JP2006283486A - 擁壁構築用アンカー装置 - Google Patents

擁壁構築用アンカー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006283486A
JP2006283486A JP2005107547A JP2005107547A JP2006283486A JP 2006283486 A JP2006283486 A JP 2006283486A JP 2005107547 A JP2005107547 A JP 2005107547A JP 2005107547 A JP2005107547 A JP 2005107547A JP 2006283486 A JP2006283486 A JP 2006283486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
retaining wall
rod
anchor
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005107547A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kiuchi
和夫 木内
Mitsuhiro Yoshida
光博 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okabe Co Ltd
Original Assignee
Okabe Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okabe Co Ltd filed Critical Okabe Co Ltd
Priority to JP2005107547A priority Critical patent/JP2006283486A/ja
Publication of JP2006283486A publication Critical patent/JP2006283486A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】簡単な構造で、裏ごめ土の沈下に追従し、比較的安価な構造の擁壁構築用アンカー装置を提供する。
【解決手段】一端を擁壁1に止着した接続杆2の他の一端と、一端側を地山3に固定したアンカー杆4の他の一端を裏ごめ土6内において接続手段5を介して互いに回動自在に接続する。そして、接続手段5を、前記接続杆2の他の一端と前記アンカー杆4の他の一端のそれぞれに取付けた接続片8と、該接続片8に設けた接続孔9に挿通した接続リング10とで構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、切盛土工においてその補強のために擁壁を構築する際、地山内に固定するアンカーによって擁壁の安定化を図る、擁壁構築用アンカー装置に関するものである。
一端を擁壁に止着した接続杆の他の一端と、一端側を地山に固定するアンカー杆の他の一端とを裏ごめ土内において接続手段を介して互いに回動自在に接続し、前記接続手段を、前記接続杆と前記アンカー杆のそれぞれの他の一端それぞれに設けた側面が球面状拡張部と、該拡張部が嵌合する球状内周面を備えた筒体とで構成した構造のものがある(例えば、特許文献1)。
特許第3121327号公報
前記従来例は、筒体に対して接続杆側およびアンカー杆側のそれぞれが所謂自在継手状に接続した構成を採り、該構成により、擁壁の裏ごめ土の沈下に両杆がある程度まで互いに自由に回動して追従させるようにしたものであるが、構成上構造が複雑となり、高価でもある。
本発明は、斯様な従来例の欠点に着目し、簡単な構造で裏ごめ土の沈下に追従し、比較的安価な構造の擁壁構築用アンカー装置を提供すべく創案したものである。
一端を擁壁に止着した接続杆の他の一端と、一端側を地山に固定したアンカー杆の他の一端を裏ごめ土内において接続手段を介して互いに回動自在に接続した擁壁構築用のアンカー装置において、前記接続手段を、前記接続杆の他の一端と前記アンカー杆の他の一端のそれぞれに取付けた接続片と、該接続片に設けた接続孔に挿通した接続リングとで構成したものである。
本発明によれば、接続リングに対してアンカー杆側と接続杆側とが自由に回動するから裏ごめ土沈下に追従することができ、同時に可動範囲が広く構造も簡単で比較的安価な製品を提供できるものである。
また、単一な接続リングに対し、アンカー杆側と接続杆側の一方又は双方を、構造上、複数個用いることができ、従って、複数個用いる場合の施工作業の向上を図ることができる。
図面は本発明に係る擁壁構築用アンカー装置の実施例を示し、図1は第一実施例の説明図、図2は図1の一部欠截拡大図、図3は接続リングの他の実施形を示す正面図、図4は第二実施例の説明図、図5は接続片の正面図である。
本発明に係るアンカー装置Aは、コンクリートパネル等で成る擁壁1に一端側を止着した接続杆2の他の一端と、盛土で成る地山3に埋設固定したアンカー片4aを一端側に備えたアンカー杆4の他の一端を接続手段5を介して裏ごめ土3´内において互いに接続して構成して擁壁1の安定化を図るものである。
前記接続杆2は、ボルト杆で構成し、その一端側を前記擁壁1に貫通させて該擁壁1に組合わせ、接続杆2に螺合したナット6を座金7を介して擁壁1の内外から締め付けるようにして擁壁1に止着したものである。
接続杆2と擁壁1との止着(接続)手段は、例えば、擁壁1をコンクリートで造成するなどの場合に該コンクリート(擁壁)内に一端にブロック体を設ける等して該ブロック体を埋設する等自由に選択すれば良い。
この接続杆2の他の一端には前記接続手段5を構成する接続片8を筒状本体8aにおいて螺合して取付け、接続片8は内腔部にねじ穴を設けた前記筒状本体8aの先端にリング状部片8bを一体に設けて接続孔9を備えて成り、この接続片8のリング状部片8bに接続孔9に挿通させるようにして前記接続手段5を構成する接続リング10を組付けてある。
接続リング10は、長円状の半リング体で成るリング主体10aの両端にねじを刻設し、該両端のねじ部にナット筒10bを螺合してリング体として構成したもので、この接続リング10に接続杆2側の前記接続片8と前記アンカー杆4の他の一端に取付けた接続片8を組付けて前記接続手段5が構成される。
アンカー杆4の他の一端側に取付けた接続片8は接続杆2側の接続片8と同様に筒状本体8aとリング状部片8bで構成され、接続杆2と同様に螺杆で構成したアンカー杆4の他の一端側のねじを筒状本体8aのねじ穴に螺合して取付け、アンカー杆4は接続リング10を介して接続杆2と接続され、この接続部すなわち接続手段5部は前記裏ごめ土3´内に設置される。
アンカー杆4は一端側に前記アンカー片4aを設けてあり、アンカー片4aはアンカー杆4の一端側に螺合した締付けナット11,11間に介在されたリング体で成り、アンカー杆4に沿う締付けナット11,11の移動によりアンカー杆4の軸線(長手)方向に沿う適所に自在に配置され、地山3を構成する盛土内に埋設、固定したものである。
なお、接続リング10は、図3で示すようにU字形の一対のリング主体10a,10a´のそれぞれの両端に刻設したねじにナット筒10b´を螺合するようにして構成するものであっても良いし、リング主体10a,10a´の端部を互いに熔接してナット筒10b,10b´を省略した形態のものであっても良い(ナット筒10b,10b´を用いる場合は現場での組立ては可能であるが、この場合は、現場での熔接作業が煩雑なので、接続リングに、例えば前記接続片8を予め組付けておくことになる)。
図4で示すものは、接続リング10を円形リング体で構成し、該リング10に筒状本体8aとリング状部片8bで構成する前記接続片8をリング状部片8bにおいて移動(回動)自在に組付け、該接続片8に前記の通りに接続杆2又はアンカー杆4を取付けて、接続杆1は前記と同様に擁壁1に止着する一方、アンカー杆4は切土で成る地山3にドリルマシン等を用いて穿孔してセメンペーストcを充填した穴hに嵌挿して前記アンカー片4aに代えて地山3に固定し、単一なリング10に一対の接続杆2,2を取付けて、擁壁1の2個所を地山3側に引留めるようにして構成したものである。
なお、この図4で示すリング10は、互いに同形な一対の半円リング杆10a,10aに前記接続片8,8,8を組合わせて、該半円リング杆10aの両端同士を互いに熔接して構成したものであるが、図1で示す実施例のように、リング杆10aに雄ねじを設け、これにナット材を螺合するようにしてリング杆10a,10aを互いに接続するように構成しても良い。
因みに、本発明装置を得るには、接続杆2やアンカー杆4は螺杆で構成することは必ずしも必要とせず、該接続杆2等に接続片8を筒状本体8aにおいて熔接しても良い(この場合、本体8aはねじ穴を備える必要がないことになる)。
接続片8は、接続リング10が緩く挿通する接続孔があれば良いのであって、この意味では、実施例で示す構造(形態)のものに限定する必要はない。
第一実施例の説明図。 図1の一部欠截拡大図。 接続リングの他の実施形を示す正面図。 第二実施例の説明図。 図5は接続片の正面図。
符号の説明
1 擁壁
2 接続杆
3 地山
4 アンカー杆
5 接続手段
6 裏ごめ土
8 接続片
9 接続孔

Claims (1)

  1. 一端を擁壁に止着した接続杆の他の一端と、一端側を地山に固定したアンカー杆の他の一端を裏ごめ土内において接続手段を介して互いに回動自在に接続した擁壁構築用のアンカー装置において、前記接続手段を、前記接続杆の他の一端と前記アンカー杆の他の一端のそれぞれに取付けた接続片と、該接続片に設けた接続孔に挿通した接続リングとで構成した、擁壁構築用アンカー装置。
JP2005107547A 2005-04-04 2005-04-04 擁壁構築用アンカー装置 Pending JP2006283486A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005107547A JP2006283486A (ja) 2005-04-04 2005-04-04 擁壁構築用アンカー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005107547A JP2006283486A (ja) 2005-04-04 2005-04-04 擁壁構築用アンカー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006283486A true JP2006283486A (ja) 2006-10-19

Family

ID=37405684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005107547A Pending JP2006283486A (ja) 2005-04-04 2005-04-04 擁壁構築用アンカー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006283486A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11210000A (ja) * 1998-01-29 1999-08-03 Kre Engineers Kk セメント改良土壁補強土盛土工法
JP2000265464A (ja) * 1999-03-18 2000-09-26 Koji Kurihara 擁壁構築用アンカー
JP2002081039A (ja) * 1998-02-26 2002-03-22 Kankyo Kogaku Kk 土木構築物用施工石

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11210000A (ja) * 1998-01-29 1999-08-03 Kre Engineers Kk セメント改良土壁補強土盛土工法
JP2002081039A (ja) * 1998-02-26 2002-03-22 Kankyo Kogaku Kk 土木構築物用施工石
JP2000265464A (ja) * 1999-03-18 2000-09-26 Koji Kurihara 擁壁構築用アンカー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101489198B1 (ko) 절취사면에 대한 패널 옹벽 설치구조
JP2007205108A (ja) 基礎杭と建造物の支柱との接合構造およびそれに使用する基礎杭
JP5374677B2 (ja) ピン装置を用いた既存建物の補強方法及び補強構造
JP5703210B2 (ja) せん断キー構造
JP2006037619A (ja) 筒体の連結装置
JP2002256570A (ja) 鋼管杭と定着鉄筋との位置調整可能な結合構造
JP2006265912A (ja) 支保工装置及び支保工工法
JP2006283486A (ja) 擁壁構築用アンカー装置
JP4448816B2 (ja) コンクリート製管体および推進工法
JP6243814B2 (ja) 鋼管杭継手構造
JP2004124495A (ja) 既製杭の杭頭構造
JP2011163073A (ja) 補強杭の圧入工法
JP2004332242A (ja) 地山補強用鋼管
JP2013002047A (ja) 鋼管コンクリート複合杭
JP2017040110A (ja) 杭用受圧具及びその施工方法
JP2010053631A (ja) 擁壁構造、及び擁壁構造の支柱設置方法
JP2005314993A (ja) ロックボルト
JP2007023536A (ja) セパレータ構造
JP2007063955A (ja) 仕口構造
JP2010209516A (ja) 鋼管ソイルセメント複合杭
JP4722820B2 (ja) セグメント
JP2005127012A (ja) 土留用アンカー
JP2006132218A (ja) 継手構造、その形成方法及びアンカー体
JP2004270416A (ja) 大径支圧板付の杭およびその杭頭接合構造
JP5131557B2 (ja) セグメントの継手構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20080207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20100203

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100727