JP2006275877A - 液量残量検出装置 - Google Patents

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Koji Kaneda
幸二 金田
Isateru Osada
勇輝 長田
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Abstract

【課題】車両走行時における警告灯の不要な点消灯を防止する。
【解決手段】溶液が貯留されるタンクの内部に設けられ、溶液の液面高さが所定値以上であるか否か検知し、液面信号として出力する液面検出手段と、液量残量に関する情報を報知する報知手段と、液面情報の検出頻度に応じて前記報知手段とを制御する制御手段とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液量残量検出装置に係り、特に、フロントガラスに付着した泥や塵等を洗浄するための洗浄液の残量を検出する液量残量検出装置に関する。
諸外国、特に積雪量が多い寒冷地帯における車両は、積雪した道路を走行する際に、前方を走行している車両によって巻き上げられる泥や塵等により、フロントガラスが汚れることがある。
このようにしてフロントガラスに付着した泥や塵等は、専用のタンクに貯留された洗浄液を噴射させることによって洗浄するようになっているが、米国等のように自動車が広く普及した国土の広い国では、車両1台当りの走行距離が長いため、走行中に洗浄液が無くなってしまうことが頻繁に発生している。洗浄液が無くなった状態で走行すると、車両の前方が見え難くなり、運転手の視界が極端に狭くなることで、事故が誘発されるため、洗浄液の補充を促す必要性がある。
そのため、米国等における車両には、タンクの内部に設けられたセンサによって液面高さを検出し、タンクに貯留された洗浄液の残量が一定量以下に減少すると、運転席前方に設置されたインストルメントパネルにおいてスピードメータ等の計器と併設された警告灯が点灯し、運転手に洗浄液の補充を促すよう警告する検出装置が具備されている。
このような検出装置には、一般的に、サーミスタ素子の自己加熱特性を利用したサーミスタ方式が採用されている。この方式は、サーミスタ素子が洗浄液中に存在する場合には、洗浄液による熱放散が大きいため、自己加熱の進行が抑制されて、サーミスタ素子の抵抗値が高い状態で維持されることにより、回路電流の増加を防止するようになっている。
一方、洗浄液が減少し素子が空気中に露出した場合には、洗浄液による熱放散が低減され、自己加熱が急激に進行することによって、サーミスタ素子の抵抗値が低減されることにより、回路電流が増加して、警告灯が点灯するようになっている。
しかし、上述したサーミスタ方式を採用する検出装置においては、1個のサーミスタ素子が設けられているに過ぎないため、残量が所定値を下回れば警告灯が点灯するが、点灯してから残量がゼロとなるまでの過程が不明であり、例えば、残量が10リットルで点灯した場合、以後点灯状態が続くだけで、現状における残量が何リットルであるかを把握することが困難であるといった問題が生じている。
そこで、燃料タンク内の燃料の残量を段階的に把握し、給油のタイミングを誤るおそれを低減させることが可能な検出装置として、タンク内に複数のサーミスタ素子を階層状に設け、各サーミスタ素子の検出信号に対応して異なる色の警告灯を点灯、またはそれぞれの残量をデジタル表示する燃料タンクの残量検出装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−34527号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の発明の場合、タンクの内部に十分な量の洗浄液が貯留されているにもかかわらず、車両走行時における急加速及び急減速、または急旋回等による液面の一時的な揺動により、サーミスタ素子がONとOFFとに切り替わり、警告灯が点消灯を繰り返すといった問題が生じている。
また、洗浄液の液面がサーミスタ素子周辺の高さまで低下してきた場合には、通常の車両走行時におけるエンジン等に起因した振動により、サーミスタ素子がONとOFFとに切り替わり、警告灯が点消灯を繰り返すといった問題も生じている。
このような警告灯の点消灯は、運転手にとって非常に目障りであるとともに、眼に対する負担を増大させ、運転手が疲労し易くなる。そして、警告灯の点滅に起因した疲労が蓄積することによって運転操作に支障が生ずることにより、最終的には重大な事故を誘発する原因となっている。
さらに、上述したサーミスタ方式に用いられるサーミスタ素子は、価格が高価であるため、検出装置自体の製造コストが上昇してしまうといった問題も生じていた。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、車両走行時における警告灯の不要な点滅等の様な液量残量に関する情報の不要な報知を防止することが可能な液量残量検出装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係る液量残量検出装置は、
溶液の残量を検出する液量残量検出装置において、
前記溶液が貯留されるタンクの内部に設けられ、当該溶液の液面高さが所定値以上であるか否か検知し、液面信号として出力する液面検出手段と、
液量残量に関する情報を報知する報知手段と、
前記液面情報の検出頻度に応じて前記報知手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
請求項2に記載の発明に係る液量残量検出装置は、前記報知手段が、警告灯であって、前記制御手段が、前記液面信号を第1の所定時間連続して検出した場合に前記警告灯を点灯し、前記液面信号を第2の所定時間連続して検出しなかった場合に前記警告灯を消灯するよう制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明に係る液量残量検出装置は、前記報知手段が警告灯であって、
前記制御手段が、前記液面信号が検出された場合に正の値を、前記液面信号が検出されない場合に負の値を一定時間毎に検出して累計するカウンタを有し、前記カウンタの検出累計値が第3の所定値以上の場合に前記警告灯を点灯し、前記カウンタの検出累計値が第4の所定値以下の場合に前記警告灯を消灯するよう制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明に係る液量残量検出装置は、前記第1の所定時間及び前記第2の所定時間又は前記第3の所定値及び前記第4の所定値がタンクが搭載された車両情報に基づいて設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、溶液の残量を検出する液量残量検出装置において、前記溶液が貯留されるタンクの内部に設けられ、当該溶液の液面高さが所定値以上であるか否か検知し、液面信号として出力する液面検出手段と、液量残量に関する情報を報知する報知手段と 前記液面情報の検出頻度に応じて前記報知手段を制御する制御手段とを具備するので、、車両走行時における急加速及び急減速、または急旋回等に起因する液面の一時的な揺動によって報知手段が不要な報知を繰り返すことを防止することが可能となり、これによって、的確かつ必要最小限度の頻度で溶液の残量の低下に関する情報を報知することができる。
また、溶液の液面が一定の高さまで低下してきた場合であっても、例えばタンクが車両等に搭載されている場合において通常の車両走行時におけるエンジン等に起因した振動によって報知手段としての警告灯が激しく点消灯を繰り返すことを防止することが可能となり、これによって、運転手に対する視覚的負担の軽減を図ることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1及び図2を参照しながら、本発明に係る液量残量検出装置について説明する。
図1に示すように、本実施形態における液量残量検出装置1は、水に凍結を防止するためのメタノールや、洗浄剤及び防錆剤等を添加した洗浄液が貯留される専用の貯留タンク2が具備されており、貯留タンク2の内部には、洗浄液の液面の変位を検出するための液面検出器3が設けられている。
また、貯留タンク2は、供給管(図示せず)を介して所定の位置に設けられた複数のオリフィス(図示せず)が配設された噴射部(図示せず)と接続されており、供給管の中途部には、小型モータが具備された供給装置(図示せず)が設けられ、この供給装置により、洗浄液をオリフィスから噴射するようになっている。
液面検出器3には、図2に示すように、貯留タンク2の底面と直交する方向に延在するように設けられた長尺な略円筒形状のガイド部材4が具備されており、ガイド部材4の一端は、貯留タンク2の上面に固定されている。このようなガイド部材4の内部には、内部中空に不活性ガスが充填されたガラス管5と、このガラス管5の両端側に固定されたリード片6とからなるリードスイッチ7が具備されている。また、ガイド部材4の外周壁面上には、液面上を浮遊する略円筒形状のフロート8がガイド部材4を囲繞するように設けられている。フロート8の内部には、磁石9が具備されており、液面の変位に伴ってフロート8がガイド部材4に沿って上下方向に摺動し、フロート8が液面上を浮遊している場合には、磁石9から発生する磁界によってリードスイッチ7がONとなり、フロート8が液面から離間した場合には、磁石9による磁界が作用せずにリードスイッチ7がOFFとなるようになっている。すなわち、液面検出器3は、リードスイッチ7のONOFFにより、液面の変位が検出され、液面信号として出力されるようになっている。
なお、本実施形態における液面検出器3には、上述したようなフローティングセンサが用いられているが、特に限定されるものではなく、例えば、洗浄液を介した電極間の導電の有無を利用して液面の変位を検知する電極式センサや、発光素子から放射される光の屈折率の差を利用して液面の変位を検知する光学式センサ等を適用することが可能である。
また、液量残量検出装置1には、図1に示すように、横加速度検出器10、前後加速度検出器11及び車速検出器12が具備されている。
このうち、横加速度検出器10及び前後加速度検出器11には、変位検出部及び駆動部(共に図示せず)が具備されており、車両の運動又は振動に伴って作用する慣性力に応じて内部質量に相対変位が生ずると、変位検出部によって変位に比例した電流が駆動部に加えられ、駆動部によって慣性力と釣り合う復元力が電流として発生されるようになっている。この際、発生された電流が加速度信号に変換されて出力されるようになっている。
一方、車速検出器12には、略円筒形状の回転子(図示せず)が具備されており、回転子の周壁面上には、磁石のN極とS極(共に図示せず)とが交互に配設されている。このような回転子は、歯車を介して、エンジン回転をタイヤに伝動させるプロペラシャフト(図示せず)と接続されており、回転するようになっている。
また、回転子の近傍には、磁界の方向の変化を検知するホール素子(図示せず)が設置されており、このホール素子は、回転子の回転によって交互に変化する磁界の方向を、車速パルス信号として出力するようになっている。この際、車速パルス信号のパルス幅は、回転子の回転速度が上昇する、すなわち、車両速度が上昇することに伴う磁束の微小変化に応じて、変化するようになっている。
上述した液面検出器3、横加速度検出器10、前後加速度検出器11及び車速検出器12は、信号線を介してECU(Electronic Control Unit)13と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)14とを具備する制御部15と接続されている。
このうち、ECU13には、入力回路と、マイクロコンピュータと、出力回路と(すべて図示せず)が具備されており、入力回路は、各検出器から入力された各種信号におけるノイズの除去や、A/Dコンバータによるデジタル信号への変換処理を行うようになっている。また、マイクロコンピュータは、各検出器から入力された各種信号を必要に応じて取り込み、EEPROM14に記憶されているプログラムに基づいて演算処理を行い、液面情報が算出されるようになっている。さらに、出力回路は、算出された液面情報を適当な出力信号に変換するようになっている。
また、EEPROM14とは、予め記録された情報を電気的に消去及び再書き込みすることが可能なプログラマブルROMであり、このようなEEPROM14には、リードスイッチ7が一定時間連続してONである時に警告灯16を点灯させる点灯判定時間と、一定時間連続してOFFである時に警告灯16を消灯させる消灯判定時間とが記憶されている。
なお、本実施形態における点灯判定時間及び消灯判定時間は、固定値である必要はなく、それぞれ別個に一定範囲内で変更可能であってもよい。これによって、点消灯判定にヒステリシスを持たせ、点灯し易く消灯し難い設定にする、または点灯し難く消灯し易い設定にすることで、警告灯の点消灯特性を所望の設定に調整することができる。
また、EEPROM14には、車両速度、車輪速度、前後加速度、横加速度、シフト位置、ブレーキの作動又は解除、ステアリング角度及び貯留タンク2における液面揺動等に関する情報が予め登録されていてもよく、これらの情報により、状況に応じた判定時間の変更、例えば、傾斜の無い場所に停車している場合には判定時間を短縮することができる。
このような制御部15は、信号線を介して警告灯16と接続されている。警告灯16には、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子が用いられ、運転席の前方に設けられたインストルメントパネル17において、スピードメータや、タコメータ等の計器と併設されている。この警告灯16は、上述した制御部15から出力された液面情報に応じて、点消灯するようになっており、貯留タンク2に貯留された洗浄液が所定の液面高さを下回った場合には、発光素子が点灯して、運転手に洗浄液の補充を促すようになっている。
次に、図3を参照しながら、本実施形態における液量残量検出装置1の作用について説明する。
まず始めに、警告灯16が点灯しているか否かが確認される(ステップS1)。
ここで、警告灯16が点灯していないことが確認された場合には(ステップS1;NO)、平地・停車判定が行われ、車速パルスが0であるか否か、また横及び前後加速度が0付近であるか否かについて検討が行われる(ステップS2)。これらの条件を満たす場合には(ステップS2;YES)、液面検出器3におけるリードスイッチ7が連続t秒間ONであるか否かが判断され(ステップS3)、連続t秒間ONでないと判断された場合には(ステップS3;NO)、再度平地・停車判定が行われ(ステップS2)、連続t秒間ONであると判断された場合には(ステップS3;YES)、警告灯16を点灯させる(ステップS5)。
また、平地・停車判定における条件を満たさない場合には(ステップS2;NO)、液面検出器3におけるリードスイッチ7が連続t秒間ONであるか否かが判断される(ステップS4)。ここで、t>tとする。その結果、連続t秒間ONでないと判断された場合には(ステップS4;NO)、再度平地・停車判定が行われ(ステップS2)、連続t秒間ONであると判断された場合には(ステップS4;YES)、警告灯16を点灯させる(ステップS5)。
一方、警告灯16が点灯していることが確認された場合には(ステップS1;YES)、上述した平地・停車判定が行われ、車速パルスが0であるか否か、また横及び前後加速度が0付近であるか否かについて検討が行われる(ステップS6)。これらの条件を満たす場合には(ステップS6;YES)、液面検出器3におけるリードスイッチ7が連続t秒間OFFであるか否かが判断され(ステップS7)、連続t秒間OFFでないと判断された場合には(ステップS7;NO)、再度平地・停車判定が行われ(ステップS6)、連続t秒間OFFであると判断された場合には(ステップS7;YES)、警告灯16を消灯させる(ステップ9)。
また、平地・停車判定における条件を満たさない場合には(ステップS6;NO)、液面検出器3におけるリードスイッチ7が連続t秒間OFFであるか否かが判断される(ステップS8)。ここで、t>tとする。その結果、連続t秒間OFFでないと判断された場合には(ステップS8;NO)、再度平地・停車判定が行われ(ステップS6)、連続t秒間OFFであると判断された場合には(ステップS8;YES)、警告灯16を消灯させる(ステップS9)。
このとき、制御部15が、EEPROM14に記憶された点灯判定時間であるt又はt秒間、リードスイッチ7が連続してONであると判断した場合に警告灯16を点灯し、EEPROM14に記憶された消灯判定時間であるt又はt秒間、リードスイッチ7が連続してOFFであると判断した場合に警告灯16を消灯するよう制御するので、車両走行時における急加速及び急減速、または急旋回等に起因する液面の一時的な揺動によって警告灯16が点消灯を繰り返すことを防止することができる。
また、洗浄液の液面が一定の高さまで低下している場合であっても、通常の車両走行時におけるエンジン等に起因した振動によって警告灯16が激しく点消灯を繰り返すことを防止することができる。
以上より、本実施形態における液量残量検出装置1によれば、制御部15が、EEPROM14に記憶された点灯判定時間であるt又はt秒間、リードスイッチ7が連続してONであると判断した場合に警告灯16を点灯し、EEPROM14に記憶された消灯判定時間であるt又はt秒間、リードスイッチ7が連続してOFFであると判断した場合に警告灯16を消灯するよう制御するので、車両走行時における急加速及び急減速、または急旋回等に起因する液面の一時的な揺動によって警告灯16が点消灯を繰り返すことを防止することが可能となり、これによって、警告灯16の不要な点灯を防止し、警告灯16を的確に点消灯させることができる。
また、洗浄液の液面が一定の高さまで低下している場合であっても、通常の車両走行時におけるエンジン等に起因した振動によって警告灯16が激しく点消灯を繰り返すことを防止することが可能となり、これによって、運転手に対する視覚的負担の軽減を図ることができる。
なお、本実施形態における液量残量検出装置1のように、すべての信号を制御部15に集約させる必要はなく、図4に示すように、インストルメントパネル17に設けられたマイコン18に、加速度信号及び車速パルス信号と、液面信号とが別個に入力されるようになっていてもよい。この場合、マイコン18において液面情報が算出され、駆動回路19によって適当な駆動信号に変換された後、この駆動信号に応じて警告灯16の点消灯が制御されるようになっており、本実施形態と同様の効果を得ることができる。点灯判定時間と消灯判定時間をt又はt秒間と同一の時間に設定したが、例えば点灯判定時間を消灯判定時間よりも短く設定してもよい。この場合、洗浄液の低下はいち早く警告するとともに、洗浄液を充填したこと等により警告が不要と判断する場合には十分な判定時間をもって判断した上で警告灯を消灯するため、消灯後すぐに再点灯することをより確実に防止することができる。
[第2実施形態]
次に、図5を参照しながら、第2実施形態について説明する。ただし、本実施形態は、上述した第1実施形態と比較すると、EEPROM14の構成のみが異なっており、それ以外の構成については、第1実施形態と同様である。そこで、本実施形態では、EEPROM14の構成を中心とした説明を行い、第1実施形態と同様の構成には、同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態におけるEEPROM14には、リードスイッチ7がONである場合を+1、OFFである場合を−1として、一定時間毎にリードスイッチ7におけるONOFFの検出を行った場合に、その累計値(ONOFF検出累計値)が所定時間を上回った時に警告灯16を点灯させる点灯判定値と、ONOFF検出累計値が所定値を下回った時に警告灯16を消灯させる消灯判定時間とが記憶されている。
次に、図5を参照しながら、液量残量検出装置1の作用について説明する。
まず始めに、警告灯16が点灯しているか否かが確認される(ステップS10)。
ここで、警告灯16が点灯していないことが確認された場合には(ステップS10;NO)、平地・停車判定が行われ、車速パルスが0であるか否か、また横及び前後加速度が0付近であるか否かについて検討が行われる(ステップS11)。これらの条件を満たす場合には(ステップS11;YES)、Xmsec毎の検出において、液面検出器3におけるリードスイッチ7のONを+1、OFFを−1として計算した場合に、ONOFF検出累計値がt3以上であるか否かが判断される(ステップS12)。ここで、tは任意の数とする。その結果、ONOFF検出累計値がt3以上でないと判断された場合には(ステップS12;NO)、再度平地・停車判定が行われ(ステップS11)、ONOFF検出累計値がt3以上であると判断された場合には(ステップS12;YES)、警告灯16を点灯させる(ステップS14)。
また、平地・停車判定における条件を満たさない場合には(ステップS11;NO)、Xmsec毎の検出において、液面検出器3におけるリードスイッチ7のONを+1、OFFを−1として計算した場合に、ONOFF検出累計値がt以上であるか否かが判断される(ステップS13)。ここで、t>t3とする。その結果、ONOFF検出累計値がt以上でないと判断された場合には(ステップS13;NO)、再度平地・停車判定が行われ(ステップS11)、ONOFF検出累計値がt以上であると判断された場合には(ステップS13;YES)、警告灯16を点灯させる(ステップS14)。
一方、警告灯16が点灯していることが確認された場合には(ステップS10;YES)、上述した平地・停車判定が行われ、車速パルスが0であるか否か、また横及び前後加速度が0付近であるか否かについて検討が行われる(ステップS15)。これらの条件を満たす場合には(ステップS15;YES)、Xmsec毎の検出において、液面検出器3におけるリードスイッチ7のONを+1、OFFを−1として計算した場合に、ONOFF検出累計値がt5以下であるか否かが判断される(ステップS16)。その結果、ONOFF検出累計値がt5以下でないと判断された場合には(ステップS16;NO)、再度平地・停車判定が行われ(ステップS15)、ONOFF検出累計値がt5以下であると判断された場合には(ステップS16;YES)、警告灯16を消灯させる(ステップS18)。
また、平地・停車判定における条件を満たさない場合には(ステップS15;NO)、Xmsec毎の検出において、液面検出器3におけるリードスイッチ7のONを+1、OFFを−1として計算した場合に、ONOFF検出累計値がt6以下であるか否かが判断される(ステップS17)。ここで、|t6|>|t5|とする。その結果、ONOFF検出累計値がt6以下でないと判断された場合には(ステップS17;NO)、再度平地・停車判定が行われ(ステップS15)、ONOFF検出累計値がt6以下であると判断された場合には(ステップS17;YES)、警告灯16を消灯させる(ステップS18)。
このとき、制御部15が、リードスイッチ7がONである場合を+1、リードスイッチ7がOFFである場合を−1として、Xmsec毎にリードスイッチ7におけるONOFFの検出を行った場合に、その累計値(ONOFF検出累計値)がEEPROM14に記憶された点灯判定値であるt3又はt以上であると判断された時には警告灯16を点灯させ、ONOFF検出累計値がEEPROM14に記憶された消灯判定値であるt5又はt6以下であると判断された時には警告灯16を消灯させるように制御するので、ON又はOFFである回数の頻度に応じて警告灯16の点消灯を制御することができる。
以上より、本実施形態における液量残量検出装置1及び液量残量検出方法によれば、制御部15が、リードスイッチ7がONである場合を+1、リードスイッチ7がOFFである場合を−1として、Xmsec毎にリードスイッチ7におけるONOFFの検出を行った場合に、その累計値(ONOFF検出累計値)がEEPROM14に記憶された点灯判定時間であるt3又はt以上であると判断された場合には警告灯16を点灯させ、ONOFF検出累計値がEEPROM14に記憶された消灯判定時間であるt5又はt6以下であると判断された場合には警告灯16を消灯させるように制御するので、ON又はOFFである回数の頻度に応じて警告灯16の点消灯を制御することが可能となり、これによって、より的確に警告灯16を点消灯させることができる。なお、リードスイッチ等による液面検出器の検出信号がONである場合を+1と、OFFである場合を−1してそれぞれ別々に累計値を算出し、ONである場合の累計値が所定値以上になった場合に警告灯を点灯し、OFFである場合の累計値が所定値以下になった場合に警告灯を消灯するという方法も考えられる。しかし、この方法では、例えば液面がONとOFFの検出境界付近にある場合、車両の揺れや旋回等が原因で液面が揺れることでONの検出とOFFの検出とを相互に繰り返して、警告灯が点消灯を繰り返すこととなるおそれがある。しかし、第2実施形態の様にON又はOFFである場合の頻度(検出回数)を両方とも合算して累計した値に基づいて警告灯の点消灯を行なうことで、液面がONとOFFの検出境界付近にある場合に、液面揺れ等が生じても警告灯が点消灯を繰り返すといった問題の発生を低減することができる。
また、上記の実施形態では警告灯の点消灯によって、液量の低下を報知した例を示したが、報知する手段としては、これに限らず、ナビゲーションのディスプレイ等に文字情報として表示するようにしてもよいし、音声情報としてブザー等を吹鳴するようにしてもよい。
第1実施例における液量残量検出装置の構成を示すブロック図である。 液面検出器の概略構成を示す断面図である。 第1実施例における液量残量検出装置の動作態様を示すフローチャートである。 第1実施例における液量残量検出装置の別の構成を示すブロック図である。 第2実施例における液量残量検出装置の動作態様を示すフローチャートである。
符号の説明
1 液量残量検出装置
2 貯留タンク
3 液面検出器
10 横加速度検出器
11 前後加速度検出器
12 車両速度検出器
14 EEPROM
15 制御部
16 警告灯

Claims (4)

  1. 溶液の残量を検出する液量残量検出装置において、
    前記溶液が貯留されるタンクの内部に設けられ、当該溶液の液面高さが所定値以上であるか否か検知し、液面信号として出力する液面検出手段と、
    液量残量に関する情報を報知する報知手段と
    前記液面情報の検出頻度に応じて前記報知手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とする液量残量検出装置。
  2. 前記報知手段は、警告灯であって、
    前記制御手段は、前記液面信号を第1の所定時間連続して検出した場合に前記警告灯を点灯し、前記液面信号を第2の所定時間連続して検出しなかった場合に前記警告灯を消灯するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の液量残量検出装置。
  3. 前記報知手段は、警告灯であって、
    前記制御手段は、前記液面信号が検出された場合に正の値を、前記液面信号が検出されない場合に負の値を一定時間毎に検出して累計するカウンタを有し、前記カウンタの検出累計値が第3の所定値以上の場合に前記警告灯を点灯し、前記カウンタの検出累計値が第4の所定値以下の場合に
    前記警告灯を消灯するよう制御することを特徴とする請求項1に記載の液量残量検出装置。
  4. 前記第1の所定時間及び前記第2の所定時間又は前記第3の所定値及び前記第4の所定値は、タンクが搭載された車両情報に基づいて設定されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の液量残量検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017110955A (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 本田技研工業株式会社 液位推定装置
KR20180004897A (ko) * 2016-07-05 2018-01-15 현대자동차주식회사 자동차 클러스터의 워셔액 부족 경보 표시 제어 방법
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