JP2006279334A - 再生位置決め装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 早送り再生時、ユーザが興味を引いた目的のシーンにユーザ毎に簡単にたどり着けるようにした再生位置決め装置を提供する。
【解決手段】 再生制御部11により操作情報により早送り再生も含め、蓄積コンテンツの再生を行い、オフセット算出部13により早送り再生停止時の行過ぎ位置をオフセット情報として処理する。また、オフセット算出部13は、オフセット情報を用いて再生位置の補正を行うとともに、再生状態および再生位置の履歴に基づいてオフセット情報を更新するようにしている。
【選択図】 図1
【解決手段】 再生制御部11により操作情報により早送り再生も含め、蓄積コンテンツの再生を行い、オフセット算出部13により早送り再生停止時の行過ぎ位置をオフセット情報として処理する。また、オフセット算出部13は、オフセット情報を用いて再生位置の補正を行うとともに、再生状態および再生位置の履歴に基づいてオフセット情報を更新するようにしている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、早送り再生を含め、蓄積コンテンツを再生する際に位置決めを行う再生位置決め装置に関する。
一般に、コンテンツの蓄積が可能なハードディスク内蔵レコーダなどにおいては、ユーザが任意のシーンを容易に探すことが可能なように、早送り動作による再生(以下、早送り再生という。)が可能となっている。このような操作をユーザは、リモートコントローラ(以下、リモコンと略称する。)を用いて行い、上記早送り再生が高速になればなるほど目的のシーンを見つけ、的確な再生位置から通常速度の再生である通常再生を行うことは困難になる。
すなわち、再生しようと思ったシーンを目視で検出したときには、そのシーンは既に先まで行き過ぎてしまっており、リモコンを数回操作してシーンを戻したりする手間が必要であった。
ビデオの編集作業など、フレーム単位での位置決めが要求される場合には、何度かリモコンを操作してでも、目的のシーン先頭位置に正確にたどり着く必要がある。しかしながら、単に視聴を目的とする場合には、目的のシーン先頭位置にほぼ合致していれば良く、正確にフレーム単位での精度で位置決めすることまでは要求されない。
従来、目的とするシーンへのアクセス性を高める発明としては、特許文献1に開示された装置がある。この装置では、サーチから通常再生へ移行する際に操作遅れ分をスキップする機能も含まれている。
特開2002−34001公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された装置では、操作遅れ分はサーチ数秒間としており、実際に使うユーザ毎に最適化された補正量とはなっていなかった。ユーザによっては操作反応の早い人もいれば、遅い人もいるため、いずれのユーザでも使い易く、操作性の良好な装置が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、早送り再生時、ユーザが興味を引いた目的のシーンにユーザ毎に簡単にたどり着けるようにした再生位置決め装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、操作情報を入力するための入力装置と、前記操作情報により早送り再生を含む蓄積コンテンツの再生を行う再生制御手段と、前記再生制御手段から再生状態および再生位置を入出力し、早送り再生停止時の目的のシーンの先頭位置に対する行過ぎ位置を用いてオフセット情報を算出するオフセット算出手段と、前記オフセット情報を保存するオフセット情報保存手段とを備え、前記オフセット算出手段は、前記オフセット情報を用いて、再生位置を前記目的のシーンの先頭位置に対する行過ぎ位置から前記目的のシーンの先頭位置の方向へ移動させる補正を行うとともに、前記再生状態および前記再生位置の履歴に基づいて、前記補正後の再生位置が前回補正処理を行った時よりも前記目的のシーンの先頭位置に近くなるように前記オフセット情報を再計算し、更新することを要旨とする。
請求項1記載の本発明によれば、オフセット算出手段は、オフセット情報を用いて再生位置の補正を行うとともに、再生状態および再生位置の履歴に基づいてオフセット情報を更新することにより、ユーザは簡単に目的のシーンからの再生を行うことができるという効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。但し、以下の実施の形態に記載されている構成要素の相対配置や表示図面等は、特に決定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態における再生位置決め装置のシステム構成を示すブロック図である。図1に示すように、再生位置決め装置1は、ユーザが操作情報を入力するための入力装置3と、コンテンツを再生するための再生装置5と、この再生装置5により再生されたコンテンツを映像信号、音声信号として入力して映像信号、音声信号にそれぞれ対応する画像、音声を出力表示する表示装置7とから構成されている。入力装置3は、再生装置5を操作するためにユーザからの操作入力を受け付ける装置であり、例えば赤外線リモコンのような装置が用いられる。
再生装置5は、入力装置3からの操作情報を受け取るための操作情報受信手段としての操作情報受信部9と、予め蓄積コンテンツが保存され、上記操作情報により早送り再生も含め、その蓄積コンテンツの再生を行う再生制御手段としての再生制御部11と、再生制御部11から再生状態および再生位置を入出力し、早送り再生停止時の行過ぎ位置を処理するオフセット算出手段としてのオフセット算出部13と、オフセット算出部13により算出されたオフセット情報を保存するオフセット情報保存手段としてのオフセット情報保存部15と、再生制御部11の再生結果を再生映像音声信号に変換するAV変換部17と、を備えて構成されている。
したがって、ユーザは、入力装置3から再生動作の指示を示す信号を再生装置5に入力する。再生装置5では、操作情報受信部9で再生動作の指示を示す信号を受信し、その信号を再生制御部11に出力して再生を指示する。再生制御部11では、予め蓄積された蓄積コンテンツを再生し、その再生結果を示す信号をAV変換部17に出力する。AV変換部17では、再生映像音声信号に変換し、その再生映像音声信号を表示装置7に出力する。この表示装置7では、映像音声信号にそれぞれ対応する画像、音声を出力表示させる。ここで、表示信号は、映像信号および音声信号、あるいは映像信号のみとなる。
次に、本実施形態の再生制御部11について説明する。図2は本実施形態における再生制御部11の構成を示すブロック図である。なお、図2に示す実施形態の場合は、再生装置5が蓄積機能も可能としているビデオレコーダのような装置である。
図2に示すように、再生制御部11では、放送や通信からのコンテンツ信号をコンテンツ受信部19で受信する。ここで、受信対象となるコンテンツ信号は、デジタル信号でもアナログ信号でもよい。コンテンツ受信部19にて受信したコンテンツ信号は、書き込み処理部21を介してコンテンツ保存部23に蓄積される。一方、コンテンツ保存部23からは、操作情報受信部9の指示によって選択されたコンテンツ信号が読み出し処理部25によって読み出され、AV変換部17へ出力されるようになっている。
また、再生制御部11の読み出し処理部25は、オフセット算出部13と接続されており、相互に再生制御情報、再生位置情報などの入出力を行っている。
なお、蓄積コンテンツは、上記のように再生制御部11のコンテンツ保存部23に保存されており、このコンテンツ保存部23のメディア形態は様々な場合がある。例えば、先頭から順次再生するシーケンシャルアクセスが可能なテープメディアでもよいし、任意の位置から瞬時に再生するランダムアクセスが可能なディスクメディアでもよい。
また、コンテンツ保存部23の蓄積コンテンツが記録されたメディアは、記録再生が可能なメディアでもよいし、予めコンテンツが記録されているDVD(Digital Versatile Disc)のようなパッケージメディアでもよい。
さらに、入力装置3から指定される再生状態の種別としては、順方向の早送り再生、逆方向の早送り再生、順方向の等速再生、逆方向の等速再生、順方向のスローモーション再生、逆方向のスローモーション再生、停止、一時停止などが挙げられる。
次に、本実施形態におけるオフセット算出部13の構成について説明する。図3は本実施形態におけるオフセット算出部13の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態のオフセット算出部13は、再生装置5の動作状態が現在早送り再生中か否かを判定する早送り再生モード判定部31と、早送り再生モードPmを保存する早送り再生モード保存処理部33と、再生装置5の状態を示す再生モードが再生モード変化条件scに一致しているか否かの判定を行う再生モード変化判定部35と、行過ぎ位置Opを保存する行過ぎ位置Op保存処理部37と、先に行き過ぎた距離を戻す動作であるオフセット補正処理を行う再生位置補正部39とを備えている。
また、本実施形態のオフセット算出部13は、高速早送り再生を中止してからの経過時間Tがある時間条件にマッチするか否かを判定する経過時間T判定部41と、再生中の位置Ppがある位置条件にマッチするか否かを判定する再生位置Pp判定部43と、再生速度Pvがある速度条件にマッチするか否かを判定する再生速度Pv判定部45と、視聴再生位置Tpを一時保存する視聴再生位置Tp保存処理部47と、ある時間以上そのままの視聴再生モードで再生を続けているか否かを判定する再生時間P判定部49と、ある時間以上、視聴再生モードが続いていた場合には、目的のシーンが見つかり、視聴が開始されていると判断し、予測オフセット値Dを再計算し、更新を行う予測オフセット値更新部51とを備えている。
さらに、本実施形態のオフセット算出部13は、再生速度と対象関係にある早送り再生モードPmを記録する早送り再生モード保存部53と、再生モードが変わった瞬間の行過ぎ位置Opを保存する行過ぎ位置Op保存部55と、視聴再生位置Tpを一時保存する補正位置Tp保存部57とを備えている。
次に、本実施形態における再生位置決め動作を説明する。
ユーザは、興味を引くシーンに到達するために、表示装置7に表示される動画を見ながら、再生制御部11に保存された蓄積コンテンツを早送り再生する。その際、表示装置7に興味を引くシーンが一瞬表示されたことに気づいたとき、ユーザは入力装置3を操作し、順方向の早送り再生状態の解除を行う。この場合、ユーザが興味を引くシーンに気づいてから入力装置3を操作し、再生装置5の状態の変化が完了するには、ある程度の時間が必要となるため、通常は視聴したいと思うシーンより先に行き過ぎてしまう。
すなわち、一般に、図4に示すように早送り再生(P1)においてシーンxの先頭位置に対して行き過ぎてしまうため、送り方向を変えての再生を何度か行い(P2、P3、P4)、目撃したシーンxの先頭位置に到達し、等速または1.n倍速再生(P5)を行おうとする。これは、最初の早送り再生の速度が高速の場合、行き過ぎてしまう量も多く、顕著に行われるユーザの行動である。
そこで、本実施形態では、オフセット算出部13およびオフセット情報保存部15を用いて上記問題を解決する。その動作概要を図5を用いて説明する。
図5に示すように、ユーザは、早送り再生(P11)の最中にシーンxの先頭を目撃した場合、早送り再生を解除したときには先に行き過ぎてしまう。この早送り再生モードを保存し(P12)、再生位置Opを保存し(P13)、オフセット情報保存部15から予測オフセット値Dを読み出し(P14)、再生位置を補正するオフセット補正処理(P15)を行う。
しかし、目的のシーンxの先頭位置からはまだ多少ずれているため、ユーザは逆方向に再生(P16)を行い、目的の位置に到達することで、等速または1.n倍速再生(P17)を行う。なお、次回の補正精度を向上させるために、このときに、再生位置Tpの保存(P18)を行い、再生がしばらく経過した時点で再計算を行い、予測オフセット値Dの更新(P19)を行う。
次に、オフセット算出部13の処理について図3および図6を用いて詳細に説明する。図6は本実施形態のオフセット算出部13の処理を示すフローチャートである。
オフセット算出部13では、まず、操作情報受信部9からの再生制御情報を再生制御部11経由で受け取る。この再生制御情報に基づいて入力装置3から操作された再生装置5の動作状態が現在早送り再生中か否かを早送り再生モード判定部31によって判定する(ステップS10)。
早送り再生中である場合(ステップS10;Yes)には、そのときの再生速度が後から参照可能なように、再生速度と対象関係にある早送り再生モードPmをオフセット算出部13内部の早送り再生モード保存処理部33を用いて早送り再生モード保存部53に記録する(ステップS20)。なお、早送り再生中でない場合(ステップS10;No)には、全体の処理を終了する。
その後、ユーザは、早送り再生中に表示装置7に表示される蓄積コンテンツの早送り動画を監視しながら、気になるシーンを目撃した時、入力装置3の停止や逆方向再生ボタンなどを入力し、早送り再生を一時的に解除する。このときの、再生装置5の状態を示す再生モードが次に示す再生モード変化条件scに一致しているか否かの判定を再生モード変化判定部35により行う(ステップS30)。
なお、再生モード変化条件scは、『ある速度以上の早送り再生中に、同一再生方向以外の再生状態を指示する操作情報が入力されたかどうか』とする。すなわち、順方向の早送り再生中に、順方向の早送り再生ボタンや、順方向の再生ボタンが押された場合は条件を満たさないが、停止、一時停止、逆方向再生のボタンが押された場合は、再生モード変化条件に一致したと判定する。
前記条件が一致している場合(ステップS30;Yes)は、その再生モードが変わった瞬間の行過ぎ位置Opを、行過ぎ位置Op保存部55に保存すると共に、経過時間Ttの計測を開始する(ステップS40)。なお、時間の計測は、図示はしない再生装置5に内蔵される時計や、経過時間T判定部41に個別に持つタイマーに開始を指示するなどして行う。
次に、オフセット情報保存部15に対し、前記早送り再生モードPmを入力し、予測オフセット値Dを読み出す。オフセット情報保存部15には、図7に示す形式でデータが保存されている。すなわち、図7に示すように早送り再生モードPm、予測オフセット値Dおよび履歴数Nの組み合わせで最低限構成されている。なお、早送り再生モードPmは、再生装置5がサポートしている全ての再生モードのデータを持つ必要はなく、再生速度がある値以上の再生モードに対するデータであってかまわない。
予測オフセット値Dの値の単位は、再生装置5のコンテンツ再生制御方法により異なり、時間またはメディア上の距離などの値が保存される。ステップS40では、読み出された予測オフセット値Dを用いて行過ぎ位置Op保存処理部37で計測された行過ぎ位置Opより予測オフセット値D分、再生位置を更に移動させる。すなわち、再生位置補正部39により先に行き過ぎた距離を戻す動作であるオフセット補正処理を行う(ステップS50)。
補正再生位置Apは、行過ぎ位置Opと、早送り再生モードPmと、関係した予測オフセット値Dから次の式で表される。
Ap=Op−D(Pm) (数1)
なお、例えば順方向1倍速再生と順方向早送り再生を交互に組み合わせ、早送り再生を行っている場合は、先に述べた再生モード変化条件scには当てはまらず、順方向にシーンを探している途中にあると判断される。このため、この場合は再生モードの変化点において、前記ステップS50のオフセット補正処理は行われない。
なお、例えば順方向1倍速再生と順方向早送り再生を交互に組み合わせ、早送り再生を行っている場合は、先に述べた再生モード変化条件scには当てはまらず、順方向にシーンを探している途中にあると判断される。このため、この場合は再生モードの変化点において、前記ステップS50のオフセット補正処理は行われない。
補正再生位置Apへの移動期間中は、コンテンツ保存部23の内部がテープメディアのようにシーケンシャルアクセスの場合は、例えば最初の早送り再生よりゆっくりした速度の逆方向再生を行う。一方、コンテンツ保存部23の内部が、ディスクメディアのようにランダムアクセスが可能な場合は、早送り、等速またはスローモーション再生、もしくはオフセット補正位置への直接ジャンプを行う。この場合のディスクメディアは、DVDのようなリムーバブル式や、ハードディスクドライブのように固定式メディアを想定している。このように位置の補正を行い、目的の位置に到達したら、停止状態、または一時停止を行う。
なお、オフセット情報保存部15の各予測オフセット値Dは、再生装置5に初めて電源を投入した直後である場合、0または再生装置1の製造時に予め設定されたプリセット値とする。
しかし、補正を行ったとしても、特に再生装置5を使い始めて間もない場合は、通常、予測オフセット値Dの特性は、ユーザにとって最適化されていないため、補正後の再生位置も適切でないことが想定される。
そこでユーザは、表示装置7に表示される現在の再生位置のシーンを見て、目的とするシーンか否かの判断を行う。もし、目的のシーンからずれていた場合は、更に入力装置3を操作して前後に再生位置を移動させ、目的のシーンが見つかったなら、そこから再生させる。このとき、前記移動距離は最初の行過ぎ位置Opによるずれと比較すると小さいことが期待でき、操作時間も一層短時間で済ませることが可能となる。
この操作の期間、オフセット算出部13では、次の3つの条件を判定し続ける。すなわち、第1に、高速早送り再生を中止してからの経過時間Tがある時間条件にマッチするか否かを経過時間T判定部41により判定する(ステップS60)。第2に、再生中の位置Ppがある位置条件にマッチするか否かを再生位置Pp判定部43により判定する(ステップS70)。第3に、再生速度Pvがある速度条件にマッチするか否かを再生速度Pv判定部45により判定する(ステップS80)。
なお、ステップS60における第1の経過時間の条件としては、例えば『20秒以下』などと設定する。
ステップS70における第2の位置条件の一例として、行過ぎ位置をOp、再生モードPmをパラメータとした、標準的最大補正位置をApmax(Pm)としたとき、再生中の位置Ppとして次の条件とする。
Op−Apmax(Pm)<Pp<Op (数2)
なお、Apmax(Pm)は早送り再生が順方向の場合は正の値をとるが、逆方向の場合は負の値をとる。
なお、Apmax(Pm)は早送り再生が順方向の場合は正の値をとるが、逆方向の場合は負の値をとる。
ステップS80における第3の再生速度の条件としては、『再生速度が順方向再生でかつ停止より速く、2倍速再生より遅い場合』とする。このときの再生モードは仮に視聴再生モードと呼ぶことにする。例えば、0.8倍速、1倍速、1.2倍速、1.5倍速再生は、視聴再生モードである。
前記第1の条件と前記第2の条件を満たし、第3の条件を満たした瞬間における視聴再生位置Tpを補正位置Tp保存部57へ一時保存する(ステップS90)。また、第3の条件を満たした再生開始時より経過時間の計測を開始する。この時間の計測は、図示しない再生装置5に内蔵される時計や、再生時間P判定部49に個別にタイマーを持つなどして実現する。
次に、ステップS100では、ある時間以上そのままの視聴再生モードで再生を続けているか否かを再生時間P判定部49により判定する。ここで、ある時間とは、例えば『10秒以上』などとする。ある時間以上、視聴再生モードが続いていた場合(ステップS100;Yes)には、目的のシーンが見つかり、視聴が開始されていると判断し、ここで予測オフセット値Dを再計算し、予測オフセット値更新部51により更新を行う(ステップS110)。
一方、ある時間以上、視聴再生モードが継続しなかった場合(ステップS100;No)、ユーザはまだ目的のシーンを前後に検索中と判断し、再度、ステップS60の条件判断に戻る。
このようにして、目的のシーンの先頭位置が見つかるまで、前記第1の条件の間、条件を満たす状態になることを待つ。但し、途中でユーザが処理を中断したいと考える場合も考慮する必要があるため、一定時間中に処理が行われない場合(ステップS60;No)、再生条件にマッチしない場合(ステップS70;No)には、ループを抜け、処理を終了する。
ある時間以上、そのままの視聴再生モードで再生し続けていると判定された場合は、新規予測オフセット値Dnewを求める。この新規予測オフセット値Dnewは、行過ぎ位置Opからの視聴再生位置の新規補正値である。
パラメータとしては、行過ぎ位置Op、視聴再生位置Tp、前回までの予測オフセット値Dおよび履歴数Nから求める。その計算式として、例えば、次のような計算式を用いる。
新規予測オフセット値Dnew、および新履歴数Nnewは
Dnew=D×N/(N+1)+(Op−Tp)×1/(N+1) (数3)
Nnew=N+1 (数4)
但し、新履歴数Nnewについては、ある一定値より大きい場合、強制的に一定値とする。例えば、その最大値は64などとする。上記で得られた新予測オフセット値Dnewと新履歴数Nnewはオフセット情報保存部15の早送り再生モードPmの各対応したDおよびNの領域へ保存される。次回からは、この新しい予測オフセット値Dを用いることになる。
Dnew=D×N/(N+1)+(Op−Tp)×1/(N+1) (数3)
Nnew=N+1 (数4)
但し、新履歴数Nnewについては、ある一定値より大きい場合、強制的に一定値とする。例えば、その最大値は64などとする。上記で得られた新予測オフセット値Dnewと新履歴数Nnewはオフセット情報保存部15の早送り再生モードPmの各対応したDおよびNの領域へ保存される。次回からは、この新しい予測オフセット値Dを用いることになる。
このようにして、最初は適正位置に補正されなくとも、繰り返し早送り再生を用いシーンの選択を行っていると、予測オフセット値Dに新たな補正が加わる学習効果が得られ、ステップS50の再生位置補正処理によって、次第に目的のシーン近辺にたどり着けるようになる。
また、入力装置3への応答特性が全く異なる別のユーザに操作が変わった場合は、そのまま早送り再生を用いシーンの選択を継続させるか、学習処理を中止させ、予測オフセット値Dを初期値に戻し、早送り再生を用いシーンの選択を繰り返し行う。このようにすると違うユーザでもサーチ位置を適応的に補正するようになることが可能である。
以上のように本実施形態によれば、高速の早送り再生を用いてシーンを探す際にシーンを通り過ぎることがあっても、行き過ぎたその時間を予測して戻り、少ない操作で目的のシーンからの番組再生が可能となる効果が得られる。
すなわち、本実施形態では、ユーザが早送り再生時に興味を引くシーンを目撃し、早送り再生を中止する際に行き過ぎてしまう量を算出し、算出した結果から再生位置を補正して再生位置を移動させ、目的のシーン近辺に位置決めを行う。この位置決めに使用する補正量は、過去のユーザの早送り再生を用いたシーンの選択における操作履歴より自動的に作成する。
次に、再生制御部の他の実施形態について説明する。図8は再生制御部の他の実施形態を示すブロック図である。なお、前記実施形態と同一または対応する部分には、図2と同一の符号を用いて説明する。
本実施形態に示す再生制御部11Aは、コンテンツの記録部分を持たず、再生専用機に適用されるものである。上記コンテンツは、予めコンテンツ保存部23に保存されている。操作情報受信部9からの指示によって選択されたコンテンツは、読み出し処理部25によって読み出され、AV変換部17へ出力されるように構成されている。
また、再生制御部11Aの読み出し処理部25は、前記実施形態と同様にオフセット算出部13と接続されており、相互に再生制御情報、再生位置情報などの入出力を行っている。その他の構成および作用は、前記実施形態と同様である。
図9はオフセット情報保存部の他のデータ保存形式を示す説明図である。
図9に示すオフセット情報保存部15は、ユーザA,ユーザBおよびユーザCのように複数ユーザのパラメータを登録可能としている。最初に、どのユーザのパラメータを使うかは入力装置3からの指定によって行う。
このデータ保存形式の場合には、ユーザが変わる度に、新たにユーザ特性を学習させる必要がなくなるという効果が得られる。
1 再生位置決め装置
3 入力装置
5 再生装置
7 表示装置
9 操作情報受信部(操作情報受信手段)
11 再生制御部(再生制御手段)
13 オフセット算出部(オフセット算出手段)
15 オフセット情報保存部(オフセット情報保存手段)
17 AV変換部
19 コンテンツ受信部
21 書き込み処理部
23 コンテンツ保存部
25 読み出し処理部
3 入力装置
5 再生装置
7 表示装置
9 操作情報受信部(操作情報受信手段)
11 再生制御部(再生制御手段)
13 オフセット算出部(オフセット算出手段)
15 オフセット情報保存部(オフセット情報保存手段)
17 AV変換部
19 コンテンツ受信部
21 書き込み処理部
23 コンテンツ保存部
25 読み出し処理部
Claims (1)
- 操作情報を入力するための入力装置と、
前記操作情報により早送り再生を含む蓄積コンテンツの再生を行う再生制御手段と、
前記再生制御手段から再生状態および再生位置を入出力し、早送り再生停止時の目的のシーンの先頭位置に対する行過ぎ位置を用いてオフセット情報を算出するオフセット算出手段と、
前記オフセット情報を保存するオフセット情報保存手段とを備え、
前記オフセット算出手段は、前記オフセット情報を用いて、再生位置を前記目的のシーンの先頭位置に対する行過ぎ位置から前記目的のシーンの先頭位置の方向へ移動させる補正を行うとともに、前記再生状態および前記再生位置の履歴に基づいて、前記補正後の再生位置が前回補正処理を行った時よりも前記目的のシーンの先頭位置に近くなるように前記オフセット情報を再計算し、更新することを特徴とする再生位置決め装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005093015A JP2006279334A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | 再生位置決め装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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- 2005-03-28 JP JP2005093015A patent/JP2006279334A/ja active Pending
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