JP2006276058A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成条件を変更してトナー消費量を低減するトナーセーブモードを有する画像形成装置において、トナーセーブモードやノーマルモードにおける画像濃度を一定に保つこと。
【解決手段】 画像形成装置1は、トナーセーブモード(エコノミーモードNまたはエコノミーモードS)が指定されると、レーザ光量や現像電位等の画像形成条件を変更し、感光体ドラム11上の静電潜像に付着させるトナー量をノーマルモード時よりも少なくする。また、画像形成装置1は、トナーセーブモードが指定された場合は、ICDC方式によるトナー補給時間を、ノーマルモードでのトナー補給時間を基準としてICDC補正係数を用いて算出する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置の中には、トナーの消費量を低減するトナーセーブモードを備えるものがある。また、トナーセーブモードには、例えば、印刷する画像のデータを間引くものや、特許文献1に記載されているように、静電潜像担持体への露光量や現像バイアスを変更して現像ポテンシャルを通常の場合よりも低下させ、これによってトナーの消費量を低減するものがある。前者の場合は小さいフォントの文字や細線が間引きによって識別不能になる可能性があるが、後者の場合はそれなりに良好な画質を保ったままでトナーの消費量を低減することができる。
また、電子写真方式を用いた画像形成装置においては、現像器内のトナー濃度をたえず一定に保つことで画像濃度を一定に保っている。例えば、二成分現像剤を用いた場合には、トナー濃度を一定に保つため、透磁率センサを用いて現像器内のトナー濃度を測定し、測定結果に応じて必要な量のトナーを現像器へ補給する方式(ATC:Auto Toner Control)や、印刷する画像の画素数を計数し、計数値に応じた量のトナーを現像器へ補給する方式(ICDC:Image Count Dispense Control)、あるいはATC方式とICDC方式の両方を併用する方式がある。
特開2000−242139号公報
ところで、特許文献1に記載された技術のように、画像形成条件を変更してトナー消費量を低減するトナーセーブモードを備えようとすると、ICDC方式を採用している場合は、仮に、ATC方式を併用した場合であっても以下に説明する不具合があった。
すなわち、トナーセーブモードに移行した後は、画像形成条件が変更されてトナー消費量が少なくなるにも係らず、ICDC方式では、印刷する画像の画素数に応じた、ノーマルモード時と同じ量のトナーを現像器に補給しようとする。勿論、ATC方式を併用しているため、トナー濃度の上昇が測定されるとトナーの補給が抑制され、トナー濃度が一定に保たれる訳であるが、トナー濃度の上昇が検知されるまでにはタイムラグがある。したがって、このタイムラグの間にICDC方式によって補給されるトナー量が、トナーの消費量を上回ってしまい、図14(a)に示すようにトナーセーブモードに移行した直後に現像器内のトナー濃度が上昇してしまう。また、このトナー濃度の上昇に呼応して、図14(b)に示すように画像濃度も上昇してしまう。よって、トナーセーブモードにおいて画像濃度を一定に保つことができない。
また、逆に、トナーセーブモードからノーマルモードに移行した場合についても、現像器内のトナー濃度が元の値に戻るまでには、トナーが消費されなければならないで一定の時間が必要となる。よって、図14(a)および図14(b)に示すように、トナーセーブモードからノーマルモードに移行した直後においても、現像器内のトナー濃度や画像濃度を一定に保つことができない。
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像形成条件を変更してトナー消費量を低減するトナーセーブモードを有する画像形成装置において、トナーセーブモードやノーマルモードにおける画像濃度を一定に保つことである。
上記課題を解決するため、本発明は、像担持体と、画像データに基づく静電潜像を前記像担持体の表面に形成する露光手段と、トナーを含む現像剤を収容する収容部を有するとともに、前記形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手段と、前記形成されたトナー像をシートに転写する転写手段と、前記トナーの消費量を低減するトナーセーブモードを有し、当該トナーセーブモードでの画像形成が指示された場合に、当該トナーセーブモードが指示されていない画像形成時よりも前記静電潜像に付着させるトナー量が少なくなるように画像形成条件を変更する変更手段と、前記変更手段により変更された画像形成条件に従って画像を形成した場合に消費されるトナーの量を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された量のトナーを前記収容部に補給する補給手段と、前記変更手段により変更された画像形成条件に従って前記トナーセーブモードでの画像形成を行ない、前記シート上に画像を形成して出力する画像形成手段とを具備する画像形成装置を提供する。
本発明によれば、画像形成装置は、トナーセーブモードでの画像形成が指示された場合に、トナーセーブモードが指示されていない画像形成時よりも静電潜像に付着させるトナー量が少なくなるように画像形成条件を変更するとともに、当該画像形成条件に従って画像を形成した場合に消費されるトナーの量を算出し、算出された量のトナーを現像剤の収容部に補給する。
本発明によれば、画像形成条件を変更してトナー消費量を低減するトナーセーブモードを有する画像形成装置において、トナーセーブモードやノーマルモードにおける画像濃度を一定に保つことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[A.実施形態]
図1は、画像形成装置1の主要部の構成を示す図である。なお、本実施形態に係る画像形成装置1は、電子写真方式を用いた複写機やプリンタ、ファクシミリ等である。同図において、プロセスカートリッジ10内には、感光体ドラム11と、感光体ドラム11の表面を予め定められた電位に帯電させる帯電器12と、所定の電位に帯電させた感光体ドラム11の表面に露光用ビームを照射して静電潜像を形成する露光装置13と、トナーとキャリアからなる二成分現像剤を収容し、感光体ドラム11上の静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像器14と、感光体ドラム11の表面に残存したトナーを除去するクリーナ15とが設けられている。また、トナーカートリッジ20には、現像器14に補給するトナーが収容されている。
プロセスカートリッジ10とトナーカートリッジ20は、画像形成装置1に対して着脱自在であり、カートリッジ単位で交換可能である。また、トナーカートリッジ20と現像器14の間にはトナー搬送路30が設けられており、このトナー搬送路30を介してトナーカートリッジ20から現像器14へトナーが補給される。このトナー搬送路30は、例えば、パイプとその内部に設けられたオーガーによって構成される。
また、現像器14内には、現像ロール14a、トナー濃度センサ14b、二成分現像剤を攪拌する攪拌機構等が設けられている。現像ロール14aは、円筒状のスリーブとスリーブ内に設けられたマグネットロールから構成される。スリーブには、例えば、感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像と逆極性の現像電位が印加されており、このスリーブに印加されている現像電位と、静電潜像の部分の電位との電位差(現像バイアス)によって、現像ロールに供給されたトナーが感光体ドラム11上の静電潜像に付着する。また、トナー濃度センサ14bは、現像器14内に収容されている二成分現像剤のトナー濃度を測定する。このトナー濃度センサ14bは、例えば、トナーとキャリアとの透磁率を測定するものであってもよいし、光学的にトナー濃度を検知するものであってもよい。
給紙トレイ40には、記録用紙等のシート100が収容されており、例えば、画像形成装置1に対して印刷処理の開始が指示されると、給紙トレイ40からシート100が1枚ずつ送り出される。そして、感光体ドラム11の表面に形成されたトナー像が転写ロール50によってシート100に転写され、定着器60にて定着処理が施された後、排紙トレイ70に排出される。
図2は、画像形成装置1の制御構成を説明するための図である。
同図において制御部81は、CPU、ROM、RAM等を備え、ROMや記憶部82に記憶されているプログラムを実行することで画像形成装置1の各部を制御する。記憶部82には、画像形成装置1を制御するためのプログラムが記憶されている。また、この記憶部82には、ノーマルモードやトナーセーブモード(エコノミーモードN、エコノミーモードS)等の各動作モードでの画像形成条件を定める複数の制御パラメータの値が記憶されている。
なお、トナーセーブモードは、ノーマルモードの場合よりもトナー消費量を低減する動作モードであって、例えば、試し印刷等を行なう場合に利用される。画像形成装置1がプリンタであれば、プリントドライバから動作モードを指定することができる。また、画像形成装置1が複写機であれば、タッチパネル等を操作することによって動作モードを指定することができる。また、本実施形態においては、トナーセーブモードとして、トナー消費率が異なるエコノミーモードNとエコノミーモードSを設けている。
次に、入力部83は、例えば、パーソナルコンピュータ等の他の機器との通信を制御して、印刷する原稿データを受信する通信インタフェースや、原稿の画像を光学的に読み取るイメージスキャナである。なお、入力部83は、画像形成装置1に対して装着されたメモリカードやDVD等の記録媒体から原稿データを読み出す記録媒体ドライブであってもよい。高圧電源84は、制御部81から指令された電位を現像電位として現像ロール14aに印加する。また、A/Dコンバータ85は、トナー濃度センサ14bの測定結果をアナログ値からディジタル値に変換して制御部81に出力する。レーザ駆動部86は、制御部81からの画像信号と光量切替信号に基づいて、露光装置13から出力される露光用ビームを制御する。制御モータ87は、制御部81によって駆動され、トナーカートリッジ20から現像器14に補給されるトナー量を制御する。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、現像器14内のトナー濃度を一定に保つため、トナー濃度センサ14bの測定結果に応じて必要な量のトナーをトナーカートリッジ20から現像器14に補給するATC方式と、印刷する画像データの画素数を計数し、計数値に応じた量のトナーを現像器14へ補給するICDC方式を併用している。
ここで、ATC方式のみの場合は、トナー濃度センサ14bからの測定結果によって現像器14内のトナー濃度が減少したことを検知してからでないとトナーを補給できない。よって、消費されるトナーと補給されるトナーにタイムラグが生じ、特に、ベタ塗りの画像等、画像密度が高い画像を印刷する場合に、現像器14内のトナー濃度が変動して画像濃度が不安定になりやすい。これに対し、ICDC方式を併用した場合は、印刷する画像データの画素数を事前に計数し、計数値に応じた量のトナーを、印刷処理と同時あるいはそれよりも若干前の時点から補給することができるので、消費されるトナーと補給されるトナーのタイムラグを抑えて現像器14内におけるトナー濃度の変動を少なくし、画像濃度を安定させることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、トナーセーブモードにおいて、(1)レーザ光量を下げる、(2)現像電位を小さくする、(3)ルックアップテーブルを用いて画像データの画像密度を低下させる、のいずれか1以上の方法を用いてトナー消費量を低減している。以下に各々の方法について順番に説明する。
<1.レーザ光量を下げてトナー消費量を低減する場合>
この方法は、露光装置13から照射される露光用ビームのレーザ光量を下げることで、感光体ドラム11の表面にノーマルモードの場合よりも低い電位で静電潜像を書き込み、これによって静電潜像の部分の電位と現像ロール14aに印加されている現像電位との電位差(現像バイアス)を小さくし、静電潜像に付着させるトナー量を低減するものである。
ここで、レーザ光量と、感光体ドラム11に付着する単位面積当たりのトナー量との関係は、図3に示すグラフの通りである。同図において、ノーマルモードの場合のレーザ光量は“200”であり、このときの単位面積当たりのトナー消費量は“5g/m”となる。また、エコノミーモードNの場合のレーザ光量は“150”であり、単位面積当たりのトナー消費量は“4g/m”となる。また、エコノミーモードSの場合のレーザ光量は“100”であり、単位面積当たりのトナー消費量は“3g/m”となる。
図3に示したグラフから明かとなるように、トナー消費量は動作モード毎に異なる。したがって、画素数に応じた量のトナーを補給するICDC方式においては、補給するトナーの量を動作モードに応じて補正する必要がある。なお、ATC方式の場合は、現像器14内のトナー濃度を測定し、測定結果に応じて必要な量のトナーを補給する方式であるため、ICDC方式の場合のように補給するトナー量を動作モードに応じて補正する必要はない。
そこで、記憶部82には、図4に示すように、動作モード毎に、レーザ光量とICDC補正係数を格納した制御テーブル82aが記憶されている。なお、ICDC補正係数は、ICDC方式において補給するトナー量を補正する係数であって、ノーマルモードの場合を“1.00”として設定された数値である。図4に示すように、レーザ光量を変更する場合については、エコノミーモードNにおけるICDC補正係数が“0.80”、エコノミーモードSにおけるICDC補正係数が“0.60”となる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1では、単位時間当たりに補給されるトナー量は各動作モードにおいて同一であり、補給時間を変えることによって補給するトナー量を変更している。図5は、レーザ光量を変更する場合における画素数とトナー補給時間との関係を示すグラフである。このグラフから明かとなるように、画素数が同じであれば、ノーマルモード、エコノミーモードNモード、エコノミーモードSの順にトナー補給時間が長く、すなわち補給されるトナー量が多い。また、各動作モードにおいては、画素数が多い程、トナー補給時間が長く、すなわち補給されるトナー量が多い。
<2.現像電位を小さくしてトナー消費量を低減する場合>
この方法は、現像ロール14aに印加される現像電位の値を、ノーマルモードの場合よりも小さくすることで、この現像ロール14aに印加されている現像電位と、静電潜像の部分の電位との電位差(現像バイアス)を小さくし、これによって静電潜像に付着させるトナー量を低減するものである。
ここで、現像電位と、感光体ドラム11に付着する単位面積当たりのトナー量との関係は、図6に示すグラフの通りである。なお、同図に示すように、現像電位を下げ過ぎると、背景部電位との差(かぶり除去電位)が大きくなってキャリアの流出(BCO:Beads Carry Over)が発生し、クリーナ15内のブレード15aや定着器60に対して悪影響を及ぼす。例えば、背景部電位が−720Vに設定されており、かぶり除去電位が180Vを超えると背景部にBCOが多く発生する場合、同図に示すように、トナーセーブ量が最大となるエコノミーモードSにおいては、現像電位を−540V未満に設定することができない。
また、同図において、ノーマルモードの場合の現像電位は“−600V”であり、このときの単位面積当たりのトナー消費量は“5g/m”となる。また、エコノミーモードNの場合の現像電位は“−570V”であり、単位面積当たりのトナー消費量は“4.5g/m”となる。また、エコノミーモードSの場合の現像電位は“−540V”であり、単位面積当たりのトナー消費量は“4.0g/m”となる。
図6に示したグラフから明かとなるように、現像電位を変更する場合もトナー消費量は動作モード毎に異なるから、ICDC方式においては補給するトナー量を動作モードに応じて補正する必要がある。したがって、記憶部82には、図7に示すように、動作モード毎に、現像電位とICDC補正係数を格納した制御テーブル82bが記憶されている。なお、ICDC補正係数は、図4に示した制御テーブル82aの場合と同様、ノーマルモードの場合を“1.00”として設定された数値である。図7に示すように、現像電位を変更する場合については、エコノミーモードNにおけるICDC補正係数が“0.90”、エコノミーモードSにおけるICDC補正係数が“0.80”となる。また、現像電位を変更した場合における画素数とトナー補給時間との関係を示すグラフは、図8に示す通りである。
<3.LUTを用いて画像データの画像密度を低下させてトナー消費量を低減する場合>
この方法は、図9に示すように、入力される画像信号のカバレッジ(Cin)に対して、出力する画像信号のカバレッジ(Cout)を規定するLUT(ルックアップテーブル)を用いて、印刷する画像データの画像密度をノーマルモードの場合よりも低下させ、これによって静電潜像に付着させるトナー量を低減するものである。
つまり、図9に示したLUTを用いてノーマルモードの場合よりも画像密度が低くなるよう補正された画像データに基づいて、感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。この場合には、図9に示したLUTと、図10に示す制御テーブル82cが記憶部82に記憶されていればよい。なお、図10に示す制御テーブル82cにおいても、ICDC補正係数は、図4に示した制御テーブル82aの場合と同様、ノーマルモードの場合を“1.00”として設定された数値である。また、図10に示すように、LUTを用いて画像データの画像密度を低下させる場合は、エコノミーモードNにおけるICDC補正係数が“0.75”、エコノミーモードSにおけるICDC補正係数が“0.50”となる。
次に、画像形成装置1の動作を説明する。
図11は、画像形成装置1において実行されるトナー補給処理のフローチャートである。このトナー補給処理は、画像データが入力されて印刷が指示された場合に、制御部81により実行される。同図に示すように、まず、制御部81は、動作モードとしてトナーセーブモードが指定されているか否かを判別する(ステップS101)。その結果、トナーセーブモードが指定されておらずノーマルモードであった場合は(ステップS101:NO)、ステップS103に移行する。
一方、制御部81は、トナーセーブモードが指定されていた場合は(ステップS101:YES)、次いで、動作モードとしてエコノミーモードSが指定されているか否かを判別する(ステップS102)。その結果、エコノミーモードSが指定されておらず、エコノミーモードNが指定されていた場合は(ステップS102:NO)、ステップS104に移行する。また、エコノミーモードSが指定されていた場合は(ステップS102:YES)、ステップS105に移行する。
そして、制御部81は、ステップS103〜S105において制御テーブル82a〜82cを参照し、動作モードに応じたICDC補正係数を選択する。このステップS103〜S105の処理について具体的に説明すると、まず、レーザ光量を変更する場合は、図4に示した制御テーブル82aが参照され、ノーマルモードにおいてはICDC補正係数Cとして“1.00”が、エコノミーモードNにおいてはICDC補正係数Bとして“0.80”が、エコノミーモードSにおいてはICDC補正係数Aとして“0.60”が選択される。
また、現像電位を変更する場合は、図7に示した制御テーブル82bが参照され、ノーマルモードにおいてはICDC補正係数Cとして“1.00”が、エコノミーモードNにおいてはICDC補正係数Bとして“0.90”が、エコノミーモードSにおいてはICDC補正係数Aとして“0.80”が選択される。また、LUTを用いて画像データの画像密度を変更する場合は、図10に示した制御テーブル82cが参照され、ノーマルモードにおいてはICDC補正係数Cとして“1.00”が、エコノミーモードNにおいてはICDC補正係数Bとして“0.75”が、エコノミーモードSにおいてはICDC補正係数Aとして“0.50”が選択される。
次いで、制御部81は、印刷する画像データの画素数を計数する(ステップS106)。そして、制御部81は、計数した画素数と、上記ステップS103〜S105のいずれかで選択されたICDC補正係数とを用いてトナー補給時間を決定する(ステップS107)。例えば、レーザ光量を変更する場合であって、かつ、ノーマルモードが指定されている場合は、ICDC補正係数として“1.00”が選択される。したがって、制御部81は、ICDC補正係数“1.00”(ノーマルモード)と、上記ステップS106において計数された画素数とに基づいて、図6に示すノーマルモード時の特性グラフからトナー補給時間を特定する。
また、レーザ光量を変更する場合であって、エコノミーモードNが指定されていた場合は、ICDC補正係数として“0.80”が選択される。この場合、制御部81は、まず、上記ステップS106において計数された画素数を用いてノーマルモードでのトナー補給時間Tsを特定する。そして、制御部81は、トナー補給時間TsにICDC補正係数“0.80”を乗算してトナー補給時間を算出する。同様に、レーザ光量を変更する場合であって、エコノミーモードSが指定されている場合は、ICDC補正係数として“0.60”が選択される。制御部81は、上記ステップS106において計数された画素数を用いてノーマルモードでのトナー補給時間Tsを特定すると、このトナー補給時間TsにICDC補正係数“0.60”を乗算してトナー補給時間を算出する。
このように、トナーセーブモード(エコノミーモードNとエコノミーモードS)が指定されている場合、制御部81は、まず、印刷する画像データの画素数に応じてノーマルモードでのトナー補給時間Tsを特定する。そして、トナー補給時間TsにICDC補正係数を乗算してトナー補給時間を算出する。この後、制御部81は、ステップ107において決定されたトナー補給時間の間だけ制御モータ87を駆動し、トナーカートリッジ20から現像器14へトナーを補給する(ステップS108)。
なお、勿論であるが、例えば、レーザ光量を変更する場合、制御部81は、レーザ駆動部86を介して露光装置13から照射される露光用ビームのレーザ光量を制御する。この際、制御部81は、図4に示した制御テーブル82aを参照して動作モードに応じたレーザ光量を選択する。例えば、ノーマルモードが指定されている場合はレーザ光量が“200”に、エコノミーモードNの場合はレーザ光量が“150”に、エコノミーモードSの場合はレーザ光量が“100”に決定される。また、現像電位を変更する場合、制御部81は、現像ロール14aに印加する現像電位を、図7に示した制御テーブル82bを参照して選択する。例えば、ノーマルモードが指定されている場合は現像電位が“−600V”に、エコノミーモードNの場合は現像電位が“−570V”に、エコノミーモードSの場合は現像電位が“−540V”に決定される。
また、LUTを用いて画像データの画像密度を変更する場合、制御部81は、印刷する画像データの画像密度を図9に示したLUTを用いて補正し、補正後の画像データに基づく静電潜像を感光体ドラム11の表面に形成する。すなわち、制御部81は、図9に示したLUTを用いて画像信号のカバレッジ(Cin)を変換し、出力する画像信号のカバレッジ(Cout)を得る。そして、変換後の画像信号をレーザ駆動部86に出力する。
また、画像形成装置1は、上述したトナー補給処理によってトナーカートリッジ20から現像器14へトナーを補給しつつ、動作モード毎に異なる画像形成条件に従ってシート100上に画像を形成する。
以上説明したように本実施形態によれば、画像形成装置1は、トナーセーブモード(エコノミーモードNまたはエコノミーモードS)が指定されると、レーザ光量や現像電位等の画像形成条件を変更し、感光体ドラム11上の静電潜像に付着させるトナー量をノーマルモード時よりも少なくする。また、画像形成装置1は、トナーセーブモードが指定された場合は、ICDC方式によるトナー補給時間を、ノーマルモードでのトナー補給時間を基準としてICDC補正係数を用いて算出する。なお、本実施形態において単位時間当たりのトナー補給量は一定であるから、トナー補給時間を算出することはトナーの補給量を算出することと同義である。
このように本実施形態によれば、ICDC方式によるトナー補給量は、画像形成条件の変更に伴なうトナー消費量の減少分だけ少なくなる。したがって、図14(a)および図14(b)を用いて説明したように、トナーセーブモードに移行した直後に現像器14内のトナー濃度が上昇してしまうことがない。よって、図12(a)および図12(b)に示すように、トナーセーブモードやノーマルモードにおいて、現像器14内のトナー濃度や画像濃度を略一定に保つことができる。
[B.変形例]
例えば、ADC(Auto Density Control)パッチの濃度変化量に応じて、ICDC方式によるトナーの補給量(トナー補給時間)を補正することができる。この場合、例えば、レーザ光量や現像電位等の画像形成条件が動作モードに応じて変更されると、まず、画像形成装置1は、変更された画像形成条件で感光体ドラム11の表面にADCパッチを作成する。次いで、画像形成装置1は、作成したADCパッチを現像器14によって現像した後、その濃度をADCセンサで読み取る。そして、画像形成装置1は、例えば、ノーマルモード時において作成したADCパッチの濃度と、トナーセーブモード時において作成したADCパッチの濃度とを比較し、ノーマルモードでの濃度に対するトナーセーブモードでの濃度の割合を求め、例えば、これをICDC補正係数として使用する。また、ADCパッチの濃度とトナー補給時間は、図13に示すように比例関係にあるので、ADCパッチの濃度とトナー補給時間との比例関係を表す数式を予め定めておけば、ADCパッチの濃度からトナー補給時間を算出することができる。なお、ADCパッチの濃度は、感光体ドラム11上で読み取ってもよいし、中間転写体上で読み取ってもよい。
画像形成装置1の主要部の構成を示す図である。 画像形成装置1の制御構成を説明するための図である。 レーザ光量とトナー消費量との関係を示す図である。 レーザ光量を変更する場合に使用される制御テーブル82aのデータ構成を示す図である。 レーザ光量を変更する場合の画素数とトナー補給時間との関係を示す図である。 現像電位とトナー消費量との関係を示す図である。 現像電位を変更する場合に使用される制御テーブル82bのデータ構成を示す図である。 現像電位を変更する場合の画素数とトナー補給時間との関係を示す図である。 LUTの入出力特性を示す図である。 画像データの画像密度を低下させる場合に使用される制御テーブル82cのデータ構成を示す図である。 画像形成装置1において実行されるトナー補給処理について示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成装置1において、ノーマルモードとトナーセーブモードにおけるトナー濃度と画像濃度の推移を示す図である。 ADCパッチ濃度とトナー補給時間との関係を示す図である。 従来の画像形成装置において、ノーマルモードとトナーセーブモードにおけるトナー濃度と画像濃度の推移を示す図である。
符号の説明
1…画像形成装置、10…プロセスカートリッジ、11…感光体ドラム、12…帯電器、13…露光装置、14…現像器、14a…現像ロール、14b…トナー濃度センサ、15…クリーナ、15a…ブレード、20…トナーカートリッジ、30…トナー搬送路、40…給紙トレイ、50…転写ロール、60…定着器、70…排紙トレイ、81…制御部、82…記憶部、82a,82b,82c…制御テーブル、83…入力部、84…高圧電源、85…A/Dコンバータ、86…レーザ駆動部、87…制御モータ、100…シート。

Claims (8)

  1. 像担持体と、
    画像データに基づく静電潜像を前記像担持体の表面に形成する露光手段と、
    トナーを含む現像剤を収容する収容部を有するとともに、前記形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像手段と、
    前記形成されたトナー像をシートに転写する転写手段と、
    前記トナーの消費量を低減するトナーセーブモードを有し、当該トナーセーブモードでの画像形成が指示された場合に、当該トナーセーブモードが指示されていない画像形成時よりも前記静電潜像に付着させるトナー量が少なくなるように画像形成条件を変更する変更手段と、
    前記変更手段により変更された画像形成条件に従って画像を形成した場合に消費されるトナーの量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された量のトナーを前記収容部に補給する補給手段と、
    前記変更手段により変更された画像形成条件に従って前記トナーセーブモードでの画像形成を行ない、前記シート上に画像を形成して出力する画像形成手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記算出手段は、前記変更手段により変更された画像形成条件に従って画像を形成した場合に消費されるトナーの量を、前記トナーセーブモードが指示されていない画像形成時において消費されるトナーの量と、前記画像形成条件の変更に伴なうトナー消費量の減少分に応じて予め定められた補正係数とを用いて算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記現像手段は、前記静電潜像にトナーを付着させる現像体をさらに有し、
    前記変更手段は、前記トナーセーブモードでの画像形成が指示された場合に、前記トナーセーブモードが指示されていない画像形成時よりも、前記静電潜像の電位と、前記現像体の電位との電位差を小さくする
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記変更手段は、前記トナーセーブモードでの画像形成が指示された場合に、前記トナーセーブモードが指示されていない画像形成時よりも、前記露光手段によって静電潜像を形成するための露光量を少なくする
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記現像手段は、前記静電潜像にトナーを付着させる現像体をさらに有し、
    前記変更手段は、前記トナーセーブモードでの画像形成が指示された場合に、前記トナーセーブモードが指示されていない画像形成時よりも、前記現像体に印加する電位を小さくする
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記変更手段は、前記トナーセーブモードでの画像形成が指示された場合に、前記トナーセーブモードが指示されていない画像形成時よりも、前記画像データの画像密度を低下させ、
    前記露光装置は、前記変更手段により画像密度を低下させた画像データに基づく静電潜像を前記像担持体の表面に形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記画像データの画素数を計数する計数手段をさらに具備し、
    前記算出手段は、前記計数手段により計数された画素数と、前記変更手段により変更された画像形成条件とに基づいて、前記画像形成条件に従って画像を形成した場合に消費されるトナーの量を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記変更手段により変更された画像形成条件で、前記像担持体の表面に画像濃度を検査するパッチを形成して当該パッチにトナーを付着させるパッチ作成手段と、
    前記パッチ作成手段により作成されたパッチの画像濃度を読み取る読取手段と、
    前記変更手段により変更された画像形成条件に従って画像を形成した場合に消費されるトナーの量を、前記読取手段により読み取られた画像濃度を用いて算出する第2の算出手段とをさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010054714A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Casio Electronics Co Ltd カラー印刷装置
JP2010197603A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
US8170429B2 (en) * 2008-08-28 2012-05-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printer operable in toner saving and non-saving modes
JP2019081254A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置

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