JP2006280458A - 試供用化粧料容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ファンデーション等の化粧料を顧客等に試供品として提供するための化粧料容器において、使い勝手をより一層向上させるとともに化粧料の美観を損なうことなく収容を可能にした化粧料容器の提供にある。
【解決手段】 化粧料17を収容可能な収容凹部23を有する台紙2と、化粧料17が収容された収容凹部23の開口部11を閉塞するフィルム状蓋材13とを設けて構成される試供用化粧料容器1において、収容凹部23内に多孔性素材5を配置し、この多孔性素材5に化粧料17を保持させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、化粧料を収容する容器に関するものであり、化粧料を試供品として顧客等に提供するためのより好適な試供用化粧料容器に関する。
従来、容器内に充填されただけの粉末状の化粧料の場合、化粧料をパフ等の化粧用具に付着させて取り出すときに、化粧料が化粧用具に局所的に付着してしまったり、必要以上の化粧料が付着してしまったりする等、扱い難いものとなっていた。
このような問題を回避するものとして、市販用に製造される粉末状の化粧料容器の多くには、収容される化粧料の上方に網目状のメッシュが設けられている。この場合、メッシュに化粧用具を押し付けてメッシュを弾性変形させながら、下方の化粧料に接触させることにより適量の化粧料を化粧用具に付着させる。
例えば、複数枚の積層伸縮性メッシュ体を用い、その展張静的状態に於ける開効率を50%以下とするとともに、且つ同状態における各孔部開口部面積を0.6mm以下である複数の伸縮性メッシュ体の積層体から成る化粧料容器用伸縮性メッシュフタが提供されている(特許文献1参照)。化粧用具に化粧料を付着させる際、このような化粧料容器用伸縮性メッシュフタを介すことにより、適量の化粧料を付着させることができる。
実公平7−36574号公報
しかし、上記したような化粧料容器用伸縮性メッシュフタは、容器の開口上縁部に取り付けられ、且つ充填された化粧料の上方に位置させられるものであるため、容器にある程度の厚みが必要となり、試供用として用いられる薄型の化粧料容器には適用が難しい。
また、このような薄型の化粧料容器に粉末状の化粧料を充填させる場合、従来では、小型成型トレーまたはシート上に印刷技法を応用した方法で作られていたが、充填量が少なすぎてしまったり、反対に充填量を多くすると化粧料に割れが生じて、化粧料がシート上から剥がれ落ちたり、化粧料容器内で偏ってしまうなどして美観を損なう虞があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ファンデーション等の粉末状の化粧料を顧客等に試供品として提供するための化粧料容器において、使い勝手をより一層向上させるとともに化粧料の美観を損なうことなく収容を可能にした試供用化粧料容器の提供にある。
そこで、本発明において上記目的を達成するために、まず請求項1に係る発明は、化粧料を収容可能な収容凹部を有する台紙と、化粧料が収容された収容凹部の開口部を閉塞する蓋部とを設けて構成される試供用化粧料容器において、収容凹部内に多孔性素材を配置し、この多孔性素材に化粧料を保持させることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、収容凹部は、その開口部の直径が10mm〜50mmの範囲内であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明において、台紙は、その厚さ寸法が0.1mm〜3mmの範囲内であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に係る発明において、多孔性素材が不織布、ネット、寒冷紗、スポンジ及び織布のいずれかであることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、収容凹部内に多孔性素材を配置させているので、化粧料が多孔性素材の空隙内に入り込み、輸送時および携帯時に化粧料容器を傾けても化粧料を容器内で偏らせることなく保持することが可能となり、化粧料の美観を損なわせることなく顧客へと提供することができる。さらに、多孔性素材によって化粧料が保持されているので、蓋部の開封時に、収容凹部内の化粧料が飛散及び漏出し難くなり、化粧料の商品価値を低下させることなく、試用してもらうことが可能となる。
また、化粧料を化粧用具に取る際、パフ等の化粧用具に適量の化粧料を満遍なく付着させることができるとともに肌に塗布するのに適した量を化粧用具に付着させることができるので、使い勝手をより一層向上させることができる。
請求項2に係る発明によれば、収容凹部における開口部の直径が10mm〜50mmの範囲内で形成されているので、化粧料を化粧用具に付着させる際、化粧用具に化粧料をより均等に付着させることができ、使い勝手がよい。また、収容凹部内には多孔性素材が配置されているため、開口部の直径を大きくして化粧料の充填範囲を拡大しても、化粧料を偏らせることなく保持することができるので、化粧料の充填量を増やすことが可能になる。
請求項3に係る発明によれば、台紙の厚さ寸法が0.1mm〜3mmの範囲内であり、全体的に薄肉板状の容器として形成されるので、嵩張ることなくより携帯し易いものとすることができる。
請求項4に係る発明によれば、多孔性素材として、不織布、ネット、寒冷紗、スポンジ及び織布のうちいずれかを用い、収容凹部内に充填される化粧料の性状に合わせて多孔性素材を選定することができるので、容器内で良好に化粧料を保持することが可能となる。したがって、容器内での化粧料の保持性を向上させることができる。
例えば、不織布の場合は、特に粉末状の化粧料を保持するのに好適である。絡み合う繊維同士の間に化粧料が入り込み、化粧料の微粒子は移動が極力抑えられた状態となる。また、不織布は裁断部分から繊維がほつれることがないため、扱い易い。ネット及び寒冷紗の場合は、織り目が粗く、多くの空隙を確保することができるので、他のものに比べて化粧料の保持量を多くすることができる。また、粘稠状の化粧料の保持にも好適である。スポンジの場合は、弾力性があり、化粧料用具として、例えばパフの代替えとすることができるので、化粧料用具を用いなくても容器から直接肌へ化粧料を塗布することができる。織布の場合は、粗く織られたものを用いる。不織布より耐久性及び耐磨耗性が高いため、使用後も容器の美観を損なうことはない。
また、多孔性素材を化粧料の油分が染み込みにくい合成樹脂製にすれば、化粧料の成分を変化させることなく保持させることができるので、化粧料自体の使用感を変化させることなく、本来の化粧料と同等の商品価値を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明における試供用化粧料容器の第1実施形態を示す。
本実施形態の試供用化粧料容器1は、合紙からなる台紙本体3と、その一方の片面に貼着される多孔性素材5と、所定箇所に貫通孔7を有し、多孔性素材5を介して台紙本体3へと貼着される合成紙21と、貫通孔7の開口部11を閉塞するフィルム状蓋材(蓋部)13と、台紙本体3の他方の片面に貼着される下部シート15とを有している。
台紙本体3は、略長方形状のカード型に形成されている。具体的には、縦寸法54mm程度、横寸法86mm程度に形成されることが好ましい。そして、厚さの異なる複数枚の用紙を貼り合わせて構成された合紙からなっており、寸法安定性を保つため適当な厚みを付与して形成され、その厚みは0.1mm〜3.0mmの範囲内に設定されている。さらに、この台紙本体3の一方の片面に、収容される化粧料17の商品名や広告等の印刷を施してもよい。また、その印刷方法を選ぶことにより、さまざまな印刷表現が可能となっている。
そして、所望の印刷が施されている台紙本体3の一方の片面には、その全面を被覆するようにして、下部シート15が貼着されている。この下部シート15は、図1及び図2に示すように、台紙本体3の表面を全面的に被覆するように貼着されており、その厚さは台紙本体3の厚さよりも薄く形成されている。下部シート15としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどからなるシートが用いられ、機械的強度、耐熱性、耐薬品性、成形加工性などに優れているだけでなく安価で大量生産が可能な材料が用いられる。これにより、台紙本体3に施された印刷を保護し、汚れを防ぐことができる。
なお、この下部シート15は、台紙本体3に施される印刷が見えるように透明となっていることが好ましいが、下部シート15が透明でない場合には、下部シート15における台紙本体3への貼着面でない片面に印刷を施しても良い。
さらに、この台紙本体3の他方の片面には、合成樹脂製のカバーシート9が貼着されている。このようなカバーシート9としては、上記下部シート15と同様、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどからなるシートが好ましく、機械的強度、耐熱性、耐薬品性、成形加工性などに優れているだけでなく安価で大量生産が可能な材料を選択する。このカバーシート9により、化粧料17の油分が台紙本体3へと染み込んでしまうことを防ぐことができる。
カバーシート9の表面に、所定寸法の多孔性素材5が設けられている。この多孔性素材5は、その外周縁部の空隙を埋めるようにして充填される接着剤16を介してカバーシート9上に貼着され、少なくともその中央部分は、カバーシート9に貼着されない非接着部25として空隙を有した状態で支持されている。このような多孔性素材5としては、不織布、ネット、寒冷紗、スポンジ及び織布のいずれかが用いられ、適度な空隙を有し、台紙本体3との接着性に優れた材料で形成されたものが好ましい。なお、不織布、ネット、寒冷紗、スポンジ及び織布のうちいずれを用いるかは、後に充填される化粧料17の性状に合わせて選定される。
さらに、この多孔性素材5を被覆するとともに多孔性素材5の非接着部25を露出させるように、予め窓抜きして貫通孔7を形成しておいたPP系合成紙21を貼着させる。ここで、合成紙21の貫通孔7の大きさは、後に充填される化粧料17の充填量によって決定されるだけでなく、化粧料17を化粧用具等に取る際、化粧用具に満遍なく化粧料17を付着させることができる大きさとして設定される。具体的には、10mm〜50mmの範囲内とされている。貫通孔7は台紙本体3の長手方向一側に形成されており、貫通孔7を除いた合成紙21の表面に化粧料17の商品名や広告等の印刷を施しやすくしている。
なお、合成紙21の貫通孔7の大きさによって、上記した多孔性素材5の大きさも決定される。すなわち、上記多孔性素材5は、合成紙21の貫通孔7の穴径よりも大きく形成されており、その外周縁部が、カバーシート9と合成紙21との間に固定可能となる大きさであればよく、台紙本体3を全面的に被覆する大きさでもよい。さらに、その形状は円形状が好ましいが四角形状でもよく、その他特に問わない。
このような合成紙21の貫通孔7と、貫通孔7の一側を閉塞した状態にある台紙本体3及び台紙本体3上に位置している多孔性素材5よって、図2に示すように、化粧料17を収容するための収容凹部23が構成される。この収容凹部23内に化粧料17を充填する。すると、多孔性素材5の非接着部25の空隙に化粧料17が入り込み、化粧料17が保持される。
フィルム状蓋材13は、図1に示すように、円形状を成しており、収容凹部23の開口部11を閉塞すべく、合成紙21の表面に接着剤16を介して貼着されている。このフィルム状蓋材13には、一端に径方向外側に突出する舌状のつまみ片24が設けられており、顧客は、このつまみ片24を摘んで引き上げることにより、フィルム状蓋材13を合成紙21から容易に剥離できるようになっている。なお、フィルム状蓋材13を透明にすれば、外部から収容凹部23の中味を外部から確認することができる。
このようなフィルム状蓋材13を合成紙21に貼着する際に用いられる接着剤16には、感熱接着剤,感圧粘着接着材等が用いられ、合成紙21への接着部分となる接着部14には、図示しないイージーピール材が設けられており、このイージーピール材を介してカバーシート9へと貼着させることにより、化粧料17を保護するために強固に接着可能でありながら、使用時には容易に剥離できるようになっている。また、被着体となるこのカバーシート9の材質及び要求される剥離強度により、そのイージーピール材を選定することができる。ただし、上述したつまみ片24の部分だけは、合成紙21に貼着せずに設けられている。このようなフィルム状蓋材13を剥離すると、閉塞されていた収容凹部23が開封され、例えば、パフなどの化粧用具を用いて内部の化粧料17を適量付着させて使用する。
また、図3に示すように、合成紙21の表面一体に、蓋部29を有したカバーフィルム27を貼着させてもよい。つまり、収容凹部23周辺のカバーフィルム27に切り込みを施し、台紙本体3に形成された収容凹部23を囲むようにして、蓋部29を形成して部分的に開封可能にする。この蓋部29にも、これを開封するための舌状のつまみ片24を形成し、且つこのつまみ片24の対向側には、カバーフィルム27の蓋部29以外の貼着部30に繋がる脱落防止用の帯状片31を形成しておけば、蓋部29を剥離しても蓋部29は貼着部30に繋がっているため、使用時に蓋部29を廃棄する煩わしさがなくなる。さらに、帯状片31の端部にミシン目を施しておくことによって、蓋部29の戻りがなくなり、より使用し易い試供用化粧料容器1とすることができる。また、このように合成紙21の表面にカバーフィルム27を貼着させることによって、合成紙21上に施された印刷を保護することもできる。
なお、上述した台紙本体3、下部シート15、カバーシート9、多孔性素材5及び合成紙21によって、試供用化粧料容器1の台紙2が構成されることになる。
次に、本発明における試供用化粧料容器の第2実施形態を図4に示す。
第2実施形態の試供用化粧料容器33では、図4に示すように、台紙本体3に厚さ方向に貫通する所定形状の打抜孔35を形成している。そして、この台紙本体3の一方の片面に下部シート15が貼着されることになるが、これら台紙本体3と下部シート15との間に、台紙本体3に形成された打抜孔35を被覆するようにして多孔性素材5が配置されている。そして、打抜孔35の一側が下部シート15に閉塞されることにより、内部に多孔性素材5を有した収容凹部23が構成されることになる。さらに、台紙本体3の他方の片面であって、打抜孔35を除いた表面に、打抜孔35と同形状の孔部37を有したカバーシート38が貼着され、このカバーシート38上に、収容凹部23の開口部11を閉塞すべく、孔部37の周辺にフィルム状蓋材13が接着剤16を介して貼着されている。
なお、下部シート15及び多孔性素材5は、台紙本体3の片面に全面的に貼着されているが、収容凹部23を閉塞可能な大きさであればよい。つまり、下部シート15および多孔性素材5を打抜孔35よりも若干大きく形成し、打抜孔35の全体を被覆するように台紙本体3へと貼着させる。また、台紙本体3及び多孔性素材5の形状は、円形状が好ましいが四角形状でもよく、その他特に問わない。
このように、台紙本体3に直接、収容凹部23を形成することによって、上記した合成紙21が必要なくなるため、試供用化粧料容器33としてより一層薄型に形成することができる。この場合、広告等の印刷は、下部シート15の表面に施されることになる。
なお、上記では台紙本体3と下部シート15との間に多孔性素材5を配置したが、台紙本体3とカバーシート38との間に配置してもよい。
次に、本発明における試供用化粧料容器の第3実施形態を図5に示す。
第3実施形態の試供用化粧料容器41は、図5に示すように、台紙本体3の一方の片面にカバーシート9を貼着し、その表面から垂直上方に所定の高さで円形状に立ち上がる囲壁部43を形成している。この囲壁部43は、直径10mm〜50mmの範囲内で形成されており、接着剤から成っている。カバーシート9と囲壁部43とによって、上縁部が開口部11となる収容凹部23が構成される。この収容凹部23内に、囲壁部43の直径よりも小径の大きさの多孔性素材5を配置させ、多孔性素材5の空隙に保持させるようにして化粧料17を充填し、収容凹部23の開口部11を閉塞すべく、囲壁部43の上縁部にフィルム状蓋材13を貼着させる。
なお、多孔性素材5を円形状に形成し、その外周縁部をカバーシート9に接着させてもよい。この場合、多孔性素材5の大きさを収容凹部23の直径よりも大径を成すとともに囲壁部43から半径方向外側に突出しない大きさとすることで、多孔性素材5が囲壁部43に固定されることになるので、化粧用具に化粧料17を取る際に、顧客が試供用化粧料容器41を逆さにして内部の化粧料17をパフ等に降りかけるようにして取り出したとしても、多孔性素材5が化粧料17と一緒に飛び出す心配はない。
以上に述べた本実施形態によれば、収容凹部23内に多孔性素材5を配置させているので、化粧料が多孔性素材5内に入り込み、輸送時および携帯時に試供用化粧料容器1を傾けても化粧料17を容器内で偏らせることなく保持することが可能となり、化粧料の美観を損なうことなく顧客へと提供することができる。このように、多孔性素材5によって化粧料17が保持されているので、フィルム状蓋材13の開封時に、収容凹部23内の化粧料17が飛散及び漏出し難くなり、化粧料17の商品価値を低下させることなく、顧客に試用してもらうことが可能となる。
また、化粧料17を化粧用具に取る際、パフ等の化粧用具に適量の化粧料17を満遍なく付着させることができるとともに肌に塗布するのに適した量を化粧用具に付着させることができるので、使い勝手をより一層向上させることができる。
収容凹部23における開口部11の直径が10mm〜50mmの範囲内で形成されているので、化粧料17を化粧用具に付着させる際、化粧用具に化粧料17をより均等に付着させることができる。また、収容凹部23内には多孔性素材5が配置されているため、開口部11の直径を大きくして化粧料17の充填範囲を拡大しても化粧料17を保持することができるので、化粧料17の充填量を増やすことが可能となり、例えば、1回程度しか試用できなかったものが、2、3度繰り返し試用できるようになることによって、顧客は、化粧料の品質をより確認することができる。
台紙本体3の厚さ寸法が0.1mm〜3mmの範囲内であり、縦寸法は54mm程度、横寸法は86mm程度で、全体的に薄肉板状の容器として形成されるので、嵩張ることなくより携帯し易いものとすることができる。
多孔性素材5として、不織布、ネット、寒冷紗、スポンジ及び織布のいずれかを用い、収容凹部23内に充填される化粧料17の性状に合わせて多孔性素材5を選定することができるので、容器内で化粧料17を良好に保持することが可能となる。例えば、化粧料17が粉末状あるいは粘稠状であっても、不織布等の繊維の隙間あるいはネット等の網目の間など、多孔性素材内の空隙に化粧料を入り込ませることができるので、容器内での化粧料17の保持性を向上させることができる。
例えば、不織布の場合は、特に粉末状の化粧料17を保持するのに好適である。絡み合う繊維同士の間に化粧料17が入り込み、化粧料17の微粒子は移動が極力抑えられた状態となる。また、不織布は裁断部分から繊維がほつれることがないため、扱い易い。
ネット及び寒冷紗の場合は、織り目が粗く、多くの空隙を確保することができるので、他のものに比べて化粧料17の保持量を多くすることができる。また、粘稠状の化粧料の保持にも好適である。
スポンジの場合は、弾力性があり、化粧料用具として、例えばパフの代替えとすることができるので、化粧料用具を用いなくても容器から直接肌へ化粧料17を塗布することができる。
織布の場合は、粗く織られたものを用いる。不織布より耐久性及び耐磨耗性が高いため、使用後も容器の美観を損なうことはない。
また、多孔性素材5として化粧料17の油分が染み込みにくい合成樹脂製のものを選定することにより、化粧料17の成分を変化させることなく収容させることができるので、化粧料17自体の使用感を変化させることなく、本来の化粧料17と同等の商品価値を提供することができる。
なお、収容凹部23を台紙本体3の長手方向一側に配置させることにより、化粧料17の広告及び内容成分等の情報を記載するのにまとまったスペースを確保することができる。
さらに、上記に限らず、台紙本体3に柔軟性のある素材を用いることにより、化粧用具を用いることなく試供用化粧料容器1を直接肌に付けて化粧料17を塗布させて使用することもできる。
次に本発明を実施例により、さらに具体的に説明する。
まず、台紙本体3としては、用紙(127g/m)を用い、化粧料17に含まれる油分の吸収を防ぐため、台紙本体3の片面にカバーシート9としてポリプロピレン(12μ)を貼り合せる。その上に多孔性素材5として寒冷紗(早川織物、レーヨンポリテック30番)を貼着し、さらにこの寒冷紗の上から、貫通孔7を有した合成紙21(110g/m)を貼着させて、台紙2が構成されるとともに収容凹部23を形成する。この収容凹部23内に配置される寒冷紗の空隙内に化粧料17をホッパーにより充填させ、化粧料17を収容した収容凹部23の開口部11を閉塞するようにして、イージーピール性が付与された透明なフィルム状蓋材13を合成紙21上に貼着し、試供用化粧料容器1を形成した。
本発明における第1実施形態の全体を示す斜視図である。 本発明における第1実施形態の図1に示すA−A線に沿う断面図である。 本発明における第1実施形態の他の実施例を示す斜視図である。 本発明における第2実施形態の側断面図である。 本発明における第3実施形態の側断面図である。
符号の説明
1,33,41 試供用化粧料容器
2 台紙
5 多孔性素材
11 開口部
13 フィルム状蓋材(蓋部)
17 化粧料
23 収容凹部
29 蓋部

Claims (4)

  1. 化粧料を収容可能な収容凹部を有する台紙と、
    前記化粧料が収容された前記収容凹部の開口部を閉塞する蓋部とを設けて構成される試供用化粧料容器において、
    前記収容凹部内に多孔性素材を配置し、該多孔性素材に化粧料を保持させることを特徴とする試供用化粧料容器。
  2. 前記収容凹部は、その開口部の直径が10mm〜50mmの範囲内であることを特徴とする請求項1記載の試供用化粧料容器。
  3. 前記台紙は、その厚さ寸法が0.1mm〜3mmの範囲内であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の試供用化粧料容器。
  4. 前記多孔性素材が不織布、ネット、寒冷紗、スポンジ及び織布のいずれかであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の試供用化粧料容器。
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