値よりも良ければ、該選ばれた節点を新たな対象節点として抽出し、
    前記判断ステップにおいて、
    前記節点の評価を、指定回数実行して探索し、その探索した節点の範囲内で最も評価の高い節点を破断位置と特定する
    ことを特徴とする管路破断位置特定方法。
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