JP2006280328A - 有用アミノ酸組成物及びそれを含有する食品又は食品配合剤並びにその製造方法 - Google Patents

有用アミノ酸組成物及びそれを含有する食品又は食品配合剤並びにその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 魚介類、特にその加工過程から出る廃棄物由来の有用アミノ酸組成物及びそれを含有する食品又は食品配合剤並びにその製造方法を提供する。
【解決手段】 魚介類の部位から水分及び油分を除去して固形物2を取り出し、固形物2に有機溶剤を添加して有機溶剤抽出液を分離除去して残渣固形物4を取り出し、残渣固形物4に酸を加えて加水分解して、抽出した有用アミノ酸組成物14であって、有用アミノ酸組成物14が、20重量%以上のアスパラギン酸及びグルタミン酸からなるアミノ酸と、30重量%以上のセリン、グリシン、スレオニン及びアラニンからなるアミノ酸と、20重量%以上のアルギニン及びリジンからなるアミノ酸と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、魚介類由来の有用アミノ酸組成物及びそれを含有する食品又は食品配合剤並びにその製造方法に関する。
魚介類は、蛋白質やその他の栄養源として有用な食品であるが、近年、単に港で水揚げされる魚介類がそのまま商品となるだけでなく、加工工場でさまざまに加工されて商品化される比率が増加している。主要な商品を生産する加工の過程でさまざまな副生品が生じ、その有効な利用法がない場合には廃棄物となって加工利益を低下させるだけでなく、近年では特に廃棄経費、廃棄場確保、廃棄による環境破壊などの問題が深刻になっている。これらの例は多数挙げることができるが、例えば、いかの内臓であるいかゴロや、いかをするめや塩辛などに加工する場合に剥かれる表皮など、また、ほたて貝の貝柱を主製品とする場合の副生物である内臓部分に相当するほたてウロなどがある。
ところで、国内のほたてウロは年間10万トンに達し、いかゴロも日本国内での産出は極めて多く、しかも人体の健康に有用な種々の物質が豊富に含まれていることも知られている。しかしながら、それら有用物質の分離濃縮精製が困難なために、現在、そのほとんどが廃棄され、資源の浪費と廃棄の弊害をもたらしている。この問題を解決して現在廃棄されている物質の有効利用を目指す試みもいくつか見受けられる。
さらに、魚介類廃棄物中には種々の有害重金属が含まれ、ほたてウロなどに含有されるカドミウム(Cd)は、廃棄物湿潤基準で100〜200ppmあるので、そのままの形態で廃棄した場合、環境汚染の懸念がある。このため、魚介類廃棄物から有用物質を分離抽出すると同時に、Cdなどの有害物質を残渣中に濃縮して、最終処理を行なうことが必要である。
従来技術として特許文献1には、ほたてウロやいかゴロから油分と蛋白質を効率よく分離回収する方法と回収された油が開示されている。しかしながら、その分離方法はまだ十分精密なものではなく、そのために得られる製品は、例えば化学構造式で表現できるような単一構造成分ではなく、その用途も飼料とか人の一般的栄養源とかに留まっている。
また、特許文献2〜4には、魚介類の蛋白質から酵素分解によって有用なペプチド又はアミノ酸を製造する方法が開示されている。
さらに、魚介類から有用なアミノ酸を酵素分解によらず、抽出処理によって得ようとする先行技術も開示されている。特許文献5には、鰹節から熱水抽出によりアミノ酸を抽出することが開示されている。
特開2003−81996号公報 特開平6−007188号公報 特開平8−214841号公報 特開平8−231414号公報 特開平10−276737号公報
従来、魚介類商品の高度加工に伴う廃棄物の増加に伴い、廃棄経費の増加、廃棄場の確保、廃棄物に含有されているCd(カドミウム)などによる環境汚染などの問題が深刻化し、廃棄物の有効利用による廃棄量の削減が水産業界の重要な課題となっている。
一方、廃棄物中に健康、栄養上有用な成分が豊富に含有される場合があることが知られ、これを効率よく回収することで廃棄量の減少と有用成分の製造とを達成することは重要かつ有望な課題となっている。
魚介類が良質な蛋白質を含み、ひいてはこれを分解することによって良質のアミノ酸組成物を得られることは従来から広く知られているが、多くの場合この蛋白質分解を酵素によって行なっている。
さらに、魚介類には一般に高濃度の鉄、Cdなどの重金属が含有され、これらを効率よく分離除去できなければ、有効成分の分離回収も不可能であるという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、魚介類、特にその加工過程から出る廃棄物由来の有用アミノ酸組成物及びそれを含有する食品又は食品配合剤並びにその製造方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明による有用アミノ酸組成物の製造方法は、魚介類の部位から水分及び油分を除去して固形物を取り出す第1及び第2の工程と、固形物に有機溶剤を添加し、有機溶剤抽出液を分離除去して残渣固形物を取り出す第3の工程と、残渣固形物に酸を加えて加水分解する第4の工程と、分解後に中和処理してろ過し、ろ液を得る第5の工程と、ろ液から重金属を除去して得られる流出液から有用アミノ酸組成物を抽出する第6の工程と、を含むことを特徴とする。
上記構成において、好ましくは、第1及び第2の工程が、魚介類の部位に水を加え所定温度で所定時間蒸煮する第1の蒸煮工程と、遠心分離及び/又はろ過による第2の固液分離工程と、からなり、蒸煮工程及び固液分離工程は連続的に行なわれる。第3の工程において、有機溶剤はエタノール又は含水アセトンである。第4の工程において、好ましくは塩酸添加により加水分解を行ない、ろ液をイオン交換樹脂中に流通させて重金属を除去する。第4の工程において、好ましくは加水分解の後にさらに蛋白質分解酵素を加えて酵素分解し、有用ペプチドを含有した有用アミノ酸組成物を得る。
上記構成によれば、魚介類の部位から、重金属を除去し、かつ、旨味、甘味成分となるアミノ酸や機能性アミノ酸を豊富に含有する有用アミノ酸組成物を効率よく抽出することができる。また、蛋白質分解酵素を加えて酵素分解をした場合には、さらに、有用ペプチドを含有した有用アミノ酸組成物を効率よく抽出することができる。
好ましくは、第6の工程において、ろ液をアルカリ性に調整した後に加熱し、さらに、ろ液のpHを酸性とし、ろ液をろ過してろ液及び残渣を得、該ろ液から重金属を除去し流出液を得て、流出液を脱色精製し、塩分を除去して有用アミノ酸組成物を抽出する。
また、好ましくは、第6の工程において、塩分を除去した後で、さらに、乾燥工程により粉末状の有用アミノ酸組成物を得る。
上記構成において魚介類の部位は、水産加工の過程から産出される副生品であり、好ましくは、ほたてウロである。
上記構成によれば、魚介類の部位に含有されているCdなどの重金属を塩酸添加によりイオン化し、イオン交換樹脂などにより濃縮し、ほぼ完全に回収することができる。このため、有用アミノ酸組成物には、重金属を含有させないようにできる。
上記構成において、好ましくは、魚介類の部位が、水産加工の過程から産出される副生品であり、とくにほたてウロである。上記構成によれば、魚介類の部位として通常は廃棄されるほたてウロを原料として、有用アミノ酸組成物を抽出することができる。
本発明の有用アミノ酸組成物は、魚介類の部位から水分及び油分を除去して固形物を取り出し、固形物に有機溶剤を添加して有機溶剤抽出液を分離除去して残渣固形物を取り出し、残渣固形物に酸を加えて加水分解して抽出した有用アミノ酸組成物であって、有用アミノ酸組成物が、20重量%以上のアスパラギン酸及びグルタミン酸からなるアミノ酸と、30重量%以上のセリン、グリシン、スレオニン及びアラニンからなるアミノ酸と、20重量%以上のアルギニン及びリジンからなるアミノ酸と、を含むことを特徴とする。
好ましくは、加水分解の後に、蛋白質分解酵素を加えて酵素分解して抽出した、有用アミノ酸組成物であって、さらに、有用ペプチドを含有する。
上記構成によれば、アスパラギン酸、グルタミン酸、セリン、グリシン、スレオニン及びアラニンからなる旨味や甘味成分となるアミノ酸と、アルギニン及びリジンなどの機能性アミノ酸を豊富に含有する有用アミノ酸組成物が得られる。
また、蛋白質分解酵素を加えて酵素分解をした場合には、さらに、有用ペプチドを含有した有用アミノ酸組成物が得られる。
本発明の有用アミノ酸組成物を含有する食品又は食品配合剤は、有用アミノ酸組成物が、20重量%以上のアスパラギン酸及びグルタミン酸からなるアミノ酸と、30重量%以上のセリン、グリシン、スレオニン及びアラニンからなるアミノ酸と、20重量%以上のアルギニン及びリジンからなるアミノ酸と、を含むことを特徴とする。好ましくは、さらに有用ペプチドを含有している。
上記構成によれば、アスパラギン酸、グルタミン酸、セリン、グリシン、スレオニン及びアラニンからなる旨味や甘味成分となるアミノ酸と、アルギニン及びリジンなどの機能性アミノ酸とを豊富に含有する有用アミノ酸組成物を食品又は食品配合剤に添加することにより、食品から摂取できるので、摂取が容易となり、例えば、調理品に旨味をつける調味料、料理用ダシ、加工食品用原料などとして有効利用できる。
本発明によれば、魚介類に由来する有用アミノ酸組成物又はそれを含有する食品又は食品配合剤を得ることができる。
さらに、本発明の有用アミノ酸組成物の製造方法によれば、有用なアミノ酸を豊富に含む組成物を、有害な重金属を除去し、かつ、高純度に、効率よく、低コストで製造することができる。この組成物は、例えば、調理品に旨味をつける調味料、料理用ダシ、加工食品用原料などに有効利用できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
最初に、本発明のアミノ酸組成物の製造方法について説明する。
図1は、本発明の有用アミノ酸組成物の製造方法を示す工程図である。図において、出発原料1は、魚介類の廃棄する部位(以下、魚介類の部位と呼ぶ)である。図示するように、第1工程及び第2工程は連続的に行われ、魚介類の部位から固形物2及び液相3を得る工程である。
この第1工程は、魚介類の部位の組織中に含まれる中性油分を水不溶相として分離する工程であり、具体的には、出発原料1と水との混合物を所定温度で沸騰させて、所定時間加熱する。以下、この第1工程を本発明においては、蒸煮工程と呼ぶ。
ここで、出発原料1としては、魚介類の水産加工の工程から産出される副生品として、従来は有効に利用されることなく廃棄されている魚介類の部位を用いるのが好適である。好ましくは、ほたての貝柱以外の軟体部であるほたてウロや、いかの内臓であるいかゴロを用いることができる。
出発原料1に魚介類の部位を用いた場合の蒸煮工程は、魚介類の部位に対して0.5〜5重量倍の水を加えて、95〜100℃に加熱して、行なうことができる。なお、蒸煮が長時間に過ぎると、本発明に関連して同日付で出願した「有用リン脂質組成物及びその製造方法」での目的物である有用リン脂質が分解する場合がある。この有用リン脂質はグリセリンリン酸エステルであり、例えば、ホスファチジルコリンやホスファチジルエタノールアミンなどである。このため、出発原料から、有用リン脂質組成物及び本発明の有用アミノ酸組成物のそれぞれを、効率良く得ようとする場合には、蒸煮時間を有用リン脂質が分解しないような短時間とすることが望ましい。
第2工程は、第1工程の後で、固形物2及び液相3に分離する工程である。この工程は、遠心分離及び/又はろ過による固液分離工程で可能であるが、遠心分離工程を好適に用いることができる。具体的には、第1工程終了後に遠心分離機にかけ、所定の回転数で所定時間遠心分離を行なうことにより、固形物2及び液相3を得る。この場合の遠心力としては、1000〜3000G程度であればよい。この液相3からは、ホスファチジルコリンやホスファチジルエタノールアミンなどの有用リン脂質を得ることができる。また、この液相3は、廃棄物として回収してもよい。
なお、遠心分離工程で得た固形物2は水分を含んでいるので、水分を減少させるために、さらに、減圧乾燥を行なって固形物の含水量を下げることが好ましい。この場合、常圧乾燥によると高温のために目的とする有用アミノ酸組成物が分解するおそれがあるので、減圧乾燥が望ましい。
第3工程は、第2工程で得た固形物2の有機溶剤抽出工程である。この工程では、固形物2に有機溶剤を添加して有機溶剤抽出を行ない、残渣固形物4と液相5とを得る。この有機溶剤抽出工程は、例えば撹拌機つき防爆仕様タンクに入れて行なうことができる。
この有機溶剤抽出工程は、例えば、固形物2に、固形物2と同じ重量の有機溶剤を加えて行なうことができ、この工程を繰り返し行なうこともできる。また、この有機溶剤抽出工程は、円筒カラム形状の抽出装置で連続的に抽出することもできる。
ここで、有機溶剤としては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、アセトン、クロロホルム、塩化メチレン、ヘキサン及びそれらの含水物を用いることができるが、食品用途であることを考慮すると、エタノールが最も好ましい。エタノールは、仮に微量が人体中に取り込まれても無害であり、本発明の目的とする抽出に効率よく使用できる性能を持つ有機溶剤である。また、有機溶剤は含水アセトンとすることもできる。この場合、含水アセトンは、水分を10〜30重量%含むことが好ましい。
第4工程は、第3工程で得た有機溶剤により抽出した残渣固形物4の加水分解工程である。加水分解工程により高分子蛋白質がアミノ酸に分解する。加水分解工程においては、残渣固形物4中に含まれるCd(カドミウム)その他の重金属をイオン化するために、塩酸を添加することが好ましい。塩酸添加による加水分解工程によれば、重金属がイオン化して水相中に溶出し、その後の処理に好適な形態となる。
この加水分解工程の代わりに、残渣固形物4を、上記加水分解よりも塩酸濃度を薄め、加水分解時間を短くして、緩和な条件でCdをイオン化させ、残渣固形物4中の高分子蛋白質を蛋白質分解酵素により低ペプチド含有アミノ酸に分解してもよい。
第5工程は、酸性である第4工程後の内容物の中和工程である。中和は通常のアルカリ性薬品なら何でも使用できるが、好ましくは炭酸ナトリウム粉末、又はその水溶液の添加により、内容物を微弱酸性ないし中性にする。微弱酸性ないし中性の内容物内において、含有しているCdやその他の重金属は、水に不溶性となり大部分が沈殿する。
第5A工程は、第5工程後の内容物のろ過工程であり、ろ液6と残渣7とに分離する。この際、ろ過によりCdやその他の重金属の大部分は、残渣7に移行し、この残渣7中に回収したCdやその他の重金属は別途処理するが、この工程によって濃縮されているので、その後の処理は簡便になる。
第6工程は、第5工程で得たろ液6に含まれているアミノ酸を抽出する工程である。この工程において、ろ液6の中に含まれているアミノ酸以外の微量不純分や塩分を除去した後に、有用なアミノ酸組成物12からなる溶液を得ることができる。また、有用なアミノ酸組成物からなる溶液を乾燥すれば、粉末状の有用なアミノ酸組成物15を得ることができる。
この加水分解工程の代わりに、残渣固形物4を、上記加水分解よりも塩酸濃度を薄め、加水分解時間を短くして、緩和な条件でCdをイオン化させ、残渣固形物中の高分子蛋白質を蛋白質分解酵素により低ペプチド含有アミノ酸に分解してもよい。
具体的には、上記第5の中和工程の後で水を加えて希釈し、温度調整を行なう。この温度調整された希釈水中に蛋白質分解酵素を加え、所定時間酵素分解を行なう。所定時間が経過したら、この希釈水を加熱してさらに水冷を行ない、蛋白質分解酵素を失活させる。これ以降の工程は、上記第5A工程以降の工程を行なうことにより、有用ペプチドが含有した有用アミノ酸組成物を製造することができる。
図2は、本発明の有用アミノ酸組成物の製造方法における、さらに、具体的な工程を示す工程図である。図において、第6工程は矢印で示す点線で囲んだ領域である。
第6A工程においては、第5A工程で抽出したろ液6をアルカリ性にするpH調整工程である。pHは、8.5〜9.5に調整することが好ましい。通常のアルカリ性薬品なら何でも使用できるが、好ましくは、水酸化ナトリウムである。
次に、第6A工程後のアルカリ性にしたろ液6を加熱する(図2の第6B工程参照)。これにより、アルカリ性にしたろ液6に混入している有機塩素系有毒物質を分解することができる。
この段階で、さらに、重金属などの不純物を回収する工程が、第6C〜第6E工程である。
先ず、第6C工程において、第6B工程のアルカリ性水溶液6のpHを塩酸などの酸により中和して不溶成分を析出させ、その後の処理に好適な形態とする。
次に、第6C工程で中和した液をろ過し、ろ液8とろ過残渣9とに分離する(図2の第6D工程参照)。
次に、第6E工程のイオン交換樹脂処理を行なう。具体的には、キレート樹脂などのイオン交換樹脂が充填された垂直円筒中にろ液8を通し、流出液10を得る。この工程の流出液10には、さらに、塩酸などを添加してpHを弱酸性に調整することが望ましい。これにより、残存する鉄やカドミウムなどの有害重金属を実質的に除去することができる。この段階で、ろ液8は、ほぼ純粋なアミノ酸溶液となる。
次に、第6E工程で得た流出液10を、吸着剤を用いた脱色工程により微量不純分を除去した純粋なアミノ酸溶液11を得ることができる(図2の第6F工程参照)。吸着剤としては、好ましくは、活性炭を用いることができる。このアミノ酸溶液11は食塩を含んでいるので、この形態で液体調味料とすることができる。
次に、アミノ酸溶液11を第6G工程の乾燥工程を施すことにより、食塩を含んだ有用アミノ酸組成物12の粉末を得ることができる。この乾燥工程は、例えば、噴霧乾燥工程とすることができる。
次に、上記流出液10の脱塩処理について説明する。
図3は、本発明の有用アミノ酸組成物の製造方法における脱塩工程の一例を示す工程図である。図において、第6工程は矢印で示す点線で囲んだ領域である。塩分を含んでいる有用アミノ酸溶液11を得るまでは、図2で示した工程と同じである。
次に、第6H工程の脱塩工程で、含塩アミノ酸溶液11に含まれている食塩を電気透析装置などにより除去する。
次に、必要に応じて吸着剤を用いた脱色工程を行ない、塩分が含まれていない純粋なアミノ酸溶液13を得ることができる。
そして、塩分が含まれていないアミノ酸溶液13を、第6G工程の乾燥工程を施すことにより塩分が含まれていない有用アミノ酸組成物14の粉末を得ることができる。この乾燥工程は、例えば、噴霧乾燥工程とすることができる。
本発明によれば、魚介類の部位に含有されているCdなどの重金属を塩酸添加によりイオン化してイオン交換樹脂などにより濃縮し、ほぼ完全回収することができる。このため、有用アミノ酸組成物11〜14には重金属を含有させないようにできる。これにより、従来廃棄されていた魚介類の部位から、旨味、甘味成分となるアミノ酸や機能性アミノ酸を豊富に含有する有用アミノ酸組成物を効率よく抽出することができる。
本発明によって製造される有用アミノ酸組成物14は、20重量%以上のアスパラギン酸及びグルタミン酸からなるアミノ酸と、30重量%以上のセリン、グリシン、スレオニン及びアラニンからなるアミノ酸と、20重量%以上のアルギニン及びリジンからなるアミノ酸と、を含む。
また、本発明の有用アミノ酸組成物を含有する食品又は食品配合剤は、上記の抽出処理工程によって得られるアミノ酸組成物11,12,13,14を含有している。この場合、食塩を含むか又は無塩の有用アミノ酸組成物を含む液体11,13は、液体調味料又は液体調味料の原料とすることができる。また、上記液体を乾燥させた粉末12,14も利用できる。これらの組成物の食品又は食品配合剤への用途に応じて任意に配合量を設定することができる。例えば、調味料として使用する場合、食塩含有製品を用い、機能性食品に使用する場合には、無塩製品を用いればよい。
以下、実施例によって本発明を詳細に説明する。
出発原料1としてほたてウロを用い、実施例1の有用アミノ酸溶液11を得た。出発原料1のほたてウロの重量は1000kgであり、一応の水切りはしてあるが特に乾燥してない状態(以下、湿潤基準と呼ぶ)である。その内訳は、固形分23重量%で、水分が770kgである。この固形分中の蛋白質は、ほたてウロの場合には約13.5%程度である。
最初に、出発原料1を連続的に投入し、第1の蒸煮工程及び第2の固液分離工程を連続して行なった。具体的には、出発原料1に水2000リットルを加え、スチームジャケット加熱式連続蒸煮管で、95〜100℃、20分の滞留時間で加熱煮沸した。
続いて、第2の固液分離工程として、連続式遠心分離機に通し、2000Gの回転を掛けて固形物2及び液相3を得た。この液相3は廃棄物として回収した。この工程で得た固形物2の重量は470kgあり、カールフィッシャー測定により含水量は61.7重量%であった。
有機溶剤抽出工程として、上記固形物2のうち146kg(乾燥固形分約55kg)を、ステンレススティール製の円筒状抽出装置(直径0.5m、高さ1.5m、容量200リットル)に充填し、95%エタノール300リットルを流通速度100リットル/時で流通して抽出操作を行なった。最後に、空気で残留液相を押出して、これも有機溶剤抽出液5に加え、約400リットルの有機溶剤抽出液5を得た。このときに得られた抽出残渣固形物4は、51kgであった。
次に、酸を加えて行なう第4の加水分解工程として、51kgの抽出した残渣固形物4(乾燥固形分約40kg)に塩酸28リットル(322モル、対窒素モル比1.13)、水25リットルを加えて加水分解した。この場合、沸騰開始後、凝縮水が出始めてから11時間加水分解し、残渣固形物4中の蛋白質をアミノ酸に加水分解した。このときに発生した凝縮水は中和廃棄した。
第5の中和工程として、上記加水分解液に、ソーダ灰10kg(119モル)を加えて1次中和を行ない、さらに、苛性ソーダ約31kg(20%水溶液)を撹拌しながら加え、系内のpHを5から5.5とし、1夜放冷した。
そして、第5A工程のろ過工程を遠心分離機により行ない、74リットルのろ液6と乾燥基準で約14kgの残渣7とに分離した。この残渣9中には、Cdが230ppm含まれていた。
第6A〜6C工程として、水酸化ナトリウムを加えてpHを9〜9.2程度に調整し、80〜83℃で3時間加熱した後、3規定の塩酸を加えてpHを5.9〜6.2に調整した。
次に、第6D工程として、シリカ系ろ過助剤ラジオライトを約2kg添加して遠心分離機によりろ過し、約80リットルのろ液8と、乾燥基準で4.2kgの残渣9と、に分離した。この残渣9中には、Cdが1400ppm含まれ、著しい濃縮効果が得られることが判明した。
次に、第6E工程として、ろ液8をキレート樹脂カラム(三菱化学株式会社製、ダイヤイオンCR−11)で処理し、水押出しにより約110リットルの流出液10を得た。流出液10を、発光分光装置で金属分析したところ、鉄、カドミウムなどの重金属は検出限界範囲内で検出されなかった。
この際、第6E工程後のキレート樹脂カラムに硫酸を通して再生し、流出硫酸を苛性ソーダで中和した回収液には、0.09ppmの微量Cdが含まれていた。この回収液及び上記ろ過後の残渣9,11は焼却して残った灰分をCd処理業者に渡した。
次に、流出液10に約2.5リットルの塩酸を添加してpHを4.9から5.0に調整し、活性炭約3kgを加えて撹拌後、分離して脱色を行ない、約90リットルの食塩を含む有用アミノ酸溶液11を抽出した。このアミノ酸溶液11は、ほとんど無色透明であった。
実施例2として、実施例1で得られた約90リットルのアミノ酸溶液11を噴霧乾燥した。その結果、33.4kgの食塩を含有した粉末状の有用アミノ酸組成物12を得た。
実施例1で得た食塩を含む有用アミノ酸溶液11の脱塩化処理を行なった。約90リットルの有用アミノ酸溶液11をイオン交換膜電気透析装置(日本練水製、DW−1型)にかけて残存塩分を除去し、さらに脱色ろ過を施した。これにより、実施例3として、無塩の有用アミノ酸組成物13を含有する溶液75リットルを得た。
実施例3で得た第6F工程までは実施例1と同じあるが、さらに第6G工程を行ない、無塩の有用アミノ酸組成物13を含有する溶液75リットルを噴霧乾燥して、実施例4の粉末状の有用アミノ酸組成物14(約28kg)を得た。
実施例1と同様に、残渣固形物4を製造し、以下の工程により、蛋白質分解酵素を用いて実施例5の有用アミノ酸組成物14を製造した。
先ず、約51kgの抽出残渣固形物4(乾燥固形分約40kg)に塩酸12.3リットル、水130リットルを加えて、沸騰開始後3時間の一次分解を行なった。次に、第5の中和工程として、上記溶液に苛性ソーダ約31kg(20%)を撹拌しながら加え、系内のpHを7〜7.2とし、65リットルの水を加えて約270リットルの希釈液とした。この希釈液を40〜43℃とし、蛋白質分解酵素としてペプチターゼR(アマノエンザイム製)及びウマミザイム(アマノエンザイム製)を25g添加して、24時間の酵素分解を行なった。この後、90℃に加熱し、さらに水冷し、蛋白質分解酵素を失活させた。
次に、この希釈液にパーライト5kgとラジオライトシリカ系ろ過助剤ラジオライトを3kg添加してろ過して水洗し、約190リットルのろ液6と乾燥基準で26kgの残渣7とに分離した。この残渣7中にはCdが約230ppm含まれ、著しい濃縮効果が得られることが判明した。
次に、ろ液6を、キレート樹脂カラム(三菱化学株式会社製、ダイヤイオンCR−11)で処理し、水押出しにより約190リットルの流出液10を得た。流出液10を、発光分光装置で金属分析したところ、鉄、カドミウムなどの重金属は検出限界範囲内で検出されなかった。
この際、第6E工程後のキレート樹脂カラムに硫酸を通して再生し、流出硫酸を苛性ソーダで中和した回収液には、0.3ppmの微量Cdが含まれていた。この回収液及び上記ろ過後の残渣9,11は焼却して残った灰分をCd処理業者に渡した。
次に、流出液10に約0.76リットルの塩酸を添加してpHを5.3から5.5に調整し、イオン交換膜電気透析装置(日本練水製、DW−1型)にかけて残存塩分を除去し、約140リットルの食塩を含まない有用アミノ酸組成物を含む溶液13を得た。さらに脱色ろ過を施し、噴霧乾燥して、実施例5の粉末状の有用アミノ酸組成物14(約18kg)を得た。この有用アミノ酸組成物14には、有用ペプチドが含まれていた。
実施例4で得た有用アミノ酸組成物14の組成分析結果を表1に示す。
Figure 2006280328
実施例1の有用アミノ酸組成物14の100g中には、アスパラギン酸8.45g、グルタミン酸12.57g、セリン7.92g、グリシン7.92g、ヒスチジン1.90g、アルギニン10.06g、スレオニン8.23g、アラニン8.30g、プロリン6.63g、チロジン0.53g、バリン4.80g、メチオニン3.12g、イソロイシン2.21g、ロイシン4.80g、フェニルアラニン2.51g、リジン10.05が含まれていた。表1中には、比較のため同じ方法で分析した、いわし魚粉、大豆蛋白、馬鈴薯蛋白からのアミノ酸組成物分析結果も示した。
表2に示すように、実施例1の有用アミノ酸組成物14に含まれているアミノ酸の内、アスパラギン酸、グルタミン酸は、調味料として旨味に関わるアミノ酸として知られ、その量は21.02gであった。この値は、大豆蛋白や馬鈴薯蛋白よりも小さいが、いわし魚粉よりも多いことが分かった。
また、セリン、グリシン、スレオニン、アラニンは甘味に関わるアミノ酸であり、その量は32.37gであった。この値は、いわし魚粉とほぼ同じであり、大豆蛋白や馬鈴薯蛋白よりも大きいことが分かった。
さらに、アルギニン及びリジンは種々の生理機能性の高いアミノ酸として知られていて、その量は20.11gであった。この値は、比較例の何れよりも大きい値であることがわかった。
これにより、実施例1の有用アミノ酸組成物14は、同じ魚介類由来の比較例であるいわし魚粉よりも機能性アミノ酸の含有量が多く、旨味及び甘味に関するアミノ酸は、同じ程度含有されていることが判明した。したがって、ほたてウロから抽出した実施例1の有用アミノ酸組成物14は、機能性アミノ酸と旨味及び甘味に関するアミノ酸とを豊富に含有している。
Figure 2006280328
実施例1で得られた粉末状有用アミノ酸組成物14を調味料として調理に使ったところ、調理品にまろやかな旨味及び甘味をつけるものとして試食者に好評であった。
本発明は、上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることはいうまでもない。例えば、上記工程におけるpHや、重金属除去に用いるイオン交換樹脂の種類などは、適宜に設計でき、また、魚介類の部位は、ほたてウロやいかゴロに限らないことはいうまでもない。
本発明による魚介類由来の有用アミノ酸組成物の製造方法を示す工程図である。 本発明の有用アミノ酸組成物の製造方法における、さらに、具体的な工程を示す工程図である。 本発明の有用アミノ酸組成物の製造方法における脱塩工程の一例を示す工程図である。
符号の説明
1:出発原料
2:固形物
3,5:液相
4:残渣固形物
6,8:ろ液
7,9:残渣
10:流出液
11:含塩有用アミノ酸溶液
12:含塩有用アミノ酸組成物
13:無塩アミノ酸溶液
14:有用アミノ酸組成物

Claims (13)

  1. 魚介類の部位から水分及び油分を除去して固形物を取り出す第1及び第2の工程と、
    該固形物に有機溶剤を添加し、有機溶剤抽出液を分離除去して残渣固形物を取り出す第3の工程と、
    該残渣固形物に酸を加えて加水分解する第4の工程と、
    上記加水分解後に中和処理してろ過し、ろ液を得る第5の工程と、
    上記ろ液から重金属を除去して得られる流出液から有用アミノ酸組成物を抽出する第6の工程と、
    を含むことを特徴とする、有用アミノ酸組成物の製造方法。
  2. 前記第1及び第2の工程が、前記魚介類の部位に水を加え所定温度で所定時間蒸煮する蒸煮工程と、遠心分離及び/又はろ過による固液分離工程と、からなり、上記蒸煮工程及び固液分離工程が連続的に行なわれることを特徴とする、請求項1に記載の有用アミノ酸組成物の製造方法。
  3. 前記有機溶剤が、エタノール又は含水アセトンであることを特徴とする、請求項1に記載の有用アミノ酸組成物の製造方法。
  4. 前記第4の工程において、塩酸添加により加水分解を行ない、前記ろ液をイオン交換樹脂中に流通させて重金属を除去することを特徴とする、請求項1に記載の有用アミノ酸組成物の製造方法。
  5. 前記第4の工程において、加水分解の後にさらに蛋白質分解酵素を加えて酵素分解し、有用ペプチドを含有した有用アミノ酸組成物を得ることを特徴とする、請求項1に記載の有用アミノ酸組成物の製造方法。
  6. 前記第6の工程において、ろ液をアルカリ性に調整した後に加熱を行ない、さらに、ろ液のpHを酸性とし、該ろ液をろ過してろ液及び残渣を得、該ろ液から重金属を除去して流出液を得て、該流出液を脱色精製し、塩分を除去して有用アミノ酸組成物を抽出することを特徴とする、請求項1に記載の有用アミノ酸組成物の製造方法。
  7. 前記第6の工程において、塩分を除去した後で、さらに、乾燥工程により粉末状の有用アミノ酸組成物を得ることを特徴とする、請求項6に記載の有用アミノ酸組成物の製造方法。
  8. 前記魚介類の部位が、水産加工の過程から産出される副生品であることを特徴とする、請求項1に記載の有用アミノ酸組成物の製造方法。
  9. 前記副生品が、ほたてウロであることを特徴とする、請求項8に記載の有用アミノ酸組成物の製造方法。
  10. 魚介類の部位から水分及び油分を除去して固形物を取り出し、該固形物に有機溶剤を添加して有機溶剤抽出液を分離除去して残渣固形物を取り出し、該残渣固形物に酸を加えて加水分解して抽出した有用アミノ酸組成物であって、
    上記有用アミノ酸組成物が、20重量%以上のアスパラギン酸及びグルタミン酸からなるアミノ酸と、30重量%以上のセリン、グリシン、スレオニン及びアラニンからなるアミノ酸と、20重量%以上のアルギニン及びリジンからなるアミノ酸と、を含むことを特徴とする、有用アミノ酸組成物。
  11. 前記加水分解の後に蛋白質分解酵素を加えて酵素分解して抽出した有用アミノ酸組成物であって、さらに、有用ペプチドを含有することを特徴とする、請求項10に記載の有用アミノ酸組成物。
  12. 魚介類の部位から水分及び油分を除去して固形物を取り出し、該固形物に有機溶剤を添加して有機溶剤抽出液を分離除去して残渣固形物を取り出し、該残渣固形物に酸を加えて加水分解して抽出した有用アミノ酸組成物を含有し、
    上記有用アミノ酸組成物が、20重量%以上のアスパラギン酸及びグルタミン酸からなるアミノ酸と、30重量%以上のセリン、グリシン、スレオニン及びアラニンからなるアミノ酸と、20重量%以上のアルギニン及びリジンからなるアミノ酸と、を含むことを特徴とする、有用アミノ酸組成物を含有する食品又は食品配合剤。
  13. 前記加水分解の後に蛋白質分解酵素を加えて酵素分解して抽出した有用アミノ酸組成物と有用ペプチドを含むことを特徴とする、請求項12に記載の有用アミノ酸組成物を含有する食品又は食品配合剤。
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