JP2006281334A - 鋏研ぎ具 - Google Patents

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昌巳 山下
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Abstract

【課題】何人も容易に使用し得る安価な鋏研ぎ具を提供する。
【解決手段】相互に平行な第一支持板1と第二支持板3とにはそれぞれ支持ねじ11、13に対応する雌ねじを備えさせ、各支持ねじを鋏における動刃5と静刃7との鋏要ねじ孔に挿通させた状態で各雌ねじに螺合させることにより動刃と静刃とのいずれか一方を第一支持板上に、他方を第二支持板上に、それぞれ鋏要ねじ孔を回動中心として回動可能に支持させ、第一支持板と第二支持板とにはそれぞれ動刃または静刃の背部23、25に当接することにより動刃又は静刃の回動方向における角度を調節する角度調節手段27、29を備えさせたことを特徴とする鋏研ぎ具。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋏研ぎ具に関するものであり、例えば理容師が用いる理髪鋏等の鋏を研ぐ際に使用される鋏研ぎ具に係るものである。
鋏を研ぐ際には、一般に、鋏要ねじを外して鋏を動刃と静刃とに分解し、動刃と静刃とを1本ずつ砥石により手作業で研ぎ、又は、動刃と静刃とを1本ずつ鋏研ぎ機により研ぐという手法が用いられている。
特開平11−245146号公報は、理髪鋏の研ぎ機(以下「従来の鋏研ぎ機」という。)を開示している。この従来の鋏研ぎ機は、鋏保持手段に保持させた動刃と静刃とを1本ずつモータにより往復動する砥石により研ぐようにしたものである。
特開平11−245146号公報
しかるに、動刃と静刃とを所定の刃角になるように1本ずつ砥石により手作業で研ぐ作業は、高度な技術と熟練とを要するものであって、鋏の一般使用者が容易になし得るものではない。
一方、従来の鋏研ぎ機は、鋏保持手段に保持させた動刃と静刃とを1本ずつモータにより往復動する砥石により研ぐようにしたものであって、複雑な構造を有し、極めて高価なものである。
本発明は、従来の技術における上述の如き問題を解決し、何人も容易に使用し得る安価な鋏研ぎ具を提供しようとしてなされたものである。
上記課題を解決するために、本発明は、下記の鋏研ぎ具を提供する。
(1)相互に平行な第一支持板と第二支持板とにはそれぞれ支持ねじに対応する雌ねじを備えさせ、各支持ねじを鋏における動刃又は静刃の鋏要ねじ孔に挿通させた状態で各雌ねじに螺合させることにより動刃と静刃とのいずれか一方を第一支持板上に、他方を第二支持板上に、それぞれ鋏要ねじ孔を回動中心として回動可能に支持させ、第一支持板と第二支持板とにはそれぞれ動刃又は静刃の背部に当接することにより動刃又は静刃の回動方向における角度を調節する角度調節手段を備えさせたことを特徴とする鋏研ぎ具(請求項1)。
(2)前記角度調節手段は、動刃又は静刃に接離する方向に進退するように第一支持板又は第二支持板に調節ねじを備えさせ、該調節ねじを進退させることにより動刃又は静刃の回動方向における角度を調節するようにしてなるものである(請求項2)。
(3)前記角度調節手段は、第一支持板上又は第二支持板上にロック手段を備えた調節板を回動自在に配設し、該調節板を回動させることにより動刃又は静刃の回動方向における角度を調節するようにしてなるものである(請求項3)。
(4)前記第一支持板と第二支持板とを連結部を介して略コ字状に構成し、第一支持板と第二支持板とのいずれか一方を該連結部に接離する方向に調節自在とする(請求項4)。
[発明の作用]
[請求項1の発明]
鋏研ぎ具を用いて鋏を研ぐ際には、鋏要ねじを取り外して鋏を動刃と静刃とに分解する。動刃と静刃の各鋏要ねじ孔にそれぞれ支持ねじを挿通させると共に各支持ねじを第一支持板又は第二支持板の雌ねじに螺合させることにより、動刃と静刃とを第一支持板と第二支持板とに支持させる。動刃と静刃は、それぞれ第一支持板と第二支持板とのいずれに支持させてもよい。このとき、各支持ねじを若干緩めることにより動刃と静刃とをそれぞれ鋏要ねじ孔を回動中心として回動自在となした状態で、第一支持板と第二支持板との角度調節手段により動刃と静刃の回動方向における角度を調節して動刃と静刃の切断縁が相互に並行になるようになし、各支持ねじを締め付けて動刃と静刃とを第一支持板と第二支持板とに固定する。
以上の如く動刃と静刃とを第一支持板と第二支持板とに固定した状態で、鋏研ぎ具を上下反転させ、動刃と静刃とを砥石ないし研磨板に押圧して研ぐのである。図1参照。
なお、動刃と静刃はそれぞれ表刃aと裏刃bとを備えているが(図6参照)、一般的には表刃aのみが研がれる。表刃aを研ぐ場合、動刃と静刃の裏刃bが各支持板の表面に接触し、動刃と静刃の表刃aが露出するようにした状態で、動刃と静刃とをそれぞれ第一支持板と第二支持板とに取り付ける。
[請求項2の発明]
動刃又は静刃の回動方向における角度を調節する際には、各支持ねじを若干緩めることにより動刃と静刃とをそれぞれ鋏要ねじ孔を回動中心として回動自在となした状態で、調節ねじを所望の位置まで進退させ、動刃と静刃の背部を調節ねじに当接させた状態で各支持ねじを締め付けるのである。
[請求項3の発明]
動刃又は静刃の回動方向における角度を調節する際には、各支持ねじを若干緩めることにより動刃と静刃とをそれぞれ鋏要ねじ孔を回動中心として回動自在となした状態で、調節板を所望の位置まで回動させてロック手段によりロックし、動刃と静刃の背部を調節板に当接させた状態で各支持ねじを締め付けるのである。
[請求項4の発明]
第一支持板と第二支持板とのいずれか一方を連結部に接離する方向に調節することにより、形成すべき刃角αを調節することができる。因みに、刃角αは、表刃aと裏刃bとの間の角度である(図6参照)。例えば、図5において、第二支持板(3)を連結部(9)に接近する方向に調節したときには、刃角αは大きくなり、第二支持板(3)を連結部(9)から離れる方向に調節したときには、刃角αは小さくなる。なお、刃角αは、動刃と静刃の材質により、例えば30〜40度に形成される。
[請求項1の発明]
請求項1の発明は、下記の如き優れた効果を発揮する。
(イ)未熟練者であっても、鋏を容易かつ確実に研ぐことができる。
(ロ)動刃と静刃とを同時に研ぐことができる。
(ハ)動刃と静刃とをそれぞれの刃角αが相等しく、かつ、一定になるように研ぐことができる。
(ニ)鋏研ぎ具は、構造が簡単であって、安価に提供することができる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明は、上記請求項1の発明と同様の効果を奏すると共に、下記の効果を発揮する。
(ホ)調節ねじを進退させることにより動刃又は静刃の回動方向における角度を容易かつ確実に調節することができる。
[請求項3の発明]
請求項2の発明は、上記請求項1の発明と同様の効果を奏すると共に、下記の効果を発揮する。
(ヘ)調節板を回動させることにより動刃又は静刃の回動方向における角度を容易かつ確実に調節することができる。
[請求項4の発明]
第一支持板と第二支持板とのいずれか一方を連結部に接離する方向に調節することにより、形成すべき刃角αを調節することができる。
符号1に示すものは第一支持板であり、符号3に示すものは第二支持板である。符号5に示すものは鋏における動刃であり、符号7に示すものは鋏における静刃である。
第一支持板1と第二支持板3とは相互に平行である。
即ち、一例として、第一支持板1と第二支持板3とを連結部9を介して略コ字状に構成する。
第一支持板1と第二支持板3とにはそれぞれ支持ねじ11、13に対応する雌ねじ15、17を備えさせる。
各支持ねじ11、13を鋏における動刃5又は静刃7の鋏要ねじ孔19、21に挿通させた状態で各雌ねじ15、17に螺合させることにより動刃5と静刃7とのいずれか一方を第一支持板1上に、他方を第二支持板3上に、それぞれ鋏要ねじ孔19、21を回動中心として回動可能に支持させる。
第一支持板1と第二支持板3とにはそれぞれ動刃5又は静刃7の背部23、25に当接することにより動刃5又は静刃7の回動方向における角度を調節する角度調節手段27又は29を備えさせる。
一方の角度調節手段27は、動刃5又は静刃7に接離する方向に進退するように第一支持板1又は第二支持板3に調節ねじ31を備えさせ、該調節ねじ31を進退させることにより動刃5又は静刃7の回動方向における角度を調節するようにしてなるものである。
符号33に示すものは調節ねじ取付板であり、該調節ねじ取付板33に設けためねじに調節ねじ31が螺合される。調節ねじ31の先端31aは、動刃5又は静刃7の背部23、25に当接する。
他方の角度調節手段29は、第一支持板1上又は第二支持板3上にロック手段35を備えた調節板37を回動自在に配設し、該調節板37を回動させることにより動刃5又は静刃7の回動方向における角度を調節するようにしてなるものである。
図示の事例においては、調節板37をロック手段35たる締め付けねじを介して第一支持板1又は第二支持板3に取り付けている。該締め付けねじ35を緩めたときには、調節板37は回動自在となり、該締め付けねじ35を締め付けたときには、調節板37は回動不能にロックされる。調節板37は、動刃5又は静刃7の背部23、25に当接する。
第一支持板1と第二支持板3とのいずれか一方を前記連結部9に接離する方向に調節自在とする。
即ち、図示の事例においては、連結部9に第一支持板1と平行な延長部39を形成し、該延長部39には長孔41を形成し、締め付けねじ43を該長孔41に挿通させると共に第二支持板3に螺合させることにより、該第二支持板3を連結部9に接離する方向に調節自在となしている。
即ち、図示の事例においては、締め付けねじ43を緩めたときには、第二支持板3は延長部39に対し連結部9に接離する方向に調節自在となり、締め付けねじ43を締め付けたときには、第二支持板3は延長部39にロックされる。
なお、図4においては、ロック手段35たる締め付けねじに対応させて、連結部9の延長部39に長孔45が形成されている。
図1における符号47に示すものは、砥石ないし研磨板である。また、符号49に示すものは動刃5の切断縁であり、符号51に示すものは静刃7の切断縁である。
本発明による鋏研ぎ具により動刃と静刃とを研いでいる状態を示す斜視図である。 同上鋏研ぎ具の正面図である。 同上鋏研ぎ具の底面図である。 同上鋏研ぎ具の背面図である。 同上鋏研ぎ具の側面図である。 動刃又は静刃の断面図である。 動刃の平面図である。 静刃の平面図である。
符号の説明
α 刃角
a 表刃
b 裏刃
1 第一支持板
3 第二支持板
5 動刃
7 静刃
9 連結部
11 支持ねじ
13 支持ねじ
15 雌ねじ
17 雌ねじ
19 鋏要ねじ孔
21 鋏要ねじ孔
23 背部
25 背部
27 角度調節手段
29 角度調節手段
31 調節ねじ
31a 先端
33 調節ねじ取付板
35 ロック手段
37 調節板
39 延長部
41 長孔
43 締め付けねじ
45 長孔
47 砥石ないし研磨板
49 切断縁
51 切断縁

Claims (4)

  1. 相互に平行な第一支持板と第二支持板とにはそれぞれ支持ねじに対応する雌ねじを備えさせ、各支持ねじを鋏における動刃又は静刃の鋏要ねじ孔に挿通させた状態で各雌ねじに螺合させることにより動刃と静刃とのいずれか一方を第一支持板上に、他方を第二支持板上に、それぞれ鋏要ねじ孔を回動中心として回動可能に支持させ、第一支持板と第二支持板とにはそれぞれ動刃又は静刃の背部に当接することにより動刃又は静刃の回動方向における角度を調節する角度調節手段を備えさせたことを特徴とする鋏研ぎ具。
  2. 前記角度調節手段は、動刃又は静刃に接離する方向に進退するように第一支持板又は第二支持板に調節ねじを備えさせ、該調節ねじを進退させることにより動刃又は静刃の回動方向における角度を調節するようにしてなることを特徴とする請求項1に記載の鋏研ぎ具。
  3. 前記角度調節手段は、第一支持板上又は第二支持板上にロック手段を備えた調節板を回動自在に配設し、該調節板を回動させることにより動刃又は静刃の回動方向における角度を調節するようにしてなるなることを特徴とする請求項1に記載の鋏研ぎ具。
  4. 前記第一支持板と第二支持板とを連結部を介して略コ字状に構成し、第一支持板と第二支持板とのいずれか一方を該連結部に接離する方向に調節自在としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鋏研ぎ具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016055423A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 モトコマ株式会社 散髪用ハサミの簡単な刃研ぎ装置

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