JP6361534B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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本発明は、吸気圧センサの出力に基づいて検出空気量を算出する吸気圧センサ方式を採用した内燃機関の制御装置に関する発明である。
内燃機関の目標吸気量を実現するようにスロットル開度(スロットルバルブの開度)を制御するシステムにおいて、目標吸気量に対する実吸気量のばらつきを低減する技術として、例えば、特許文献1(特開2008−57339号公報)に記載されたものがある。このものは、目標吸気量、大気圧、吸気圧、吸気温に基づいて、目標吸気量を達成する目標有効開口面積を算出し、この目標有効開口面積に対応する目標スロットル開度をマップにより算出する。また、吸気量、大気圧、吸気圧、吸気温に基づいて、吸気量に対する実有効開口面積を算出し、この実有効開口面積に対応する学習用スロットル開度をマップにより算出する。そして、目標スロットル開度と学習用スロットル開度との偏差に基づいてスロットル開度学習値を算出し、このスロットル開度学習値を用いて目標スロットル開度を補正するようにしている。
特開2008−57339号公報
内燃機関の制御システムにおいては、低コスト化等の要求を満たすために、吸気量(吸入空気量)を検出するエアフローメータを設けずに、吸気圧(吸気管圧力)を検出する吸気圧センサのみを設け、この吸気圧センサの出力と体積効率等に基づいて検出空気量(実空気量の検出値)を算出する吸気圧センサ方式を採用したものがある。
また、内燃機関の制御性を向上させるには、要求空気量に対する実空気量のずれを小さくすることが好ましい。例えば、トルク制御を行うシステムでは、要求空気量に対する実空気量のずれが大きいと、トルク制御精度が悪化するため、トルク制御精度を向上させるには、要求空気量に対する実空気量のずれを小さくする必要がある。
しかし、吸気圧センサ方式を採用したシステムでは、実空気量を直接検出することができず、吸気圧センサの出力と体積効率等に基づいて検出空気量を算出する。このため、検出空気量(実空気量の検出値)には、スロットル制御による誤差(例えばスロットル開度のずれによる誤差)だけでなく、空気量算出処理による誤差(例えば体積効率のずれによる誤差)も含まれる。従って、要求空気量に対する実空気量のずれの要因は、スロットル制御による誤差だけでなく、空気量算出処理による誤差も挙げられる。このため、検出空気量に基づいてスロットル開度を補正するだけでは、実空気量のずれを十分に小さくすることができない可能性がある。
また、内燃機関の制御システムにおいては、排出ガスセンサ(空燃比センサや酸素センサ等)の出力に基づいて排出ガスの空燃比を目標空燃比に一致させるように燃料噴射量を補正する空燃比フィードバック制御を行うようにしたものがある。このようなシステムでは、実空気量のずれによる空燃比のずれを空燃比フィードバック制御による燃料噴射量の補正で補うことができるが、実空気量のずれ自体を小さくするこはできない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、吸気圧センサ方式を採用したシステムにおいて、要求空気量に対する実空気量のずれを効果的に小さくすることができる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、内燃機関(11)の吸気圧を検出する吸気圧センサ(19)と、排出ガスの空燃比又はリッチ/リーンを検出する排出ガスセンサ(24)とを備え、内燃機関(11)の要求空気量に応じてスロットル開度を制御するスロットル制御と、吸気圧センサ(19)の出力と体積効率に基づいて検出空気量を算出する空気量算出処理とを行う内燃機関の制御装置において、要求空気量と検出空気量との差分を算出し、該差分を所定の分割比でスロットル制御による誤差と空気量算出処理による誤差とに分割し、スロットル制御による誤差に基づいてスロットル開度を補正すると共に空気量算出処理による誤差に基づいて体積効率を補正する第1の補正処理と、この第1の補正処理の実行後に、排出ガスセンサ(24)の出力に基づいて要求空気量に対する実空気量のずれを算出し、該実空気量のずれを所定の分割比でスロットル制御による誤差と空気量算出処理による誤差とに分割し、スロットル制御による誤差に基づいてスロットル開度を補正すると共に空気量算出処理による誤差に基づいて体積効率を補正する第2の補正処理とを実行する空気量補正手段(30)を備えた構成としたものである。
前述したように、検出空気量(実空気量の検出値)には、スロットル制御による誤差(例えばスロットル開度のずれによる誤差)だけでなく、空気量算出処理による誤差(例えば体積効率のずれによる誤差)も含まれる。
このような事情を考慮して、本発明では、まず、第1の補正処理を実行する。この第1の補正処理では、要求空気量と検出空気量との差分(要求空気量に対する検出空気量のずれ)を算出し、この差分を第1の補正処理の分割比でスロットル制御による誤差と空気量算出処理による誤差とに分割する。そして、スロットル制御による誤差に基づいてスロットル開度を補正すると共に、空気量算出処理による誤差に基づいて体積効率を補正する。これにより、実空気量のずれの要因(スロットル制御による誤差や空気量算出処理による誤差)をある程度小さくすることができ、要求空気量に対する実空気量のずれをある程度小さくすることができる。
この第1の補正処理の実行後に、第2の補正処理を実行する。この第2の補正処理では、排出ガスセンサの出力に基づいて要求空気量に対する実空気量のずれを算出し、この実空気量のずれを第2の補正処理の分割比でスロットル制御による誤差と空気量算出処理による誤差とに分割する。そして、再びスロットル制御による誤差に基づいてスロットル開度を補正すると共に、空気量算出処理による誤差に基づいて体積効率を補正する。これにより、実空気量のずれの要因を更に小さくすることができ、要求空気量に対する実空気量のずれを効果的に小さくすることができる。
図1は本発明の一実施例におけるエンジン制御システムの概略構成を示す図である。 図2は空気量補正ルーチンの処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 図3は空気量補正ルーチンの処理の流れを示すフローチャート(その2)である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、図1に基づいてエンジン制御システムの概略構成を説明する。
内燃機関であるエンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側には、モータ15によって開度調節されるスロットルバルブ16と、このスロットルバルブ16の開度(スロットル開度)を検出するスロットル開度センサ17とが設けられている。
更に、スロットルバルブ16の下流側には、サージタンク18が設けられ、このサージタンク18に、吸気圧(吸気管圧力)を検出する吸気圧センサ19が設けられている。また、サージタンク18には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド20が設けられ、各気筒の吸気マニホールド20に接続された吸気ポート又はその近傍に、それぞれ吸気ポートに燃料を噴射する燃料噴射弁21が取り付けられている。或は、エンジン11の各気筒に、それぞれ筒内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁が取り付けられているようにしても良い。また、エンジン11のシリンダヘッドには、各気筒毎に点火プラグ22が取り付けられ、各気筒の点火プラグ22の火花放電によって各気筒内の混合気に着火される。
一方、エンジン11の排気管23には、排出ガスの空燃比又はリッチ/リーン等を検出する排出ガスセンサ24(空燃比センサ又は酸素センサ等)が設けられ、この排出ガスセンサ24の下流側に、排出ガスを浄化する三元触媒等の触媒25が設けられている。
また、エンジン11のシリンダブロックには、冷却水温を検出する冷却水温センサ26や、ノッキングを検出するノックセンサ27が取り付けられている。また、クランク軸28の外周側には、クランク軸28が所定クランク角回転する毎にパルス信号を出力するクランク角センサ29が取り付けられ、このクランク角センサ29の出力信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度が検出される。
これら各種センサの出力は、電子制御ユニット(以下「ECU」と表記する)30に入力される。このECU30は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御用のプログラムを実行することで、エンジン運転状態に応じて、燃料噴射量、点火時期、スロットル開度(吸入空気量)等を制御する。
その際、ECU30は、アクセル開度とエンジン回転速度等に基づいてエンジン11の要求空気量を算出する。或は、アクセル開度とエンジン回転速度等に基づいて要求トルクを算出し、この要求トルクとエンジン回転速度等に基づいて要求空気量を算出するようにしても良い。更に、この要求空気量とエンジン回転速度等に基づいて目標スロットル開度を算出し、スロットル開度センサ17で検出した実スロットル開度を目標スロットル開度に一致させるようにスロットルバルブ16のモータ15を制御するスロットル制御を行う。
また、ECU30は、エンジン回転速度等に基づいて体積効率(吸気管12から筒内に流入する空気量を示す指標)を算出し、吸気圧センサ19の出力(吸気圧)と体積効率等に基づいて検出空気量(実空気量の検出値)を算出する空気量算出処理を行う。更に、この検出空気量とエンジン回転速度等に基づいて燃料噴射量を算出する。
また、ECU30は、所定の空燃比F/B制御実行条件が成立したときに、排出ガスセンサ24の出力に基づいて排出ガスの空燃比を目標空燃比に一致させるように燃料噴射量を補正する空燃比F/B制御を実行する。ここで、「F/B」は「フィードバック」を意味する(以下、同様)。
ところで、エンジン11の制御性を向上させるには、要求空気量に対する実空気量のずれを小さくすることが好ましい。しかし、吸気圧センサ方式を採用したシステムでは、実空気量を直接検出することができず、吸気圧センサ19の出力と体積効率等に基づいて検出空気量を算出する。このため、検出空気量(実空気量の検出値)には、スロットル制御による誤差(例えばスロットル開度のずれによる誤差)だけでなく、空気量算出処理による誤差(例えば体積効率のずれによる誤差)も含まれる。従って、要求空気量に対する実空気量のずれの要因として、スロットル制御による誤差と空気量算出処理による誤差が考えられる。
そこで、本実施例では、ECU30により後述する図2及び図3の空気量補正ルーチンを実行することで、スロットル開度や体積効率を補正して、要求空気量に対する実空気量のずれを小さくするようにしている。
具体的には、まず、所定の実行条件が成立したとき(所定の禁止条件が不成立のとき)に、第1の補正処理を実行する。この第1の補正処理では、要求空気量と検出空気量との差分(要求空気量に対する検出空気量のずれ)を算出し、この差分を所定の分割比でスロットル制御による誤差と空気量算出処理による誤差とに分割する。そして、スロットル制御による誤差に基づいてスロットル開度を補正すると共に、空気量算出処理による誤差に基づいて体積効率を補正する。これにより、実空気量のずれの要因(スロットル制御による誤差や空気量算出処理による誤差)をある程度小さくして、要求空気量に対する実空気量のずれをある程度小さくする。
この第1の補正処理の実行後に、第2の補正処理を実行する。この第2の補正処理では、排出ガスセンサ24の出力に基づいて要求空気量に対する実空気量のずれを算出し、この実空気量のずれを所定の分割比でスロットル制御による誤差と空気量算出処理による誤差とに分割する。そして、再びスロットル制御による誤差に基づいてスロットル開度を補正すると共に、空気量算出処理による誤差に基づいて体積効率を補正する。この第2の補正処理を実空気量のずれが所定値以下になるまで繰り返し実行する。これにより、実空気量のずれの要因を更に小さくして、要求空気量に対する実空気量のずれを小さくする。
このようにして、第1の補正処理及び第2の補正処理を実行した後、第1の補正処理及び第2の補正処理による補正後のスロットル開度を学習すると共に、第1の補正処理及び第2の補正処理による補正後の体積効率を学習する。
以下、本実施例でECU30が実行する図2及び図3の空気量補正ルーチンの処理内容を説明する。
図2及び図3に示す空気量補正ルーチンは、ECU30の電源オン期間中(例えばイグニッションスイッチのオン期間中)に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう空気量補正手段としての役割を果たす。
本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、所定の禁止条件が成立しているか否かを、例えば、次の(1) 〜(12)の条件のうちの少なくとも一つが成立しているか否かによって判定する。
(1) 吸気圧の所定期間の変化量が所定値以上であること
(2) 吸気圧と大気圧との圧力比(吸気圧/大気圧)が所定値以上であること
(3) エバポガスのパージ流量が所定値以上であること
(4) スロットル開口面積率が所定値以下であること
(5) 冷却水温が所定値以下であること
(6) 空燃比F/B制御が停止中であること
(7) 目標空燃比が所定範囲外(所定範囲よりもリッチ側又はリーン側)であること
(8) 目標空燃比の変化速度が所定値以上であること
(9) 目標空燃比と実空燃比との差が所定値以上であること(但し排出ガスセンサ24として酸素センサが設けられている場合は無効)
(10)吸気温が所定値以上であること
(11)アイドルストップ要求が発生していること
(12)エバポガスのパージ停止が所定時間以上継続していること
上記(1) 〜(5) の条件は、吸気量が不安定な状態になる可能性が高い条件であり、上記(6) 〜(12)の条件は、空燃比が不安定な状態になる可能性が高い条件である。
上記(1) 〜(12)の条件のうちのいずれか一つを満たせば、禁止条件が成立するが、上記(1) 〜(12)の条件を全て満たさなければ、禁止条件が不成立となる。
このステップ101で、禁止条件が成立していると判定された場合には、吸気量や空燃比が不安定な状態であると判断して、ステップ102以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了することで、第1の補正処理及び第2の補正処理を禁止する。
一方、上記ステップ101で、禁止条件が不成立と判定された場合には、ステップ102に進み、現在の要求空気量と検出空気量との差分(要求空気量に対する検出空気量のずれ)を算出する。例えば、要求空気量が15[g/s] で、検出空気量が10[g/s] の場合には、要求空気量15[g/s] と検出空気量10[g/s] との差分5[g/s] を次式により算出する。
差分5[g/s] =要求空気量15[g/s] −検出空気量10[g/s]
この後、ステップ103に進み、第1の補正処理及び第2の補正処理を未実施である(未だ一度も実施していない)か否かを判定する。
このステップ103で、第1の補正処理及び第2の補正処理を未実施である(未だ一度も実施していない)と判定された場合には、ステップ104の処理を飛ばして、ステップ105以降の処理を実行する。これにより、第1の補正処理(ステップ105〜107等の処理)及び第2の補正処理(ステップ111〜113等の処理)を実行した後、学習処理(ステップ118の処理)を実行する。この際、エバポガスのパージを禁止すると共に、燃料学習(例えば空燃比F/B補正量の学習)を禁止するようにしても良い。
まず、ステップ105に進み、要求空気量と検出空気量との差分を、第1の補正処理の分割比でスロットル制御による誤差と空気量算出処理による誤差とに分割する。この第1の補正処理の分割比は、予め試験データや設計データ等に基づいて設定されている。
例えば、第1の補正処理の分割比が「5:5」の場合には、要求空気量と検出空気量との差分5[g/s] を、スロットル制御による誤差2.5[g/s] と空気量算出処理による誤差2.5[g/s] とに分割する。
この後、ステップ106に進み、スロットル制御による誤差が小さくなるようにスロットル開度を補正する。例えば、スロットル制御による誤差が2.5[g/s] の場合には、このスロットル制御による誤差2.5[g/s] 分だけ実空気量が増加する(つまり検出空気量が10[g/s] から12.5[g/s] になる)ようにスロットル開度を補正する。
この後、ステップ107に進み、空気量算出処理による誤差が小さくなるように体積効率を補正する。例えば、空気量算出処理による誤差が2.5[g/s] の場合には、この空気量算出処理による誤差2.5[g/s] 分だけ検出空気量が増加する(つまり検出空気量が12.5[g/s] から15[g/s] になる)ように体積効率を補正する。
第1の補正処理(ステップ105〜107等の処理)の実行後、第2の補正処理(ステップ111〜113等の処理)を次ようにして実施する。
まず、図3のステップ108に進み、現在(第1の補正処理の実行後)の検出空気量と目標空燃比とに基づいて燃料噴射量を決定する。例えば、現在の検出空気量が15[g/s] の場合には、この検出空気量15[g/s] と目標空燃比とに基づいて、目標空燃比を実現するように燃料噴射量を決定する。
この後、ステップ109に進み、排出ガスセンサ24の出力に基づいて目標空燃比に対する実空燃比のずれを算出する。例えば、排出ガスセンサ24として空燃比センサが設けられている場合には、排出ガスセンサ24で検出した空燃比(所定期間の平均値)を用いて、目標空燃比に対する実空燃比のずれを算出する。また、排出ガスセンサ24として酸素センサが設けられている場合には、排出ガスセンサ24の出力に基づいた空燃比F/B補正量(所定期間の平均値)を用いて、目標空燃比に対する実空燃比のずれを算出する。
この後、ステップ110に進み、目標空燃比に対する実空燃比のずれに基づいて要求空気量に対する実空気量のずれを算出する。例えば、目標空燃比に対する実空燃比のずれがリッチ側に2%で、検出空気量が15[g/s] の場合には、実空気量14.7[g/s] を次式により算出する。
実空気量14.7[g/s] =検出空気量15[g/s] ×(1−0.02)
更に、要求空気量15[g/s] に対する実空気量14.7[g/s] のずれ0.3[g/s] を次式により算出する。
ずれ0.3[g/s] =要求空気量15[g/s] −実空気量14.7[g/s]
この後、ステップ111に進み、実空気量のずれを、第2の補正処理の分割比でスロットル制御による誤差と空気量算出処理による誤差とに分割する。この第2の補正処理の分割比は、予め試験データや設計データ等に基づいて設定されている。また、第2の補正処理の分割比は、スロットル制御による誤差が空気量算出処理による誤差よりも大きくなるような分割比(例えば、「10:0」、「9:1」、「8:2」等)に設定されている。
例えば、第2の補正処理の分割比が「10:0」の場合には、実空気量のずれ0.3[g/s] を、スロットル制御による誤差0.3[g/s] と空気量算出処理による誤差0[g/s] とに分割する。
この後、ステップ112に進み、スロットル制御による誤差が小さくなるようにスロットル開度を補正する。例えば、スロットル制御による誤差が0.3[g/s] の場合には、このスロットル制御による誤差0.3[g/s] 分だけ実空気量が増加する(つまり実空気量が14.7[g/s] から15[g/s] になる)ようにスロットル開度を補正する。
この後、ステップ113に進み、空気量算出処理による誤差が小さくなるように体積効率を補正する。尚、空気量算出処理による誤差が0[g/s] の場合には、体積効率は補正されない。
この後、ステップ114に進み、現在の検出空気量と目標空燃比とに基づいて燃料噴射量を決定する。この後、ステップ115に進み、排出ガスセンサ24の出力に基づいて目標空燃比に対する実空燃比のずれを算出した後、ステップ116に進み、目標空燃比に対する実空燃比のずれに基づいて要求空気量に対する実空気量のずれを算出する。
この後、ステップ117に進み、実空気量のずれ(絶対値)が許容上限値以下であるか否かを判定し、実空気量のずれが許容上限値よりも大きいと判定された場合には、上記ステップ111に戻り、第2の補正処理(ステップ111〜113等の処理)を繰り返し実行する。
その後、上記ステップ117で、実空気量のずれが許容上限値以下と判定された時点で、第2の補正処理を終了して、ステップ118に進む。
このステップ118で、第1の補正処理及び第2の補正処理による補正後のスロットル開度を学習し、そのスロットル開度の学習値をECU30のバックアップRAM等の不揮発性メモリに記憶する。また、第1の補正処理及び第2の補正処理による補正後の体積効率を学習し、その体積効率の学習値をECU30のバックアップRAM等の不揮発性メモリに記憶する。尚、スロットル開度の学習値と体積効率の学習値は、それぞれ所定の上下限ガード値でガード処理する(下限ガード値から上限ガード値までの範囲内に制限する)ようにしても良い。
一方、上記ステップ103で、第1の補正処理及び第2の補正処理を未実施ではない(実施したことがある)と判定された場合、つまり、第1の補正処理及び第2の補正処理を最初に1度実行した後は、ステップ104に進み、要求空気量と検出空気量との差分(絶対値)が所定値以上であるか否かを判定する。
このステップ104で、要求空気量と検出空気量との差分が所定値よりも小さいと判定された場合には、第1の補正処理及び第2の補正処理を実施する必要がないと判断して、ステップ105以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
その後、上記ステップ104で、要求空気量と検出空気量との差分が所定値以上であると判定された場合には、システムの経時変化等によって再び実空気量のずれが大きくなったと判断して、ステップ105以降の処理を実行する。これにより、再び、第1の補正処理(ステップ105〜107等の処理)及び第2の補正処理(ステップ111〜113等の処理)を実行した後、学習処理(ステップ118の処理)を実行する。この際、エバポガスのパージを禁止すると共に、燃料学習(例えば空燃比F/B補正量の学習)を禁止するようにしても良い。
このように、第1の補正処理及び第2の補正処理を最初に1度実行した後は、要求空気量と検出空気量との差分が所定値以上になったときに、システムの経時変化等によって再び実空気量のずれが大きくなったと判断して、第1の補正処理及び第2の補正処理を実行する。
更に、第1の補正処理及び第2の補正処理を最初に1度実行した後に、第1の補正処理及び第2の補正処理を実行する際(つまり、第1の補正処理及び第2の補正処理を2度目以降に実行する際)には、スロットル制御による誤差が空気量算出処理による誤差よりも大きくなるように分割比を設定する。例えば、第1補正処理の分割比と第2補正処理の分割比を、それぞれ「10:0」に設定する(この場合、空気量算出処理による誤差が0となり、体積効率は補正されない)。しかし、これに限定されず、第1補正処理の分割比と第2補正処理の分割比を、それぞれ「9:1」や「8:2」等に設定するようにしても良い。
尚、学習処理(ステップ118の処理)の際に、スロットル開度を運転領域毎に学習しても良く、この場合、今回の第1の補正処理及び第2の補正処理を実施した運転領域に対応するスロットル開度の学習値(記憶値)を、今回のスロットル開度の学習値で更新する。また、体積効率を運転領域毎に学習しても良く、この場合、今回の第1の補正処理及び第2の補正処理を実施した運転領域に対応する体積効率の学習値(記憶値)を、今回の体積効率の学習値で更新する。
更に、スロットル開度を学習する際に、今回のスロットル開度の学習値をなまし処理(一次遅れ処理)して、今回のスロットル開度の最終的な学習値を求めるようにしても良く、この場合、最初の学習時と2度目以降の学習時とで、ゲイン(なまし係数)を別々に設定するようにしても良い。また、体積効率を学習する際に、今回の体積効率の学習値をなまし処理(一次遅れ処理)して、今回の体積効率の最終的な学習値を求めるようにしても良く、この場合、最初の学習時と2度目以降の学習時とで、ゲイン(なまし係数)を別々に設定するようにしても良い。
以上説明した本実施例では、所定の実行条件が成立したとき(所定の禁止条件が不成立のとき)に、第1の補正処理を実行する。この第1の補正処理では、要求空気量と検出空気量との差分を算出し、この差分を第1の補正処理の分割比でスロットル制御による誤差と空気量算出処理による誤差とに分割する。そして、スロットル制御による誤差を小さくするようにスロットル開度を補正すると共に、空気量算出処理による誤差を小さくするように体積効率を補正する。これにより、実空気量のずれの要因(スロットル制御による誤差や空気量算出処理による誤差)をある程度小さくすることができ、要求空気量に対する実空気量のずれをある程度小さくすることができる。
この第1の補正処理の実行後に、第2の補正処理を実行する。この第2の補正処理では、排出ガスセンサ24の出力に基づいて要求空気量に対する実空気量のずれを算出し、この実空気量のずれを第2の補正処理の分割比でスロットル制御による誤差と空気量算出処理による誤差とに分割する。そして、再びスロットル制御による誤差を小さくするようにスロットル開度を補正すると共に、空気量算出処理による誤差を小さくするように体積効率を補正する。これにより、実空気量のずれの要因を更に小さくすることができ、要求空気量に対する実空気量のずれを効果的に小さくすることができる。
更に、本実施例では、第1の補正処理及び第2の補正処理を実行した後、第1の補正処理及び第2の補正処理による補正後のスロットル開度を学習すると共に、第1の補正処理及び第2の補正処理による補正後の体積効率を学習するようにしている。このようにすれば、スロットル開度や体積効率を学習した後は、学習値を用いてスロットル制御や空気量算出処理を行うことで、要求空気量に対する実空気量のずれを小さくすることができるため、第1の補正処理及び第2の補正処理を短い周期で行う必要がなく、ECU30の演算負荷を低減することができる。
第1の補正処理及び第2の補正処理を最初に1度実行することで、システムの個体差(製造ばらつき)等による実空気量のずれを小さくすることができる。しかし、その後、システムの経時変化等によって再び実空気量のずれが大きくなる可能性がある。
そこで、本実施例では、第1の補正処理及び第2の補正処理を最初に1度実行した後は、要求空気量と検出空気量との差分が所定値以上になったときに、システムの経時変化等によって再び実空気量のずれが大きくなったと判断して、第1の補正処理及び第2の補正処理を実行するようにしている。このようにすれば、システムの経時変化等によって実空気量のずれが大きくなっても、その実空気量のずれを小さくすることができると共に、第1の補正処理及び第2の補正処理を必要以上に実行することを防止することができる。
また、検出空気量に含まれる誤差(実空気量のずれの要因)のうち、スロットル制御による誤差(例えばスロットル開度のずれによる誤差)は、最初に一度補正しても、その後、システムの経時変化等によって再び大きくなる可能性がある。一方、空気量算出処理による誤差(例えば体積効率のずれによる誤差)は、最初に一度補正すれば、その後は、あまり大きくならないと考えられる。このため、第1の補正処理及び第2の補正処理を最初に1度実行した後に、第1の補正処理及び第2の補正処理を実行する際(つまり、第1の補正処理及び第2の補正処理を2度目以降に実行する際)には、スロットル制御による誤差が空気量算出処理による誤差よりも大きい可能性が高い。
そこで、本実施例では、第1の補正処理及び第2の補正処理を最初に1度実行した後に、第1の補正処理及び第2の補正処理を実行する際(つまり、第1の補正処理及び第2の補正処理を2度目以降に実行する際)には、スロットル制御による誤差が空気量算出処理による誤差よりも大きくなるように分割比を設定するようにしている。このようにすれば、第1の補正処理及び第2の補正処理を2度目以降に実行する際に、体積効率を必要以上に補正してしまうことを抑制することができる。
また、本実施例では、吸気圧の変化量が所定値以上、吸気圧と大気圧との比が所定値以上、スロットル開口面積率が所定値以下、空燃比F/B制御が停止中、目標空燃比が所定範囲外、目標空燃比の変化速度が所定値以上のうちの少なくとも一つの条件が成立したときに、第1の補正処理及び第2の補正処理を禁止するようにしている。このようにすれば、吸気量や空燃比が不安定な状態で第1の補正処理及び第2の補正処理を行うことを回避することができ、第1の補正処理及び第2の補正処理によるスロットル開度や体積効率の補正精度の悪化を未然に防止することができる。
更に、本実施例では、第1の補正処理の実行後に、第2の補正処理を実空気量のずれが許容上限値以下になるまで繰り返し実行するようにしている。このようにすれば、実空気量のずれを確実に小さくすることができる。
尚、上記実施例では、第1の補正処理の実行後に、第2の補正処理を実空気量のずれが許容上限値以下になるまで繰り返し実行するようにしているが、これに限定されず、例えば、第1の補正処理の実行後に、第2の補正処理を所定回数繰り返し実行するようにしても良い。或は、第1の補正処理の実行後に、第2の補正処理を1回だけ実行するようにしても良い。
11…エンジン(内燃機関)、16…スロットルバルブ、19…吸気圧センサ、24…排出ガスセンサ、30…ECU(空気量補正手段)

Claims (6)

  1. 内燃機関(11)の吸気圧を検出する吸気圧センサ(19)と、排出ガスの空燃比又はリッチ/リーンを検出する排出ガスセンサ(24)とを備え、前記内燃機関(11)の要求空気量に応じてスロットル開度を制御するスロットル制御と、前記吸気圧センサ(19)の出力と体積効率に基づいて検出空気量を算出する空気量算出処理とを行う内燃機関の制御装置において、
    前記要求空気量と前記検出空気量との差分を算出し、該差分を所定の分割比で前記スロットル制御による誤差と前記空気量算出処理による誤差とに分割し、前記スロットル制御による誤差に基づいて前記スロットル開度を補正すると共に前記空気量算出処理による誤差に基づいて前記体積効率を補正する第1の補正処理と、
    前記第1の補正処理の実行後に、前記排出ガスセンサ(24)の出力に基づいて前記要求空気量に対する実空気量のずれを算出し、該実空気量のずれを所定の分割比で前記スロットル制御による誤差と前記空気量算出処理による誤差とに分割し、前記スロットル制御による誤差に基づいて前記スロットル開度を補正すると共に前記空気量算出処理による誤差に基づいて前記体積効率を補正する第2の補正処理と
    を実行する空気量補正手段(30)を備えていることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記空気量補正手段(30)は、前記第1の補正処理及び前記第2の補正処理による補正後のスロットル開度を学習すると共に、前記第1の補正処理及び前記第2の補正処理による補正後の体積効率を学習することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記空気量補正手段(30)は、前記第1の補正処理及び前記第2の補正処理を最初に1度実行した後は、前記要求空気量と前記検出空気量との差分が所定値以上になったときに、前記第1の補正処理及び前記第2の補正処理を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記空気量補正手段(30)は、前記第1の補正処理及び前記第2の補正処理を最初に1度実行した後に、前記第1の補正処理及び前記第2の補正処理を実行する際には、前記スロットル制御による誤差が前記空気量算出処理による誤差よりも大きくなるように前記分割比を設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記空気量補正手段(30)は、吸気圧の変化量が所定値以上、吸気圧と大気圧との比が所定値以上、スロットル開口面積率が所定値以下、空燃比フィードバック制御が停止中、目標空燃比が所定範囲外、目標空燃比の変化速度が所定値以上のうちの少なくとも一つの条件が成立したときに、前記第1の補正処理及び前記第2の補正処理を禁止することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記空気量補正手段(30)は、前記第1の補正処理の実行後に、前記第2の補正処理を前記実空気量のずれが所定値以下になるまで繰り返し実行する又は前記第2の補正処理を所定回数繰り返し実行することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
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