JP6065572B2 - 燃料電池の冷却システム - Google Patents
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Description
本発明の一形態は、ラジエータを経由する冷却液がサーモスタットバルブおよび流量調整機構を介して燃料電池に循環供給される燃料電池の冷却システムである。この冷却システムは、前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度の最初の上昇過程においては、最初の前記サーモスタットバルブの開弁に伴って、前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度の微分値が予め定めた第1の判定値未満に変化した時に、その時点における前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度を用いて開弁開始直前温度が求められるとともに、前記微分値が前記第1の判定値未満に変化した時から、その後、前記微分値が予め定めた第2の判定値未満の正の値に収束するまでの時間が流量制限継続時間として求められる。そして、その後に発生する前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度の上昇過程において、前記冷却液の温度が前記開弁開始直前温度を超えた温度に達するタイミングから前記流量制限継続時間が経過するまで、前記流量調整機構によって、前記燃料電池へ供給される前記冷却液の流量は、前記サーモスタットバルブの開弁前に供給されていた流量よりも少ない流量に制限される。
この形態の燃料電池の冷却システムによれば、サーモスタットバルブが開弁して、ラジエータで冷却された温度の低い冷却液がサーモスタットバルブから流出しても、燃料電池へ供給される冷却液の流量を制限することにより、燃料電池に供給される冷却液の急激な温度変動を抑制可能である。これにより、燃料電池を構成する部材の劣化や燃料電池の発電性能の低下を抑制可能である。また、冷却液の流量の制限のみにより実行されるので、製品ばらつき、経年変化、応答特性等の課題で説明したサーモスタットバルブ自体の問題に関わらず冷却液の急激な温度変動を抑制可能である。
また、本発明の他の一形態は、ラジエータを経由する冷却液がサーモスタットバルブおよび流量調整機構を介して燃料電池に循環供給される燃料電池の冷却システムである。この冷却システムは、前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度が暖機完了温度以下の場合には、前記燃料電池へ供給される前記冷却液の流量は、前記冷却液の温度に応じて設定される暖機時冷却水流量となるように前記流量調整機構によって制御される。前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度が前記暖機完了温度を超える場合には、前記燃料電池へ供給される前記冷却液の流量は、前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度の微分値に基づいて決定される補正量の変化に応じて前記流量調整機構が制御されることによって調整される。
この形態の燃料電池の冷却システムによれば、サーモスタットバルブから流出する冷却液の温度が暖機完了温度以下の場合には、燃料電池へ供給される冷却液の流量を、冷却液の温度に応じて設定される暖機時冷却水流量となるように制御することができ、サーモスタットバルブから流出する冷却液の温度が暖機完了温度を超える場合には、燃料電池へ供給される冷却液の流量を、サーモスタットバルブから流出する冷却液の温度の微分値に基づいて決定される補正量の変化に応じて制御することができる。
その他、本発明は、以下の形態としても実現することが可能である。
A1.冷却システムの構成:
図1は、本発明の第1実施形態としての燃料電池の冷却システムの概略構成を示す説明図である。図1(A)に示すように、冷却システム100には、燃料電池を冷却する冷却液としての水(以下、「冷却水」と呼ぶ)を、ラジエータ50を介して燃料電池スタック(以下、「FCスタック」とも呼ぶ)10に循環供給する循環流路LCと、ラジエータ50をバイパスしてFCスタック10に循環供給するバイパス循環流路LBと、が設けられている。なお、ラジエータを介した冷却水とラジエータを介さない冷却水とを特に区別する場合には、ラジエータを介した冷却水を「冷却化水」とも呼び、ラジエータを介さない冷却水を「非冷却化水」とも呼ぶ。なお、冷却水としては、通常、不凍液が添加された水が用いられる。
図2は、サーモスタットバルブの開弁時における冷却水の流量制限の基本概念について示す説明図である。なお、図2は、暖機運転の過程の中でサーモスタットバルブ40の弁が開くものとして示している。また、図2の上段は比較例として冷却水の流量の制限がない場合を示し、図2の下段は基本概念としての冷却水の流量の制限がある場合を示している。
以下では、上記冷却水の流量制限の基本概念に基づいた具体的な動作例について説明する。図3は、サーモスタットバルブの開弁時における冷却水の流量制限処理のフローチャートである。この流量制限処理は、FCCユニット70によって、燃料電池システムの起動から終了までの間、あらかじめ定めた実行間隔tm、例えば、tm=100[ms]、で繰り返し実行される。なお、この間隔は、冷却水の温度変動の検出精度や、処理を実行するFCCユニット70にかかる負荷等を考慮して設定される。
B1.冷却システムの構成:
図10は、本発明の第2実施形態としての燃料電池の冷却システムの概略構成を示す説明図である。第2実施形態の冷却システム100Bは、第1実施形態の冷却システム100(図1参照)の構成に加えて、ラジエータ50の出口50b近傍にラジエータ50からの冷却水(冷却化水)の温度を検出する温度センサ80が設けられている点、および、FCCユニット70による冷却水の流量制限処理が異なっている点、を除いて冷却システム100と同じである。また、流量制限の基本概念も第1実施形態で説明したものと同じである。そこで、以下では、冷却システム100Bの構成についての説明は省略し、冷却水の流量制限の具体的な動作について説明を加える。
図11および図12は、冷却水の流量制限処理のフローチャートである。この流量制限処理も、第1実施形態の場合と同様に、FCCユニット70によって、燃料電池システムの起動から終了までの間、あらかじめ定めた実行間隔tm(例えば、100ms)で繰り返し実行される。
10a…入口
10b…出口
20…循環ポンプ
20a…入口
20b…出口
30…温度センサ
40…サーモスタットバルブ
40a…入口
40b…入口
40c…出口
42…弁
50…ラジエータ
50a…入口
50b…出口
80…温度センサ
100…冷却システム
100B…冷却システム
L1…流路
L2…流路
L3…流路
L4…流路
L5…流路
L6…流路
LB…バイパス循環流路
LC…循環流路
Claims (2)
- ラジエータを経由する冷却液がサーモスタットバルブおよび流量調整機構を介して燃料電池に循環供給される燃料電池の冷却システムであって、
前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度の最初の上昇過程においては、最初の前記サーモスタットバルブの開弁に伴って、前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度の微分値が予め定めた第1の判定値未満に変化した時に、その時点における前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度を用いて開弁開始直前温度が求められるとともに、前記微分値が前記第1の判定値未満に変化した時から、その後、前記微分値が予め定めた第2の判定値未満の正の値に収束するまでの時間が流量制限継続時間として求められ、
その後に発生する前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度の上昇過程において、前記冷却液の温度が前記開弁開始直前温度を超えた温度に達するタイミングから前記流量制限継続時間が経過するまで、前記流量調整機構によって、前記燃料電池へ供給される前記冷却液の流量は、前記サーモスタットバルブの開弁前に供給されていた流量よりも少ない流量に制限される
ことを特徴とする燃料電池の冷却システム。 - ラジエータを経由する冷却液がサーモスタットバルブおよび流量調整機構を介して燃料電池に循環供給される燃料電池の冷却システムであって、
前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度が暖機完了温度以下の場合には、前記燃料電池へ供給される前記冷却液の流量は、前記冷却液の温度に応じて設定される暖機時冷却水流量となるように前記流量調整機構によって制御され、
前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度が前記暖機完了温度を超える場合には、前記燃料電池へ供給される前記冷却液の流量は、前記サーモスタットバルブから流出する前記冷却液の温度の微分値に基づいて決定される補正量の変化に応じて前記流量調整機構が制御されることによって調整される
ことを特徴とする燃料電池の冷却システム。
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