JP2006282314A - 合成樹脂製のシートまたはフィルムの加工方法および加工装置 - Google Patents
合成樹脂製のシートまたはフィルムの加工方法および加工装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】合成樹脂製のシートまたはフィルム1の端部を折り曲げ加工する方法であって、合成樹脂製のシートまたはフィルム1の山折り部になる部分と谷折り部になる部分の間を押圧することで、山折り部と谷折り部を形成するとともに折り曲げて曲げ癖をつける一次曲げ癖付け工程と、前記山折り部と前記谷折り部を前記一次曲げ癖付け工程に比較してしっかりと折り畳んで二次曲げ癖をつける二次曲げ癖付け工程を有する。
【選択図】図3
Description
ところがこのZ字形状への折り曲げ加工(以下、Z折りとも言う)は手作業で行われているため、製造コストが高い上、加工に時間がかかるという問題があった。
そこで、合成樹脂製のフィルムまたはシートをZ字形状に加工するZ折り加工機および加工方法の検討が行われてきたが、機械の構成が複雑になってしまったり、折り曲げに時間がかかってしまったり、曲げ癖が十分につかない等、満足のいく加工機および加工方法がない状況であった。
すなわち本発明は、
(1)合成樹脂製のシートまたはフィルムの山折り部となる部分と谷折り部となる部分の間を押圧することで、前記山折り部と前記谷折り部を形成するとともに該山折り部と谷折り部に曲げ癖をつける一次曲げ癖付け工程と、前記山折り部と前記谷折り部をさらに深く折り畳んで曲げ癖をつける二次曲げ癖付け工程とを有することを特徴とする合成樹脂製のシートまたはフィルムの加工方法、
(2)合成樹脂製のシートまたはフィルムの端部を折り曲げ加工する装置であって、架台と、該架台のシートまたはフィルム搭載面に対して垂直方向に移動可能な押え治具、受け治具、および曲げ治具と、架台に対して水平方向に移動可能な寄せ治具を有し、
前記シートまたはフィルムを前記押え治具と前記受け治具で挟持し、前記シートまたはフィルムに前記曲げ治具を押し当てる一次折り曲げ癖付けを行い、前記寄せ治具を前記シートまたはフィルムの端部に押し当てた後、前記押え治具と前記受け治具で前記シートまたはフィルムを挟持する二次折り曲げ癖付けを行うことを特徴とする合成樹脂製のシートまたはフィルムの加工装置、
(3)前記受け治具の前記シートまたはフィルムに接する面が、前記寄せ治具側に向かって高さが高い斜面形状となっていることを特徴とする(2)に記載の合成樹脂製のシートまたはフィルムの加工装置、
(4)前記寄せ治具の先端に凸部があることを特徴とする(2)または(3)に記載の合成樹脂製のシートまたはフィルムの加工装置、
を提供するものである。
図1に示すように、本実施形態の加工装置は、架台2と、架台2のシートまたはフィルム1の搭載面に対して垂直方向に移動可能な押え治具4、受け治具6、および曲げ治具5と、架台2のシートまたはフィルム1の搭載面に対して水平方向に移動可能な寄せ治具7を有している。なお符号3は、本実施形態の加工装置は、曲げ冶具5とともにシートまたはフィルム1を挟み込む架台を示し、符号9は、架台2上に形成され、シートまたはフィルム1の穴に挿入し、シートまたはフィルム1を位置決めする突起を示す。
本実施形態のシートまたはフィルム1の端部を折り曲げ加工する方法は、合成樹脂製のシートまたはフィルム1の山折り部となる部分と谷折り部になる部分の間を押圧することで、山折り部と谷折り部を形成するとともに、それぞれ所定の折り曲げ角度に折り曲げて一次曲げ癖をつける一次曲げ癖付け工程と、前記山折り部と前記谷折り部を前記一次曲げ癖付け工程に比較して深い折り曲げ角度に折り畳んだ状態にして二次曲げ癖をつける二次曲げ癖付け工程からなる。
まず図3(A)に示すように、シートまたはフィルム1を架台2および受け治具6上に設置する。その際、加工装置に位置決め具を設けておくと設置が容易となる。たとえば、シートまたはフィルム1に予め穴を開けておいて、その穴を架台に設けた突起9にはめ込むようにすると、位置決めが容易になると共に、シートまたはフィルム1のずれを良好に防ぐことができる。
この状態で、図3(C)に示すように、曲げ治具5を架台2のシートまたはフィルム1の搭載面と垂直方向に下降移動させ、シートまたはフィルム1に曲げ治具5の先端を山折り部となる部分と谷折り部となる部分の間に押し当てて折り曲げ、山折り部1aを形成する。そしてそのまま曲げ冶具5を下降移動させて、図3(D)に示すように、曲げ冶具5と架台3でシートまたはフィルム1の先端を挟持することで谷折り部1bを形成する。
このように一次曲げ癖付けと、それよりさらに深い二次曲げ癖付けの2段階で山折り部1aと谷折り部1bの曲げ癖をつけることにより、短時間かつ製造コスト安価でありながら、シートまたはフィルム1には十分な曲げ癖が付き、電飾看板や照明器具、ディスプレイなどの製品への組み込みが容易となる。
1a 山折り部
1b 谷折り部
2 架台
3 架台
4 押え治具
5 曲げ治具
6 受け治具
7 寄せ治具
8 位置決め具
9 突起
Claims (4)
- 合成樹脂製のシートまたはフィルムの山折り部となる部分と谷折り部となる部分の間を押圧することで、前記山折り部と前記谷折り部を形成するとともに該山折り部と谷折り部に曲げ癖をつける一次曲げ癖付け工程と、
前記山折り部と前記谷折り部をさらに深く折り畳んで曲げ癖をつける二次曲げ癖付け工程と
を有することを特徴とする合成樹脂製のシートまたはフィルムの加工方法。 - 合成樹脂製のシートまたはフィルムの端部を折り曲げ加工する装置であって、架台と、該架台のシートまたはフィルム搭載面に対して垂直方向に移動可能な押え治具、受け治具、および曲げ治具と、架台に対して水平方向に移動可能な寄せ治具を有し、
前記シートまたはフィルムを前記押え治具と前記受け治具で挟持し、前記シートまたはフィルムに前記曲げ治具を押し当てる一次折り曲げ癖付けを行い、前記寄せ治具を前記シートまたはフィルムの端部に押し当てた後、前記押え治具と前記受け治具で前記シートまたはフィルムを挟持する二次折り曲げ癖付けを行うことを特徴とする合成樹脂製のシートまたはフィルムの加工装置。 - 前記受け治具の前記シートまたはフィルムに接する面が、前記寄せ治具側に向かって高さが高い斜面形状となっていることを特徴とする請求項2に記載の合成樹脂製のシートまたはフィルムの加工装置。
- 前記寄せ治具の先端に凸部があることを特徴とする請求項2または3に記載の合成樹脂製のシートまたはフィルムの加工装置。
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JP2005103192A JP4158929B2 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 合成樹脂製のシートまたはフィルムの加工方法および加工装置 |
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EP3395337A1 (en) | 2017-04-28 | 2018-10-31 | Nitto Denko Corporation | Transdermal absorption preparation precursor |
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- 2005-03-31 JP JP2005103192A patent/JP4158929B2/ja not_active Expired - Fee Related
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