JP3173322U - 粉体化粧料用リフィル容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】開封される際に、充填された非圧縮型の粉体化粧料が飛散されることのない粉体化粧料用リフィル容器を提供する。
【解決手段】上面が開放された容器本体2に、非圧縮型粉体化粧料7を充填し、充填された粉体化粧料の上に通気シート3を置載し、更に前記容器本体の上面を、その内側に通気シートと同じ形状、大きさの弾性層を形成したシール蓋4で密封してなることを特徴とする非圧縮型粉体化粧料のリフィル容器1。
【選択図】図2

Description

本考案は、粉体化粧料用リフィル容器に関し、更に詳細には、粉体化粧料を圧縮せずに充填する非圧縮型粉体化粧料のリフィル容器において、このリフィル容器のシール蓋を開けたときに充填された粉体が飛散することのない、粉体化粧料用リフィル容器に関する。
近年は、経済性の面から、粉体化粧料などを充填した容器を本体であるコンパクトより簡単に取り外し、交換可能なリフィル容器が市販されている。
しかしながら、このようなリフィル容器は、特に充填した粉体を圧縮しない非圧縮型粉体化粧料に使用する場合には、問題があった。すなわち、リフィル容器に、粉体化粧料を充填した後、上面側にシール蓋で封をするのであるが、使用に先立ち、このシール蓋を開ける際に充填されていた粉体化粧料が飛散するという問題があった。
この問題を解決するための工夫として、リフィル容器の充填された粉体化粧料の上に、厚紙またはプラスチックのシートを置載する技術が報告されている(特許文献1)。この技術によって、ある程度粉体化粧料の飛散は防止できるが、未だ完全とは言えず、更に優れた技術の開発が望まれている。
特開2003−210245
本考案は、上記実情に鑑みなされたものであり、開封される際に、充填された非圧縮型の粉体化粧料が飛散されることのない粉体化粧料用リフィル容器を提供するものである。
本考案者は、粉体化粧料用リフィル容器を開封する際の粉体の飛散に関し検討を行った結果、これが開封による外気の流入に伴う現象であり、特許文献1の様な技術を使用しても、置載したシートと容器の隙間から粉体が漏れ出してしまうことを知った。
そして、このような粉体の飛散を防ぐためには、置載するシート自体に通気性を持たせ、封をしている時点では、これに上から圧力をかけ、開封と共にこの圧力がなくなるようにすれば、粉体化粧料を外部に出すことがないことを見出し、本考案を完成した。
すなわち本考案は、上面が開放された容器本体に、非圧縮型粉体化粧料を充填し、充填された粉体化粧料の上に通気性シートを置載し、更に前記容器本体の上面を、その内側に通気性シートと同じ形状、大きさの弾性層を形成したシール蓋で密封してなることを特徴とする非圧縮型粉体化粧料のリフィル容器である。
本考案の粉体化粧料用リフィル容器(以下、「リフィル容器」という)によれば、その開封時における化粧料粉の外部への噴き出しを防ぐことができ、手指や、まわりを汚すことがない。
従って、粉体化粧料、特に非圧縮型粉体化粧料のリフィル容器として、有利に利用しうるものである。
本考案の一態様であるリフィル容器について、そのシール蓋を一部開けた状態を模式的に示す斜視図である。 本考案の一態様であるリフィル容器の一部切り欠き断面図である。 図2のA部分の拡大図である。
以下、本考案の一態様であるリフィル容器について、図面と共に説明する。
図1は、リフィル容器について、そのシール蓋を一部開けた状態を模式的に示した斜視図であり、図2は、リフィル容器を模式的に示した一部切り欠き断面図である。図中、1は、リフィル容器、2は容器本体、3は通気シート、4はシール蓋、5は弾性層、6はメッシュ網、7は粉体化粧料、8は充填用穴、9は封止シールを示す。
図1および図2に示す態様のリフィル容器1は、容器本体2に充填した粉体化粧料7の上にメッシュ網6が設けられ、その上に通気シート3が置載され、更に容器本体2の上端を、内側(下側)に弾性層5が設けられたシール蓋4で封止したものである。
本考案で用いる容器本体2は、上面が開放され、その中に粉体化粧料7が充填されるものである。この容器本体2は、好ましくはその上端部近くにメッシュ網6が設けられる。また、後記するように粉体化粧料7を後から充填できるように、容器本体2の底面に充填穴8を設け、充填後は、これを封止シール9で封止したものでも良い。
この容器本体2の粉体化粧料7の上には、通気シート3が置載される。この通気シート3は、独立したものであり、メッシュ網6と、シール蓋4に設けられた弾性層5により挟持されている。容器本体2の上部には、図3に示すように、シール蓋4を接着させるための上縁部2aを設けられており、また、通気シート3を保持するための円周肩部2bが設けられている。この上縁部2aと円周肩部2bの高さの差は、後記する通気シート3と弾性層5の厚み合計より若干少ないことが好ましく、一般には、通気シート3と弾性層5の厚み合計の95ないし80%程度であることが好ましい。
本考案の特徴は、容器本体2に充填された粉体化粧料7の上に、通気シート3を置き、更にその上から通弾性層5を設けたシール蓋4で封止した点である。すなわち、通気シート3は、メッシュ網6の上に置載されるが、このものは、シール蓋4の下の弾性層5により押しつけられ、若干圧縮された状態となっている。
そして、シール蓋4を開けると、外部から空気が流入するが、本考案のリフィル容器1では、粉体化粧料7の上にある通気シート3が、シール蓋4の開放と共に弾性層5の圧力がなくなるため、それ自体が若干膨張し、近傍の空気(および化粧料粉)を吸い込むため、外部からの空気流入による化粧料粉の飛散を防止し、外部への流出を防ぐのである。
本考案のリフィル容器1での、粉体飛散防止効果は、このような機構によるものであるため、通気シート3や、シール蓋4の下に設けられる弾性層5は、広い範囲から選ぶことができる。
例えば、通気シート3としては、ある程度の弾性と、通気性を有するものであれば良く、その好ましい例としては、発泡ポリエチレンシート、上質紙等が挙げられる。このものの厚みは、特に制約はないが、0.8ないし1.2mm程度であることが好ましい。
また、弾性層5としては、シール蓋4に層を形成でき、かつある程度の弾性を有するものであれば良く、その好ましい例としては、ポリプロピレン、セルロース、ナイロン、ポリエステル、ポリオレフィン、レーヨン等の弾性体が挙げられる。この弾性層5とシール蓋4は、接着剤(アクリル酸エステル共重合体など)を塗布して接着すれば良い。また、この弾性層5の厚みも、特に制約はないが、0.2ないし1.0mmであることが好ましい。
更に、容器本体2や、シール蓋4についても、上記からわかるよう特段の制約はなく、一般に使用されている材料を使用することができる。すなわち、これらは前記容器本体の上縁部2aで接着可能であり、かつ剥離可能であれば、どのような組み合わせであっても良い。このうち、容器本体2の好ましい例としては、ポリプロピレン、ABS、SAN、PET等が挙げられ、また、シール蓋4の好ましい例としては、樹脂フィルム、パルプ紙、合成紙等が挙げられる。
なお、メッシュ網6は、成形時に一体化させたり、メッシュ押さえ枠を利用して容器本体2に取り付けられる。このものは、上記したような通気シート3を挟み込む作用と共に、開封後は、粉体化粧料が固まらないようにする作用を有するものである。このメッシュ網6の材質としては、ナイロン、ポリエステル、またはナイロンとポリエステルの混毛等が挙げられる。
本考案のリフィル容器1への粉体化粧料7の充填は、公知の方法で行っても良いが、容器本体2として、薄く扁平な容器を使用する場合は、前記のような容器本体2の底面に充填穴8を設けたものを利用し、この穴8から粉体化粧料7を充填し、その後この穴8を封止シール9で封止する方法を利用することが好ましい。
この場合は、まず、予めメッシュ網6が取り付けられ、底面部に充填穴8が設けられた容器本体2を用意し、そのメッシュ網の上側に通気シート3を置く。次いで、その上を、通気シートとほぼ同じ形状、同じ大きさの弾性層が形成されたシール蓋4で封止する。更に、この容器を逆さまにし、底面の充填穴8から所定量の粉体化粧料7を充填し、この充填穴を封止シール9で封止することで均一に粉体化粧料7が充填されたリフィル容器1を得ることができる。
本考案によれば、開封時に粉体化粧料が外部に漏れ出さないリフィル容器を提供することができる。従って、軽く飛散しやすい非圧縮型化粧用において、有利に利用することができるものである。特に、前記した裏面の充填穴8から粉体化粧料7を充填する場合は、容器の口径が30ないし70mm程度のものを使用し、口径値と容器深さの数値比が、略5対1であるような扁平のものを利用することができる。
次に実施例を挙げ、本考案を更に説明するが、本考案はこれら実施例に何ら制約されるものではない。
実 施 例
図2に示す構造の容器を成形した。メッシュ網(ナイロン、ポリエステル混毛製伸縮メッシュ)もこの成形時に一体化して取り付けた。この容器のメッシュ網の上に、通気シートとして厚さ1mmのミラマット(高発泡性ポリエチレンシート;JPS社製)を置き、更に、下部に弾性層を有するシール蓋(ユポ;ユポコーポレーション社製合成紙)を貼り付け、封をした。シール蓋の弾性層は、ポリプロピレンシートを接着剤(アクリル系共重合体)塗布し、0.6mmの厚みとした。次に、容器体底面の穴から粉体サンプルを所定量充填し、封止シールで充填穴を塞ぎ、本考案リフィル容器を製造した。一方、通気シートとして1mmのPETフィルムを使用した以外は、本考案リフィル容器と同様にして比較リフィル容器を製造した。
各リフィル容器について、内側シートの相違による粉体サンプルの噴出しの程度を、各シール蓋を開けることで評価した。この結果、本考案リフィル容器では粉体の飛散が極めて少なかったが、PETフィルムを用いた比較リフィル容器では、かなりの粉体の飛散が認められた。
この結果から明らかなように、通気シートであるミラマットを内側のシートとした場合は、粉体の噴出しが極めて少なくすることができるのに対し、通気性のないPETを使用した場合は、かなりの量の粉体の噴き出しがあることがわかった。
1………リフィル容器
2………容器本体
3………通気シート
4………シール蓋
5………弾性層
6………メッシュ網
7………粉体化粧料
8………充填用穴
9………封止シール

Claims (8)

  1. 上面が開放された容器本体に、非圧縮型粉体化粧料を充填し、充填された粉体化粧料の上に通気性シートを置載し、更に前記容器本体の上面を、その内側に通気性シートと同じ形状、大きさの弾性層を形成したシール蓋で密封してなることを特徴とする非圧縮型粉体化粧料のリフィル容器。
  2. 非圧縮型粉体化粧料と通気性シートの間に、メッシュ網が設けられている請求項1記載のリフィル容器。
  3. 密封時に通気シートが、メッシュ網とシール蓋下の弾性層で挟持される請求項2記載のリフィル容器。
  4. 通気性シートが、発泡ポリエチレンシートである請求項1ないし3の何れかの項記載のリフィル容器。
  5. 通気性シートの厚みが0.8ないし1.2mmである請求項1ないし4の何れかの項記載のリフィル容器。
  6. 弾性層が、ポリプロピレン、セルロース、ナイロン、ポリエステル、ポリオレフィンまたはレーヨンで形成された弾性体をアクリル酸エステル共重合体でシール蓋に接着、形成したものである請求項1ないし5の何れかの項記載のリフィル容器。
  7. 弾性層の厚みが、0.2ないし1.0mmである請求項1ないし6の何れかの項記載のリフィル容器。
  8. 非圧縮型粉体化粧料を充填することができ、粉体化粧料充填後に封止シールで封鎖される充填穴が容器本体底面に設けられている、請求項1ないし7の何れかの項記載のリフィル容器。

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