JP2006274897A - 車両用電子制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ECU4は、一定時間毎に、水温センサ異常検出プログラムを実行し、このプログラムを開始すると、まず、ECU4はヒータ17を駆動することにより、冷却水循環路15を流れる冷却水を暖める。次に、ECU4は、水温センサ3が出力する水温信号を監視することにより、水温センサ3が出力する値に変化がみられるか否かを判定する。そして、ヒータ17による加熱によって水温センサ3の出力に変化があれば、ECU4は水温センサ3が正常と判定し、水温センサ3の出力信号が変化しなければ、水温センサ3が異常と判定して水温センサ3の異常フラグをオンする。
【選択図】図1
Description
また、エンジン制御中に自然に変化したエンジン冷却水温に対し、水温センサが有り得ない値を出力している場合に異常と判定することも行われている。
また、水温センサが有り得ない値を出力している場合に異常と判定する場合、異常判定値を甘く設定すると、水温センサの異常検出が頻発するので、異常検出条件を厳しく設定しなければならず、検出条件が成立しにくいため、水温センサの異常を正確に検出できないという問題があった。
冷却水の温度を検出する水温センサの異常を検知する制御手段を備えた車両用電子制御装置であって、
水温センサの異常検出時に、上記制御手段が、加熱手段を制御することにより冷却水の温度を強制的に変化させることを特徴とし、
本発明に係る車両用電子制御装置(2)は、車両用電子制御装置(1)において、
上記加熱手段が、冷却水流路を加熱するヒータであることを特徴とする。
冷却水の温度を検出する水温センサの異常を検知する制御手段を備えた車両用電子制御装置であって、
水温センサの異常検出時に、上記制御手段が、冷却手段を制御することにより冷却水の温度を強制的に変化させることを特徴とする。
上記冷却手段が、コンプレッサにより生成された冷却水または氷を貯蔵する貯蔵手段であり、水温センサの異常検出時に上記貯蔵手段に貯蔵された冷却水または氷により冷却水流路が冷却されることを特徴とし、
本発明に係る車両用電子制御装置(5)は、車両用電子制御装置(3)において、
上記冷却手段が、冷機時の冷却水を貯蔵する貯蔵手段であり、水温センサの異常検出時に上記貯蔵手段に貯蔵された冷却水により暖機時の冷却水が冷却されることを特徴とする。
ソークタイマを備え、エンジン停止から一定時間経過後に冷却水の温度を検出することにより水温センサの異常を検知する制御手段を備えた車両用電子制御装置であって、
上記制御手段が、エンジン停止時に冷却手段により冷却水を冷却することを特徴とする。
また、本発明に係る車両用電子制御装置(6)によれば、エンジン停止時に冷却水が強制的に冷却させられるので、短時間のソークタイマ時間で水温センサの異常を正確に検出することができる。
図1は水温センサの異常検出を行うECUを含むシステムの全体構成を示すブロック図であり、エンジン1、冷却ユニット2、水温センサ3、ECU4により構成されている。冷却ユニット2は、ラジエータ11、電動ファン12、サーモスタット13、ウォータポンプ14、冷却水循環路15、バイパス通路16及びヒータ17により構成され、また、ECU4は電源ICやマイコン(図示せず)等から構成されている。
電動ファン12は、冷却水循環路15に対して送風を行い、冷却水循環路15内の冷却水を冷却するとともに、ラジエータ11に対して送風を行うことによって、ラジエータ11の放熱効果を高めて、ラジエータ11内の冷却水の冷却を促進する。
ウォータポンプ14は、冷却水を循環させるポンプであって、エンジン1の動力によって回転駆動され、このウォータポンプ14を回転駆動させることにより、バイパス通路16を通過した冷却水及びラジエータ11内を通り、冷却水循環路15を通過した冷却水を、再びエンジン1側に送ることができる。
また、ヒータ17は冷却水循環路15に設けられており、ECU4によってこのヒータ17が駆動されると、ヒータ17は冷却水循環路15内の冷却水を加熱する。
なお、図1はサーモスタットを出口側に設けた出口制御方式の場合であるが、入口側制御方式においてもヒータの同様な取り付けが可能である。
ECU4のマイコンは、一定時間毎に、図2のフローチャートに示す水温センサ異常検出プログラムを実行し、このプログラムを開始すると、まず、マイコンはヒータ17を駆動することにより、冷却水循環路15を流れる冷却水を暖める(ステップ101)。次に、マイコンは、水温センサ3が出力する水温信号を監視することにより、水温センサ3が出力する値に変化がみられるか否かを判定する(ステップ102)。
一方、図3(b)に示すように、ヒータ17による加熱によって冷却水の温度が上昇しても、水温センサ3の出力信号が変化していなければ、マイコンは、水温センサ3が異常と判定し、水温センサの異常フラグをオンする(ステップ103)。
なお、図4はサーモスタットを出口側に設けた出口制御方式の場合であるが、上記と同様に、入口側制御方式においても冷却機構の同様な取り付けが可能である。
ECU4のマイコンは、一定時間毎に、図6のフローチャートに示す水温センサ異常検出プログラムを実行し、このプログラムを開始すると、まず、マイコンは弁21に駆動信号を送って弁21を開くことにより、通常時に弁21と弁22の間に貯められた氷24を冷却室23に流れ込ませることにより冷却水循環路15を冷却する(ステップ201)。次に、マイコンは、水温センサ3が出力する水温信号を監視することにより、水温センサ3が出力する値に変化がみられるか否かを判定する(ステップ202)。
一方、図7(b)に示すように、氷24による冷却によって冷却水の温度が低下しても、水温センサ3の出力信号が変化していなければ、マイコンは、水温センサ3が異常と判定し、水温センサの異常フラグをオンする(ステップ203)。
図8は冷機時の冷却水により暖機時の冷却水の温度を強制的に変化させる場合の全体構成を示すブロック図であり、ヒータ17に代えてバイパス通路16に取り付けられた冷却容器25が設けられている点が相異しているのみであり、その他の構成は図1と同じであるので、詳細な説明は省略する。
なお、図8はサーモスタットを出口側に設けた出口制御方式の場合であるが、上記と同様に、入口側制御方式においても冷却容器の同様な取り付けが可能である。
ECU4のマイコンは、エンジン1の暖機時に、図10のフローチャートに示す水温センサ異常検出プログラムを実行し、このプログラムを開始すると、まず、マイコンは弁26に駆動信号を送って弁26を開くことにより、通常時に弁26と弁27の間に貯められた冷却水29を冷却室28に流れ込ませることによりラジエータ11を冷却する(ステップ301)。次に、マイコンは、水温センサ3が出力する水温信号を監視することにより、水温センサ3が出力する値に変化がみられるか否かを判定する(ステップ302)。
一方、図11(b)に示すように、冷却水29によるラジエータ11の冷却によって冷却水の温度が低下しても、水温センサ3の出力信号が変化していなければ、マイコンは、水温センサ3が異常と判定し、水温センサの異常フラグをオンする(ステップ303)。
図12はECUの構成を含む全体構成を示すブロック図であり、ECU4、バッテリ51、水温センサ3、冷却機構53により構成され、ECU4は、電源IC41、時計IC42、スタンバイRAM(以下、SRAMという)43及びマイコン44から構成されている。
このECU4は、2系統の給電路によりバッテリ51に接続されており、ECU4内の電源IC41には、IGスイッチ52のオン/オフに応じてバッテリ電源が供給される一方、別系統にて常時バッテリ電源が供給される。
一方、冷却機構53は図4の冷却機構19、図8の冷却容器25と同様な機構であり、エンジンのシリンダブロック54に取り付けられている。
図13のフローチャートは、IGスイッチオフ時のマイコン44の作用を示すものであり、マイコン44は、常時、IGスイッチ52がオフになったか否かを判定しており(ステップ401)、IGスイッチ52がオフになったと判定すると、水温センサ3の出力を取り込み、取り込んだ水温センサの出力信号をSRAM43に記憶する(ステップ402)。次に、マイコン44は、冷却機構53の弁を駆動し、氷または冷却水によりシリンダブロック54を冷却した(ステップ403)後、電源IC41に指令し、メイン電源をオフさせる(ステップ404)。
図14は起動時のマイコン44の作用を示すフローチャートであり、マイコン44は、水温センサ3の出力を取り込んだ(ステップ501)後、SRAM43に記憶しているIGスイッチオフ時のセンサ出力と比較することにより、水温センサが出力する値に変化がみられたか否かを判定する(ステップ502)。
一方、図15(b)に示すように、シリンダブロック内の冷却水の温度が低下しても、水温センサ3の出力信号が変化していなければ、マイコン44は、水温センサ3が異常と判定し、水温センサの異常フラグをオンする(ステップ504)。
2 冷却ユニット
3 水温センサ
4 ECU
11 ラジエータ
12 電動ファン
13 サーモスタット
14 ウォータポンプ
15 冷却水循環路
16 バイパス通路
17 ヒータ
18 コンプレッサ
19、53 冷却機構
20 コンプレッサ経路
21、22、26、27 弁
24 氷
25 冷却容器
41 電源IC
42 時計IC
43 SRAM
44 マイコン
51 バッテリ
52 IGスイッチ
54 シリンダブロック
Claims (6)
- 冷却水の温度を検出する水温センサの異常を検知する制御手段を備えた車両用電子制御装置であって、
水温センサの異常検出時に、上記制御手段が、加熱手段を制御することにより冷却水の温度を強制的に変化させることを特徴とする車両用電子制御装置。 - 上記加熱手段が、冷却水流路を加熱するヒータであることを特徴とする、請求項1に記載された車両用電子制御装置。
- 冷却水の温度を検出する水温センサの異常を検知する制御手段を備えた車両用電子制御装置であって、
水温センサの異常検出時に、上記制御手段が、冷却手段を制御することにより冷却水の温度を強制的に変化させることを特徴とする車両用電子制御装置。 - 上記冷却手段が、コンプレッサにより生成された冷却水または氷を貯蔵する貯蔵手段であり、水温センサの異常検出時に上記貯蔵手段に貯蔵された冷却水または氷により冷却水流路が冷却されることを特徴とする、請求項3に記載された車両用電子制御装置。
- 上記冷却手段が、冷機時の冷却水を貯蔵する貯蔵手段であり、水温センサの異常検出時に上記貯蔵手段に貯蔵された冷却水により暖機時の冷却水が冷却されることを特徴とする、請求項3に記載された車両用電子制御装置。
- ソークタイマを備え、エンジン停止から一定時間経過後に冷却水の温度を検出することにより水温センサの異常を検知する制御手段を備えた車両用電子制御装置であって、
上記制御手段が、エンジン停止時に冷却手段により冷却水を冷却することを特徴とする車両用電子制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005094211A JP2006274897A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 車両用電子制御装置 |
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2005
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