JP4976908B2 - 流量可変ウォータポンプの制御装置 - Google Patents

流量可変ウォータポンプの制御装置 Download PDF

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本発明は、エンジンの冷却水を循環させる流量可変ウォータポンプに対して制御を行う流量可変ウォータポンプの制御装置に関する。
従来から、エンジンを冷却又は暖機する冷却水を循環させる流量可変ウォータポンプを用いた技術が提案されている。例えば、特許文献1には、機関負荷の変化時における冷却水の流量を、機関負荷の変化傾向に応じた流量に一時的に変更する技術が記載されている。
また、特許文献2には、燃料電池の冷却装置において、冷却水の流路切換時に発生するラジエータの圧力損失による冷却水流量の低下を考慮して冷却水の流量を制御する技術が記載されている。また、特許文献3には、ラジエータポートからポンプポートに至る冷却水の流れと、バイパスポートからポンプポートに至る冷却水の流れと、の両流れによる圧力損失を略等しくすることにより、ロータリ式流量制御弁の弁開度に略比例してラジエータ回路及びバイパス回路における冷却水の流量を制御する技術が記載されている。さらに、特許文献4には、電動サーモスタット及び流量可変ウォータポンプの消費電力を節減しながら冷却水の温度を制御する技術が記載されている。
特開2006−257902号公報 特開2004−178826号公報 特開2000−18039号公報 特開2001−32714号公報
ところで、サーモスタットの開度が小さくなった場合には、圧力損失が大きくなるため、流量可変ウォータポンプの負荷/回転数を一定に制御すると、冷却水の流量は、エンジンなどを冷却又は暖機するのに必要な冷却水の要求流量よりも低下する恐れがある。また、一律に冷却水の流量を増加させると燃費が悪化する恐れがある。しかしながら、特許文献1〜特許文献4には、サーモスタットの開度による冷却水の流量への影響については、特に検討がされていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、サーモスタットの開度による冷却水の流量への影響を考慮して、冷却水の流量の制御を行うことが可能な流量可変ウォータポンプの制御装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、エンジンにおける冷却水を、サーモスタットを介して循環させる流量可変ウォータポンプの制御装置は、前記サーモスタットにおける前記冷却水の水温に基づいて、前記サーモスタットの弁開度を求めるサーモスタット弁開度算出手段と、前記サーモスタットの弁開度に基づいて、前記流量可変ウォータポンプを制御する流量可変ウォータポンプ制御手段と、を備え、前記流量可変ウォータポンプ制御手段は、前記サーモスタットの弁開度が大きい場合、前記サーモスタットの弁開度が小さい場合に比して、循環させる冷却水の流量が小さくなるように前記流量可変ウォータポンプを制御する。
上記の流量可変ウォータポンプの制御装置は、エンジンにおける冷却水を、サーモスタットを介して循環させるものであり、サーモスタット弁開度算出手段と、流量可変ウォータポンプ制御手段と、を備える。サーモスタット弁開度算出手段、及び、流量可変ウォータポンプ制御手段は、例えば、ECU(Electric Control Unit)である。サーモスタット弁開度算出手段は、前記サーモスタットにおける冷却水の水温に基づいて、前記サーモスタットの弁開度を求める。流量可変ウォータポンプ制御手段は、前記サーモスタットの弁開度に基づいて、前記流量可変ウォータポンプを制御する。具体的には、流量可変ウォータポンプ制御手段は、前記サーモスタットの弁開度に基づいて、冷却水の圧力損失を求め、冷却水の圧力損失に基づいて、冷却水の流量が要求流量を満たすように流量可変ウォータポンプを制御する。詳しくは、流量可変ウォータポンプ制御手段は、サーモスタットの弁開度が大きい場合、サーモスタットの弁開度が小さい場合に比して、循環させる冷却水の流量が小さくなるように流量可変ウォータポンプを制御する。このようにすることで、サーモスタットの弁の開閉による冷却水の圧力損失に応じて、要求流量を満たすように冷却水の流量を調整することができる。これにより、例えば、サーモスタットの弁開度が小さいときでも、冷却水の流量が低下するのを抑えることができる。
上記の流量可変ウォータポンプの制御装置の他の一態様は、前記サーモスタット弁開度算出手段は、前記サーモスタットが前記エンジンの前記冷却水の入口側に備えられている場合において、前記エンジンの前記冷却水の出口側における前記冷却水の水温と、前記冷却水の流量と、前記エンジンの冷却損失と、に基づいて、前記サーモスタットにおける前記冷却水の水温を求める。このようにすることで、エンジンの冷却水の出口側の水温を基に、サーモスタットの弁の開閉による冷却水の圧力損失を求めることができ、当該冷却水の圧力損失に応じて、要求流量を満たすように冷却水の流量を調整することができる。
上記の流量可変ウォータポンプの制御装置の他の一態様は、前記サーモスタット弁開度算出手段は、前記サーモスタットの弁開度の応答時間に基づいて、前記サーモスタットの弁開度を求める。これにより、サーモスタットの弁が開閉する過渡時における開度を求めることができ、当該過渡時における開度に応じて、要求流量を満たすように冷却水の流量を調整することができる。
上記の流量可変ウォータポンプの制御装置の他の一態様は、前記流量可変ウォータポンプの運転状態に基づいて、前記冷却水の圧力損失を求める圧力損失算出手段と、前記冷却水の圧力損失と、前記サーモスタットにおける前記冷却水の水温と、に基づいて、前記サーモスタットの動作を確認するサーモスタット動作確認手段と、を備える。前記圧力損失算出手段、及び、前記サーモスタット動作確認手段は、例えば、ECU(Electric Control Unit)である。このようにすることで、サーモスタットが正常に動作しているか否かを確認することができ、サーモスタットのダイアグの精度を向上させることができる。
上記の流量可変ウォータポンプの制御装置の他の一態様は、前記冷却水の水温を計測する水温センサと、前記流量可変ウォータポンプの運転状態に基づいて、前記冷却水の圧力損失を求める圧力損失算出手段と、前記冷却水の圧力損失と、前記水温センサによって計測された前記冷却水の水温と、に基づいて、前記水温センサの動作を確認する水温センサ動作確認手段と、を備える。このようにすることで、水温センサが正常に動作しているか否かを確認することができ、水温センサのダイアグの精度を向上させることができる。
上記の流量可変ウォータポンプの制御装置の他の一態様は、前記流量可変ウォータポンプの運転状態に基づいて、前記冷却水の圧力損失を求める圧力損失算出手段と、前記冷却水の圧力損失と、前記冷却水の水温と、に基づいて、前記冷却水の比熱を算出する冷却水比熱算出手段と、を備える。このようにすることで、冷却水比熱の精度を向上させることができ、エンジンの冷却損失の計算精度を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置が適用された冷却系システム100の概略構成を示す図である。なお、図1においては、実線矢印が冷却水(LLC:Long Life Coolant)の流れを示し、破線矢印が信号の入出力を示している。また、太線で表した実線は、冷却水が流れる通路(冷却水通路)を示している。
第1実施形態に係る冷却系システム100は、冷却水を用いてエンジン1の冷却を行うと共に、この冷却水と排気ガスとの間で熱交換を行うことによって排気熱を回収し、エンジン1の暖機やヒータの熱源に利用するシステムである。この場合、冷却水は、冷却水通路7a、7b、7cを通過することによって、エンジン1の冷却又は暖機を行う。冷却水通路7a上には排気熱回収器2が設けられており、冷却水通路7b上にはラジエータ3が設けられており、冷却水通路7c上には流動可変ウォータポンプ5が設けられている。なお、以下では、冷却水通路7a〜7cを区別しない場合には、単に冷却水通路7として用いるものとする。
エンジン1は、供給される燃料と空気との混合気を燃焼させることによって動力を発生する装置である。例えば、エンジン1は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどによって構成される。また、エンジン1は、ハイブリッド車両などに搭載される。ここで、エンジン1に流入した冷却水は、エンジン1内部のシリンダ(不図示)の周囲に設けられたウォータージャケット(不図示)を通過した後、冷却水通路7a、7bより流出する。シリンダは、ウォータージャケットを通過する冷却水と熱交換を行うことにより、暖機又は冷却される。
排気熱回収器2は、エンジン1からの排気ガスが通過する排気通路(不図示)上に設けられている。排気熱回収器2は、内部に冷却水が通過し、この冷却水と排気ガスの間で熱交換を行うことによって、排気熱を回収する。
ラジエータ3では、その内部を通過する冷却水が外気によって冷却される。この場合、電動ファン(不図示)の回転により導入された風及び走行風によって、ラジエータ3内の冷却水の冷却が促進される。また、流量可変ウォータポンプ(以下、「流動可変WP」と呼ぶこともある。)5は、電動式のモータを備えて構成され、このモータの駆動により冷却水を冷却水通路7内で循環させる。具体的には、流動可変WP5は、バッテリから電力が供給され、ECU50から供給される制御信号S5によって負荷(又は回転数)などが制御される。
サーモスタット4は、冷却水の水温に応じて開閉する弁によって構成される。基本的には、サーモスタット4は、冷却水の水温が高温となったときに開弁する。この場合、サーモスタット4を介して冷却水通路7bと冷却水通路7cとが接続され、冷却水はラジエータ3を通過することとなる。これにより、冷却水が冷却され、エンジン1のオーバーヒートが抑制される。これに対して、冷却水の水温が比較的低温である場合には、サーモスタット4は閉弁している。この場合には、冷却水はラジエータ3を通過しない。これにより、冷却水の水温低下が抑制されるため、エンジン1のオーバークールが抑制される。
水温センサ6は、冷却水通路7cにおけるサーモスタット4の付近に取り付けられている。水温センサ6は、サーモスタット4における冷却水の水温を計測し、計測された冷却水の水温に対応する検出信号S6をECU50に供給する。なお、水温センサ6は、サーモスタット4における冷却水の水温を計測するためのものであるので、サーモスタット4における冷却水の水温と略同じ水温になると思われる位置であれば、図1に示す位置には限られないのは言うまでもない。例えば、水温センサ6は、エンジン1の冷却水の入口側、例えば、冷却水通路7c上の任意の位置に設置されるとしてもよい。なぜなら、冷却水通路7c上に冷却水と熱交換が行われる装置が存在しないので、冷却水通路7c上の任意の位置で計測される冷却水の水温は、サーモスタット4における冷却水の水温と略同じ水温になると考えられるからである。
ECU(Electric Control Unit)50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、メモリを備える。メモリとしては、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)が挙げられる。ECU50は、水温センサ6から供給される検出信号S6に基づいて、流動可変WP5に制御信号S5を供給することにより、冷却水の流量の制御を行う。以下では、流動可変WP5の具体的な制御方法について説明する。
(流動可変WPの制御方法)
次に、流動可変WP5の制御方法について述べる。第1実施形態に係る冷却系システム100では、ECU50は、冷却水の水温に基づいて、サーモスタット4の弁開度を求め、サーモスタット4の弁開度に基づいて、流動可変WP5を制御する。従って、ECU50は、本発明におけるサーモスタット弁開度算出手段及び流量可変ウォータポンプ制御手段として機能する。以下に具体的に述べる。
まず、ECU50は、水温センサ6によって計測された冷却水の水温に基づいて、サーモスタットの弁開度を求める。図2に示すグラフは、サーモスタット4における冷却水の水温とサーモスタット4の弁開度との関係を示すグラフの一例である。図2に示すグラフより分かるように、サーモスタット4における冷却水の温度が高くなると、サーモスタット4の弁開度は大きくなり、サーモスタット4における冷却水の温度が低くなると、サーモスタット4の弁開度は小さくなる。
ECU50は、図2のグラフに示したような、サーモスタット4における冷却水の水温とサーモスタット4の弁開度との関係を、予めテーブルとしてメモリに記録している。これにより、ECU50は、冷却水の水温を基に、図2のグラフを用いて、サーモスタット4の弁開度を求めることができる。具体的には、ECU50は、水温センサ6から供給される検出信号S6を基に、サーモスタット4における冷却水の水温を求める。そして、ECU50は、図2のグラフに示したような、サーモスタット4における冷却水の水温とサーモスタット4の弁開度との関係を示すテーブルを用いて、求められた冷却水の水温に対応するサーモスタット4の弁開度を求める。
次に、ECU50は、求められたサーモスタット4の弁開度に基づいて、流動可変WP5を制御する。詳しくは、ECU50は、サーモスタット4の弁開度を基に、冷却水の冷却損失を求め、求められた冷却水の冷却損失を基に、流動可変WP5を制御する。
図3に示すグラフは、サーモスタット4の弁開度と冷却水の圧力損失の関係を示すグラフの一例である。図3に示すグラフより分かるように、サーモスタット4の弁開度が大きくなると、冷却水の圧力損失が小さくなる。これは、サーモスタット4の弁開度が大きくなると、冷却水の流れがサーモスタット4の弁により妨げられ難くなるからである。また、サーモスタット4の弁開度が小さくなると、冷却水の圧力損失が大きくなる。これは、サーモスタット4の弁開度が小さくなると、冷却水の流れがサーモスタット4の弁により妨げられ易くなるからである。
ECU50は、図3のグラフに示した、サーモスタット4の開度と冷却水の圧力損失との関係も、予めテーブルとしてメモリに記録している。これにより、ECU50は、サーモスタット4の弁開度を基に、図3のグラフを用いて、冷却水の圧力損失を求めることができる。具体的には、ECU50は、図3のグラフに示したような、サーモスタット4の弁開度と冷却水の圧力損失との関係を示すテーブルを用いて、先に求めたサーモスタット4の弁開度に対応する冷却水の圧力損失を求める。
ECU50は、求められた冷却水の圧力損失を基に、流動可変WP5を制御する。具体的には、ECU50は、求められた冷却水の圧力損失を基に、冷却水の流量が要求流量となるように流動可変WP5を制御する。この要求流量とは、冷却水により暖機又は冷却が行われる装置(例えば、エンジン1やヒータ)が十分に暖機又は冷却されるのに必要な冷却水の流量のことである。ECU50は、この要求流量の値も、メモリに記録している。
図4に示すグラフ41〜43は、要求流量と、流動可変WP5の負荷(又は回転数)との関係を示すグラフの一例である。ここで、冷却水の圧力損失は、グラフ41、42、43の順に小さくなる。グラフ41〜43より分かるように、同じ要求流量であっても、冷却水の圧力損失が大きくなればなるほど、当該要求流量を満たすことが可能な流動可変WP5の負荷(又は回転数)は大きくなり、冷却水の圧力損失が小さくなればなるほど、当該要求流量を満たすことが可能な流動可変WP5の負荷(又は回転数)は小さくなる。
ECU50は、図4のグラフ41〜43に示した、要求流量と流動可変WP5の負荷(又は回転数)との関係を、予めテーブルとしてメモリに記録している。これにより、ECU50は、冷却水の圧力損失を基に、冷却水の流量が要求流量となるように、流動可変WP5を制御することができる。具体的には、まず、ECU50は、先に求めた冷却水の圧力損失に対応する、要求流量と流動可変WP5の負荷(又は回転数)との関係を示すテーブルを決定する。例えば、ECU50は、図4のグラフ41〜43の夫々のグラフを示すテーブルから、当該冷却水の圧力損失に対応するグラフを示すテーブルを決定する。そして、ECU50は、決定されたテーブルを用いて、要求流量を満たすことが可能な流動可変WP5の負荷(又は回転数)を求め、求められた当該負荷(又は回転数)で流動可変WP5を制御する。例えば、ECU50は、冷却水の圧力損失が大きい場合には、図4のグラフ41を示すテーブルを用いて、要求流量に対応する流動可変WP5の負荷を求め、当該負荷で流動可変WP5を制御する。
このようにすることで、ECU50は、サーモスタット4の弁の開閉による冷却水の圧力損失に応じて、要求流量を満たすように冷却水の流量を調整することができる。これにより、例えば、サーモスタット4の弁開度が小さいときでも、冷却水の流量が低下するのを抑えることができる。
以上に述べたように、第1実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置は、サーモスタットにおける冷却水の水温に基づいて、サーモスタットの弁開度を求めるサーモスタット弁開度算出手段と、サーモスタットの弁開度に基づいて、流量可変ウォータポンプを制御する流量可変ウォータポンプ制御手段と、を備える。このようにすることで、第1実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置は、サーモスタットの弁開度による冷却水の流量への影響を考慮した、冷却水の流量の制御を行うことができる。
[第2実施形態]
図5は、本発明の第2実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置が適用された冷却系システム100aの概略構成を示す図である。なお、図5においても、図1と同様、実線矢印が冷却水の流れを示し、破線矢印が信号の入出力を示している。また、太線で表した実線は、冷却水が流れる通路(冷却水通路)を示している。
第2実施形態に係る冷却系システム100aも、第1実施形態に係る冷却系システム100と同様、冷却水を用いてエンジン1の冷却を行うと共に、この冷却水と排気ガスとの間で熱交換を行うことによって排気熱を回収し、エンジン1の暖機やヒータの熱源に利用するシステムである。
図5に示すように、第2実施形態に係る冷却系システム100aでは、第1実施形態に係る冷却系システム100と異なり、水温センサ6は、エンジン1の冷却水の出口に取り付けられている。つまり、サーモスタット4は、エンジン1の冷却水の入口側に取り付けられているのに対し、水温センサ6は、エンジン1の冷却水の出口側に取り付けられている。この場合、水温センサ6によって計測された冷却水の水温は、サーモスタット4における冷却水の水温とは異なっている可能性がある。なぜなら、エンジン1内において、冷却水は、シリンダの暖機又は冷却を行うことで熱を放出又は吸収し、その水温が変化するからである。
そこで、第2実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置では、ECU50は、サーモスタット4の弁開度を求めるために、水温センサ6によって計測された冷却水の水温、即ち、エンジン1の冷却水の出口側の水温を基に、エンジン1の冷却水の入口側の水温、即ち、サーモスタット4における冷却水の水温を求めることとする。以下に具体的に述べる。
まず、ECU50は、エンジン1の排気量V、エンジン回転数Ne、エンジン出力Leを基に、以下の式(1)を用いて、エンジン1の冷却損失Qwを求める。
Figure 0004976908
ここで、定数x、y、a、b、c、dは、エンジン1の特性によって予め決まる値である。なお、エンジン1の冷却損失を求める方法としては、式(1)を用いる方法に限られない。代わりに、例えば、エンジン回転数Neとエンジン出力Leとの関係を示すマップを用いて、エンジン1の冷却損失Qwを求めるとしてもよい。
次に、ECU50は、エンジン1の冷却損失Qw、冷却水の流量Vwを基に、以下の式(2)を用いて、エンジン1の冷却水の出入口の温度差ΔTを求める。なお、冷却水の流量Vwは、流動可変WP5の出力によって決まる値であるため、ECU50は、例えば、流動可変WP5に供給する制御信号S5を基に、冷却水の流量Vwを求める。
Figure 0004976908
ここで、冷却水比熱Cp、冷却水密度ρは、冷却水の性質によって予め決まる値である。
そして、ECU50は、エンジン1の冷却水の出口側の水温Toutを基に、以下の式(3)を用いて、エンジン1の冷却水の入口側の水温Tinを求めることができる。
Figure 0004976908
ECU50は、このようにして求められたエンジン1の冷却水の入口側の水温Tinを、サーモスタット4における冷却水の水温として、図2に示したグラフより、サーモスタットの弁開度を求めることができる。この後、ECU50は、第1実施形態で述べたのと同様の方法を用いることにより、サーモスタット4の弁開度による冷却水の流量への影響を考慮した冷却水の流量の制御を行うことができる。具体的には、ECU50は、求められたサーモスタット4の弁開度を基に、図3に示したグラフを用いて、冷却水の圧力損失を求め、当該冷却水の圧力損失を基に、図4に示したグラフを用いて、要求流量を満たす流動可変WP5の負荷を求め、当該負荷で流動可変WP5の制御を行う。
このように、第2実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置では、エンジンの冷却水の入口側にサーモスタットが取り付けられ、エンジンの冷却水の出口側に水温センサが取り付けられた場合であっても、エンジンの冷却水の出口側における冷却水の水温と、冷却水の流量と、エンジンの冷却損失とに基づいて、エンジンの冷却水の入口側における水温、即ち、サーモスタットにおける冷却水の水温を求めることができる。従って、第2実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置は、第1実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置と同様、サーモスタットにおける冷却水の水温を基に、サーモスタットの開度を求め、求められたサーモスタットの開度を基に、流量可変ウォータポンプを制御することができる。即ち、第2実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置は、第1実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置と同様、要求流量を満たすように冷却水の流量を調整することができる。
次に、第2実施形態に係る流動可変WP5の制御方法について、図6のフローチャートを用いて説明する。図6は、第2実施形態に係る流動可変WP5の制御処理を示すフローチャートである。
ステップS101において、水温センサ6は、エンジン1の冷却水の出口側の水温を計測して、計測された水温に対応する検出信号S6をECU50に供給する。ECU50は、検出信号S6を基に、エンジン1の冷却水の出口側の水温Toutを求める。
ステップS102〜S104において、ECU50は、エンジン1の冷却水の入口側の水温Tinを求める。即ち、先に述べたように、まず、ECU50は、エンジン1の排気量V、エンジン回転数Ne、エンジン出力Leを基に、式(1)を用いて、エンジン1の冷却損失Qwを求める(ステップS102)。次に、ECU50は、エンジン1の冷却損失Qw、冷却水の流量Vwを基に、式(2)を用いて、エンジン1の冷却水の出入口の温度差ΔTを求める(ステップS103)。そして、ECU50は、エンジン1の冷却水の出口側の水温Tout、エンジン1の冷却水の出入口の温度差ΔTを基に、式(3)を用いて、エンジン1の冷却水の入口側の水温Tinを求める(ステップS104)。
つまり、ステップS101からステップS104の過程を経ることで、ECU50は、エンジン1の冷却水の出口側の水温Tout、エンジン1の冷却損失Qw、冷却水の流量Vwを基に、エンジン1の冷却水の入口側の水温Tinを求めることができる。これにより、エンジン1の冷却水の出口側に水温センサ6が取り付けられ、エンジン1の冷却水の入口側にサーモスタット4が取り付けられた場合であっても、ECU50は、サーモスタット4における冷却水の水温を求めることができる。
以下に述べるステップS105〜S107は、第1実施形態に係る流動可変WP5の制御処理と同様である。
ステップS105において、ECU50は、求められたサーモスタット4における冷却水の水温を基に、図2のグラフに示した、サーモスタット4における冷却水の水温とサーモスタット4の弁開度との関係を示すテーブルを用いて、サーモスタット4の弁開度を求める。これにより、ECU50は、冷却水の水温に対応するサーモスタット4の弁開度を求めることができる。
ステップS106において、ECU50は、求められたサーモスタット4の弁開度を基に、図3のグラフに示した、サーモスタット4の弁開度と冷却水の圧力損失との関係を示すテーブルを用いて、冷却水の圧力損失を求める。これにより、ECU50は、サーモスタット4の弁の開閉による冷却水の圧力損失を求めることができる。
ステップS107において、ECU50は、図4のグラフ41〜43に示した、複数の冷却水の圧力損失の夫々に対応する、要求流量と流動可変WP5の負荷(又は回転数)との関係を示すテーブルから、求められた冷却水の圧力損失に対応するテーブルを決定する。そして、ECU50は、決定されたテーブルを用いて、要求流量に対応する流動可変WP5の負荷(又は回転数)を求め、当該負荷(又は回転数)で流動可変WP5を制御する。これにより、ECU50は、サーモスタット4の弁の開閉による冷却水の圧力損失に応じて、要求流量を満たすように冷却水の流量を調整することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置について説明する。上述の各実施形態で述べたように、サーモスタット4の弁開度は、サーモスタット4における冷却水の水温に応じて変化する。しかしながら、サーモスタット4の弁開度は、冷却水の水温が変化すると直ぐに応答して変化するのではなく、冷却水の変化後の水温に対応する開度となるのに一定の応答時間(約20秒間)がかかる。
図7に示すグラフは、冷却水の水温が変化した場合における、時間に対するサーモスタット4の弁開度の変化の様子を示すグラフである。具体的には、図7に示すグラフは、冷却水の水温が上昇した場合において、サーモスタット4の弁開度が、時間の経過に対して大きくなる様子を示すグラフである。図7に示すグラフより分かるように、サーモスタット4の弁開度は、時間の経過に対し、一次遅れ系の関数となっており、十分に時間が経過した後、即ち、応答時間が経過した後、一定の大きさとなる。
そこで、第3実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置では、ECU50は、サーモスタット4における冷却水の水温を基に、サーモスタット4の弁開度を求める際において(図6のフローチャートでいうと、ステップS105)、サーモスタット4の弁開度の応答時間も考慮に入れるものとする。具体的には、ECU50は、図7に示すグラフの関係を用いて、サーモスタット4の弁開度を時間の関数として求めるものとする。このサーモスタット4の弁開度の関数の値は、応答時間が経過した時刻では、図2のグラフを用いて求められたサーモスタット4の弁開度の値となる関数である。
ECU50は、冷却水の水温が変化してから、所定時間が経過する毎に、サーモスタット4の弁開度の関数を基に、当該所定時間が経過した時刻に対応するサーモスタット4の弁開度を求め、求められたサーモスタット4の弁開度を基に、冷却水の圧力損失を求め、要求流量に対応する流動可変WP5の負荷を求める。
以上に述べたように、第3実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置は、サーモスタットにおける冷却水の水温の変化に対するサーモスタットの弁開度の応答時間に基づいて、当該サーモスタットの弁開度を求める。これにより、第3実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置は、サーモスタットの弁が開閉する過渡時の開度に応じて、要求流量を満たすように冷却水の流量を調整することができる。
なお、上述の例では、冷却水の水温が変化に対するサーモスタット4の弁開度の応答時間に基づいて、サーモスタット4の弁開度を求める例を示したが、応答時間を考慮に入れる例としては、これに限られない。これに加えて、流動可変WP5の応答時間や、冷却水の流量が変化したときのエンジン1の冷却水の出入口の温度差ΔTの応答時間を考慮に入れるとしてもよい。
流動可変WP5の応答時間を考慮に入れる例としては、例えば、ECU50は、流動可変WP5の応答時間(約0.5秒)に基づいて、流動可変WP5の制御のタイミングを決めるとすることができる。これにより、ECU50は、より正確に要求流量を満たすように冷却水の流量を調整することができる。また、エンジン1の冷却水の出入口の温度差ΔTの応答時間を考慮に入れる例としては、例えば、ECU50は、冷却水の流量が変化したときのエンジン1の冷却水の出入口の温度差ΔTの応答時間(約2秒)に基づいて、エンジン1の冷却水の入口側の水温Tinを時間の関数として求めるとすることができる。これにより、ECU50は、サーモスタット4の弁が開閉する過渡時における開度をより正確に求めることができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置について説明する。上述の各実施形態では、ECU50は、サーモスタット4の弁開度を基に、冷却水の圧力損失を求めるとしているが、冷却水の圧力損失の求め方としては、これに限られない。ECU50は、サーモスタット4の弁開度を基にする代わりに、流動可変WP5の運転状態を基に、例えば、流動可変WP5に指示する負荷と流動可変WP5の消費電力との関係、流動可変WP5に指示する負荷と流動可変WP5の回転数との関係、流動可変WP5に指示する回転数と流動可変WP5の消費電力との関係のうちから、いずれか一つの関係を基に、マップなどを用いて冷却水の圧力損失を求めるとすることもできる。ECU50は、このようにして求められた冷却水の圧力損失を基に、例えば、図5に示したグラフを用いて、要求流量に対応する流動可変WP5の負荷を求め、当該負荷で流動可変WP5を制御しても、要求流量を満たすように冷却水の流量を調整することができる。
この流動可変WP5の運転状態を基にした冷却水の圧力損失は、サーモスタット4の弁開度に基づいて求められるものではない。そこで、第4実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置では、ECU50は、この流動可変WP5の運転状態を基にした冷却水の圧力損失と、サーモスタット4における冷却水の水温と、に基づいて、サーモスタット4の動作を確認することとする。従って、ECU50は、本発明におけるサーモスタット動作確認手段としても機能する。なお、以下の例では、説明のため、水温センサ6は、サーモスタット4の付近に取り付けられているとする。
サーモスタット4の動作を確認する方法について具体的に述べる。ECU50は、水温センサ6によって計測されたサーモスタット4における冷却水の水温を基に、図2に示したグラフより、サーモスタット4の弁開度を推定し、推定されたサーモスタット4の弁開度を基に、図3に示したグラフより、冷却水の圧力損失を求める。このようにして、推定されたサーモスタット4の弁開度を基にした冷却水の圧力損失が求められる。そして、ECU50は、流動可変WP5の運転状態を基にした冷却水の圧力損失と、推定されたサーモスタット4の弁開度を基にした冷却水の圧力損失と、を比較する。例えば、推定されたサーモスタット4の弁開度を基にした冷却水の圧力損失が、サーモスタット4の弁開度が十分に開になっていると考えられる圧力損失となっているのにもかかわらず、流動可変WP5の運転状態を基にした冷却水の圧力損失が、サーモスタット4の弁開度が閉となっているときの圧力損失となっている場合には、ECU50は、サーモスタット4が故障して、冷却水の温度が高くても弁が開かない状態になっていると判定することができる。このようにして、ECU50は、サーモスタット4が正常に動作しているか否かを確認することができ、サーモスタット4のダイアグの精度を向上させることができる。
また、ECU50は、流動可変WP5の運転状態を基にした冷却水の圧力損失と、サーモスタット4における冷却水の水温と、に基づいて、水温センサ6の動作を確認することができる。従って、ECU50は、水温センサ動作確認手段としても機能する。以下では、水温センサ6の動作を確認する方法について具体的に述べる。
ECU50は、流動可変WP5の運転状態を基にした冷却水の圧力損失を基に、図3に示したグラフより、サーモスタット4の弁開度を求め、求められたサーモスタット4の弁開度を基に、図2に示したグラフより、サーモスタット4における冷却水の水温を求める。ECU50は、この冷却水の圧力損失を基にした冷却水の温度と、水温センサ6によって計測された冷却水の温度と、を比較することにより、水温センサ6が正常に動作しているか否かを判定することができる。例えば、冷却水の圧力損失を基にした冷却水の温度によれば、サーモスタット4が開となる十分に高い水温となっているのもかかわらず、水温センサ6によって計測された冷却水の温度が低い場合には、ECU50は、水温センサ6が故障していると判定することができる。このようにして、ECU50は、水温センサ6が正常に動作しているか否かを確認することができ、水温センサ6のダイアグの精度を向上させることができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置について説明する。冷却水は、一般的にはエチレングリコールなどの化学物質を有しているため、その水温が低くなればなるほど、粘性が大きくなり、その水温が高くなればなるほど、粘性は小さくなる性質を有する。
第2実施形態で述べた冷却水比熱Cpは、このエチレングリコールなどの化学物質の冷却水に占める割合、いわゆるLLC濃度によって変化する。具体的には、LLC濃度が上がると、冷却水比熱Cpは低下し、LLC濃度が下がると、冷却水比熱Cpは上昇する。そこで、第5実施形態に係る流量可変ウォータポンプの制御装置では、ECU50は、流動可変WP5の運転状態を基にした冷却水の圧力損失と、水温センサ6により計測された冷却水の水温と、を基に、マップなどを用いてLLC濃度を求めることとする。ECU50は、求められたLLC濃度を基に、冷却水比熱Cpを変更する。このようにすることで、ECU50は、冷却水比熱Cpの精度を向上させることができ、エンジン1の冷却損失Qwの計算精度を向上させることができる。
第1実施形態に係る冷却系システムの概略構成を示す図である。 冷却水の水温とサーモスタットの弁開度との関係を示すグラフである。 サーモスタットの弁開度と冷却水の圧力損失の関係を示すグラフである。 要求流量と流動可変WPの負荷(又は回転数)との関係を示すグラフである。 第2実施形態に係る冷却系システムの概略構成を示す図である。 第2実施形態に係る流動可変WPの制御処理を示すフローチャートである。 時間に対するサーモスタット4の弁開度の変化の様子を示すグラフである。
符号の説明
1 エンジン(内燃機関)
2 排気熱回収器
3 ラジエータ
4 サーモスタット
5 流動可変WP
6 水温センサ
7 冷却水通路
50 ECU
100、100a 冷却系システム

Claims (6)

  1. エンジンにおける冷却水を、サーモスタットを介して循環させる流量可変ウォータポンプの制御装置であって、
    前記サーモスタットにおける前記冷却水の水温に基づいて、前記サーモスタットの弁開度を求めるサーモスタット弁開度算出手段と、
    前記サーモスタットの弁開度に基づいて、前記流量可変ウォータポンプを制御する流量可変ウォータポンプ制御手段と、を備え
    前記流量可変ウォータポンプ制御手段は、前記サーモスタットの弁開度が大きい場合、前記サーモスタットの弁開度が小さい場合に比して、循環させる冷却水の流量が小さくなるように前記流量可変ウォータポンプを制御することを特徴とする流量可変ウォータポンプの制御装置。
  2. 前記サーモスタット弁開度算出手段は、前記サーモスタットが前記エンジンの前記冷却水の入口側に備えられている場合において、前記エンジンの前記冷却水の出口側における前記冷却水の水温と、前記冷却水の流量と、前記エンジンの冷却損失と、に基づいて、前記サーモスタットにおける前記冷却水の水温を求めることを特徴とする請求項1に記載の流量可変ウォータポンプの制御装置。
  3. 前記サーモスタット弁開度算出手段は、前記サーモスタットの弁開度の応答時間に基づいて、前記サーモスタットの弁開度を求めることを特徴とする請求項1又は2に記載の流量可変ウォータポンプの制御装置。
  4. 前記流量可変ウォータポンプの運転状態に基づいて、前記冷却水の圧力損失を求める圧力損失算出手段と、
    前記冷却水の圧力損失と、前記サーモスタットにおける前記冷却水の水温と、に基づいて、前記サーモスタットの動作を確認するサーモスタット動作確認手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の流量可変ウォータポンプの制御装置。
  5. 前記冷却水の水温を計測する水温センサと、
    前記流量可変ウォータポンプの運転状態に基づいて、前記冷却水の圧力損失を求める圧力損失算出手段と、
    前記冷却水の圧力損失と、前記水温センサによって計測された前記冷却水の水温と、に基づいて、前記水温センサの動作を確認する水温センサ動作確認手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の流量可変ウォータポンプの制御装置。
  6. 前記流量可変ウォータポンプの運転状態に基づいて、前記冷却水の圧力損失を求める圧力損失算出手段と、
    前記冷却水の圧力損失と、前記冷却水の水温と、に基づいて、前記冷却水の比熱を算出する冷却水比熱算出手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の流量可変ウォータポンプの制御装置。
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