JP2006275781A - 腕時計 - Google Patents
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Abstract
【課題】 時計ケースを自由に回転可能とするとともに、小径化を図った腕時計を提供する。
【解決手段】 ムーブメント17が収納される時計ケース13の裏蓋32に回転軸40を形成し、この回転軸40を、時計ケース13と立体的に重ねて配置され、時計バンドが取り付けられる台座14の受け孔52に、回転可能に嵌合し、この受け孔52と回転軸40との間に、時計ケース13を所定回転位置で位置決めする位置決め手段46、52Bを備えた。
【選択図】 図2
【解決手段】 ムーブメント17が収納される時計ケース13の裏蓋32に回転軸40を形成し、この回転軸40を、時計ケース13と立体的に重ねて配置され、時計バンドが取り付けられる台座14の受け孔52に、回転可能に嵌合し、この受け孔52と回転軸40との間に、時計ケース13を所定回転位置で位置決めする位置決め手段46、52Bを備えた。
【選択図】 図2
Description
本発明は、時計ケースが台座に回転可能に支持されている腕時計に関する。
一般に、ムーブメントが収納される時計ケースと、この時計ケースを支持する台座とを備え、この台座に時計ケースが周方向に回転可能に取り付けられた腕時計が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の腕時計では、時計ケースの外周を覆うように台座が配置され、この台座に形成された溝に沿って、当該時計ケースを回転可能に構成されている。
特開平08−271655号公報
しかし、従来の構成では、時計ケースの外側に台座を配置する構成としているため、この台座の外径が腕時計の外径となり、当該腕時計の外径が大きくなるという問題があった。また、時計ケースを回転させる際に、この時計ケースに設けられた竜頭と台座とが接触してしまうため、この竜頭が台座に接触しない範囲でしか、当該時計ケースを回転できないといった問題があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、時計ケースを自由に回転可能とするとともに、小径化を図った腕時計を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、時計ケースを自由に回転可能とするとともに、小径化を図った腕時計を提供することを目的とする。
上述課題を解決するため、本発明は、ムーブメントが収納される時計ケースの底面に回転軸を形成し、この回転軸を、時計ケースと立体的に重ねて配置され、時計バンドが取り付けられる台座の受け孔に、回転可能に嵌合し、この受け孔と回転軸との間に、時計ケースを所定回転位置で位置決めする位置決め手段を備えたことを特徴とする。この構成によれば、台座は、時計ケースの底面に形成された回転軸を支持するため、時計ケースを回転させる際に、この時計ケースの回転軌跡上に台座が介在することはない。このため、この台座が時計ケースの回転を阻害しないことにより、当該時計ケースを360度にわたって自由に回転させることができる。
また、この構成によれば、従来のように、時計ケースの外周を台座で支持する必要がないため、時計ケースに比べて台座を小さく形成することができる。このため、この時計ケースの外径が腕時計の外径となることにより、当該腕時計の外径の小径化を図ることができる。これに加えて、台座が時計ケースの外周を支持しないことにより、この時計ケースは、円形状以外の形状とすることが可能となるため、当該時計ケースのデザインの幅を広げることができ、腕時計の美観の向上を図ることができる。
また、この構成によれば、従来のように、時計ケースの外周を台座で支持する必要がないため、時計ケースに比べて台座を小さく形成することができる。このため、この時計ケースの外径が腕時計の外径となることにより、当該腕時計の外径の小径化を図ることができる。これに加えて、台座が時計ケースの外周を支持しないことにより、この時計ケースは、円形状以外の形状とすることが可能となるため、当該時計ケースのデザインの幅を広げることができ、腕時計の美観の向上を図ることができる。
上記構成において、位置決め手段は、回転軸に設けられ、弾性部材により付勢された突出部材と、受け孔に形成され、突出部材と係合する係合溝とを備える構成としても良い。この構成によれば、簡単な構成で、時計ケースを確実に位置決めできるため、例えば、作業時に手が離せない場合であっても、予め、作業時の姿勢で時刻を確認し易い角度に、この時計ケースの角度を合わせておくことにより、作業を行いながらでも腕を曲げることなく、簡単に時刻確認を行うことができる。従って、作業効率の低下を防止できるとともに、作業時に無理に時計を見ようとして作業ミスが生じることを防止することができる。
この場合において、係合溝は、受け孔に略等角度間隔で形成された構成としても良い。この構成によれば、時計ケースをユーザが所望する角度に位置決めすることができる。また、時計ケースの底面に、台座に当接する環状の段部を形成した構成としても良い。この構成によれば、段部と台座とを当接させることにより、この台座は時計ケースの底面に当接しない。このため、時計ケースと台座との接触面積を小さくすることができ、時計ケースの回転時における摩擦抵抗が減少するため、時計ケースをスムーズに回転させることができる。
本発明は、ムーブメントが収納される時計ケースの底面に回転軸を形成し、この回転軸を、時計ケースと立体的に重ねて配置され、時計バンドが取り付けられる台座の受け孔に、回転可能に嵌合し、この受け孔と回転軸との間に、時計ケースを所定回転位置で位置決めする位置決め手段を備えたため、時計ケースを自由に回転可能とするとともに、腕時計の小径化を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係る腕時計10の外観構成を示す図であり、図2は、腕時計10のA−A断面図である。この腕時計10は、時計本体11と、この時計本体11に連結された時計バンド12とを備えて構成されている。なお、本実施形態では、腕時計10の例示として、時針により時刻を表示するアナログ時計を例示するが、LED(Light Emitting Diode)あるいは有機EL(Electro Luminescent)によって時刻をデジタル表示するデジタル時計であっても良い。
図1は、本発明の一実施形態に係る腕時計10の外観構成を示す図であり、図2は、腕時計10のA−A断面図である。この腕時計10は、時計本体11と、この時計本体11に連結された時計バンド12とを備えて構成されている。なお、本実施形態では、腕時計10の例示として、時針により時刻を表示するアナログ時計を例示するが、LED(Light Emitting Diode)あるいは有機EL(Electro Luminescent)によって時刻をデジタル表示するデジタル時計であっても良い。
時計本体11は、図2に示すように、時計ケース13と、この時計ケース13を支持する台座14と、これら時計ケース13及び台座14の裏面側に配置される押さえ板15とを備える。時計ケース13は、カバーガラス30が配置される胴ケース31及び裏蓋32から構成され、その内部に、文字板16及びムーブメント17等を密封状態で収容している。この場合、胴ケース31と裏蓋32との間には、密封性や防水性を向上されるためのパッキン33が配置される。
ムーブメント17は、筒車から延出する針取付体20、二番車から延出する針取付体21、及び、四番車から延出する針取付体22が、文字板16の中央穴19を貫通し、当該文字板16の上方に延出する。各針取付体20〜22には、それぞれ時針23、分針24、秒針25が取り付けられ、これら時刻表示針23〜25によって時刻が表示される。
このムーブメント17には、水晶振動子を時間調速に用いてステッピングモータ等により上記時刻表示針23〜25を回転駆動するクオーツ式、或いは、ゼンマイを巻き上げてそのゼンマイに蓄えられた力により上記時刻表示針23〜25を回転駆動する機械式等が適用され、また、暦(年、月、日等)を表示する暦表示機構を備えたものでもよい。また、時刻表示針として、時針23、分針24、秒針25を備える場合に限らず、時針23及び分針24だけとしてもよい。
また、ムーブメント17は、このムーブメント17から延出する巻真17Aを有し、この巻真17Aは、胴ケース31の3時位置に形成された貫通孔13Aに通され、胴ケース31を間に挟んで外側から竜頭34が連結される。この竜頭34の軸34Aには、パッキン35が設けられ、このパッキン35により、軸34Aと、貫通孔13Aに挿通されたパイプ部材13Bとの間の隙間が閉塞され、ゴミや水分等の侵入が防止される。
このムーブメント17には、水晶振動子を時間調速に用いてステッピングモータ等により上記時刻表示針23〜25を回転駆動するクオーツ式、或いは、ゼンマイを巻き上げてそのゼンマイに蓄えられた力により上記時刻表示針23〜25を回転駆動する機械式等が適用され、また、暦(年、月、日等)を表示する暦表示機構を備えたものでもよい。また、時刻表示針として、時針23、分針24、秒針25を備える場合に限らず、時針23及び分針24だけとしてもよい。
また、ムーブメント17は、このムーブメント17から延出する巻真17Aを有し、この巻真17Aは、胴ケース31の3時位置に形成された貫通孔13Aに通され、胴ケース31を間に挟んで外側から竜頭34が連結される。この竜頭34の軸34Aには、パッキン35が設けられ、このパッキン35により、軸34Aと、貫通孔13Aに挿通されたパイプ部材13Bとの間の隙間が閉塞され、ゴミや水分等の侵入が防止される。
次に、時計ケース13と、この時計ケース13を回転可能に支持する台座14及び押さえ板15の構成について説明する。時計ケース13の裏蓋(底面)32には、図3に示すように、この時計ケース13の裏面側に突出する回転軸40と、この回転軸40の周囲に配置された環状の段部41とが形成されている。本構成では、裏蓋32、回転軸40及び段部41は一体に成形されており、組み立て作業の容易化が図られている。回転軸40の端面40Aには、台座14及び押さえ板15を取り付けるためのねじ穴42が設けられている。また、回転軸40の側面40Bには、図2に示すように、この回転軸40の半径方向に、ばね穴44が形成され、このばね穴44に、コイルばね(弾性部材)45と、このコイルばね45の付勢力によって、当該ばね穴44から突出するクリックボール(突出部材)46とが配置されている。
本構成では、時計ケース13は、この時計ケース13の裏蓋32に形成された回転軸40が台座14によって支持されている。従来のように、時計ケースの外周を支持する場合には、この時計ケースは円形になるが、本構成では、時計ケース13の形状に制約が無くなるため、自由なデザインをすることができる。この場合、時計ケース13と台座14とを立体的に重ねて配置することにより、従来のものよりも腕時計10の厚みが増すおそれがあるが、回転軸40及び台座14を極力薄く形成することによって、意匠性に優れた腕時計の実現を図っている。
本構成では、時計ケース13は、この時計ケース13の裏蓋32に形成された回転軸40が台座14によって支持されている。従来のように、時計ケースの外周を支持する場合には、この時計ケースは円形になるが、本構成では、時計ケース13の形状に制約が無くなるため、自由なデザインをすることができる。この場合、時計ケース13と台座14とを立体的に重ねて配置することにより、従来のものよりも腕時計10の厚みが増すおそれがあるが、回転軸40及び台座14を極力薄く形成することによって、意匠性に優れた腕時計の実現を図っている。
台座14は、図3に示すように、略円筒形状に形成された台座本体50と、この台座本体50の両端に一体成形されたバンド連結部51とを備える。このバンド連結部51には、当該バンド連結部51に設けられた貫通孔51Aに連結ピン(図示せず)が挿通され、この連結ピンを介して時計バンド12(図1参照)が連結される。台座本体50は、上記回転軸40が回転可能に嵌合される受け孔52と、この受け孔52よりも拡径し、上記押さえ板15が配置される拡径部53とが形成されている。
台座14は、この台座の長手方向の長さL1を、時計ケース13の短手方向の長さL2と略同一に形成されている。これによれば、この台座14上で時計ケースを回転させた場合であっても、台座14が時計ケース13の外延から突出しないため、この時計ケース13の外径が、そのまま腕時計10の外径となり、この腕時計10の小径化を図ることができる。
台座14は、この台座の長手方向の長さL1を、時計ケース13の短手方向の長さL2と略同一に形成されている。これによれば、この台座14上で時計ケースを回転させた場合であっても、台座14が時計ケース13の外延から突出しないため、この時計ケース13の外径が、そのまま腕時計10の外径となり、この腕時計10の小径化を図ることができる。
受け孔52は、上記回転軸40と略同一径に形成され、この回転軸40の側面40Bと摺動可能に形成される摺動面52Aと、この摺動面52Aに形成され、上記クリックボール46と係合する係合溝52Bとを備える。本構成では、これらクリックボール46及び係合溝52Bが位置決め手段を構成する。この係合溝52Bは、摺動面52Aに略等角度(本構成では45度)間隔で形成されており、この係合溝52Bにクリックボール46が係合することによって、回転軸40に連結される時計ケース13の位置決めが実行される。また、拡径部53には、環状溝54が形成され、この環状溝54にパッキン55(図2参照)が配置されている。このパッキン55は、台座14のがたつきを防止するとともに、この台座14を回転させる際に、当該台座14の摺動性の向上を図るものである。また、押さえ板15は、拡径部53に係合するように円形状に形成され、止めねじ62が貫通する貫通孔61が設けられている。
本構成では、時計ケース13の回転軸40を台座14の受け孔52に嵌め込み、この台座14の拡径部53に押さえ板15を配置して、止めねじ62によって、この押さえ板15を時計ケース13に固定する。台座14は、図2に示すように、時計ケース13に立体的に重ねて配置されており、台座14は、時計ケース13の裏蓋32に形成された段部41と、押さえ板15との間に狭持されている。この場合、時計ケース13の段部41は、裏蓋32よりも突出して、この裏蓋32と、台座14の当該時計ケース13側の面14Aとが接触しないように構成されている。このため、時計ケース13と台座14との接触面積を小さくすることにより、回転時の摩擦抵抗が減少し、時計ケース13をスムーズに回転させることができる。更に、裏蓋32は、上記段部41により、台座13がこの裏蓋32に接触しないため、この裏蓋32が傷つくことが防止される。
次に、図4を参照して、回転動作について説明する。
通常状態では、回転軸40のクリックボール46は、受け孔52に形成された、いずれかの係合溝52Bと係合して時計ケース13の位置決めを行っている。ここで、時計ケース13を回転させると、クリックボール46は、受け孔52の摺動面52Aに当接するため、コイルばね45の付勢力に抗してばね穴44の内部に収容される。この状態で、時計ケースを更に回転させた場合、ばね穴44が次の係合溝52Bと対向する位置に配置される。このため、クリックボール46は、コイルばね45の付勢力により、ばね穴44から突出して、当該次の係合溝52Bと係合することによって、時計ケース13の位置決めがなされる。
通常状態では、回転軸40のクリックボール46は、受け孔52に形成された、いずれかの係合溝52Bと係合して時計ケース13の位置決めを行っている。ここで、時計ケース13を回転させると、クリックボール46は、受け孔52の摺動面52Aに当接するため、コイルばね45の付勢力に抗してばね穴44の内部に収容される。この状態で、時計ケースを更に回転させた場合、ばね穴44が次の係合溝52Bと対向する位置に配置される。このため、クリックボール46は、コイルばね45の付勢力により、ばね穴44から突出して、当該次の係合溝52Bと係合することによって、時計ケース13の位置決めがなされる。
本実施形態では、時計ケース13の裏蓋32に回転軸40を形成し、この回転軸40を、時計ケース13と立体的に重ねて配置される台座14の受け孔52に、回転可能に嵌合したため、台座14が時計ケース13の底面に形成された回転軸40を支持することにより、時計ケース13を回転させる際に、当該時計ケース13の回転軌跡上に台座14が介在することはない。このため、この台座14が時計ケース13の回転を阻害しないことにより、当該時計ケース13を360度に渡って自由に回転させることができる。
また、本実施形態では、台座14を時計ケース13と台座14とを立体的に重ねて配置し、時計ケース13の回転軸40を台座14の受け孔52に回転可能に嵌合したため、従来のように、時計ケースの外周を台座で支持する必要がない。これによれば、時計ケース13に比べて台座14を小さく形成することができるため、この時計ケース13の外径が腕時計10の外径となるため、当該腕時計10の外径の小径化を図ることができる。さらに、台座14が時計ケース13の外周を支持しないことにより、この時計ケース13は、円形状以外の形状とすることが可能となるため、当該時計ケース13のデザインの幅を広くすることができ、腕時計10の美観の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、台座14を時計ケース13と台座14とを立体的に重ねて配置し、時計ケース13の回転軸40を台座14の受け孔52に回転可能に嵌合したため、従来のように、時計ケースの外周を台座で支持する必要がない。これによれば、時計ケース13に比べて台座14を小さく形成することができるため、この時計ケース13の外径が腕時計10の外径となるため、当該腕時計10の外径の小径化を図ることができる。さらに、台座14が時計ケース13の外周を支持しないことにより、この時計ケース13は、円形状以外の形状とすることが可能となるため、当該時計ケース13のデザインの幅を広くすることができ、腕時計10の美観の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態では、受け孔52と回転軸40との間に、時計ケース13を所定回転位置で位置決めする位置決め手段46、52Bを備えているため、これら位置決め手段46、52Bによって、この時計ケース13を所定回転位置で仮固定することができる。このため、例えば、作業時に手が離せない場合であっても、予め、作業時の姿勢で時刻を確認し易い角度に、この時計ケース13の角度を合わせておくことにより、作業を行いながら腕を曲げることなく、簡単に時刻確認を行うことができる。従って、作業効率を低下することが防止できるとともに、作業時に無理に時計を見ようとして作業ミスが生じることを防止することができる。
また、本実施形態では、位置決め手段は、回転軸40に設けられ、コイルばね45により付勢されたクリックボール46と、受け孔52に形成され、クリックボール46と係合する係合溝52Bとを備えるため、簡単な構成で、時計ケース13を確実に位置決めすることができる。
また、本実施形態では、係合溝52Bは、前記受け孔52略等角度間隔で形成されているため、時計ケース13をユーザが所望する角度に位置決めすることができる。
また、本実施形態では、時計ケース13の裏蓋32に、台座14に当接する環状の段部41を形成したため、この段部41と台座14とを当接させることにより、この台座14は時計ケース13の裏蓋32に当接しない。このため、時計ケース13と台座14との接触面積を小さくすることができ、時計ケース13の回転時における摩擦抵抗が減少するため、時計ケース13をスムーズに回転させることができる。更に、時計ケース13の裏蓋32が傷つくことが防止される。
また、本実施形態では、時計ケース13の裏蓋32に、台座14に当接する環状の段部41を形成したため、この段部41と台座14とを当接させることにより、この台座14は時計ケース13の裏蓋32に当接しない。このため、時計ケース13と台座14との接触面積を小さくすることができ、時計ケース13の回転時における摩擦抵抗が減少するため、時計ケース13をスムーズに回転させることができる。更に、時計ケース13の裏蓋32が傷つくことが防止される。
上述した実施形態は、あくまで本発明の一態様に過ぎず、本発明の範囲内で任意に変形が可能である。例えば、上述の実施形態では、時計ケース13は、裏蓋32を備える構成としたが、これに限るものではなく、裏蓋を備えない(いわゆるワンピース型)時計ケースの底面に回転軸を設けた構成にも適用することができる。
また、本実施形態では、位置決め手段は、時計ケース13の回転軸40に設けられ、コイルばね45により付勢されたクリックボール46と、台座14の受け孔52に形成され、クリックボール46と係合する係合溝52Bとを備える構成としていたが、これに限るものではなく、回転軸40の側面40Bと受け孔52の摺動面52Aとの間に位置決め部材(例えば、ゴムシート)を配置する構成としても良い。この構成では、ゴムシートの摩擦抵抗によって、時計ケース13が自由に回転することが防止されるとともに、この摩擦抵抗に抗して時計ケース13を回転させた場合には、時計ケース13の回転させた位置で固定することができる。この場合、上記クリックボール46と係合溝52Bとを備えるものに比べて、時計ケース13の位置決め角度が設定されていないため、ユーザが所望する角度で、上記時計ケース13の位置決めを行うことができる。
また、本実施形態では、位置決め手段は、時計ケース13の回転軸40に設けられ、コイルばね45により付勢されたクリックボール46と、台座14の受け孔52に形成され、クリックボール46と係合する係合溝52Bとを備える構成としていたが、これに限るものではなく、回転軸40の側面40Bと受け孔52の摺動面52Aとの間に位置決め部材(例えば、ゴムシート)を配置する構成としても良い。この構成では、ゴムシートの摩擦抵抗によって、時計ケース13が自由に回転することが防止されるとともに、この摩擦抵抗に抗して時計ケース13を回転させた場合には、時計ケース13の回転させた位置で固定することができる。この場合、上記クリックボール46と係合溝52Bとを備えるものに比べて、時計ケース13の位置決め角度が設定されていないため、ユーザが所望する角度で、上記時計ケース13の位置決めを行うことができる。
また、上記位置決め手段として、台座14の拡径部53に形成された環状溝54に配置されるパッキン55と、このパッキン55が当接するとともに、上記回転軸40に連結される押さえ板15とを備える構成としても良い。この構成では、パッキン55は位置決め部材として機能する。この構成によれば、パッキン55は、時計ケース13と台座14とを立体的に重ねて配置する方向に、押さえ板15を付勢しているため、これらパッキン55及び押さえ板15の摩擦抵抗により、時計ケース13が自由に回転することが防止されるとともに、この摩擦抵抗に抗して時計ケース13を回転させた場合には、時計ケース13の回転させた位置で固定することができる。この場合、上記クリックボール46と係合溝52Bとを備えるものに比べて、時計ケース13の位置決め角度が設定されていないため、ユーザが所望する角度で、上記時計ケース13の位置決めを行うことができる。
また、上記パッキン(位置決め部材)は、時計ケース13が台座14上で回転する際に、回転抵抗となるものであればよく、台座14の時計ケース13側の面14Aに当接する当該時計ケース13の段部41の配置される構成としても良い。また、位置決め部材は、パッキンだけでなく、板ばねであっても良い。
また、上記パッキン(位置決め部材)は、時計ケース13が台座14上で回転する際に、回転抵抗となるものであればよく、台座14の時計ケース13側の面14Aに当接する当該時計ケース13の段部41の配置される構成としても良い。また、位置決め部材は、パッキンだけでなく、板ばねであっても良い。
10…腕時計、11…時計本体、12…時計バンド、13…時計ケース、14…台座、15…押さえ板、16…文字盤、17…ムーブメント、23…時針、24…分針、25…秒針、30…カバーガラス、31…胴ケース、32…裏蓋(底面)、40…回転軸、41…段部、44…ばね穴、45…コイルばね(弾性部材)、46…クリックボール(位置決め手段、突出部材)、52…受け孔、52B…係合溝(位置決め手段)。
Claims (4)
- ムーブメントが収納される時計ケースの底面に回転軸を形成し、この回転軸を、前記時計ケースと立体的に重ねて配置され、時計バンドが取り付けられる台座の受け孔に、回転可能に嵌合し、この受け孔と前記回転軸との間に、前記時計ケースを所定回転位置で位置決めする位置決め手段を備えたことを特徴とする腕時計。
- 前記位置決め手段は、前記回転軸に設けられ、弾性部材により付勢された突出部材と、前記受け孔に形成され、前記突出部材と係合する係合溝とを備えることを特徴とする請求項1に記載の腕時計。
- 前記係合溝は、前記受け孔に略等角度間隔で形成されたことを特徴とする請求項2に記載の腕時計。
- 前記時計ケースの底面に、前記台座に当接する環状の段部を一体に形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の腕時計。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005095488A JP2006275781A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 腕時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005095488A JP2006275781A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 腕時計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006275781A true JP2006275781A (ja) | 2006-10-12 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005095488A Pending JP2006275781A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 腕時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006275781A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018170606A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | ブラザー工業株式会社 | ヘッドマウントディスプレイ |
-
2005
- 2005-03-29 JP JP2005095488A patent/JP2006275781A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018170606A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | ブラザー工業株式会社 | ヘッドマウントディスプレイ |
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