JP2006276082A - クリーニングローラ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、クリーニングローラの外周面を改良することで感光体ドラム表面からの異物の回収効率を高めたクリーニングローラを提供することを目的とするものである。
【解決手段】感光体ドラム19に接触して紙粉等の異物を除去するクリーニングローラ35の表面に多数の微小突起35cを回転方向に向かって傾斜するように形成する。表面に形成された多数の微小突起35cは、感光体ドラム19の表面に接触する際に表面に付着した異物を掬い取るように掻き取り、密着した異物の回収効率を高めることができるようになる。
【選択図】図5
【解決手段】感光体ドラム19に接触して紙粉等の異物を除去するクリーニングローラ35の表面に多数の微小突起35cを回転方向に向かって傾斜するように形成する。表面に形成された多数の微小突起35cは、感光体ドラム19の表面に接触する際に表面に付着した異物を掬い取るように掻き取り、密着した異物の回収効率を高めることができるようになる。
【選択図】図5
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置において、現像器を交換可能に装着する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置としては、像担持体として例えば感光体ドラムを用いて、その表面に静電潜像を形成し、静電潜像にトナーを付着させて可視像化し用紙に転写する−といった画像形成を行うものが知られている。こうした画像形成装置では、感光体ドラムの表面に紙粉等の異物が付着することが避けられず、異物を付着させたままにしておくと画質の低下等のトラブルに原因となるため、速やかに感光体ドラムから除去する必要がある。
紙粉等の異物を除去する方法としては、例えば、特許文献1には、像担持体上に残留するトナー等を除去するファーブラシと、ファーブラシと接触してトナーや紙粉を吸着するバイアスローラと、バイアスローラの表面に摺接してトナー等を除去するスクレーパとを備えたクリーニング装置が記載されている。また、特許文献2には、導電性繊維部材からなるファーブラシにより感光体ドラム上の残留トナーを捕獲し、回収ローラに電圧を印加して残留トナーを回収ローラに静電回収するクリーニング装置が記載されている。また、特許文献3には、清掃ブラシを帯電ローラに接触して設置し、帯電ローラの回転と逆方向に回転させて清掃を行う点が記載されている。また、特許文献4には、感光ドラム上の紙粉を捕捉するための1次クリーニングローラと、1次クリーニングローラに捕捉された紙粉を補足するための2次クリーニングローラと、2次クリーニングローラによって捕捉された紙粉を貯留するための紙粉貯留部とを設けた点が記載されている。
特開平7−28370号公報
特開2002−351279号公報
特開平10−73983号公報
特開2003−295720号公報
上述したように、感光体ドラムの表面に付着した紙粉等の異物は、画質低下の原因となるため、速やかに除去する必要があるが、帯電する異物は電気的な吸引力で感光体ドラムから除去することができるが、帯電が弱い異物については感光体ドラム表面に密着してなかなか除去できないのが現状である。
そこで、本発明は、クリーニングローラの外周面を改良することで感光体ドラム表面からの異物の回収効率を高めたクリーニングローラを提供することを目的とするものである。
本発明に係るクリーニングローラは、像担持体の表面に外周面を密着させて当該像担持体に付着した異物を回転しながら除去するクリーニングローラにおいて、外周面に回転方向に向かって傾斜した多数の微小突起が密生するように形成されていることを特徴とする。さらに、両端に突設されたローラ軸が互いに異なる長さに設定されていることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、上記のクリーニングローラを備えていることを特徴とする。
本発明に係るクリーニングローラは、上記のような構成を有することで、外周面に回転方向に向かって傾斜した多数の微小突起が密生するように形成されているので、感光体ドラム表面に付着した異物の回収を効率よく行うことができる。すなわち、多数の微小突起が回転方向に向かって傾斜しているので、感光体ドラム表面の異物に対して掬い取るように掻き取り動作を行うようになり、異物が密着していても剥がすように除去することができる。特に、高温・多湿の環境下では、感光体ドラム表面に異物が密着しやすくなるが、こうした環境下でも異物の回収効率が維持される。また、多数の微小突起が密生するように形成されているので、感光体ドラム表面全体を同じようにクリーニングすることができ、さらに、新品の感光体ドラム表面は鏡面仕上げとなっているため特に異物が密着しやすいが、多数の微小突起により微細な擦りキズが形成され適度な粗さとなって異物の除去が容易になる。
また、クリーニングローラの両端に突設されたローラ軸の長さを互いに異なるように設定することで、多数の微小突起を形成する際に予め両端のローラ軸の設置方向(例えば、長い方のローラ軸を右側とする等)を決めておけば、クリーニングローラを取り付ける際に、多数の微小突起の傾斜方向を確認しなくても両端のローラ軸の長さを確認するだけで正確に取り付けることが可能となる。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る画像形成装置全体の概略断面図である。画像形成装置1の上部には用紙排出トレイ10が設けられ、その下部には、記録部2及び給紙部3が配されている。
給紙部3では、給紙カセット11が配置されており、フラッパ12に所定のサイズの用紙が複数枚積載されている。給紙カセット11の右端部には、ピックアップローラ13が配置されている。フラッパ12は、積載された用紙の上面がピックアップローラ13に圧接するように、図示しないバネ部材により上方に付勢されている。この状態でピックアップローラ13が回転駆動すると、摩擦力により用紙が1枚ずつ用紙搬送路に給紙されるようになる。
給紙された用紙は、まずフィードローラ14及びプレスローラ15により記録部2に搬送される。記録部2では、搬送された用紙に記録するために、現像器16、清掃手段17、コロナ帯電器18、感光体ドラム19、転写ローラ20、露光ヘッド21及び定着ローラ22が備えられている。清掃手段17は、転写後の感光体ドラム19の表面に付着した残留トナーや紙粉等の異物を捕捉して感光体ドラム19の表面を清掃する。コロナ帯電器18は、コロトロンからの放電により感光体ドラム19の表面を一様に帯電する。一様に帯電された感光体ドラム19に、露光ヘッド(LEDヘッドを含む)21で画像記録信号に応じて露光することで静電潜像が形成される。そして、現像器16内のトナーを感光体ドラム19に形成された静電潜像に転移させて、静電潜像を可視像化する。転写ローラ20は、用紙を挟んで感光体ドラム19と対向する位置に設置されており、所定の電圧が印加されると感光体ドラム19表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。そして、転写されたトナー像は、定着ローラ22及びプレスローラ23によって挟持されて加熱・プレスされ用紙に定着される。定着された用紙は、排紙ローラ24及びプレスローラ25の間に挟持されて用紙排出トレイ10に搬出される。
また、装置本体の側面には、手差し給紙機構及び反転搬送機構が設けられており、手差し給紙を行う場合には、側面カバー26を開いて給紙ローラ27に用紙を差し込むことで行われる。差し込まれた用紙は、給紙ローラ27によりフィードローラ14及びプレスローラ15に搬送されて記録動作が行われる。また、反転搬送を行う場合には、片面に記録した用紙が一旦排紙ローラ24及びプレスローラ25の間に挟持されて搬出された後排紙ローラ24を逆回転して反転搬送路に搬送して、フィードローラ28及びプレスローラ29、フィードローラ30及びプレスローラ31の2対の搬送ローラにより下方に向けて搬送する。そして、再度フィードローラ14及びプレスローラ15に搬送されてもう一方の面に記録動作が行われ、用紙の両面に記録されるようになる。
図2は、図1における記録部2に関する一部拡大断面図を示している。上述したように、感光体ドラム19の周囲には、現像器16、清掃手段17、コロナ帯電器18及び転写ローラ20が配置されており、コロナ帯電器18と現像器16との間の隙間に、露光ヘッド21からレーザー光が画像記録信号に応じて感光体ドラム19の表面に照射されるようになっている。現像器16には現像ローラ32が設けられており、現像ローラ32は補給室内のトナーが供給ローラ33を介して供給されて表面にほぼ均一なトナー層が形成され、感光体ドラム19の表面に接触することで、トナーが転移するようになっている。
清掃手段17は、保持フレーム34の内部に、クリーニングローラ35、回収ローラ36及びスポンジ体37が配設されて構成されている。クリーニングローラ35は、感光体ドラム19に圧接してその表面に付着した紙粉等の異物(図2では黒い点で模式的に図示)を除去するもので、ウレタンやシリコン等の材料からなる導電性のスポンジが用いられる。回収ローラ36は、クリーニングローラ36に圧接してその表面に付着した異物を回収するもので、ステンレス等の金属材料が用いられる。クリーニングローラ35が柔軟性のある材質で作成されている場合回収ローラ36に金属のような硬い材質のものを用いることで、クリーニングローラ35に回収ローラ36を圧接して効率よく異物を転移させることができる。スポンジ体37は、回収ローラ36に摺接してその表面に付着した異物を回収して蓄積するもので、ウレタンやシリコン等の材料からなる導電性のスポンジが使用される。回収された異物は回収スペース38に蓄積されるとともに、スポンジ体37の内部にも異物が入り込んで蓄積される。紙粉等の異物は軽いために、スポンジ体37と回収ローラ36との間に集積していき、次第に回収ローラ36に沿うように溜まっていく。紙粉等の異物が落下してクリーニングローラ35に付着するのを防止するために落下防止シート39が保持フレーム34に取り付けられており、その先端が回収ローラ36に近接して配置されている。
図3は、クリーニングローラ35に関する斜視図を示している。クリーニングローラ35の両端には、ローラ軸35a及び35bが軸方向に突設されている。また、クリーニングローラ35の外周面には、多数の微小突起35cが密生するように形成されている。図4は、多数の微小突起35cを形成する加工方法を示している。表面が粗面加工されたローラ状のグラインダ40をクリーニングローラ35の外周面に密着させて、クリーニングローラ35を回転させると、グラインダ40によりクリーニングローラ35の表面が研磨されて回転方向とは反対方向に向かって一様に傾斜した多数の微小突起35cが形成される。微小突起の高さは、数十から数百μm程度のほぼ同じレベルで、同じ方向に傾斜して形成されているため、表面を指でなぞると傾斜方向には抵抗が小さく反対方向に抵抗が大きく感じられるようになる。
こうして形成された多数の微小突起を有するクリーニングローラ35により感光体ドラム19の表面をクリーニングする場合、図5に示すように、多数の微小突起35cがクリーニングローラ35の回転方向に向かって傾斜するように設定する。多数の微小突起35cは、回転方向に向かって傾斜しているので、感光体ドラム19の表面に接触する際に、表面に付着している異物(図5では黒丸で表示)に対して掬い取るように動作し、密着した異物を効率よく掻き取ることができるようになる。また、クリーニングローラ35の外周面の回転速度を感光体ドラム19の外周面の回転速度よりもわずかに速くすることによりさらに異物の回収率を高めることができる。
また、多数の微小突起35cが感光体ドラム19の表面に接触することにより微細な擦りキズが付くようになるが、こうした擦りキズは適度な粗さを感光体ドラム19の表面に与えるようになるため、表面に付着した異物の密着力を弱め回収効率を向上させる。特に新品の感光体ドラム19の表面は鏡面加工されているため、新品に交換した際に表面に速やかに適度な粗さを付与することができる。
図6は、クリーニングローラ35の両端に軸方向に突設されたローラ軸35a及び35bを示している。ローラ軸35aの長さaは、ローラ軸35bの長さbよりも長く設定されている。したがって、ローラ軸35aを左側に配置した状態で図4に示すような加工を行うことでローラ軸35aと微小突起35cの傾斜方向との間に関係を持たせることができるようになる。すなわち、図6の状態で紙面上向きに微小突起35cが傾斜するように形成されているとすると、図5に示すようにクリーニングローラ35を取り付けるためには、ローラ軸35aを左側に配置して取り付けるようにすればよい。そのため、取付作業を行う場合には、ローラ軸の長さを確認して取り付けるようにすればよくなるため、微小突起35cの傾斜方向を間違えることなく正確に取付作業を行うことが可能となる。
なお、ローラ軸35a及び35bを同じ長さに設定してもよく、その場合には、微小突起35cの傾斜方向をいずれの方向にも設定でき、クリーニングローラの共通化を図ることが可能となる。
上述した微小突起を形成したクリーニングローラを用いて異物除去の効率を確認したところ、微小突起が回転方向に向かって傾斜するようにクリーニングローラを設定すると、1000枚のうち1枚以下の割合で異物による画質の劣化が発生したが、微小突起を回転方向とは逆方向に傾斜するように設定すると、1000枚のうち10枚の割合で異物による画質劣化が発生した。したがって、クリーニングローラの外周面に多数の微小突起を回転方向に向かって傾斜するように設定することで異物の回収効率が向上することが確かめられた。
1 画像形成装置
2 記録部
3 給紙部
17 清掃手段
18 コロナ帯電器
19 感光体ドラム
20 転写ローラ
21 露光ヘッド
32 現像ローラ
35 クリーニングローラ
36 回収ローラ
37 スポンジ体
2 記録部
3 給紙部
17 清掃手段
18 コロナ帯電器
19 感光体ドラム
20 転写ローラ
21 露光ヘッド
32 現像ローラ
35 クリーニングローラ
36 回収ローラ
37 スポンジ体
Claims (3)
- 像担持体の表面に外周面を密着させて当該像担持体に付着した異物を回転しながら除去するクリーニングローラにおいて、外周面に回転方向に向かって傾斜した多数の微小突起が密生するように形成されていることを特徴とするクリーニングローラ。
- 両端に突設されたローラ軸が互いに異なる長さに設定されていることを特徴とする請求項1に記載のクリーニングローラ。
- 請求項1又は2に記載のクリーニングローラを備えていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005090339A JP2006276082A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | クリーニングローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005090339A JP2006276082A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | クリーニングローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006276082A true JP2006276082A (ja) | 2006-10-12 |
Family
ID=37210963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005090339A Pending JP2006276082A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | クリーニングローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006276082A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7894759B2 (en) | 2007-06-06 | 2011-02-22 | Konica Minolta Business Technologies, Inc | Image forming apparatus |
-
2005
- 2005-03-28 JP JP2005090339A patent/JP2006276082A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7894759B2 (en) | 2007-06-06 | 2011-02-22 | Konica Minolta Business Technologies, Inc | Image forming apparatus |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20081015 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090421 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091006 |