JP2007050865A - 方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 方向指示灯スイッチが切り忘れであることを適切に運転者に知らせることができる方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システムを提供すること。
【解決手段】 タイマ13は、方向指示灯スイッチ20が入となった時点からの自動車の走行時間を計測するものであり、走行距離計測手段14は、車速を積算することにより自動車の走行距離を算出するものである。
判定手段15は、タイマ13と走行距離計測手段14とで得られた値が、記憶手段17に予め記憶される所定の閾値に達した基準時点以降に、方向指示灯スイッチ20が入状態であるときに方向指示灯スイッチ20が切り忘れであると判定するものであって、この判定がなされたときに警告発生手段16は、該判定手段15によって方向指示灯スイッチ20が切り忘れである場合に警告を出力するのである。
【選択図】図1
【解決手段】 タイマ13は、方向指示灯スイッチ20が入となった時点からの自動車の走行時間を計測するものであり、走行距離計測手段14は、車速を積算することにより自動車の走行距離を算出するものである。
判定手段15は、タイマ13と走行距離計測手段14とで得られた値が、記憶手段17に予め記憶される所定の閾値に達した基準時点以降に、方向指示灯スイッチ20が入状態であるときに方向指示灯スイッチ20が切り忘れであると判定するものであって、この判定がなされたときに警告発生手段16は、該判定手段15によって方向指示灯スイッチ20が切り忘れである場合に警告を出力するのである。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等に設けられる方向指示灯スイッチの切り忘れを防止するための方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システムに関するものである。
自動車等に設けられる方向指示灯スイッチは、例えば一般的な日本車であれば、運転者が操作するハンドル近傍のコラムから右側に略水平方向に突出するレバー状のものであることは一般的に知られている。
例えば、運転者がハンドルを左回転(反時計回り)させて自動車を左旋回させたい場合には、自動車を旋回させるハンドル操作をする前に、運転者は方向指示灯スイッチを左旋回位置(上方側)へ操作することによって、自動車の左側の外部面に設けられる方向指示灯を点滅させて、後続車や対向車に進路を知らせる。その後、ハンドルを適切に左回転させることができる。
例えば、運転者がハンドルを左回転(反時計回り)させて自動車を左旋回させたい場合には、自動車を旋回させるハンドル操作をする前に、運転者は方向指示灯スイッチを左旋回位置(上方側)へ操作することによって、自動車の左側の外部面に設けられる方向指示灯を点滅させて、後続車や対向車に進路を知らせる。その後、ハンドルを適切に左回転させることができる。
一方、自動車が左旋回状態から直進状態に戻るときは、ハンドルが右回転すると共に、ハンドルの右回転に連動して方向指示灯スイッチは左旋回位置(上方側)から略水平方向の停止位置に戻るようになっている。
更に、この方向指示灯スイッチが左旋回位置(上方側)或いは右旋回位置(下方側)にある場合には、方向指示灯スイッチの位置に対応する側の方向指示灯が点滅すると共に、表示パネル内の方向ランプを点滅させたり、方向指示灯の点滅に対応させた間欠音によって運転者に方向指示灯が点滅していることを知らせるようにしている。
更に、この方向指示灯スイッチが左旋回位置(上方側)或いは右旋回位置(下方側)にある場合には、方向指示灯スイッチの位置に対応する側の方向指示灯が点滅すると共に、表示パネル内の方向ランプを点滅させたり、方向指示灯の点滅に対応させた間欠音によって運転者に方向指示灯が点滅していることを知らせるようにしている。
しかしながら、例えば、運転者が道に迷うなどして方向指示灯スイッチを左旋回位置(上方側)に操作したことを忘れて、ハンドルを左回転することもなく直進状態を保っていると、自動車は左側の方向指示灯が点滅した状態で延々と直進してしまう。あるいは、ハンドルの操作角が小さければ、方向指示灯スイッチが自動的に略水平方向の停止位置に戻らない場合がある。
そのため、他の自動車や歩行者は、自動車の進路を適切に知ることができず、点滅方向へ旋回又は寄るものと勘違いして交通の妨げとなる問題もある。
これは、運転者は、道に迷ったりすると、外部の車道や風景に注意が集中するため、方向指示灯スイッチの操作を知らせる表示パネルにおける方向ランプの点滅や間欠音に気付かないためである。
これは、運転者は、道に迷ったりすると、外部の車道や風景に注意が集中するため、方向指示灯スイッチの操作を知らせる表示パネルにおける方向ランプの点滅や間欠音に気付かないためである。
そこで、特開2005−88792号公報(特許文献1)には、図10に示すように、発光する点灯部3、4を有する光透過部5、6と、発光しないハンドル部2とからなるハンドル1について記載されている。この光透過部5、6は、一般的な運転者の手で握られても、点灯部3、4で発光した光を遮らない程度の大きさとされており、点灯部3、4は方向指示灯の点滅に連動して点滅するように構成されている。
このように構成されているので、方向指示灯の点滅状況を運転者に知らせることが可能となる。
このように構成されているので、方向指示灯の点滅状況を運転者に知らせることが可能となる。
しかしながら、点灯部3、4は、単に方向指示灯を点滅に連動して必ず点滅するものであるので、切り忘れの状態であるか否かを運転者に知らせることができない。
また、背の低い運転者や、視点が低くなりがちな運転者にとっては、方向指示灯を点滅させた時には必ず点灯部3、4が点滅するので、点灯部3、4の光が目に入って運転し辛い場合もある。
また、背の低い運転者や、視点が低くなりがちな運転者にとっては、方向指示灯を点滅させた時には必ず点灯部3、4が点滅するので、点灯部3、4の光が目に入って運転し辛い場合もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、方向指示灯スイッチが切り忘れであることを適切に運転者に知らせることができる方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システムを提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、第1の発明は、
自動車に設けられる方向指示灯スイッチが入である状態で走行した走行時間を計測するタイマと、
前記方向指示灯スイッチを入操作した時点からの走行時間が所定の閾値に達した基準時点以降に方向指示灯スイッチが入であるときに前記方向指示灯スイッチの切り忘れを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記方向指示灯スイッチの切り忘れが判定されたときに警告を発する警告発生手段と、
を備えていることを特徴とする方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システムを提供している。
自動車に設けられる方向指示灯スイッチが入である状態で走行した走行時間を計測するタイマと、
前記方向指示灯スイッチを入操作した時点からの走行時間が所定の閾値に達した基準時点以降に方向指示灯スイッチが入であるときに前記方向指示灯スイッチの切り忘れを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記方向指示灯スイッチの切り忘れが判定されたときに警告を発する警告発生手段と、
を備えていることを特徴とする方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システムを提供している。
この構成により、判定手段は、方向指示灯スイッチが入状態となってからの走行時間が閾値に達した基準時点以降においても、方向指示灯スイッチが入状態である場合に切り忘れがあると判定しているので、方向指示灯スイッチの切り忘れと想定される場合のみに適切に警告を出力することができる。
また、第2の発明は、
自動車に設けられる方向指示灯スイッチが入である状態で走行した走行距離を計測する走行距離計測手段と、
前記方向指示灯スイッチを入操作した時点からの走行距離が所定の閾値に達した基準時点以降に方向指示灯スイッチが入であるときに前記方向指示灯スイッチの切り忘れを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記方向指示灯スイッチの切り忘れが判定されたときに警告を発する警告発生手段と、
を備えていることを特徴とする方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システムを提供している。
自動車に設けられる方向指示灯スイッチが入である状態で走行した走行距離を計測する走行距離計測手段と、
前記方向指示灯スイッチを入操作した時点からの走行距離が所定の閾値に達した基準時点以降に方向指示灯スイッチが入であるときに前記方向指示灯スイッチの切り忘れを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記方向指示灯スイッチの切り忘れが判定されたときに警告を発する警告発生手段と、
を備えていることを特徴とする方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システムを提供している。
この構成により、判定手段は、方向指示灯スイッチが入状態となってからの走行距離が閾値に達した基準時点以降においても、方向指示灯スイッチが入状態である場合に切り忘れがあると判定しているので、方向指示灯スイッチの切り忘れと想定される場合のみに適切に警告を出力することができる。
更に、第3の発明は、
自動車に設けられる方向指示灯スイッチが入である状態で走行した走行時間を計測するタイマと、
前記入状態で走行した走行距離を計測する走行距離計測手段と、
前記方向指示灯スイッチを入操作した時点からの走行時間が第1の閾値に達し、かつ、この第1の閾値に達した時点からの走行距離が第2の閾値に達し、さらに、この第2の閾値に達した時点からの走行時間が第3の閾値に達した基準時点以降に方向指示灯スイッチが入であるときに前記方向指示灯スイッチの切り忘れを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記方向指示灯スイッチの切り忘れが判定されたときに警告を発する警告発生手段と、
を備えていることを特徴とする方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システムを提供している。
自動車に設けられる方向指示灯スイッチが入である状態で走行した走行時間を計測するタイマと、
前記入状態で走行した走行距離を計測する走行距離計測手段と、
前記方向指示灯スイッチを入操作した時点からの走行時間が第1の閾値に達し、かつ、この第1の閾値に達した時点からの走行距離が第2の閾値に達し、さらに、この第2の閾値に達した時点からの走行時間が第3の閾値に達した基準時点以降に方向指示灯スイッチが入であるときに前記方向指示灯スイッチの切り忘れを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記方向指示灯スイッチの切り忘れが判定されたときに警告を発する警告発生手段と、
を備えていることを特徴とする方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システムを提供している。
このように構成すると、判定手段は、方向指示灯スイッチが入状態となってから、複数の条件として走行時間と走行距離とが予め定めた閾値に達した基準時点以降においても、方向指示灯スイッチが入状態である場合に切り忘れがあると判定しているのである。
このように、複数の条件を満たしたときに、方向指示灯スイッチの切り忘れと判定することで、より適切に方向指示灯スイッチの切り忘れを判定することができる。
このように、複数の条件を満たしたときに、方向指示灯スイッチの切り忘れと判定することで、より適切に方向指示灯スイッチの切り忘れを判定することができる。
また、前記方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システムは、
ナビゲーションシステムに接続されて方向指示灯スイッチが入である状態で自動車が通過した交差点数を計数する交差点カウント手段を備え、
前記判定手段は、前記基準時点以降に通過した交差点のカウント数が所定の数に達した後に、方向指示灯スイッチの切り忘れを判定するものであってもよい。
このように切り忘れを判定するための条件を定めることによって、スイッチが入状態で、自動車が所定数の交差点を通過したことで、方向指示灯スイッチの切り忘れを警告することができる。つまり、方向指示灯スイッチの切り忘れ判定をより的確に行うことができる。
ナビゲーションシステムに接続されて方向指示灯スイッチが入である状態で自動車が通過した交差点数を計数する交差点カウント手段を備え、
前記判定手段は、前記基準時点以降に通過した交差点のカウント数が所定の数に達した後に、方向指示灯スイッチの切り忘れを判定するものであってもよい。
このように切り忘れを判定するための条件を定めることによって、スイッチが入状態で、自動車が所定数の交差点を通過したことで、方向指示灯スイッチの切り忘れを警告することができる。つまり、方向指示灯スイッチの切り忘れ判定をより的確に行うことができる。
前記判定手段は、ハンドルの舵角センサで検出される舵角が前記方向指示灯スイッチにより指示された方向の角度閾値より逆方向側の角度を示している場合に、方向指示灯スイッチの切り忘れを判定するものであってもよい。
このように所定の条件を定めることによって、スイッチが入状態で、ハンドルの回転量を示す舵角信号が前記方向指示灯スイッチの入状態となっている方向の角度閾値より小さいか逆側となっているような状態のときに、方向指示灯スイッチが切り忘れられていると判断できる。つまり、ハンドルの舵角を監視することにより、方向指示灯スイッチの切り忘れ判定をさらに的確に行うことができる。
このように所定の条件を定めることによって、スイッチが入状態で、ハンドルの回転量を示す舵角信号が前記方向指示灯スイッチの入状態となっている方向の角度閾値より小さいか逆側となっているような状態のときに、方向指示灯スイッチが切り忘れられていると判断できる。つまり、ハンドルの舵角を監視することにより、方向指示灯スイッチの切り忘れ判定をさらに的確に行うことができる。
前記警告発生手段で発生させる警告は、表示パネルでの表示、ハンドルの振動、オーディオの音量減少、方向指示灯の点滅に連動する間欠音の音量増大のいずれか1上としていることが望ましい。
警告発生手段が出力する警告を上記の構成のうちのいずれかに出力する構成とすることで、警告の出力先を多様化できて、自動車の運転者に対して警告を適切に知らせることができる。
警告発生手段が出力する警告を上記の構成のうちのいずれかに出力する構成とすることで、警告の出力先を多様化できて、自動車の運転者に対して警告を適切に知らせることができる。
以上より、方向指示灯スイッチが入状態となって、しかも自動車の走行時間および/または走行距離が予め定めた閾値に達した基準時点以降であっても方向指示灯スイッチが入状態である場合には、方向指示灯スイッチの切り忘れが発生していると運転者に警告を出すことができる。
即ち、方向指示灯スイッチが入状態となってから、自動車の走行時間および/または走行距離が相当数に至ったときは、方向指示灯スイッチの切り忘れが発生していると判定して警告を出すことで、方向指示灯スイッチの切り忘れが発生した場合のみ適切に警告を出力することが可能となる。
即ち、方向指示灯スイッチが入状態となってから、自動車の走行時間および/または走行距離が相当数に至ったときは、方向指示灯スイッチの切り忘れが発生していると判定して警告を出すことで、方向指示灯スイッチの切り忘れが発生した場合のみ適切に警告を出力することが可能となる。
ゆえに、運転者が方向指示灯スイッチを入操作したことを忘れたころに、方向指示灯スイッチの切り忘れ警告を行うことができるので、運転者は警告に留意しやすくなり、それだけ確実に方向指示灯スイッチの切り忘れを防止することができる。また、特許文献1のもののように常時警告を出力することがないので、発せられた警告が運転の邪魔になることもない。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、自動車に搭載される方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システム10の概略構成図であり、その大略は、制御手段12を備える電子制御ユニットであるECU11と、自動車の外部面に設けられる左側方向指示灯24及び右側方向指示灯25の点滅の入切操作するための方向指示灯スイッチ20と、を備えるものである。
図1は、自動車に搭載される方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システム10の概略構成図であり、その大略は、制御手段12を備える電子制御ユニットであるECU11と、自動車の外部面に設けられる左側方向指示灯24及び右側方向指示灯25の点滅の入切操作するための方向指示灯スイッチ20と、を備えるものである。
尚、左側方向指示灯24と右側方向指示灯25は、自動車の左右の外部面に設けられるフロントターンシグナルランプ、サイドターンシグナルランプ、リアターンシグナルランプと一般的に称されるものを意味している。
方向指示灯スイッチ20には、左側方向指示灯24を点滅させるための左側スイッチ21及び右側方向指示灯25を点滅させるための右側スイッチ22が設けられる共に、2つの方向指示灯24、25の点滅に連動して間欠音を出すスピーカである方向指示灯用スピーカ23が設けられる。
方向指示灯スイッチ20には、左側方向指示灯24を点滅させるための左側スイッチ21及び右側方向指示灯25を点滅させるための右側スイッチ22が設けられる共に、2つの方向指示灯24、25の点滅に連動して間欠音を出すスピーカである方向指示灯用スピーカ23が設けられる。
上記左側スイッチ21及び上記右側スイッチ22は、ハンドルのコラムに設けられる方向指示灯スイッチレバー(コンビネーションスイッチ)の操作によって接点が入状態又は切状態となるものであって、その接点情報が個々に制御手段12に入力されるように構成されている。つまり、制御手段12は、個々に接続される左側スイッチ21と右側スイッチ22の出力側の通電状況を検知することで、この2つのスイッチのうちのいずれが入状態となったかを認識することができる。
また、自動車の車速Vを計測する車速センサ31、自動車位置をGPSによって測位するナビゲーションシステム32、ハンドルの舵角θを計測する舵角センサ33等のセンサ類が制御手段12に接続されている。
上記制御手段12は、タイマ13、走行距離計測手段14、判定手段15、警告発生手段16、記憶手段17、交差点カウント手段18を備えるものであり、各手段は以下のような機能を有するものである。
上記タイマ13は、上記方向指示灯スイッチ20が入である状態(以下、単に入状態という)で走行した自動車の走行時間tを計測するものである。上記走行距離計測手段14は、前記入状態における車速Vを積算することにより自動車の走行距離dを算出(計測)するものである。
上記タイマ13は、上記方向指示灯スイッチ20が入である状態(以下、単に入状態という)で走行した自動車の走行時間tを計測するものである。上記走行距離計測手段14は、前記入状態における車速Vを積算することにより自動車の走行距離dを算出(計測)するものである。
上記判定手段15は、上記タイマ13と走行距離計測手段14とで得られた値が、記憶手段17に予め記憶される所定の閾値に達した基準時点以降に、方向指示灯スイッチ20が入状態であるときに方向指示灯スイッチ20が切り忘れであると判定するものであって、この判定がなされたときに警告発生手段16は、該判定手段15によって方向指示灯スイッチ20が切り忘れである場合に警告を出力するのである。
つまり、判定手段15は、方向指示灯スイッチ20が入状態となってからの走行時間や走行距離が閾値に達する基準時点までは、警告を発生することがなく、この基準時点以降においても、方向指示灯スイッチ20が入状態である場合にのみ切り忘れがあると判定しているのである。
つまり、判定手段15は、方向指示灯スイッチ20が入状態となってからの走行時間や走行距離が閾値に達する基準時点までは、警告を発生することがなく、この基準時点以降においても、方向指示灯スイッチ20が入状態である場合にのみ切り忘れがあると判定しているのである。
また、警告発生手段16は、制御手段12に接続される表示パネル41、ハンドル振動部42、オーディオ43、方向指示灯用スピーカ23等に警告を発生させるための警告信号Wa〜Wdを出力するものであり、該警告信号Wa〜Wdを受けた上記各部は例えば以下のような動作をするものである。
上記表示パネル41は、運転席前方に設けられるものであって、警告発生手段16からの警告の旨をランプ等で視覚的に表示するものである。
ハンドル振動部42は、ハンドルを振動させるためのモータ等を駆動するものであって、警告発生手段16からの警告の旨によって動作するものである。
オーディオ43は、警告発生手段16からの警告の旨を受けた場合に、音楽を流している場合にはその音楽を消音(音量減少の一例)して警告の旨を音声で伝えるものである。
方向指示灯用スピーカ23は、警告発生手段16からの警告の旨を受けたときに、該間欠音の音量を大きくする(音量増大)ものである。
上述のように構成された方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システムが行う一連の処理について以下に説明する。
上記表示パネル41は、運転席前方に設けられるものであって、警告発生手段16からの警告の旨をランプ等で視覚的に表示するものである。
ハンドル振動部42は、ハンドルを振動させるためのモータ等を駆動するものであって、警告発生手段16からの警告の旨によって動作するものである。
オーディオ43は、警告発生手段16からの警告の旨を受けた場合に、音楽を流している場合にはその音楽を消音(音量減少の一例)して警告の旨を音声で伝えるものである。
方向指示灯用スピーカ23は、警告発生手段16からの警告の旨を受けたときに、該間欠音の音量を大きくする(音量増大)ものである。
上述のように構成された方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システムが行う一連の処理について以下に説明する。
上記交差点カウント手段18はカーナビゲーションシステム32に接続されて自動車が通過した交差点の数を計数するものであり、カーナビゲーションシステム32との通信回路を含むものである。
先ず、走行距離計測手段14を用いずに、タイマ13のみを用いて切り忘れの警告を出力する処理について説明する。
前記各手段13,15,16,18はハードウェアによって形成されていてもよいが、その機能の少なくとも一部が、図2に示すように、制御手段12(特にこの制御手段12内の演算処理手段)によって実行可能なプログラムによって実現されてもよい。
前記各手段13,15,16,18はハードウェアによって形成されていてもよいが、その機能の少なくとも一部が、図2に示すように、制御手段12(特にこの制御手段12内の演算処理手段)によって実行可能なプログラムによって実現されてもよい。
図2において、自動車のエンジンが作動して、ECU11や制御手段12が作動している状態において、方向指示灯スイッチ20が入状態であるかを判断する(S1)。
つまり、このステップS1では、方向指示灯スイッチ20内の左側スイッチ21又は右側スイッチ22のいずれかが入状態であるかを判断するのである。
このステップS1の判断で、方向指示灯スイッチ20が入状態でないと判断された場合に、引き続き上記ステップS1の処理を行う。
つまり、このステップS1では、方向指示灯スイッチ20内の左側スイッチ21又は右側スイッチ22のいずれかが入状態であるかを判断するのである。
このステップS1の判断で、方向指示灯スイッチ20が入状態でないと判断された場合に、引き続き上記ステップS1の処理を行う。
他方、上記ステップS1の判断で、入状態であると判断された場合に、方向指示灯スイッチ20が入である時点から入状態で走行した走行時間の算出を行う(S2)。より具体的にはステップS1の判断において方向指示灯スイッチが入状態になったと判断してからの時間tを図外の時計回路の出力を用いて計算する。即ち、このステップS2の処理が、制御手段12を用いてタイマ13として機能を実現するものである。
そして、方向指示灯スイッチ20が切られたか否かを判断する(S3)。
このステップS3の判断で、方向指示灯スイッチ20の入状態が切られたと判断された場合に、タイマ13は計測した走行時間をリセットする(S4)。すなわち、タイマ13は方向指示灯スイッチ20が入である状態で走行した走行時間tを計測するものである。
このステップS3の判断で、方向指示灯スイッチ20の入状態が切られたと判断された場合に、タイマ13は計測した走行時間をリセットする(S4)。すなわち、タイマ13は方向指示灯スイッチ20が入である状態で走行した走行時間tを計測するものである。
他方、上記ステップS3の判断で、切られていないと判断された場合に、タイマ13が計測した走行時間が、記憶手段17に予め記憶される所定の閾値に達したか否かを判断する(S5)。即ち、このステップS3の処理が、制御手段12を用いて判定手段15としての機能を実現するものである。
なお、このステップS5では、例えば、タイマ13が計測した走行時間をt、記憶手段17に記憶される所定の閾値をTthとするとき、走行時間t>閾値Tthとなったか否かを判断している。交通規則においては、進路を変更する3秒前には方向指示灯を点灯させることが定められているので、閾値Tthは3秒以上に設定することが好ましく、例えば10秒である。また、方向指示灯スイッチの切り忘れ警告を適正なものとするためには、前記閾値Tthは1分以下に設定することが望ましい。
このステップS5の判断で、走行時間tが閾値Tthに達していないと判断された場合に処理は上記ステップS2へ移行する。
なお、このステップS5では、例えば、タイマ13が計測した走行時間をt、記憶手段17に記憶される所定の閾値をTthとするとき、走行時間t>閾値Tthとなったか否かを判断している。交通規則においては、進路を変更する3秒前には方向指示灯を点灯させることが定められているので、閾値Tthは3秒以上に設定することが好ましく、例えば10秒である。また、方向指示灯スイッチの切り忘れ警告を適正なものとするためには、前記閾値Tthは1分以下に設定することが望ましい。
このステップS5の判断で、走行時間tが閾値Tthに達していないと判断された場合に処理は上記ステップS2へ移行する。
他方、上記ステップS5の判断で、走行時間tが閾値Tthに達していると判断された場合に、方向指示灯スイッチ20が入状態の走行時間tが閾値Tthに達したときを上述した基準時点t2(図4参照)とし、該基準時点t2以降も方向指示灯スイッチ20が入状態であることを認識して警告の旨を出力する(S6)。即ち、このステップS6の処理が、制御手段12を用いて警告発生手段16としての機能を実現するものである。
警告発生手段16は、上述した表示パネル41、ハンドル振動部42、オーディオ43に、各部23,41〜43に警告信号Wa〜Wdを出力することにより、警告の旨を出力するのである。
警告発生手段16は、上述した表示パネル41、ハンドル振動部42、オーディオ43に、各部23,41〜43に警告信号Wa〜Wdを出力することにより、警告の旨を出力するのである。
尚、図4は、時点(時刻)を横軸にとり、時点t0は方向指示灯スイッチ20が入状態となった時点を示しており、閾値Tthをグラフ(1)で示している。また、方向指示灯スイッチ20を入操作を検出した時点t0から所定の閾値Tthが経過した基準時点はt2であらわされる。
このように処理が行われるので、方向指示灯スイッチ20が入状態となってからの走行時間tが、予め定めた閾値Tth以上になるような長時間に及ぶときに、方向指示灯スイッチ20が切り忘れられていると判断して警告を発することができる。
したがって、適当な閾値Tthを定めることによって、方向指示灯スイッチ20の切り忘れの警告を時間に基づいて適切に発することができて、運転者の方向指示灯スイッチ20の切り忘れに対処できる。
このように処理が行われるので、方向指示灯スイッチ20が入状態となってからの走行時間tが、予め定めた閾値Tth以上になるような長時間に及ぶときに、方向指示灯スイッチ20が切り忘れられていると判断して警告を発することができる。
したがって、適当な閾値Tthを定めることによって、方向指示灯スイッチ20の切り忘れの警告を時間に基づいて適切に発することができて、運転者の方向指示灯スイッチ20の切り忘れに対処できる。
次に、タイマ13を用いずに、走行距離計測手段14のみを用いて切り忘れの警告を出力する処理について説明する。図3に示すように、前記各手段14,15,16もその機能の少なくとも一部が、制御手段12によって実行可能なプログラムによって実現されてもよい。
図3に示すように、自動車のエンジンが作動して、ECU11や制御手段12が作動している状態において、方向指示灯スイッチ20が入状態であるかを判断する(S11)。
つまり、このステップS11では、方向指示灯スイッチ20内の左側スイッチ21又は右側スイッチ22のいずれかが入状態であるかを判断するのである。
このステップS11の判断で、方向指示灯スイッチ20が入状態でないと判断された場合に、制御手段12は、引き続き上記ステップS11の処理を行う。
つまり、このステップS11では、方向指示灯スイッチ20内の左側スイッチ21又は右側スイッチ22のいずれかが入状態であるかを判断するのである。
このステップS11の判断で、方向指示灯スイッチ20が入状態でないと判断された場合に、制御手段12は、引き続き上記ステップS11の処理を行う。
他方、上記ステップS11の判断で、入状態であると判断された場合に、方向指示灯スイッチ20が入である時点から入状態で走行した走行距離dの計測(算出)を行う(S12)。より具体的には車速を積分することにより、走行距離dを算出する。即ち、このステップS11の処理が、制御手段12に走行距離計測手段1s4としての機能を実現するものである。即ち、このステップS11の処理が前記走行距離計測手段14に相当する。
そして、方向指示灯スイッチ20が切られたか否かを判断する(S13)。
このステップS13の判断で、方向指示灯スイッチ20の入状態が切られたと判断された場合に、走行距離計測手段14は計測した走行距離をリセットする(S14)。すなわち、走行距離計測手段14は方向指示灯スイッチ20が入である状態で走行した走行距離dを計測するものである。
そして、方向指示灯スイッチ20が切られたか否かを判断する(S13)。
このステップS13の判断で、方向指示灯スイッチ20の入状態が切られたと判断された場合に、走行距離計測手段14は計測した走行距離をリセットする(S14)。すなわち、走行距離計測手段14は方向指示灯スイッチ20が入である状態で走行した走行距離dを計測するものである。
他方、上記ステップS13の判断で、切られていないと判断された場合に、走行距離計測手段14が計測した走行距離が、記憶手段17に予め記憶される所定の閾値に達したか否かを判断する(S15)。
即ち、このステップS15では、例えば、走行距離計測手段14が計測した走行距離をd、記憶手段17に記憶される所定の閾値をDthとするとき、走行距離d>閾値Dthとなったか否かを判断している。
このステップS15の判断で、走行距離dが閾値Dthに達していないと判断された場合に処理は上記ステップS12へ移行する。
即ち、このステップS15では、例えば、走行距離計測手段14が計測した走行距離をd、記憶手段17に記憶される所定の閾値をDthとするとき、走行距離d>閾値Dthとなったか否かを判断している。
このステップS15の判断で、走行距離dが閾値Dthに達していないと判断された場合に処理は上記ステップS12へ移行する。
交通規則においては、進路を変更する30m手前で方向指示灯を点灯させることが定められているので、閾値Dthは30m以上に設定することが好ましい。また、方向指示灯スイッチの切り忘れ警告を適正なものとするためには、前記閾値Dthは100m以下に設定することが望ましい。
他方、上記ステップS15の判断で、走行距離dが閾値Dthに達していると判断された場合に、判定手段15は、方向指示灯スイッチ20が入状態の走行距離dが閾値Dthに達したときを基準時点t3(図4参照)とし、該基準時点t3以降も方向指示灯スイッチ20が入状態であることを認識して、警告発生手段16は警告の旨を出力する(S16)。
このとき、警告発生手段16は、上述した表示パネル41、ハンドル振動部42、オーディオ43に警告の旨を出力するのである。
このとき、警告発生手段16は、上述した表示パネル41、ハンドル振動部42、オーディオ43に警告の旨を出力するのである。
尚、図4において、閾値Dthをグラフ(2)で示している。また、方向指示灯スイッチ20の入操作を検出した時点t0から所定の閾値Dthを走行した基準時点はt3であらわされる。
このように処理が行われるので、方向指示灯スイッチ20が入状態となってからの走行距離dが、予め定めた閾値Dth以上になるような長距離に及ぶときに、方向指示灯スイッチ20が切り忘れられていると判断して警告を発することができる。
したがって、適当な閾値Dthを定めることによって、方向指示灯スイッチ20の切り忘れの警告を距離に基づいて適切に発することができて、運転者の方向指示灯スイッチ20の切り忘れに対処できる。
このように処理が行われるので、方向指示灯スイッチ20が入状態となってからの走行距離dが、予め定めた閾値Dth以上になるような長距離に及ぶときに、方向指示灯スイッチ20が切り忘れられていると判断して警告を発することができる。
したがって、適当な閾値Dthを定めることによって、方向指示灯スイッチ20の切り忘れの警告を距離に基づいて適切に発することができて、運転者の方向指示灯スイッチ20の切り忘れに対処できる。
ここで、方向指示灯スイッチ20の入操作した時点t0からの走行時間tが所定の閾値Tthに達した基準時点t2と、方向指示灯スイッチ20の入操作した時点t0からの走行距離dが所定の閾値Dthに達した基準時点t3を比較すると、図4に示す例では時点t2の方が時点t3よりも早いが、これは自動車の走行速度大いに依存する。即ち、低速走行時には前記走行距離dの閾値Dthを基に求めた時点t3が有用であるが、高速走行時には、時点t0から時点t3までがごく短い時間となり、直ぐに方向指示灯スイッチの切り忘れ警告が出力されることとなる。逆に、渋滞時には走行時間tの閾値Tthを基準に切り忘れ警告を行うと、進行方向を変える交差点に当着する前に方向指示灯スイッチの切り忘れ警告が出力される可能性がある。
そこで、図4のグラフ(3)に示すように、走行時間tおよび走行距離dの組み合わせによって、方向指示灯スイッチ20の入操作から適切な時間をあけて方向指示灯スイッチの切り忘れ警告を出力することが好ましい。なお、第1の閾値Tth1は0〜3秒、第2の閾値Dth1は0〜200m、第3の閾値Tth2は0〜60秒の範囲で任意に設定可能である。
次に、図5を用いて、タイマ13と走行距離計測手段14とを組み合わせて用いる場合について説明する。なお、本実施例では、Tth1=3秒、Dth1=100m、Tth2=60秒である。また、第3の閾値Tth2の長さは方向指示灯スイッチ20が示す方向に合わせて別々に設定しても良い。一般的により高速な車線に移動する時には長い時間方向指示灯を点灯することが多いので、右側スイッチ22が入状態である場合は、左側スイッチ21が入状態である場合に比べて第3の閾値Tth2を長く設定することが望ましい。
先ず、自動車のエンジンが作動して、ECU11や制御手段12が作動している状態において、方向指示灯スイッチ20が入状態であるかを判断する(S21)。
つまり、このステップS21では、方向指示灯スイッチ20内の左側スイッチ21又は右側スイッチ22のいずれかが入状態であるかを判断するのである。
つまり、このステップS21では、方向指示灯スイッチ20内の左側スイッチ21又は右側スイッチ22のいずれかが入状態であるかを判断するのである。
このステップS21の判断で、方向指示灯スイッチ20が入状態でないと判断された場合に、制御手段12は、引き続き上記ステップS21の処理を行う。
他方、上記ステップS21の判断で、入状態であると判断された場合に、方向指示灯スイッチ20が入である時点から入状態で走行した走行時間tの計測(算出)を行う(S22)。即ち、このステップS22の処理が前記タイマ13に相当する。そして、方向指示灯スイッチ20が切られたか否かを判断する(S23)。
他方、上記ステップS21の判断で、入状態であると判断された場合に、方向指示灯スイッチ20が入である時点から入状態で走行した走行時間tの計測(算出)を行う(S22)。即ち、このステップS22の処理が前記タイマ13に相当する。そして、方向指示灯スイッチ20が切られたか否かを判断する(S23)。
このステップS23の判断で、方向指示灯スイッチ20の入状態が切られたと判断された場合に、計測した走行時間をリセットする(S24)。すなわち、タイマ13は方向指示灯スイッチ20が入である状態で走行した走行時間tを計測するものである。
他方、上記ステップS23の判断で、切られていないと判断された場合に、タイマ13が計測した走行時間tが、記憶手段17に予め記憶される第1の所定の閾値Tth1に達したか否かを判断する(S25)。
他方、上記ステップS23の判断で、切られていないと判断された場合に、タイマ13が計測した走行時間tが、記憶手段17に予め記憶される第1の所定の閾値Tth1に達したか否かを判断する(S25)。
即ち、このステップS25では、例えば、タイマ13が計測した走行時間をt、記憶手段17に記憶される第1の閾値をTth1とするとき、走行時間t>閾値Tth1となったか否かを判断している。即ち、このステップS25の処理が前記判定手段15の一部に相当する。
このステップS25の判断で、走行時間tが閾値Tth1に達していないと判断された場合に処理は上記ステップS22へ移行する。
他方、上記ステップS25の判断で、走行時間tが閾値Tth1に達していると判断された場合に、タイマ13の走行時間tをリセットする(S26)。
このステップS25の判断で、走行時間tが閾値Tth1に達していないと判断された場合に処理は上記ステップS22へ移行する。
他方、上記ステップS25の判断で、走行時間tが閾値Tth1に達していると判断された場合に、タイマ13の走行時間tをリセットする(S26)。
次いで、方向指示灯スイッチ20が入状態で走行した走行距離の計測(算出)を行う(S31)。即ち、このステップS31の処理が前記走行距離計測手段14に相当する。
そして、方向指示灯スイッチ20が切られたか否かを判断する(S32)。
このステップS32の判断で、方向指示灯スイッチ20の入状態が切られたと判断された場合に、計測した走行距離dをリセットする(S33)。すなわち、走行距離計測手段14は方向指示灯スイッチ20が入である状態で走行した走行距離dを計測するものである。
そして、方向指示灯スイッチ20が切られたか否かを判断する(S32)。
このステップS32の判断で、方向指示灯スイッチ20の入状態が切られたと判断された場合に、計測した走行距離dをリセットする(S33)。すなわち、走行距離計測手段14は方向指示灯スイッチ20が入である状態で走行した走行距離dを計測するものである。
他方、上記ステップS32の判断で、切られていないと判断された場合に、走行距離計測手段14が計測した走行距離dが、記憶手段17に予め記憶される第2の所定の閾値Dth1に達したか否かを判断する(S34)。即ち、このステップS34の処理が前記判定手段15の別の部分に相当する。
なお、このステップS34では、例えば、走行距離計測手段14が計測した走行距離をd、記憶手段17に記憶される第2の閾値をDth1とするとき、走行距離d>閾値Dth1となったか否かを判断している。
このステップS34の判断で、走行距離dが閾値Dth1に達していないと判断された場合に処理は上記ステップS31へ移行する。
他方、上記ステップS34の判断で、走行距離dが閾値Dth1に達していると判断された場合に、走行距離計測手段14の走行距離dをリセットする(S35)。
このステップS34の判断で、走行距離dが閾値Dth1に達していないと判断された場合に処理は上記ステップS31へ移行する。
他方、上記ステップS34の判断で、走行距離dが閾値Dth1に達していると判断された場合に、走行距離計測手段14の走行距離dをリセットする(S35)。
そして、再び方向指示灯スイッチ20が入状態で走行した走行時間tの算出を再度開始する(S41)。即ち、このステップS41の処理も前記タイマ13に相当する。
そして、制御手段12は、方向指示灯スイッチ20が切られたか否かを判断する(S42)。
そして、制御手段12は、方向指示灯スイッチ20が切られたか否かを判断する(S42)。
このステップS42の判断で、方向指示灯スイッチ20の入状態が切られたと判断された場合に、制御手段12のタイマ13は計測した走行時間をリセットする(S43)。
他方、上記ステップS42の判断で、切られていないと判断された場合に、判定手段15は、タイマ13が計測した走行時間tが、記憶手段17に予め記憶される第3の所定の閾値Tth2に達したか否かを判断する(S44)。
他方、上記ステップS42の判断で、切られていないと判断された場合に、判定手段15は、タイマ13が計測した走行時間tが、記憶手段17に予め記憶される第3の所定の閾値Tth2に達したか否かを判断する(S44)。
なお、このステップS44では、例えば、タイマ13が計測した走行時間をt、記憶手段17に記憶される第3の閾値をTth2とするとき、走行時間t>閾値Tth2となったか否かを判断している。
このステップS44の判断で、走行時間tが閾値Tth2に達していないと判断された場合に処理は上記ステップS41へ移行する。即ち、このステップS42の処理が前記判定手段15のさらに別の部分に相当する。
このステップS44の判断で、走行時間tが閾値Tth2に達していないと判断された場合に処理は上記ステップS41へ移行する。即ち、このステップS42の処理が前記判定手段15のさらに別の部分に相当する。
他方、上記ステップS44の判断で、走行時間tが閾値Tth2に達していると判断された場合に、方向指示灯スイッチ20が入状態の走行時間tが閾値Tth2に達したときを上述した基準時点t5(図4参照)とし、該基準時点t5以降も方向指示灯スイッチ20が入状態であることを認識して、警告発生手段16は警告の旨を出力する(S45)。
このとき、警告発生手段16は、上述した表示パネル41、ハンドル振動部42、オーディオ43に警告の旨を出力するのである。即ち、このステップS45の処理が、制御手段12を用いて警告発生手段16としての機能を実現するものである。
このとき、警告発生手段16は、上述した表示パネル41、ハンドル振動部42、オーディオ43に警告の旨を出力するのである。即ち、このステップS45の処理が、制御手段12を用いて警告発生手段16としての機能を実現するものである。
上述のように説明した図5及び図6のフローチャート処理は、簡単に説明すると、方向指示灯スイッチ20が入状態のままで、ステップS25でタイマ13に計測された走行時間が第1の閾値Tth1に達し、且つ、この第1の閾値に達した時点t1からステップS34で走行距離計測手段14に計測された走行距離が第2の閾値Dth1に達し、さらに、第2の閾値Dthに達した時点t4からステップS44でタイマ13に再度計測された走行時間tが第3の所定の閾値Tth2に達した基準時点t5とし、該基準時点t5以降において、方向指示灯スイッチ20が入状態であるとき切り忘れであると判断している。
つまり、走行時間tや走行距離dが、第1の所定の閾値Tth1、第2の所定の閾値Dth1、及び第3の所定の閾値Tth2等の複数の条件を満たしたときに、方向指示灯スイッチ20の切り忘れを判定することで、各閾値を適切に定めることによって、方向指示灯スイッチの切り忘れをより適切に判定することが可能となる。
また、例えば上記ステップS44とステップS45との間に、図7に示すような処理を行うことができる。
ここでは、ナビゲーションシステム32を自動車に備えて制御手段12に接続される場合について説明する。
ここでは、ナビゲーションシステム32を自動車に備えて制御手段12に接続される場合について説明する。
上記ステップS44の処理の後に、制御手段12に接続されるナビゲーションシステム32は、GPSの測位システムに基づいて自動車が交差点を通過した旨の信号である交差点通過信号Cを制御手段12へ出力し、制御手段12に対して出力された該交差点通過信号Cの通過した交差点のカウント数cを計数する(S51)。即ち、このステップS51の処理が、制御手段12を用いて交差点カウント手段18としての機能を実現するものである。
なお、前記交差点カウント手段18はナビゲーションシステム32に対して自らアクセスして交差点の通過を検出するものであっても良いことはいうまでもない。この場合、ナビゲーションシステム32は制御手段12に対して交差点通過信号Cのようなものを出力している必要はない。
そして、方向指示灯スイッチ20が切られたか否かを判断する(S52)。
このステップS52の判断で、方向指示灯スイッチ20の入状態が切られたと判断された場合に、判定手段15は計数したカウント数cをリセット(S53)、処理がステップS21へ移行する。すなわち、交差点カウント手段18は方向指示灯スイッチ20が入である状態で通過した交差点の数cを計数するものである。
このステップS52の判断で、方向指示灯スイッチ20の入状態が切られたと判断された場合に、判定手段15は計数したカウント数cをリセット(S53)、処理がステップS21へ移行する。すなわち、交差点カウント手段18は方向指示灯スイッチ20が入である状態で通過した交差点の数cを計数するものである。
他方、上記ステップS52の判断で、切られていないと判断された場合に、カウントした交差点通過信号cの出力数が、記憶手段17に予め記憶される所定の値Cthに達したか否かを判断する(S54)。即ち、このステップS54の処理が、制御手段12を用いて判定手段15としての機能を実現するものである。
また、このステップS54では、例えば、通過した交差点のカウント数をc、記憶手段17に記憶される所定の数をCthとするとき、交差点通過のカウント数c>所定の数Cthとなったか否かを判断している。なお、前記所定の数Cthは例えば2であるが、方向指示灯スイッチの切り忘れ警告として妥当な所定の数は1〜3である。
このステップS54の判断で、交差点通過信号cが所定の数Cthに達していないと判断された場合に処理は上記ステップS51へ移行する。
このステップS54の判断で、交差点通過信号cが所定の数Cthに達していないと判断された場合に処理は上記ステップS51へ移行する。
他方、ステップS54の判断で、通過した交差点のカウント数cが所定の数Cthに達していると判断された場合に、判定手段15は、方向指示灯スイッチ20が切り忘れていることを認識して、交差点のカウント数cをリセットし(S55)、処理がステップS45(図6)へ移行し、警告発生手段16は警告の旨を出力する。
このような処理を行うことによって、走行時間や走行距離に加えて、自動車走行する地理的条件を加味して方向指示灯スイッチ20の切り忘れを防止することが可能となる。
このような処理を行うことによって、走行時間や走行距離に加えて、自動車走行する地理的条件を加味して方向指示灯スイッチ20の切り忘れを防止することが可能となる。
また、上述において図7を用いて説明した場合と異なって、上記ステップS44とステップS45との間に、図8に示すような処理を行うこともできる。
ここでは、ハンドルの舵角θを判断する場合について説明する。
ここでは、ハンドルの舵角θを判断する場合について説明する。
上記ステップS44の処理の後に、実行されるステップS61では、制御手段12に接続される舵角センサ33から入力したハンドルの舵角信号θ(説明を簡単にするために信号名と物理量に同じ符号を付している)に基づいてハンドルの舵角θを検出する(S61)。そして、方向指示灯スイッチ20が切られたか否かを判断する(S62)。
このステップS62の判断で、方向指示灯スイッチ20の入状態が切られたと判断された場合に、処理はステップS21へ移行する。
このステップS62の判断で、方向指示灯スイッチ20の入状態が切られたと判断された場合に、処理はステップS21へ移行する。
他方、上記ステップS62の判断で、切られていないと判断された場合に、判定手段15は、舵角信号が、方向指示灯スイッチ20の示す方向の所定の角度閾値より逆方向側の角度を示しているか否かを判断する(S64)。
このステップS64における判断の具体例について図9を用いて説明する。
尚、図9は、自動車を直進させているときのハンドル55の状態のイメージを示しており、このときのハンドル55の舵角(回転角度)は0度であり、一点鎖線で基準位置50としている。更に、この基準位置50からハンドル55を左側へ回した場合の舵角を「+領域」とし、他方、ハンドル55を右側へ回した場合の舵角を「−領域」と定義して説明する。
尚、図9は、自動車を直進させているときのハンドル55の状態のイメージを示しており、このときのハンドル55の舵角(回転角度)は0度であり、一点鎖線で基準位置50としている。更に、この基準位置50からハンドル55を左側へ回した場合の舵角を「+領域」とし、他方、ハンドル55を右側へ回した場合の舵角を「−領域」と定義して説明する。
ここで、方向指示灯スイッチ20の入状態となっている方向が左側であるときの所定の角度閾値である左側角度閾値をθ1、方向指示灯スイッチ20の入状態となっている方向が右側であるときの所定の角度閾値である右側角度閾値をθ2とする。
例えば、図9に示すように、上記ステップS64の判断が行われる際に、方向指示灯スイッチ20の入状態となっている方向が左側で、且つ、ハンドル55の舵角信号の値が左側角度閾値θ1よりも大きな値(例えばθ3)のとき、「舵角信号は角度閾値と同じ方向」であり、旋回動作中であるから切り忘れではないといえる。
他方、舵角信号が、左側角度閾値θ1よりも小さな値(例えばθ4)のとき、「舵角信号は角度閾値より逆方向側」であり、切り忘れであるといえる。
つまり、上述のように角度閾値で判断することで、ハンドル55の舵角信号の値が、方向指示灯スイッチ20が入状態となっている方向の角度閾値(上述の例では左側角度閾値θ1)よりも大きくなっていない場合は、ハンドル55が十分に左側に回っていないので、既に旋回または車線変更の操作が終了しており、運転者が方向指示灯スイッチ20の入状態を切り戻すことを忘れていると判断できる。
つまり、上述のように角度閾値で判断することで、ハンドル55の舵角信号の値が、方向指示灯スイッチ20が入状態となっている方向の角度閾値(上述の例では左側角度閾値θ1)よりも大きくなっていない場合は、ハンドル55が十分に左側に回っていないので、既に旋回または車線変更の操作が終了しており、運転者が方向指示灯スイッチ20の入状態を切り戻すことを忘れていると判断できる。
また、方向指示灯スイッチ20が入状態となっている方向が右側の場合には、舵角信号の値が、右側角度閾値θ2よりも小さな値(図示右側の値)のとき、「舵角信号は角度閾値と同じ方向」であり、切り忘れではないといえ、他方、右側角度閾値θ2よりも大きな値(図示左側の値)のときは「舵角信号は角度閾値より逆方向側」であり、切り忘れであるといえる。
いずれの場合にも、これらの角度θ1〜θ4の大きさは、図示しやすいように大きく示しているが、本発明はこれらの角度の大きさを限定するものではないことは言うまでもない。むしろ、前記舵角θの値は方向指示灯スイッチ20が自動的に略水平方向に戻ることがない程度の角度であることが望ましい。
このステップS64の判断で、舵角信号の値が角度閾値より逆方向側となっていないと判断された場合に処理は上記ステップS52へ移行する。
他方、ステップS64の判断で、舵角信号の値θが角度閾値θ1またはθ2より逆方向側になっていると判断された場合に、判定手段15は、方向指示灯スイッチ20が切り忘れていることを認識して、処理がステップS45(図6)へ移行し、警告発生手段16は警告の旨を出力する。
他方、ステップS64の判断で、舵角信号の値θが角度閾値θ1またはθ2より逆方向側になっていると判断された場合に、判定手段15は、方向指示灯スイッチ20が切り忘れていることを認識して、処理がステップS45(図6)へ移行し、警告発生手段16は警告の旨を出力する。
10 方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システム
12 制御手段
13 タイマ
14 走行距離計測手段
15 判定手段
16 警告発生手段
17 記憶手段
20 方向指示灯スイッチ
31 車速センサ
32 ナビゲーションシステム
33 舵角センサ
12 制御手段
13 タイマ
14 走行距離計測手段
15 判定手段
16 警告発生手段
17 記憶手段
20 方向指示灯スイッチ
31 車速センサ
32 ナビゲーションシステム
33 舵角センサ
Claims (6)
- 自動車に設けられる方向指示灯スイッチが入である状態で走行した走行時間を計測するタイマと、
前記方向指示灯スイッチを入操作した時点からの走行時間が所定の閾値に達した基準時点以降に方向指示灯スイッチが入であるときに前記方向指示灯スイッチの切り忘れを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記方向指示灯スイッチの切り忘れが判定されたときに警告を発する警告発生手段と、
を備えていることを特徴とする方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システム。 - 自動車に設けられる方向指示灯スイッチが入である状態で走行した走行距離を計測する走行距離計測手段と、
前記方向指示灯スイッチを入操作した時点からの走行距離が所定の閾値に達した基準時点以降に方向指示灯スイッチが入であるときに前記方向指示灯スイッチの切り忘れを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記方向指示灯スイッチの切り忘れが判定されたときに警告を発する警告発生手段と、
を備えていることを特徴とする方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システム。 - 自動車に設けられる方向指示灯スイッチが入である状態で走行した走行時間を計測するタイマと、
前記入状態で走行した走行距離を計測する走行距離計測手段と、
前記方向指示灯スイッチを入操作した時点からの走行時間が第1の閾値に達し、かつ、この第1の閾値に達した時点からの走行距離が第2の閾値に達し、さらに、この第2の閾値に達した時点からの走行時間が第3の閾値に達した基準時点以降に方向指示灯スイッチが入であるときに前記方向指示灯スイッチの切り忘れを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記方向指示灯スイッチの切り忘れが判定されたときに警告を発する警告発生手段と、
を備えていることを特徴とする方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システム。 - ナビゲーションシステムに接続されて方向指示灯スイッチが入である状態で自動車が通過した交差点数を計数する交差点カウント手段を備え、
前記判定手段は、前記基準時点以降に通過した交差点のカウント数が所定の数に達した後に、方向指示灯スイッチの切り忘れを判定するものである前記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システム。 - 前記判定手段は、ハンドルの舵角センサで検出される舵角が前記方向指示灯スイッチにより指示された方向の角度閾値より逆方向側の角度を示している場合に、方向指示灯スイッチの切り忘れを判定するものである請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システム。
- 前記警告発生手段で発生させる警告は、表示パネルでの表示、ハンドルの振動、オーディオの音量減少、方向指示灯の点滅に連動する間欠音の音量増大のいずれか1上としている請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の方向指示灯スイッチの切り忘れ警告システム。
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