JP2006282263A - フラップ付き印刷物、フラップ付き印刷物の製造装置、及び、フラップ付き印刷物の製造方法 - Google Patents

フラップ付き印刷物、フラップ付き印刷物の製造装置、及び、フラップ付き印刷物の製造方法 Download PDF

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JP2006282263A
JP2006282263A JP2005108233A JP2005108233A JP2006282263A JP 2006282263 A JP2006282263 A JP 2006282263A JP 2005108233 A JP2005108233 A JP 2005108233A JP 2005108233 A JP2005108233 A JP 2005108233A JP 2006282263 A JP2006282263 A JP 2006282263A
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Yoshiaki Nibu
好明 丹生
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MEIKOO INSATSU KK
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Abstract

【課題】 カタログやパンフレット等のような比較的頁数が多い印刷物において、封緘が
容易なフラップ付き印刷物を提供すること
【解決手段】 印刷物10の表紙12は表表紙20と裏表紙22より構成される。裏表紙
22のフラップ18は、印刷物10の小口より突出する。フラップ18には、折り返し及
び開封を容易にするために折り返し縁にミシン目24が形成されている。ミシン目24は
、本文の小口から離反して形成されている。小口からミシン目24の間に設けた折り代2
6,26の余裕を利用してフラップ18を表表紙20に貼着することにより、カタログ等
のように比較的頁数が多いものであってもフラップ18を一回だけ折り返すだけで印刷物
10を容易に封緘することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、小口側にフラップが形成された印刷物に関する。また、本発明は、小口側に
フラップが形成された印刷物の製造装置及び製造方法に関する。
従来、カタログやパンフレット等(以下、「印刷物」という。)を送付するには、印刷
物を封筒に封入して郵送する手段、印刷物に帯封を巻き付けて郵送する手段がある。出願
人は、既に、封筒及び帯封を用いることなく印刷物を封緘することができ、そのまま郵送
等によって送付可能な封筒状の印刷物を提案した(特許文献1)。
実開平6−74365号公報
前記公報記載の印刷物は、一枚の情報紙体が巻き三折り等で折り込まれた後、最外縁の
フラップ(封緘片と呼ばれることもある)が表表紙又は裏表紙に接着され、郵送等による
送付可能な封筒状に構成される。このような封筒状印刷物は、比較的厚みも薄く、丁合も
断裁も必要としない。そのため、前記公報記載の如く、印刷工程の後に、折り工程及び接
着工程のみで印刷物を封緘することができる。
しかし、カタログやパンフレット等の印刷物は、表紙が別工程で製作されていること、
頁数が多くなるということ、何回も読み返されるということにより、封筒状印刷物とは異
なる属性を備えている。そのため、以下の問題があった。
(1)カタログやパンフレット等の印刷物は、表紙が別工程で製作され、折丁と中綴じさ
れる。印刷物を郵送するには、封筒及び帯封を利用する必要がある。従来は、印刷物をそ
のまま郵送することができなかった。
(2)カタログやパンフレットは頁数が比較的多く厚みがあるため、フラップを設けたと
しても、そのフラップを折り返して表表紙又は裏表紙に接着するには、小口側に2つの折
り目を必要とする。2つの折り目を設けること、すなわち、完成品ではフラップを90度
に折った後、第1の折り目から本文の厚み分の間隔を開けてフラップをもう一度90度折
らなければならない。フラップの折り工程を2回も行うことは、非常に面倒である。
(3)カタログやパンフレットは、指で小口をパラパラとめくりながら本文記載の内容を
探すことが多い。従来では、フラップを剥がしたとき、表表紙又は裏表紙の小口まで接着
剤が残存することがある。そのため、小口で頁をめくる際に、残存した接着剤が指に付着
するような不快感を与える。
(4)なお、折丁単体で小口を断裁して本文を製作し、その後、フラップ付き表紙を中綴
じする方法も可能である。しかし、このように本文と表紙を独立して製作した後、本文と
表紙を中綴じする工程を経た場合、天地及び小口で本文と表紙が正確に揃わず、非常に見
栄えが悪くなり粗雑な印象を与える。また、本文と表紙の製造工程が別個であるので、そ
れぞれに丁合工程、中綴じ工程、断裁工程を必要とし、生産効率が著しく悪くなるという
問題があり、実際には殆ど採用されていない。
(5)カタログやパンフレットは頁数が比較的多く、1又は2以上の折丁を製作する折り
工程、表紙と1又は2以上の折丁を組み合わせる丁合工程、表紙と折丁の中綴じ工程、天
地及び小口の断裁工程を順次必要とする。このとき、表紙にフラップが形成されていると
、断裁工程において、折丁の小口とともに表紙のフラップが断裁されてしまう。したがっ
て、中綴じ工程後に断裁工程を不可欠とする印刷物においては、フラップを利用して封緘
する形態にすることが困難である。
(6)特に、16頁以上の折丁では小口が閉じられているので、小口断裁は不可欠である
。そのため、例えば16頁以上の折丁を採用した印刷物では、表紙のフラップが邪魔にな
り、折丁の小口を断裁することができなかった。
本発明の目的は、カタログやパンフレット等のような比較的頁数が多い印刷物において
、封緘が容易なフラップ付き印刷物を提供することにある。
本発明の他の目的は、カタログやパンフレット等のような比較的頁数が多い印刷物にお
いて、フラップを表紙に着脱しても、小口近くに接着剤が残存することがないフラップ付
き印刷物を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、表紙に形成されたフラップで封緘する印刷物において、折
丁と表紙が中綴じされた後においても、折丁の小口を断裁することができる、フラップ付
き印刷物の製造装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、表紙に形成されたフラップで封緘する印刷物において、折
丁と表紙が中綴じされた後においても、折丁の小口を断裁することができる、フラップ付
き印刷物の製造方法を提供することにある。
本発明は、折丁と表紙が中綴じされてなる印刷物において、表表紙及び裏表紙の一方が
小口から突出するフラップを備えており、前記フラップが表表紙及び裏表紙の他方に貼着
されるフラップ付き印刷物により前記課題を解決する。
本発明では、印刷物の表紙の表表紙及び裏表紙の一方が小口から突出するフラップを備
えているので、このフラップを小口側で折り返して表表紙及び裏表紙の他方に貼着するこ
とにより印刷物を封緘することができる。
上記印刷物において、フラップが本文の小口から離反する唯一の折り返し縁を有してい
ることが好ましい。
フラップの折り返し縁を唯一とすることにより、フラップの折り返し縁形成工程やフラ
ップの折り工程を簡素化することができる。さらに、折り返し縁が本文の小口から離反す
るように構成することにより、カタログやパンフレット等のように頁数が比較的多く厚み
があっても、フラップは本文の小口から折り返し縁までの間隔によって、厚みを吸収して
印刷物の小口側を封緘することができる。
上記印刷物において、前記フラップが折り返し縁から先端側に向って非接着領域と接着
領域を有しており、前記フラップが、表表紙及び裏表紙の他方に対して、小口側の非接着
領域で非接着状態を維持するとともに小口から背側に離間して非接着領域より先端側の接
着領域で貼着されるように構成することが好ましい。
こうすることにより、フラップの接着剤が表表紙又は裏表紙に転写残存しても、小口か
ら一定の間隔には接着剤が残ることがないので、頁をめくるときに指に接着剤が付着する
ような不快感がない。
また、本発明では、フラップ付き印刷物の製造装置を提供する。この製造装置は、本文
の折丁と、表表紙及び裏表紙の一方に小口から突出するフラップを備えた表紙とを備えた
印刷物を製造する装置であって、
中綴じされた折丁及び表紙を搬送するための搬送路と、前記搬送路において前記折丁及
び表紙をタクト送りする搬送コンベヤと、前記搬送路において前記折丁及び表紙の小口を
断裁するカッターとを備えており、
前記搬送路において、フラップを備えた表紙が本文から離反して没入するスリットが形
成されており、前記スリットに没入したフラップ付き表紙は前記カッターの軌跡外に保持
されることを特徴とする。
前記製造装置において、前記スリットが、搬送路に形成されて先端側に向かって広がる
実質的に台形の切欠と、前記切欠に相当する部位に配置された本文支持プレートの間に形
成され、前記本文支持プレートが上流側先端にナイフエッジを備えており、前記ナイフエ
ッジが、本文の小口より先端側のフラップ領域に指向していることが好ましい。
さらに、上記製造装置において、前記ナイフエッジの上流側及び下流側に跨って、本文
の小口より先端側のフラップ領域で前記フラップに当接する変位ガイドを備え、前記変位
ガイドが前記フラップを下傾させて前記スリットに導入するように構成することが好まし
い。
また、本発明では、フラップ付き印刷物の製造方法を提供する。この製造方法は、本文
の折丁と、表表紙及び裏表紙の一方に小口から突出するフラップを備えた表紙とを備えた
印刷物を製造する方法であって、
折丁と表紙を丁合した後に折丁と表紙を中綴じする工程、
表表紙及び裏表紙の一方のフラップを小口断裁用カッターの軌跡外に変位させる工程、
前記折丁と表表紙及び裏表紙の他方のそれぞれの小口を断裁する工程、
前記フラップを折り曲げて表表紙及び裏表紙の一方に貼着する工程よりなる。
前記製造方法における表表紙及び裏表紙の一方のフラップを小口断裁用カッターの軌跡
外に変位させる工程において、
フラップを備えた表紙を下側にして折丁及び表紙を実質的に水平姿勢で搬送し、
小口から突出するフラップを小口より先端側に配置した変位ガイドに当接させて、折丁
を水平方向で搬送するに際に、フラップを備えた表紙を折丁から分岐させることによりフ
ラップを小口断裁用カッターの軌道外に変位させることが好ましい。
さらに、前記折丁と表表紙及び裏表紙の他方のそれぞれの小口を断裁すると同時に、小
口断裁用カッターと同期するナイフで前記フラップの折り返し縁を形成することが好まし
い。
以下、図面を参照して本発明による印刷物、並びに、当該印刷物の製造装置及び製造方
法の一実施例を説明する。
まず、図1を参照して、本発明による印刷物の全体構成の概略を説明する。印刷物10
は、表紙12と本文14より構成される。表紙12には、印刷物の内容表示、差し出し人
が印刷されており、必要に応じて印刷段階で宛名が印刷される。本文14では、カタログ
であれば、商品とその名称等が印刷されている。
表紙12と折丁段階の本文14は途中まで別工程で製造され、針金16,16等で中綴
じされた後、天地及び小口で三方断裁される。なお、天地断裁を行わない印刷物もある。
フラップ18が表表紙20の表1に貼着されると、印刷物10は、郵送等によって送付可
能な形態となる。
表紙12は表表紙20と裏表紙22より構成される。本実施例では、裏表紙22にフラ
ップ18が形成されている。フラップ18は、裏表紙22と同じ高さであり、印刷物10
の小口より突出する。フラップ18は、高さ方向(図1参照)で2以上に分割されていて
もよい。フラップ18が小口から突出する幅は、表1の印刷面を大幅に覆い隠さない程度
であり、表表紙20の幅の1/10〜1/5程度が好ましい。
図2は、印刷物10の小口側の拡大斜視図である。フラップ18には、折り返し及び開
封を容易にするために折り返し縁にミシン目24が形成されている。ミシン目24の代わ
りに折り目が形成されることもある。ミシン目24は、小口と平行である。ミシン目24
は、本文の小口から離反して形成されている。小口からミシン目24の間に設けた折り代
26,26の余裕を利用してフラップ18を表表紙20に貼着することにより、カタログ
等のように比較的頁数が多いものであってもフラップ18を一回だけ折り返すだけで印刷
物10を容易に封緘することができる。
例えば、16頁(8枚)の折丁を5部重ねて本文が構成される印刷物では、本文の厚み
は5mm程度である。折り代26の幅は印刷物10の厚みにもよるが、片側の折り代26
の幅は、印刷物10の厚み程度確保しておけば、折り代26,26の余裕によって印刷物
10を封緘することができるとともに、輸送途中の衝撃等によってミシン目24が裂けて
しまうことも少ない。
フラップ18には、印刷物10の封緘のために、製造工程の途中で所定領域に接着剤が
塗布される。接着剤は、フラップ18を折り返したとき、表表紙20の小口より一定の間
隔をもって貼着する位置に塗布される。
図2を参照して詳細に説明すると、フラップ18には、非接着領域28と接着領域30
が存在する。非接着領域28は、裏表紙22の小口から、ミシン目24を挟む折り代26
,26、余白27により構成される。非接着領域28の先に接着領域30が存在する。接
着領域30は、非接着領域28から先の全面であることが好ましいが、点在するような形
態であってもよい。非接着領域28と接着領域30の境界にある塗布始点より先端領域に
接着剤を塗布し、折り返し縁のミシン目24でフラップ18を折り返して表表紙に接着す
ると、表紙の小口から非接着領域と接着領域が存在することになる。
ミシン目24で印刷物10を開封したとき、フラップ18については、非接着領域を指
で摘んで容易に剥がすことができる。さらに、フラップ18の接着剤が表表紙20に転写
残存しても、小口から一定の間隔には接着剤が残ることがないので、頁をめくるときに指
に接着剤が付着するような不快感もなくなる。
次に、上記印刷物10の製造装置及び製造方法について説明する。まず、代表的な製造
工程について簡単に説明すると、印刷物10は、刷本を製作する印刷工程、折丁を製作す
る折り工程、折丁と表紙の丁合工程、折丁と表紙の中綴じ工程、天地及び小口の断裁工程
、フラップの糊付け工程、フラップによる封緘工程より製造される。各工程のうち、印刷
工程、折り工程、丁合工程及び中綴じ工程については、従来の製造工程と異なるところは
ないので説明は簡略する。
図3は、印刷物の製造工程の一部、すなわち、本文14の前段階にある折丁32の折り
工程と、丁合工程及び中綴じ工程を示している。
折り工程では、表裏が印刷された刷本30が所定回数だけ折られる。(1)本文14が
4頁であれば一回折りで折丁32aが構成され、(2)本文14が8頁であれば二回折り
で折丁32bが構成され、(3)本文14が16頁であれば三回折りで折丁32cが構成
される。ここで、一回折りの折丁32a及び二回折りの32bでは小口が開いており、こ
の小口を断裁することは必ずしも必要ではないが、小口を揃えるためには断裁することが
好ましい。16頁以上の折丁32cでは小口が閉じるので、折り工程以降の工程において
、小口断裁を行うことが不可欠となる。
丁合工程では、表紙12と1又は2以上の折丁32が丁合される。中綴じ工程では、表
紙12及び折丁32が背部分において針金16,16で中綴じされる。折丁32の数は、
印刷物の量に応じて定められる。
図4は、表紙12と折丁32が丁合及び中綴じされ、断裁前の状態の印刷物の小口側部
分拡大斜視図である。表紙12は表表紙20と裏表紙22より構成され、裏表紙22にフ
ラップ18が形成されている。表表紙20及び裏表紙22を含む表紙12は折丁32の天
地と完全には揃っておらず、表表紙20は折丁32の小口と完全には揃っていない。裏表
紙22は、フラップ18があるので、当然のことながら折丁32の小口と揃っていない。
また、16頁ものの折丁32は、小口が一部閉じている。中綴じ前の表紙12は、天、地
及び表表紙の小口に断裁代を有しており、完成品の印刷物10の表紙より若干大きくなっ
ている。裏表紙は、天及び地のみに断裁代を有しているだけである。
図5は、天地断裁装置と、それに後続する小口断裁装置50の一部を示している。丁合
及び中綴じされた印刷物10は、まず、天地断裁装置に34投入される。天地断裁装置3
4は、例えば、印刷物10の背部分を基準ガイドに当接させ、基準ガイドに対して直角に
延びるカッター36,36で印刷物10の天地の断裁代を除去する装置である。天地断裁
装置34から排出された印刷物10は、搬送コンベヤ38を介して小口断裁装置50に投
入される。なお、天地断裁と小口断裁の工程が逆になることもあり、また、天地断裁を行
わない場合もある。
図6は、小口断裁装置50の平面図、正面図及び断面図であり、図7は、小口断裁装置
の一部を拡大した斜視図である。以下、図5乃至図7を参照して小口断裁装置50を詳細
に説明する。
小口断裁装置50は、搬送路52上に構成されている。搬送路52は、円滑な表面の印
刷物支持部54と、支持部54から起立する背ガイド部56よりなる。支持部54は、水
平姿勢でもよいが、背ガイド部56に向かって下傾していることが好ましい。搬送コンベ
ヤ38から小口断裁装置50に投入された印刷物10は、自重により背部分を背ガイド部
56に当接して姿勢を定められた状態で搬送路52上を移送される。
搬送路52には、中央位置で長手方向に延びる搬送コンベヤ58が配置されている。搬
送コンベヤ58は、タクト送りするために所定スパンおきで搬送路52に突出するトウ6
0を備えたタクト送りベルトとして構成されている。タクト送りベルトを駆動することに
より、搬送路52上の印刷物10は所定スパン間隔で投入ステーションから断裁ステーシ
ョン及び排出ステーションに向かって押送される。
投入ステーションでの搬送路52の幅は、印刷物10のフラップ18よりも大きく、印
刷物支持部54は、フラップ18を含めて印刷物10全体を裏表紙で支持する。搬送路5
2には、投入ステーションから排出ステーションの間において、先端側に向かって広がる
実質的に台形の切欠62が形成されている。切欠62に相当する部位には、ナイフエッジ
状先端66を備えた本文支持プレート64が配置されている。本実施例においては、本文
支持プレート64は、切欠62の台形形状より若干小さい実質的には台形形状である。切
欠62に本文支持プレート64を配置することにより、搬送路52にはスリット68が形
成される。
スリット68は、背側に進入する円弧状フラップ導入部70と、直線状フラップ保持部
72と、前側に戻る円弧状フラップ復帰部74より構成される。印刷物10が搬送路52
上で押送されると、フラップ18はフラップ導入部70において本文から離反して本文支
持プレート64の下方に没入する。その後、フラップ18は、フラップ保持部72を通過
して本文の小口が断裁される間、本文と離反した姿勢を維持され、本文と異なる経路を移
送される。その後、フラップは、フラップ復帰部74において本文と合流する。
投入ステーションと排出ステーションとの間において、印刷物は、フラップと本文が離
反分離して移送される。断裁ステーションには、上下動するカッター76が配置されてい
る。タクト送りされて断裁ステーションに到着した印刷物10は、本文の小口が断裁され
る。一方、フラップ18は、フラップ保持部72で本文支持プレート64の下方に没入し
、さらに、カッター76の軌跡外に保持された状態にある。カッター76により本文の小
口を断裁してもフラップ18が切り落とされることはない。
本実施例では、フラップ18を確実にスリット68に案内するための構造が採用されて
いる。本文支持プレート64の前側は、印刷物10の本文の小口と整列するか、小口より
若干フラップ側に位置している。本文支持プレート64の上流側先端のナイフエッジ66
は、本文支持プレート64の前端側を印刷物10の本文の小口と整列するように構成した
場合にはフラップ側に偏寄し、小口より若干フラップ側に位置する場合には、小口より若
干フラップ側に位置する。また、ナイフエッジ66は、搬送路52の移送面より若干突出
している。こうすることにより、ナイフエッジ66は、本文の小口より先端側のフラップ
領域でフラップの上面に指向する。印刷物10が搬送路52上で移送されるとき、ナイフ
エッジ66がフラップ18に作用するので、フラップ18が確実に本文と離反する。
なお、本文支持プレート64の下流側先端にも同様の構成が採用されているが、ナイフ
エッジの指向する位置は、上流側と異なっていてもよい。
さらに、本実施例では、フラップ導入部70にフラップ18に作用する変位ガイド78
が設けられている。変位ガイド78は、小口から突出するフラップ領域において、本文支
持プレート64の前方で、ナイフエッジの上流側及び下流側に跨っている。また、変位ガ
イド78は、切欠62より上流側に始点を備えている。変位ガイド78は、下流側に向か
って下傾するガイド面80を備えており、このガイド面80は、搬送路52を上下に跨い
で、ナイフエッジ66よりも上流側で搬送路52の下方に潜行している。
図7を参照して、フラップ18の変位動作を説明する。印刷物10が搬送路52上で移
送されると、フラップ18がガイド面80に当接する。変位ガイド78は本文に作用せず
フラップ18のみに作用するので、フラップ18はガイド面80に当接して、切欠62の
始点以降に本文から離反して下方に曲げられる。ガイド面80は、ナイフエッジ66より
も上流側で搬送路52の下方に潜行するので、ナイフエッジ66がフラップ18を切欠6
2に案内する。その後、印刷物10が移送されると、本文は支持プレート64を移送され
、フラップ18はスリット68内を移送される。
印刷物10が断裁ステーションに到達すると、カッター76により表表紙の小口及び本
文の小口が断裁され、表表紙の小口と本文の小口が整列する。断裁ステーションには、フ
ラップ18に折り目又はミシン目が形成される。断裁ステーションには、本文支持プレー
ト64の下方に鉛直方向の突き当てプレート82と、前記プレートに進退動するミシン目
形成ナイフ84が設けられている。ミシン目形成ナイフ84は、カッター76と同期連動
し、小口断裁と同時にミシン目24が形成される。
小口断裁後の印刷物10は、搬送路52を移送されてフラップ復帰部72において本文
とフラップが合流する。その後、フラップ18の接着領域にホットメルトやコールドグル
ー等の接着剤が糊つけされる。印刷物10は、ミシン目24によって折り返されたフラッ
プ18によって封緘される。
本発明による印刷物の全体構成の概略を示す斜視図である。 印刷物(完成品)の小口の拡大斜視図である。 印刷物の製造工程のうち、折り工程、丁合工程及び中綴じ工程の概略を示す斜視である。 印刷物(断裁前)の小口の拡大斜視図である。 天地断裁工程及び後続の小口断裁工程の一部を示す斜視図である。 小口断裁装置の平面図、正面図及び断面図である。 小口断裁装置の一部を拡大した斜視図である。
符号の説明
10 印刷物 12 表紙 14 本文
18 フラップ 20 表表紙 22 裏表紙
24 ミシン目 26 折り代 28 非接着領域
30 接着領域 32 折丁 50 小口断裁装置
52 搬送路 58 搬送コンベヤ 62 切欠
64 本文支持プレート 66 ナイフエッジ 68 スリット
76 カッター 78 変位ガイド 80 ガイド面

Claims (9)

  1. 折丁と表紙が中綴じされてなる印刷物において、
    表表紙及び裏表紙の一方が小口から突出するフラップを備えており、前記フラップが表
    表紙及び裏表紙の他方に貼着されることを特徴とする、フラップ付き印刷物。
  2. 前記フラップが、本文の小口から離反する唯一の折り返し縁を有していることを特徴とす
    る、請求項1記載のフラップ付き印刷物。
  3. 前記フラップが折り返し縁から先端側に向って非接着領域と接着領域を有しており、
    前記フラップが、表表紙及び裏表紙の他方に対して、小口側の非接着領域で非接着状態
    を維持するとともに小口から背側に離間して非接着領域より先端側の接着領域で貼着され
    る、請求項1記載のフラップ付き印刷物。
  4. 本文の折丁と、表表紙及び裏表紙の一方に小口から突出するフラップを備えた表紙とを備
    えた印刷物を製造する装置であって、
    中綴じされた折丁及び表紙を搬送するための搬送路と、前記搬送路において前記折丁及
    び表紙をタクト送りする搬送コンベヤと、前記搬送路において前記折丁及び表紙の小口を
    断裁するカッターとを備えており、
    前記搬送路において、フラップを備えた表紙が本文から離反して没入するスリットが形
    成されており、前記スリットに没入したフラップ付き表紙は前記カッターの軌跡外に保持
    されることを特徴とする、フラップ付き印刷物の製造装置。
  5. 前記スリットが、搬送路に形成されて先端側に向かって広がる実質的に台形の切欠と、前
    記切欠に相当する部位に配置された本文支持プレートの間に形成され、
    前記本文支持プレートが上流側先端にナイフエッジを備えており、前記ナイフエッジが
    、本文の小口より先端側のフラップ領域に指向している、請求項4記載のフラップ付き印
    刷物の製造装置。
  6. 前記ナイフエッジの上流側及び下流側に跨って、本文の小口より先端側のフラップ領域で
    前記フラップに当接する変位ガイドを備え、前記変位ガイドが前記フラップを下傾させて
    前記スリットに導入する、請求項5記載のフラップ付き印刷物の製造装置。
  7. 本文の折丁と、表表紙及び裏表紙の一方に小口から突出するフラップを備えた表紙とを備
    えた印刷物を製造する方法であって、
    折丁と表紙を丁合した後に折丁と表紙を中綴じする工程、
    表表紙及び裏表紙の一方のフラップを小口断裁用カッターの軌跡外に変位させる工程、
    前記折丁と表表紙及び裏表紙の他方のそれぞれの小口を断裁する工程、
    前記フラップを折り曲げて表表紙及び裏表紙の一方に貼着する工程よりなる、
    フラップ付き印刷物の製造方法。
  8. 表表紙及び裏表紙の一方のフラップを小口断裁用カッターの軌跡外に変位させる工程が、
    フラップを備えた表紙を下側にして折丁及び表紙を実質的に水平姿勢で搬送し、
    小口から突出するフラップを小口より先端側に配置した変位ガイドに当接させて、折丁
    を水平方向で搬送するに際に、フラップを備えた表紙を折丁から分岐させることによりフ
    ラップを小口断裁用カッターの軌道外に変位させる工程である、
    請求項7記載のフラップ付き印刷物の製造方法。
  9. 前記折丁と表表紙及び裏表紙の他方のそれぞれの小口を断裁すると同時に、小口断裁用カ
    ッターと同期するナイフで前記フラップの折り返し縁を形成する、請求項7又は請求項8
    記載のフラップ付き印刷物の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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