JP2006274943A - 内燃機関の燃焼制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 混合気を形成する空気と燃料以外の他の成分を添加することなく、着火時期の制御が可能な内燃機関の燃焼制御装置を提供する。
【解決手段】 燃焼室106に吸気ガスを導くとともに、燃焼室106内に流入した吸気ガス内に燃料を噴射し、吸気ガスと混合しながら自己着火により燃焼する内燃機関100に用いられ、
酸素濃度Cを調節する酸素濃度調節装置3を備え、酸素濃度調節装置3は、吸気ガスの酸素濃度Cを富化および貧化することにより着火時期CAaを制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の燃焼制御装置に関し、例えばディーゼル機関等の予混合圧縮着火する内燃機関の着火時期制御装置に適用して好適なものである。
従来、例えばディーゼルエンジンは、気筒の燃焼室に燃料を噴射供給する燃料噴射弁が設けられており、燃料噴射弁から噴射された燃料は微粒化され、燃焼室内の空気と混合しながら発達し、自己着火により燃焼し、エンジンの動力として利用されている。
特許文献1では、空気と燃料が混合した予混合気に水添加して着火時期を制御する技術が開時されている。この技術では、燃焼室内の混合気に水を噴射することで、水の蒸発潜熱を利用して混合気の温度を下げ、着火時期を遅らせている。
特表2004−515702公報
しかしながら、特許文献1による従来技術では、水をエンジンに装備するため、水を溜めておくためのタンク等の装置が必要であることと、水の噴射等によりエンジン部品が腐蝕するおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、混合気を形成する空気と燃料以外の他の成分を添加することなく、着火時期の制御が可能な内燃機関の燃焼制御装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、請求項1乃至6記載の発明では、燃焼室に吸気ガスを導くとともに、燃焼室内に流入した吸気ガス内に燃料を噴射し、吸気ガスと混合しながら自己着火により燃焼する内燃機関に用いられ、
酸素濃度を調節する酸素濃度調節手段を備え、
酸素濃度調節手段は、吸気ガスの酸素濃度を富化および貧化することにより着火時期を制御することを特徴としている。
これによると、酸素濃度を調節する酸素濃度調節手段を備え、吸気ガスの酸素濃度を調節することで酸素濃度を富化および貧化することことにより着火時期を制御するので、混合気を形成する吸気ガスと燃料以外の他の成分を添加することなく、着火時期を制御することができる。
また、請求項2に記載の発明では、酸素濃度調節手段は、空気中の窒素成分を選択的に透過する窒素透過膜を備え、窒素透過膜により吸気ガスを燃焼室へ導く側の窒素成分を富化および貧化することにより酸素濃度を調節することを特徴としている。
これにより、燃焼室に導く吸気ガスの酸素濃度を制御するのに、窒素透過膜を用いることができる。
また、請求項3に記載の発明では、窒素透過膜は、吸気ガスを前記燃焼室に導く吸気通路に分岐して配置され、酸素濃度調節手段は、窒素透過膜に空気を流す方向を切換えることを特徴としている。
これにより、窒素透過膜に空気を流す方向を前記吸気通路に向けて吸い込む側と前記吸気通路とは反対の排出する側に切換えることで、酸素貧化と酸素富化とに切換えることができる。
また、請求項4に記載の発明では、酸素濃度調節手段は、吸気ガスを前記燃焼室に導く吸気通路に分岐して配置され、空気中の酸素成分を選択的に透過する酸素透過膜と、前記酸素透過膜に接続する通路と窒素透過膜に接続する通路を切換える切換手段を備えていることを特徴としている。
これにより、窒素透過膜と酸素透過膜を両方を用い、窒素透過膜と酸素透過膜にそれぞれ接続する通路を切換えることで、吸気ガスの酸素濃度を調節できる。
また、請求項5乃至6記載の発明では、酸素濃度調節手段は、内燃機関の運転状態を検出する検出手段と、検出手段により検出した運転状態に基づいて目標着火時期を決定し、これに対応した酸素濃度を設定する酸素濃決定手段を備えることを特徴としている。
これにより、内燃機関の運転状態に応じた最適着火時期に制御することが可能である。
また、請求項6に記載の発明では、酸素濃度調節手段は、検出手段により検出した運転状態に基づいてノックの発生および窒素酸化物の所定以上排出のうち少なくともいずれかの状態であると判断される場合には、酸素濃度の設定を小さくする学習制御手段を備えていることを特徴としている。
これによると、ノックの発生もしくは窒素酸化物の所定以上である場合には、運転状態に応じて設定した酸素濃度を小さく設定する学習制御手段を備えている。したがって、個々の内燃機関に燃焼ばらつきがある場合であっても、着火時期を制御するための物理量としての酸素濃度を補正することで、個々の内燃機関におけるノック発生防止と窒素酸化物の所定以上の排出防止ができる。

以下、本発明の内燃機関の燃焼制御装置を、具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の内燃機関の燃焼制御装置の構成を示す模式的断面図である。図2は、図1中の酸素濃度調節装置の構成部材であって、窒素透過膜を有する構造体を示す斜視図である。図3は、図2の構造体の断面図である。図4は、図2の構造体のセル形状を示す図であって、図4(a)、図4(b)、および図4(c)は、セル形状の各実施例を示す平面図である。図5は、図3中の窒素透過膜における窒素と酸素との透過の違いを説明する模式的断面図である。図6は、図3中の窒素透過膜に対する差圧による吸着量の変化を窒素と酸素について比較して示したグラフである。図7は、図1中の窒素透過膜に発生する差圧と酸素濃度との関係を模式的に示すグラフである。図8は、図1中の酸素濃度調節装置の作動を説明するフローチャートである。図9は、本実施形態の作用効果を説明するタイムチャートである。
図1に示す内燃機関の燃焼制御装置1は、内燃機関の気筒の燃焼室106へ空気、もしくは空気と排気の一部を吸気ガスとして導く吸気通路側に酸素濃度調節装置3を備えており、酸素濃度調節装置3により吸気ガス中の酸素濃度を調節するものである。図1に示すように、酸素濃度調装置3は、流入する吸気ガスもしくは空気の流入流体に含まれる特定成分(酸素または窒素)を選択的に分離する成分分離装置31と、この成分分離装置31に吸気ガスの流れおよび空気の流れのうちいずれかを付与する流体流れ発生装置37と、制御手段としてのECU200を備えている。成分分離装置31および流体流れ発生装置37は、図1に示すように、吸気管117より分岐する吸気通路118内に配置されており、吸気管117側から周囲空気側の開口端側に向かって、流体流れ発生装置としてのポンプ37、成分分離装置31の順で配置されている。
なお、燃焼制御装置1は、図1に示すように、燃料の噴射供給により動力を得る内燃機関100、特にディーゼルエンジンに用いられ、例えば多気筒(例えば4気筒)ディーゼルエンジン(以下、エンジンと呼ぶ)100に用いられている。エンジン100の気筒内には、シリンダブロック101とピストン104とで区画される燃焼室106とを備え、燃焼室106に噴射供給された燃料の自己着火により燃焼する周知の内燃機関である。なお、ピストン104のシリンダ101内周壁内における往復運動はコンロッド(図示せず)を介してクランクシャフト(図示せず)の連続回転運動に変換される。燃焼室106は、ピストン104の往復移動により容積が増減する。なお、ここで、図1では、図面作図上、4気筒のうちの1気筒のみを示している。燃料噴射弁2は気筒ごとに設けられ、燃焼室106に燃料を噴射供給する。気筒には、図1に示すように、空気が流れる吸気通路を形成する吸気管117と、燃焼室106内の燃焼ガスを排出する排気通路を形成する排気管119とが接続されている。吸気弁(以下、吸気バルブと呼ぶ)107は燃焼室106へ導く空気の流れを遮断および許容し、排気弁(以下、排気バルブと呼ぶ)109は燃焼室106より流出する空気の流れを遮断および許容する。
なお、ここで、吸気ガスには主として空気から構成されており、以下の説明では吸気ガスおよび空気を総称して空気と呼ぶ。
成分分離装置31は、図1に示すように、空気中の特定成分(以下、窒素とする)を透過する透過膜(以下、窒素透過膜と呼ぶ)31aを有する。なお具体的には、成分分離装置31内は、窒素透過膜31aを基材としての隔壁36表面に一体的に形成したハニカム構造体Hが設けられ、このハニカム構造体Hをなしている。
ハニカム構造体Hは、図2に示すように、外殻36aと多数のセル32とを一体的に形成したものである。図3はハニカム構造体Hの軸方向の部分断面を模式的に示したものであり、ハニカム状に形成された各セル32は、一端側を封止し他端側を開口したままとしている。ハニカム構造Hの一端側(図3に示される右端側)において、各セル32の封止部35と開口部34とが千鳥状に交互に横並びするように構成されている。具体的には、ハニカム構造体Hは、各セル32の一端側もしくは他端側に配置される封止部35によって一端側から他端側へ流れる空気、および他端側から一端側へ流れる空気のいずれも自由な流通を阻止するように形成されている。
図4において、図4(a)、図(b)、図4(c)はセル形状の各実施例を模式的に示したものであって、ハニカム構造体Hのセル32は、図4(a)に示す正方形、図(b)に示す六角形、図4(c)に示す三角形など適宜の形状とすることができる。なお、一端側端面ないし他端側端面におけるセル密度は、400〜900個/inch(62〜140個/cm)であることが好ましい。セル密度が400個/inch未満である場合には、流通する空気の特定成分(窒素)の透過面積が不十分であり酸素富化および酸素貧化するための装置のサイズを車両に搭載可能なサイズに小型化できないおそれがある。また、セル密度が900個/inchを超える場合には、ハニカム構造体H内を流通する空気の圧力損失が大きくなるおそれがあるため好ましくない。
このようなハニカム構造Hにおいて、各セル32を隔てる隔壁36の厚さは、0.05〜1.0mmであることが好ましい。隔壁32の厚さが0.05mm未満の場合にはハニカム構造H上強度的に不十分となるおそれがある。また、隔壁32の厚さが1.0mmを超える場合には、流体流れ発生装置37として、駆動圧力が比較的大きいポンプを必要とするので適用ではない。
また、隔壁36は、窒素透過膜31aを支持しハニカム構造体Hを形成する基材として、多孔質のセラミックであることが好ましく、特にコージュライトが好適である。コージュライトは良好な成形性を有し、原料の配合や焼結方法などにより容易に所望の通気性や強度を得ることが可能であり、かつ安価であるので経済的である。
さらになお、通気性を有する基材として、隔壁36は、多孔質体の平均通孔径は100μm以下であることが好ましい。
窒素透過膜31aは、気体中の特定成分(本実施例では窒素)を分離できるものであれば特に限定しないが、空気中の酸素と窒素とを分離するものとして、ゼオライト系材料からなる薄膜が好ましい。
なお、ここで、空気は主成分として窒素と酸素との混合物であるが、図6に示すようにその成分元素によりゼオライトへの吸着特性が大きく異なる。具体的には、ゼオライト膜を透過する空気の圧力を増加すると、空気中の窒素分子Nの吸着量は飛躍的に増加するが、酸素分子Oの吸着量の増加は比較的小さい。例えば、差圧を800torrとすると、窒素分子Nの吸着量は、約15L/kg(ただし、Lは付着する窒素体積、kgはゼオライトの重量である)であり、酸素分子Oの吸着量は約3L/kgと非常に小さく、窒素分子Nの吸着量の約1/5.4にすぎない。例えば、図3に示すように、ハニカム構造体Hの一端側(図3に示される右端側)をポンプ37により吸引する場合には、ハニカム構造体Hを介して周囲空気を吸気A側へ減圧吸引するので、吸気A(図1参照)側へ窒素を透過し、吸気管117内の酸素が貧化されることになる。
図5に窒素透過膜31aがゼオライト膜の場合における吸気Aの酸素濃度の調節作用を模式的に示す。ゼオライト膜31aは隔壁36の表面に形成されており、ゼオライト膜31aを貫通する細孔31ahは、多孔質からなる隔壁36の通孔36hに連通している(隔壁36の通孔36hは、ゼオライト膜31aを貫通する細孔31ahよりもはるかに大径であるので図5の断面図では単に空間36hとしている)。なお、吸気A側へ流れる空気の圧力が隔壁36側つまりゼオライト膜31aの表面31aK側で高く、吸気A側に臨む反対表面31aA側で低くなっている。周囲空気中の窒素分子Nはゼオライトに吸着されるので、ゼオライト膜表面31aKに吸着される。細孔31ahはその径が3〜7Åと極めて小さいので、吸着された窒素分子分子Nはゼオライト膜31a前後の圧力差(差圧)で細孔31ahの表面上を図5中の矢印方向に移動してゼオライト膜31aを通過する。しかし、酸素分子Oはゼオライト膜31aに吸着されにくいので細孔31ahを通過することなく、ゼオライト膜表面31aKの近傍に滞留する。その結果、ゼオライト膜表面31aKの裏面側つまりゼオライト膜表面31aA側の吸気Aは酸素貧化空気aとなる。
一方、ハニカム構造体Hの一端側(図3に示される右端側)をポンプ37により加圧する場合には、ハイニカム構造体Hを介して吸気Aを周囲空気側へ加圧圧送するので、周囲空気側へ窒素を透過し、吸気管117内の酸素が貧化され吸気Aは酸素富化空気となる。
上記酸素貧化空気もしくは酸素富化空気aの酸素濃度C(%)は、図7に示すように、窒素透過膜31aに印加するポンプ37の圧力に比例して増加する。なお具体的には、ポンプ37の排出圧力により周囲空気側へ加圧する加圧状態を形成し、その排出圧力を増加することにより、酸素富化空気aの酸素濃度を増大させることがきる。一方、ポンプ37の吸入圧力により吸気A側へ吸引する減圧状態を形成し、その吸入圧力を増加することにより、酸素貧化空気aの酸素濃度を減少させることがきる。成分分離装置31およびポンプ37を有する酸素濃度調節装置3において、吸気Aを酸素貧化空気もしくは酸素富化空気aに形成する酸素濃度は、10〜90容量%程度に可変可能であることが好ましい。吸気中の酸素濃度Cを減少することにより、図9に示すように、着火時期を遅角させることができ、酸素濃度Cに応じた着火時期に自己着火させられる。なお、図9において、横軸はクランク角度、縦軸は筒内圧力(燃焼室106内の圧力)を示しており、細線で示す圧力特性は燃焼室106に燃料噴射をしない状態でエンジン100を回転駆動した場合の筒内圧力特性を示している。酸素濃度Cが30%(酸素富化空気aの一実施例)、21%、および15%(酸素貧化空気aの一実施例)の順に、着火時期がそれぞれ、CA1、CA2、CA3の順に遅角している。
なお、ここで、ポンプ37の圧力の作動方向としては、周囲空気側へ加圧する加圧状態を、排出側へ空気を流す状態と呼び、吸気A側へ吸引する減圧状態を、吸気A側へ空気を流す状態と呼ぶ。
なお、ゼオライト膜31aの厚さは0.1〜100μmの範囲であることが好ましい。この膜厚が0.1μm未満の場合には、強度不足やピンホールが発生するおそれがある。また、膜厚が100μmを超える場合には、透過するためのゼオライト膜31a前後の圧力差が所定以上に大きくなるため好ましい。
ECU200は、図示しないリードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、マイクロプロセッサ(CPU)、入力ポート、出力ポートを相互に双方向性バスで接続した公知構成のマイクロコンピュータとして構成されている。このECU200は、燃料噴射弁2への通電期間を制御する。エンジンの回転速度、吸気管圧力(または吸入空気量)、冷却水温等のエンジンの運転状態を検出する図示しない各種センサ91、92、93の信号を読み込み、エンジン用の各種プログラム(図示せず)に従って、燃料噴射弁2の電磁駆動部の動作を制御する。なお、詳しくは、クランクシャフトの回転状態に応じて720°CA毎にパルス信号を出力する基準位置センサ(図示せず)と、より細かなクランク角毎(例えば、30°CA毎)にパルス信号を出力する回転角センサ(図示せず)とが設けられている。エンジン100の図示しないシリンダ(ウォータジャケット)などには、冷却水温を検出するための水温センサ98が配設されている。エンジン100の図示しないオイルパンなどには、エンジンオイルの油温を検出するための油温センサ(図示せず)が設けられている。吸気管117には、吸入空気流量を検出するエアフローメータ(図示せず)、吸気温度を検出する吸気温センサ(図示せず)などが配設されている。排気管119には、排ガス中の酸素濃度等に比例し、空燃比信号を出力する空燃比センサ(図示せず)などが設けられている。また、運転者の要求等を検出するためのアクセルペダルセンサ(図示せず)、スロットル開度センサ(図示せず)等が設けられている。
なお、本実施形態では、吸気管117内には、酸素(O)濃度を検出するOセンサ91が設けられている。ECU200は、Oセンサ91により、燃焼室106に導かれる吸気A(酸素貧化もしくは酸素富化空気a)中の酸素濃度を検出し、その検出値をフィードバックさせることで、酸素貧化もしくは酸素富化空気aを所望の酸素濃度にするためのポンプ37の圧力を決定する。
また、排気管119内には、NOx濃度を検出するNOxセンサ92が設けられている。シリンダなどにディーゼルノック等の燃焼に伴なうノック発生を検出するノックセンサ93が設けられている。ECU200は、各種センサによりエンジン100の運転状態を検出し、その運転状態に基づいて酸素貧化もしくは酸素富化空気aの酸素濃度Cを決定する。ECU200は、酸素貧化もしくは酸素富化空気aを酸素濃度調節装置3により設定した酸素濃度Cに制御する。NOx濃度が所定以上およびノック発生の少なくともいずれかが検出される場合には、ECU200は設定した酸素濃度Cを小さくする。
ここで、ECU200は、燃料噴射弁2の噴射動作を制御する噴射手段と、エンジン100の運転状態に基づいて燃焼室106へ導く吸気ガスの酸素濃度Cを決定する酸素濃度決定手段と、その酸素濃度Cに応じてポンプ37の圧力を決定する圧力決定手段と、NOx濃度が所定以上およびノック発生の場合には、その酸素濃度Cを見直す学習手段とを備えている。
次に、上述した構成を有する燃焼制御装置1の制御方法、特に酸素濃度調節装置3により吸気ガス中の酸素濃度を調節する制御方法について、図8に従って説明する。図8に示すように、S301(Sはステップ)、S302、およびS303の制御処理では、エンジン100の運転状態を検出するため各種センサによる検出信号をECU200に入力する。S301では、エアフローメータ、吸気温センサにより吸気管117内の吸気Aの吸気温度T、および吸気量Fを測定する。S302では、水温センサ98、油温センサにより水温Tw、油温Toを測定する。S303では、回転角センサなどによりエンジン回転数Neを測定する。
S304では、S301〜S303の制御処理で得られた各種センサによる情報T、F、Tw、To、Neに基づいてエンジン100の運転状態を判定し、その判定結果に基づいてエンジン100の運転状態に最適な燃料噴射量Qを決定する。S305では、エンジン100の運転状態と燃料噴射量Qとに基づいて最適な燃焼状態となる目標着火時期CAaを決定する。
S306では、決定した目標着火時期CAaに基づいて、その目標着火時期CAaに自己着火するための吸気ガス中に含まれる酸素濃度の目標値Caを決定する。
S307では、S306で決定した目標酸素濃度Caが酸素富化すべきものか否か判断する。目標酸素濃度Caが酸素富化すべきもの(Ca>21%)であると判断した場合には、S308へ移行し、ポンプ37の作動方向を、成分分離装置31を減圧状態とする方向に切換える。目標酸素濃度Caが酸素貧化すべきもの(Ca<21%)であると判断した場合には、S309へ移行し、ポンプ37の作動方向を、成分分離装置31を加圧状態とする方向に切換える。
S308、S309にてポンプ37の作動方向が決定されると、S310では、図7に示すような酸素濃度Cとポンプ37の圧力Pのマップを予め用意し、そのマップに基づいて目標酸素濃度Caに対応するポンプ37の圧力Paを設定する。S311では、その作動方向とその設定圧力Paとなるようにポンプ37を駆動制御する。
S311でポンプ37を駆動制御すると、S312では、吸気A(詳しくは酸素貧化もしくは酸素富化空気a)中の実酸素濃度Cmを、Oセンサ91により測定する。
S313では、実酸素濃度Cmが目標酸素濃度Caとなっているか否かを判断する。実酸素濃度Cmが目標酸素濃度Caとなっている場合には、S321へ移行する。実酸素濃度Cmが目標酸素濃度Caとずれがある場合には、S314へ移行する。
S314では、設定圧力Paを、そのずれ分を補正したポンプ37の圧力に変更し、S11に移行してその変更後の設定圧力Paでポンプ37を駆動制御する。
S321では、目標酸素濃度Caに実酸素濃度Cmがコントロールされている状態において、ノックセンサ93の検出信号に基づいてノックの発生があるか否かを判断する。ノックの発生がある場合には、S314に移行してポンプ37の設定圧力Paを、ノック発生防止するよう補正(小さく)した圧力に変更する。ノックの発生がない場合には、S322へ移行する。
S322では、NOxセンサ92の検出信号に基づいてNOx濃度もしくはNOx排出量(本実施例では、NOx濃度)が所定値以下であるか否かを判断する。NOx濃度が所定値以下である場合には、設定中の作動方向および設定圧力Paでポンプ37の駆動制御を継続し、S301へ戻る。NOx濃度が所定値を超える場合には、S314に移行してポンプ37の設定圧力Paを、NOx濃度が所定値以下になるよう補正した圧力に変更する。なお、この場合、補正した圧力が設定圧力Paを減圧状態から加圧状態、あるいは加圧状態から減圧状態へ切換えるものである場合には、ポンプ37の作動方向も切換えるようにする。
これにより、燃焼室106内に噴射供給される燃料と空気の成分以外に他の流体成分を添加することなく、酸素濃度Cを変化させることで着火時期を制御できる。また、この酸素濃度Cの制御中に、ノック発生もしくはNOx濃度が所定値以上発生する場合には、ノックの発生防止およびNOx濃度を所定値以下とするようにポンプ37の設定圧力Paを変更し、目標酸素濃度Caの設定を見直すようにする。
以上の制御方法により、エンジン100の運転状態に対応して、吸気ガスAを、目標酸素濃度Caに設定される酸素貧化もしくは酸素富化空気aにし、燃焼室106内で燃料と混合した混合気の自己着火する着火時期を制御することができる。さらに、エンジン100の運転状態がノック発生もしくはNOx濃度が所定値以上発生すると判断される場合には、目標酸素濃度Caの設定を見直すので、NOxの発生をより効果的に低減することができ、かつノック発生を抑制できる。
次に、本実施形態の作用効果を説明すると、(1)本実施形態では、空気中の酸素濃度Cを調節する酸素濃度調節装置3を備え、これにより吸気ガスAを、酸素貧化空気もしくは酸素富化空気aにするので、調節される酸素貧化空気もしくは酸素富化空気aの酸素濃度Cに応じて着火時期を調節される。したがって、燃焼室106内に噴射供給される燃料と空気の成分以外に他の流体成分を添加することなく、酸素濃度Cを変化させることで着火時期を制御できる。
(2)なお、本実施形態では、酸素濃度調節装置3は、空気中の窒素成分を選択的に透過するゼオライト膜31aを有する成分分離装置31と、この成分分離装置31に吸気ガスの流れおよび空気の流れのうちいずれかを付与するポンプ37とを備え、成分分離装置31とポンプ37は、吸気管117に分岐する吸気通路118に設けられ、吸気管117側から周囲空気側の開口端側に向かって、ポンプ37、成分分離装置31の順で配置されている。これにより、ポンプ37の作動方向を切換えることで、ゼオライト膜31aに対して吸気A側へ吸引する減圧状態と、周囲空気側へ加圧する加圧状態のいずれかを設定できるので、吸気Aを酸素貧化空気aと、吸気Aを酸素貧化空気aに切換えられる。
(3)本実施形態では、ゼオライト膜31aを用いたが、空気中の窒素成分を選択的に透過する透過膜であれば、いずれの窒素透過膜であってもよい。これにより、ポンプ37の作動方向を切換えることで窒素透過膜31aの前後に生じた差圧状態に応じて、吸気Aを酸素貧化空気aと、吸気Aを酸素富化空気aに切換えられる。
なお、ゼオライト膜31aであることが好ましい。空気は主成分として窒素と酸素との混合物であるが、窒素と酸素ではゼオライトへの吸着特性が大きく異なる。ゼオライト膜を透過する空気の圧力を増加すると、空気中の窒素分子Nの吸着量は飛躍的に増加するが、酸素分子Oの吸着量の増加は比較的小さい。そのため、ゼオライト膜31aの前後に生じた差圧状態に応じて、吸気Aを効果的に酸素貧化、酸素富化にすることができる。
(4)さらになお、本実施形態では、窒素透過膜31aを基材としての隔壁36表面に一体的に形成したハニカム構造体Hを、成分分離装置31に内蔵している。これにより、小体積で窒素透過膜31aの表面積を比較的広くすることができるので、小型で空気中の窒素成分と酸素成分を効率的に分離できる成分分離装置31とすることができる。
(5)なお、ハニカム構造体Hは、一端側に封止部35を他端側に開口部34を有するセル32を、封止部35と開口部34とが交互に横並びするように構成されていることが好ましい。隣り合うセルの開口部34を交互に封止することでハニカム構造体Hは空気の自由な流通を阻止することができる。したがって、隔壁36の表面上に形成される窒素透過膜31a表面を有効に活用でき、窒素透過膜31aによる空気中の窒素成分の分離が高効率的に行なえる。
(6)なお、上記基材を形成する隔壁36は、コージェライトなどの多孔質を有するセラミックであることが好ましい。これにより、コージュライトは良好な成形性を有し、原料の配合や焼結方法などにより容易に所望の通気性や強度を得ることが可能であり、かつ安価であるので経済的である。
(7)なお、本実施形態では、エンジン100の運転状態を検出し、検出した運転状態に対応した目標着火時期CAaに相当する目標酸素濃度Caを設定する。これにより、エンジン100の運転状態に応じた最適な着火時期で自己着火させることができる。
(8)さらになお、本実施形態では、このとき、エンジン100の運転状態がノック発生もしくはNOx濃度が所定値以上発生すると判断される場合には、目標酸素濃度Caの設定を見直すので、NOxの発生をより効果的に低減することができ、かつノック発生を抑制できる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を適用した他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態においては、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には同一の符号を付し、説明を繰返さない。
第1の実施形態では、空気中の窒素を選択的に透過するゼオライト膜31aを有する成分分離装置31を用いてポンプ37の作動方向を切換えることにより吸気Aを酸素貧化および酸素富化にした。第2の実施形態では、図10に示すように、空気中の酸素を選択的に透過する酸素透過膜38aを有する成分分離装置38と、この成分分離装置38に接続する吸気通路118bと上記成分分離装置31に接続する吸気通路118aを切換える切換手段としての制御弁39を備えるように構成する。図10は、本実施形態の内燃機関の燃焼制御装置の構成を示す模式的断面図である。図11は、図10中の酸素濃度調節装置の構成の一つである酸素透過膜を示す図であって、酸素透過膜における窒素と酸素との透過の違いを説明する模式的断面図である。図12は、各成分の分子径を示すグラフである。図13は、図1中の酸素濃度調節装置の作動を説明するフローチャートである。
図10に示すように、吸気通路118は、制御弁39を介して吸気通路118aと吸気通路118bに並列に分岐している。ポンプ37の作動方向は、窒素透過膜31aおよび酸素透過膜38aに対して吸気A側へ吸引する減圧状態を付与するように設定されている。これにより、制御弁39により吸気通路118と連通する吸気通路118a、118bを切換えることで、ポンプ37の設定する圧力Paに応じた窒素透過膜31aによる酸素富化空気aの形成と、酸素透過膜38aによる酸素貧化空気aの形成を選択できる。
なお、酸素透過膜38aは、空気中の酸素成分を分離できるものであれば特に限定しないが、ゼオライト系材料からなる分子ふるい膜が好ましい。ゼオライトは分子サイズの細孔径を有した結晶性無機酸化物であり、細孔径を選択することで分子径の異なる気体成分を選別することができる。
排気ガス環流装置(EGR)を有するエンジンの場合では吸気ガスは空気と排気の一部からなるため、エンジン100の吸気ガスは、図12に示される気体成分が含まれる場合がある。これらの気体成分は分子レベルで大きさが、図12に示すように異なる。周知のようにその分子径は、水蒸気(HO)<酸素(O)<窒素(N)<一酸化炭素(CO)ないし炭化水素CnHmの順に大きい。よって分子ふるい膜の細孔径を酸素の分子径よりも大きく、かつ窒素の分子径よりも小さくすることにより、酸素を透過して窒素と分離することができる。酸素の透過効率などを考慮すると、具体的にはその分子ふるい膜38aの細孔径は0.35〜0.5nmであることが好ましい。なお、より好ましくは0.35〜0.38nmである。
なお、その分子ふるい膜38aを基材の表面に一体的に形成されたハニカム構造体を、成分分離装置38に収容していることが好ましい。
なお、ここで、成分分離装置31、38と、制御弁39と、ポンプ37は、酸素濃度調節装置203を構成する。
次に、上述した構成を有する燃焼制御装置1の制御方法、特に酸素濃度調節装置3により吸気ガス中の酸素濃度を調節する制御方法について、図13に従って説明する。S301(Sはステップ)、S302、およびS303の制御処理では、エンジン100の運転状態を各種センサにより検出し、S304、S305、およびS306の制御処理で、エンジン100の運転状態に応じた燃料噴射量Q、目標着火時期CAa、目標酸素濃度Caをそれぞれ決定する。
S307では目標酸素濃度Caが酸素富化すべきものか否か判断し、目標酸素濃度Caが酸素富化すべきものである場合には408へ移行し、制御弁39を切換え、酸素透過膜38a側が連通するようにする。目標酸素濃度Caが酸素貧化すべきものである場合にはS409へ移行し、制御弁39を切換え、酸素透過膜38a側が連通するようにする。S310で目標酸素濃度Caに対応するポンプ37の圧力Paを設定し、S311でその設定圧力Paとなるようにポンプ37を駆動制御する。
このような構成にしても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
(他の実施形態)
以上説明した第1の実施形態では、ポンプ37の作動方向を切換えて窒素透過膜31aの前後を流通しようとする空気の流れ方向を切換えたが、ポンプ37に限らず、窒素透過膜31aに空気を流す方向を切換えるものであればいずれの装置であってもよい。
以上説明した本実施形態では、気体中の特定成分を分離する透過膜として、成分元素により吸着特性が異なるゼオライト膜31aや、分子サイズを選別する細孔径を有する分子ふるい膜38aで説明したが、成分元素により溶解し易さが異なるシリコン系材料膜としてもよい。この場合、窒素に比べて酸素がシリコン系材料膜に溶解し易いので、酸素を選択的に透過し、窒素と酸素の分離ができる。
本発明の第1の実施形態の内燃機関の燃焼制御装置の構成を示す模式的断面図である。 図1中の酸素濃度調節装置の構成部材であって、窒素透過膜を有する構造体を示す斜視図である。 図2の構造体の断面図である。 図2の構造体のセル形状を示す図であって、図4(a)、図4(b)、および図4(c)は、セル形状の各実施例を示す平面図である。 図3中の窒素透過膜における窒素と酸素との透過の違いを説明する模式的断面図である。 図3中の窒素透過膜に対する差圧による吸着量の変化を窒素と酸素について比較して示したグラフである。 図1中の窒素透過膜に発生する差圧と酸素濃度との関係を模式的に示すグラフである。 図1中の酸素濃度調節装置の作動を説明するフローチャートである。 第1の実施形態の作用効果を説明するタイムチャートである。 第2の実施形態の内燃機関の燃焼制御装置の構成を示す模式的断面図である。 図10中の酸素濃度調節装置の構成の一つである酸素透過膜を示す図であって、酸素透過膜における窒素と酸素との透過の違いを説明する模式的断面図である。 各成分の分子径を示すグラフである。 図1中の酸素濃度調節装置の作動を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 燃焼制御装置
2 燃料噴射弁
3 酸素濃度調節装置(酸素濃度調節手段)
31 成分分離装置
31a ゼオライト膜(窒素透過膜)
31ah 細孔
32 セル
34 開口部
35 封止部
36 隔壁(基材)
36h 通孔
37 ポンプ(流体流れ発生装置)
91 Oセンサ
92 NOxセンサ
93 ノックセンサ
100 エンジン(内燃機関)
106 燃焼室
117 吸気管
118 吸気通路
119 排気管
200 ECU(制御手段)

Claims (6)

  1. 燃焼室に吸気ガスを導くとともに、前記燃焼室内に流入した前記吸気ガス内に燃料を噴射し、前記吸気ガスと混合しながら自己着火により燃焼する内燃機関に用いられ、
    前記吸気ガス中の酸素濃度を調節する酸素濃度調節手段を備え、
    前記酸素濃度調節手段は、吸気ガスの酸素濃度を富化および貧化することにより着火時期を制御することを特徴とする内燃機関の燃焼制御装置。
  2. 前記酸素濃度調節手段は、空気中の窒素成分を選択的に透過する窒素透過膜を備え、
    前記窒素透過膜により前記吸気ガスを前記燃焼室へ導く側の窒素成分を富化および貧化することにより酸素濃度を調節することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃焼制御装置。
  3. 前記窒素透過膜は、前記吸気ガスを前記燃焼室に導く吸気通路に分岐して配置され、
    前記酸素濃度調節手段は、前記窒素透過膜に空気を流す方向を切換えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の燃焼制御装置。
  4. 前記酸素濃度調節手段は、空気中の酸素成分を選択的に透過する酸素透過膜と、前記酸素透過膜に接続する通路と前記窒素透過膜に接続する通路を切換える切換手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の燃焼制御装置。
  5. 前記酸素濃度調節手段は、前記内燃機関の運転状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出した運転状態に基づいて目標着火時期を決定し、これに対応した酸素濃度を設定する酸素濃決定手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の内燃機関の燃焼制御装置。
  6. 前記酸素濃度調節手段は、前記検出手段により検出した運転状態に基づいてノックの発生および窒素酸化物の所定以上排出のうち少なくともいずれかの状態であると判断される場合には、前記酸素濃度の設定を小さくする学習制御手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の燃焼制御装置。
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JP2013032708A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Denso Corp 内燃機関のガス供給装置

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