JP2010002263A - 表示装置、及び、表示装置における表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の速度の表示形態を、速度以外の情報に基づいて変化させることにより、運転者に対して、車両の走行状態に関する情報を効果的に提供する。
【解決手段】車両に搭載される表示装置20は、車両の速度を表示する表示パネル3と、車両の進行方向に対して横向きに車両に加わる加速度を示す加速度情報が入力された場合に、この加速度情報に基づいて表示パネル3における速度の表示形態を変化させる制御部21とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に搭載される表示装置、及び、表示装置における表示制御方法に関する。
従来、車両の速度を表示する装置において、速度に応じて、速度を表示する部分の形状を変化させて警告等を行うものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−232140号公報
上記従来の構成では、車両の速度そのものは速度表示の数値等を見れば容易に知ることができるので、速度に応じて表示の形状を変化させても、運転者が得られる情報量は殆ど変わらない。その一方で、速度の表示に速度以外の情報を反映させることは、行われていなかった。
そこで、本発明の目的は、車両の速度の表示形態を、速度以外の情報に基づいて変化させることにより、運転者に対して、車両の走行状態に関する情報を効果的に提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、車両に搭載される表示装置において、車両の速度を表示する表示部と、前記車両の進行方向に対して横向きに前記車両に加わる加速度を示す加速度情報が入力された場合に、この加速度情報に基づいて前記表示部における速度の表示形態を変化させる表示制御部と、を備えることを特徴とする表示装置を提供する。
この場合、車両に搭載される表示装置において、表示部に表示される速度の表示形態が、車両の進行方向に対して横向きに加わる加速度に応じて変化するので、運転者に対して、横向きの加速度に関する情報を速度表示の変化を介して提供できる。これにより、運転者は、車両の速度の表示を見ることで、速度と横向きの加速度とを合わせて知ることができる。
走行中の車両には、旋回中に、方向舵の舵角と速度とに応じた横向きの加速度が加わり、この加速度が過大になると、路面と車輪との摩擦係数にもよるが、横滑り(スリップ)を起こす可能性が高まる。このため、運転者に対して横向きの加速度に関する情報を提供することによって、運転者は横滑りを起こす可能性を知ることができる。さらに、横向きの加速度は旋回中の速度によって変化するので、速度を低下させることで横向きの加速度を低下させ、横滑りを回避することができる。従って、横向きの加速度に応じて速度の表示形態を変化させることで、運転者に対し、横向きの加速度に関する情報を効果的に伝えることができる。
これにより、運転者に対し、横滑りを起こす可能性を効果的に知らせるとともに、速度を低下させて横滑りを回避する行動をとりやすくすることができ、運転者を支援して安定した走行を維持させることができる。
上記構成において、前記加速度情報には、前記車両に加わる上下方向の加速度を示す情報が含まれており、前記表示制御部は、前記加速度情報に基づいて前記車両が坂を走行しているか否かを判別し、坂を走行中の場合は、その坂の上りまたは下りの方向に応じて前記表示部における速度の表示形態を変化させるものとしてもよい。
この場合、横向きの加速度に応じて速度の表示形態を変化させるとともに、車両が坂道を走行している場合には、上り坂か下り坂かの区別にも対応して、速度の表示形態を変化させる。車両が下り坂を走行中は速度が増しやすく、上り坂の走行中は速度が低下しやすいので、運転者が横向きの加速度をもとに、横滑りの可能性および回避行動の要否を判断する際に、坂道を走行しているか否かは、重要な情報となる。従って、速度の表示形態を介して、横向きの加速度と、坂道を走行中であることを運転者に知らせることにより、横滑りの可能性を運転者が判断するための情報を効果的に提供することで、横滑りの回避に関して運転者をより効果的に支援できる。
さらに、上記構成において、前記表示制御部は、前記加速度情報とともに前記車両の方向舵の舵角を示す舵角情報が入力された場合に、前記加速度情報と前記舵角情報とに基づいて、前記表示部における速度の表示形態を変化させるものとしてもよい。
この場合、横向きの加速度に応じて速度の表示形態を変化させるとともに、方向舵の舵角にも対応して、速度の表示形態を変化させる。方向舵の舵角は速度とともに横向きの加速度の大きさに影響するものであり、舵角を小さくすることで横向きの加速度を低下させることができる。従って、速度の表示形態を介して、横向きの加速度と舵角とを運転者に知らせることにより、横滑りの回避に関して運転者をより効果的に支援できる。
また、本発明は、車両に搭載された表示装置によって車両の速度を表示し、前記車両の進行方向に対して横向きに前記車両に加わる加速度に応じて、前記表示装置における速度の表示形態を変化させること、を特徴とする表示装置における表示制御方法を提供する。
この場合、車両の進行方向に対して横向きに加わる加速度に応じて、車両に搭載された表示装置における速度の表示形態を変化させるので、速度の表示を介して横滑りを起こす可能性に関する情報を効果的に提供することができ、さらに、運転者が速度を低下させて横滑りを回避する行動をとりやすくなるように、運転者を支援して安定した走行を維持させることができる。
本発明によれば、速度の表示を介して横滑りを起こす可能性に関する情報を効果的に提供し、運転者が横滑りを回避しやすくなるように、運転者を支援できる。
次に本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態において検出する加速度の方向を模式的に示す図であり、Aは車両1の側面図、Bは車両1の正面図である。
この図1A、Bに示すように、本実施形態では、車両1の走行中に、前向きの加速度GF、後向きの加速度GB、上向きの加速度GU、下向きの加速度GD、左向きの加速度GL、及び、右向きの加速度GRの6向きの加速度を検出する。図1Bに示すように、右向きの加速度GRは運転者からみて右向きであり、加速度GLは運転者からみて左向きの加速度である。
ここで、加速度GFと加速度GB、加速度GUと加速度GD、加速度GRと加速度GLは、それぞれ、同一軸に沿った逆向きの加速度であるから、逆の符号(正と負)を付すことによって一向きの加速度として扱うことができるので、本実施形態では、互いに直交する3つの軸向きの加速度を検出し、正と負の符号を付すことで、上述の6向きの加速度を扱う。
図2は、本発明を適用した実施形態に係る車両情報表示システム2の構成を示すブロック図である。車両情報表示システム2は、車両1に搭載され、表示パネル3に各種情報を表示することによって運転者に情報を提供する。
車両情報表示システム2は、表示部としての表示パネル3によって情報を表示する表示装置20を備え、この表示装置20に対して情報を出力する加速度センサ10、ECU11、舵角センサ12、雨滴センサ14、及び外気温センサ15を備えて構成される。
加速度センサ10は3軸の加速度センサであって、その検出軸が図1に示した6向きの加速度を検出するように、車両1に取り付けられている。加速度センサ10は、各軸に沿った向きの加速度を所定周期で検出し、検出した軸毎の加速度を示す信号を表示装置20に出力する。
ECU11は、車両1のエンジン(図示略)の動作を電気的に制御するコントロールユニットであり、エンジンの始動制御、燃料調整、点火時期制御、動弁制御等の各種制御を行い、また、車両1の速度(車速)、エンジン回転数、吸気センサの検出値、排気温度、燃料の残量、前照灯(図示略)や方向指示器(図示略)或いはパーキングブレーキ等の各部の動作状態等を各種センサから取得及び保持する。ECU11は、車両1の速度を示す車速信号、燃料の残量を示す信号、各部の動作状態を示す信号を表示装置20に出力する。
また、車両1には、車両1の方向舵として働く操舵装置(図示略)の舵角を検出して、検出した舵角を示す信号を表示装置20に出力する舵角センサ12が搭載されている。舵角センサ12は、例えば、運転者が操作するステアリングホイール13に連結されたシャフト(図示略)の回転角等を検出することにより、舵角を検出する。
さらに、車両1には、雨滴センサ14、及び、外気温センサ15が搭載されている。雨滴センサ14は、例えば車両1の窓ガラスの内面に配設され、窓ガラスの外面に付着する水滴を光学的に検出するセンサであり、検出状態すなわち雨滴の有無を示す信号を、表示装置20に出力する。外気温センサ15は、車両1の外部の気温を測定して、測定値に応じた信号を表示装置20に出力する。
表示装置20は、上述した表示パネル3に加え、加速度センサ10、ECU11、舵角センサ12、雨滴センサ14、及び外気温センサ15に接続されたインタフェース部24、インタフェース部24を介して入力される信号に基づいて表示パネル3に表示する画像を生成する表示制御部としての制御部21、制御部21により生成された画像を保持する描画メモリ22、描画メモリ22の画像を表示パネル3に表示させる表示ドライバ23を備えている。
制御部21は、インタフェース部24を介して入力される車速信号、燃料の残量を示す信号、各部の動作状態を示す信号に基づいて、車速、燃料の残量、各部の動作状態等を表示パネル3に表示するための画像を、描画メモリ22に描画する。また、制御部21は、インタフェース部24を介して入力される車速信号等に基づいて車両1の走行距離を算出し、車両1の走行距離の累積値を更新するとともに、描画メモリ22の画像を、更新した走行距離を表示するための画像に更新する。この描画メモリ22に描画された画像は、表示ドライバ23によって読み出され、表示パネル3に表示される。
図3は、表示パネル3における表示例を示す図である。
表示パネル3は、例えば、液晶表示パネルや有機ELパネル等からなる表示画面を備えて構成され、運転者から容易に視認し得る位置に配設される。表示パネル3は、車両1の車速や累積の走行距離、燃料の残量などを表示する、いわゆるメーターパネルとして機能する。
図3に示すように、表示パネル3には、車速を表示する速度表示31、車両1の前照灯(図示略)やパーキングブレーキ(図示略)等の各部の動作状態を示す状態表示32、車両1の方向指示器(図示略)の動作に応じて点滅する左右一対の方向指示状態表示33、燃料の残量を示す残燃料表示34、及び、車両1の走行距離の累積値を示す走行距離表示35等が配置されている。
車両1の車速は、運転者に知らせるべき情報の中で特に重要性が高いものとされているので、速度表示31は、表示パネル3のほぼ中央の視認性が良い位置に、大きなサイズで表示される。
また、表示パネル3には、車外が降雨中であることを報知する降雨警告表示36、及び、車外の気温が低温であることを報知する外気温警告表示37が配置されている。
また、図2に示す制御部21は、表示制御装置として機能し、インタフェース部24を介して加速度センサ10から入力される加速度を示す信号、舵角センサ12から入力される舵角を示す信号、雨滴センサ14から入力される雨滴の有無を示す信号、及び、外気温センサ15から入力される外気温を示す信号に基づいて、表示パネル3における表示状態を変化させるべく、描画メモリ22に画像を描画し、この画像を表示パネル3に表示させる。
詳細には、制御部21は、加速度センサ10が検出した加速度に応じて、速度表示31で速度を示す数字の表示形状を変化させ、さらに、舵角センサ12が検出した舵角に応じて速度表示31の数字を傾ける。また、制御部21は、加速度センサ10が検出した上下方向の加速度GU、加速度GDに基づいて、車両1が上り坂または下り坂を走行中か否かを判定し、上り坂または下り坂を走行中であれば、上りと下りに応じて速度表示31の数字を変形させる。なお、車両1が上り坂または下り坂を走行中か否かを判定する際に、加速度センサ10が検出した前後方向の加速度GF、GBを加味して判定を行ってもよい。
図4は、走行中における車両情報表示システム2の動作を示すフローチャートであり、詳細には、表示パネル3における表示を制御する制御部21の動作を示す。
制御部21は、車両1のイグニッションONに伴って動作を開始し、インタフェース部24を介して入力される各種信号に基づいて画像を生成して、表示パネル3に速度表示31、状態表示32、方向指示状態表示33、残燃料表示34、走行距離表示35、降雨警告表示36及び外気温警告表示37等を表示させる(ステップS11)。
続いて、制御部21は、インタフェース部24を介して各部から入力される信号を検出する動作を開始し(ステップS12)、この信号に基づく表示制御処理を開始する(ステップS13)。この表示制御処理は、上述したように、インタフェース部24を介して加速度センサ10から入力される加速度を示す信号、舵角センサ12から入力される舵角を示す信号、雨滴センサ14から入力される雨滴の有無を示す信号、及び、外気温センサ15から入力される外気温を示す信号に基づいて、表示パネル3における表示状態を変化させるべく、描画メモリ22に画像を描画し、この画像を表示パネル3に表示させる処理である。表示制御処理において表示パネル3の表示を更新する周期は、ECU11から車速信号が入力される周期、ECU11において車速を検出する周期、或いは、他の各部から信号が入力される周期等により適宜決定すればよい。
そして、制御部21は、外気温センサ15から入力される信号に基づいて、外気温が、予め設定された温度より低いか否かを判別し(ステップS14)、外気温が設定温度より低い場合には(ステップS14;Yes)、表示パネル3の外気温警告表示37(図3)の表示をONに切り替える(ステップS15)。また、外気温が設定温度より高い場合には(ステップS14;No)、外気温警告表示37の表示をOFFに切り替える(ステップS16)。
その後、制御部21は、雨滴センサ14から入力される信号に基づいて、車外に雨滴がある、すなわち降雨中であるか否かを判別し(ステップS17)、降雨中の場合には(ステップS17;Yes)、表示パネル3の降雨警告表示36(図3)の表示をONに切り替える(ステップS18)。また、降雨中でない場合には(ステップS17;No)、降雨警告表示36の表示をOFFに切り替える(ステップS19)。
制御部21は、ステップS13以後の処理を繰り返し実行し、車両1のイグニッションOFFに伴って表示パネル3への表示を終了する。
図5は、上述した表示制御処理における速度表示31の表示形態の変化の例を示す図であり、加速度センサ10により検出された加速度に応じた表示形態の変化の例を示す。
図5A〜Eは速度表示31において車速を示す数字の表示形態を示している。
図5Aは、加速度センサ10により検出された横向きの加速度(加速度GR、加速度GL)および上下方向の加速度(加速度GU、加速度GD)がゼロの場合、すなわち、加速度に応じて変形がされていない状態の表示形態を示す。
5Bは、加速度センサ10により検出された左向きの加速度GLが1.5Gで、上下方向の加速度GU、GDがゼロの場合の表示形態を示し、図5Bは加速度センサ10により検出された左向きの加速度GLが1.5Gで上下方向の加速度GU、GDがゼロの場合の表示形態を示す。
また、図5Cは加速度センサ10により上向きの加速度GUが検出され、左右方向の加速度GL、GRがゼロの場合の表示形態を示し、図5Dは加速度センサ10により下向きの加速度GDが検出され、左右方向の加速度GL、GRがゼロの場合の表示形態を示す。
図5Bに示すように、運転者からみて左向きの加速度GLが検出された場合、速度表示31の数字は、全体として左に向かって細く延びるくさび形状となるよう変形され、左向きの矢印のように見える。また、運転者からみて右向きの加速度GRが検出された場合、図5Cに示すように、速度表示31の数字は全体として右に向かって細く延びるくさび形状となるよう変形され、右向きの矢印のように見える。
このため、運転者には、速度表示31の数字そのものが矢印となって、加速度が加わる方向を指し示すように見える。
また、図5B、図5Cに示すように、速度表示31において車速を示す数字の斜め下には、加速度の向きを示す矢印と、加速度の大きさを示す数字とが表示される。このため、運転者に対して加速度の向きを、より明瞭に示すことができ、さらに、加速度の大きさを知らせることができる。
なお、図5B、図5Cに示す表示形態で、加速度の大きさに応じて、速度表示31の数字の変形の度合いを変えることも可能である。つまり、左右方向の加速度GL、GRが大きいほど、速度表示31の数字が細くとがった形状に変形されるようにしてもよい。この場合、速度表示31の数字の変形の度合いにより、加速度の大きさが明示されるので、運転者は、直感的に加速度の大きさを知ることができる。
また、上向きの加速度GUが加速度センサ10により検出された場合、図5Dに示すように、速度表示31の数字は、全体として上に向かって細く延びるくさび形状となるよう変形され、上向きの矢印のように見える。また、下向きの加速度GDが検出された場合、図5Eに示すように、速度表示31の数字は全体として下に向かって細く延びるくさび形状となるよう変形され、下向きの矢印のように見える。このように、上下方向の加速度GU、GDが検出された場合も、運転者には、速度表示31の数字そのものが矢印となって、加速度が加わる方向を指し示すように見える。
なお、図5D、図5Eに示す表示形態においても、加速度の大きさに応じて、速度表示31の数字の変形の度合いを変えることが可能であり、この場合、運転者は、直感的に加速度の大きさを知ることができる。
さらに、図5D、図5Eに示すように、速度表示31において車速を示す数字の横には、走行中の場所が上り坂または下り坂であることが明瞭に表示される。速度表示31の数字の変形によって加速度の向きを示すだけでなく、それが坂であることが表示されるので、運転者は、現在の車両1の走行状態を速やかに、かつ正確に知ることができる。
図6は、上述した表示制御処理における速度表示31の表示形態の変化の別の例を示す図であり、舵角センサ12により検出された舵角に応じた表示形態の変化を示す。
図6A〜Cは速度表示31において車速を示す数字の表示形態を示している。図6Aは舵角センサ12により検出された舵角がゼロの場合の表示形態を示し、図6Bは右方向の舵角が検出された場合の表示形態を示し、図6Cは左方向の舵角が検出された場合の表示形態を示す。
図6A〜Cに示すように、制御部21は、舵角センサ12により検出された舵角に対応して、速度表示31の数字を傾けるよう変形させる。図6Bの例では数字が右に30度傾いており、図6Cの例では数字が左に30度傾いている。この数字の傾きは舵角の大きさにほぼ比例するので、運転者は、数字の傾きの大きさから、舵角の大きさを容易にかつ直感的に知ることができる。なお、数字の傾きを舵角そのものと等しくする必要はなく、舵角に所定の係数を乗じて数字の角度としてもよいし、舵角が小さい範囲では、舵角を強調すべく数字を大きく傾けてもよい。
また、図5B〜Eに示したように加速度センサ10が検出した加速度に応じて速度表示31の数字を変形する方法と、図6B〜Cに示したように舵角センサ12が検出した舵角に応じて速度表示31の数字を傾ける方法とを、組み合わせることも勿論可能である。この場合、運転者は、速度表示31の数字の傾きから、舵角を知ることができ、速度表示31の数字がくさび形状に変形する方向および変形の度合いから、横方向の加速度の向きと大きさを知ることができる。
走行中の車両1には、旋回中に舵角と車速とに応じた横向きの加速度GR、GLが加わり、この加速度が過大になると、路面と車輪との摩擦係数にもよるが、横滑り(スリップ)を起こす可能性が高まる。本実施形態のように速度表示31の表示形態を変化させることで、運転者は、横方向の加速度の大きさに基づいて、必要に応じて横滑りを回避する行動をとることができる。この回避行動は、速度を低下させる行動と、舵角を小さくする行動とがあるが、車速も舵角も速度表示31を見れば知ることができる。つまり、速度表示31を見ることで、正確な回避行動をとることができる。
このように、表示装置20の表示パネル3における表示形態を、舵角センサ12が検出した舵角および加速度センサ10が検出した横向きの加速度に応じて変化させることで、車両1の横滑りに関する情報を効果的に提供することができ、さらに、横滑りを回避する行動においても運転者を支援して、安定した走行を維持させることができる。
また、車両が坂道を走行している場合には、上り坂か下り坂かの区別にも対応して、図5D〜Eに示すように速度表示31の表示形態を変化させる。下り坂を走行中は速度が増しやすく、上り坂の走行中は速度が低下しやすいので、運転者が横向きの加速度をもとに、横滑りの可能性および回避行動の要否を判断する際に、坂道を走行しているか否かは、重要な情報となる。従って、速度表示31における車速の表示形態を介して、横向きの加速度と、坂道を走行中であることを運転者に知らせることにより、横滑りの可能性を運転者が判断するための情報を効果的に提供し、運転者をより効果的に支援できる。
加えて、速度表示31には、雨滴センサ14が降雨を検出した場合には降雨警告表示36が表示され、外気温センサ15が検出した外気温が設定された温度より低い場合には外気温警告表示37が表示される。降雨警告表示36が表示されている場合は車両1が走行している路面が濡れて滑りやすくなっており、外気温警告表示37が表示されている場合は、車両1が走行している路面が、例えば凍結の可能性が高い温度か、それより低温である。つまり、降雨警告表示36及び外気温警告表示37により、路面が滑りやすい(低μ)状態となっていることを知らせることができるので、車両1の横滑りに関する多くの情報を効果的に提供できる。そして、運転者は、路面の状態をも加味して横滑りの可能性を的確に判断し、速度表示31の表示形態による支援を得て、必要に応じて正確な回避動作を行うことができる。
なお、上記実施形態においては、車両1に加わる加速度を検出する加速度センサ10として3軸のセンサを用いる場合を例に挙げて説明したが、2軸の加速度センサであってもよい。また、加速度センサ10、ECU11、舵角センサ12、雨滴センサ14、及び外気温センサ15が出力する信号フォーマットは任意であるし、これらの具体的な接続構成も任意であり、例えば、加速度センサ10、舵角センサ12、雨滴センサ14及び外気温センサ15が全てECU11に接続され、ECU11を介して全ての信号が表示装置20に入力される構成としてもよい。さらに、表示部は表示パネル3に限定されず、例えば、図3に例示した画面をフロントガラスに投影するプロジェクタを用いてもよいし、カーナビゲーション装置やオーディオ装置の表示画面に、図3に示した各種情報を表示する構成としてもよい。また、速度表示31に係る表示のみを、通常の速度表示を行うメーターパネルとは別体に構成された画面に表示氏、この画面を上記表示部として機能させてもよい。また、上記実施形態では、車両1が四輪車である場合を例に挙げて説明したが、本発明を適用する車両は四輪車に限らず自動二輪車や軽車両であってもよく、その他の細部構成についても、本発明の趣旨を損なうことのない範囲において、任意に変更可能である。
実施形態において検出される車両の加速度の向きを示す図である。 実施形態に係る車両情報表示システムの構成を示すブロック図である。 速度を表示する表示パネルの表示例を示す図である。 車両情報表示システムの動作を示すフローチャートである。 速度の表示形態の変化の例を示す図である。 速度の表示形態の変化の別の例を示す図である。
符号の説明
1 車両
2 車両情報表示システム
3 表示パネル(表示部)
10 加速度センサ
11 ECU
12 舵角センサ
13 ステアリングホイール
14 雨滴センサ
15 外気温センサ
20 表示装置
21 制御部(表示制御部)
24 インタフェース部
31 速度表示

Claims (4)

  1. 車両に搭載される表示装置において、
    前記車両の速度を表示する表示部と、
    前記車両の進行方向に対して横向きに前記車両に加わる加速度を示す加速度情報が入力された場合に、この加速度情報に基づいて前記表示部における速度の表示形態を変化させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記加速度情報には、前記車両に加わる上下方向の加速度を示す情報が含まれており、
    前記表示制御部は、前記加速度情報に基づいて前記車両が坂を走行しているか否かを判別し、坂を走行中の場合は、その坂の上りまたは下りの方向に応じて前記表示部における速度の表示形態を変化させること、
    を特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記表示制御部は、前記加速度情報とともに前記車両の方向舵の舵角を示す舵角情報が入力された場合に、前記加速度情報と前記舵角情報とに基づいて、前記表示部における速度の表示形態を変化させること、
    を特徴とする請求項1または2記載の表示装置。
  4. 車両に搭載された表示装置によって車両の速度を表示し、前記車両の進行方向に対して横向きに前記車両に加わる加速度に応じて、前記表示装置における速度の表示形態を変化させること、
    を特徴とする表示装置における表示制御方法。
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