JP2006274941A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】触媒の酸素貯蔵量を正確に推定して、触媒診断や排気制御(空燃比制御)が適切に行なわれる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】触媒の下流に設置したOセンサ132の出力と酸素貯蔵量演算手段201により演算される酸素貯蔵量VOSとに基づいて中心空燃比を補正する中心空燃比補正手段202を設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に係り、特に、触媒の酸素貯蔵量に基づいた空燃比制御や触媒劣化判定を行う内燃機関の制御装置に関する。
内燃機関(エンジン)の排気管に触媒(三元触媒)を設置し、前記触媒の上流に排気成分を検出する空燃比センサ(Oセンサあるいはリニア空燃比センサ)と、エンジンに吸入される空気量を測定する空気流量センサの出力から、触媒内の酸素貯蔵量を演算し、さらに触媒下流に取り付けられた空燃比センサの出力に基づいて触媒に貯蔵される酸素の絶対量を推定し、触媒の劣化を検出することが開示されている(例えば特許文献1)。
また、空燃比の混合気の一時的に強制変動させ、このときの空燃比センサの検出信号に基づいて当該空燃比センサの劣化を判定する劣化診断装置が提案されている(例えば特許文献2)。この劣化診断装置では、触媒上流の空燃比センサの劣化に対してロバスト性を向上できる。
特開平5−133264号公報 特開平8−220051号公報
しかし、上述の従来技術では、上流側空燃比センサのばらつきや劣化に対しては考慮されているが、同じ空燃比センサを用いても、図12に示されているように、HC、CO、Noxの三元成分を最も良く浄化できる触媒の中心空燃比が、新品触媒と耐久触媒では異ることについては十分考慮されていない。
このため、触媒の酸素貯蔵量を正確に推定することができず、触媒診断や排気制御(空燃比制御)を適切に行うことについて限界が生じる。
本発明は、前記点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、触媒の酸素貯蔵量を正確に推定して、触媒診断や排気制御(空燃比制御)が適切に行なわれる内燃機関の制御装置を提供することにある。
前記目的を達成するべく、本発明の内燃機関の制御装置は、基本的には、排気通路の触媒の上流に設置した排気成分を検出する空燃比センサにより検出される実空燃比と前記触媒の中心空燃比と前記触媒に流入する空気流量の推定手段あるいは検出手段から得られる空気量とを用いて前記触媒の酸素貯蔵量を演算する酸素貯蔵量演算手段を備え、前記触媒の下流に設置したリア空燃比センサと、前記リア空燃比センサの出力と前記酸素貯蔵量演算手段により演算される酸素貯蔵量とに基づいて前記中心空燃比を補正する中心空燃比補正手段とを有することを特徴としている。
本発明による内燃機関の制御装置は、好ましくは、中心空燃比補正手段は、前記リア空燃比センサの出力がリッチである時における前記酸素貯蔵量がリッチである所定値より多い時もしくは増加傾向である時には前記中心空燃比をリーン補正し、前記リア空燃比センサの出力がリーンである時における前記酸素貯蔵量がリーンである所定値より少ない時、酸素貯蔵量が減少傾向である時には前記中心空燃比をリッチ補正する。
本発明による内燃機関の制御装置は、好ましくは、中心空燃比を補正した時には前記酸素貯蔵量を所定値にリセットする。
本発明による内燃機関の制御装置は、前記酸素貯蔵量演算手段によって演算された酸素貯蔵量に基づいて触媒の劣化を判定する触媒劣化判定手段を有する。
本発明による内燃機関の制御装置は、前記酸素貯蔵量演算手段によって演算された酸素貯蔵量に基づいて内燃機関に供給する燃料量を補正する燃料量補正手段を有する。
また、本発明による内燃機関の制御装置は、排気通路の触媒上流に設けられたリニア空燃比センサの出力を目標空燃比に制御する空燃比制御手段を備えた内燃機関の制御装置において、前記触媒に流入する空気量と実空燃比と触媒の中心空燃比に基づいて触媒の酸素貯蔵量を演算する酸素貯蔵量演算手段と、排気通路の触媒下流に設けられたリア空燃比センサと、前記リア空燃比センサの出力に基づいてリッチあるいはリーンを判定するリッチ・リーン判定手段と、前記酸素貯蔵量演算手段によって演算された酸素貯蔵量と前記リア空燃比センサの出力に基づいて前記中心空燃比を補正する中心空燃比補正手段と、前記酸素貯蔵量演算手段によって演算された酸素貯蔵量に基づいて前記目標空燃比を補正する第1目標空燃比補正手段と、前記リッチ・リーン判定手段によるリッチ・リーン判定時に前記目標空燃比を補正する第2目標空燃比補正手段とを有する。
本発明による内燃機関の制御装置は、好ましくは、前記リッチ・リーン判定手段によるリッチあるいはリーン判定時には、前記中心空燃比補正手段による中心空燃比補正か、前記第2目標空燃比補正手段によるリニア空燃比センサ出力を所定値にするための目標空燃比補正の少なくとも何れか一方を行う。
本発明による内燃機関の制御装置は、好ましくは、前記リッチ・リーン判定手段による判定結果がリッチあるいはリーン判定時でない時には、酸素貯蔵量が所定範囲に収まるように前記第1目標空燃比補正手段により目標空燃比を補正する。
本発明による内燃機関の制御装置によれば、中心空燃比補正手段が触媒の下流に設置したリア空燃比センサの出力と酸素貯蔵量演算手段により演算される酸素貯蔵量とに基づいて中心空燃比を補正するから、触媒の酸素貯蔵量をより正確に推定でき、触媒の劣化や空燃比センサのばらつきに対する酸素貯蔵量推定のロバスト性を向上でき、触媒診断や排気制御(空燃比制御)を適切に行うことが可能になる。
本発明による内燃機関の制御装置の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明による内燃機関の制御装置が適用されるエンジンの制御システムの一つの実施形態を示している。
図1のエンジン100は、吸気系に、エアクリーナ101、スロットルボディ102、コレクタ103、吸気枝管104を有する。エンジン100は、シリンダボア105内にピストン106を有し、ピストン106の上側に燃焼室107を画定している。なお、エンジン100は、複数個の燃焼室107を有する多気筒エンジンである。
燃焼室107に導入される吸入空気は、エアクリーナ101から取り入れられ、エンジンの運転状態計測手段の一つであるエアフローセンサ(空気流量計)108を通り、吸気流量を制御する電制スロットル弁109を収容しているスロットルボディ102を通ってコレクタ103に入る。コレクタ106に吸入された空気は、各燃焼室107に接続された吸気枝管104に分配された後、各燃焼室107に導かれる。
エアフローセンサ108は、吸気流量を表す信号を、エンジン制御装置であるコントロールユニット200に出力する。
スロットルボディ102には、電制スロットル弁109の開度を検出するエンジンの運転状態計測手段の一つであるスロットルセンサ110が取り付けられている。スロットルセンサ110は、電制スロットル弁109の開度を表す信号を、エンジン制御装置であるコントロールユニット200に出力する。
ガソリン等の燃料は、燃料タンク111から燃料ポンプ112により一次加圧され、燃料圧力レギュレータ113により一定の圧力に調圧され、高圧燃料ポンプ114によって高い圧力に二次加圧される。二次加圧された高圧燃料は、各気筒毎に設けられているインジェクタ115から燃焼室107内に直接噴射(筒内噴射)される。
燃焼室107内に噴射された燃料は、点火コイル116によって高電圧化された点火信号による点火プラグ117の火花放電によって点火(着火)される。
排気弁118のカムシャフト119に取り付けられたカム角センサ120は、カムシャフト119の位相を検出し、その信号をコントロールユニット200に出力する。なお、カム角センサ120は吸気弁121のカムシャフト122の取り付けてもよい。また、エンジン100のクランクシャフト123の回転と位相を検出するために、クランク角センサ124が設けられている。クランク角センサ124は、クランクシャフト123の回転と位相を表る信号をコントロールユニット200に出力する。
エンジン100は、排気系に、排気管131と、触媒(三元触媒)132を有する。触媒132の上流にはリニア空燃比センサ(上流側空燃比センサ=フロント空燃比センサ)133が、また、触媒132の下流にはOセンサ(下流側空燃比センサ=リア空燃比)センサ134が各々設けられている。リニア空燃比センサ133は、排気ガス中の酸素量を検出し、その検出信号をコントロールユニット200に出力する。Oセンサ134は、排気ガス中の酸素の有無を検出し、その検出信号をコントロールユニット200に出力する。
つぎに、本発明における内燃機関の制御装置の概要を、図2を参照して説明する。
コントロールユニット200は、マイクロコンピュータを含む電子制御式のものであり、ソフトウェア処理によって、触媒132の酸素貯蔵量を推定演算する酸素貯蔵量演算手段201と、触媒132の中心空燃比を演算する中心空燃比補正手段202を具現化する。触媒132の中心空燃比とは、触媒132がHC、CO、Noxの三元成分を最も良く浄化できる空燃比を云う。
酸素貯蔵量演算手段206は、エンジン100の吸入空気量を計測する吸気流量センサ103と、触媒132の上流に設置されたリニア空燃比センサ133の出力(実空燃比出力)に基づき、触媒132に貯蔵される酸素貯蔵量を、空気量×(実空燃比−中心空燃比)の積算によって演算する。
本発明による制御装置の特徴は、酸素貯蔵量演算手段206によって演算された酸素貯蔵量と、触媒132の下流に設置されたOセンサ134の出力を用いて触媒132の中心空燃比を補正する中心空燃比補正手段202が設けられていることである。
触媒132の劣化によって触媒132の中心空燃比が変わっても、あるいはリニア空燃比センサ133のばらつきや劣化によって触媒132の中心空燃比がずれた場合でも、中心空燃比補正手段202によって触媒132の中心空燃比を補正することで、常に、正確な酸素貯蔵量を演算することが可能になる。
図3は、中心空燃比補正手段202による中心空燃比補正の処理フローの一例を示している。
まず、触媒下流のOセンサ133の電圧(VRO2)を測定し(ステップS301)する。次に、酸素貯蔵量演算手段206によって実空燃比(リニア空燃比センサ133による測定空燃比)とエアフローセンサ108による測定空気量と中心空燃比とに基づいて酸素貯蔵量(VOS)を演算する(ステップS302)。
次に、中心空燃比の補正条件が成立しているか否かを判定する(ステップS303)。中心空燃比の補正条件が成立していれば、ステップS304以降を実行し、成立していなければ、処理を終了する。
ここでの中心空燃比の補正条件としては、例えば、Oセンサ電圧VRO2が所定時間(30秒)より長い時間に亘ってリッチ判定電圧RVO2よりも小さく、且つリーン判定電圧LVO2よりも大きいことなどが挙げられる。
中心空燃比の補正条件が成立していれば、次に、触媒132後の空燃比がリッチになったときの酸素貯蔵量VOSに基づいて中心空燃比の補正を行うか否かを判定する(ステップS304)。
具体的には、Oセンサ電圧VRO2がリッチ判定電圧RVO2よりも大きく、且つ酸素貯蔵量VOSがリーン判定酸素貯蔵量レベルLVOSよりも大きい場合には、ステップS305に進み、そうでなければ、ステップS306に進む。
ステップS305では、中心空燃比がリッチにずれているのを補正するために、中心空燃比をリーン補正する。
ステップS306では、触媒後の空燃比がリーンになったときの酸素貯蔵量VOSに基づいて中心空燃比の補正を行うか否かを判定する。具体的には、Oセンサ電圧VRO2がリーン判定電圧LVO2よりも小さく、且つ酸素貯蔵量VOSがリーン判定酸素貯蔵レベルHVOSよりも小さい場合には、ステップS307に進み、そうでなければ、処理を終了する。
ステップS307では、中心空燃比がリーンにずれているのを補正するために、中心空燃比をリッチ補正する。
つまり、Oセンサ134の出力がリッチである時における酸素貯蔵量VOSがリッチである所定値(リッチ判定酸素貯蔵レベルRVOS)より多い時には、中心空燃比をリーン補正し、Oセンサ134の出力がリーンである時における酸素貯蔵量VOSがリーンである所定値(リーン判定酸素貯蔵レベルHVOS)より少ない時には、心空燃比をリッチ補正する。
これにより、酸素貯蔵量VOSとOセンサ134の出力との間の不整合に基づいて中心空燃比を正確に補正することができる。
なお、中心空燃比のリーン、リッチの補正実行時には、酸素貯蔵量VOSをゼロリセットし、酸素貯蔵量VOSの誤差を減らす。
なお、ステップS305およびS307における補正量は、常に同じ所定値にしてもよいし、リーン判定酸素貯蔵量レベルLVOSと酸素貯蔵量VOSの差に比例した量にしてもよい。また、NOxの悪化防止感度を上げるためには、リーン補正量<リッチ補正量とし、逆に、HC、COの悪化防止感度を上げるためには、リーン補正量>リッチ補正量としてもよい。
図4は、図3に示したフローチャートを実施した際のタイムチャートの一例である。(a)はOセンサ電圧VRO2を、(b)は酸素貯蔵量VOSを、(c)は空燃比(実空燃比と中心空燃比)を各々示している。
時刻t1において、Oセンサ電圧VRO2がリッチ判定電圧RVO2を越えた時に、酸素貯蔵量VOSがリッチ判定酸素貯蔵レベルLVOSよりも大きいため、中心空燃比をリッチ補正している。なお、Oセンサ電圧VRO2がリッチ判定電圧RVO2よりも小さくなる時刻t2までの間は、酸素貯蔵量VOSを0にリセットしている。
図5は、中心空燃比補正手段202による中心空燃比補正の処理フローの他の例を示している。
まず、触媒下流のOセンサ133の電圧(VRO2)を測定し(ステップS501)する。次に、酸素貯蔵量演算手段206によって実空燃比(リニア空燃比センサ133による測定空燃比)とエアフローセンサ108による測定空気量と中心空燃比とに基づいて酸素貯蔵量(VOS)を演算する(ステップS502)。
次に、中心空燃比の補正条件が成立しているか否かを判定する(ステップS503)。中心空燃比の補正条件が成立していれば、ステップS504以降を実行し、成立していなければ、処理を終了する。
ここでの中心空燃比の補正条件としては、例えば、Oセンサ電圧VRO2が所定時間(30秒)よりも短い間にリッチ判定電圧RVO2よりも大きいか、リーン判定電圧LVO2よりも小さいくなることが挙げられる。
中心空燃比の補正条件が成立していれば、次に、触媒132後の空燃比がリッチになったときの酸素貯蔵量VOSの傾向に基づいて中心空燃比の補正を行うか否かを判定する(ステップS504)。具体的には、Oセンサ電圧VRO2がリッチ判定電圧RVO2よりも大きく、且つ酸素貯蔵量VOSが増加傾向であれば、ステップS505に進み、そうでなければ、ステップS506に進む。
ステップS505では、中心空燃比がリッチにずれていることを補正するために、中心空燃比をリーン補正する。
ステップS506では、触媒132後の空燃比がリーンになったときの酸素貯蔵量VOSの傾向に基づいて中心空燃比の補正を行うか否かを判定する。具体的には、Oセンサ電圧VRO2がリーン判定電圧LVO2よりも小さく、且つ酸素貯蔵量VOSが減少傾向の場合にはステップS507に進み、そうでなければ処理を終了する。
ステップS507では、中心空燃比がリーンにずれているのを補正するために、中心空燃比をリッチ補正する。
つまり、Oセンサ134の出力がリッチである時における酸素貯蔵量VOSが増加傾向にある時には、中心空燃比をリーン補正し、Oセンサ134の出力がリーンである時における酸素貯蔵量VOSが減少傾向である時には、中心空燃比をリッチ補正する。
これにより、酸素貯蔵量VOSとOセンサ134の出力との間の不整合に基づいて中心空燃比を正確に補正することができる。
なお、中心空燃比のリーン、リッチの補正実行時には、酸素貯蔵量VOSをゼロリセットし、酸素貯蔵量VOSの誤差を減らす。
なお、ステップS505およびS507における補正量は、常に同じ所定値にしてもよいし、リーン判定酸素貯蔵量レベルLVOSと酸素貯蔵量VOSの差に比例した量にしてもよい。また、NOxの悪化防止感度を上げるためには、リーン補正量<リッチ補正量とし、逆に、HC、COの悪化防止感度を上げるためには、リーン補正量>リッチ補正量としてもよい。
図6は、図5に示したフローチャートを実施した際のタイムチャートの一例である。(a)はOセンサ電圧VRO2を、(b)は酸素貯蔵量VOSを、(c)は空燃比(実空燃比と中心空燃比)を各々示している。
センサ電圧VRO2がリッチ判定電圧RVO2を短い間隔で横切っており、N=1、2、3と、リッチ判定の際の酸素貯蔵量VOSが増加傾向にある。そこでN=3の時点t3で、酸素貯蔵量を0にリセットし、中心空燃比のリーン補正を行っている。
このように、中心空燃比の補正時には、酸素貯蔵量VOSを所定値にリセットすることにより、酸素貯蔵量VOSの誤差を減らすことができる。
図7は、上述の中心空燃比補正手段202を備えた触媒診断装置の一例を示している。
この触媒診断装置は、触媒劣化判定手段203を有する。触媒劣化判定手段203が触媒132の劣化判定を行うと、そのことを示す警告灯199が点灯する。
触媒劣化判定手段203は、酸素貯蔵量演算手段206によって演算された酸素貯蔵量VOSに基づいて触媒の劣化を判定する。本触媒診断装置では、中心空燃比補正手段202によって常に中心空燃比を補正しながら酸素貯蔵量VOSを演算することにより、正確な診断結果を得ることができる。
つまり、酸素貯蔵量推定の精度向上により、触媒劣化判定の精度が向上する。
図8は、上述の中心空燃比補正手段202を備えた空燃比制御装置の一例を示している。
この空燃比制御装置は燃料量補正手段204を有する。燃料量補正手段204は、酸素貯蔵量演算手段206によって演算された酸素貯蔵量VOSに基づいて空燃比補正を行い、中心空燃比補正手段202によって常に中心空燃比を補正しながら酸素貯蔵量VOSを演算することにより、触媒132内の酸素貯蔵量VOSを正確に制御でき、より高性能な排気制御が実現できる。
つまり、酸素貯蔵量推定の精度向上により燃料量補正の性能が向上する。
図9は、上述の中心空燃比補正手段202を空燃比制御装置に導入した詳細例を示している。
酸素貯蔵量演算手段201は、中心空燃比補正手段202から得られる中心空燃比と、エアフローセンサ108から得られる吸入空気量と、触媒132前のリニア空燃比センサ133から得られる実空燃比に基づいて酸素貯蔵量VOSを演算する。
ただし、この酸素貯蔵量演算手段201は、Oセンサ134の出力が目標電圧(例えば0。7V)に到達した際にリセット判定を行うリセット判定手段905によりゼロにリセットされる。
また、Oセンサ134の出力に基づいて触媒132の雰囲気を判定するリッチ・リーン判定手段906は、リッチあるいはリーン判定時に1を出力するリッチ・リーン判定フラグを備える。
そして、リッチ・リーンフラグが1のときには、中心空燃比補正手段202による中心空燃比補正と、第2目標空燃比補正手段904による目標空燃比補正を実行する。これに対し、リッチ・リーンフラグが0である時には、第1目標空燃比補正手段903による目標空燃比補正を実行する。
第2目標空燃比補正手段904はOセンサ134の出力をストイキにするための目標空燃比補正を行う。第1目標空燃比補正手段903は酸素貯蔵量VOSが所定範囲に収まるように目標空燃比を補正する。
つまり、リッチ・リーン判定手段906によるリッチあるいはリーン判定時には、中心空燃比補正手段202による中心空燃比補正か、第2目標空燃比補正手段604によるOセンサ134出力を所定値にするための目標空燃比補正の少なくとも何れか一方を行い、リッチ・リーン判定手段906による判定結果がリッチあるいはリーン判定時でない時には、酸素貯蔵量VOSが所定範囲に収まるように第1目標空燃比補正手段903により目標空燃比を補正する。
これら補正を加えられた目標空燃比は、空燃比制御手段907に入力される。空燃比制御手段907は、目標空燃比と触媒132前のリニア空燃比センサ133から得られる実空燃比との偏差がゼロになるように、空燃比制御を行う。これにより、最適な空燃比制御が行われる。
図10は、中心空燃比補正手段202および第2目標空燃比補正手段904が動作している場合のタイムチャートの一例である。Oセンサ電圧VRO2がリッチ判定電圧RVO2を越えた区間Aで中心空燃比をリーンに補正し、さらに、第2目標空燃比補正手段904によってOセンサ電圧VRO2がリッチ判定電圧RVO2を下回るまで空燃比をリーンに制御する。
図11は、第1目標空燃比補正手段903が動作している場合のタイムチャートの一例である。区間Bにおいて、酸素貯蔵量VOSが上限VOSを超えている間は、空燃比をリッチに制御して酸素貯蔵量を減らすことで、触媒132の酸素貯蔵量を所定範囲内(上限VOSから下限VOSの範囲)に保つことができる。
この空燃比制御装置では、リッチ・リーン判定手段906によるリッチあるいはリーン判定時には、つまり、排気悪化時には、第2目標空燃比補正手段904あるいは中心空燃比補正手段202によって排気悪化を最小限に留める空燃比制御を実施しつつ第2目標空燃比補正手段904による目標空燃比補正排気悪化を未然に防止する制御を実施し、リッチ・リーン判定手段906による判定結果がリッチあるいはリーン判定時でない時には、酸素貯蔵量VOSが所定範囲に収まるように第1目標空燃比補正手段903により目標空燃比を補正することで、最適な空燃比制御が実現できる。
本発明によるエンジン制御装置の効果を要約すると、以下の通りになる。
(1)触媒132の下流にOセンサ134(リア空燃比センサ)が設置され、Oセンサ134の出力と201酸素貯蔵量演算手段により演算される酸素貯蔵量VOSとに基づいて心空燃比補正手段202が触媒132の中心空燃比を補正するから、触媒132の酸素貯蔵量VOSをより正確に推定でき、触媒132の劣化やリニア空燃比センサ133のばらつきに対する酸素貯蔵量推定のロバスト性を向上でき、触媒診断や排気制御(空燃比制御)を適切に行うことが可能になる。
(2)中心空燃比補正手段202が、Oセンサ134の出力がリッチである時における酸素貯蔵量VOSがリッチである値より多い時もしくは増加傾向である時には中心空燃比をリーン補正し、Oセンサ134の出力がリーンである時における酸素貯蔵量がリーンである値より少ない時、酸素貯蔵量VOSが減少傾向である時には中心空燃比をリッチ補正、即ち、酸素貯蔵量VOSとOセンサ134の出力との間の不整合に基づいて中心空燃比を正確に補正することができる。
(3)中心空燃比補正手段202による中心空燃比の補正時には、酸素貯蔵量VOSを所定値にリセット(ゼロリセット)するから、酸素貯蔵量VOSの誤差を減らすことができる。
(4)リッチ・リーン判定手段906によるリッチあるいはリーン判定時には、中心空燃比補正手段202による中心空燃比補正か、第2目標空燃比補正手段904によるリニア空燃比センサ出力を所定値にするための目標空燃比補正の少なくとも何れか一方を行い、これに対し、リッチ・リーン判定手段906による判定結果がリッチあるいはリーン判定時でない時には、酸素貯蔵量VOSが所定範囲に収まるように第1目標空燃比補正手段903により目標空燃比を補正するから、排気悪化時に、第2目標空燃比補正手段904あるいは中心空燃比補正手段202による排気悪化を最小限に留める空燃比制御を実施しつつ第2目標空燃比補正手段904による排気悪化を未然に防止する制御が行われ、リッチ・リーン判定手段906による判定結果がリッチあるいはリーン判定時でない時には、酸素貯蔵量VOSが所定範囲に収まるように第1目標空燃比補正手段903により目標空燃比を補正することと併せて最適な空燃比制御を実現できる。
本発明による制御装置が適用されるエンジンの制御システムの一つの実施形態を示す全体構成図。 本発明による内燃機関の制御装置の概要を示すブロック図である。 本発明による内燃機関の制御装置の中心空燃比補正手段による中心空燃比補正の処理フローの一例を示すフローチャート。 (a)、(b)、(c)は図3に示されている中心空燃比補正処理におけるOセンサ電圧、酸素貯蔵量、空燃比の変化を示すタイムチャート。 本発明による内燃機関の制御装置の中心空燃比補正手段による中心空燃比補正の処理フローの他の例を示すフローチャート。 (a)、(b)、(c)は、図5に示されている中心空燃比補正処理におけるOセンサ電圧、酸素貯蔵量、空燃比の変化を示すタイムチャート。 本発明による内燃機関の制御装置を用いた触媒診断装置の概要を示すブロック図。 本発明による内燃機関の制御装置を用いた空燃比制御装置の概要を示すブロック図。 本発明による内燃機関の制御装置を用いた空燃比制御装置の詳細を示すブロック図。 (a)、(b)、(c)はOセンサ電圧がリッチがに所定範囲外に外れた際の空燃比、酸素貯蔵量、Oセンサ電圧の変化を示すタイムチャート。 (a)、(b)、(c)は酸素貯蔵量が所定範囲外に外れた際の空燃比、酸素貯蔵量、Oセンサ電圧の変化を示すタイムチャート。 中心空燃比の特徴を示すグラフ。
符号の説明
100 エンジン
101 エアクリーナ
102 スロットルボディ
103 コレクタ
104 吸気枝管
105 シリンダボア
106 ピストン
107 燃焼室
108 エアフローセンサ
109 電制スロットル弁
110 スロットルセンサ
111 燃料タンク
112 燃料ポンプ
113 燃料圧力レギュレータ
114 高圧燃料ポンプ
115 インジェクタ
116 点火コイル
117 点火プラグ
118 排気弁
119 カムシャフト
120 カム角センサ
121 吸気弁
122 カムシャフト
123 クランクシャフト
124 クランク角センサ
131 排気管
132 触媒
133 リニア空燃比センサ
134 Oセンサ
199 警告灯
200 コントロールユニット
201 酸素貯蔵量演算手段
202 中心空燃比補正手段
203 触媒劣化判定手段
204 燃料量補正手段
903 第1空燃比補正手段
904 第2空燃比補正手段
905 リセット判定手段
906 リッチ・リーン判定手段
907 空燃比制御手段

Claims (9)

  1. 排気通路の触媒の上流に設置した排気成分を検出する空燃比センサにより検出される実空燃比と前記触媒の中心空燃比と前記触媒に流入する空気流量の推定手段あるいは検出手段から得られる空気量とを用いて前記触媒の酸素貯蔵量を演算する酸素貯蔵量演算手段を備えた内燃機関の制御装置であって、
    前記触媒の下流に設置したリア空燃比センサと、前記リア空燃比センサの出力と前記酸素貯蔵量演算手段により演算される酸素貯蔵量とに基づいて前記中心空燃比を補正する中心空燃比補正手段と、を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記中心空燃比補正手段は、前記リア空燃比センサの出力がリッチである時における前記酸素貯蔵量がリッチである所定値より多い時には前記中心空燃比をリーン補正し、前記リア空燃比センサの出力がリーンである時における前記酸素貯蔵量がリーンである所定値より少ない時には前記中心空燃比をリッチ補正することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記中心空燃比補正手段は、前記リア空燃比センサの出力がリッチである時における前記酸素貯蔵量が増加傾向である時には前記中心空燃比をリーン補正し、前記リア空燃比センサの出力がリーンである時における前記酸素貯蔵量が減少傾向である時には前記中心空燃比をリッチ補正することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記中心空燃比補正手段が中心空燃比を補正した時には前記酸素貯蔵量を所定値にリセットすることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記酸素貯蔵量演算手段によって演算された酸素貯蔵量に基づいて触媒の劣化を判定する触媒劣化判定手段を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記酸素貯蔵量演算手段によって演算された酸素貯蔵量に基づいて内燃機関に供給する燃料量を補正する燃料量補正手段を有することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  7. 排気通路の触媒上流に設けられたリニア空燃比センサの出力を目標空燃比に制御する空燃比制御手段を備えた内燃機関の制御装置であって、
    前記触媒に流入する空気量と実空燃比と触媒の中心空燃比に基づいて触媒の酸素貯蔵量を演算する酸素貯蔵量演算手段と、排気通路の触媒下流に設けられたリア空燃比センサと、
    前記リア空燃比センサの出力に基づいてリッチあるいはリーンを判定するリッチ・リーン判定手段と、前記酸素貯蔵量演算手段によって演算された酸素貯蔵量と前記リア空燃比センサの出力に基づいて前記中心空燃比を補正する中心空燃比補正手段と、前記酸素貯蔵量演算手段によって演算された酸素貯蔵量に基づいて前記目標空燃比を補正する第1目標空燃比補正手段と、前記リッチ・リーン判定手段によるリッチ・リーン判定時に前記目標空燃比を補正する第2目標空燃比補正手段と、を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  8. 前記リッチ・リーン判定手段によるリッチあるいはリーン判定時には、前記中心空燃比補正手段による中心空燃比補正か、前記第2目標空燃比補正手段によるリニア空燃比センサ出力を所定値にするための目標空燃比補正の少なくとも何れか一方の制御を行うことを特徴とする請求項7に記載の内燃機関の制御装置。
  9. 前記リッチ・リーン判定手段による判定結果がリッチあるいはリーン判定時でない時には、酸素貯蔵量が所定範囲に収まるように前記第1目標空燃比補正手段により目標空燃比を補正することを特徴とする請求項7又は8に記載の内燃機関の制御装置。
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