JP2006280129A - 電源制御装置および電源制御装置の制御方法 - Google Patents

電源制御装置および電源制御装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006280129A
JP2006280129A JP2005097516A JP2005097516A JP2006280129A JP 2006280129 A JP2006280129 A JP 2006280129A JP 2005097516 A JP2005097516 A JP 2005097516A JP 2005097516 A JP2005097516 A JP 2005097516A JP 2006280129 A JP2006280129 A JP 2006280129A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
power supply
converter
relay
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005097516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4609153B2 (ja
Inventor
Katsutaro Kobayashi
勝太郎 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005097516A priority Critical patent/JP4609153B2/ja
Publication of JP2006280129A publication Critical patent/JP2006280129A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4609153B2 publication Critical patent/JP4609153B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Abstract

【課題】 コンデンサのプリチャージ時間を短縮可能な電源制御装置を提供する。
【解決手段】 イグニッションキーがオンされると(ステップS5)、制御装置40は、リレーSMR1,SMR3をオンする(ステップS10)。次いで、制御装置40は、昇圧コンバータ20を駆動して昇圧コンバータ20に昇圧動作を実行させる(ステップS20)。そして、制御装置40は、コンデンサC2の両端の電圧VMがプリチャージ電圧Vchgを超えたと判定すると(ステップS30においてYES)、リレーSMR2をオンし(ステップS40)、その後リレーSMR1をオフする(ステップS50)。
【選択図】 図2

Description

この発明は、電源制御装置および電源制御装置の制御方法に関し、特に、システムの起動時にコンデンサのプリチャージ制御を実行する電源制御装置および電源制御装置の制御方法に関する。
近年、環境に配慮した自動車として、ハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)および電気自動車(Electric Vehicle)が注目されている。ハイブリッド自動車は、従来のエンジンに加え、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。また、電気自動車は、直流電源とインバータとインバータによって駆動されるモータとを動力源とする自動車である。
このハイブリッド自動車および電気自動車においては、直流電源からの電力供給および遮断を制御するためのシステムメインリレーが一般に設けられている。このシステムメインリレーの構成としては、直流電源の正極に直列に接続されるリレーSMR1および制限抵抗Rと、直流電源の正極にリレーSMR1および制限抵抗Rに並列に接続されるリレーSMR2と、直流電源の負極に接続されるリレーSMR3とを含むものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
制限抵抗Rは、突入電流が流れるのを防止するために設けられる。すなわち、直流電源を電気回路にいきなり直結すると、直流電源からの直流電圧を平滑化する未充電状態のコンデンサに直流電源から突入電流が流れ、リレーが溶着するおそれがある。そこで、まず制限抵抗Rに直列に接続されるリレーSMR1をオンして直流電源からの電流を制限しつつコンデンサをプリチャージし、プリチャージの完了後にリレーSMR2をオンすることによって突入電流の防止が図られる(以下、この制御を「プリチャージ制御」と称する。)。
特開2000−134707号公報
しかしながら、従来のプリチャージ制御では、コンデンサのプリチャージが完了するまでに時間がかかるという問題がある。すなわち、コンデンサへのプリチャージが進むにつれて、直流電源とコンデンサとの電圧差が小さくなり、直流電源からコンデンサへのプリチャージ電流の駆動力が減少する。そうすると、プリチャージの効率が低下し、その結果、コンデンサのプリチャージが完了するまでに時間がかかってしまう。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、コンデンサのプリチャージ時間を短縮可能な電源制御装置を提供することである。
また、この発明の別の目的は、コンデンサのプリチャージ時間を短縮可能な電源制御装置の制御方法を提供することである。
この発明によれば、電源制御装置は、直流電源と、直流電源からの直流電圧を昇圧するコンバータと、コンバータを介して直流電源から電荷の供給を受ける第1のコンデンサと、直流電源の一方の極とコンバータとの間に直列に接続される第1のリレーおよび抵抗と、直流電源の一方の極とコンバータとの間に第1のリレーおよび抵抗に並列に接続される第2のリレーと、直流電源の他方の極とコンバータとの間に接続される第3のリレーと、第1および第3のリレーをオンして第1のコンデンサを充電(プリチャージ)し、かつ、第1のコンデンサの充電が完了すると第2のリレーをオンするプリチャージ制御を実行する制御手段とを備え、制御手段は、プリチャージ制御の実行時、直流電源から第1のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータを制御する。
好ましくは、第1のコンデンサは、電源ラインと接地ラインとの間に接続され、コンバータは、電源ラインに一端が接続される第1のスイッチング素子と、第1のスイッチング素子の他端と接地ラインとの間に接続される第2のスイッチング素子と、第1のスイッチング素子に並列に接続され、電源ラインにカソードが接続される第1のダイオードと、第2のスイッチング素子に並列に接続され、接地ラインにアノードが接続される第2のダイオードと、第1および第2のスイッチング素子の接続点に一端が接続され、第1のリレーおよび抵抗からなる回路および第2のリレーに他端が接続されるリアクトルとを含み、制御手段は、プリチャージ制御の実行時、第1のスイッチング素子をオフして第2のスイッチング素子をスイッチング制御する。
この発明による電源制御装置においては、直流電源からの直流電圧を昇圧して第1のコンデンサに供給するコンバータが備えられる。そして、プリチャージ制御の実行時、直流電源から第1のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータが動作するので、直流電源と第1のコンデンサとの電圧差に応じて受動的に第1のコンデンサの充電が行なわれるのではなく、コンバータによって能動的に第1のコンデンサの充電が行なわれる。これにより、第1のコンデンサの充電が進行して直流電源と第1のコンデンサとの電圧差が減少してきても、第1のコンデンサの充電効率(プリチャージの効率)は低下しない。
したがって、この発明による電源制御装置によれば、第1のコンデンサの充電時間(プリチャージ時間)を短縮することができる。
好ましくは、電源制御装置は、第1から第3のリレーおよび抵抗によって構成されるシステムメインリレーとコンバータとの間においてコンバータに並列に接続され、直流電源から電荷の供給を受ける第2のコンデンサをさらに備え、制御手段は、第1のコンデンサの充電完了後、第1のコンデンサから第2のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータをさらに制御する。
好ましくは、第1のコンデンサは、電源ラインと接地ラインとの間に接続され、コンバータは、電源ラインに一端が接続される第1のスイッチング素子と、第1のスイッチング素子の他端と接地ラインとの間に接続される第2のスイッチング素子と、第1のスイッチング素子に並列に接続され、電源ラインにカソードが接続される第1のダイオードと、第2のスイッチング素子に並列に接続され、接地ラインにアノードが接続される第2のダイオードと、第1および第2のスイッチング素子の接続点に一端が接続され、第1のリレーおよび抵抗からなる回路および第2のリレーに他端が接続されるリアクトルとを含み、制御手段は、プリチャージ制御の実行時、第1のスイッチング素子をオフして第2のスイッチング素子をスイッチング制御し、第1のコンデンサの充電完了後、第2のスイッチング素子をオフして第1のスイッチング素子をスイッチング制御する。
この電源制御装置においては、プリチャージ制御の実行時、直流電源から第1のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータが動作するので、第2のコンデンサよりも先に第1のコンデンサの充電が完了する。そして、第1のコンデンサの充電が完了すると、第1のコンデンサから第2のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータが動作する。これにより、充電の完了した第1のコンデンサを用いて第2のコンデンサが充電される。
したがって、この電源制御装置によれば、第2のコンデンサの充電時間を短縮することができる。
好ましくは、電源制御装置は、直流電源から出力される電流を検出する電流センサをさらに備え、制御手段は、電流センサによって検出された電流が所定の上限値を下回っているとき、直流電源から第1のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータを制御する。
この電源制御装置においては、プリチャージ制御の実行時、直流電源から第1のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータが動作するので、第1および第3のリレーが即座に溶着するような突入電流は流れないけれども、直流電源から大きな充電電流(プリチャージ電流)が継続して第1および第3のリレーに流される。ここで、制御手段は、第1のコンデンサの充電が進行して直流電源からの充電電流が所定の上限値を下回ってからコンバータの制御を開始する。
したがって、この電源制御装置によれば、第1および第3のリレーの溶着を防止することができる。
また、この発明によれば、電源制御装置の制御方法は、直流電源と、直流電源からの直流電圧を昇圧するコンバータと、コンバータを介して直流電源から電荷の供給を受ける第1のコンデンサと、直流電源の一方の極とコンバータとの間に直列に接続される第1のリレーおよび抵抗と、直流電源の一方の極とコンバータとの間に第1のリレーおよび抵抗に並列に接続される第2のリレーと、直流電源の他方の極とコンバータとの間に接続される第3のリレーとを備える電源制御装置の制御方法であって、第1および第3のリレーをオンする第1のステップと、第1および第3のリレーがオンされると直流電源から第1のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータを制御する第2のステップと、第1のコンデンサの充電が完了すると第2のリレーをオンする第3のステップとを含む。
この発明による電源制御装置の制御方法においては、プリチャージ制御が開始されると、直流電源から第1のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータを制御するので、直流電源と第1のコンデンサとの電圧差に応じて受動的に第1のコンデンサの充電が行なわれるのではなく、コンバータによって能動的に第1のコンデンサの充電が行なわれる。これにより、第1のコンデンサの充電が進行して直流電源と第1のコンデンサとの電圧差が減少してきても、第1のコンデンサの充電効率は低下しない。
したがって、この発明による電源制御装置の制御方法によれば、第1のコンデンサの充電時間を短縮することができる。
好ましくは、電源制御装置は、第1から第3のリレーおよび抵抗によって構成されるシステムメインリレーとコンバータとの間においてコンバータに並列に接続され、かつ、直流電源から電荷の供給を受ける第2のコンデンサをさらに備え、制御方法は、第1のコンデンサの充電完了後、第1のコンデンサから第2のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータを制御する第4のステップをさらに含む。
この電源制御装置の制御方法においては、プリチャージ制御の実行時、直流電源から第1のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータを制御するので、第2のコンデンサよりも先に第1のコンデンサの充電が完了する。そして、第1のコンデンサの充電が完了すると、第1のコンデンサから第2のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータを制御する。これにより、充電の完了した第1のコンデンサを用いて第2のコンデンサが充電される。
したがって、この電源制御装置の制御方法によれば、第2のコンデンサの充電時間を短縮することができる。
好ましくは、電源制御装置は、直流電源から出力される電流を検出する電流センサをさらに備え、制御方法の第2のステップは、第1および第3のリレーがオンされ、かつ、電流センサによって検出された電流が所定の上限値を下回っているとき、直流電源から第1のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータを制御する。
この電源制御装置の制御方法においては、プリチャージ制御の実行時、直流電源から第1のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータを制御するので、第1および第3のリレーが即座に溶着するような突入電流は流れないけれども、直流電源から大きな充電電流が継続して第1および第3のリレーに流される。ここで、第1のコンデンサの充電が進行して直流電源からの充電電流が所定の上限値を下回ってからコンバータの制御が開始される。
したがって、この電源制御装置の制御方法によれば、第1および第3のリレーの溶着を防止することができる。
この発明によれば、プリチャージ制御時、直流電源から第1のコンデンサへ電荷を供給するようにコンバータが動作するので、第1のコンデンサの充電時間を短縮することができる。
また、第1のコンデンサの充電が完了すると、充電の完了した第1のコンデンサを用いて第2のコンデンサを充電するので、第2のコンデンサの充電時間を短縮することができる。
さらに、直流電源からの充電電流が所定の上限値を下回ってから昇圧コンバータの動作を開始するので、第1および第3のリレーの溶着を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による電源制御装置を備える負荷駆動装置の概略ブロック図である。図1を参照して、負荷駆動装置100は、バッテリBと、システムメインリレー10と、昇圧コンバータ20と、コンデンサC1,C2と、インバータ30と、制御装置40と、電源ラインPL1,PL2と、接地ラインSLと、電流センサ41と、電圧センサ42,44とを備える。
この負荷駆動装置100は、ハイブリッド自動車または電気自動車に搭載される。そして、モータジェネレータMGは、駆動輪(図示せず)と連結され、駆動輪を駆動する電動機としてハイブリッド自動車または電気自動車に組込まれる。なお、モータジェネレータMGは、エンジン(図示せず)と連結され、エンジン始動を行ない得る電動機として動作し、かつ、エンジンによって駆動される発電機として動作するものとしてハイブリッド自動車に組込まれてもよい。
システムメインリレー10は、抵抗Rと、リレーSMR1〜SMR3とを含む。抵抗RおよびリレーSMR1は、バッテリBの正極と電源ラインPL1との間に直列に接続される。リレーSMR2は、バッテリBの正極と電源ラインPL1との間に抵抗RおよびリレーSMR1に並列に接続される。リレーSMR3は、バッテリBの負極と接地ラインSLとの間に接続される。
コンデンサC1は、電源ラインPL1と接地ラインSLとの間に配設される。昇圧コンバータ20は、リアクトルLと、パワートランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。リアクトルLは、電源ラインPL1に一端が接続され、パワートランジスタQ1,Q2の接続点に他端が接続される。パワートランジスタQ1,Q2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列に接続される。各パワートランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにダイオードD1,D2がそれぞれ接続される。
インバータ30は、U相アーム31、V相アーム32およびW相アーム33を含む。U相アーム31、V相アーム32およびW相アーム33は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に接続される。U相アーム31は、直列に接続されたパワートランジスタQ3,Q4からなり、V相アーム32は、直列に接続されたパワートランジスタQ5,Q6からなり、W相アーム33は、直列に接続されたパワートランジスタQ7,Q8からなる。各パワートランジスタQ3〜Q8のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD3〜D8がそれぞれ接続される。そして、各相アームにおける各パワートランジスタの接続点は、モータジェネレータMGの各相コイルの中性点と反対側のコイル端にそれぞれ接続される。コンデンサC2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に配設される。
バッテリBは、充放電可能な直流電源であって、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池からなる。電流センサ41は、バッテリBから出力される電流IBを検出し、その検出した電流IBを制御装置40へ出力する。電圧センサ42は、バッテリBの電圧VBを検出し、その検出した電圧VBを制御装置40へ出力する。
リレーSMR1〜SMR3は、それぞれ制御装置40からの信号SE1〜SE3によってオン/オフされる。具体的には、リレーSMR1〜SMR3は、それぞれH(論理ハイ)レベルの信号SE1〜SE3によってオンされ、それぞれL(論理ロー)レベルの信号SE1〜SE3によってオフされる。
コンデンサC1は、電源ラインPL1と接地ラインSLとの間の電圧変動を平滑化する。
昇圧コンバータ20は、制御装置40からの信号PWCに基づいて、バッテリBから受ける直流電圧をリアクトルLを用いて昇圧し、その昇圧した昇圧電圧を電源ラインPL2に供給する。具体的には、昇圧コンバータ20は、制御装置40からの信号PWCに基づいて、パワートランジスタQ2のスイッチング動作に応じて流れる電流をリアクトルLに磁場エネルギーとして蓄積することによってバッテリBからの直流電圧を昇圧する。そして、昇圧コンバータ20は、その昇圧した昇圧電圧をパワートランジスタQ2がオフされたタイミングに同期してダイオードD1を介して電源ラインPL2へ出力する。
また、昇圧コンバータ20は、制御装置40からの信号PWCに基づいて、電源ラインPL2を介してインバータ30から受ける直流電圧をバッテリBの電圧レベルに降圧してバッテリBを充電する。
コンデンサC2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間の電圧変動を平滑化する。電圧センサ44は、コンデンサC2の両端の電圧VMを検出し、その検出した電圧VMを制御装置40へ出力する。
インバータ30は、制御装置40からの信号PWMに基づいて、電源ラインPL2から受ける直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMGへ出力する。また、インバータ30は、制御装置40からの信号PWMに基づいて、モータジェネレータMGによって発電された交流電圧を直流電圧に変換して電源ラインPL2に供給する。
制御装置40は、電流センサ41から電流IBを受け、電圧センサ42,44からそれぞれ電圧VB,VMを受ける。また、制御装置40は、この負荷駆動装置100の外部に設けられた外部ECU(Electronic Control Unit)からモータジェネレータMGのトルク指令値TRを受け、イグニッションキー(図示せず)から信号IGを受ける。
制御装置40は、イグニッションキーからHレベルの信号IGを受けると、後述する方法によりシステムメインリレー10のリレーSMR1〜SMR3のオン/オフを制御し、コンデンサC1,C2をプリチャージするプリチャージ制御を実行する。
ここで、制御装置40は、プリチャージ制御の実行時、昇圧コンバータ20を駆動し、昇圧コンバータ20に昇圧動作を実行させる。具体的には、制御装置40は、たとえば電圧VMの目標値を電圧VBよりも大きい電圧レベルに設定する。そして、制御装置40は、電圧VB,VMに基づいて信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ20のパワートランジスタQ2へ出力する。
また、制御装置40は、コンデンサC1,C2のプリチャージが完了すると、モータジェネレータMGを駆動するための制御を開始する。具体的には、制御装置40は、モータジェネレータMGのトルク指令値TR、モータ回転数および電圧VB,VMに基づいて信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ20のパワートランジスタQ1,Q2へ出力する。また、制御装置40は、モータジェネレータMGのトルク指令値TR、各相モータ電流および電圧VMに基づいて信号PWMを生成し、その生成した信号PWMをインバータ30のパワートランジスタQ3〜Q8へ出力する。
なお、モータ回転数および各相モータ電流は、それぞれ図示されない回転センサおよび電流センサによって検出される。
なお、上記において、バッテリB、システムメインリレー10、コンデンサC1,C2および昇圧コンバータ20がこの負荷駆動装置100の電源制御装置に対応する。
図2は、図1に示した制御装置40によるプリチャージ制御のフローチャートである。図2を参照して、一連の処理が開始され、イグニッションキーがオンされる(ステップS5)。そうすると、制御装置40は、Hレベルの信号SE1,SE3を生成してそれぞれリレーSMR1,SMR3へ出力し、リレーSMR1,SMR3をオンする(ステップS10)。これにより、コンデンサC1,C2のプリチャージが開始される。
次いで、制御装置40は、電圧VB,VMに基づいて信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ20のパワートランジスタQ2へ出力する。すなわち、制御装置40は、昇圧コンバータ20を駆動して昇圧コンバータ20に昇圧動作を実行させる(ステップS20)。
その後、制御装置40は、電圧VMが所定のプリチャージ電圧Vchgを超えたか否かを判定する(ステップS30)。そして、制御装置40は、電圧VMがプリチャージ電圧Vchgを超えたと判定すると(ステップS30においてYES)、Hレベルの信号SE2を生成してリレーSMR2へ出力し、リレーSMR2をオンする(ステップS40)。また、制御装置40は、Lレベルの信号SE1を生成してリレーSMR1へ出力し、リレーSMR1をオフする(ステップS50)。これでプリチャージ制御に関する一連の処理が終了する。
図3は、図1に示した制御装置40によるプリチャージ制御時の電圧VMの変化を示す図である。図3を参照して、実線は、制御装置40によるプリチャージ制御時の電圧VMの変化を示す。点線は、比較のために、プリチャージ制御時に昇圧コンバータ20を駆動しない従来のプリチャージ制御が行なわれた場合の電圧VMの変化を示す。
まず、従来のプリチャージ制御が行なわれた場合の電圧VMの変化(点線)について説明する。タイミングt1において、制御装置40は、リレーSMR1,SMR3をオンする。そうすると、抵抗RおよびリレーSMR1ならびに昇圧コンバータ20のダイオードD1を介してバッテリBからコンデンサC2へのプリチャージが開始され、電圧VMが上昇し始める。なお、コンデンサC1のプリチャージも開始される。
バッテリBからコンデンサC2へのプリチャージ電流の大きさは、電圧VBと電圧VMとの電圧差に応じて決まるため、コンデンサC2のプリチャージが進んで電圧VMが上昇するにつれて、プリチャージ電流は小さくなる。したがって、図に示されるように、電圧VMが上昇するにつれて電圧VMの上昇率は小さくなり、プリチャージの効率が低下する。
そして、タイミングt3において、リレーSMR2を接続可能な所定のプリチャージ電圧Vchgを電圧VMが超えると、制御装置40は、リレーSMR2をオンし、リレーSMR1をオフする。そうすると、抵抗Rを介することなく、リレーSMR2および昇圧コンバータ20のダイオードD1を介してバッテリBからコンデンサC2へチャージが行なわれ、電圧VMは電圧VBとなる。
次に、制御装置40によるプリチャージ制御時の電圧VMの変化(実線)について説明する。タイミングt1においてリレーSMR1,SMR3がオンされると、コンデンサC2のプリチャージが開始され、電圧VMが上昇し始める。
ここで、制御装置40は、リレーSMR1,SMR3をオンすると、電圧VB,VMに基づいて信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ20のパワートランジスタQ2へ出力する。そうすると、昇圧コンバータ20において昇圧動作が行なわれ、コンデンサC2のプリチャージが促進される。
すなわち、電圧VBと電圧VMとの電圧差に応じて受動的にコンデンサC2のプリチャージが行なわれるのではなく、昇圧コンバータ20によって能動的にコンデンサC2のプリチャージが行なわれるので、電圧VMが上昇してもプリチャージの効率が低下しない。
そして、タイミングt3よりも早いタイミングt2において、電圧VMがリレーSMR2を接続可能な所定のプリチャージ電圧Vchgを超えると、制御装置40は、リレーSMR2,SMR1をそれぞれオン,オフし、昇圧コンバータ20を停止する。そうすると、抵抗Rを介することなく、リレーSMR2および昇圧コンバータ20のダイオードD1を介してバッテリBからコンデンサC2へチャージが行なわれ、電圧VMは電圧VBとなる。
再び図1を参照して、負荷駆動装置100の全体動作について説明する。制御装置40は、イグニッションキーからHレベルの信号IGを受けると、Hレベルの信号SE1,SE3を生成してそれぞれリレーSMR1,SMR3へ出力する。そうすると、リレーSMR1,SMR3がオンされ、バッテリBから抵抗RおよびリレーSMR1を介して電源ラインPL1へ電流が供給され、さらに、リアクトルLおよびダイオードD1を介して電源ラインPL2へ電流が供給される。
制御装置40は、リレーSMR1,SMR3をオンすると、電圧センサ42,44からの電圧VB,VMに基づいて信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ20のパワートランジスタQ2へ出力する。そうすると、昇圧コンバータ20は、昇圧動作を実行し、これによりコンデンサC2のプリチャージが促進される。
そして、電圧VMが所定のプリチャージ電圧Vchgに到達すると、制御装置40は、Hレベルの信号SE2を生成してリレーSMR2へ出力し、その後Lレベルの信号SE1を生成してリレーSMR1へ出力する。そうすると、リレーSMR2,SMR1がそれぞれオン,オフされ、バッテリBからリレーSMR2を介して電源ラインPL1へ電流が供給される。これにより、突入電流を発生させることなくバッテリBからコンデンサC1,C2へ直流電圧を供給できる。
その後、車両システムの起動完了が確認されると、制御装置40は、トルク指令値TR、モータ回転数および電圧VB,VMに基づいて信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ20のパワートランジスタQ1,Q2へ出力する。そうすると、昇圧コンバータ20は、制御装置40からの信号PWCに基づいてバッテリBからの直流電圧を昇圧し、その昇圧した昇圧電圧を電源ラインPL2へ出力する。
また、制御装置40は、トルク指令値TR、モータ電流および電圧VMに基づいて信号PWMを生成し、その生成した信号PWMをインバータ30のパワートランジスタQ3〜Q8へ出力する。そうすると、インバータ30は、制御装置40からの信号PWMに基づいて電源ラインPL2からの直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMGを駆動する。
その後、制御装置40は、イグニッションキーからLレベルの信号IGを受けると、Lレベルの信号SE2,SE3を生成してそれぞれリレーSMR2,SMR3へ出力する。そうすると、リレーSMR2,SMR3がオフされ、負荷駆動装置100の全体動作が終了する。
以上のように、この実施の形態1によれば、プリチャージ制御の実行時、プリチャージ制御の実行時、昇圧コンバータ20が昇圧動作を行なうので、コンデンサC2のプリチャージの効率が向上する。したがって、プリチャージ時間が短縮され、その結果、車両のシステム起動時間が短縮される。
[実施の形態2]
この発明の実施の形態2による電源制御装置を備える負荷駆動装置の全体構成は、図1に示した実施の形態1における負荷駆動装置100と同じである。
図4は、この発明の実施の形態2における制御装置によるプリチャージ制御のフローチャートである。図4を参照して、この処理フローは、図2に示した実施の形態1における制御装置40の処理フローにおいて、ステップS30とステップS40との間にステップS35をさらに含む。
ステップS30において電圧VMがプリチャージ電圧Vchgを超えたと判定されると(ステップS30においてYES)、制御装置40は、昇圧コンバータ20のパワートランジスタQ1をオン/オフするための信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ20のパワートランジスタQ1へ出力する。すなわち、制御装置40は、コンデンサC2のプリチャージが完了すると、昇圧コンバータ20の上アームのパワートランジスタQ1をスイッチングさせ、プリチャージの完了したコンデンサC2を用いてコンデンサC1をプリチャージする。
このような制御をするのは、以下の理由による。プリチャージ制御時に昇圧コンバータ20が昇圧動作を行なうことにより、コンデンサC2のプリチャージが促進され、コンデンサC1よりも先にコンデンサC2のプリチャージが完了する。一方、コンデンサC1においては、コンデンサC1の両端の電圧が上昇するにつれてプリチャージの効率が低下するところ、プリチャージの完了したコンデンサC2からコンデンサC1へ電荷を供給することによって、コンデンサC1のプリチャージ時間の短縮を図ったものである。
なお、コンデンサC2によるコンデンサC1のプリチャージを見越して、コンデンサC2のプリチャージを完了するプリチャージ電圧Vchgは、多少高めに設定しておくことが好ましい。
そして、ステップS35において昇圧コンバータ20の上アームがスイッチングされ、コンデンサC1のプリチャージが完了すると、制御装置40は、Hレベルの信号SE2を生成してリレーSMR2へ出力し、リレーSMR2をオンする(ステップS40)。
以上のように、この実施の形態2によれば、先にプリチャージが完了したコンデンサC2を用いてコンデンサC1をプリチャージするので、コンデンサC1のプリチャージ時間が短縮される。その結果、車両のシステム起動時間が短縮される。
[実施の形態3]
この発明の実施の形態3による電源制御装置を備える負荷駆動装置の全体構成は、図1に示した実施の形態1における負荷駆動装置100と同じである。
図5は、この発明の実施の形態3における制御装置によるプリチャージ制御のフローチャートである。図5を参照して、この処理フローは、図2に示した実施の形態1における制御装置40の処理フローにおいて、ステップS10とステップS20との間にステップS15をさらに含む。
ステップS10においてリレーSMR1,SMR3がオンされると、制御装置40は、バッテリBからの電流IBが所定の上限値Isup1を下回っているか否かを判定する(ステップS15)。そして、制御装置40は、電流IBが上限値Isup1を下回っていると判定すると(ステップS15においてYES)、昇圧コンバータ20を駆動して昇圧コンバータ20に昇圧動作を実行させる(ステップS20)。すなわち、制御装置40は、バッテリBからの電流IBが所定の上限値Isup1を下回ってからでないと、昇圧コンバータ20の駆動を開始しない。
このような制御をするのは、以下の理由による。プリチャージ制御時に昇圧コンバータ20が駆動されることにより、バッテリBからの電流IBは増大する。そして、昇圧コンバータ20が継続して駆動されることにより、リレーSMR1,SMR3の溶着が発生し得るところ、バッテリBからの電流IBがリレーSMR1,SMR3の溶着を防止可能な所定の上限値Isup1を下回ってから昇圧コンバータ20の駆動を開始することとしたものである。
図6は、この発明の実施の形態3における制御装置によるプリチャージ制御時の電圧VMおよび電流IBの変化を示す図である。図6を参照して、実線は、この実施の形態3における制御装置によるプリチャージ制御時の電圧VMおよび電流IBの変化を示す。点線は、比較のために、プリチャージ制御時に昇圧コンバータ20を駆動しない従来のプリチャージ制御が行なわれた場合の電圧VMおよび電流IBの変化を示す。
従来のプリチャージ制御における電圧VMの変化(点線)については、図3において説明したとおりである。このときの電流IBの変化については、リレーSMR1,SMR3がオンされるタイミングt1において、電流IBは、突入電流に相当する電流値Isup2以下に抑えられ、その後徐々に減少する。
次に、この実施の形態3における制御装置よるプリチャージ制御時の電圧VMおよび電流IBの変化(実線)について説明する。タイミングt1において、制御装置40は、リレーSMR1,SMR3をオンする。そうすると、抵抗RおよびリレーSMR1ならびに昇圧コンバータ20のダイオードD1を介してバッテリBからコンデンサC2へのプリチャージが開始される。プリチャージが開始されると、電圧VMが上昇し、電圧VBと電圧VMとの電圧差は小さくなるから、電流IBは減少する。
そして、タイミングt2において、電流IBが所定の上限値Isup1を下回ると、制御装置40は、電圧VB,VMに基づいて信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ20のパワートランジスタQ2へ出力する。そうすると、昇圧コンバータ20は昇圧動作を開始し、コンデンサC2のプリチャージが促進される。このとき、電流IBは、所定の上限値Isup1を下回っているので、リレーSMR1,SMR3に溶着が発生することはない。
そして、タイミングt4よりも早いタイミングt3において、電圧VMがリレーSMR2を接続可能な所定のプリチャージ電圧Vchgを超えると、制御装置40は、リレーSMR2,SMR1をそれぞれオン,オフし、昇圧コンバータ20を停止する。そうすると、抵抗Rを介することなく、リレーSMR2および昇圧コンバータ20のダイオードD1を介してバッテリBからコンデンサC2へチャージが行なわれ、電圧VMは電圧VBとなる。
以上のように、この実施の形態3によれば、バッテリBからの電流IBがリレーSMR1,SMR3の溶着を防止可能な所定の上限値Isup1を下回ってから昇圧コンバータ20を駆動するので、リレーSMR1,SMR3の溶着が防止される。
図7は、この発明による電源制御装置が適用されたハイブリッド自動車の概略ブロック図である。図7を参照して、ハイブリッド自動車110は、バッテリBと、システムメインリレー10と、コンデンサC1,C2と、昇圧コンバータ20と、インバータ30,35と、モータジェネレータMG1,MG2と、動力分割機構52と、エンジン54と、ギヤ56と、駆動輪58とを備える。
バッテリB、システムメインリレー10、コンデンサC1,C2および昇圧コンバータ20は、このハイブリッド自動車110における電源制御装置に対応する。
昇圧コンバータ20は、バッテリBからの直流電圧を昇圧し、その昇圧した直流電圧をインバータ30,35へ出力する。また、昇圧コンバータ20は、インバータ30,35から受ける直流電圧を降圧してバッテリBを充電する。
インバータ30は、エンジン54の出力を用いてモータジェネレータMG1が発電した3相交流電圧を直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を昇圧コンバータ20へ出力する。また、インバータ30は、エンジン54の始動時、昇圧コンバータ20からの直流電圧を3相交流電圧に変換してモータジェネレータMG1を駆動する。
インバータ35は、昇圧コンバータ20からの直流電圧を3相交流電圧に変換してモータジェネレータMG2を駆動する。また、インバータ35は、駆動輪58からの回転力を受けてモータジェネレータMG2が発電した3相交流電圧を直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を昇圧コンバータ20へ出力する。
モータジェネレータMG1は、エンジン54によって駆動される発電機として動作するものとしてこのハイブリッド自動車110に組み込まれる。また、モータジェネレータMG2は、ハイブリッド自動車110の駆動輪58を駆動する電動機としてハイブリッド自動車110に組み込まれる。
モータジェネレータMG1は、エンジン54の出力を用いて3相交流電圧を発生し、その発生した3相交流電圧をインバータ30へ出力する。また、モータジェネレータMG1は、インバータ30から受ける3相交流電圧によって駆動力を発生し、エンジン54の始動も行なう。モータジェネレータMG2は、インバータ35から受ける3相交流電圧によってハイブリッド自動車110の駆動トルクを発生する。また、モータジェネレータMG2は、ハイブリッド自動車110の回生制動時、3相交流電圧を発生してインバータ35へ出力する。
エンジン54は、動力分割機構52およびギヤ56を介して駆動輪58を駆動するとともに、動力分割機構52を介してモータジェネレータMG1に回転力を与える。また、エンジン54は、モータジェネレータMG1からの駆動力を受けて始動する。
動力分割機構は52は、エンジン54からの出力を駆動輪58の駆動力およびモータジェネレータMG1に与える回転力に分割する。また、動力分割機構52は、エンジン54の始動時、モータジェネレータMG1からの駆動力をエンジン54へ伝達する。ギヤ56は、モータジェネレータMG2および動力分割機構52からの回転数を減速して駆動輪58へ出力する。
なお、上記において、昇圧コンバータ20は、この発明における「コンバータ」に対応する。また、バッテリBは、この発明における「直流電源」に対応し、コンデンサC1,C2は、それぞれこの発明における「第2のコンデンサ」および「第1のコンデンサ」に対応する。さらに、リレーSMR1〜SMR3は、それぞれこの発明における「第1のリレー」、「第2のリレー」および「第3のリレー」に対応し、制御装置40は、この発明における「制御手段」に対応する。また、さらに、パワートランジスタQ1,Q2は、それぞれこの発明における「第1のスイッチング素子」および「第2のスイッチング素子」に対応し、ダイオードD1,D2は、それぞれこの発明における「第1のダイオード」および「第2のダイオード」に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1による電源制御装置を備える負荷駆動装置の概略ブロック図である。 図1に示す制御装置によるプリチャージ制御のフローチャートである。 図1に示す制御装置によるプリチャージ制御時の電圧の変化を示す図である。 この発明の実施の形態2における制御装置によるプリチャージ制御のフローチャートである。 この発明の実施の形態3における制御装置によるプリチャージ制御のフローチャートである。 この発明の実施の形態3における制御装置によるプリチャージ制御時の電圧および電流の変化を示す図である。 この発明による電源制御装置が適用されたハイブリッド自動車の概略ブロック図である。
符号の説明
10 システムメインリレー、20 昇圧コンバータ、30,35 インバータ、31 U相アーム、32 V相アーム、33 W相アーム、40 制御装置、41 電流センサ、42,44 電圧センサ、52 動力分割機構、54 エンジン、56 ギヤ、58 駆動輪、100 負荷駆動装置、110 ハイブリッド自動車、B バッテリ、R 抵抗、SMR1〜SMR3 リレー、C1,C2 コンデンサ、PL1,PL2 電源ライン、SL 接地ライン、L リアクトル、Q1〜Q8 パワートランジスタ、D1〜D8 ダイオード、MG,MG1,MG2 モータジェネレータ。

Claims (8)

  1. 直流電源と、
    前記直流電源からの直流電圧を昇圧するコンバータと、
    前記コンバータを介して前記直流電源から電荷の供給を受ける第1のコンデンサと、
    前記直流電源の一方の極と前記コンバータとの間に直列に接続される第1のリレーおよび抵抗と、
    前記直流電源の一方の極と前記コンバータとの間に前記第1のリレーおよび前記抵抗に並列に接続される第2のリレーと、
    前記直流電源の他方の極と前記コンバータとの間に接続される第3のリレーと、
    前記第1および第3のリレーをオンして前記第1のコンデンサを充電し、かつ、前記第1のコンデンサの充電が完了すると前記第2のリレーをオンするプリチャージ制御を実行する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記プリチャージ制御の実行時、前記直流電源から前記第1のコンデンサへ電荷を供給するように前記コンバータを制御する、電源制御装置。
  2. 前記第1のコンデンサは、電源ラインと接地ラインとの間に接続され、
    前記コンバータは、
    前記電源ラインに一端が接続される第1のスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子の他端と前記接地ラインとの間に接続される第2のスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子に並列に接続され、前記電源ラインにカソードが接続される第1のダイオードと、
    前記第2のスイッチング素子に並列に接続され、前記接地ラインにアノードが接続される第2のダイオードと、
    前記第1および第2のスイッチング素子の接続点に一端が接続され、前記第1のリレーおよび前記抵抗からなる回路および前記第2のリレーに他端が接続されるリアクトルとを含み、
    前記制御手段は、前記プリチャージ制御の実行時、前記第1のスイッチング素子をオフして前記第2のスイッチング素子をスイッチング制御する、請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記第1から第3のリレーおよび前記抵抗によって構成されるシステムメインリレーと前記コンバータとの間において前記コンバータに並列に接続され、前記直流電源から電荷の供給を受ける第2のコンデンサをさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1のコンデンサの充電完了後、前記第1のコンデンサから前記第2のコンデンサへ電荷を供給するように前記コンバータをさらに制御する、請求項1に記載の電源制御装置。
  4. 前記第1のコンデンサは、電源ラインと接地ラインとの間に接続され、
    前記コンバータは、
    前記電源ラインに一端が接続される第1のスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子の他端と前記接地ラインとの間に接続される第2のスイッチング素子と、
    前記第1のスイッチング素子に並列に接続され、前記電源ラインにカソードが接続される第1のダイオードと、
    前記第2のスイッチング素子に並列に接続され、前記接地ラインにアノードが接続される第2のダイオードと、
    前記第1および第2のスイッチング素子の接続点に一端が接続され、前記第1のリレーおよび前記抵抗からなる回路および前記第2のリレーに他端が接続されるリアクトルとを含み、
    前記制御手段は、前記プリチャージ制御の実行時、前記第1のスイッチング素子をオフして前記第2のスイッチング素子をスイッチング制御し、前記第1のコンデンサの充電完了後、前記第2のスイッチング素子をオフして前記第1のスイッチング素子をスイッチング制御する、請求項3に記載の電源制御装置。
  5. 前記直流電源から出力される電流を検出する電流センサをさらに備え、
    前記制御手段は、前記電流センサによって検出された電流が所定の上限値を下回っているとき、前記直流電源から前記第1のコンデンサへ電荷を供給するように前記コンバータを制御する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電源制御装置。
  6. 電源制御装置の制御方法であって、
    前記電源制御装置は、
    直流電源と、
    前記直流電源からの直流電圧を昇圧するコンバータと、
    前記コンバータを介して前記直流電源から電荷の供給を受ける第1のコンデンサと、
    前記直流電源の一方の極と前記コンバータとの間に直列に接続される第1のリレーおよび抵抗と、
    前記直流電源の一方の極と前記コンバータとの間に前記第1のリレーおよび前記抵抗に並列に接続される第2のリレーと、
    前記直流電源の他方の極と前記コンバータとの間に接続される第3のリレーとを備え、
    前記制御方法は、
    前記第1および第3のリレーをオンする第1のステップと、
    前記第1および第3のリレーがオンされると前記直流電源から前記第1のコンデンサへ電荷を供給するように前記コンバータを制御する第2のステップと、
    前記第1のコンデンサの充電が完了すると前記第2のリレーをオンする第3のステップとを含む、電源制御装置の制御方法。
  7. 前記電源制御装置は、前記第1から第3のリレーおよび前記抵抗によって構成されるシステムメインリレーと前記コンバータとの間において前記コンバータに並列に接続され、かつ、前記直流電源から電荷の供給を受ける第2のコンデンサをさらに備え、
    前記制御方法は、前記第1のコンデンサの充電完了後、前記第1のコンデンサから前記第2のコンデンサへ電荷を供給するように前記コンバータを制御する第4のステップをさらに含む、請求項6に記載の電源制御装置の制御方法。
  8. 前記電源制御装置は、前記直流電源から出力される電流を検出する電流センサをさらに備え、
    前記制御方法の第2のステップは、前記第1および第3のリレーがオンされ、かつ、前記電流センサによって検出された電流が所定の上限値を下回っているとき、前記直流電源から前記第1のコンデンサへ電荷を供給するように前記コンバータを制御する、請求項6または請求項7に記載の電源制御装置の制御方法。
JP2005097516A 2005-03-30 2005-03-30 電源制御装置および電源制御装置の制御方法 Expired - Fee Related JP4609153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005097516A JP4609153B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 電源制御装置および電源制御装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005097516A JP4609153B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 電源制御装置および電源制御装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006280129A true JP2006280129A (ja) 2006-10-12
JP4609153B2 JP4609153B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=37214263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005097516A Expired - Fee Related JP4609153B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 電源制御装置および電源制御装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4609153B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114148193A (zh) * 2020-09-07 2022-03-08 丰田自动车株式会社 充电设备及其控制方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05344605A (ja) * 1992-06-05 1993-12-24 Fuji Electric Co Ltd 電気自動車の電気システム
JPH09205740A (ja) * 1996-01-24 1997-08-05 Toshiba Corp 無停電電源装置の起動方法
JP2001271729A (ja) * 2000-03-29 2001-10-05 Toshiba Corp エンジンのスタータと発電機とを兼用した永久磁石モータの制御装置
JP2004015895A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Toyota Motor Corp 電気負荷駆動装置
JP2005065353A (ja) * 2003-08-11 2005-03-10 Toyota Motor Corp モータ駆動装置およびそれを搭載した自動車

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05344605A (ja) * 1992-06-05 1993-12-24 Fuji Electric Co Ltd 電気自動車の電気システム
JPH09205740A (ja) * 1996-01-24 1997-08-05 Toshiba Corp 無停電電源装置の起動方法
JP2001271729A (ja) * 2000-03-29 2001-10-05 Toshiba Corp エンジンのスタータと発電機とを兼用した永久磁石モータの制御装置
JP2004015895A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Toyota Motor Corp 電気負荷駆動装置
JP2005065353A (ja) * 2003-08-11 2005-03-10 Toyota Motor Corp モータ駆動装置およびそれを搭載した自動車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114148193A (zh) * 2020-09-07 2022-03-08 丰田自动车株式会社 充电设备及其控制方法
CN114148193B (zh) * 2020-09-07 2024-02-23 丰田自动车株式会社 充电设备及其控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4609153B2 (ja) 2011-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3661689B2 (ja) モータ駆動装置、それを備えるハイブリッド車駆動装置、モータ駆動装置の制御をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
US8681457B2 (en) Power source system for electric powered vehicle and control method therefor
US7898103B2 (en) Power supply apparatus for vehicle and vehicle incorporating the same
JP4325637B2 (ja) 負荷駆動装置およびそれを備えた車両
JP4519728B2 (ja) 電動車両の制御装置
WO2012164680A1 (ja) 車両および車両の制御方法
WO2018088110A1 (ja) 駆動システム
WO2007142165A1 (ja) 車両駆動システムおよびそれを備える車両
JP2009106054A (ja) 電動車両
JP2011010406A (ja) 車両用の電力変換装置およびそれを搭載する車両
JP2010119171A (ja) インバータの制御装置および制御方法
JP5015858B2 (ja) 電動車両の電源システムおよびその制御方法
JP2011072067A (ja) 車両の電源システムおよびそれを備える電動車両
JP2006325374A (ja) 負荷駆動装置およびそれを搭載した電動車両
CN104859468A (zh) 电动车辆及其控制方法
JP2007244124A (ja) 車両駆動用電源システム
WO2013051152A1 (ja) 電圧変換装置の制御装置及び制御方法
JP6495413B1 (ja) 電源システム
JP4432463B2 (ja) 負荷駆動装置およびその動作をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2010162996A (ja) ハイブリッド車両の電源システム
JP2011109851A (ja) 電源システムの制御装置およびそれを搭載する車両
JP5807524B2 (ja) 電圧変換装置の制御装置
JP4395001B2 (ja) 電圧変換装置およびその制御をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2014183687A (ja) 車両
JP2011109850A (ja) 電源システムの制御装置およびそれを搭載する車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100927

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees