JP2006284819A - 転写装置、画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

転写装置、画像形成装置、及び、画像形成システム Download PDF

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貴幸 川上
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Abstract

【課題】転写装置の画像形成装置本体装着時にローラ軸端が軸端当接部材に適切に当接できる転写装置、画像形成装置、及び、画像形成システム。
【解決手段】(a)転写装置本体と、(b)現像剤を媒体に転写する中間転写ベルトと、(c)移動可能ローラと、(d)ローラ軸端が当接可能な軸端当接部材で、一端は転写装置本体に固定、他端が自由端の軸端当接部材と、(e)を備え、画像形成装置本体に対して着脱可能な転写装置で、(f)転写装置の画像形成装置本体装着時に、ローラは転写ベルトに当接し、かつ、軸端が軸端当接部材に当接する第一位置に位置し、転写装置が画像形成装置本体から取外されている時に、ローラは第一位置と異なる第二位置に位置し、(g)転写装置が画像形成装置本体から取外されている状態でローラが第二位置から第一位置へ向う方向に変位した際にローラ軸端が他端を越ない様にローラ変位を規制する規制部、(h)を備えた転写装置。
【選択図】図7

Description

本発明は、転写装置、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、例えば、潜像を担持するための感光体と、現像剤によって感光体に担持された潜像を現像剤像として可視化する現像装置と、感光体上の現像剤像を媒体に転写する際の中間媒体となる転写ベルトを備えた転写装置と、を有しており、ホストコンピュータなどの外部装置から制御部に画像信号等が送信されると、感光体に担持された潜像を、現像装置内の現像剤で現像して現像剤像を形成し、転写ベルトを介して当該現像剤像を媒体に転写して、最終的に媒体に画像を形成する。
上記転写装置は、交換等の観点から画像形成装置本体に対して着脱可能となっている。また、転写装置の中には、移動可能なローラと、該ローラの軸端が当接可能な軸端当接部材であって、その一端が前記転写装置本体に固定され、その他端が自由端である軸端当接部材と、を有するものがある。そして、この転写装置においては、該転写装置が画像形成装置本体に装着されているときに、前記ローラは、該ローラが前記転写ベルトに当接し、かつ、その軸端が前記軸端当接部材に当接する第一位置、に位置し、転写装置が画像形成装置本体から取り外されているときに、前記ローラは、前記第一位置とは異なる第二位置に位置する。
特開2003−159048号公報
転写装置が画像形成装置本体から取り外されているときに、転写装置の落下等によって該転写装置に衝撃が作用する場合がある。かかる際に、該衝撃によって、第二位置に位置しているローラが、第一位置側へ変位して、ローラの軸端が軸端当接部材の他端を越えてしまうと、転写装置が画像形成装置本体に装着されたときに、該軸端が軸端当接部材に適切に当接できない恐れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、転写装置が画像形成装置本体に装着されているときにローラの軸端が軸端当接部材に適切に当接できる転写装置、画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、(a)転写装置本体と、(b)現像剤を媒体に転写する際の中間媒体となる転写ベルトと、(c)移動可能なローラと、(d)該ローラの軸端が当接可能な軸端当接部材であって、その一端が前記転写装置本体に固定され、その他端が自由端である軸端当接部材と、(e)を備え、画像形成装置本体に対して着脱可能な転写装置であって、(f)該転写装置が画像形成装置本体に装着されているときに、前記ローラは、該ローラが前記転写ベルトに当接し、かつ、その軸端が前記軸端当接部材に当接する第一位置、に位置し、前記転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されているときに、前記ローラは、前記第一位置とは異なる第二位置に位置し、 (g)該転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されている状態で前記ローラが前記第二位置から前記第一位置へ向かう方向に変位した際に、該ローラの軸端が前記他端を越えないように該ローラの変位を規制する規制部、(h)を備えたことを特徴とする転写装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
(a)転写装置本体と、(b)現像剤を媒体に転写する際の中間媒体となる転写ベルトと、(c)移動可能なローラと、(d)該ローラの軸端が当接可能な軸端当接部材であって、その一端が前記転写装置本体に固定され、その他端が自由端である軸端当接部材と、(e)を備え、画像形成装置本体に対して着脱可能な転写装置であって、(f)該転写装置が画像形成装置本体に装着されているときに、前記ローラは、該ローラが前記転写ベルトに当接し、かつ、その軸端が前記軸端当接部材に当接する第一位置、に位置し、前記転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されているときに、前記ローラは、前記第一位置とは異なる第二位置に位置し、(g)該転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されている状態で前記ローラが前記第二位置から前記第一位置へ向かう方向に変位した際に、該ローラの軸端が前記他端を越えないように該ローラの変位を規制する規制部、(h)を備えたことを特徴とする転写装置。
このような転写装置によれば、転写装置が画像形成装置本体から取り外されているときにローラの軸端が軸端当接部材の他端を越えることを防止できるから、転写装置が画像形成装置本体に装着されたときにローラの軸端が軸端当接部材に適切に当接できる転写装置、を実現することが可能となる。
また、かかる転写装置であって、前記ローラ、及び、前記軸端当接部材は、導電性を有し、前記軸端が前記軸端当接部材に当接することによって、前記ローラが接地されることとしてもよい。
また、かかる転写装置であって、前記第一位置から前記第二位置へ向かう方向に前記ローラを付勢するための付勢部材、を有することとしてもよい。
かかる場合には、付勢部材による付勢力が、ローラの第二位置から第一位置へ向かう方向とは逆方向に、ローラに作用する。このため、付勢部材を設けた場合には、転写装置が画像形成装置本体から取り外されているときに、ローラの第二位置から第一位置へ向かう方向への変位を抑制することが可能となる。
また、かかる転写装置であって、前記転写装置本体に回動可能に設けられ、前記ローラを支持する支持レバーを有し、前記規制部は、前記支持レバーの回動を規制することによって、前記ローラの変位を規制することとしてもよい。
また、かかる転写装置であって、前記ローラ、前記支持レバーは、それぞれ、第一ローラ、第一支持レバーであり、第二ローラと、前記転写装置本体に回動可能に設けられ、前記第二ローラを支持する第二支持レバーと、を有し、前記規制部は、前記第二支持レバーに設けられ、前記転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されている状態では、前記第二支持レバーは前記転写装置本体に係止されており、前記転写装置本体に係止された前記第二支持レバーの前記規制部は、前記第一支持レバーに接触して、該第一支持レバーの回動を規制することとしてもよい。
規制部が第二ローラを支持する第二支持レバーに設けられている場合には、該第二支持レバーが、第二ローラを支持する機能と、第一支持レバーの回動を規制する機能と、を兼ねることになる。このため、規制部が第二支持レバーに設けられている場合には、部品点数を増加することなく、転写装置が画像形成装置本体に装着されているときに第一ローラの軸端が軸端当接部材に適切に当接することが可能となる。
また、かかる転写装置であって、前記第一支持レバーは、第一凸部を備え、前記規制部は、前記第二支持レバーに設けられ、前記第一凸部に接触して前記第一支持レバーの回動を規制する第二凸部、であることとしてもよい。
かかる場合には、簡易な構成にて、転写装置が画像形成装置本体から取り外されているときに、ローラの軸端が軸端当接部材の他端を越えないようにすることが可能となる。
また、かかる転写装置であって、前記第二ローラは、前記第一ローラが前記第一位置に位置している際には、前記転写ベルトに接触して該転写ベルトを前記画像形成装置本体側の部材に圧接させており、前記第一ローラが前記第二位置に位置している際には、前記転写ベルトから離間していることとしてもよい。
また、かかる転写装置であって、前記第一位置に位置している前記第一ローラは、前記転写ベルトの内周面に当接し、前記第二位置は、前記第一位置よりも前記転写ベルトの内側に位置し、前記第一支持レバーよりも前記転写ベルトの内側に設けられ、前記第一支持レバーに接触して該第一支持レバーを回動させるカム部材、を有することとしてもよい。
また、(a)転写装置本体と、(b)現像剤を媒体に転写する際の中間媒体となる転写ベルトと、(c)移動可能なローラと、(d)該ローラの軸端が当接可能な軸端当接部材であって、その一端が前記転写装置本体に固定され、その他端が自由端である軸端当接部材と、(e)を備え、画像形成装置本体に対して着脱可能な転写装置であって、(f)該転写装置が画像形成装置本体に装着されているときに、前記ローラは、該ローラが前記転写ベルトに当接し、かつ、その軸端が前記軸端当接部材に当接する第一位置、に位置し、前記転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されているときに、前記ローラは、前記第一位置とは異なる第二位置に位置し、(g)該転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されている状態で前記ローラが前記第二位置から前記第一位置へ向かう方向に変位した際に、該ローラの軸端が前記他端を越えないように該ローラの変位を規制する規制部、(h)を備え、(i)前記ローラ、及び、前記軸端当接部材は、導電性を有し、前記軸端が前記軸端当接部材に当接することによって、前記ローラが接地され、(j)前記第一位置から前記第二位置へ向かう方向に前記ローラを付勢するための付勢部材、を有し、(k)前記転写装置本体に回動可能に設けられ、前記ローラを支持する支持レバーを有し、前記規制部は、前記支持レバーの回動を規制することによって、前記ローラの変位を規制し、(l)前記ローラ、前記支持レバーは、それぞれ、第一ローラ、第一支持レバーであり、第二ローラと、前記転写装置本体に回動可能に設けられ、前記第二ローラを支持する第二支持レバーと、を有し、前記規制部は、前記第二支持レバーに設けられ、前記転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されている状態では、前記第二支持レバーは前記転写装置本体に係止されており、前記転写装置本体に係止された前記第二支持レバーの前記規制部は、前記第一支持レバーに接触して、該第一支持レバーの回動を規制し、(m)前記第一支持レバーは、第一凸部を備え、前記規制部は、前記第二支持レバーに設けられ、前記第一凸部に接触して前記第一支持レバーの回動を規制する第二凸部、であり、(n)前記第二ローラは、前記第一ローラが前記第一位置に位置している際には、前記転写ベルトに接触して該転写ベルトを前記画像形成装置本体側の部材に圧接させており、前記第一ローラが前記第二位置に位置している際には、前記転写ベルトから離間しており、(o)前記第一位置に位置している前記第一ローラは、前記転写ベルトの内周面に当接し、前記第二位置は、前記第一位置よりも前記転写ベルトの内側に位置し、前記第一支持レバーよりも前記転写ベルトの内側に設けられ、前記第一支持レバーに接触して該第一支持レバーを回動させるカム部材、を有することを特徴とする転写装置。
このような転写装置によれば、転写装置が画像形成装置本体に装着されているときにローラの軸端が軸端当接部材に適切に当接できる転写装置、を実現することが可能な効果が最も有効に奏される。
また、(A)画像形成装置本体と、(B)次の(a)〜(g)を有する転写装置と、(a)転写装置本体、(b)現像剤を媒体に転写する際の中間媒体となる転写ベルト、(c)移動可能なローラ、(d)該ローラの軸端が当接可能な軸端当接部材であって、その一端が前記転写装置本体に固定され、その他端が自由端である軸端当接部材、(e)を備え、前記画像形成装置本体に対して着脱可能な転写装置であって、(f)該転写装置が画像形成装置本体に装着されているときに、前記ローラは、該ローラが前記転写ベルトに当接し、かつ、その軸端が前記軸端当接部材に当接する第一位置、に位置し、前記転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されているときに、前記ローラは、前記第一位置とは異なる第二位置に位置し、(g)該転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されている状態で前記ローラが前記第二位置から前記第一位置へ向かう方向に変位した際に、該ローラの軸端が前記他端を越えないように該ローラの変位を規制する規制部、(C)を具備したことを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、転写装置が画像形成装置本体から取り外されているときにローラの軸端が軸端当接部材の他端を越えることを防止できるから、転写装置が画像形成装置本体に装着されたときにローラの軸端が軸端当接部材に適切に当接できる画像形成装置、を実現することが可能となる。
また、(A)コンピュータと、(B)このコンピュータに接続されて、画像形成装置本体と、次の(a)〜(g)を有する転写装置と、を具備した画像形成装置と、(a)転写装置本体、(b)現像剤を媒体に転写する際の中間媒体となる転写ベルト、(c)移動可能なローラ、(d)該ローラの軸端が当接可能な軸端当接部材であって、その一端が前記転写装置本体に固定され、その他端が自由端である軸端当接部材、(e)を備え、画像形成装置本体に対して着脱可能な転写装置であって、(f)該転写装置が画像形成装置本体に装着されているときに、前記ローラは、該ローラが前記転写ベルトに当接し、かつ、その軸端が前記軸端当接部材に当接する第一位置、に位置し、前記転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されているときに、前記ローラは、前記第一位置とは異なる第二位置に位置し、(g)該転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されている状態で前記ローラが前記第二位置から前記第一位置へ向かう方向に変位した際に、該ローラの軸端が 前記他端を越えないように該ローラの変位を規制する規制部、(C)を備えたことを特徴とする画像形成システム。
このような画像形成システムによれば、転写装置が画像形成装置本体から取り外されているときにローラの軸端が軸端当接部材の他端を越えることを防止できるから、転写装置が画像形成装置本体に装着されたときにローラの軸端が軸端当接部材に適切に当接できる画像形成システムを実現することが可能となる。
===画像形成装置の概要===
次に、図1及び図2を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。図2は、制御ユニットを示したブロック図である。なお、図1には、矢印にて上下方向(鉛直方向)を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、像担持体の一例としての感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、中間転写ユニット60、感光体クリーニングブレード76を有し、さらに、二次転写ユニット80、転写ベルトクリーニングユニット85、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。なお、感光体20、帯電ユニット30、及び、感光体クリーニングブレード76が、感光体ユニット75を構成しており、該感光体ユニット75は、画像形成装置本体の一例としてのプリンタ本体10aに着脱可能となっている。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
YMCK現像ユニット50は、感光体20に担持された潜像を、現像装置に収容された現像剤の一例としてのトナー、すなわち、ブラック現像装置51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナー、にて現像剤像であるトナー像として可視化するための装置である。
このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像装置51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つの保持部55a、55b、55c、55dにより保持しており、前記4つの現像装置51、52、53、54は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容されたトナーにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像装置51、52、53、54の各々は、プリンタ本体10a、より具体的には、YMCK現像ユニット50の前記保持部55a、55b、55c、55d、に対して着脱可能となっている。
中間転写ユニット60は、感光体20に接触している転写ベルト210を有し、転写ベルト210と感光体20との第一接触部T1にて、感光体20に形成された単色トナー像を転写ベルト210に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、転写ベルト210にフルカラートナー像が形成される。この中間転写ユニット60は、プリンタ本体10aに対して着脱可能となっている。なお、中間転写ユニット60の詳細については、後述する。
感光体クリーニングブレード76は、ゴム製であり、感光体20の表面に当接している。この感光体クリーニングブレード76は、中間転写ユニット60によって転写ベルト210上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーを掻き落として除去する。
二次転写ユニット80は、転写ベルト210上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を記録媒体に転写するための装置である。二次転写ユニット80は、転写ベルト210に接触可能な二次転写ローラ82を有し、転写ベルト210と二次転写ローラ82との第二接触部T2にて、転写ベルト210上のフルカラートナー像が記録媒体に転写される。より具体的に説明する。二次転写ローラ82に二次転写バイアス印加部122(図2)から二次転写バイアスが印加されると、第二接触部T2において転写ベルト210と二次転写ローラ82との間に電界が形成され、転写ベルト210上のフルカラートナー像が記録媒体に転写される。
転写ベルトクリーニングユニット85は、YMCK現像ユニット50の上部に設けられ、転写ベルト210の表面に当接されたゴム製の転写ベルトクリーニングブレード85aを有し、二次転写ユニット80によって記録媒体にトナー像が転写された後に、転写ベルト210上に残存するトナーを転写ベルトクリーニングブレード85aにより掻き落として回収するための装置である。
定着ユニット90は、記録媒体上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を記録媒体に融着させて永久像とするための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、及び、転写ベルト210が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が、感光体20に対向した現像位置に位置している。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。すなわち、イエロー現像装置54は、感光体20上に担持された潜像をトナーにてトナー像として可視化する。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って第一接触部T1に至り、転写ベルト210に転写される。この際、転写ベルト210には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写バイアスが印加される。なお、この間、感光体20と転写ベルト210とは接触している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像装置毎に順次実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、転写ベルト210に重なり合って転写される。これにより、転写ベルト210上にはフルカラートナー像が形成される。
転写ベルト210上に形成されたフルカラートナー像は、転写ベルト210の回転に伴って第二接触部T2に至り、二次転写ローラ82によって記録媒体に転写される。なお、記録媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ローラ82は転写ベルト210に押圧されるとともに、二次転写バイアスが当該二次転写ローラ82に印加される。また、記録媒体に転写されずに転写ベルト210上に残されたトナーは、転写ベルトクリーニングユニット85により回収される。
記録媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録媒体に融着される。一方、感光体20はさらに回転して、感光体クリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーが回収され、次の潜像を形成するための帯電に備える。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、中間転写ユニット60、感光体ユニット75、二次転写ユニット80、転写ベルトクリーニングユニット85、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
===中間転写ユニット60の概要===
次に、中間転写ユニット60の構成及び動作について、図3〜図10を用いて説明する。図3は、中間転写ユニット60を示した斜視図である。図4は、画像形成状態での、中間転写ユニット60と感光体20を示した断面図である。図5は、図4を紙面裏側から見た際の、中間転写ユニット60と感光体20を示した断面図である。図6は、感光体ユニット着脱状態での、中間転写ユニット60と感光体20を示した断面図である。図7は、中間転写ユニット着脱状態での、中間転写ユニット60と感光体20を示した断面図である。図8Aは、サポートローラレバー236を示した斜視図である。図8Bは、図8Aに示すサポートローラレバー236を後ろから見た図である。図9Aは、バックアップローラレバー231を示した斜視図である。図9Bは、図9Aに示すバックアップローラバー231を後ろから見た図である。図10は、図4の画像形成状態での、サポートローラ224とサポートローラ接地板261の位置関係を示した模式図である。なお、図3では、支持ローラを明示するために、転写ベルト210が図示されていない。また、図3では、矢印にて軸方向が示されている。図4〜図7では、矢印にて上下方向が示されており、中間転写ユニット60は、感光体20より上方に位置している。また、図4〜図7では、矢印にて左右方向が示されている。
<<<中間転写ユニット60の構成例>>>
まず、中間転写ユニット60の構成例について説明する。中間転写ユニット60は、図3や図4に示すように、左右一対のフレーム201、202と、感光体20上のトナー(トナー像)を記録媒体に転写する際の中間媒体となる転写ベルト210と、転写ベルト210を支持する複数の支持ローラと、第一支持レバーの一例としてのサポートローラレバー236と、第二支持レバーの一例としてのバックアップローラレバー231と、を有している。
フレーム201、202には、図3に示すように、カム軸271が回転可能に支持されている。このカム軸271の両側には、カム部材272が固定されている。このカム部材272は、フレーム201、202間に、該フレーム201、202に沿って設けられている。また、図4に示すように、カム部材272の外周面には、偏心突起状の、第一カム部272a、第二カム部272b、及び、第三カム部272c、が形成されている。カム軸271の軸方向他端部(詳しくは、フレーム202の外側)には、操作レバー273が固定されている。このため、カム軸271に固定された操作レバー273の回転に伴って、カム部材272も回転する。また、フレーム201、202には、作業者が中間転写ユニット60を持つための把手201a、202aが設けられている。
転写ベルト210は、PETフィルムの表面に錫蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成(以下、半導電塗料の層を抵抗層とも呼ぶ)、積層したエンドレスのベルトである。また、転写ベルト210の、図3に示す軸方向他端側の端部においては、抵抗層の代わりに、転写ベルト210の回転方向(図4にて矢印の示す方向)に沿って電極層が形成されている。この電極層には、電極部245(図3)に設けられた回転可能な導電性の電極ローラ(不図示)が当接している。そして、転写ベルト210には、転写バイアス印加部121(図2)から、電極ローラを介して一次転写バイアスが印加される。
中間転写ユニット60は、複数の支持ローラとして、図4に示すように、転写ベルト210の回転方向(図4にて矢印の示す方向)に沿って、第二ローラの一例であるバックアップローラ223、駆動ローラ221、テンションローラ225、従動ローラ222、第一ローラの一例であるサポートローラ224、を有している。
バックアップローラ223は、導電性を有し、転写ベルト210の内周面に当接して該転写ベルト210を感光体20に圧接させるためのものである。このバックアップローラ223は、移動することにより転写ベルト210に対して離当接可能となっている。すなわち、図4に示すように、画像を形成可能な状態(以下、画像形成状態とも呼ぶ)では、バックアップローラ223は、転写ベルト210に当接して該転写ベルト210を感光体20に圧接させている。一方、図6に示すように、プリンタ本体10aに対して感光体ユニット75が着脱可能な状態(以下、感光体ユニット着脱状態とも呼ぶ)や、図7に示すように、プリンタ本体10aに対して中間転写ユニット60が着脱可能な状態(以下、中間転写ユニット着脱状態とも呼ぶ)では、バックアップローラ223は、転写ベルト210から離間している。また、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されたときには、バックアップローラ223は、図7に示すように、転写ベルト210から離間した状態を維持している。
また、バックアップローラ223により感光体20に接触している転写ベルト210と感光体20との第一接触部T1(図4)にて、感光体20上のトナー像が転写ベルト210に転写される。より具体的に説明する。転写ベルト210に一次転写バイアス印加部121から一次転写バイアスが印加されると、第一接触部T1において転写ベルト210と感光体20との間に電界が形成され、感光体20上のトナー像が転写ベルト210に転写される。4色のトナー像が順次転写されると、転写ベルト210にフルカラートナー像が形成される。
駆動ローラ221は、図3に示す時計方向に回転して、転写ベルト210を回転駆動させるものである。この駆動ローラ221は、第一接触部T1において転写ベルト210の周速度が感光体20の周速度とほぼ同じになるように、転写ベルト210を回転させる。また、駆動ローラ221は、感光体20の回転方向(図3において時計方向)と逆の方向(図3において反時計方向)に回転する。また、駆動ローラ221は、その軸心がバックアップローラ223の軸心よりも下方かつ右側に位置するように、設けられている。
テンションローラ225は、転写ベルト210に張力を付与するためのものである。このテンションローラ225は、その軸方向両端側に設けられ、フレーム201、202と嵌合している軸受け251によって支持されている。また、軸受け251は、該軸受け251の下方に接触するテンションバネ252によって図4に示す方向Xに付勢されている。このため、テンションローラ225は、テンションバネ252の付勢力によって、方向Xに移動可能となっている。また、テンションローラ225は、その軸心が駆動ローラ221の軸心よりも上方かつ左側に位置するように、設けられている。
従動ローラ222は、転写ベルト210の回転に伴って回転するローラである。図1に示すように、この従動ローラ222に対して、転写ベルト210を介して転写ベルトクリーニングブレード85aが当接している。また、従動ローラ222は、その軸心がテンションローラ225の軸心よりも左側に位置するように、設けられている。
サポートローラ224は、導電性を有し、移動することにより転写ベルト210に対して離当接可能となっている。すなわち、図4に示す画像形成状態では、サポートローラ224は、転写ベルト210の内周面に当接している。一方、図6に示す感光体ユニット着脱状態や、図7に示す中間転写ユニット着脱可能状態では、サポートローラ224は、転写ベルト210から離間している。なお、サポートローラ224の「第一位置」は、図4に示す位置であり、サポートローラ224の「第二位置」は、該第一位置とは異なる図7に示す位置である。この際、第二位置は、第一位置よりも転写ベルト210の内側に位置する。また、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されたときには、サポートローラ224は、図7に示す第二位置に位置している。また、サポートローラ224は、その軸心が従動ローラ222の軸心よりも下方かつ右側に位置するように、設けられている。
図5に示すように、バックアップローラ223の軸方向一端側(図3)には、該バックアップローラ223の軸223aの軸端223bが当接可能なバックアップローラ接地板262が、サポートローラ224の軸方向一端側には、該サポートローラ224の軸224aの軸端224bが当接可能な軸端当接部材の一例としてのサポートローラ接地板261が、設けられている。このバックアップローラ接地板262とサポートローラ接地板261は、導電性を有している。そして、バックアップローラ223は、軸端223bがバックアップローラ接地板262に当接することによって、接地される。同様に、サポートローラ224は、軸端224bがサポートローラ接地板261に当接することによって、接地される。
また、図5に示すように、バックアップローラ接地板262の一端262aとサポートローラ接地板261の一端261aは、フレーム201に固定された連結板263と、それぞれ連結している。このため、一端262aと一端261aは、連結板263を介してフレーム201に固定されている。一方、バックアップローラ接地板262の他端262bとサポートローラ接地板261の他端261bは、それぞれ自由端となっている。また、バックアップローラ接地板262は、図4に示す画像形成状態で、バックアップローラ223の軸端223bが当接する湾曲部262cを備えている。同様に、サポートローラ接地板261は、図4に示す画像形成状態で、サポートローラ224の軸端224bが当接する湾曲部261cを備えている(図10)。なお、図6や図7に示すように、感光体ユニット着脱状態や中間転写ユニット着脱状態では、軸端223bは湾曲部262cに、軸端224bは湾曲部261cに当接していない。
サポートローラ224の軸方向両端側には、該サポートローラ224を支持するサポートローラレバー236が設けられている。具体的には、サポートローラ224の軸方向一端側には、該サポートローラ224の軸224aを支持する一端側サポートローラレバー236(図3)が、サポートローラ224の軸方向他端側には、前記軸224aを支持する他端側サポートローラレバー(不図示)が、フレーム201、202間に設けられている。なお、一端側サポートローラレバーと他端側サポートローラレバーは、同様な構成なので、以下においては、一端側サポートローラレバー(単に、サポートローラレバーとも呼ぶ)236の構成について説明する。
サポートローラレバー236は、図8Aに示すように、フレーム201に取り付けられた支点軸205(図4)と嵌合する嵌合穴236aと、その一端側に設けられ、サポートローラ224の軸224aを支持するローラ支持穴236bと、を備えている。そして、サポートローラレバー236が支点軸205を支点として回動することによって、該サポートローラレバー236に支持されたサポートローラ224が移動することとなる。
また、サポートローラレバー236は、その他端側に付勢部材の一例としての引っ張りバネ237(図4)の一端側フック237aと連結するバネ連結穴236cを備えている。図4に示すように、この引っ張りバネ237の他端側フック237bは、フレーム201と連結している。また、引っ張りバネ237は、その引っ張り力がバネ連結穴236cを介してサポートローラレバー236に作用して、支点軸205を中心にサポートローラレバー236を方向Y1(図4)に回動させる、換言すれば、サポートローラ224を方向Y1に移動させる機能を有する。この方向Y1は、サポートローラ224の第一位置(図4)から第二位置(図7)へ向かう方向でもある。このため、引っ張りバネ237は、第一位置から第二位置へ向かう方向にサポートローラ224を付勢する機能を有している。
また、図4に示すように、サポートローラレバー236の上面は、該サポートローラレバー236よりも転写ベルト210の内側に設けられたカム部材272と接触している。この上面には、図8Aに示すように、カム部材272の第一カム部272aが係合可能な凹状の第一係合部236dと、第一係合部236dより一端側に位置し、該第一カム部272aが係合可能な第二係合部236eと、第一係合部236dと第二係合部236eとを繋げ、第一カム部272aや第二カム部272bが摺動可能な被摺動部236fと、が形成されている。そして、カム部材272は、サポートローラレバー236の上面に接触した状態にて回転することによって、サポートローラレバー23を回動させることとなる。
また、サポートローラレバー236の、フレーム201側の面F1には、フレーム201側に突出した、突起片236g、及び、第一凸部の一例としての突起片236h、が設けられている。この突起片236g及び突起片236hの断面形状は、楕円状である。
バックアップローラ223の軸方向両端側には、該バックアップローラ223を支持するバックアップローラレバー231が設けられている。具体的には、バックアップローラ223の軸方向一端側には、該バックアップローラ223の軸223aを支持する一端側バックアップローラレバー231(図3)が、バックアップローラ223の軸方向他端側には、前記軸223aを支持する他端側バックアップローラレバー(不図示)が、フレーム201、202間に設けられている。そして、一端側バックアップローラレバー231は、一端側サポートローラレバー236よりもフレーム201側に、他端側バックアップローラレバーは、他端側サポートローラレバーよりもフレーム202側に、設けられている。なお、一端側バックアップローラレバーと他端側バックアップローラレバーは、同様な構成なので、以下においては、一端側バックアップローラレバー(単に、バックアップローラレバーとも呼ぶ)231の構成について説明する。
バックアップローラレバー231は、図9Aに示すように、フレーム201に取り付けられた支点軸205(図4)と嵌合する嵌合穴231aと、その一端側に設けられ、バックアップローラ223の軸223aを支持するローラ支持穴231bと、を備えている。そして、バックアップローラレバー231が支点軸205を支点として回動することによって、該バックアップローラレバー231に支持されたバックアップローラ223が移動することとなる。
また、バックアップローラレバー231は、その他端側に引っ張りバネ232(図5)の一端側フック232aと連結するバネ連結部231cを備えている。図5に示すように、この引っ張りバネ232の他端側フック232bは、フレーム201と連結している。また、引っ張りバネ232は、その引っ張り力がバネ連結部231cを介してバックアップローラレバー231に作用して、支点軸205を中心にバックアップローラレバー231を方向Y1とは逆方向の方向Y2(図4)に回動させる、換言すれば、バックアップローラ223を方向Y2に移動させる機能を有する。
また、図9Aに示すように、バックアップローラレバー231の、サポートローラレバー236の面F1(図8B)と対向する面F2には、面F1側に突出した、壁部231d、突起片231e、及び、第二凸部の一例である突起片231h、が設けられている。壁部231dは、図7に示すように、カム部材272の第三カム部272cと係合可能となっている。突起片231eは、その上方の面231fが第一カム部272aと接触可能となるように、その下方の面231gがサポートローラレバー231の突起片236gの上方の曲面部236i(図8B)と接触可能となるように、設けられている。突起片231hは、その上方の面231iがサポートローラレバー231の突起片236hの下方の曲面部236j(図8B)と接触可能となるように、設けられている。また、バックアップローラレバー231の、フレーム201側の面F3には、フレーム201の係止爪203(図3)に係止可能な係止凹部231jが設けられている。
<<<中間転写ユニット60の動作例>>>
中間転写ユニット60は、該中間転写ユニット60の交換等の際に、プリンタ本体10aに対して着脱される。かかる際には、図4に示す画像形成状態から図7に示す中間転写ユニット着脱状態に中間転写ユニット60を移行させた後に、中間転写ユニット60を取り外す必要がある。また、中間転写ユニット60をプリンタ本体10aに装着させて画像を形成するためには、中間転写ユニット60を装着させた後に、図7に示す中間転写ユニット着脱状態から図4に示す画像形成状態に中間転写ユニット60を移行させる必要がある。そこで、以下の説明においては、画像形成状態から中間転写ユニット着脱状態に移行する際の中間転写ユニット60の動作例と、中間転写ユニット着脱状態から画像形成状態に移行する際の中間転写ユニット60の動作例と、について説明する。
[1.画像形成状態から中間転写ユニット着脱状態に移行する際の動作例]
まず、画像形成状態から中間転写ユニット着脱状態に移行する際の中間転写ユニット60の動作例について、説明する。
図4に示す画像形成状態では、カム部材272の第一カム部272aが、サポートローラレバー236の第一係合部236dと係合している。かかる際に、サポートローラ224は、転写ベルト210に当接しており、該サポートローラ224の軸224aの軸端224bは、サポートローラ接地板261に当接している(図10)。すなわち、サポートローラ224は、第一位置に位置している。また、バックアップローラ223は、引っ張りバネ232の付勢力によって、転写ベルト210に当接しており、該バックアップローラ223の軸223aの軸端223bは、バックアップローラ接地板262に当接している。
作業者が、カム軸271が反時計方向(図4にて矢印の示す方向)に回転するように、操作レバー273を回転させると、カム部材272も反時計方向に回転する。カム部材272が回転すると、第一カム部272aと第一係合部236dとの係合が解除される。該係合が解除された後にカム部材272がさらに回転する際に、サポートローラレバー236は、引っ張りバネ237の付勢力によって、支点軸205を支点として反時計方向に回動する。なお、サポートローラレバー236が回動する際に、第一カム部272aは、被摺動部236fを摺動する。
また、サポートローラレバー236の反時計方向への回動に伴い、バックアップローラレバー231も反時計方向に回動する。以下に詳しく説明する。引っ張りバネ237の付勢力によってサポートローラレバー236が回動すると、該サポートローラレバー236の突起片236gが、バックアップローラレバー231の突起片231eと接触する。そして、突起片236gが突起片231eと接触した状態にてサポートローラレバー236がさらに回転する際に、該突起片236gから突起片231eに力が作用する。この力は、引っ張りバネ232の付勢力より大きいので、該力によって、バックアップローラレバー231は、支点軸205を支点として回動する。
そして、第一カム部272aが被摺動部236fを摺動しながらカム部材272がさらに回転すると、図6に示すように、第一カム部272aが、第二係合部236eと係合する。第一カム部272aが第二係合部236eと係合した状態では、サポートローラレバー236、及び、バックアップローラレバー231は、回転せず、図6に示す位置を維持する。
サポートローラレバー236及びバックアップローラレバー231の回動に伴い、サポートローラ224及びバックアップローラ223も移動するので、図6に示すように、転写ベルト210も上方に移動し、該転写ベルト210は、感光体20から離間することとなる。また、サポートローラ224及びバックアップローラ223が移動する際に、テンションローラ225は、図4に示す方向Xに移動し、転写ベルト210のベルトの張力のバランスがとれた状態(図6)で停止する。なお、図6に示す感光体ユニット着脱状態では、作業者は、プリンタ本体10aに対して感光体20を着脱することができる。
次に、図6に示す感光体ユニット着脱状態にて、作業者が、カム軸271が反時計方向(図6にて矢印の示す方向)に回転するように、操作レバー273をさらに回転させると、第一カム部272aと第二係合部236eとの係合が解除される。該係合が解除された後にカム部材272がさらに回転する際に、サポートローラレバー236は、引っ張りバネ237の付勢力によって、反時計方向に回動する。この際、第二カム部272bが、被摺動部236fを摺動する。また、サポートローラレバー236の反時計方向への回動に伴い、バックアップローラレバー231も、反時計方向に回動する。
そして、第二カム部272bが被摺動部236fに摺動しながらカム部材272がさらに回転すると、第三カム部272cがバックアップローラレバー231の壁部231dと接触する。そして、第三カム部272cと壁部231dが接触した状態にてバックアップローラレバー231がさらに回転すると、バックアップローラレバー231の係止凹部231jとフレーム201の係止爪203が係止する。これによって、バックアップローラレバー231は、図7に示す位置でロックされる。図7に示す中間転写ユニット着脱状態では、バックアップローラ223は、転写ベルト210から離間している。また、サポートローラ224は、転写ベルト210から離間している第二位置に位置している。なお、作業者は、図7に示す中間転写ユニット着脱状態にて、プリンタ本体10aから中間転写ユニット60を取り除くことができる。
ところで、バックアップローラレバー231の突起片231hは、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されている状態でサポートローラ224が第二位置(図7)から第一位置(図4)へ向かう方向に変位した際に、該サポートローラ224の軸224aの軸端224bがサポートローラ接地板261の他端261bを越えないようにサポートローラ224の変位を規制する機能を有している。より具体的に説明する。フレーム201に係止されたバックアップローラレバー231の突起片231hは、サポートローラレバー236の突起片236hに接触して該サポートローラレバー236の回動を規制することによって、サポートローラ224の変位を規制する。
[2.中間転写ユニット着脱状態から画像形成状態に移行する際の動作例]
次に、中間転写ユニット着脱状態から画像形成状態に移行する際の中間転写ユニット60の動作例について、説明する。
図7に示す中間転写ユニット着脱状態にて、作業者が、カム軸271が時計方向(図7にて矢印の示す方向)に回転するように、操作レバー273を回転させると、カム部材272も時計方向に回転する。かかる際に、第二カム部272bが被摺動部236fを摺動し、該被摺動部236fを介して第二カム部272bからサポートローラレバー236に力が作用される。この力は、引っ張りバネ237の引っ張り力より大きいために、該力に起因して、サポートローラレバー236が支点軸205を支点として時計方向に回動する。
カム部材272が時計方向にさらに回転すると、第一カム部272aが突起片231eの面231fに接触する。そして、第一カム部272aが突起片231eに接触した状態で、カム部材272がさらに回動する際に、第一カム部272aから突起片231eに力が作用される。この力によって、係止凹部231jと係止爪203の係止が解除される。該係止が解除された後にカム部材272がさらに回転する際に、第二カム部272bの摺動に伴いサポートローラレバー236は時計方向に回動し、前記係止が解除されたバックアップローラレバー231は、引っ張りバネ232の付勢力によって、時計方向に回動する。そして、カム部材272がさらに回転すると、図6に示すように、第一カム部272aが第二係合部236eに係合する。該係合によって、回動中のサポートローラレバー236は、図6に示す位置にて停止する。また、引っ張りバネ232の付勢力によって回動中のバックアップローラレバー231は、突起片231eの下方の面231gが停止中のサポートローラレバー236の突起片236gの曲面部236iに接触して、停止する。これにより、中間転写ユニット60は、感光体ユニット着脱状態になる。
次に、図6に示す感光体ユニット着脱状態にて、作業者が、カム部材272が時計方向に回転するように、操作レバー273を回転させると、第一カム部272aと第二係合部236eの係合が解除される。該係合が解除された後にカム部材272がさらに回転する際に、第一カム部272aが被摺動部236fを摺動し、サポートローラレバー236は、該摺動に伴い時計方向に回動し、バックアップローラレバー231は、引っ張りバネ232の付勢力によって時計方向に回動する。そして、カム部材272がさらに回転すると、図4に示すように、第一カム部272aが第一係合部236dに係合する。該係合によって、回動中のサポートローラレバー236は、図4に示す位置にて停止する。また、引っ張りバネ232の付勢力によって回動中のバックアップローラレバー231は、バックアップローラ223が転写ベルト210に当接して該転写ベルト210を感光体20に圧接させた際に、停止する。これにより、中間転写ユニット60は、画像形成状態になる。
===本実施形態に係る中間転写ユニット60の有効性===
本実施形態に係る転写装置(中間転写ユニット60)は、(a)転写装置本体(中間転写ユニット本体)と、(b)現像剤(トナー)を媒体(記録媒体)に転写する際の中間媒体となる転写ベルト210と、(c)移動可能なローラ(サポートローラ224)と、(d)該サポートローラ224の軸端224bが当接可能な軸端当接部材(サポートローラ接地板261)であって、その一端261aが中間転写ユニット本体に固定され、その他端261bが自由端であるサポートローラ接地板261と、(e)を備え、画像形成装置本体(プリンタ本体10a)に対して着脱可能である。また、中間転写ユニット60においては、(f)中間転写ユニット60がプリンタ本体10aに装着されているときに、サポートローラ224は、該サポートローラ224が転写ベルト210に当接し、かつ、その軸端224bがサポートローラ接地板261に当接する第一位置、に位置し、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されているときに、サポートローラ224は、第一位置とは異なる第二位置に位置する。そして、中間転写ユニット60は、(g)中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されている状態でサポートローラ224が第二位置から第一位置へ向かう方向に変位した際に、該サポートローラ224の軸端224bが他端261bを越えないようにサポートローラ224の変位を規制する規制部(突起片231h)、(h)を備えている。これにより、サポートローラ224の軸端224bがサポートローラ接地板261に適切に当接できる中間転写ユニット60を実現することが可能となる。以下において、詳細に説明する。
中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されているときに、中間転写ユニット60の落下等によって該中間転写ユニット60に衝撃が作用する場合がある。かかる際に、該衝撃によって、第二位置に位置しているサポートローラ224が、第一位置側へ変位して、該サポートローラ224の軸端224bがサポートローラ接地板261の他端261bを越えてしまうことがある。
図11及び図12を用いて、より具体的に説明する。図11は、サポートローラ224が第二位置に位置している際の、サポートローラ224とサポートローラ接地板261との位置関係を示した模式図である。図12は、比較例を示す図であって、サポートローラ224の軸端224bがサポートローラ接地板261の他端261bを越えた状態を示した模式図である。中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されているときに、中間転写ユニット60に衝撃が作用すると、該衝撃に起因して、図11に示す第二位置にいるサポートローラ224が下方(第二位置から第一位置へ向かう方向)に変位することがある。該サポートローラ224の下方への変位が大きいと、図12に示すように、サポートローラ224の軸端224bがサポートローラ接地板261の他端261bを越えてしまう。
そして、サポートローラ224の軸端224bがサポートローラ接地板261の他端261bを越えてしまうと、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aに装着されたときに、該軸端224bがサポートローラ接地板261に適切に当接できない恐れがある。例えば、軸端224bが他端261bを越えることによって、サポートローラ224が第一位置に位置できないため、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aに装着されたときに、軸端224bがサポートローラ接地板261に当接できない。
一方、本実施形態においては、図7に示すように、中間転写ユニット60には、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されている状態でサポートローラ224が第二位置から第一位置へ向かう方向に変位した際に、サポートローラ224の軸端224bがサポートローラ接地板261の他端261bを越えないようにサポートローラ224の変位を規制する規制部(突起片231h)、が設けられている。
かかる場合には、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されているときに、中間転写ユニット60の落下等により該中間転写ユニット60に衝撃が作用して、サポートローラ224が変位しても、突起片231hによって、軸端224bが他端261bを越えることを防止できる。図13を用いて、より具体的に説明する。図13に示すように、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されているときに、中間転写ユニット60に作用する衝撃に起因して、サポートローラ224が下方に変位しても、規制部によって、軸端224bが他端261bに当接する位置までしか変位しないので、軸端224bが他端261bを越えることを防止できる。このため、サポートローラ224が変位した後、サポートローラ224が第一位置に位置できるので、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aに装着されているときに、軸端224bがサポートローラ接地板261に当接できる。なお、図13は、サポートローラ224の軸端224bが、サポートローラ接地板261の他端261bに当接している状態を示した模式図である。
以上から、規制部(突起片231h)を設けた場合には、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されているときにサポートローラ軸端224bがサポートローラ接地板261の他端261bを越えることを防止できるから、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aに装着されたときに該軸端224bがサポートローラ接地板261に適切に当接できる中間転写ユニット60、を実現することが可能となる。
===その他の実施形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
なお、上記実施の形態において、画像形成装置としてフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
なお、上記実施の形態において、ロータリー方式の現像器を備えた画像形成装置を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、タンデム方式の現像器を備えた画像形成装置にも、本発明を適用することができる。
なお、上記実施の形態において、像担持体である感光体は、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けた構成として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
さらに、上記実施の形態において、サポートローラ224、及び、軸端当接部材(サポートローラ接地板261)は、導電性を有することとした。そして、図10に示すように、サポートローラ224の軸端224bが軸端当接部材に当接することによって、サポートローラ224が接地されることとした。しかし、軸端当接部材の機能は、サポートローラ224を接地することに限定されるものではない。
さらに、上記実施の形態において、図4に示すように、中間転写ユニット60は、第一位置から第二位置へ向かう方向(図4に示す方向Y1)にサポートローラ224を付勢するための付勢部材(引っ張りバネ237)、を有することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、中間転写ユニット60は、付勢部材を有しないこととしてもよい。
中間転写ユニット60が、第一位置から第二位置へ向かう方向にサポートローラ224を付勢するための引っ張りバネ237を有する場合には、引っ張りバネ237による付勢力が、サポートローラ224の第二位置から第一位置へ向かう方向とは逆方向に、サポートローラ224に作用する。このため、引っ張りバネ237を設けた場合には、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されているときに、サポートローラ224の第二位置から第一位置へ向かう方向への変位を抑制することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図4に示すように、中間転写ユニット60は、中間転写ユニット本体に回動可能に設けられ、サポートローラ224を支持する支持レバー(サポートローラレバー236)を有することとした。そして、規制部(突起片231h)は、サポートローラレバー236の回動を規制することによって、サポートローラ224の変位を規制することとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、規制部は、支持レバーを介さずサポートローラ224の変位を直接規制することとしてもよい。
さらに、上記実施の形態において、図4に示すように、前記ローラ、前記支持レバーは、それぞれ、第一ローラ(サポートローラ224)、第一支持レバー(サポートローラレバー236)であることとした。また、中間転写ユニット60は、第二ローラ(バックアップローラ223)と、フレーム201に回動可能に設けられ、バックアップローラ223を支持する第二支持レバー(バックアップローラレバー231)と、を有することとした。また、図9Aに示すように、突起片231hは、バックアップローラレバー231に設けられていることとした。また、図7に示すように、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されている状態では、バックアップローラレバー231はフレーム201に係止されていることとした。そして、中間転写ユニット本体に係止されたバックアップローラレバー231の突起片231hは、サポートローラレバー236に接触して、該サポートローラレバー236の回動を規制することとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、別途、サポートローラレバー236の回動を規制する機能のみを有する部材を設けることとしてもよい。
規制部(突起片231h)がバックアップローラ223を支持するバックアップローラレバー231に設けられている場合には、該バックアップローラレバー231が、バックアップローラ223を支持する機能と、サポートローラレバー236の回動を規制する機能と、を兼ねることになる。このため、突起片231hがバックアップローラレバー231に設けられている場合には、部品点数を増加することなく、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aに装着されているときにサポートローラ224の軸端224bがサポートローラ接地板261に適切に当接することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図8Bに示すように、サポートローラレバー236は、第一凸部(突起片236h)を備えていることとした。そして、図7に示すように、前記規制部は、バックアップローラレバー231に設けられ、突起片236hに接触してサポートローラレバー236の回動を規制する第二凸部(突起片231h)、であることとした。しかし、上記に限定されるものではない。
ただし、バックアップローラレバー231に設けられた突起片231hが、サポートローラレバー236の突起片236hに接触して該サポートローラレバー236の回動を規制する場合には、簡易な構成にて、中間転写ユニット60がプリンタ本体10aから取り外されているときに、サポートローラ224の軸端224bがサポートローラ接地板261の他端261bを越えないようにすることが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図4に示すように、第二ローラ(バックアップローラ223)は、該サポートローラ224が第一位置に位置している際には、転写ベルト210に接触して該転写ベルト210をプリンタ本体10a側の部材(感光体20)に圧接させることとした。また、図7に示すように、バックアップローラ223は、該サポートローラ224が第二位置に位置している際には、転写ベルト210から離間していることとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、第二ローラは、サポートローラ224が第一位置に位置している際には、転写ベルト210に接触しているだけで、該転写ベルト210を感光体20に圧接させないこととしてもよい。
さらに、上記実施の形態において、図4に示すように、第一位置に位置しているサポートローラ224は、転写ベルト210の内周面に当接することとした。また、図4と図7に示すように、第二位置は、画像形成位置よりも転写ベルト210の内側に位置することとした。さらに、図4に示すように、中間転写ユニット60は、サポートローラレバー236よりも転写ベルト210の内側に設けられ、サポートローラレバー236に接触して該サポートローラレバー236を回動させるカム部材272、を有することとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、カム部材以外の部材が、サポートローラレバー236を回動させることとしてもよい。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図14は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ706と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。
コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ706は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図15は、図14に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ706から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ706が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 制御ユニットを示すブロック図である。 中間転写ユニット60を示した斜視図である。 画像形成状態での、中間転写ユニット60と感光体20を示した断面図である。 図4を紙面裏側から見た際の、中間転写ユニット60と感光体20を示した断面図である。 感光体ユニット着脱状態での、中間転写ユニット60と感光体20を示した断面図である。 中間転写ユニット着脱状態での、中間転写ユニット60と感光体20を示した断面図である。 図8Aは、サポートローラレバー236を示した斜視図である。図8Bは、図8Aに示すサポートローラレバー236を後ろから見た図である。 図9Aは、バックアップローラレバー231を示した斜視図である。図9Bは、図9Aに示すバックアップローラバー231を後ろから見た図である。 図4の画像形成状態での、サポートローラ224とサポートローラ接地板261の位置関係を示した模式図である。 サポートローラ224が第二位置に位置している際の、サポートローラ224とサポートローラ接地板261との位置関係を示した模式図である。 比較例を示す図であって、サポートローラ224の軸端224bがサポートローラ接地板261の他端261bを越えた状態を示した模式図である。 サポートローラ224の軸端224bが、サポートローラ接地板261の他端261bに当接している状態を示した模式図である。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図14に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 プリンタ、10a プリンタ本体、20 感光体、30 帯電ユニット、
40 露光ユニット、50 YMCK現像ユニット、50a 中心軸、
51 ブラック現像装置、52 マゼンタ現像装置、53 シアン現像装置、
54 イエロー現像装置、55a、55b、55c、55d 保持部、
60 中間転写ユニット、75 感光体ユニット、
76 感光体クリーニングブレード、80 二次転写ユニット、82二次転写ローラ、
85 転写ベルトクリーニングユニット、85a 転写ベルトクリーニングブレード、
90 定着ユニット、92 給紙トレイ、94 給紙ローラ、95 表示ユニット、
96 レジローラ、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 ユニットコントローラ、112 インターフェイス、113 画像メモリ、
121 一次転写バイアス印加部、122 二次転写バイアス印加部、
201 フレーム、201a 把手、202 フレーム、202a 把手、
205 支点軸、210 転写ベルト、221 駆動ローラ、222 従動ローラ、
223 バックアップローラ、223a 軸、223b 軸端、
224 サポートローラ、224a 軸、224b 軸端、
225 テンションローラ、231 バックアップローラレバー、231a 嵌合穴、
231b ローラ支持穴、231c バネ連結部、231d 壁部、
231e 突起片、231f 面、231g 面、231h 突起片、231i 面、
231j 係止凹部、232 引っ張りバネ、232a 一端側フック、
232b 他端側フック、236 サポートローラレバー、236a 嵌合穴、
236b ローラ支持穴、236c バネ連結部、236d 第一係合部、
236e 第二係合部、236f 被摺動部、236g 突起片、236h 突起片、
236i 曲面部、236j 曲面部、237 引っ張りバネ、
237a 一端側フック、237b 他端側フック、245 電極部、
251 軸受け、252 テンションバネ、261 サポートローラ接地板、
261a 一端、261b 他端、261c 湾曲部、
262 バックアップローラ接地板、262a 一端、262b 他端、
262c 湾曲部、263 連結板、271 カム軸、272 カム部材、
272a 第一カム部、272b 第二カム部、272c 第三カム部、
273 操作レバー、
700 画像形成システム、702 コンピュータ、704 表示装置、
706 プリンタ、708 入力装置、708A キーボード、708B マウス、
710 読取装置、710A フレキシブルディスクドライブ装置、
710B CD−ROMドライブ装置、
802 内部メモリ、804 ハードディスクドライブユニット、
T1 第一接触部、T2 第二接触部

Claims (11)

  1. (a)転写装置本体と、
    (b)現像剤を媒体に転写する際の中間媒体となる転写ベルトと、
    (c)移動可能なローラと、
    (d)該ローラの軸端が当接可能な軸端当接部材であって、その一端が前記転写装置本体に固定され、その他端が自由端である軸端当接部材と、
    (e)を備え、画像形成装置本体に対して着脱可能な転写装置であって、
    (f)該転写装置が画像形成装置本体に装着されているときに、前記ローラは、
    該ローラが前記転写ベルトに当接し、かつ、その軸端が前記軸端当接部材に当接する第一位置、
    に位置し、
    前記転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されているときに、前記ローラは、前記第一位置とは異なる第二位置に位置し、
    (g)該転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されている状態で前記ローラが前記第二位置から前記第一位置へ向かう方向に変位した際に、該ローラの軸端が前記他端を越えないように該ローラの変位を規制する規制部、
    (h)を備えたことを特徴とする転写装置。
  2. 請求項1に記載の転写装置であって、
    前記ローラ、及び、前記軸端当接部材は、導電性を有し、
    前記軸端が前記軸端当接部材に当接することによって、前記ローラが接地されることを特徴とする転写装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の転写装置であって、
    前記第一位置から前記第二位置へ向かう方向に前記ローラを付勢するための付勢部材、を有することを特徴とする転写装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の転写装置であって、
    前記転写装置本体に回動可能に設けられ、前記ローラを支持する支持レバーを有し、
    前記規制部は、前記支持レバーの回動を規制することによって、前記ローラの変位を規制することを特徴とする転写装置。
  5. 請求項4に記載の転写装置であって、
    前記ローラ、前記支持レバーは、それぞれ、第一ローラ、第一支持レバーであり、
    第二ローラと、前記転写装置本体に回動可能に設けられ、前記第二ローラを支持する第二支持レバーと、を有し、
    前記規制部は、前記第二支持レバーに設けられ、
    前記転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されている状態では、前記第二支持レバーは前記転写装置本体に係止されており、
    前記転写装置本体に係止された前記第二支持レバーの前記規制部は、前記第一支持レバーに接触して、該第一支持レバーの回動を規制することを特徴とする転写装置。
  6. 請求項5に記載の転写装置であって、
    前記第一支持レバーは、第一凸部を備え、
    前記規制部は、前記第二支持レバーに設けられ、前記第一凸部に接触して前記第一支持レバーの回動を規制する第二凸部、であることを特徴とする転写装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の転写装置であって、
    前記第二ローラは、
    前記第一ローラが前記第一位置に位置している際には、前記転写ベルトに接触して該転写ベルトを前記画像形成装置本体側の部材に圧接させており、
    前記第一ローラが前記第二位置に位置している際には、前記転写ベルトから離間していることを特徴とする転写装置。
  8. 請求項5〜請求項7のいずれかに記載の転写装置であって、
    前記第一位置に位置している前記第一ローラは、前記転写ベルトの内周面に当接し、
    前記第二位置は、前記第一位置よりも前記転写ベルトの内側に位置し、
    前記第一支持レバーよりも前記転写ベルトの内側に設けられ、前記第一支持レバーに接触して該第一支持レバーを回動させるカム部材、を有することを特徴とする転写装置。
  9. (a)転写装置本体と、
    (b)現像剤を媒体に転写する際の中間媒体となる転写ベルトと、
    (c)移動可能なローラと、
    (d)該ローラの軸端が当接可能な軸端当接部材であって、その一端が前記転写装置本体に固定され、その他端が自由端である軸端当接部材と、
    (e)を備え、画像形成装置本体に対して着脱可能な転写装置であって、
    (f)該転写装置が画像形成装置本体に装着されているときに、前記ローラは、
    該ローラが前記転写ベルトに当接し、かつ、その軸端が前記軸端当接部材に当接する第一位置、
    に位置し、
    前記転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されているときに、前記ローラは、前記第一位置とは異なる第二位置に位置し、
    (g)該転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されている状態で前記ローラが前記第二位置から前記第一位置へ向かう方向に変位した際に、該ローラの軸端が前記他端を越えないように該ローラの変位を規制する規制部、
    (h)を備え、
    (i)前記ローラ、及び、前記軸端当接部材は、導電性を有し、前記軸端が前記軸端当接部材に当接することによって、前記ローラが接地され、
    (j)前記第一位置から前記第二位置へ向かう方向に前記ローラを付勢するための付勢部材、を有し、
    (k)前記転写装置本体に回動可能に設けられ、前記ローラを支持する支持レバーを有し、
    前記規制部は、前記支持レバーの回動を規制することによって、前記ローラの変位を規制し、
    (l)前記ローラ、前記支持レバーは、それぞれ、第一ローラ、第一支持レバーであり、
    第二ローラと、前記転写装置本体に回動可能に設けられ、前記第二ローラを支持する第二支持レバーと、を有し、
    前記規制部は、前記第二支持レバーに設けられ、
    前記転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されている状態では、前記第二支持レバーは前記転写装置本体に係止されており、
    前記転写装置本体に係止された前記第二支持レバーの前記規制部は、前記第一支持レバーに接触して、該第一支持レバーの回動を規制し、
    (m)前記第一支持レバーは、第一凸部を備え、
    前記規制部は、前記第二支持レバーに設けられ、前記第一凸部に接触して前記第一支持レバーの回動を規制する第二凸部、であり、
    (n)前記第二ローラは、
    前記第一ローラが前記第一位置に位置している際には、前記転写ベルトに接触して該転写ベルトを前記画像形成装置本体側の部材に圧接させており、
    前記第一ローラが前記第二位置に位置している際には、前記転写ベルトから離間しており、
    (o)前記第一位置に位置している前記第一ローラは、前記転写ベルトの内周面に当接し、
    前記第二位置は、前記第一位置よりも前記転写ベルトの内側に位置し、
    前記第一支持レバーよりも前記転写ベルトの内側に設けられ、前記第一支持レバーに接触して該第一支持レバーを回動させるカム部材、を有することを特徴とする転写装置。
  10. (A)画像形成装置本体と、
    (B)次の(a)〜(g)を有する転写装置と、
    (a)転写装置本体、
    (b)現像剤を媒体に転写する際の中間媒体となる転写ベルト、
    (c)移動可能なローラ、
    (d)該ローラの軸端が当接可能な軸端当接部材であって、その一端が前記転写装置本体に固定され、その他端が自由端である軸端当接部材、
    (e)を備え、前記画像形成装置本体に対して着脱可能な転写装置であって、
    (f)該転写装置が画像形成装置本体に装着されているときに、前記ローラは、
    該ローラが前記転写ベルトに当接し、かつ、その軸端が前記軸端当接部材に当接する第一位置、
    に位置し、
    前記転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されているときに、前記ローラは、前記第一位置とは異なる第二位置に位置し、
    (g)該転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されている状態で前記ローラが前記第二位置から前記第一位置へ向かう方向に変位した際に、該ローラの軸端が前記他端を越えないように該ローラの変位を規制する規制部、
    (C)を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  11. (A)コンピュータと、
    (B)このコンピュータに接続されて、画像形成装置本体と、次の(a)〜(g)を有する転写装置と、を具備した画像形成装置と、
    (a)転写装置本体、
    (b)現像剤を媒体に転写する際の中間媒体となる転写ベルト、
    (c)移動可能なローラ、
    (d)該ローラの軸端が当接可能な軸端当接部材であって、その一端が前記転写装置本体に固定され、その他端が自由端である軸端当接部材、
    (e)を備え、画像形成装置本体に対して着脱可能な転写装置であって、
    (f)該転写装置が画像形成装置本体に装着されているときに、前記ローラは、
    該ローラが前記転写ベルトに当接し、かつ、その軸端が前記軸端当接部材に当接する第一位置、
    に位置し、
    前記転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されているときに、前記ローラは、前記第一位置とは異なる第二位置に位置し、
    (g)該転写装置が前記画像形成装置本体から取り外されている状態で前記ローラが前記第二位置から前記第一位置へ向かう方向に変位した際に、該ローラの軸端が 前記他端を越えないように該ローラの変位を規制する規制部、
    (C)を備えたことを特徴とする画像形成システム。

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